JPH0475335B2 - - Google Patents

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JPH0475335B2
JPH0475335B2 JP59145015A JP14501584A JPH0475335B2 JP H0475335 B2 JPH0475335 B2 JP H0475335B2 JP 59145015 A JP59145015 A JP 59145015A JP 14501584 A JP14501584 A JP 14501584A JP H0475335 B2 JPH0475335 B2 JP H0475335B2
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panel
piece
decorative surface
groove
decorative
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築、構築物の内、外装の横張り壁体
を形成するのに有用な金属パネル(以下、単にパ
ネルという)に関するものである。
従来から使用されているこの種パネルにおいて
最大の欠点は化粧面が山状になり、これを用いて
形成した壁体は連続した山のような外観となるこ
とであつた。換言すれば、パネルの化粧面が山状
になると美観性に劣るばかりでなく、施工しにく
く、かつ、連結部の防水性に欠けると共に、離脱
する等の不利があつた。また、この種パネルは引
掛け構造が多く、施工上の関係で目地幅は不均一
となる欠点があつた。さらに、この種パネルは化
粧面が設計上、平坦(エンボス加工も含む)であ
り、かつ、単なる段差。凹凸にすぎず、立体感に
欠けると友に、働き幅が少ないため、施工性に欠
ける不利があつた。その他、この種パネルにおい
ては、落とし込み型の連結構造としたパネルも知
られているが、立体感、防水性、断熱性、施工
性、経済性に欠ける不利があつた。
本発明はこのような欠点を除去するため、化粧
面部を段差状に形成し、かつ、その段差を強化す
る空隙を有する窪部を段差部分に設け、区分線を
より明確化し、しかもパネルを連結した際に形成
される雄、雌連結部に目地部の外観を化粧面部の
段差外観に酷似した構造とし、パネルの施工が容
易で一人で、かつ、熟練を要さずに容易に行なう
ことができ。しかも均一な横目地幅となり、その
上に化粧面の変形もなく、かつ、防水性、立体化
を大幅に助長したパネルを提案するものである。
以下に、図面を用いて本発明に係るパネルにつ
いて説明する。すなわち、上記パネルは第1図
に示すように、例えば、表面処理鋼板、鋼板に亜
鉛・ニツケル合金をメツキした鋼板、アルミ・亜
鉛合金メツキ鋼板(商品名ガルフアン、ガルバリ
ユウム鋼板、スーパージンク)、アルミニウム板、
アルミニウム合金板、銅板等の1種からなる金属
板(平板、エンボス加工板も含む)をロール、ま
たはプレスで成形したり、あるいは押出し成形な
どの方法により形成したものである。さらに説明
すると、パネルは長尺状の化粧面部と雄型連
結部と雌型連結部17と樋状部23とから構成
したものである。すなわち、化粧面部は長尺状
の板材の表面の任意位置(図では中央)に表面の
長手方向と平行に図示するように少なくとも1段
を形成いた段差片3とその下端を内方へ、次に外
方へ折り返して、例えば深さ2〜10mm位の窪部4
とから形成した段差部5と段差片3によつて区分
した複数個の長尺状の傾斜化粧片6,6a(以下、
単に化粧片という)と化粧片6aの上端縁に形成
した空隙5aとから構成したものである。なお、
空隙5aの大きさはパネルの折り曲げ時に生ず
る間〓の大きさ、あるいは任意に形成したもので
あり、段差片3の下端と化粧片6a間をより明確
に区分することによつて、化粧面部の立体感を
助長すると友に、強度をも補強するものである。
上記化粧面部は主にパネルの表面を階段状に
形成して立体感を助長すると共に、強度を向上す
るのに役立つものである。特に、窪部4は段差部
5に区分線を明確に形成し、段差片3を視覚的に
より大きく、かつ、明確に見せるのに有効なもの
である。また、雄型連結部は化粧面部の上端
となる端縁を長手方向と平行に窪ませて雨返しと
毛細管現象の阻止を図る溝部8とその先端に形成
した補強リブ9(図ではパイプ状)とから形成し
た差込縁10と差込縁10を上縁とする係合溝1
1と係合溝11の下縁12を外方へ突出した延長
部13とから構成したものである。さらに説明す
ると、延長部13は釘打設片14とその先端を内
方へL字状に長手方向と平行に屈曲した補強兼嵩
上げ片15とその先端を内方へ屈曲した舌片16
とから形成したものである。雌型連結部17は化
粧面部の下端を内方へ屈曲した段差片18とそ
の下縁を内方へ屈曲した上縁19とその先端を外
方へ折り曲げて下縁20を形成して前記差込縁1
0を嵌合する嵌合溝21と下縁20の先端を内方
へ屈曲した舌片22とから形成したものであり、
下縁20は係合溝11に挿入し、より係合力を強
化するのに役立つものである。なお、パネル
各部の寸法、角度は次のように設定したものであ
る。化粧片6,6aの垂直線イに対する角度θ1
θ2はθ1=θ2、またはθ1≒θ2、あるいは幾分異なる
θ1〓θ2、段差片3,18の垂直線イに対する角度
θ3,θ4はθ3=θ4、あるいはθ3≒θ4で、段差片18
と上縁19間の角度θ5、および嵌合溝21の角度
θ6は差込縁10の角度に応じて定まるものであ
る。また、段差片3,18の高さh1,h2は同一
か、ほぼ同一であり、段差部5の頂点5bから水
平線ロまでの高さをh3、段差片18の上端から水
平線ロまでの高さをh4、垂直片15aの高さをh5
とすると、h3>h4>h5でh3=h4+h5か、それに近
い高さである。これはパネルを第2図に示すよ
うに躯体αに施工した際に段差部5、パネル
の横目地部の躯体αからの高さHを同一か、ほぼ
同一とするためである。さらに、窪部4の空隙5
aの高さΔh1は任意であるが、第2図に示すよう
にパネル間の目地部における空隙Δh2とほぼ同
一とすることにより、壁全体が同じ段差部5によ
つて構成されているような外観とするためΔh1
Δh2か、Δh1≒Δh2としたものである。
次に施工例につき説明する。
いま、第1図に示すようなパネルを第2図に
示すように横張りして外壁を構成すると仮定す
る。なお、パネルは0.27mmのカラー鋼板を成形
したものである。そこで、主柱、間柱、防水シー
ト等からなる壁下地(図では防水シートを使用し
ない場合の壁下地を示す)αに第n段目/の釘
打設片14を釘βを介して固定する。次に第n+
1段目のパネルの雌型連結部17の嵌合溝21
をパネルの雄型連結部の差込縁10に嵌挿
し、第2図のような目地部を形成するものであ
る。すなわち、横目地部はパネルの段差部5と
同じ外観となるように形成したものである。換言
すると、パネルの雌型連結部17と化粧片6の
上端部とが接触し、そこに僅かの間〓Δh2を形成
してパネルの段差部5に酷似した外観を形成す
るようにしたものである。また、外壁全体を形成
するには、上記したような工程を土台から桁に向
かつて行えばよいものである。なお、土台部分に
はスタータ(図示せず)、壁の縦目地、出、入隅
等の部分(図示せず)にはコーキング材、役物を
用いる必要がある。
以上、説明したのは、本発明に係るパネル
一実施例にすぎず、第3図a〜i〜第8図a〜e
に示すように形成することもできる。すなわち、
第3図a〜i〜第8図a〜eはパネルのその他
の実施例である。さらに説明すると、第3図a〜
i〜第8図a〜eはパネルの各部分のその他の
実施例を示すものである。なお、パネルの肉厚
は第7図、第8図を除き省略して示す。すなわ
ち、第3図a〜iは延長部13のその他の実施例
を示す略図であり、a図は補強兼嵩上げ片15の
舌片を形成しない延長部13,b,c図は釘打設
片14の先端、あるいはその途中に化粧面部
長手方向と平行に突条13aを形成し、より係合
力、防水性を強化した延長部13,d〜r図は補
強兼嵩上げ片15をL字条断面とせずに、垂直片
15aのみで形成した延長部13,g図は補強嵩
上げ片15を逆L字状断面とし、必要に応じて釘
打設部としても機能する延長部13,h図は釘打
設片14を角度θ7で傾斜し、雌型連結部17の挿
入を容易にした延長部13,i図は補強兼嵩上げ
片15の垂直片15aを除去した延長部13であ
る。なお、e図はその下端に舌片15bを、f図
は垂直片15aの高さh6を例えばh5/2に形成し
た延長部13ある。また、第4図a〜cは雄型連
結部、溝部8、係合溝11のその他の実施例で
あり、a図は釘打設片14に対し係合溝11の上
縁11aを角度θ6となるように形成した係合溝1
1,b図は上記の上縁11aをほぼ水平にした係
合溝11,c図は溝部8の底面8aと上縁11a
とを平行になるように形成した溝部8である。さ
らに、第5図a〜hは段差部5のその他の実施例
を示し、a,b図は段差片3の下端と窪部4の上
縁4aによつて形成される角部、あるいは化粧片
6aと段差片3の上端によつて形成される角部に
段差強化用の面取り面5cを形成した段差部5,
c図は角度θ9を鈍角とした段差部5,d〜f図は
窪部4を図示のように形成した段差部5,g,h
図は空隙5aの断面を図のように形成した段差部
5である。また、第6図a〜hは雌型連結部17
のその他の実施例を示し、a図は上縁19の途中
に長手方向と平行に形成した溝19a、あるいは
図示しないがリブを形成し、防水、係合力の強化
を図る雌型連結部17、b図は下縁20にa図と
同じような溝20aを形成した雌型連結部17
c,d図は嵌合溝21の最奥部を図示するように
形成し、毛細管現象を阻止する雌型連結部17
e,f図は段差片18の下端と上縁19によつて
形成される角部を図示するように形成し、防水
性、段差の強化を図る雌型連結部17,g図は上
縁19を角度θ10のように傾斜させ、より防水性
を強化する雌型連結部17,h図は舌片22を外
方へ屈曲した雌型連結部17である。勿論、舌片
22は必要に応じて内側方へ長く形成しうるもの
である。さらに、第7図a,bは化粧面部にリ
ブ2a,2cを形成したパネルであり、a図は
段差片3、図示しない18に垂直リブ2a、ある
いは1点鎖線で示すように化粧片6,6aに2b
を形成したパネル,b図は化粧片6と段差片
3、化粧片6aと段差片18(図示せず)に図示
するようなリブ2cを設け、外観を平瓦状に形成
したパネルである。また、第8図aはパネル
の段差部5を3段形成したパネル,b図は補強
兼嵩上げ片を釘打設片14とその先端を外方へ屈
曲した舌片を設けたパネル,c図はパネル
押出し成形したパネル,d図は係合溝11、嵌
合溝21の少なくとも1箇所にコーキング材Aを
充填したパネル,e図は段差片3,18を内方
へ角度θ11で傾斜し、水切れをよくし、かつ、陰
影を大きくすることにより立体感を助長したパネ
である。勿論、第3図〜第8図を各々、組み
合わせたパネルとすることもできる。
上述したように本発明に係る金属パネルによれ
ば、化粧面部に少なくとも1段の段差部を形成
したため、強度が十分に補強されて化粧面が山状
になつたりすることがない。段差部に空隙を有
する窪部を設けたため、化粧片間の段差が従前よ
りはるかに大きく助長され、化粧面部全体が立体
感に富む外観となる。雄、雌型連結部を前記し
た落とし込み構造に形成したため、一人でも十分
に施工でき、かつ、目地幅(横)を一定に形成す
ることができ、しかも防水性にすぐれる。金属
パネル間の連結に熟練を要さず、きわめて高能率
で施工できる。金属パネルで壁を形成した際は
段差部と横目地部の外観が少なくとも殆ど同じく
なるため、美しい外観で、かつ、立体感に富む壁
を形成できる。金属パネルを広幅としたため施
工性に富み、しかも素材幅を有効に利用できるの
で経済性にすぐれる。段差部に窪部を形成した
ため、目地部と段差部が同じように見え、意匠性
が向上する。差込縁に溝部を形成したため、連
結部の毛細管現象を防止して、防水性を向上す
る。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る金属パネルの一実施例を
示す斜視図、第2図は上記パネルを用いて形成し
た外壁の縦断面の一部を示す説明図、第3図a〜
i、第4図a〜c、第5図a〜h、第6図a〜
h、第7図a,b、第8図a〜eは本発明に係る
金属パネルのその他の実施例を示す説明図であ
る。 ……金属パネル、……化粧面部、3……段
差片、4……窪部、5……段差部、6,6a……
傾斜化粧片、……雄型連結部、8……溝部、9
……補強リブ、10……差込縁、11……係合
溝、12……下縁、13……延長部、14……釘
打設片、15……補強兼上げ片、16……舌片、
17……雌型連結部、18……段差片、19……
上縁、20……下縁、21……嵌合溝、22……
舌片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長尺状の板材表面に該表面の長手方向と平行
    に段差を形成した段差片3と該段差片3の下端を
    内方へ、次に外方へ折り返して折り返し間〓を形
    成した窪部4を有する段差部5を少なくとも1段
    配設して前記表面を階段状に形成した化粧面部
    のと、該化粧面部の一端となる端縁を長手方向
    と平行に窪ませた溝部8を設けた差込縁10と該
    差込縁10の先端を内方に断面略U字状に屈曲し
    て形成した係合溝11と該係合溝11の下縁12
    を外方へ突出した延長部13とを設けて化粧面部
    2と略平行に形成した雄型連結部と、前記化粧
    面部の他端を内方へ断面略U字状で屈曲して前
    記差込縁10と嵌合する嵌合溝21とを設けて化
    粧面部と略平行に形成した雌型連結部17とか
    ら形成したことを特徴とする金属パネル。
JP14501584A 1984-07-11 1984-07-11 金属パネル Granted JPS6121260A (ja)

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