JPH0473788A - 電子写真複写機用クリーニング・ブレードの製造方法 - Google Patents

電子写真複写機用クリーニング・ブレードの製造方法

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JPH0473788A
JPH0473788A JP40789190A JP40789190A JPH0473788A JP H0473788 A JPH0473788 A JP H0473788A JP 40789190 A JP40789190 A JP 40789190A JP 40789190 A JP40789190 A JP 40789190A JP H0473788 A JPH0473788 A JP H0473788A
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JP
Japan
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blade
cleaning blade
lubricating substance
polyurethane
elastic member
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JP40789190A
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English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
稔 田中
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、電子写真複写機用クリーニング・ブレードの
製造方法に関し、詳しく層されてなる電子写真複写機用
クリーニング・ブレードの製造方法に関する。 [0002]
【従来の技術】
普通紙を記録紙として用いる静電式電子写真複写機によ
れば、一般に、感光体の表面に放電により静電荷を与え
、その上に画像を露光して静電潜像を形成し、次に、逆
極性を帯びたトナーを静電潜像に付着させて現像し、そ
のトナー像を記録紙に転写し、最後に、トナー像が転写
された記録紙を加熱し、トナーを記録紙上に定着させる
ことによって複写を行なう。従って、複数枚の記録紙に
順次複写を行なうためには、上記工程において、感光体
より記録紙にトナー像を転写した後、感光体の表面に一
部残留するトナーを除去する必要があり、その除去方式
の一つとして、ブレードと呼ばれる弾性部材を感光体表
面に圧接し、感光体を摺擦してクリーニングするブレー
ド・クリーニング方式が知られている。このブレード・
クリーニング方式のためのブレードには、特に、耐摩耗
性等の機械的強度がすぐれていることから、ポリウレタ
ンエラストマーからなる成形物が好ましく用いられてい
る。 [0003] このように、ブレード・クリーニング方式においては、
ブレードを感光体の表面に圧接するために、感光体表面
との摩擦によって、ブレードの先端、所謂エツジが不均
一に摩耗する。詩に、感光体とブレードとの間の摩擦が
大きいとき、ブレードの摩耗が急速に起こって、クリー
ニング効果が低下し、複写画像の品質が著しく損なわれ
ることとなる。 [0004] そこで、従来、このような問題を解決するために、例え
ば、特開昭58−203480号公報に記載されている
ように、種々の方策が提案されているが、特にブレード
を多層構造とするものが多く提案されている。 例えば、上記公報にも、ポリウレタンのような弾性部材
からなる層と、シリコンオイル、シランカップリング剤
、二硫化モリブデン、フッ素樹脂、タルク等の潤滑性物
質をポリウレタンに含有させてなるブレード部材とを接
着積層し、二層構造としたクリーニング・ブレードや、
エツジ部分のみに上記潤滑性物質を含有するブレード部
材を接着複合したクリーニング・ブレードが提案されて
いる。ブレード部材自体は、遠心成形法にて製造される
。 [0005] 同様に、特開昭57−64278号公報には、ポリウレ
タンのような弾性部材からなる層に、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、フッ素樹脂等の潤滑性樹脂からなるブレ
ード部材を接着積層し、或いはエツジ部分のみに上記ブ
レード部材を接着複合してクリーニング・ブレードが提
案されている。 しかし、容易に理解されるように、一般に、潤滑性物質
は、接着を阻害する傾向が強く、従って、上記のように
潤滑性物質を含むブレード部材又は潤滑性物質自体から
なるブレード部材をポリウレタンに接着することは容易
ではなく、ポリウレタンとブレード部材との間に強固な
接着を得ることができない。 [0006]
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のクリーニング・ブレードの製造におけ
る上記したような問題を解決するためになされたもので
あって、潤滑性物質を含有するポリウレタンからなるブ
レード部材がそのような潤滑性物質を含有しないポリウ
レタンからなる弾性部材に強固に接着されてなるクリー
ニング・ブレードの製造方法を提供することを目的とす
る。 [0007]
【課題を解決するための手段】
本発明は、潤滑性物質を含有するブレード部材とそれを
支持するための弾性部材であって、潤滑性物質を含有し
ない弾性部材とからなる電子写真複写機用クリーニング
・ブレードの製造方法において、潤滑性物質を含有しな
いポリウレタンを成形し、半硬化状態の弾性部材を形成
し、次いで、同じ成形空間において、潤滑性物質を含有
するポリウレタンを成形し、硬化させて、ブレード部材
を形成しかくして、ブレード部材と弾性部材とを一体化
することを特徴とする。 [0008] 本発明の方法において、潤滑性物質としては、シランカ
ップリング剤、シリコンオイル等が好適に用いられる。 特に、シランカップリング剤のなかでは、γメルリプト
プロピルトリメトキシシランが好ましく用いられ、また
、シリコンオイルとしては、ジメチルポリシロキサン(
例えば、トーレ・シリコーン株式会社ウレタンプレポリ
マー100重量部に対して、0.5〜5重量部の範囲で
用いられる。 [0009] ブレード部材及び弾性部材として用いるポリウレタンは
、特に限定されるものではないが、ポリエチレングリコ
ール、ポリヘキサンネオペンチルグリコール、ポリブチ
レングリコール、ポリジエチレングリコール等の縮合型
エステルポリオール、ε−カプロラクトン、メチルδバ
レロラクトン、プロピレングリコール等の開環重合によ
って得られるラクトンエステルポリオール、ポリテトラ
メチレングリコール、プロピレングリコール等のエーテ
ル型ポリオールをポリオール成分とし、4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(MDI)   )リレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、3
,3′−ジメチルジフェニルジイソシアネート、p−フ
ェニレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソ
シアネート等の芳香族ジイソシアネート、水素化MDI
、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソ
シアネート等の脂肪族ジイソシアネートをイソシアネー
ト成分とするポリウレタンが好ましく用いられる。 [0010] クリーニング・ブレードの製造方法としては、一般に、
遠心成形法と注型成形法とが知られている。本発明によ
るクリーニング・ブレードは、注型法にても製造するこ
とができるが、好ましくは遠心成形法によって製造され
る。 遠心成形法によるときは、ウレタンプレポリマーを脱泡
した後、これに架橋剤を加え、攪拌混合して、ウレタン
プレポリマー中に分散又は溶解させ、これを成形機に注
入し、成形ドラムを加熱下、回転させ、潤滑性物質を含
有しない支持部材を半硬化状態に形成する。次いで、同
じ成形機中に潤滑性物質を含有するウレタンプレポリマ
ーを架橋剤と共に注入し、先の半硬化状態のポリウレタ
ンと共に一体に硬化させることによって、潤滑性物質を
含有するブレード部材が支持部材と強固に接着されてな
る本発明によるクリーニング・ブレードを得ることがで
きる。
【001月 更に、本発明によれば、このようにして得られるポリウ
レタン成形物は、環状物であって、遠心成形されたブレ
ード部材の空気露出面は、極めて平滑である。 そこで、この環状物を軸方向に裁断して、所定の幅を有
する複数の成形物を得、更に、その長さを適宜に定めて
裁断すれば、上記空気露出面と裁断面とによって形成さ
れる直線性の極めて高い稜線をエツジとするクリーニン
グ・ブレードを得ることができる。 [0012] 【発明の効果】 本発明の方法によれば、先ず、潤滑性物質を含有しない
ポリウレタンを成形し半硬化状態とし、次いで、同じ成
形空間において、潤滑性物質を含有するポリウレタンを
成形し、硬化させて、クリーニング・ブレードを得るの
で、潤滑性物質を含有するブレード部材とそれを支持す
る弾性部材とが一体化されていて、その間に極めて強固
な接着を達成することができる。 [0013] 潤滑性物質を含有するポリウレタンブレード部材を成形
し、これとは別に、潤滑性性物質を含有しないポリウレ
タン弾性部材を成形し、これらを接着剤にて相互に接着
積層すれば、接着剤にもよるが、層間初期90’接着力
は、通常、3〜5Kg/cm2の範囲であり、層間剥離
が起こりやすい。しかも、経時的には、潤滑性物質のブ
リーディングのために、接着力が更に低下する。 [0014] これに対して、本発明の方法によれば、潤滑性物質を含
有するブレード部材と潤滑性物質を含有しない弾性部材
とは、ポリウレタンの硬化過程によって、ポリウレタン
が分子的に結合され、文字どおり、一体化されているの
で、クリーニング・ブレードは、ポリウレタン単体から
なるのとほぼ同じである。 更に、本発明の方法によれば、弾性部材は、潤滑性物質
を含有しないので、クリーニング・ブレードを支持部材
に容易且つ強固に接着させることができる。 [0015]
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。 ポリエーテルアジペート100重量部と4,4′−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート42重量部とから調製し
たウレタンプレポリマーを加熱し、脱泡させた。これに
1,4−ブタンジオール6.1重量部とトリメチロール
プロパン0.7重量部を加え、攪拌混合した後、遠心成
形機の成形ドラム(直径700mm、幅500mm)内
に注入し、ドラム温度145℃、液温105℃で10分
間、600rpmで遠心成形した。 [0016] この後、ドラムの回転を20Orpmまで落とし、ポリ
エーテルアジペート100重量部と4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート42重量部とから調製し、加
熱し、脱泡させたウレタンポリマーを1.4−ブタンジ
オール6.1重量部とトリメチロールプロパン0.7重
量部と7−メルカブトプロビルトリメトキシシラン2重
量部と共にドラム内に注入し、ドラム温度145℃、液
温105℃で90分間600rpmで遠心成形した。 [0017] 次いで、得られた成形物をドラムから離型し、110℃
で24時間、後架橋させた。 これを裁断することによって、クリーニング・ブレード
を得た。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潤滑性物質を含有するブレード部材とそれ
    を支持するための弾性部材であつて、潤滑性物質を含有
    しない弾性部材とからなる電子写真複写機用クリーニン
    グ・ブレードの製造方法において、潤滑性物質を含有し
    ないポリウレタンを成形し、半硬化状態の弾性部材を形
    成し、次いで、同じ成形空間において、潤滑性物質を含
    有するポリウレタンを成形し、硬化させて、ブレード部
    材を形成し、かくして、ブレード部材と弾性部材とを一
    体化することを特徴とする電子写真複写機用クリーニン
    グ・ブレードの製造方法。
  2. 【請求項2】潤滑性物質がシランカップリング剤又はシ
    リコンオイルであることを特徴とする電子写真複写機用
    クリーニング・ブレードの製造方法。
  3. 【請求項3】ブレード部材と弾性部材が共に層状又は板
    状であつて、積層されていることを特徴とする請求項第
    1項記載の電子写真複写機用クリーニング・ブレードの
    製造方法。
  4. 【請求項4】ブレード部材と弾性部材を遠心
    成形法にて成形することを特徴とする請求項第1項記載
    の電子写真複写機用クリーニング・ブレードの製造方法
  5. 【請求項5】潤滑性物質がγ−メルカプトプロピルトリ
    メトキシシランであることを特徴とする請求項第1項記
    載の電子写真複写機用クリーニング・ブレードの製造方
    法。
  6. 【請求項6】潤滑性物質がジメチルポリシロキサンであ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の電子写真複写機
    用クリーニング・ブレードの製造方法。
JP40789190A 1990-07-16 1990-12-27 電子写真複写機用クリーニング・ブレードの製造方法 Pending JPH0473788A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003098785A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Bando Chem Ind Ltd 電子写真装置用シート材およびその製造方法
JP2009036809A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Ricoh Co Ltd クリーニングブレード、並びにこれを用いた画像形成方法、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP2010066332A (ja) 2008-09-09 2010-03-25 Bando Chem Ind Ltd クリーニングブレード、現像ブレード及びその製造方法
JP2011154189A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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