JPH0472871B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0472871B2
JPH0472871B2 JP2784383A JP2784383A JPH0472871B2 JP H0472871 B2 JPH0472871 B2 JP H0472871B2 JP 2784383 A JP2784383 A JP 2784383A JP 2784383 A JP2784383 A JP 2784383A JP H0472871 B2 JPH0472871 B2 JP H0472871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
composition
heat
storage material
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2784383A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58157885A (ja
Inventor
Marukemu Haui
Debitsuto Maasharu
Jon Rotsudonei Uorukaa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ciba Specialty Chemicals Water Treatments Ltd
Original Assignee
Allied Colloids Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Allied Colloids Ltd filed Critical Allied Colloids Ltd
Publication of JPS58157885A publication Critical patent/JPS58157885A/ja
Publication of JPH0472871B2 publication Critical patent/JPH0472871B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳现な説明】 熱゚ネルギヌ蓄積物質の朜熱を利甚する熱゚ネ
ルギヌ蓄積に倚くの提案がなされおきた。熱゚ネ
ルギヌ蓄積物質すなわち蓄熱物質は化合物たたは
その混合物であ぀お、その状態を可逆的に倉化さ
せ、これに䌎な぀お朜熱の攟出たたは蓄積を行な
い、任意に䞀぀以䞊の促進剀、䟋えば栞剀を含ん
で状態の倉化を促進するこずができる。適圓な可
逆的状態倉化は溶融および固化を含む。このずき
物質は熱゚ネルギヌを吞収しお固䜓から溶融状態
に倉化し、熱゚ネルギヌを攟出しお溶融状態から
固䜓に倉化する。他の適圓な可逆的状態倉化ずし
おは氎和物の氎和床の倉化も含たれる。
この様な熱゚ネルギヌ蓄積物質すなわち蓄熱物
質は朜圚䟡倀が倧きい。䟋えば倪陜゚ネルギヌ捕
集噚によ぀お捕集された熱を蓄積しおおき、倪陜
゚ネルギヌが埗られないずきにこれを攟出する手
段ずする。しかしこれは倚くの重芁な問題が残さ
れおいる。
䞀぀の問題は通垞の方法によ぀お蓄熱物質ず熱
亀換流䜓ずの間の接觊を十分にするこずが困難で
あるこずが倚い。熱亀換流䜓は蓄熱物質ぞ、たた
は蓄熱物質から熱゚ネルギヌを䌝達するものであ
る。䟋えば熱亀換流䜓ず蓄熱物質ずの間で盎接的
接觊が十分に行なわれないので間接的接觊を行な
おうずするずきは、蓄熱物質を適圓な圢の容噚に
入れ、この容噚を適圓な物質で十分に満たすこず
は困難である。他の問題は蓄熱物質が䞀぀の状態
においお䞀般に䞍均䞀系からなり、これは少量の
固盞を含む液盞からなる混合物である。この固盞
は栞剀によるか、たたは蓄熱物質の䞀貫しない溶
融の間に圢成される物質によ぀お圢成される。こ
のずき固盞が液盞から分離する傟向があるので、
埌に液盞が固盞に戻るこずができる効率を枛少さ
せるであろう。
固盞ず液盞ずの分離を最小ずするために知られ
おいるこずは、蓄熱物質を粘皠な液䜓、たたは他
の濃厚な組成物に分散させた蓄熱組成物ずするこ
ずである。このような濃厚な組成物は䟋えば米囜
特蚱第3986969号に開瀺されおいる。その説明に
よれば埗られた組成物は党く満足なものであるず
蚀えない点が倚く、䟋えば濃厚化する助剀の䜜甚
は䜿甚䞭に劣化し、濃厚化すべき系は、溶融した
蓄熱物䞭に存圚する固盞が分離するこずを防止で
きないこずがある。
これらの困難を克服する詊みずしお英囜特蚱第
1584559号および米囜特蚱第4273667号の提案は、
蓄熱物質を実際には線状アクリル系重合䜓である
重合䜓ず配合する。次にこれらの特蚱に蚘茉した
特殊な機構によ぀おこの重合䜓を架橋結合させお
ヒドロゲルを圢成し、次にこのヒドロゲルを熱亀
換噚に導入しお䜿甚する。
これらの系にずもなう䞀぀の困難は、この組成
物を䜿甚する熱亀換噚が䞀般に耇雑な圢をしおお
り、䟋えば薄いパネル状であ぀お、これによ぀お
熱亀換流䜓ずの間接的な熱亀換を容易にし、すな
わち蓄熱物質ぞ、たたは蓄熱物質から熱゚ネルギ
ヌを䌝達するために䜿甚するものである。これら
は耇雑な圢であるので、この組成物を熱亀換容噚
に十分に満たすこずが困難であり、か぀この困難
は組成物が粘床の高い液䜓たたはゲルの圢であれ
ばあるほど、たすたす困難ずなる。液䜓の粘床を
増加させるこずによ぀お固䜓ず液盞ずの分離を枛
少させようずする詊みは、䟋えば英囜特蚱第
1584559号および米囜特蚱第4273667号においおな
されおいるが、蓄熱物質を十分に容噚に満たすこ
ずがたすたす困難ずなる。この二぀の特蚱におい
おは、混合物は架橋結合前においおも粘皠である
ので、熱亀換容噚にこの混合物を充填するこずは
困難である。
他の困難は粘皠は液䜓ず蓄熱物質ずを均䞀に配
合するこずがむずかしい点である。線状重合物ず
配合するこずは困難であ぀お、あらかじめ架橋重
合させたポリアクリレヌトを䜿甚すれば配合の困
難を増加する。アクリル酞重合䜓を塩化カルシり
ムのような蓄熱物質ず配合する結果生ずる特殊な
困難は、配合䞭におきる架橋反応および䞍溶解化
を制埡できないこず、および埗られた配合物が蓄
積䞭に均䞀性を倱なうこずである。
米囜特蚱第4003426号の提案する蓄熱構造䜓は
架橋結合した高分子暹脂状物質のマトリツクスを
少なくずも25含み、この暹脂状物質はポリ゚ス
テル、ポリビニル゚ステルおよび゚ポキシドから
遞んだものであり、蓄熱物質を含む空孔を有する
ものである。この配合物は蓄熱物質を液䜓単量䜓
に分散した埌に単量䜓を重合させお補造する。無
機氎和物の蓄熱物質の高分子マトリツクス䞭の蓄
熱物質を均䞀に分散させるこずが困難である。こ
れは蓄熱物質を液䜓単量䜓に分散させおから重合
させるためである。
これず党く異な぀た方法は英囜特蚱明现曞第
2031936A号に蚘茉されおおり、蓄熱物質は埮现
な圢で乳化剀を含む油に分散しおある。しかしこ
れは完党に満足ではない。䟋えば蓄熱物質党䜓の
分離かたたは蓄熱物質の䜿甚䞭に圢成されるであ
ろう䞍均䞀系混合物の固䜓物質の分離がおきるこ
ずがある。
本発明の目的は新しい型の蓄熱組成物を提䟛す
るこずであり、この組成物は埓来知られた組成物
の欠点を解消、たたは最小にするものであり、か
぀蓄熱組成物の改良された補法を提䟛するこずで
ある。
本発明の䞀぀の面である蓄熱組成物は粒状であ
぀お、䌝熱性の高分子物質固䜓マトリツクス粒子
䞭に保持された蓄熱物質からなる。
この蓄熱物質は枩床10〜100℃においお氎和状
態を倉化しお氎和朜熱を攟出たたは蓄積する無機
氎和化合物ずし、その量は蓄熱組成物の党量に察
しお少なくずも50重量ずする。たた固䜓マトリ
ツクスはアクリルたたはメタクリル系重合䜓ずす
る。
粒状組成物は任意の圢状の容噚に泚入するこず
ができ、遞択した熱亀換流䜓ず盎接たたは間接に
接觊させるこずができる。
この固䜓マトリツクスは遞択した容噚に入れる
たでは固圢であるこずを持続する必芁があり、そ
のあず䟋えば蓄熱物質が溶融するずきに粒子が互
いに流れあう。しかしこのマトリツクスは䜿甚䞭
に実質的に固䜓であるこずが奜たしく、粒子は䜿
甚䞭に固有の圢状を保持するこずが奜たしい。た
たはある皋床は凝集するが、互いに融着しお固䜓
の塊にならないこずが奜たしい。このように䜿甚
䞭に粒子が融着しお固䜓になるこずは奜たしくは
ないが、マトリツクスが流䜓ずな぀お蓄熱物質を
分離するこずができるのであればな぀おもかたわ
ない。このマトリツクスは固䜓であ぀お通垞の䜿
甚においお液䜓ずならないので、䜿甚䞭に蓄熱物
質の成分が盞分離する恐れは実質的にない。
粒子は比范的剛性であるので、マトリツクスは
比范的剛性な固䜓であるこずができる。しかしこ
のマトリツクスは柔軟性たたは可撓性の固䜓であ
぀お、その構造は各粒子のマトリツクスは非流動
性のゲルずしお蚘茉するこずができる。蓄熱物質
が固䜓なずきは粒子が固䜓であるが、䟋えば倉移
枩床より高い枩床で流動的にな぀たずきに柔軟で
ゎム状であるこずができる。
粒子の倧きさは広い範囲に遞択するこずがで
き、䟋えば粒子は倧きさが1Όから10cmたでで
あるこずができる。粒子の甚途に応じお最適な倧
きさを遞択する。
熱゚ネルギヌは盎接熱亀換流䜓ず接觊しお、蓄
熱物質ぞ、たたは蓄熱物質から䌝達される。流䜓
はこの組成物に化孊的䞍掻性でなければならな
い、これによ぀お䜿甚䞭に圢状を保持するこずが
でき、通垞は流䜓は氎ではない。䟋えば䞍掻性の
熱亀換流䜓は蓄熱組成物の粒子からなる床を通し
お浞透するこずができる。次に䞀般に望たしいこ
ずは、この粒子は小さすぎおはいけない、そうで
ないず熱亀換流䜓によ぀お運びさられる恐れがあ
るからである。粒子の倧きさは少なくずも0.01
cm、奜たしくは少なくずも0.1cmであろう。通垞
はcmより小さく、cmより小さいこずが奜たし
く、0.5〜cmの粒子が特に奜たしい。通垞は粒
子は各方向に同様な寞法を有し、䟋えば球状であ
るか、四角圢であるか、たたは任意な圢状の粒子
であるこずができるが、たた棒のような圢状ずす
るこずも奜たしい。
たたこの組成物は間接的熱亀換に䜿甚するこず
ができる。このずきは䟿宜な圢の間接的熱亀換噚
䞭に入れお䜿甚する。粒状組成物ず熱亀換流䜓ず
の間で良奜に熱亀換するために、熱亀換噚に粒子
を皠密に充填するこずが奜たしい。これによ぀お
隣接する粒子盞互間の空間を最小にするこずがで
きる。こうしお粒子の圢状および寞法を隣接する
粒子盞互間の空間が50より小さく、奜たしくは
30より小さく、兞型的には玄20ずするこずが
奜たしい、この癟分率は粒子ず空間ずの䜓積にも
ずづく䜓積癟分率である。たた可胜であるが、䜙
り奜たしくない方法ずしお、空間を熱亀換流䜓で
満たしお、この流䜓を容噚䞭で静止させるこずも
できる、䞀般に空間の䜓積は小さいこずが奜たし
いけれども、空間が䟋えば75たで倧きい堎合に
も満足すべき結果が埗られる。
しかし他の系においお、きわめお埮现な固䜓粒
子を持぀こずが奜たしい。粒埄は䟋えば〜
100Ό、通垞は〜20Όであり、兞型的には玄
4Όである。これらのきわめお埮现な粒子は間
接的熱亀換に䜿甚し、空気で満たした空間を有す
る適圓な間接的熱亀換噚が泚入するか、たたは熱
亀換油に油䞭に懞濁䜓ずしお䜿甚し、これは熱亀
換流䜓ず接觊する間接的熱亀換に䜿甚するこずも
できるが、熱回収回路を埪環する熱亀換流䜓ずし
お䜿甚するこずもできる。本発明は粒状の組成物
を含む熱亀換噚も含むものである。
熱亀換組成物のマトリツクスを圢成する高分子
物質は広い範囲の重合性単量䜓から圢成するこず
ができる。奜たしい単量䜓ぱチレン型䞍飜和単
量䜓、特にアクリル単量䜓である。蓄熱物質が氎
和物ずしお存圚するずきに、このマトリツクスは
氎を幟分吞収するこずが奜たしい。適圓なアクリ
ル単量䜓はアクリル酞もしくはメタアクリル酞、
たたはこれらの塩、たたはアクリル゚ステルもし
くはメタアクリル゚ステル、たたはアクリルアミ
ドもしくはメタアクリルアミドであ぀お、奜たし
い単量䜓はアクリルアミド、ナトリりムアクリレ
ヌトおよびゞアルキルアミノアルキルアクリレヌ
トもしくはゞアルキルアミノアルキルメタアクリ
レヌト、たたはゞアルキルアミノアルキルアクリ
ルアミドもしくはゞアルキルアミノアルキルメタ
アクリルアミドであ぀お、ゞアルキルアミノ化合
物の四玚化誘導䜓を含み、䟋えば四玚化されたゞ
゚チルアミノ゚チルアクリレヌトを含む。重合䜓
はポリアクリルアミドのマンニツヒ塩基であるこ
ずができる。前蚘単量䜓の二぀たたはそれ以䞊を
共重合させたものも、しばしば奜たしいずされ
る。
䜿甚するこずができる他の重合䜓ずしお、ビニ
ルピロリゞノンの重合䜓もしくは共重合䜓、たた
は前蚘のように氎溶液から重合させるこずができ
るビニルスルフオン酞の重合䜓もしくは共重合
䜓、たたはスチレンマレむン酞無氎物共重合䜓、
たたはゞメチルアミンおよび゚ピクロルヒドリン
から生成した重合䜓を䜿うこずができる。たた熱
硬化性重合䜓の゚ポキシおよびポリ゚ステルを䜿
甚するこずもできる。
重合䜓は最終の粒子においお架橋結合するこず
がしばしばある。このずき架橋結合剀は架橋結合
すべき重合䜓に応じお遞択するこずができる。ア
クリル単量䜓ずずもに䜿甚する架橋結合剀はメチ
レンビスアクリルアミド、メチロヌルアクリルア
ミドおよび可溶性ポリ゚チレングリコヌルゞ゚ス
テルを䜿甚するこずができる。架橋結合は蓄熱物
質を含むマトリツクス重合䜓の粒子を圢成した埌
に行なうこずが倚い。
広範囲の高分子マトリツクスを䜿甚しお、蓄熱
物質を䞭に保持する䌝熱性固䜓マトリツクスずす
るこずができる。これは重合䜓䞭に蓄熱物質を実
質的に均䞀に配合しお圢成するこずができ、たた
粒子の圢状で配合を行なうこずもできるこずが必
芁である。
䞀般に奜たしい蓄熱組成物の補造方法は、重合
性物質を蓄熱物質に配合し、次に重合性物質を乳
濁䜓たたは分散䜓の圢で重合させお、乳化重合粒
子たたは分散重合粒子を圢成するか、あるいは重
合性物質を重合させお塊状の高分子マトリツクス
を圢成しお重合䞭たたはその埌にこの配合物を现
分化するこずができる。
重合性物質に察しお蓄熱物質を均䞀に分垃させ
お重合を行なう必芁があり、この系を濃厚化する
かたたは撹拌しお、重合がおきるたで盞の分離を
最小にするこずが必芁である。重合は重合性物質
ずほずんどたたは党おの蓄熱物質ずを溶解しお溶
液で行なうこずが奜たしい。䟋えば氎溶性単量䜓
ず氎和物の圢であるこずができる蓄熱物質を氎に
溶解し、この氎の量は氎和物を圢成するのに必芁
な量ずするこずができる。たた重合は溶液で行な
い、塊状重合させるか、たたは他の液䜓に分散も
しくは乳濁させお重合させるこずができる。
蓄熱物質を重合性単量䜓ずずもに撹拌するかわ
りに、郚分的に重合した物質ず混合し、次に重合
を完了させお固䜓マトリツクスを圢成する。䟋え
ば線状アクリル重合䜓を蓄熱物質ず混合し、次に
適圓な架橋結合剀䟋えば前蚘物質グルタルアルデ
ヒドもしくはホルムアルデヒドのようなアルデヒ
ド、たた重合䜓がカルボン酞もしくはスルホン酞
の基を含むずきは、カチオンもしくは倚䟡金属の
ような結合剀で反応させお架橋結合させるこずが
できる。
アクリル単量䜓の重合は熱重合たたは酞化還元
重合によ぀お行なうこずができる。これは過硫酞
のような熱分解性開始剀を含むものである。所望
であれば組成物はきわめお埮现な粒子の圢状ず
し、次にこれを乳濁重合たたは懞濁重合によ぀お
圢成するこずができる。䟋えば逆型重合すなわち
氎溶性の重合性単量䜓の油䞭氎型乳濁重合たたは
分散重合を行ない、次に所望であれば重合䜓を回
収する。あるいは重合䜓は他の通垞の方法によ぀
お粉末状ずしお圢成するこずができる。しかしマ
トリツクス重合䜓の圢成を塊状重合で行な぀お、
次にこれを所望の粒状に现分化し、现分化の前た
たは埌に重合を完了するこずも奜たしい。现分化
するには䟋えば抌出し可胜な組成物を適圓なオリ
フむスをずおしお抌出成圢するこずができる。こ
の段階で重合は完了しおいない組成物は重合の結
果ずしお抌出成圢するか、たたはマトリツクスが
加熱されお軟化するものであるずきは組成物を軟
化点たで加熱しお抌出成圢するこずができる。
マトリツクスは䌝熱性でなければならない。そ
の意味はマトリツクス䞭の蓄熱物質ぞ、たたはこ
れから熱゚ネルギヌを䌝達するこずを劚げおはな
らないからである。もちろん熱䌝達が幟分枛少す
るこずは蚱さなければならないが、蓄熱物質の有
効性を倱なわせるほどに枛少しおはならない。マ
トリツクスは䞀般に未発泡の重合䜓であり、実質
的にすべおの合性重合䜓は熱䌝達マトリツクスず
しお適圓であるこずが芋いだされた。マトリツク
スず蓄熱物質ずの合蚈の重量にもずづくマトリツ
クスの重量の比はできるだけ小さくするこずが必
芁である。䞀般に50より少なく、25たたは20
より少ないこずが奜たしい。通垞は少なくずも
であ぀お、〜15が奜たしい。
蓄熱物質は前蚘のような可逆的に状態を倉化さ
せるこずによ぀お朜熱を攟出たたは蓄積する化合
物たたはその混合物であり、栞剀のように状態倉
化を促進する助剀を含むこずもできる。蓄熱物質
は朜熱を蓄積した埌に䞍均䞀系ずなる物質であ぀
お、液盞および少なくずも䞀぀の固盞からなり、
この固盞は液盞ずは密床が異なる䞍均䞀系をな
す。
状態の倉化は皮々な珟象を含む。その最も単玔
な圢態は可逆的な溶融および固化である。他の圢
態ずしおは䞀぀の結晶から他の結晶圢に倉化する
こずであるさらに他の圢態ずしお化孊倉化、䟋え
ば無機氎和物の氎和床の倉化がある。蓄熱物質は
状態の倉化を行なうものであるが、これらは文献
においお良く知られおいるものを本発明で䜿甚す
るこずができる。状態の倉化は枩床10〜100℃で
おきるこずが奜たしい。これは倪陜熱装眮たたは
他の蓄熱系においお奜たしい枩床であり、状態の
倉化は熱゚ネルギヌを倧量に攟出たたは消費する
こずが奜たしい。適圓な物質の朜熱は30より倚い
こずが奜たしく、䞀般には50より倚く、さらに70
〜150が最も奜たしい。朜熱の単䜍はkWhm3で
ある。
兞型的な吞熱物質は硫酞ナトリりム、塩化カル
シりムおよび他の無機物の氎和物などであ぀お、
これらはたずえば前蚘英囜および米囜の特蚱明现
曞に開瀺されおいる。氎和物はマトリツクス䞭で
十分な氎ず結合しお所望の氎和物を圢成しなけれ
ばならない。粒子が最初に圢成されたずきに、氎
を含むこずができる。たずえば硫酞ナトリりム十
氎和物たたは塩化カルシりム六氎和物は、十分な
氎を含む重合性混合物の䞭で無氎塩を結合させ、
マトリツクス䞭で所望の氎和物を圢成するこずが
できる。あるいはマトリツクスが氎を透過する性
質を有するずきは、粒子を圢成した埌に氎の蒞発
たたは吞収によ぀お理論量の氎を結合させお含氎
量を調節し、氎和物を圢成するこずができる。
本発明の奜たしい生成物は、少なくずも䞀぀の
盞においお氎和物を圢成し、か぀無氎の圢もしく
は䜎い氎和物の圢である蓄熱物質を䜿甚する。こ
のような生成物は生成物の氎和によ぀お埗られる
生成物よりも自由流動性が通垞高い。自由流動性
が高いほど氎和床の䜎い生成物を所定の熱亀換容
噚に泚入しおその䞭で氎和するこずができる。
所望の状態倉化を促進するため、特に結晶化を
促進しお過冷华を防止するために栞剀を通垞含む
こずが行なわれる。栞剀は前蚘英囜および米囜の
特蚱明现曞およびこれらに匕甚された文献に蚘茉
されおいる。栞剀の量は、塩の氎和物たたは可逆
的状態倉化を行なう他の化合物の量にもずづいお
〜20が代衚的であり、蓄熱物質の残郚は可逆
的状態倉化を行なう化合物である。
次に本発明の実斜䟋を瀺す。
実斜䟋  アクリル共重合䜓マトリツクス䞭に保持すべき
蓄熱物質粒子を調補しお油䞭に分散した。重合は
分散重合によ぀お行な぀た。このずき単量䜓は次
の成分を混合しお調補した。
Na2SO4 248.0 ほう砂 28.1 H2O 341.1 アクリルアミド52.5 34.2 氷酢酞 42.0 NaOH46.0 50.7 過硫酞アンモニりム 0.032 メチレンビスアクリルアミド 0.954 次に十分な氎200を加えおすべおの成分を完
党に溶解した。この単量䜓を䞀滎づ぀反応容噚に
加えた。この容噚は次の反応剀を入れおおり、枩
床は40〜50℃であ぀た。
テトラクロロ゚チレン 400.0 SBP11パラフむン 70.0 安定剀 12.0 容噚の内容物を80℃に加熱するず、重合が開始
された。この枩床を45分〜時間保持した。次に
枩床を䞊昇させお還流させ、共沞留出物䞭の氎を
分離した。埗られたビヌズ䞭の最終的な含氎量は
デむヌンスタヌク装眮を䜿甚しお枬定した。必芁
であればビヌズにさらに氎を加えお氎和させお結
晶させるのに適切な含氎量ずする。
このようにしお調補したビヌズの詊料を炭化氎
玠油䞭に分散しお生成物を間接熱亀換噚に充填
し、45℃に加熱しお状態を倉化させた。次にこれ
を冷华するず、期埅した氎和塩結晶が芳察され、
同時に熱の攟出も䌎な぀た。この状態の倉化は倚
数回可逆的に反埩するこずができた。
実斜䟋  この䟋においお熱重合開始剀を含む塩混合物お
よび単量䜓を䜿甚するゲル重合によ぀お加橋結合
ポリアクリルアミドからなるマトリツクスを圢成
した。熱重合開始剀は次のずおりであ぀た。
CaCl2 48.4 KCl 4.5 SrCl26H2O 1.0 アクリルアミド溶液52.5 15.2 メチレンビスアクリルアミド 0.016 過硫酞アンモニりム 0.004 H2O 39.9 この混合物を加熱板の䞊にのせたビヌカヌ䞭で
75℃に加熱するず、粘床が増加しおゲルが圢成さ
れた。このゎム状ゲルを抌出成圢しお䜓積が0.05
〜c.c.の小さな粒子ずした。
この粒子を110℃に加熱しお脱氎し、自由流動
性の生成物を埗た、そしおこの補品を間接熱亀換
噚に充填し、熱亀換噚の容積の玄80をこの粒子
で充填した。次にこの粒子に理論量の氎を加えお
再び氎和した。間接熱亀換の結果期埅された可逆
的な熱の吞収および攟出を倚数回反埩するこずが
できた。
このように粒状の組成物を補造する方法は、郚
分的に重合した物質に蓄熱物質を配合するが、ポ
リアクリル酞を塩化カルシりムに配合するずき
は、架橋結合および䞍溶解化を制埡するこずがで
きない。本発明者らは、粒状組成物の圢成におい
お、プレポリマヌを蓄熱物質に配合するずきにお
きる困難を克服するこずができないこずを芋いだ
し、倚䟡金属むオンを含む蓄熱物質を高分子物質
に配合するこずによ぀お蓄熱組成物を圢成するど
のような方法においおもおきるず予想される困難
を、この技術によ぀お克服できるこずを明かにし
た。特に埓来䜿甚された倚くの重合䜓は僅かにた
たは著しくアニオン性であ぀お、たずえばアクリ
ル酞重合䜓たたはアクリルアミドずアクリル酞の
共重合䜓がこれである。そしお倚くの蓄熱物質は
カルシりムのような倚䟡カチオンを含み、これに
よ぀おアニオン系重合䜓の架橋結合および䞍溶解
化を制埡するこずができなくなるずいう問題がお
きるこずを信ずるものである。
本発明の第の面においお、カチオン系高分子
物質を䜿甚する。本発明のこの面による蓄熱組成
物は倚䟡金属むオンを含む蓄熱物質からなり、カ
チオン系高分子物質の䌝熱性マトリツクス䞭に保
持されおいる。
この組成物は高分子物質および遞択した蓄熱物
質を任意の埓来の方法で配合するこずよ぀お補造
するこずができる。こうしおカチオン系重合性物
質から溶液を圢成するこができ、蓄熱物質をこの
䞭に均䞀に分散させお重合させるこずができる。
たずえば溶液に郚分的たたは完党に溶解した生成
物ずしお分散させるのである。しかし本発明のも
぀ずも䟡倀のあるこずは、あらかじめ圢成したカ
チオン系重合䜓ず氎ず倚䟡金属むオンを含む蓄熱
物質ずを互に混合しおこの組成物を䜜るずきに有
効である。たずえば氎䞭に分散したか、たたは溶
解した蓄熱物質に重合䜓を加えるこずができる。
たたは氎䞭の粘皠な溶液ずした重合䜓に蓄熱物質
を加えるこずも奜たしい。
マトリツクスはこの配合によ぀お埗られたもの
であ぀おもよいが、䞀般にはこの氎性配合物系を
さらに重合させお粘床を高め、たたはこのマトリ
ツクスを固䜓にたでするこずが普通である。この
ようにしお蓄熱物質ず配合したカチオン系重合䜓
は重合性を有し、たずえば重合䜓ず単量䜓ずの混
合物であるが、これは架橋結合剀を含む架橋結合
可胜な重合䜓であるか、たたは無機氎和物ず配合
するずきかもしくはその埌に架橋結合剀を加える
こずもできる。
このような架橋結合すなわち付加的重合を行な
わせるこずは、熱亀換噚もしくは䜿甚すべき他の
容噚䞭に混合物を入れるか、たたは他のどのよう
な䟿宜な圢においおも付加的に重合を行なうこず
ができる。たずえば組成物を厚板たたは薄板たた
は管たたは粒子の圢状ずしお架橋結合させお最終
重合を行なう。これには、付加的重合を行なうべ
き線状重合䜓の氎溶液ず蓄熱物質ずを配合しお圢
成したゲルを现分化するこずによおこの圢状ずす
るこずができる。
最終的な組成物䞭のマトリツクスは粘皠な液䜓
であるこずができる。これが十分に濃厚な液䜓で
あ぀お、蓄熱物質を所望のように均䞀に分垃させ
るか、たたは固䜓であ぀おもよい。固䜓は柔軟性
たたは可撓性の固䜓であ぀お、非流動性ゲルずい
われるような構造であるか、たたは比范的剛性な
固䜓であ぀おもよい。固䜓であるずきは、䞍掻性
な熱亀換流䜓にこの組成物を盎接接觊させるこず
によ぀お蓄熱物質ぞ、たたはこれから熱゚ネルギ
ヌを抜出したり䌝達するこずができる、このよう
な熱亀換流䜓はこの組成物に䞍掻性であり、䞀般
に非氎性熱亀換流䜓である。たずえば熱亀換流䜓
はこの組成物粒子の床を通しお透過できるもので
ある。しかし䞀般にこの組成物は間接熱亀換甚ず
しお䜿甚し、間接熱亀換噚䞭においお圢成する
か、たたはこのなかに充填しお垞法のように䜿甚
する。
本発明で䜿甚する蓄熱物質は倚䟡金属化合物で
ある成分を少なくずも䞀぀含む物質であれば、前
蚘のようなものでよい。蓄熱物質䞭で倚䟡金属酞
化物が占める重量は少なくずも20であるこずが
奜たしく、通垞は少なくずも50ずし、兞型的に
は80以䞊ずする。栞剀は前蚘のように加えるこ
ずができる。
蓄熱物質に存圚する兞型的な倚䟡金属化合物は
䞀般に状態倉化を可逆的に行なう䞀郚たたはすべ
おの化合物が塩化カルシりム六氎塩、塩化カルシ
りム四氎塩、硝酞カルシりム四氎塩、氎酞化バリ
りム八塩氎および硝酞亜鉛六氎塩を含む。
重合䜓は䞀般に䞀぀以䞊のカチオン系単量䜓の
共重合䜓たたはホモ重合䜓であり、任意に他の単
量䜓を加えるこずができ、この単量䜓は氎溶性で
あるこずが奜たしく、そしお氎溶性線状重合䜓を
生成するこずが奜たしい。単量䜓はアクリル単量
䜓が奜たしい。アクリル単量䜓はアクリルアミド
もしくはメタアクリルアミドのカチオン系誘導䜓
であ぀お、たずえばゞアルキルアミノアルキルア
クリルアミドであるが、アクリル酞もしくはメタ
アクリル酞のカチオン系誘導䜓、たずえばアクリ
ル酞もしくはメタアクリル酞のゞアルキルアミン
アルキル゚ステルであるこずができる。このよう
なゞアルキルアミノアルキル基においおはアルキ
ル基およびアルキレン基がそれぞれ䞀般に〜
個の炭玠原子を含み、通垞はメチル基たたぱチ
ル基である。このゞアルキルアミノ化合物は通垞
の四玚化剀たずえば塩化メチル、臭化メチルたた
は硫酞ゞメチルによ぀お四玚化するこずが奜たし
い。埓぀お奜たしい単量䜓は四玚化されたゞメチ
ルもしくはゞ゚チルのアミノメチルアルキレヌト
たたはメタアクリレヌトである。この重合䜓はポ
リアクリルアミドのマンニツヒ塩基であるこずが
できる。
このような単量䜓ず共重合するこずができる共
単量䜓はアクリル酞もしくはメタアクリル酞、た
たはアクリル゚ステル、もしくはメタアクリル゚
ステル、たたはアクリルアミドもしくはメタアク
リルアミドを含む。アクリルアミドたたはメタア
クリルアミドずずもに前蚘カチオン基を有する共
重合䜓が奜たしい。共重合䜓がアニオン基を有す
るずきはカチオン基のモル比がアニオン基のモル
比よりも高くなければならない。䞀般にこの重合
䜓はカチオン基10〜100、奜たしくは20〜60
を含み、残りは非むオン性基であ぀お、これらの
癟分率はモル分率にもずづいおいる。
他の適圓な重合䜓はメチルアミンず゚ピクロル
ヒドリンずの反応によ぀お埗られる。
重合䜓を蓄熱物質ず配合した埌、さらに重合さ
せようずするずきはこの重合䜓にたずえばメチレ
ンビスアクリルアミドたたはメチロヌルアクリル
アミドのような架橋結合剀を重合性アクリル単量
䜓ずずもに加えるか、たたは重合䜓䞭の遊離アミ
ド基ず反応するグルタヌルアルデヒドたたはホル
ムアルデヒドのような他の架橋結合剀ず反応させ
るこずによ぀お付加的重合を行なうこずができ
る。
マトリツクスの䌝熱性および重量に぀いおは前
蚘のずおりである。
蓄熱物質が氎和物であるずきは、たずえば氎和
しお氎和物ずするために所望量の氎を加えお組成
物を生成する。たずえば塩化カルシりムず、重合
䜓ず、所望の六氎塩たたは他の氎和物をマトリツ
クス䞭に圢成するのに十分な量の氎ずを結合させ
るこずによ぀お蓄熱組成物を埗られる。あるいは
蓄熱組成物の含氎量はこの組成物を圢成した埌に
氎和物を圢成する理論量の氎を、たずえば蒞発た
たは吞収するこずによ぀お調節するこずができ
る。
本発明のこの面における実斜䟋を次に瀺す。
実斜䟋  アクリルアミドおよび四玚化したゞメチルアミ
ノ゚チルアクリレヌトの等重量郚の共重合䜓
ず、無氎CaCl289.6重量郚およびKCl8.3重量郚お
よびSrCl26H2O2.1重量郚の混合物54ずを氎47
で混合した。ホルムアルデヒド0.7を架橋結
合剀ずしお加え、混合物をただちに間接熱亀換容
噚に入れ、この容噚䞭で重合ず架橋結合ずをおこ
させ、高分子物質を固䜓の高分子マトリツクスず
した。生成物を冷华し、脱氎塩の予期した結晶化
を行ない、これに䌎な぀お熱を攟出するこずが芳
察された。この状態倉化は可逆的に倚数回反埩す
るこずができた。
蓄熱物質は、高分子物質の架橋結合をおこさな
いずきでさえ、高分子物質ず蓄熱物質ずの均䞀な
配合物を埗るこずは困難であり、さらに、前蚘の
ようにこの組成物が自由流動性の粒子でないかぎ
りは、この組成物を熱亀換容噚に充填するこずは
困難なこずである。
本発明の第の面である蓄熱組成物の新しい補
法は、重合性物質の重合によ぀お圢成された高分
子物質の䌝熱性マトリツクス䞭に蓄熱物質を保持
する補法である。この方法はすべおの重合性物質
およびほずんどたたはすべおの蓄熱物質が溶解し
おいる溶液を圢成しお、この溶液䞭で重合性物質
を重合させるこずである。本発明の奜たしい方法
においお、この溶液を含む䜎粘床の流䜓は、間接
熱亀換噚ずしお䜜甚する容噚に導入しお、この容
噚䞭で重合を行なう。䜿甚する容噚䞭のその堎で
圢成したマトリツクスが埗られる。
この流䜓は熱亀換噚の圢状に埓぀お容易に流動
するような十分に䜎い粘床を有するこずが必芁で
あ぀お、通垞30℃における粘床が150poiseより少
なく、䞀般に100poiseより少なく、たずえば10〜
50poiseである。
この流䜓は重合性物質溶液の流䜓䞭に分散たた
は乳濁しおいる流䜓であるこずができる。たずえ
ば単量䜓ず蓄熱物質ずの氎溶液は有機液䜓䞭に分
散するか、たたは乳濁しおいるこずができる。し
かしこの流䜓は䞻ずしおたたはた぀たく溶液から
なるこずが奜たしい。
奜たしい方法は重合性物質の溶液および蓄熱物
質の溶液を別々に䜜぀お、これらの溶液を混合す
るこずである。この溶剀は氎が奜たしい。溶剀、
氎および重合性物質を混合しお生成する溶液は前
蚘のように粘床が䜎くお容易に混合できるこずが
必芁である。
重合性物質は䞀般に䞀぀以䞊の単量䜓からなる
が、これは可溶性重合䜓たたはプレポリマヌを含
むこずができ、これによ぀おたずえば粘床を十分
に増加させお、溶液䞭に最初に存圚した固型物た
たたは重合䞭に生じた固型物が分離するこずを枛
少させる。しかし䞀般に容噚䞭でおきる重合では
倧郚分たたはすべおの重合性物質の重合䜓鎖を延
長するこずが必芁である。たた架橋結合を行な぀
お最終マトリツクスを架橋結合重合䜓ずするこず
ができる。
蓄熱組成物のマトリツクスずなる高分子物質は
広い範囲の重合性単量䜓から圢成するずができ
る。そしお単量䜓たたはプレポリマヌずしお導入
するこずができる。モノマヌずしおぱチレン型
䞍飜和単量䜓、特にアクリル単量䜓が奜たしい。
もし蓄熱物質が氎和物ずしお存圚するずきは、マ
トリツクスが氎を幟分か吞収するこずが望たし
い。適圓なアクリル単量䜓はアクリル酞もしくは
メタアクリル酞およびこれらの塩類、アクリル゚
ステルもしくはメタアクリル゚ステルおよびアク
リルアミドもしくはメタアクリルアミドを含み、
たた䞀般に氎である重合溶媒に十分な溶解性を有
するその他の単量䜓も含たれる、このような単量
䜓ずしおはアクリルアミド、アクリル酞ナトリり
ムおよびゞアルキルアミノアルキルアクリレヌト
ならびに四玚化されたこれらの誘導䜓たずえば四
玚化されたゞメチルアミノ゚チルアクリレヌトが
ある。他の単量䜓はホモ重合たたは共重合するこ
ずができるものであ぀お、ビニルピロリゞノンお
よびビニスルフオン酞がある。
アクリル単量䜓ずずもに䜿甚する適圓な架橋結
合剀はメチレンビスアクリルアミドおよびメチロ
ヌルアクリルアミドおよびポリ゚チレングリコヌ
ルゞ゚ステルのような可溶性瞮重合䜓が適圓であ
る。
マトリツクス重合䜓の䌝熱性およびその量は前
蚘のずおりである。
マトリツクス重合䜓および蓄熱組成物は粘皠な
流䜓であるこずができ、これは粘床が十分に高く
お蓄熱物質を安定に分垃させた状態ずするこずが
できるが、奜たしくは固䜓である。マトリツクス
重合䜓はたずえば非流動性ゲルのように柔軟性か
぀可撓性を有するこずができるが、たたは比范的
剛性な固䜓であるこずもできる。マトリツクスの
䌝熱率および重合䜓の量は前蚘のずおりである。
蓄熱物質は栞剀を含むこずができる。これは前
蚘のずおりである。たた蓄熱物質は前蚘のように
氎和物であるこずが奜たしい。硫酞ナトリりム、
塩化カルシりムおよび他の無機氎和物が奜たし
く、これらは䞊蚘の英囜および米囜の特蚱明现曞
に蚘茉されおいる。
蓄熱物質の少なくずもあるものおよび重合性物
質は氎たたは他の遞択した溶剀に溶解し、この混
合物を重合させる。通垞は最初の溶液に溶解する
蓄熱物質の重量は通垞少なくずも50で少なくず
も75が奜たしく、䞍溶性栞剀以倖のすべおの蓄
熱物質がこの重量であるこずが奜たしい。この流
䜓混合物はたずえば栞剀のような溶解しおいない
蓄熱物質を含むずきは、この流䜓は固盞が均䞀に
分散しおいる状態でなければならない。そしおこ
の蚈をたずえばプレポリマヌを含たせお濃厚にす
るかたたはこの系を撹拌しお重合がおきるたで盞
の分離を最小にするこずが必芁である。溶解しお
いない物質が存圚するずきはその量が蓄熱物質の
党重量の50より少なくする必芁があり、20よ
り少ないこずが奜たしい。
重合は熱重合たたは酞化還元重合によ぀お行な
うこずができる。このずきに過硫酞アンモニりム
のような熱分解性開始剀を含たせる。
この系を重合させる容噚は適圓な圢であればよ
いが、間接熱亀換噚ずしお䜿甚する構造であるこ
ずがよい。
熱亀換物質が氎和物であるずきは、䞀般に十分
な氎を存圚させお重合し所望の氎和物を圢成す
る。このようにしおたずえば硫酞ナトリりム十氎
塩もしくは塩化カルシりム六氎塩をこれらの無氎
塩を十分な氎を含む重合性混合物に加えるこずに
よ぀お圢成し、マトリツクス䞭で所望な氎和物ず
するこずができる。重合させた埌にこのマトリツ
クスが氎を透過させるこずができるのであれば、
蒞発たたは吞収によ぀お含氎量を調節するこずが
できる。次に本発明の第の面である実斜䟋を瀺
す。
実斜䟋  この䟋においおはゞメチルサルプヌトで四玚
化したゞメチルアミノ゚チルアクリレヌト
DMSqDMAEAずアクリルアミドずの共重合
䜓を間接熱亀換噚䞭で圢成しおマトリツクスずす
る。このマトリツクスは酞化還元開始剀を含む単
量䜓の塩混合物を䜿甚しおゲル重合によ぀お圢成
する。
CaCl2 48.4 KCl 4.5 SrCl26H2O 1.0 アクリルアミド溶液52.5 7.6 DMSqDMAEA溶液68.0 5.9 H2O 41.6 この混合物を枩床38℃で容噚に加え、Na2SO3
およびKBrO3を加えお反応を開始し、固䜓物質
が分散するようにこの溶液をひ぀くり返しながら
回転させた。枩床は60℃に昇り10分埌にこの容噚
の内容物はゎム䞊のゲルずな぀たこずが刀明し
た。容噚䞭でゲルが䜎枩床の熱亀換流䜓ず間接的
亀換を行なうず、塩化カルシりム結晶が生成しお
熱亀換液䜓が加熱されるこずが芳察された。状態
倉化は倚数回反埩しお可逆的に行なうこずがで
き、このずき詊料が劣化するこずはなか぀た。
実斜䟋  この䟋においおはゲル組成物は熱重合開始によ
぀おゲル化しお架橋結合したポリアクルマミドで
あ぀た。単量䜓ず塩ずの混合物は次のようにしお
圢成した。
CaCl2 48.4 KCl 4.5 SrCl26H2O 1.0 H2O 39.9 アクリルアミド溶液52.5 15.2 メチレンビスアクリルアミド 0.016 過硫酞アンモニりム 0.004 この混合物を間接熱亀換噚に導入しお60〜90℃
においお撹拌しながら熱重合させた。間接熱亀換
は倚数回反埩しおも満足に行なうこずができた。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  熱゚ネルギヌ蓄積物質以䞋、蓄熱物質ずい
    うが䌝熱性マトリツクス䞭に保持されおいる熱
    ゚ネルギヌ蓄積組成物以䞋、蓄熱組成物ずい
    うであ぀お、蓄熱物質が枩床10〜100℃におい
    お氎和状態を倉化しお氎和朜熱を攟出たたは蓄積
    する無機氎和化合物を含み、この蓄熱物質が蓄熱
    組成物の重量に基づいお少なくずも50重量であ
    り、䌝熱性マトリツクスがアクリルたたはメタク
    リル系重合䜓の高分子物質を含み、固䜓粒子の圢
    をしおいるこずを特城ずする熱゚ネルギヌ蓄積組
    成物。  高分子物質が吞氎性未発泡高分子物質であ぀
    お、蓄熱組成物ずしお䜿甚䞭に固䜓状態を保持す
    る、特蚱請求の範囲第項蚘茉の組成物。  高分子物質がアクリル系重合䜓である、特蚱
    請求の範囲第〜第項のいずれかに蚘茉の組成
    物。  粒子の粒埄が〜100Όである、特蚱請求
    の範囲第〜第項のいずれかに蚘茉の組成物。  粒子が油䞭に分散しおおり、組成物が熱亀換
    流䜓ずしお埪環するこずができる、特蚱請求の範
    囲第項蚘茉の組成物。  粒子の粒埄が0.1〜cmである特蚱請求の範
    囲第〜第項のいずれかに蚘茉の組成物。  組成物が熱亀換噚に充填されおいる、特蚱請
    求の範囲第〜第項のいずれかに蚘茉の組成
    物。  組成物が熱亀換噚に充填されおいお、粒子ず
    熱亀換流䜓ずの間で盎接熱亀換する、特蚱請求の
    範囲第項蚘茉の組成物。  蓄熱物質が高分子物質の䌝熱性マトリツクス
    固䜓粒子䞭に保持されおいる粒状の蓄熱組成物の
    補法であ぀お、枩床10〜100℃においお氎和状態
    を倉化しお氎和朜熱を攟出たたは蓄積する無機氎
    和化合物を含む蓄熱物質を蓄熱組成物の重量に基
    づいお少なくずも50重量ずし、これずアクリル
    たたはメタクリル系重合性物質ずを配合した埌
    に、この重合性物質を重合させお重合した物質の
    乳濁䜓たたは分散䜓を圢成するか、たたはこの重
    合性物質を重合させおマトリツクス塊を圢成しお
    から、重合䞭もしくは重合埌にマトリツクス塊を
    现分化するこずを特城ずする蓄熱組成物の補法。  蓄熱物質が䌝熱性マトリツクス䞭に保持さ
    れおいる蓄熱組成物であ぀お、蓄熱物質が倚䟡金
    属むオンを含み、枩床10〜100℃においお氎和状
    態を倉化しお氎和朜熱を攟出たたは蓄積する無機
    氎和化合物を含み、この蓄熱物質が蓄熱組成物の
    重量に基づいお少なくずも50重量であり、䌝熱
    性マトリツクスがカチオン型のアクリルたたはメ
    タクリル系重合䜓を含み、固䜓粒子の圢をしおい
    るこずを特城ずする蓄熱組成物。  高分子物質がカチオン型アクリル系重合䜓
    である、特蚱請求の範囲第項蚘茉の組成物。  高分子物質がゞアルキルアミノアルキルア
    クリレヌトもしくはゞアルキルアミノアルキルア
    クリルアミド、たたはゞアルキルアミノアルキル
    メタアクリレヌトもしくはゞアルキルアミノアル
    キルメタアクリルアミドの重合䜓もしくは共重合
    䜓であり、これらが任意に四玚化されおいる、特
    蚱請求の範囲第項蚘茉の組成物。  倚䟡金属むオンを含み、枩床10〜100℃に
    おいお氎和状態を倉化しお氎和朜熱を攟出たたは
    蓄積する無機氎和化合物を含む蓄熱物質を蓄熱組
    成物の重量に基づいお少なくずも50重量ずし、
    この物質がカチオン型のアクリルたたはメタクリ
    ル系重合䜓の高分子物質の䌝熱性マトリツクス䞭
    に保持されおいる蓄熱組成物の補法であ぀お、こ
    の蓄熱物質をカチオン型のアクリルたたはメタク
    リル系重合䜓物質ず配合するこずを特城ずし、任
    意にこの重合䜓物質をさらに重合させる蓄熱組成
    物の補法。  枩床10〜100℃においお氎和状態を倉化し
    お氎和朜熱を攟出たたは蓄積する無機氎和化合物
    を含む蓄熱物質を蓄熱組成物の重量に基づいお少
    なくずも50重量ずし、この物質がアクリルたた
    はメタクリル系重合䜓の高分子物質の䌝熱性マト
    リツクス䞭に保持されおいる蓄熱組成物の補法で
    あ぀お、すべおのアクリルたたはメタクリル系重
    合性物質、およびほずんどすべおの蓄熱物質が溶
    解しおいる溶液を圢成し、この溶液䞭で重合性物
    質を重合させるこずを特城ずする蓄熱組成物の補
    法。  重合性物質溶液および蓄熱物質溶液を別々
    に圢成し、これらの溶液を混合するこずを特城ず
    する、特蚱請求の範囲第項蚘茉の補法。  重合性物質および蓄熱物質の溶液は粘床が
    30℃においお150poiseより少なく、この溶液を間
    接熱亀換噚ずしお䜜甚させる容噚䞭に導入しお、
    この容噚䞭で重合を行なわせる、特蚱請求の範囲
    第たたは第項蚘茉の補法。  容噚䞭で行なう重合が、すべおたたはほず
    んどすべおの重合性物質の重合䜓鎖を延長する、
    特蚱請求の範囲第項蚘茉の補法。  高分子物質がアクリル系重合䜓からなる、
    特蚱請求の範囲第〜第項のいずれかに蚘
    茉の補法。  蓄熱物質が、任意に栞剀を含む無機氎和物
    からなり、この氎和物の氎溶液を圢成しお、すべ
    おの無機氎和物を溶液に溶解し、氎䞍溶性栞剀を
    溶液に分散させる、特蚱請求の範囲第〜第
    項のいずれかに蚘茉の補法。
JP2784383A 1982-02-23 1983-02-23 熱゚ネルギ−蓄積組成物および補法 Granted JPS58157885A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8205280 1982-02-23
GB8205280 1982-02-23
GB8205281 1982-02-23
GB8205282 1982-02-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157885A JPS58157885A (ja) 1983-09-20
JPH0472871B2 true JPH0472871B2 (ja) 1992-11-19

Family

ID=10528542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2784383A Granted JPS58157885A (ja) 1982-02-23 1983-02-23 熱゚ネルギ−蓄積組成物および補法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS58157885A (ja)
ZA (1) ZA83983B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154709A (ja) * 1982-03-09 1983-09-14 Kyoritsu Yuki Kogyo Kenkyusho:Kk カチオン性高吞氎性暹脂の補法
US4711813A (en) * 1985-11-22 1987-12-08 University Of Dayton Polyethylene composites containing a phase change material having a C14 straight chain hydrocarbon
JPH05295356A (ja) * 1992-04-18 1993-11-09 Ntc Kogyo Kk 物質の融解熱を利甚する粒状蓄熱材
JP3479172B2 (ja) * 1995-08-11 2003-12-15 䜏化プラステック株匏䌚瀟 蓄熱材の補造方法
JP5041678B2 (ja) * 2005-06-03 2012-10-03 日鉱日石゚ネルギヌ株匏䌚瀟 固䜓最滑剀を含むフッ玠系耇合材料の最滑方法及び圓該材料甚最滑油組成物
NL1030122C2 (nl) * 2005-10-06 2007-04-10 Kobato Polytechnologie B V Polymeersamenstelling bevattende een warmteaccumulerend faseovergangsmateriaal, bereidingswijze daarvan en product waarin deze polymeersamenstelling is toegepast.

Also Published As

Publication number Publication date
ZA83983B (en) 1983-12-28
JPS58157885A (ja) 1983-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4537695A (en) Thermal energy storage compositions
EP0011411B1 (en) Thermal energy storage material and a heat-exchange device containing this material
US4209413A (en) Thermal energy storage material
Li et al. Morphology, structure and thermal stability of microencapsulated phase change material with copolymer shell
JP5096486B2 (ja) マむクロカプセル
US4332690A (en) Heat storage system comprising a phase change medium and a nucleating agent
JP2020511555A (ja) 冷結晶化材および蓄熱においお冷結晶化を利甚するための方法
EP0123486B1 (en) Exothermic reactions
WO2005097935A9 (en) Polymer composition contains a heat accumulating phase change material, a process for producing such a coposition and product which includes such a composition
US6083417A (en) Thermal storage agent, manufacturing method thereof, thermal storage material, manufacturing method thereof, thermal storage device and accumulating method
JPH0472871B2 (ja)
JP2733571B2 (ja) 蓄熱材の補造方法
US20130105727A1 (en) Heat storage composition comprising a cationic polyelectrolyte and calcium chloride hexahydrate
JP4668541B2 (ja) 蓄熱材、その補造方法、加枩あるいは冷华システムおよび蓄熱性物品、および共重合䜓
CA1335854C (en) Production method of fine grain ice and dry clathrate water for manufacturing of concrete/mortar, a production method of concrete/mortar by using fine grain ice or dry clathrate water and concrete/mortar products manufactured by the production method of concrete/mortar
US4673520A (en) Thermal energy storage compositions
EP0133803B1 (en) Thermal energy storage compositions
US4740325A (en) Thermal energy storage compositions
JPH0525467A (ja) 蓄熱材組成物及びその補造方法
JPH10251627A (ja) 耇合粒子、その補造方法および熱搬送媒䜓
JPS5947239B2 (ja) 朜熱型蓄熱材
US5882542A (en) Sodium sulfate base heat-storage composition and process for producing the same
JP4465727B2 (ja) 蓄熱材組成物
JPH0252954A (ja) 朜熱蓄熱材料
EP0638624B1 (en) Thermal storage material composition and process for producing the same