JP4668541B2 - 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 - Google Patents
蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4668541B2 JP4668541B2 JP2004069692A JP2004069692A JP4668541B2 JP 4668541 B2 JP4668541 B2 JP 4668541B2 JP 2004069692 A JP2004069692 A JP 2004069692A JP 2004069692 A JP2004069692 A JP 2004069692A JP 4668541 B2 JP4668541 B2 JP 4668541B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage material
- long
- heat storage
- chain alkane
- copolymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
本発明で用いられる長鎖アルカンは、炭素数10以上、好ましくは炭素数13〜28のアルカンである。炭素数が28を超えると炭素数が一個増加しても融点の上昇が3℃以下であり、効果はあまり変わらない。長鎖アルカンは、それが使用される環境の温度条件によって適切な凝固点および融点を有するものを選択して使用される。好ましい長鎖アルカンの具体例としては、例えば、n−トリデカン(凝固点−5.5℃)、n−テトラデカン(融点5.5℃)、n−ペンタデカン(同10℃)、n−ヘキサデカン(同18.1℃)、n−ヘプタデカン(同22℃)、n−オクタデカン(同27.6℃)、n−ノナデカン(同32℃)、n−エイコサン(同36〜37℃)、n−ヘンエイコサン(同40.5℃)、n−ドコサン(同47℃)、トリコサン(同47.3℃)、テトラコサン(同54℃)などの直鎖アルカンを挙げることができる。
本発明の蓄熱材の製造方法の態様としては、例えば、
(1)長鎖アルカンを、本発明の共重合体が添加された水中に微分散する方法、
(2)上記の共重合体が添加された長鎖アルカンを、水中に、あるいは上記の共重合体が添加された水中に微分散する方法、
(4)上記の共重合体が添加された長鎖アルカンを、水中に、あるいは上記の共重合体が添加された水中に微分散し、長鎖アルカン微粒子を重合体被膜で被覆して上記微粒子をマイクロカプセル化する方法、
(6)上記の方法(1)〜(5)で得られた蓄熱材を硬い固形樹脂あるいは柔軟な樹脂中に微分散する方法、あるいは硬い固形の樹脂製容器、柔軟な樹脂製容器、フィルム製容器や金属製容器中に注入させて固形状の蓄熱材とする方法、
などが挙げられる。
本発明で用いられる水としては、種々の純度および由来の水を使用することができ、特に限定されない。ただし、地下水などで、珪素化合物やカルシウム塩を含む水は、熱交換器部分で昇温したときに、これらの無機成分がスケールとして沈着し易いため、イオン交換水、限外濾過水、または蒸留水を用いることが好ましい。また、上記の(1)〜(4)などの水分散液や水性エマルジョンの態様の蓄熱材の安定性を増すために、これらの分散液などのpHを制御してもよい。さらに、これらの分散液などに水溶性有機化合物を混合して、不凍液化することもできる。また、これらの分散液などに公知のスケール付着防止剤、防かび剤、防錆剤、防腐剤、消泡剤を添加してもよい。ただし、添加する成分によって上記態様の蓄熱材が不安定化しないようにすることが必要である。
実施例1
(1)〔共重合体−1の合成〕
攪拌機、逆流コンデンサー、温度計、窒素導入管および滴下装置を取り付けたセパラブルフラスコに、エタノール200部を仕込み、78℃に加熱した。別容器にPEGモノメチルエーテルメタクリレート(以下では「MPEGMA」と記す。重量平均分子量420)100部、アルキルメタクリレート(炭素数16の直鎖アルキル基を有するメタクリレート70%とアルキル基の炭素数が16を除く14〜18の直鎖アルキル基を含有する直鎖アルキルメタクリレート30%との混合物)100部およびエタノール100部を混合し、次いでセパラブルフラスコに重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル6部を添加し、上記別容器の単量体混合液を2時間に渡って滴下した。その間、80℃に発熱し、エタノールは還流した。滴下終了後、78℃で5時間重合させ、冷却し、共重合体−1のエタノール溶液を得た。GPC法で測定した共重合体−1の重量平均分子量は15,000であった。
上記と同様の反応装置に上記(1)で得た共重合体−1のエタノール溶液を200部添加し、次いで長鎖アルカンとしてヘキサデカン100部を添加し、加熱してエタノールを留去し、共重合体−1のヘキサデカン溶液を作製した。同様にして、長鎖アルカンとしてペンタデカンまたはテトラデカンを100部添加し、加熱してエタノールを留去し、共重合体−1のペンタデカンおよびテトラデカン溶液をそれぞれ作成した。
共重合体−1と同様にして、表1〜4に記載の量および種類の単量体を用いて共重合体−2〜12を合成した。実施例1と同様にしてこれらの共重合体のヘキサデカン溶液、ペンタデカン溶液およびテトラデカン溶液を作製した。
ヘキサデカン39部に共重合体−1の50%ヘキサデカン溶液2部を加えて混合した後、水57部に共重合体−2の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−1を作製した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜2μmの球形の粒子が観察された。
蓄熱材−1における共重合体−1および2の替わりに、低分子界面活性剤であるソルビタンモノオレエート(HLB:4.3)2部とポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート(HLB:15.6)2部をそれぞれ用い、比較例1の蓄熱材を得た。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜35μm(3〜8μmが主体)の球形の粒子が観察された。
ペンタデカン39部に共重合体−1の50%ペンタデカン溶液2部を加えて混合した後、水57部に共重合体−2の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて13,000rpmで2分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−2を作成した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜7μmの球形の粒子が観察された。
テトラデカン39部に共重合体−7の50%テトラデカン溶液2部を加えて混合した後、水57部に共重合体−8の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−3を作成した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜3μmの球形の粒子が観察された。
テトラデカン10部にペンタデカン40部と共重合体−1の50%ヘキサデカン溶液2部を加えて混合した後、水57部に共重合体−2の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−4を作製した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜3μmの球形の粒子が観察された。
蓄熱材−4における共重合体−1および2の替わりに、低分子界面活性剤であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(HLB:13.3)2部とポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(HLB:10.0)2部を用い、比較例2の蓄熱材を得た。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜70μm(10〜50μmが主体)の球形の粒子が観察された。
テトラデカン18部にヘキサデカン22部と共重合体−10の50%ヘキサデカン溶液2部を加えて混合した後、水57部に共重合体−11の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで4分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−5を作成した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜10μmの球形の粒子が観察された。
ヘキサデカン40部を水57部に共重合体−1の50%エタノール溶液4部および共重合体−2の50%エタノール溶液2部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−6を作成した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、1〜2μmの球形の粒子が観察された。熱的性質は蓄熱材−1と同様な性質を示した。
メラミン40部、35%ホルマリン100部、アラニン6.6部を反応させて得たアミノ酸変性、部分メトキシ化メラミン−ホルムアルデヒド初期縮合物のナトリウム塩の10%水性溶液40部を準備した。別に、ヘキサデカン39部に共重合体−1の50%ヘキサデカン溶液2部を加えて混合した後、水60部に加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとし、さらに水を加えて800部に希釈した。次いで反応容器に仕込み、酢酸水溶液でpHを4.5〜5にし、80℃〜90℃で上記の樹脂溶液40部を2時間を要して滴下した。さらに、酢酸水溶液でpHを4.5〜5にして3時間攪拌を続け形成された被膜を硬化させた。その後、濾過、水洗、乾燥してカプセル化したヘキサデカンを得た。これを蓄熱材−7とした。得られたヘキサデカンカプセルを光学顕微鏡で観察したところ、5〜20μmの球形の粒子が観察された。熱的性質は蓄熱材−1と同様な性質を示した。
ヘキサデカン32部、ビス(アクリクリロイルオキシエチル)ビスフェノールA2部、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート2部および共重合体−1の50%ヘキサデカン溶液4部を攪拌、混合し、さらにジメチルアゾビス(2−メチルプロピオネート)0.2部を添加し、溶解させた。次いでポリビニルアルコール3部および共重合体−2の50%エタノール溶液2部を溶解させた水溶液60部に上記の混合液を加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間攪拌し、懸濁液の懸濁粒子径を整えた。懸濁液を重合反応装置に移し、70℃〜80℃にて重合反応を行った。これを蓄熱材−8とした。得られたカプセル化したヘキサデカンの分散液を光学顕微鏡で観察したところ、1〜5μmの球形の粒子が観察された。熱的性質は蓄熱材−1と同様な性質を示した。
テトラデカン8部にペンタデカン32部と共重合体−1の50%ヘキサデカン溶液4部を加えて混合した後、水53部に共重合体−2の50%エタノール溶液2部および部分ケン化ポリビニルアルコール(日本化学社製ゴーセノールGL−05)0.1部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて10,000rpmで5分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−9を作製した。
(1)〔共重合体−1のエチレングリコール溶液の調製〕
実施例1の場合と同様の反応装置に実施例1の(1)で得た共重合体−1のエタノール溶液を200部添加し、次いでエチレングリコール400部を添加し、加熱してエタノールを留去し、共重合体−1のエチレングリコール溶液を作製した。
ペンタデカン27部とヘキサデカン16部を加えて混合した後、水37部に共重合体−1の20%エチレングリコール溶液20部を混合したものに加え、ホモジナイザーを用いて20,000rpmで60分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−10を作製した。このエマルジョンの水相は水37部とエチレングリコール16部からなり、エチレングリコール含有量は30%である。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンをレーザー散乱式粒度分布計(マイクロトラック社製HRA9320−X100型)で測定したところ、体積平均のメディアン径は0.52μmであった。蓄熱材−10の5.0mgをアルミニウム製密閉セルに入れ、示差熱分析装置(セイコーインスツルメント社製DSC−120型)にて30℃から−10℃の温度範囲で、冷却および昇温速度を毎分1℃として熱分析を行ったところ、65J/gの蓄熱能力があることが判った。
オクタデカン49.5部に共重合体−10の50%ヘキサデカン溶液9部を加えて混合した溶液を、水31.5部中にホモジナイザーにて5,000rpmで攪拌しながら10分かけて添加し、次いでホモジナイザーを用いて20,000rpmで20分間分散し、白色のエマルジョンとして蓄熱材−11を作製した。得られたエマルジョンはO/W型で、このエマルジョンを光学顕微鏡で観察したところ、約1μmの球形の粒子が観察された。
硬化触媒を含む不飽和ポリエステル樹脂溶液50部をホモジナイザーで高速攪拌しながら実施例23で得られた蓄熱材−11の100部を流下注入し、充分攪拌して(O/W)/O型のエマルジョンを調製した。それをポリプロピレン製の容器に入れ、加熱して重合反応を行い、硬化させた。固形の蓄熱材としてビルディング用、住宅用、道路用、保冷庫用など大型の固定する用途に好適である。また、箱の板材を二重にしてその間に注入して箱を作成することにより保冷箱、保温箱などとして好適に使用することができる。
Claims (15)
- 炭素数が12〜18の長鎖アルカンの少なくとも一種と、ポリエチレングリコールセグメントと上記長鎖アルカンに親和性を有する疎水性セグメントとを有する共重合体とを含んでなる蓄熱材において、
該ポリエチレングリコールセグメントが、分子量200〜2,000のポリエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレートであり、
該長鎖アルカンに親和性を有する疎水性セグメントを形成するための単量体が、上記長鎖アルカンの炭素数+2から長鎖アルカンの炭素数−2の範囲の炭素数を有する長鎖アルキル基を有する単量体を50質量%以上含む炭素数8〜30の炭化水素基を有するアルキル(メタ)アクリレートであり、かつ該単量体の前記共重合体の構成単位中の含有量が30〜70質量%であることを特徴とする蓄熱材。 - 前記長鎖アルカンが、前記共重合体によって水系媒体中に微分散されてなる請求項1に記載の蓄熱材。
- 前記共重合体によって水系媒体中に微分散された長鎖アルカン微粒子が、さらに重合体被膜によって被覆されてマイクロカプセル化されているマイクロカプセル型の請求項2に記載の蓄熱材。
- 前記ポリエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレートが、ポリエチレングリコールのモノアルキル(アルキル基の炭素数は1〜4)エーテル、モノアルキルアシレート(アルキル基の炭素数は1〜4)、モノ−カルボキシアルキルアシレート(アルキル基の炭素数は2〜6)、モノサルフェートおよびモノフォスフェート誘導体から選ばれる少なくとも1種の(メタ)アクリル酸エステルである請求項1に記載の蓄熱材。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱材を得るための蓄熱材の製造方法であって、
炭素数が12〜18の長鎖アルカンの少なくとも一種と、ポリエチレングリコールセグメントと、上記長鎖アルカンの炭素数+2から長鎖アルカンの炭素数−2の範囲の炭素数を有する長鎖アルキル基を有する単量体を含む単量体によって形成した上記長鎖アルカンに親和性を有する疎水性セグメントとを有する共重合体を、水系媒体中に添加し、上記長鎖アルカンを水系媒体中に微細に分散させて長鎖アルカンの水性エマルジョンとし、水性エマルジョン型蓄熱材を得ることを特徴とする蓄熱材の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱材を得るための蓄熱材の製造方法であって、
炭素数が12〜18の長鎖アルカンの少なくとも一種と、ポリエチレングリコールセグメントと、上記長鎖アルカンの炭素数+2から長鎖アルカンの炭素数−2の範囲の炭素数を有する長鎖アルキル基を有する単量体を含む単量体によって形成した上記長鎖アルカンに親和性を有する疎水性セグメントとを有する共重合体を、水系媒体中に添加し、上記長鎖アルカンを水系媒体中に微細に分散させて得た長鎖アルカンの水性エマルジョン中で、殻となる重合体(重合体被膜)を生成させ、上記水性エマルジョン中の微粒子を重合体被膜でマイクロカプセル化してマイクロカプセル型蓄熱材を得ることを特徴とする蓄熱材の製造方法。 - 前記長鎖アルカンを水系媒体中に微細に分散させるために、前記共重合体を含有した前記長鎖アルカンを、水系媒体中に微細に分散させる請求項5または6に記載の蓄熱材の製造方法。
- 前記長鎖アルカンを水系媒体中に微細に分散させるために、前記長鎖アルカンを、前記共重合体を含有している水系媒体中に微細に分散させる請求項5または6に記載の蓄熱材の製造方法。
- 前記長鎖アルカンを水系媒体中に微細に分散させるために、前記共重合体を含有した前記長鎖アルカンを、前記共重合体を含有した水系媒体中に微細に分散させる請求項5または6に記載の蓄熱材の製造方法。
- 前記長鎖アルカンの微粒子が、保護コロイド成分により粒子融合が防止されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の蓄熱材。
- さらに、増粘安定剤を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄熱材。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の蓄熱材あるいはその製造方法によって得られた蓄熱材を、樹脂中に微分散して封入させた、あるいは樹脂製容器、フィルム製容器および金属製容器のいずれかの中に上記蓄熱材を注入させて固形状に形成したことを特徴とする蓄熱材。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の蓄熱材あるいはその製造方法によって得られた蓄熱材を使用することを特徴とする加温あるいは冷却システム。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の蓄熱材あるいはその製造方法によって得られた蓄熱材を使用してなることを特徴とする加温あるいは冷却システムに使用される蓄熱性物品。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の蓄熱材あるいはその製造方法に用いられる前記共重合体であって、重量平均分子量が200〜2,000のポリエチレングリコール、そのモノアルキル(C1〜C4)エーテル、モノアルキルアシレート(C1〜C4)、モノ−カルボキシアルキルアシレート(C2〜C6)、モノサルフェートおよびモノフォスフェート誘導体から選ばれる少なくとも1種のセグメントを有する単量体単位5〜95質量%と、前記長鎖アルカンの炭素数+2から長鎖アルカンの炭素数−2の範囲の炭素数を有する長鎖アルキル基を有する単量体を50質量%以上含む炭素数8〜30の炭化水素基を有するアルキル(メタ)アクリレート95〜5質量%とを含有し、重量平均分子量が2,000〜1,000,000であることを特徴とする共重合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004069692A JP4668541B2 (ja) | 2003-03-14 | 2004-03-11 | 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071041 | 2003-03-14 | ||
JP2004069692A JP4668541B2 (ja) | 2003-03-14 | 2004-03-11 | 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004300424A JP2004300424A (ja) | 2004-10-28 |
JP4668541B2 true JP4668541B2 (ja) | 2011-04-13 |
Family
ID=33421718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004069692A Expired - Fee Related JP4668541B2 (ja) | 2003-03-14 | 2004-03-11 | 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4668541B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4637719B2 (ja) * | 2004-11-02 | 2011-02-23 | エスケー化研株式会社 | 蓄熱積層体 |
JP4905758B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2012-03-28 | 株式会社 ハセック | 蓄熱材 |
JP4520447B2 (ja) * | 2006-10-23 | 2010-08-04 | 日本電信電話株式会社 | ガス濃度測定器 |
CN102718905B (zh) * | 2012-07-03 | 2014-01-08 | 天津工业大学 | 一种聚合物型相变材料的制备方法 |
EP2883929A4 (en) * | 2012-08-10 | 2016-03-30 | Jsr Corp | COMPOSITION FOR A HEAT STORAGE MATERIAL |
CN102964494B (zh) * | 2012-11-13 | 2015-03-25 | 中国科学院长春应用化学研究所 | 聚(甲基)丙烯酸长链烷基酯相变微球材料及其制备方法与应用 |
CN104937066A (zh) * | 2013-01-10 | 2015-09-23 | 吉坤日矿日石能源株式会社 | 微胶囊蓄热材料、其制造方法和其使用 |
CN103980482A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-13 | 天津工业大学 | 丙烯腈基共聚物固-固相变材料第二单体及其制备方法和用途 |
CN104531081B (zh) * | 2015-01-15 | 2017-12-05 | 宁海德宝立新材料有限公司 | 一种基于聚乙二醇的相变蓄冷复合材料 |
WO2021028991A1 (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-18 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 樹脂組成物、蓄熱材、及び物品 |
CN114834115B (zh) * | 2022-03-02 | 2023-07-21 | 大连理工大学 | 一种相变储能柔性膜材料及其制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308480A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 蓄冷剤およびそれを用いてなる蓄冷材 |
JPH0518648A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-26 | Toto Ltd | 冷水供給装置 |
JPH11152465A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-06-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 蓄熱装置およびその製造方法 |
JP2001040342A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 蓄熱材マイクロカプセル |
-
2004
- 2004-03-11 JP JP2004069692A patent/JP4668541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308480A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 蓄冷剤およびそれを用いてなる蓄冷材 |
JPH0518648A (ja) * | 1991-07-12 | 1993-01-26 | Toto Ltd | 冷水供給装置 |
JPH11152465A (ja) * | 1997-09-19 | 1999-06-08 | Nippon Shokubai Co Ltd | 蓄熱装置およびその製造方法 |
JP2001040342A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 蓄熱材マイクロカプセル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004300424A (ja) | 2004-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2573254T3 (es) | Microcápsulas | |
ES2338180T3 (es) | Microcapsulas modificadas por polielectrolitos. | |
Su et al. | Review of solid–liquid phase change materials and their encapsulation technologies | |
Li et al. | Morphology, structure and thermal stability of microencapsulated phase change material with copolymer shell | |
JP5537776B2 (ja) | マイクロカプセル粉末 | |
JP5517623B2 (ja) | マイクロカプセル | |
US4537695A (en) | Thermal energy storage compositions | |
JP4668541B2 (ja) | 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体 | |
JP4810189B2 (ja) | 蓄熱断熱体 | |
Li et al. | Incorporation technology of bio-based phase change materials for building envelope: A review | |
JP2006523744A (ja) | マイクロカプセル水性分散液の伝熱液としての使用 | |
US20150158003A1 (en) | Microcapsules having acrylic polymeric shells and methods of making same | |
Huang et al. | Effects of oil-soluble etherified melamine-formaldehyde prepolymers on in situ microencapsulation and macroencapsulation of n-dodecanol | |
CN103450856A (zh) | 一种无机水合盐基微胶囊复合相变材料及其制备和应用 | |
US6083417A (en) | Thermal storage agent, manufacturing method thereof, thermal storage material, manufacturing method thereof, thermal storage device and accumulating method | |
CN111621265A (zh) | 基于无机物壳层的相变微胶囊及其制造方法和应用 | |
Qiu et al. | Modification of microencapsulated phase change materials (MPCMs) by synthesizing graphene quantum dots (GQDs) and nano-aluminum for energy storage and heat transfer applications | |
JP2009046638A (ja) | 蓄熱材 | |
Yadav et al. | A review on microencapsulation, thermal energy storage applications, thermal conductivity and modification of polymeric phase change material for thermal energy storage applications | |
Mohammadi et al. | Nanoencapsulation of butyl palmitate in polystyrene-co-methyl methacrylate shell for thermal energy storage application | |
KR20110116611A (ko) | 상변화 물질을 함유한 나노 캡슐의 제조방법 | |
JP4696484B2 (ja) | 潜熱蓄熱材組成物 | |
JP2004277646A (ja) | 蓄熱マイクロカプセル | |
JPH10251627A (ja) | 複合粒子、その製造方法および熱搬送媒体 | |
Shah et al. | Nanostructures encapsulated phase-change materials for sustained thermal energy storage in concrete |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060810 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4668541 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |