JPH0472758A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0472758A
JPH0472758A JP2186061A JP18606190A JPH0472758A JP H0472758 A JPH0472758 A JP H0472758A JP 2186061 A JP2186061 A JP 2186061A JP 18606190 A JP18606190 A JP 18606190A JP H0472758 A JPH0472758 A JP H0472758A
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groove
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film
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Chiaki Kudo
千秋 工藤
Yutaka Iwasaki
裕 岩崎
Masanori Fukumoto
正紀 福本
Haruhide Fuse
玄秀 布施
Yohei Ichikawa
洋平 市川
Takatoshi Yasui
安井 孝俊
Akihito Uno
宇野 彰人
Kazuyuki Sawada
和幸 澤田
Hiroyuki Sakai
坂井 弘之
Ichiro Nakao
中尾 一郎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM
)等の半導体素子は比例縮小則に従って素子の微細化、
高集積化が進められている。しかしDRAMの容量部分
はアルファー線によるソフトエラーを防ぎセンス余裕を
増大するためにビット線との容量比を稼ぐ必要があり、
単純には比例縮小則に従わずある程度以上の容量が必要
となる。
そこで現在、占有面積を増加することなく容量を増大す
る方法として半導体基板に溝を掘るトレンチタイプのセ
ルが開発されている。サラランディング ハイキャパシ
タンス セル(Surrounding Hi−Cap
acitance Ce1l、以下SCCという)構造
はトレンチ方式のキャパシタ形成法を用いたDRAMの
一種であり、他のトレンチタイプのセルと比較してもセ
ルの占有面積に対して容量が大きくとれることが特徴で
ある(特開昭60−198076号)。
第3図に従来のSCC構造を用いたDRAMのセル部分
の製造方法(以下第1の従来例という)の工程断面図を
示す。半導体基板1としてP゛シリコン基板上に第1保
護膜2.第2保護膜3.及びマスク用絶縁膜4を形成す
る。次にマスク用絶縁膜4をマスクとして半導体基板1
上の素子分離領域に第1の溝5を形成する(第3図(a
))。次に既知のりソグラフィ技術を用いて第1の溝5
と素子領域26が同時に露出するようにレジスト29を
パターンニングし、レジスト29とマスク用絶縁膜4を
マスクとして半導体基板1の表面の法線に対して約7°
の角度から後の工程で形成されるノード電極となるn+
層19とトランジスタのソース22を接続する接続n゛
層27を形成する(第3図(b))。次に再度イオン注
入を行い、第1の溝5の底部にのみ濃いn“層28を形
成する(第3図(C))。第1の溝側壁材料形成用絶縁
膜6を堆積しく第3図(d))、垂直方向に異方性のあ
るエツチング法により第1の溝側壁材料形成用絶縁膜6
を第1の溝5の側面だけに残留させ、第1の溝側壁材料
7とする(第3図(e))。第1の溝5中の半導体基板
1表面が露出した部分を更に深くエツチングして第2の
溝8を形成し、イオン注入により第2の溝8の側壁だけ
にノード電極となるn0層19を形成する(第3図(f
))。次に第2の溝8の両側n゛層19を分離するため
に第2の溝8を約300nm掘り下げ、次に半導体基板
1とn゛層19の電気的分離を確実にすると共に隣接セ
ル間の電気的分離を行うためにP″Ji!20を形成す
る(第3図(6))。次に第1容量絶縁膜9と第2容量
絶縁膜32を形成し、第2容量絶縁膜極32の表面を酸
化する。次にセルプレート電極材料10を堆積する(第
3図(ハ))。そしてセルプレート電極材料10を第1
の溝5の底面程度までエツチングし、マスク用絶縁膜4
を除去する(第3図(i))。次に第1の溝5を埋め込
み材料14を用いて周知の方法により平坦化し、通常の
MO3FET作成工程によりMOS)ランジスタを形成
する(第3図(j))。
この製造方法では第3図(j)のように第2の溝8の全
面に同様の厚さの第1容量絶縁膜9.第2容量絶縁膜3
2が形成されるため、ノード電極となるn゛層19と隣
接セル間の電気的分離のためのP゛層20に同様の電界
がかかる。このため容量を大きくする目的で第1容量絶
縁膜9.第2容量絶縁膜32を薄くしたり、対ノイズ特
性を向上するために半導体基板1に負のバイアスをかけ
ると、P″層20の第2の溝8近傍では第4図(a)の
ようにバンドが強く曲げられ荷電子帯から導電帯へバン
ド間トンネル電流が発生する。このトンネル電流がn゛
層19に流れることによりn゛層19の蓄積電荷が失わ
れ、保持時間が短くなる。更に第2の溝8の底部の角に
おいて容量酸化膜に電界が集中したり、ストレスがかか
るために容量酸化膜の電気的信顧性が悪化する。
又一方ではトレンチタイプのセルで溝の両側を電気的に
分離するために溝の底部のみに厚い絶縁膜を形成する方
法が提案されている。しかしこれらの方法は隣接する容
量間リーク電流しか考慮されていない。
続いて第5図を用いて特開平1−64336号公報の製
造方法をSCC構造のセルに応用した場合の製造方法(
以下箱2の従来例という)として説明する。第2の溝8
の底部にP゛層20を形成するまでの工程は第3図げ)
までと同様であるので省略する(第5図(a))。次に
第2絶縁膜33として約30nmの窒化膜をCVD法に
より堆積し、上方よりイオンを注入して第2の溝8の側
壁以外の第2絶縁1lI33をアモルファス化する(第
5図う))。次にウェットエツチング法により第2の溝
8の側壁の第2絶縁膜33を除去する(第5図(C))
。この際アモルファス化された部分はエツチングされな
いため残留する。次にレジスト等を第1の溝5.第2の
溝8に埋め込み第2の溝8の底部以外の第2絶縁膜33
を除去する(第5図(d))。この後の工程は第3図(
6)以降と同様であるので省略する(第5図(e) )
この方法では第5図(e)に示すように第2の溝8の底
部にしか第2絶縁膜33が残留しないため、第2の溝8
側壁のP゛層20ではトンネル電流が流れる。又第2絶
縁膜33として窒化膜を用いているため大きな応力が発
生しストレス等により半導体基板1に欠陥が発生する。
従ってノードn・層19から半導体基板1へのリーク電
流は減少しない。更に第2の溝8の底部以外の第2絶縁
膜33を除去する工程が必要となり工程数が増える。
次にイクステンデッド アブストラクト オンザ 17
回 コンファレンス オン ソリッドステート デバイ
シーズ アンド マテリアルズ(Extend Abs
tracts of the 17th Confer
enceon 5olid 5tate Device
s and Materials、 TOKYO。
1985、 pp、4l−44)の方法によるDRAM
のセルの大まかな製造方法の工程断面図を第6図に示す
工程(a)では半導体基板1にカソードカップリング平
行平板型ドライエツチング装置(以下RIEという)に
より溝8を形成する。次に工程(b)では隣接するセル
を電気的に分離するためBイオン18を注入し、工程(
C)ではCVD法により第2絶縁膜33として堆積し、
RIEにより必要な膜厚までエッチバックする。次に固
体拡散源により溝8の側壁だけにノード電極となるn゛
層19を形成し、容量酸化膜9を形成し、セルプレイド
電極材料10としてポリシリコン膜を堆積しMOS)ラ
ンジスタを形成する(工程(d))。この方法では、第
2の溝8の底部に第2絶縁膜33として残留させるCV
D酸化膜の厚みを適当な厚みに設定することにより、第
2の溝8の底部のP゛層20を全て厚い絶縁膜により覆
うことが可能である(第6図(d))。しか°し第2の
溝8の底部に均一に第2絶縁膜33を残留させるために
は、CVD酸化膜の厚みを厚くしエッチバック等の複雑
で再現性の低い工程が必要である。そのために工程の増
加する他に、ウェハー面内の均一性、安定性などに問題
がある。
続いてイクステンデッド アブストラクト オン ザ 
18回 コンファレンス オン ソリッド ステート 
デバイシーズ アンド マテリアルズ(Extend 
Abstracts of the 18th Con
ferenceon 5olid 5tate Dev
ices and Materials+ TOKYO
1986、 pp、295−298)の方法によるDR
AMのセルの大まかな製造方法の工程断面図を第7図に
示す。
第7図(a)ではマスク用絶縁膜4としてCVD酸化膜
、CVD窒化膜、熱酸化膜を形成してBイオン18を注
入し、拡散を行いP゛層20を形成する。
次に半導体基板1に溝8をRIEにより形成しく第7図
(b))、第1溝側壁材料7としてCVD酸化膜を、第
2側壁材料34としてCVD窒化膜を堆積し、RIEに
より溝8の側壁にのみにサイドウオールを形成し、再び
Bイオン18を注入する(第7図(C))。第2側壁材
料34であるCVD酸化膜をマスクとして溝8の底部の
みを500nm程度酸化しく第7図(d))、第1溝側
壁材料7と第2側壁材料34を除去した後にノード電極
形成用のAsイオン17を注入し溝8の側壁だけにノー
ド電極となるn゛層19を形成し、次に半導体基板1と
n゛層19の電気的分離を確実にするためのP+層20
を形成するために斜めの角度からBイオン18を注入す
る(第7図(e))。次に容量酸化膜とセルプレート電
極材料10を形成し、溝8を埋め込み材料14であるC
VD酸化膜を用いて埋め込む。
この方法ではn9層19が溝8の底部より半導体基板1
の内部に入り込み拡散したり(第7図げ))、Asイオ
ン17の注入エネルギーが大きいと第2の溝8である酸
化膜を突き抜け、隣接セル間の分離が不確実になる。こ
れを防ぐためにAsイオン17とBイオン18を溝底部
の厚い酸化膜を形成する前に注入すると、第2の溝8の
底部にしか第2絶縁膜33が残留しないため第2の溝8
側壁のP゛層20ではバンド間トンネル電流が流れ、第
2の従来例の方法と同様の問題が発生する。
更に特開昭62−154665号公報の方法によるDR
AMのセルの製造方法の工程断面図を第8図に示す。こ
こでは第8図(a)に示すように第2の溝8の底部を掘
り下げセル間の分離用のP゛層20を形成した後に、第
2の溝8の表面を酸化し第1容量絶縁膜9を形成し、第
2容量絶縁膜32として窒化膜を堆積する。そして第8
図(b)に示すように異方性エツチングにより第2容量
絶縁膜32を水平部(低部)のみを除去し、第2容量絶
縁膜32の表面と第2容量絶縁膜32の除去した部分の
半導体基板lを同時に酸化し第2の溝8の底部に第2絶
縁膜33を形成する(第8図(C))。この方法では第
2の溝8の底部にしか第2絶縁膜33が残留しないため
第2の溝8側壁のP゛層20ではバンド間トンネル電流
が流れ、第2の従来例の方法と同様の問題が発生する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の製造方法では、上述のように隣接するセル間を電
気的に分離し、バンド間トンネル電流の発生を防ぐ工程
数の少ない比較的容易、且つ容量酸化膜の電気的信顧性
の高い製造方法がなく、DRAMの保持時間の延長に支
障を来していた。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、素子性能の良好な半導体装置の製造方法を提供する
ことを技術的課題とする。
〔課題を解決する手段〕
本願の請求項1の発明は第1導電型半導体基板に溝を形
成する工程と、溝に第2導電型の不純物層を形成する工
程と、溝内壁に酸化防止膜となり得る第1絶縁膜を形成
する工程と、溝の底部近傍のみ第1絶縁膜を除去する工
程と、溝を掘り下げる工程と、溝を掘り下げた部分のみ
選択的に第2絶縁膜を形成する工程と、を有することを
特徴とするものである。
又本願の請求項2の発明は第1導電型半導体基板に溝を
形成する工程と、溝に第2導電型の不純物層を形成する
工程と、溝を角度を付けて掘り下げる工程と、溝内壁に
酸化防止膜となり得る第1絶縁膜を形成する工程と、溝
の掘り下げた部分近傍のみ第1絶縁膜を除去する工程と
、第1絶縁膜を除去した部分のみ選択的に第2絶縁膜を
形成する工程と、を有することを特徴とするものである
〔作用〕
このような特徴を有する本発明によれば、第2の溝の底
部を掘り下げることにより近傍のノード電極のn°層を
切断すると共に、第2の溝の底部の掘り下げた部位を全
て選択的に酸化することができる。このためバンド間ト
ンネル電流の発生源であるP゛層と容量酸化膜の電気的
信顧性を落としていた第2の溝の底部の角を自己整合的
に厚い酸化膜で覆うことができ、P゛層の濃度を下げる
ことなくP”層のバンド間トンネリング電流をなくし電
気特性の良好な且つ電気的信軌性の良好な半導体装置を
製造することができる。
〔実施例〕
(第1実施例) 第1図は本発明の第1の実施例におけるSCC構造を用
いたDRAMセルの製造方法を示す工程断面図である。
以下第1図を用いて第1の実施例を説明する。
まず第1図(a)では、半導体基板lとしてP型シリコ
ン基板(第1導電型半導体)上に第1保護膜2として約
50nmの熱酸化膜及び第2保護膜3として220na
+のC■ポリシリコンを形成し、マスク用絶縁膜4とし
て約190nmのリンガラス膜をCVD法により堆積す
る。次にマスク用絶縁膜4をマスクとして半導体基板1
の素子分離領域に深さが800nmと一定であり、最小
溝幅が600nmの第1の溝5を形成する。
次に第1図(ハ)に示すように、既知のりソグラフィ技
術を用いて第1の溝5の一部と素子領域26が同時に露
出するようにレジスト29をパターニングする。レジス
ト29とマスク用絶縁膜4をマスクとして半導体基板1
の表面の法線に対して約7°の角度から第1n”層形成
イオン30を本実施例ではAsイオンを4方向から15
0KeVで2.0X10140、−2注入し、接続n゛
層27を形成する。この接続n4層27は、後の工程で
形成されるノード電極n゛層19とトランジスタのソー
ス22を接続するものである。
次に第1図(C)に示すように、半導体基板1の表面の
法線に対して第1n+層形成イオン30よりも浅い角度
より第2n”層形成イオン31を本実施例ではAsイオ
ンをOoより50KeVで1.OX1014cm””注
入し、第1の溝5の底部にのみ濃いn1層28を形成す
る。本実施例では第2n”層形成イオン31をOoより
注入したが、これは角度をつけると第1の溝の底部にお
いて影ができるため、回転注入を行う必要があるためで
ある。文筆1゜第2n”層形成イオン30.31として
Asイオンを用いたが、これはAsイオンを用いると注
入の際制御性が良いことと、後工程における熱処理にお
いて拡散し難いためである。
次に第1図(d)ではレジスト29を除去し、その上に
第1の溝側壁材料形成用絶縁膜6として約180nmの
CVD酸化膜を堆積する。その上からCHF、ガスを用
いたカソードカップリング平行平板型ドライエツチング
装置(RI E)により第1の溝側壁材料形成用絶縁膜
6を第1の溝5の側面だけに残留させ、第1の溝側壁材
料7とする(第1図(e))。
第1図(f)において第1の溝5中の半導体基板1表面
が露出した部分を再び5iCI4 とCH2F2ガスを
用いたRIE法により約1.5μmの深さまで更に深く
エツチングして第2の溝8を形成する。その後マスク用
絶縁膜4と第1の溝側壁材料7をマスクとして、半導体
基板1の表面の法線に対して約7゜の角度からノード電
極形成用のAsイオン17を80KeVで2.0X10
”cm−”注入し、第2の溝8の側壁だけにノード電極
となるn゛層19(第2導電型の不純物層)を形成する
次いで第1図(員では第1容量絶縁膜9として約5nm
の薄い熱酸化膜を形成し、その上に第1絶縁膜である第
2容量絶縁膜32として約10nmの窒化膜をCVD法
等により堆積する。ここで第1容量絶縁膜9として熱酸
化膜を用いた理由は、酸化することにより第2の溝8の
側壁の微量な不純物が除去され、結晶欠陥が回復される
等の効果があり、容量絶縁膜の電気的信頬性が上昇する
ためである。
次に第1図(ハ)において、CHzhガス等を用いたR
IE法により第2溝8の底部の第1容量絶縁膜9と第2
容量絶縁膜32をエツチングし、第2の溝8の両側のn
゛層19を分離するために第2の溝8を底部のn゛層1
9が十分除去される深さ、本実施例では約300nn+
エツチングする。そして半導体基板1とn゛層19の電
気的分離を確実にすると共に、チャッネルストッパー層
兼素子領域の半導体基板1からの電気的浮き上がりを防
止するために、半導体基板1の表面の法線に対して約7
゜の角度からBイオン18を70KeVで7.0XI0
13caI2注入しn゛層19より深い領域にP゛層2
0を形成する。このとき半導体基板lの表面の第2容量
絶縁膜32は、第2の溝8の底部の第1容量絶縁膜9と
第2容量絶縁膜32とをエツチングする際に同時に除去
されるため、特別な工程は必要ない。
次に第1図(i)では、第2の溝8の底部のエツチング
された部分のみを選択的に酸化し第2の絶縁膜33を形
成する。本実施例では約30nm酸化した。
この際、第2容量絶縁膜32である窒化膜が酸化ストッ
パーとなるが、第2の溝8の底部の掘り下げた部分には
第2容量絶縁膜32がないため第2の溝8の底部の掘り
下げた部分のみが選択的に酸化される。この際、第2の
絶縁膜33は自己整合的にn゛層19とP゛層20の接
合領域を含めトンネル電流の発生し得る顛域全てと第2
の溝8の角を厚い酸化膜で覆うことができる。従って従
来例と同様の電圧関係となっても第4図(a)、 (b
)のようにトンネル電流は発生せず、電気的信顛性も悪
化しない。更に第2の絶縁M33の厚みは自由に設計で
き且つ酸化膜であるため、大きなストレスは発生せず従
来よりのプロセスとの整合性もよい。
更に第2容量絶縁膜32である窒化膜表面が同時に酸化
され容量酸化膜の電気的信頼性が更に向上する。
次に第1図(j)において、セルプレート電極材料10
としてポリシリコン膜をCVD法等を用いて第1の溝5
及び第2の溝8に十分埋まる程度、例えば約190n+
w堆積する。次にマスク用絶縁膜4を素子領域26のエ
ツチングストッパ兼マスクとしてセルプレート電極材料
10を第1の溝5の底面程度までエツチングし、次にマ
スク用絶縁膜4を除去する(第1図伝))。次に第1の
溝5の埋め込み材料14としてCVD法等により酸化膜
を堆積し、周知の方法により平坦化した後、通常のMO
3FET作成工程によりMOS)ランジスタを形成する
(第1図(1))。
(第2実施例) 続いて第2の発明をSCC構造のDRAMセルの製造に
応用した例を示す。第2図は本発明の第2の実施例にお
けるSCC構造を用いたDRAMセルの製造方法を示す
工程断面図である。以下第2図を用いて第2の実施例を
説明する。第2の溝8を形成し、第2の溝8の側壁だけ
にノード電極となるn゛層19を形成した工程までは第
1の実施例と同様なので省略する(第2図(a))。次
に第2図ら)に示すように、第2の溝8の両側のn・層
19を分離するために第2の溝8を底部のn゛層19が
十分除去される深さ、本実施例では約300nmエツチ
ングする。この際に第2の溝8の掘り下げた部分の側壁
が基板上部から見えるように丸(もしくはテーパーを付
けてエツチングする。これは後の工程で第1容量絶縁膜
9と第2容量絶縁膜32を第2の溝8のみRIEでエツ
チングする際、第2の溝8の側壁部分の掘り下げた部分
も第1容量絶縁膜9と第2容量絶縁膜32をエツチング
するためである。この後、半導体基板1とn゛層19の
電気的分離を確実にすると共に、チャンネルストッパー
層兼素子領域の半導体基板1からの電気的浮き上がりを
防止するために、半導体基板1の表面の法線に対して約
7°の角度からBイオン18を70KeVで7.OX1
0I3cm−”注入し、n゛層19より深い領域にP゛
層20を形成する(第2図(ロ))。
次に第2図(C)では、第1容量絶縁膜9として約5n
+++の薄い熱酸化膜を形成し、その上に第2容量絶縁
膜32として約10nmの窒化膜をCVD法等により堆
積する。ここで第1容量絶縁膜9として熱酸化膜を用い
た理由は、酸化することにより第2の溝8の側壁の微量
な不純物が除去され結晶欠陥が回復される等の効果があ
り、容量絶縁膜の電気的信頼性が上昇するためである。
次に第2図回では、CHzFzガス等を用いたRIE法
により第2溝8の底部の第1容量絶縁膜9と第2容量絶
縁膜32をエツチングする。このとき第2の満8の側壁
部分の掘り下げた部分は角度を持っているため、自己整
合的にn’J!19とP゛層2接合部分からP゛層20
の部分の第1容量絶縁膜9と第2容量絶縁膜32もエツ
チングされることになる。文筆2の溝8の底部において
第2容量絶縁M32のエツチングを第1容量絶縁膜9の
途中において停止することにより、エツチングによるダ
メージを防ぐことができる。更にこのとき同時に半導体
基板1の表面の第2容量絶縁膜32は除去されるため特
別な工程は必要ない。次に第2の溝8の第1容量絶縁膜
9と第2容量絶縁膜32のエツチングされた部分のみを
選択的に酸化し第2の絶縁膜33を形成する。本実施例
では約30nm酸化した。この際、第2容量絶縁膜32
である窒化膜が酸化ストッパーとなり第2の溝8の底部
のエツチングされた部分のみが選択的に酸化される。こ
の際、第2の絶縁膜33はn゛層19とP゛層20の接
合領域を含めトンネル電流の発生し得る顛域全てを自己
整合的に厚い酸化膜で覆うことができ、従来例と同様の
電圧関係においても第4図(a)のようにトンネル電流
は発生しない。更に第2の絶縁膜33はその厚みを電圧
により最適化することにより比較的薄くできる上、酸化
膜であるため大きなストレスは発生せず従来よりのプロ
セスとの整合性もよい。更に第2容量絶縁膜32である
窒化膜表面が同時に酸化され容量酸化膜の電気的信頼性
が向上する。この後セルプレート電極材料10を埋め込
み、第1の溝5を埋め込み材料14で埋め込み平坦化し
た後MOSトランジスタを形成する工程は第1の実施例
と同様であるため省略する(第2図(e))。
第1.第2の実施例を用いれば、従来例に比べ第2の絶
縁膜は自己整合的にn゛層19とP゛層20の接合領域
を含めトンネル電流の発生し得る領域全てを比較的厚い
酸化膜で覆うことができ、更に第2の絶縁膜の膜厚は自
由に設計できかつ酸化膜であるため大きなストレスは発
生せず従来よりのプロセスとの整合性もよい。又従来例
において容量酸化膜の電気的信頼性を悪化させる原因で
ある第2の溝8の底部の角においても比較的厚い第2の
絶縁膜で覆うことができ、容量酸化膜の電気的信頼性を
向上できる。このため保持時間の長い電気特性の良好な
半導体装置が容易に製造できる。第9図のQ印は本実施
例におけるDRAMの保持時間を示すものである。本図
に示すように第1の従来例のDRAM (Δ印)に比べ
て保持時間を約1桁以上長(することが可能となった。
尚第1.第2の実施例では第1容量絶縁膜9として熱酸
化膜を用いたが、CVD酸化膜等他の酸化膜でもよい。
又第1.第2の実施例では第2容量絶縁膜32としてC
VD窒化膜を用いたが、CVD−Tag’s等他の絶縁
膜でもよい。第1.第2の実施例では第1容量絶縁膜9
として熱酸化膜を用いたが、直接CVD窒化膜等の絶縁
膜を堆積してもよい。更に第1.第2の実施例では第2
絶縁膜33を形成した後すぐにセルプレート電極材料1
0を堆積したが、第2絶縁膜33を形成した後更に容量
絶縁膜を形成してもよい。
尚第1.第2の実施例では第2絶縁膜33を形成した後
すぐにセルプレート電極材料10を堆積したが、第2の
溝8が角度を持っていた場合第2の溝8を掘り下げると
きに第2絶縁膜33が減少したり第2絶縁膜33にダメ
ージが入ることにより容量値の不安定、容量絶縁膜の電
気的信頼性の減少等が発生することがある。このため第
2絶縁膜33を形成した後、第2容量絶縁膜32を除去
した後再度容量絶縁膜を形成してもよい。又同じ理由で
第2容量絶縁膜32を除去し、第1容量絶縁膜9を除去
してもよい。尚第1.第2の実施例ではSCC構造のD
RAMに用いたが、他のトレンチタイプのセル構造を有
する半導体装置に用いてもよい。
尚第1.第2実施例では第1の導電型半導体をP型半導
体、第2の導電型半導体をn型としているが、第1.第
2の導電型半導体を夫々n型及びP型としてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、トレンチ底
部を選択的に絶縁膜を厚く形成することによりトンネル
電流のない優れた保持特性を有する半導体装置を製造す
ることが出来るようになった。この結果DRAMの保持
時間は第9図に示すように1桁以上長くなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における半導体装置の製
造方法を示す工程断面図、第2図は本発明の第2の実施
例における半導体装置の製造方法を示す工程断面図、第
3図は従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面図、
第4図(a)は従来の半導体装置のP゛部分のバンド図
、第4図(b)は本実施例におけるP゛部分のバンド図
、第5図。 第6図、第7図及び第8図は従来の半導体装置の製造方
法を示す工程断面図、第9図は従来例と本発明の実施例
におけるセルの保持時間特性を示す曲線である。 1−−−−一半導体基板、 4・−・・−・・マスク用
絶縁膜、5・−・・−・第1の溝、 7・−−−−−・
第1の溝側壁材料、8・・−・・・−第2の溝、 9・
−−−−−一第1n”層形成イオン、1 B−−−−−
=Bイオン、  19−−−−−−− n ”層(不純
物層)31−・−−一−−第2n“層形成イオン、 3
2第2容量絶縁膜(第1絶縁膜)、 33・−−−−−
一第2絶縁膜。 特許出願人 松下電器産業株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型半導体基板に溝を形成する工程と、 前記溝に第2導電型の不純物層を形成する工程と、 前記溝内壁に酸化防止膜となり得る第1絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記溝の底部近傍のみ前記第1絶縁膜を除去する工程と
    、 前記溝を掘り下げる工程と、 前記溝を掘り下げた部分のみ選択的に第2絶縁膜を形成
    する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. (2)第1導電型半導体基板に溝を形成する工程と、 前記溝に第2導電型の不純物層を形成する工程と、 前記溝を角度を付けて掘り下げる工程と、 前記溝内壁に酸化防止膜となり得る第1絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記溝の掘り下げた部分近傍のみ前記第1絶縁膜を除去
    する工程と、 前記第1絶縁膜を除去した部分のみ選択的に第2絶縁膜
    を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  3. (3)前記溝内壁に第1絶縁膜を形成する前に前記溝内
    壁に酸化膜を形成する工程を有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
  4. (4)前記第2絶縁膜形成工程を終えた後、前記第1絶
    縁膜を除去する工程と、前記第1絶縁膜を再度形成する
    工程を有することを特徴とする請求項1又は2記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. (5)前記第1絶縁膜は窒化膜であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE4310954A1 (de) * 1992-04-16 1993-10-21 Micron Technology Inc Halbleiter-Bearbeitungsverfahren zum Herstellen eines Isoliergrabens in einem Substrat
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