JPH0471676A - 高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法 - Google Patents
高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法Info
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- JPH0471676A JPH0471676A JP18121290A JP18121290A JPH0471676A JP H0471676 A JPH0471676 A JP H0471676A JP 18121290 A JP18121290 A JP 18121290A JP 18121290 A JP18121290 A JP 18121290A JP H0471676 A JPH0471676 A JP H0471676A
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- polymer
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Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は高分子体の水切り乾燥方法に関する。
従来、高分子体を水槽から引上げて水切りを行う方法に
特公昭62−53233があるが、引上げ速度が5 c
m/分以上と早いため、水滴が残りやすく、又水滴が残
らない場合を含めても、高分子体上に水切り後、異物の
残留が多くなるという欠点を有していた。
特公昭62−53233があるが、引上げ速度が5 c
m/分以上と早いため、水滴が残りやすく、又水滴が残
らない場合を含めても、高分子体上に水切り後、異物の
残留が多くなるという欠点を有していた。
他方、高分子体以外の被乾燥物を対象とするが水槽から
引上げて水切りを行う方法が提案されている。
引上げて水切りを行う方法が提案されている。
特開昭61−270399は引上げ速度の実用範囲を2
m m / s e c 〜20 m m / s
e cであると限定しているが、前述と同様、引上げ速
度が早いため、高い乾燥品質が得られないという欠点を
有していた。
m m / s e c 〜20 m m / s
e cであると限定しているが、前述と同様、引上げ速
度が早いため、高い乾燥品質が得られないという欠点を
有していた。
又特開昭60−223130は、被乾燥物を揺動させな
がら引上げるため、被乾燥物と揺動棒との摩擦による発
塵が原因となり高い乾燥品質が得られないという欠点を
有していた。
がら引上げるため、被乾燥物と揺動棒との摩擦による発
塵が原因となり高い乾燥品質が得られないという欠点を
有していた。
又特開昭63−67735は水温が45℃〜65℃が好
ましいと記載しているが、45℃以上では、槽材料や配
管料からの溶出分が増加しやすく、それが原因となり高
い乾燥品質が得られないという欠点と、高分子体に適用
しようとした場合、熱により寸法変化やクラック等が生
じ易いという欠点を有していた。
ましいと記載しているが、45℃以上では、槽材料や配
管料からの溶出分が増加しやすく、それが原因となり高
い乾燥品質が得られないという欠点と、高分子体に適用
しようとした場合、熱により寸法変化やクラック等が生
じ易いという欠点を有していた。
従来技術では前述の如く、じみが残る或いはしみになら
ないまでも異物が残るとか、被乾燥物にダメージを与え
る等の問題点を有する。
ないまでも異物が残るとか、被乾燥物にダメージを与え
る等の問題点を有する。
そこで本発明はこのような問題点を解決するもので、そ
の目的とするところは、高分子体にダメージを与えるこ
となく、高い乾燥品質を付与する洗浄後の水切り乾燥方
法を提供するところにある。
の目的とするところは、高分子体にダメージを与えるこ
となく、高い乾燥品質を付与する洗浄後の水切り乾燥方
法を提供するところにある。
本発明の高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法は被乾燥物
を浸漬する水の温度が5℃以上、45℃未満、そして被
乾燥物の引上げ速度或いは水面の引下げ速度が0.2m
m/秒以上、0.8mm/秒以下である事を特徴とする
。
を浸漬する水の温度が5℃以上、45℃未満、そして被
乾燥物の引上げ速度或いは水面の引下げ速度が0.2m
m/秒以上、0.8mm/秒以下である事を特徴とする
。
又水切り後、熱風加温する場合、その熱風の相対湿度が
50%以下であることを特徴とする。
50%以下であることを特徴とする。
又該熱風が赤外線により加熱されていることを特徴とす
る。
る。
本発明によれば、浸漬水の温度は5℃以上、45℃未満
が好ましい。45℃以上では耐熱性に劣る高分子体は、
寸法変化が生じたり、クラックが入り易い、又液温の上
昇は、槽及び配管等の接液部からの異物混入を促進し、
水質の低下を招き、水をとおして或いは水面上の蒸気を
とおして、高分子体の表面に(=J着し、乾燥品質を低
下させる。
が好ましい。45℃以上では耐熱性に劣る高分子体は、
寸法変化が生じたり、クラックが入り易い、又液温の上
昇は、槽及び配管等の接液部からの異物混入を促進し、
水質の低下を招き、水をとおして或いは水面上の蒸気を
とおして、高分子体の表面に(=J着し、乾燥品質を低
下させる。
一方低温側では、乾燥時間の延長化傾向にあるため、実
用上5℃以上が必要である。
用上5℃以上が必要である。
水からの引上げ或いは水面の引下げ速度は、02mm/
秒以上、0.8mm/秒以下が好ましい。
秒以上、0.8mm/秒以下が好ましい。
0.8mm/秒以上では、高分子体上に水滴が残りやす
くなり、それがシミの発生に結びつく。又水滴が残らな
いまでも、高分子体上には極めてうすい水の膜が残るが
、その膜の厚みは、上記の弓上げ或いは引下げ速度の増
加に伴い増えるため水の膜中に存在する異物も又該速度
の増加に伴い増え、該異物は乾燥後、高分子体の表面に
残留する。
くなり、それがシミの発生に結びつく。又水滴が残らな
いまでも、高分子体上には極めてうすい水の膜が残るが
、その膜の厚みは、上記の弓上げ或いは引下げ速度の増
加に伴い増えるため水の膜中に存在する異物も又該速度
の増加に伴い増え、該異物は乾燥後、高分子体の表面に
残留する。
一方、低速側では、上記の問題点は解決され、高分子体
上の水の膜の厚みは薄くなり、短時間で乾燥する。しか
し乾燥した高分子体の表面が水面上の水蒸気に触れるこ
とになり、その触れる時間は低速程ながくなる。結論的
には、水蒸気の発生する力で非水溶性の異物が空気中に
持ち上げられ、乾燥した高分子体の表面に付着し、非水
溶性ゆえに、再び高分子体上から水(水蒸気)の力で移
動する事は無く、その場に残留し、乾燥品質を低下させ
ることになる。実験から0.2mm/秒以上の引上げ或
いは引下げ速度が必要である。
上の水の膜の厚みは薄くなり、短時間で乾燥する。しか
し乾燥した高分子体の表面が水面上の水蒸気に触れるこ
とになり、その触れる時間は低速程ながくなる。結論的
には、水蒸気の発生する力で非水溶性の異物が空気中に
持ち上げられ、乾燥した高分子体の表面に付着し、非水
溶性ゆえに、再び高分子体上から水(水蒸気)の力で移
動する事は無く、その場に残留し、乾燥品質を低下させ
ることになる。実験から0.2mm/秒以上の引上げ或
いは引下げ速度が必要である。
又上記水切り後の乾燥は、該高分子体の余熱を利用する
方法と更に熱風を併する事が有効であるが、水の気化は
、送風の相対湿度の低下、赤外線加熱が有効である。
方法と更に熱風を併する事が有効であるが、水の気化は
、送風の相対湿度の低下、赤外線加熱が有効である。
CR39製プラスチツクレンズを界面活性剤を含む水溶
液で洗浄し、水洗後lN−NaOH水溶液(液温40℃
)に3分間浸漬後、再び水洗する。
液で洗浄し、水洗後lN−NaOH水溶液(液温40℃
)に3分間浸漬後、再び水洗する。
更に純水(比抵抗5MΩ以上、液中パーティクル0.2
μm以上の粒子1個/m1以下)に浸漬1分後、等速で
引上げ又は引下げを行った。更に熱風による加温の有無
で乾燥を行った。条件を第1表に示す。
μm以上の粒子1個/m1以下)に浸漬1分後、等速で
引上げ又は引下げを行った。更に熱風による加温の有無
で乾燥を行った。条件を第1表に示す。
水切り乾燥品質は目視外観と平板CR39プラスチツク
レンズを用いレーザー光散乱法による表面異物欠陥検査
装置(日立デコー、HLD300B)を用い0.2μm
以上の塵埃粒子数の測定を行った。
レンズを用いレーザー光散乱法による表面異物欠陥検査
装置(日立デコー、HLD300B)を用い0.2μm
以上の塵埃粒子数の測定を行った。
上記による乾燥品質を第2表に示す。
第1表
尚熱風加温は赤外線ヒーターを使用した。
第3表
尚実施例14及び比較例9は熱風加温で1分間で乾燥、
実施例8及び比較例3は5分間で乾燥し、熱風加温によ
る効果が確認された。
実施例8及び比較例3は5分間で乾燥し、熱風加温によ
る効果が確認された。
欽に各種高分子体のシート(10cm角、シート厚20
0μmから1mmまで)を用い、界面活性剤を含む水溶
液で洗浄し水洗の後、純水(35℃)に浸漬を1分間行
った後、等速(0,5mm/秒)で引上げた。水切り乾
燥後の品質確認は前述と同様の項目で行った。結果を第
3表に示す。
0μmから1mmまで)を用い、界面活性剤を含む水溶
液で洗浄し水洗の後、純水(35℃)に浸漬を1分間行
った後、等速(0,5mm/秒)で引上げた。水切り乾
燥後の品質確認は前述と同様の項目で行った。結果を第
3表に示す。
更に各種高分子体(φ30mm、1mm厚)を用い、界
面活性剤を含む水溶液で洗浄し水洗の後純水(25℃及
び55℃)に浸漬を1分間行った後、等速(0,5mm
/秒)で引上げた。
面活性剤を含む水溶液で洗浄し水洗の後純水(25℃及
び55℃)に浸漬を1分間行った後、等速(0,5mm
/秒)で引上げた。
上記高分子体の中心部10mm間の寸法を洗浄、水切り
の前後で測定した。結果を第4表に示す。
の前後で測定した。結果を第4表に示す。
第4表
上表の如く、液温が高いと寸法変化が大きく、精密部品
への適用の場合(上記寸法間で公差が0゜005mm)
実用不可になる事が生じる。
への適用の場合(上記寸法間で公差が0゜005mm)
実用不可になる事が生じる。
本発明は上述の妬く、種々の高分子体の洗浄後の水切り
乾燥に於いて、高分子体に寸法変化やクラック等を生じ
させること無く、シミの発生を皆無にし更に、高分子体
表面に残留する異物数を極めて低い水準におさえること
を可能にした。
乾燥に於いて、高分子体に寸法変化やクラック等を生じ
させること無く、シミの発生を皆無にし更に、高分子体
表面に残留する異物数を極めて低い水準におさえること
を可能にした。
以 上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)高分子体を洗浄後、水槽内から該高分子体を引上げ
て水切りを行い、更に該高分子体の余熱或いは、熱風加
温により乾燥を行う方法に於いて、水温が5℃以上、4
5℃未満、引上げ速度が0.2mm/秒以上、0.8m
m/秒以下の条件範囲内で引上げることを特徴とする高
分子体の洗浄後の水切り乾燥方法。 2)高分子体を洗浄後、水槽内に浸漬し、水面を引下げ
て水切りを行い、更に該高分子体の余熱或いは熱風加熱
により乾燥を行う方法に於いて、水温が5℃以上、45
℃未満、引下げ速度が0.2mm/秒以上、0.8mm
/秒以下の条件範囲内で引下げることを特徴とする高分
子体の洗浄後の水切り乾燥方法。 3)相対湿度が50%以下の熱風で加温することを特徴
とする請求項1又は請求項2記載の高分子体の洗浄後の
水切り乾燥方法。 4)赤外線により加熱された熱風であることを特徴とす
る請求項1又は請求項2又は請求項3記載の高分子体の
洗浄後の水切り乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18121290A JPH0471676A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18121290A JPH0471676A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0471676A true JPH0471676A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16096789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18121290A Pending JPH0471676A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 高分子体の洗浄後の水切り乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0471676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012220936A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 基材処理装置および基材処理方法 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP18121290A patent/JPH0471676A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012220936A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 基材処理装置および基材処理方法 |
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