JPH047160A - 厚膜型サーマルヘッド - Google Patents

厚膜型サーマルヘッド

Info

Publication number
JPH047160A
JPH047160A JP10908990A JP10908990A JPH047160A JP H047160 A JPH047160 A JP H047160A JP 10908990 A JP10908990 A JP 10908990A JP 10908990 A JP10908990 A JP 10908990A JP H047160 A JPH047160 A JP H047160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
glaze layer
electrodes
silver
common electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10908990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2578242B2 (ja
Inventor
Hiroaki Hayashi
浩昭 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2109089A priority Critical patent/JP2578242B2/ja
Publication of JPH047160A publication Critical patent/JPH047160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578242B2 publication Critical patent/JP2578242B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、共通電極を銀膜で補強した厚膜型サーマル
ヘッドに関する。
(ロ)従来の技術 従来の厚膜型サーマルヘッドの構成を第4図に基づいて
以下に説明する。12は、アルミナセラミック等の材質
よりなる基板であり、その表面には、蓄熱層としてのガ
ラスグレーズ層13が形成されている〔第4図(a)参
照〕。
ガラスグレーズ層13上には、金膜よりなる共通電極1
4及び個別電極16が形成されており、これらの先端部
14a、16aは櫛歯状に交互に噛み合う配置とされる
〔第4図ら〕参照]。この金膜は金ペーストを印刷・焼
成してなるもので、金(Au)だけではなく、ガラス成
分等も含まれている。これら共通電極先端部14a、・
・・、個別電極先端部16a、・・・上には、帯状の発
熱抵抗体17が形成されている。
第4図に示すように、発熱抵抗体17が基板12のエツ
ジに沿って形成される場合、すなわちエツジ型の場合に
は、共通電極14の幅が大きくとれないため、その抵抗
値が増大し、電圧降下が大きくなってしまう。そこで、
共通電極14上には、補強用の銀膜15を形成している
。この銀膜15も銀ペーストを印刷・焼成してなるもの
で、銀(Ag)、ガラス成分等より構成される。
共通電極14、銀膜15、個別電極16及び発熱抵抗体
17は、耐摩耗層18で被覆されると共に感熱記録紙と
の摩耗から保護される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記銀膜は、銀ペーストを印刷し、これを高温で焼成し
て形成されるが、その際に金膜中の金により合金化層が
生じてしまい、比抵抗が増大してしまう。第3図(a)
に示すように、グレーズ層13上に銀膜Sのみで共通電
極を構成した場合では、8インチサイズのサーマルヘッ
ドで共通電極の抵抗値は約0.7Ωとなる。ところが、
第3図ら)に示すように、金膜G上に銀膜Sを重ねて共
通電極とした場合には、8インチサイズのサーマルヘッ
ドで1.8Ωにまで抵抗値が増大し、銀膜Sのみの場合
と比べて2倍以上になってしまう。
そこで、従来は銀膜を二層以上重ねて形成することが行
われており、第4図では、二層の銀膜15a、15bを
積層しく例えば両者の膜厚は共に10μm)、共通電極
14を補強している。
ところが、銀膜を積層して形成し、その膜厚を大きくす
ると、それだけ銀(ペースト)が多量に必要となりコス
トが上昇してしまう問題点があった。また、銀膜15と
発熱抵抗体17との高低差が大きくなり、発熱抵抗体1
7へのプラテン(図示せず)のあたりが弱くなり、印字
濃度が下がって、印字品位が損なわれる。このため、印
字濃度を上げるには、印加するエネルギを増加しなけれ
ばならない問題点があった。
この発明は上記に鑑みなされたもので、補強用銀膜の膜
厚を小さくし、コストの低減及び印字品位の向上を図れ
る厚膜型サーマルヘッドの提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用この厚膜型サ
ーマルヘッドの構成を、一実施例に対応する第1図及び
第2図を用いて説明すると、基板2上にグレーズ層3を
形成し、このグレーズ層3上には金膜よりなる複数の共
通電極4、・・・4及び複数の個別電極6、・・・、6
を形成して、これら共通電極先端部4a、・・・、4a
及び個別電極先端部6a、・・・ 6aを交互に噛み合
うように配置し、これら共通電極先端部4a、・・・、
4a及び個別電極6a、・・・ 6a上には、帯状の発
熱抵抗体7が形成され、前記各共通電極4、・・・、4
は、連結部4Cで一体につながると共に、前記グレーズ
層3上には、共通電極補強用の帯状の銀膜5が形成され
、この銀膜5が前記共通電極後端部4b、・・・、4b
上に重なり、この銀膜5と各共通電極4、・・・、4が
導通するものである。
この発明の厚膜型サーマルヘッドでは、金膜よりなる共
通電極4と補強用銀膜5との重なり領域を必要最低限で
ある共通電極後端部4bのみとし、合金層の発生を迎え
、銀膜5の比抵抗が上昇するのを防止する。このため、
銀W1.5の膜厚を小さくすることが可能となり、銀(
ペースト)の使用量を低減すると共に、銀膜5と発熱抵
抗体7との高低差を緩和することができる。
また、共通電極4を連結部4Cで一体に連結しているの
は、共通電極4、・・・、4が細かい線状のパターンと
なるため、第1図(ハ)に示すように共通電極後端部4
bが欠損した場合等でも、当該共通電極4と銀膜5との
導通がとれるようにするためである。
(ホ)実施例 この発明の一実施例を第1図及び第2図に基づいて以下
に説明する。
第1図(a)は、実施例厚膜型サーマルヘッドの耐摩耗
層を省略して示す要部平面図、第2図(a)、第2図(
b)は、それぞれ同厚膜型サーマルヘッドの第1図(a
)中IIa−I[a、nb+−nb線における要部断面
図である。
2は、アルミナセラミック等の材質よりなる基板である
。この基板2上には、蓄熱層として機能するガラスグレ
ーズ層3が形成されている〔第2図(a)(b)参照〕
。このガラスグレーズ層3は、基板2の表面に非晶質ガ
ラスペーストを印刷し、これを焼成してなるものである
このガラスグレーズ層3上には、共通電極4、・・・、
4、個別電極6、・・・ 6が形成される。まず、ガラ
スグレーズ層3上に金ペーストを印刷し、これを焼成し
て金膜とする。さらに、この金膜をホトリソグラフィー
を適用してパターン付けし、共通電極4、・・・、4、
個別電極6、・・・ 6とする。
共通電極4、・・・ 4は、細かい線状のパターンであ
り、その後端部4b寄りの所で、基板2エツジ2aに沿
って延伸する帯状の連結部4cにより、一体に連結され
ている共通電極先端部4a、・・・4aに交互に噛み合
うように個別電極6、・・・ 6の先端部6a、・・・
、6aは配置される。
前記ガラスグレーズ層3上には、補強用の銀膜5が形成
される。この銀膜5は、基板エツジ2a、サイドエツジ
2b、2bに沿って延伸する帯状のもので、ガラスグレ
ーズ層3上に印刷した銀ペーストを焼成してなる単層の
ものである。この銀膜5は、共通電極後端部4b、・・
・ 4b上に重なり、一つ一つの重なり領域は例えばX
=Q、1mm、y=0.05anとされている。また、
銀膜5の引出し部5b、5bは、前記連結部4Cの端部
4d、4d上にそれぞれ重なっている。
画電極先端部4a、6a、・・・上には、帯状の発熱抵
抗体7が形成される。この発熱抵抗体7は、ガラスグレ
ーズ層3上に、酸化ルテニウム等の抵抗成分を含む抵抗
体ペーストをスクリーン印刷し、これを焼成してなるも
ので、相隣る共通電極先端部4a、4aで挟まれる部分
が一つのドツトに対応している。発熱抵抗体7の幅は約
200μm程度で、その中心と基板エツジ2aとの距離
dが2.2肛の仕様が現在多く用いられている。この場
合には、銀膜5、連結部4cの幅は、それぞれ1胴、0
.5mm程度とることができる。
基板2上には、さらに耐摩耗層8が形成され、共通電極
4、・・・ 4、銀膜5、個別電極6、・・・6、発熱
抵抗体7が被覆されて、これらが絶縁されると共に、感
熱記録紙等との摩耗より保護される。この耐摩耗層8も
、非晶質ガラスペーストを印刷し、これを焼成してなる
ものである。
この実施例厚膜型サーマルヘッドでは、金膜よりなる共
通電極4、・・・ 4と銀膜5との重なり領域を極力小
さくしているから、合金層も少なくなり、銀膜5の比抵
抗の増加を防止する。このため、銀膜5の膜厚を従来の
1/2程度にまで小さくすることができ、銀(ペースト
)の使用量を低減(約50%)することができる。また
、m膜5と発熱抵抗体7との高低差が緩和され、プラテ
ンの発熱抵抗体7へのあたりが改善される。
この実施例厚膜型サーマルヘッドでは、共通電極4、・
・・、4が細かい線状のパターンとなるため、その一部
が欠損する危険性が高くなる。第1図(b)は、共通電
極後端部4bの一つが欠損した場合(4bx)を示して
いるが、この場合には、当該共通電極4が連結部4Cに
より隣接する共通電極4と導通しているため、印字には
支障が生じない。
このように連結部4cは、共通電極後端部4bに欠損が
生じても、印字が行えるよう保障する役割を果たしてい
る。
(へ)発明の詳細 な説明したように、この発明の厚膜型サーマルヘッドは
、基板上にグレーズ層を形成し、このグレーズ層上には
金膜よりなる複数の共通電極及び複数の個別電極を形成
して、これら共通電極先端部及び個別電極先端部を交互
に噛み合うように配置し、これら共通電極先端部及び個
別電極先端部上には帯状の発熱抵抗体が形成され、前記
各共通電極は、連結部で一体につながると共に、前記グ
レーズ層上には共通電極補強用の帯状の銀膜が形成され
、この銀膜が前記共通電極後端部に重なり、この銀膜と
各共通電極が導通ずることを特徴とするものであるから
、銀膜の膜厚を小さくし、銀(ペースト)の使用量を減
らしてコストの低減を図ると共に、発熱抵抗体のプラテ
ンへのあたりを改善し、印字濃度を上げ印字品位の向上
及び駆動時の省エネルギ化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、この発明の一実施例に係る厚膜型サー
マルヘッドの耐摩耗層を省略して示す要部平面図、第1
図(b)は、同厚膜型サーマルヘッドの共通電極に欠損
が生じた場合を説明する要部平面図、第2図(a)及び
第2図(b)は、それぞれ同厚膜型サーマルヘッドの第
1図(a)中I[a−IIa線、n b−nb線におけ
る要部断面図、第3図(a)及び第3図(b)は、銀膜
単層での抵抗値の挙動を説明する断面図、第4図(a)
は、従来の厚膜型サーマルヘッドの要部断面図、第4図
(b)は、同従来の厚膜型サーマルヘッドの耐摩耗層を
省略して示す要部平面図である。 2:基板、       3ニガラスグレ一ズ層、4・
・・・・4:共通電極、4C:連結部、4a・・・・・
4a:共通電極先端部、4b・・・・・4b:共通電極
後端部、5:銀膜、       6・・・・・6:個
別電極、6a・・・・・6a:個別電極先端部、7:発
熱抵抗体。 特許出願人      ローム株式会社代理人   弁
理士  中 村 茂 信(b) 第 図 (a) 第 図 (a) 第 図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にグレーズ層を形成し、このグレーズ層上
    には金膜よりなる複数の共通電極及び複数の個別電極を
    形成して、これら共通電極先端部及び個別電極先端部を
    交互に噛み合うように配置し、これら共通電極先端部及
    び個別電極先端部上には帯状の発熱抵抗体が形成され、
    前記各共通電極は、連結部で一体につながると共に、前
    記グレーズ層上には共通電極補強用の帯状の銀膜が形成
    され、この銀膜が前記共通電極後端部に重なり、この銀
    膜と各共通電極とが導通する厚膜型サーマルヘッド。
JP2109089A 1990-04-25 1990-04-25 厚膜型サーマルヘッド Expired - Lifetime JP2578242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2109089A JP2578242B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 厚膜型サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2109089A JP2578242B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 厚膜型サーマルヘッド

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19021996A Division JP2815338B2 (ja) 1996-07-19 1996-07-19 厚膜型サーマルヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH047160A true JPH047160A (ja) 1992-01-10
JP2578242B2 JP2578242B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=14501310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2109089A Expired - Lifetime JP2578242B2 (ja) 1990-04-25 1990-04-25 厚膜型サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2578242B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022044731A (ja) * 2016-10-11 2022-03-17 ローム株式会社 サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354323A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Teijin Ltd 活性型ビタミンd↓3類製剤用組成物
JPS6418649A (en) * 1987-07-14 1989-01-23 Fuji Xerox Co Ltd Thick film thermal head

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6354323A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Teijin Ltd 活性型ビタミンd↓3類製剤用組成物
JPS6418649A (en) * 1987-07-14 1989-01-23 Fuji Xerox Co Ltd Thick film thermal head

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022044731A (ja) * 2016-10-11 2022-03-17 ローム株式会社 サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリントヘッドの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2578242B2 (ja) 1997-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0829369B1 (en) Thermal head and method of manufacturing the same
JPH047160A (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP2001232838A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP2571864B2 (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP2815338B2 (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP2571865B2 (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP3169518B2 (ja) サーマルヘッド
JP2561133B2 (ja) サーマルヘッドの電極構造
JP3472755B2 (ja) サーマルヘッドおよびその製造方法
JP2657915B2 (ja) 厚膜サーマルヘッドの製造方法
JP2582449B2 (ja) サーマルヘッド
JPH06106756A (ja) サーマルヘッド及びその製造方法
JPH0727161Y2 (ja) サーマルヘッド
JPH0473161A (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JP2554556B2 (ja) サ−マルプリントヘッド
JP2537559B2 (ja) 厚膜型サ―マルヘッド
JPH079640Y2 (ja) サーマルヘッド
JPH0890810A (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JPS61280949A (ja) サ−マルヘツド
JPH03254954A (ja) サーマルヘッドの構造
JPH01125247A (ja) サーマルプリントヘッド
JPH01123756A (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JPH03158252A (ja) 厚膜型サーマルヘッド
JPH0417795B2 (ja)
JPS61272169A (ja) サ−マルヘツド

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 14