JPH0470923B2 - - Google Patents
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- JPH0470923B2 JPH0470923B2 JP59205571A JP20557184A JPH0470923B2 JP H0470923 B2 JPH0470923 B2 JP H0470923B2 JP 59205571 A JP59205571 A JP 59205571A JP 20557184 A JP20557184 A JP 20557184A JP H0470923 B2 JPH0470923 B2 JP H0470923B2
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- glass fiber
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Landscapes
- Filtering Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は高い過精度と強度が要求される液体
あるいは気体の過等に用いる材の製造方法に
関するものである。 従来の技術 従来周知のこの種の材には、ガラス繊維紙
の両側を化学繊維層で挾み、さらにその両方の外
側を金網で挾んで、この5枚の層を一緒にプリー
ツ状に折り込み、菊花状のカートリツジに成型し
たものがある。 発明が解決しようとする問題点 しかしこの種の材はガラス繊維紙を化学繊
維層が接触して支えているだけであるので、強度
が不充分である。高い圧力損失の過の場合やあ
るいは強い脈動が生じる過の場合、ガラス繊維
紙の強度が弱い部分に流れが集中し、やがてそ
の部分の孔が大きくなつて捕捉すべき粒子が洩
れ、過精度が悪くなるという欠点がある。また
この種の材のガラス繊維紙は強度が小さいの
で、ある程度以上の厚さを必要とする。そのため
価格が高く、透過抵抗が大きくなる、という欠点
がある。さらに、この種の材は壊れやすく、取
り扱いに注意を要するという欠点がある。 また、上記の欠点を解消する目的で、ガラス繊
維層とそれを補強する化学繊維層あるいは天然繊
維層を樹脂接着剤による二次加工で貼り合わせた
ものがある。 しかし、この種の材はガラス繊維を形成する
段階と二次加工の段階があるので製造コストが高
くなる欠点がある。 また、樹脂接着剤による二次加工は樹脂がガラ
ス繊維を覆い材の比表面積を減少させ、過精
度を低下させる、という欠点がある。 問題点を解決するための手段、作用 本発明は上記の欠点を解消するものである。 本発明の材は、高分子のバインダー層を接着
剤としてガラス繊維層と補強材の化学繊維層を接
着したもので、大きな強度を持ち、良好な過精
度が得られる。また、ガラス繊維層の厚さを薄く
することができるので、透過抵抗が小さく、安価
な材を提供することができる。さらに、化学繊
維で補強されているため、取り扱いも容易であ
る。 本発明の三層構造の材は第1図のように、3
の化学繊維層で補強されているため、強度が大き
くなり、1のガラス繊維層によつて過精度が高
い材となる。2は1と3を貼り合わせるバイン
ダー層である。 また、本発明の五層構造の材は第2図3と4
の化学繊維によつて補強されるため、さらに強度
が大きな材となる。4はまたプレフイルタの機
能を果たし、ダスト保持能力が高く、過精度も
高い材となる。1はガラス繊維層、2は1と3
を貼り合わせるバインダー層である。5は1と4
を貼り合わせるバインダー層である。 実施例 本発明の三層構造の材の製造方法および実施
例は、次のとおりである。 まず、補強材の化学繊維にスパンボンド型ポリ
エステル繊維層を用い、この繊維層上にスパンポ
ンド方式で、溶融点が110℃から120℃のポリアミ
ド繊維を積層する。 実施例では、補強材のポリエステル繊維層の繊
維量は30g/m2で、バインダー層の繊維量は10
g/m2とした。 第3図、第4図は本発明の製造方法を示したも
ので、第3図は本発明の三層構造の材の場合、
第4図は五層構造の場合である。 第3図のように、上記の補強材層3とバインダ
ー層2とを積層した二層構造の繊維層ロール13
をセツトし11の抄き網の上に供給し、その上に
14のガラス繊維とアクリル樹脂エマルジョンを
混合した抄紙原料を流しこみ、上記の二層構造の
繊維層の上にガラス繊維層1を形成する。この三
層を抄紙機械のドライヤー部を通して接着させ
る。 以上のように、紙を抄く操作と同じ要領で、ポ
リエステルの補強材層およびガラス繊維層をバイ
ンダー層で接着した三層構造の材ができる。 次に本発明の五層構造の材の実施例を述べ
る。 まず、本発明の三層構造の実施例と同様に補強
材の化学繊維として、スパンポンド型ポリエステ
ル繊維層を用い、この繊維層上にスパンボンド方
式で、溶融点が110℃から120℃のポリアミド繊維
を積層する。 実施例では、補強材のポリエステル繊維層の繊
維量は30g/m2で、バインダー層の繊維量は10
g/m2とした。 第4図のように、上記の補強材層3とバインダ
ー層2とを積層した二層構造の繊維層ロール13
をセツトし11の抄き網の上に供給し、その上に
14のガラス繊維とアクリル樹脂エマルジョンを
混合した抄紙原料を流しこみ、上記の二層構造の
繊維層の上にガラス繊維層1を形成する。ここま
では、三層構造の材の製造方法と同じである。 さらに、ガラス繊維の層の上にロール12から
二層構造の繊維層を供給して重ね、抄紙機械の加
熱ロール15の熱で五層を接着する。 以上のように、紙を抄く操作と同じ要領で、ガ
ラス繊維層の両面をバインダー層を中にいれてポ
リエステルの補強材層と接着した五層構造の材
ができる。 実施例では、補強材層をスパンボンド型ポリエ
ステル繊維層としたが、これは補強材としての強
度を持ち、流体の透過率がある程度の大きさがあ
る繊維層であれば、他のものでもよい。例えば繊
維の種類は、レーヨン、アクリル、ポリプロピレ
ンあるいは麻繊維や綿繊維、木材繊維等でもよ
い。また、繊維層の製造方法についても、乾式
法、湿式法あるいは他の方法で製造したものでも
よい。 ガラス繊維層の繊維量は過に必要な精度と圧
力損失に応じて変化させることができる。補強材
層の繊維量は、この材を使用する時に必要な強
度、硬度に応じて変化させることができる。 バインダー繊維の繊維量は多過ぎると、材抵
抗が大きくなり、少ないと層間の密着力が弱くな
る。したがつて、適切な量を見いださなければな
らない。実施例では、10g/m2くらいが最適であ
つた。 また、実施例では、バインダー層は、スパンポ
ンド方式で、ポリアミド繊維を補強材層の上に積
層したが、繊維はドライヤーあるいは加熱ロール
の温度より低い溶融点を持つ繊維であれば他のも
のでもよい。また、バインダー層は繊維状でな
く、ドツト状、格子状あるいは補強材層の全面を
覆わないその他の形状で、適切な溶融点をもつ高
分子を補強材層の上に配列する方法でもよい。 発明の効果 次に、本発明の実施例と従来の材の性能試験
の結果を表1に示す。
あるいは気体の過等に用いる材の製造方法に
関するものである。 従来の技術 従来周知のこの種の材には、ガラス繊維紙
の両側を化学繊維層で挾み、さらにその両方の外
側を金網で挾んで、この5枚の層を一緒にプリー
ツ状に折り込み、菊花状のカートリツジに成型し
たものがある。 発明が解決しようとする問題点 しかしこの種の材はガラス繊維紙を化学繊
維層が接触して支えているだけであるので、強度
が不充分である。高い圧力損失の過の場合やあ
るいは強い脈動が生じる過の場合、ガラス繊維
紙の強度が弱い部分に流れが集中し、やがてそ
の部分の孔が大きくなつて捕捉すべき粒子が洩
れ、過精度が悪くなるという欠点がある。また
この種の材のガラス繊維紙は強度が小さいの
で、ある程度以上の厚さを必要とする。そのため
価格が高く、透過抵抗が大きくなる、という欠点
がある。さらに、この種の材は壊れやすく、取
り扱いに注意を要するという欠点がある。 また、上記の欠点を解消する目的で、ガラス繊
維層とそれを補強する化学繊維層あるいは天然繊
維層を樹脂接着剤による二次加工で貼り合わせた
ものがある。 しかし、この種の材はガラス繊維を形成する
段階と二次加工の段階があるので製造コストが高
くなる欠点がある。 また、樹脂接着剤による二次加工は樹脂がガラ
ス繊維を覆い材の比表面積を減少させ、過精
度を低下させる、という欠点がある。 問題点を解決するための手段、作用 本発明は上記の欠点を解消するものである。 本発明の材は、高分子のバインダー層を接着
剤としてガラス繊維層と補強材の化学繊維層を接
着したもので、大きな強度を持ち、良好な過精
度が得られる。また、ガラス繊維層の厚さを薄く
することができるので、透過抵抗が小さく、安価
な材を提供することができる。さらに、化学繊
維で補強されているため、取り扱いも容易であ
る。 本発明の三層構造の材は第1図のように、3
の化学繊維層で補強されているため、強度が大き
くなり、1のガラス繊維層によつて過精度が高
い材となる。2は1と3を貼り合わせるバイン
ダー層である。 また、本発明の五層構造の材は第2図3と4
の化学繊維によつて補強されるため、さらに強度
が大きな材となる。4はまたプレフイルタの機
能を果たし、ダスト保持能力が高く、過精度も
高い材となる。1はガラス繊維層、2は1と3
を貼り合わせるバインダー層である。5は1と4
を貼り合わせるバインダー層である。 実施例 本発明の三層構造の材の製造方法および実施
例は、次のとおりである。 まず、補強材の化学繊維にスパンボンド型ポリ
エステル繊維層を用い、この繊維層上にスパンポ
ンド方式で、溶融点が110℃から120℃のポリアミ
ド繊維を積層する。 実施例では、補強材のポリエステル繊維層の繊
維量は30g/m2で、バインダー層の繊維量は10
g/m2とした。 第3図、第4図は本発明の製造方法を示したも
ので、第3図は本発明の三層構造の材の場合、
第4図は五層構造の場合である。 第3図のように、上記の補強材層3とバインダ
ー層2とを積層した二層構造の繊維層ロール13
をセツトし11の抄き網の上に供給し、その上に
14のガラス繊維とアクリル樹脂エマルジョンを
混合した抄紙原料を流しこみ、上記の二層構造の
繊維層の上にガラス繊維層1を形成する。この三
層を抄紙機械のドライヤー部を通して接着させ
る。 以上のように、紙を抄く操作と同じ要領で、ポ
リエステルの補強材層およびガラス繊維層をバイ
ンダー層で接着した三層構造の材ができる。 次に本発明の五層構造の材の実施例を述べ
る。 まず、本発明の三層構造の実施例と同様に補強
材の化学繊維として、スパンポンド型ポリエステ
ル繊維層を用い、この繊維層上にスパンボンド方
式で、溶融点が110℃から120℃のポリアミド繊維
を積層する。 実施例では、補強材のポリエステル繊維層の繊
維量は30g/m2で、バインダー層の繊維量は10
g/m2とした。 第4図のように、上記の補強材層3とバインダ
ー層2とを積層した二層構造の繊維層ロール13
をセツトし11の抄き網の上に供給し、その上に
14のガラス繊維とアクリル樹脂エマルジョンを
混合した抄紙原料を流しこみ、上記の二層構造の
繊維層の上にガラス繊維層1を形成する。ここま
では、三層構造の材の製造方法と同じである。 さらに、ガラス繊維の層の上にロール12から
二層構造の繊維層を供給して重ね、抄紙機械の加
熱ロール15の熱で五層を接着する。 以上のように、紙を抄く操作と同じ要領で、ガ
ラス繊維層の両面をバインダー層を中にいれてポ
リエステルの補強材層と接着した五層構造の材
ができる。 実施例では、補強材層をスパンボンド型ポリエ
ステル繊維層としたが、これは補強材としての強
度を持ち、流体の透過率がある程度の大きさがあ
る繊維層であれば、他のものでもよい。例えば繊
維の種類は、レーヨン、アクリル、ポリプロピレ
ンあるいは麻繊維や綿繊維、木材繊維等でもよ
い。また、繊維層の製造方法についても、乾式
法、湿式法あるいは他の方法で製造したものでも
よい。 ガラス繊維層の繊維量は過に必要な精度と圧
力損失に応じて変化させることができる。補強材
層の繊維量は、この材を使用する時に必要な強
度、硬度に応じて変化させることができる。 バインダー繊維の繊維量は多過ぎると、材抵
抗が大きくなり、少ないと層間の密着力が弱くな
る。したがつて、適切な量を見いださなければな
らない。実施例では、10g/m2くらいが最適であ
つた。 また、実施例では、バインダー層は、スパンポ
ンド方式で、ポリアミド繊維を補強材層の上に積
層したが、繊維はドライヤーあるいは加熱ロール
の温度より低い溶融点を持つ繊維であれば他のも
のでもよい。また、バインダー層は繊維状でな
く、ドツト状、格子状あるいは補強材層の全面を
覆わないその他の形状で、適切な溶融点をもつ高
分子を補強材層の上に配列する方法でもよい。 発明の効果 次に、本発明の実施例と従来の材の性能試験
の結果を表1に示す。
【表】
【表】
表1のように、本発明の材は、従来の材に
較べて、強度が強い。透気度が小さいので、過
抵抗が小さい。過粒度が小さいので、過精度
が良好である。
較べて、強度が強い。透気度が小さいので、過
抵抗が小さい。過粒度が小さいので、過精度
が良好である。
第1図の矢印は、過の流体の流れの方向を示
している。第1図の1はガラス繊維層で、2はバ
インダー層、3は補強材層である。第2図の矢印
は、過の流体の流れの方向を示している。第2
図の1は、ガラス繊維層で、2と5はバインダー
層、3と4は補強材層である。第3図、第4図は
本発明の製造工程の2例を示し、11は抄き網
で、12および13は補強材層とバインダー層と
の二層構造の繊維層ロール、14はガラス繊維層
の原料、15は加熱ロールである。
している。第1図の1はガラス繊維層で、2はバ
インダー層、3は補強材層である。第2図の矢印
は、過の流体の流れの方向を示している。第2
図の1は、ガラス繊維層で、2と5はバインダー
層、3と4は補強材層である。第3図、第4図は
本発明の製造工程の2例を示し、11は抄き網
で、12および13は補強材層とバインダー層と
の二層構造の繊維層ロール、14はガラス繊維層
の原料、15は加熱ロールである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリエステル繊維等の補強材層の上にスパン
ポンド方式等によりポリアミド繊維のごとき低溶
融点のバインダー層を積層したものを抄き網上に
供給し、次で該抄き網を予めガラス繊維を水に分
散させた層中を移動せしめ、かくして紙抄きの要
領によりガラス繊維層、バインダー層および補強
材層からなる三層構造物を作りこれを加熱乾燥す
ることを特徴とする濾材の製造方法。 2 ポリエステル繊維等の補強材層の上にスパン
ポンド方式等によりポリアミド繊維のごとき低溶
融点のバインダー層を積層したものを抄き網上に
供給し、次で該抄き網を予めガラス繊維を水に分
散させた層中を移動せしめ、かくして紙抄きの要
領によりガラス繊維層、バインダー層および補強
材層からなる三層構造物を作り、さらにその上に
前記と同様にして補強材層の上にバインダー層を
有する二層構造物を接触させて五層構造物を作
り、これを加熱乾燥することを特徴とする濾材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20557184A JPS6186919A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 濾材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20557184A JPS6186919A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 濾材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6186919A JPS6186919A (ja) | 1986-05-02 |
JPH0470923B2 true JPH0470923B2 (ja) | 1992-11-12 |
Family
ID=16509093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20557184A Granted JPS6186919A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | 濾材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6186919A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623578Y2 (ja) * | 1985-07-09 | 1994-06-22 | 東レ株式会社 | 紡糸原液用フィルタエレメント |
JPS6438118A (en) * | 1987-08-05 | 1989-02-08 | Yamashin Kogyo Kk | Filter medium of filter |
JPH02243126A (ja) * | 1989-03-17 | 1990-09-27 | Nippon Muki Kk | 真空掃除機フィルタ用濾紙 |
JP2002018216A (ja) * | 2000-04-10 | 2002-01-22 | Toray Ind Inc | フィルタ |
CN104645717B (zh) * | 2015-02-05 | 2016-08-31 | 福建鑫华股份有限公司 | 一种新型抗静电过滤材料及其制备方法 |
CN104922977B (zh) * | 2015-05-20 | 2016-08-03 | 杭州特种纸业有限公司 | 生物滤纸及其制备方法和应用 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5626452A (en) * | 1979-08-09 | 1981-03-14 | Nec Corp | Semiconductor case |
-
1984
- 1984-10-02 JP JP20557184A patent/JPS6186919A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5626452A (en) * | 1979-08-09 | 1981-03-14 | Nec Corp | Semiconductor case |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6186919A (ja) | 1986-05-02 |
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