JPH0470836A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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Publication number
JPH0470836A
JPH0470836A JP18510490A JP18510490A JPH0470836A JP H0470836 A JPH0470836 A JP H0470836A JP 18510490 A JP18510490 A JP 18510490A JP 18510490 A JP18510490 A JP 18510490A JP H0470836 A JPH0470836 A JP H0470836A
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JP
Japan
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acrylate
acid
photosensitive
meth
general formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP18510490A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Matsumura
智之 松村
Masabumi Uehara
正文 上原
Eriko Katahashi
片橋 恵理子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp, Konica Minolta Inc filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Publication of JPH0470836A publication Critical patent/JPH0470836A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、感光性組成物に関する。本発明の感光性組成
物は、例えば、平版印刷版の感光層を構成するために利
用することができる。
〔発明の背景〕
従来より種々の感光性組成物が提案され、これにより例
えば様々な感光性平版印刷版(以下適宜PS版と称する
こともある)が構成されている。
感光性印刷版は一般に、アルミニウム板等の支持体上に
感光性組成物を塗布して製造される。感光性印刷板は、
例えばネガ型の場合、通常、これに陰画等を通して紫外
線等の活性光線を照射し、光が照射された部分を重合あ
るいは架橋等させてこの部分を現像液に不溶な状態とし
、その後現像して光の非照射部分を現像液に溶出させ、
それぞれの部分を、水を反発して油性インキを受容する
画像部、及び水を受容して油性インキを反発する非画像
部とする形で一般に用いられる。
この場合における感光性組成物としては、特にネガ型P
S版では、従来より一般に、感光体としてジアゾニウム
樹脂を用いる場合と、エチレン性不飽和結合を有する化
合物と光重合開始剤とを混合して用いる場合とに分類で
きる。後者の感光性組成物は光重合組成物と呼ばれ、一
般的には、エチレン性不飽和結合を有するモノマー(ま
たはオリゴマー)、光重合開始剤、及び高分子結合剤(
以後単にバインダーと呼ぶ)から成る。このように光重
合を利用した感光性組成物は、これを用いてネガ型PS
版を構成すると、一般的に高耐剛力を有するものが得ら
れることが知られている。
これらの光重合組成物のバインダーとしては一般的には
、ポリビニル系、ポリビニルホルマール系、ポリビニル
ブチラール系、ポリウレタン系、ポリエステル系等のポ
リマーが用いられている。この中でも現像性の点で有利
なポリビニル系ポリマーが一般的であり、アクリル酸・
メタクリル酸エステル及び/またはスチレン等の共重合
体が用いられることが多い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記のポリマーは硬度的には優れるものの
、例えばPS版として構成する場合など、金属支持体と
の接着性や柔軟性の点で他の樹脂より劣るため、剥離が
生し易くなるという傾向があり、耐剛力は比較的低くな
り、満足できるものではなかった。
本発明は、上記問題点を解決して、感度の高い光重合性
化合物を用いた感光性組成物の利点を生かしつつ、しか
も金属支持体等との接着性や、柔軟性に優れるものであ
って、よって感光性平版印刷版の感光層構成用として用
いた場合も耐剛力の大きい印刷版を得ることができる感
光性組成物を提供することが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、下記(1)〜(3)の成分を含有
して成る感光性組成物によって、達成される。
(1)重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物
(2)光重合開始剤。
(3)下記一般式(I)で表される置換基を有する高分
子化合物(以下適宜F本発明の高分子化合物」とも称す
る)。
一般式(1) %式% 但しR1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、また
はフェニル基を表す。
以下本発明の感光性組成物を構成する各成分について更
に詳述する。
(1)重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物 本発明の感光性組成物が含有する重合可能なエチレン性
不飽和結合を有する化合物としては、光重合開始剤によ
り重合が開始して高分子化するものであれば各種のもの
を用いることができるが、以下のようなモノマー及び/
またはオリゴマーを好ましいものとして挙げることがで
きる。
即ち、このような重合性化合物は、オリゴマーとして具
体的には、 ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能のアク
リレートやメタクリレート;ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレ
ート、ネオベンチルグリコールジ(メタ)アクリレート
、ペンタエリストリールトリ (メタ)アクリレート、
ペンタエリスルトールテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリストリールヘキサ(メタ)アクリレート、ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリ(アクリ
ロイルオキシエチル)イソシアヌレート、グリセリンや
トリメチロールエタン等の多価アルコールにエチレンオ
キサイドやプロピレンオキサイドを付加させた後(メタ
)アクリレート化したもの、特公昭48−41708号
、特公昭50−6034号、特開昭51−37193号
各明細定記記載されているようなウレタンアクリレート
類、特開昭48−64183号、特公昭49−4319
1号、特公昭52−30490号各公報定記載されてい
るポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ
)アクリル酸反応させたエポキシアクリレート類等の多
官能のアクリレートやメタクリレート を例示できる。更に、詳細には日本接着協会Vo1.2
0. Nα7 、300〜308頁に光硬化性子ツマ−
及びオリゴマーとして紹介されている重合性化合物を用
いることもできる。
(2)光重合開始剤 本発明の怒光性組成物は、光重合開始剤を含有する。以
下本発明に用いることができる光重合開始剤について述
べる。本発明において、光重合開始剤としては、公知の
種々のものを任意に用いることができるが、特に好まし
いものは、チオキサイトン系、アントラキノン系、ヘン
シフエノン系、ベンゾイン系、安息香酸エステル系、ト
ルハロメチル系の重合開始剤である。具体的には、下記
のような化合物を好ましく用いることができる。
以下余白 CCl3 また、光重合開始剤として、ジアゾ化合物を用いること
もできる。ジアゾ化合物のうち、好ましく用いられるも
のは、P−ジアゾジフェニルアミン誘導体の有機及び無
機酸塩であり、中でも好ましいのが、ジアゾジフェニル
アミンスルホン酸塩、ジアゾジフェニルアミントリフル
オロリン酸塩である。
また、これらジアゾ化合物をカルボニル化合物と重縮合
させて得られるジアゾ樹脂も、好ましく用いることがで
きる。中でも好ましいのは、ジアゾジフェニルアミント
リフルオロリン酸塩とホルムアルデヒドとの重縮金物で
ある。またこの重縮合の際、他の芳香族を加え、共縮合
体としたものも好ましい。
以下にジアゾ化合物として好ましいジアゾ樹脂の合成の
1例を示す。
ジアゾ 21の人 p−ジアゾジフェルニルアミン硫酸塩 14.5 gを
、水冷下で40gの濃硫酸に溶解した。この反応溶液に
1.05gのバラホルムアルデヒドをゆっくり添加した
。この際、反応温度が10°Cを超えないように添加し
ていった。その後、2時間水冷下で撹拌を続げた。この
反応混合液を、水冷下、500m lのエタノールに滴
下し、生した沈澱を濾別した。
エタノールで沈澱を洗浄した後、この沈澱を100−の
純水に溶解し、この液に、6.8gの塩化亜鉛を溶解し
た水溶液を加えた。生した沈澱をろ別した後、エタノー
ルで洗い、150mfの純水に溶解させた。この液に、
8gのへキサフルオロリン酸アンモニウムを溶解した水
溶液を加え、生した沈澱を濾別し、水、エタノールで洗
った後、25°Cで3日間乾燥して、ジアゾ樹脂1を得
た。
本発明においては、上記した各種光重合開始剤とともに
、重合禁止剤、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシ
フェノール、ジ−t−ブチル−pクレゾール、ピロガロ
ール、L−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4.4’
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)
、2.2’メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾールなど
を併用してもよい。
(3)本発明の高分子化合物 本発明の高分子化合物は、本発明の感光性組成物中にお
いて、結合剤(バインダー)としての役割を果たすもの
である。
一般式(I)は下記のとおりである。
一般式(1) %式% 但し、R3は、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
またはフェニル基を表す。R3は好ましくは、水素原子
である。
上記一般式(I)で表される構造を有機高分子化合物中
に導入するには、下記一般式(n)で表される構造を有
するビニル系モノマーを用いて重合反応することにより
、これを得ることができる。
一般式(II) 但し、R1は一般式(I)におけると同義である。
R2,R3は、水素原子、メチル基、フェニル基、また
はカルボキシル基を表す。
R4は、水素原子、またはメチル基を表す。
一般式(II)で表されるモノマーとして好ましいもの
としては、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロ
ールメタクリルアミド、N−メチロール−N−メチル(
メタ)アクリルアミド、N−メチロール−N−エチルメ
タクリルアミド、N−メチロール桂皮酸アミド等を挙げ
ることができる。
中でも特に好ましいものはN−メチロールアクリルアミ
ド、N−メチロールメタクリルアミドである。
本発明の高分子化合物は、一般式(I[)で表されるモ
ノマーの他に、必要に応して他の千ツマ−特に種々のビ
ニル系モノマーを用いた共重合体として得ることができ
る。
このような共重合上ツマ−として好ましく用いることが
できるものとして、下記(1)〜(12)に示す化合物
を挙げることができる。
(1)芳香族水酸基を有するモノマー、例えばN−(4
−ヒドロキシフェニル)アクリルアミドまたはN−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド、o−、m−
、p−ヒドロキシスチレン、o−、m−、p−ヒドロキ
シフェニル−アクリレートまたは一メタクリレート。
(2)脂肪族水酸基を有するモノマー、例えば2−ヒド
ロキシエチルアクリレートまたは2,2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート。
(3)アクリル酸、メタアクリル酸、無水マレイン酸、
イタコン酸、無水イタコン酸等のα、β−不飽和カルボ
ン酸。
(4)アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、ア
クリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−
2−クロロエチル、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、グリシジルアクリレート、N−ジメチルアミノエチル
アクリレート等の(置換)アルキルアクリレート。
(5)メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミ
ルメタクリレート、シクロへキシルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブ
チルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート等の(置換)アル
キルメタクリレート。
(6)アクリルアミド、メタクリルアミド、N−エチル
アクリルアミド、N−ヘキシルアクリルアミド、N−シ
クロヘキシルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチルア
クリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−ニト
ロフェニルアミド、N−エチル−N−フェニルアクリル
アミド等のアクリルアミドもしくはメタクリルアミド類
(7)エチルビニルエーテル、2−10ロエチルビニル
エーテル、ヒドロキシエチルビニルエーテル、プロピル
ビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクチルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類。
(8)ビニルアセテート、ビニルクロロアセテート、ビ
ニルブチレート、安息香酸ビニル等のビニルエステル類
(9)スチレン、α−メチルスチレン、メチルスチレン
、クロロメチルスチレン等のスチレン類。
(10)メチルビニルケトン、エチルビニルケトン、プ
ロピルビニルケトン、フェニルビニルケトン等のビニル
ケトン類。
(11)エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジ
ェン、イソプレン等のオレフィン類。
(12) N−ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾ
ール、4−ビニルピリジン、アクリロニトリル、メタク
リルアミド等。
更に、上記モノマーと共重合し得る七ツマ−を共重合さ
せてもよい。また、上記モノマーの共重合によって得ら
れる共重合対を、例えば、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアクリレート等によって修飾したものも含ま
れるが、これらに限られるものではない。
また上記共重合体には必要に応じて、ポリビニルブチラ
ール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキ
シ樹脂、ノボランク樹脂、天然樹脂等を添加してもよい
用いられる本発明の高分子化合物として好ましいものは
、前記(1)〜(12)で表されるモノマーの共重合体
であり、かつアルカリ可溶性またはアルカリ膨潤性を有
するものである。
ここでアルカリ可溶・膨潤性とは、アルカリ可溶性であ
るか、アルカリ膨潤性であるか、あるいは双方の性質を
兼ねるものである。このような高分子化合物は、1種ま
たは2種以上、任意に用いることができる。
アルカリ可溶性高分子化合物としては、アルカリ性の溶
液、例えば25°CにおけるpHが12.0以上である
アルカリ性の溶液中で、該溶液中に溶出して行くものを
好ましく用いることができる。また、アルカリ膨潤性高
分子化合物としては、アルカリ性の溶液中において液分
が浸透することにより体積が膨張し、支持体上に塗布形
成した場合には、該支持体から剥離しやすくなるものを
好ましく用いることができる。
更に具体的には、本発明において用いる高分子化合物と
しては、次に示す共重合体が好ましい。
即ち、分子構造中に、 (a)下記一般式(III) R3CN   CH20)l OR。
(R1−R4は、一般式(II)におけると同義)で表
される構造単位を1〜50モル% (b)下記一般式(IV) (IV )      R5 −CH,−C− (R5は水素原子またはアルキル基) で表される構造単位を5〜40モル% (c)下記一般式(V) (V)      R6 C)+2−C C0OR。
(式中、R6は水素原子、メチル基またはエチル基を表
し、R7は、炭素原子数2〜12のアルキル基またはア
ルキル置換アリール基を表す。)で表される構造単位を
25〜60モル%を含有する高分子化合物が好ましい。
かつその重量平均分子量が、20,000〜200,0
00である共重合体が、更に好ましい。
上記(a)の構造単位を形成するモノマーの具体例とし
ては、前記一般式(II)で示したモノマーを挙げるこ
とができる。
前記一般式(IV)で表される構造単位を形成する、側
鎖にシアノ基を有するモノマーとしては、アクリロニト
リル、メタクリレートリル、2−ペンテンニトリル、2
−メチル−3−ブテンニトリル、2−シアノエチルアク
リレート、0−2mp−シアノスチレン等が挙げられる
。好ましくはアクリロニトリル、メククリロニトリルで
ある。
該側tXaこシアノ基を有する構造単位の高分子化合物
の分子中に含有される割合は好ましくは5〜40モル%
、より好ましくは15〜35モル%の範囲から選ばれる
前記一般式(V)で表わされる構造単位を形成する、側
鎖にカルボキシエステル基を有する七ツマ−としては、
エチルアクリレート、エチルメタアクリレート、プロピ
ルアクリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリレ
ート、アミルメタアクリレート、ヘキシルアクリレート
、オクチルアクリレート、2−クロロエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルア
クリレート等が挙げられる。該モノマーから形成される
単位は、高分子化合物中、好ましくは25〜60モル%
、より好ましくは、35〜60モル%の範囲から選ばれ
る。
また上記好ましい高分子化合物は、その分子構進中に、
カルボキシル基を有する構造単位を例えば2〜30モル
%含んでもよい。
このカルボキシル基を存する構造単位を形成する七ツマ
−としては、メタクリル酸、アクリル酸、無水マレイン
酸、マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸等が挙げ
られる。該千ツマ−は、高分子化合物中、2〜30モル
%、好ましくは、5〜15モル%の範囲から選ばれる。
なお、以上の各構造単位は、具体例として挙げたモノマ
ーから形成された単位に限定されるものではない。
本発明において本発明の高分子化合物(アルカリ可溶・
膨潤性高分子化合物等)は、感光性組成物の固形分中に
、好ましくは通常40〜99重量%、より好ましくは5
0〜95重量%含有させる。また、本発明において、感
光性ジアゾ樹脂を用いる場合は、同じく好ましくは通常
1〜60重量%、より好ましくは3〜30重量%含有さ
せる。
なお本発明の実施に際して、用いる各種高分子化合物の
分子量を特定するには、ポリスチレン標準によるGPC
により・測定した分子量の値を用いることができる。
即ち、重量平均分子量の測定は、GPC(ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィー法)によって行うことがで
き、数平均分子量MN及び重量平均分子量MWの算出は
、柘植盛男、宮林達也、田中誠之著“日本化学会誌” 
800頁〜805頁(1972)に記載の方法により、
オリゴマー領域のピークを均す(ピークの山と谷の中心
線を結ぶ)方法にて行うことができる。
(その他の成分) 本発明の感光性組成物には、以上に説明した成分のほか
、必要に応じて更に染料、顔料、塗布性向上剤、可塑剤
などを添加することができる。
前記の染料としては、例えばビクトリアピュアブルーB
OH(採土ケ谷化学社製)、オイルブルー4603(オ
リエント化学社製)、パテントピュアブルー(住友三国
化学社製)、クリスタルバイオレット、ブリリアントグ
リーン、エチルバイオレット、メチルグリーン、エリス
ロシンB1ベイシックツクシン、マラカイトグリーン、
オイルレッド、m−クレゾールパープル、ローダミンB
1オーラミン、4−P−ジエチルアミノフェニルイミノ
ナフトキノン、シアノ−p−ジエチルアミノフェニルア
セトアニリド等に代表されるトリフェニルメタン系、ジ
フェニルメタン系、オキサジン系、キサンチン系、イミ
ノナフトキノン系、アゾメチン系またはアントラキノン
系の色素を挙げることができる。
染料はこれを添加する場合、感光性組成物中に通常好ま
しくは約0.5〜約10重量%、より好ましくは約1〜
5重量%含有させる。
塗布性向上剤としては、アルキルエーテル類(例工ばエ
チルセルロース、メチルセルロース)、フッ素系界面活
性剤類や、ノニオン系界面活性剤〔例えば、ブルロニッ
クL−64(旭電化社製)〕を挙げることができる。塗
膜の柔軟性、耐摩耗性を賦与するための可塑剤としては
、例えばブチルフタリル、ポリエチレングリコール、ク
エン酸トリブチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチ
ル、フタル酸ジヘキシル、フタル酸ジオクチル、リン酸
トリクレジル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル
、オレイン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸また
はメタクリル酸のオリゴマーを挙げることができる。画
像部の感脂性を向上させるための感脂化剤としては、例
えば、特開昭55−527号公報記載のスチレン−無水
マレイン酸共重合体のアルコールによるハーフエステル
化物等を挙げることができる。安定剤としては、例えば
、ポリアクリル酸、酒石酸、リン酸、亜リン酸、有機酸
(アクリル酸、メタクリル酸、クエン酸、シュウ酸、ベ
ンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、4−メトキ
シ−2−ヒドロキシ−ペンツフェノン−5−スルホン酸
等)等を挙げることができる。これらの添加剤の添加量
は、その使用対象や目的によって異なるが、一般に全固
形分に対して0.01〜30wt%程度で用いるのが好
ましい。
(感光性平版印刷版への適用) 本発明の感光性組成物は、これを支持体表面に塗布乾燥
させることにより、感光性平版印刷版を得ることができ
る。
塗布溶媒としては、メチルセロソルブ、メチルセロソル
ブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブア
セテート等のセロソルブ類、ジメチルジグリコール、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサ
ン、アセトン、シクロヘキサノン、トリクロロエチレン
、メチルエチルケトン、4−ヒドロキシブタノン等を挙
げることができる。これら溶媒は、単独であるいは2種
以上混合して使用する。
塗布方法は、従来公知の方法、たとえば、回転塗布、ワ
イヤーバー塗布、デイツプ塗布、エアーナイフ塗布、ロ
ール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等が使用可能
である。塗布量は固形分としテ0.2〜10g/TTr
カ好マシイ。
感光性平版印刷版の支持体にはアルミニウム板を用いる
ことが好ましい。硝酸または硝酸を主成分とする電解溶
液中、もしくは塩酸または塩酸を主成分とする電解溶液
中で電解粗面化することにより砂目立て処理し、好まし
くは、更に陽極酸化処理及び必要に応して封孔処理等の
表面処理したものを使用するのが望ましい。
電解粗面化は、好ましくは0.1〜1.0モル/!、よ
り好ましくは0.2〜0.6モル/!の硝酸もしくは塩
酸を含有する浴中にアルミニウム板を浸漬し、好ましく
は20〜50″C3より好ましくは25〜40″Cの温
度で、好ましい電流密度20〜200A/d rrfで
、10秒〜3分程度電解エツチングすることが好ましい
。この砂目立て処理の後、必要に応してアルカリあるい
は酸の水溶液によってデスマット処理を行って中和し、
水洗する。
陽極酸化処理は、電解液として硫酸、クロム酸、シュウ
酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種以上含む溶液
を用い、アルミニウム板を陽極にして電解することによ
り行うのが好ましい。形成された陽極酸化皮膜量は、1
〜50■/dn(が一般に適当で好ましく、より好まし
くは10〜40■/dn(である。ここで陽極酸化皮膜
量は、例えばアルミニウム液をリン酸クロム酸溶液(8
5%リン酸水溶液35−と、酸化クロム(TV)20g
とを1!の水に溶解して生成)に浸漬して酸化皮膜を溶
解し、板の皮膜溶解前後の重量変化を測定することによ
り求めることができる。
封孔処理としては、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソ
ーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等がある。この他に
アルミニウム支持体に対して、水溶性高分子化合物や、
フン化ジルコン酸等の金属塩の水溶液により下引処理を
施すこともできる。
このようにして得られた感光性平版印刷版は公知の方法
により使用することがきできる。典型的には、感光性印
刷版にネガ型フィルムを密着させ、超高圧水銀灯、メタ
ルハライドランプ等で露光し、公知の様々な現像液を用
いて現像し、印刷版とする。このようにして作製された
平版印刷版は枚葉、オフ輪用印刷機おいて使用すること
ができる。
即ち、線画像、網点画像等を有する透明原画を通して感
光し、次いで、水性現像液で現像することにより原画に
対して矛ガのレリーフ像が得られる。露光に好適な光源
としては、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンランプ
、メタルハライドランプ、ストロボ等が挙げられる。
感光性平版印刷版の現像処理に用いられる現像液は公知
のいずれであってもよいが、例えばヘンシルアルコール
やエチレングリコールモノフェニルエーテルに代表され
る有機溶媒、アルカリ金属のケイ酸塩や有機アミンの化
合物のようなアルカリ剤、及び水を主成分として含有す
るものや、あるいは、有機溶媒を含まず、上記アルカリ
剤、高級アルコール硫酸エステル塩類やアルキルアリー
ルスルホン酸塩類に代表されるアニオン型界面活性剤、
及び有機カルボン酸を主成分として含有するものを用い
ることが好ましい。
感光性平版印刷版は、像様露光した後、上述の現像液に
接触させたり、あるいはこすったりすれば、約10“0
〜40°Cにて10〜60秒後には、怒光層の露光部に
悪影響を及ぼすことなく、非露光部の感光性組成物が完
全に除去されるので、このようにして用いることができ
る。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について比較例とともに説明する。
当然のことではあるが、本発明は以下の各実施例によっ
て限定されるものではない。
以下の各実施例(及び比較例)においては、バインダー
樹脂として本発明の高分子化合物、特にアルカリ可溶・
膨潤性である本発明の高分子化合物(I)、及び比較例
の高分子化合物(2)を用いた。まず、これらについて
説明する。
\ ヒ人 1のム N−メチロールメタクリルアミド11.5 g、メタク
リル酸 8.6g、アクリロニトリル 10.6 g 
エチルアクリレート60.0 g 、及びアゾビスイソ
ブチロニトリル1.64 gを、アセトン−メタノール
1:1混合溶液130++42に溶解し、窒素置換した
後、60°Cで6時間加熱した。
反応終了後、反応液を水51に撹拌下注ぎ、生じた白色
沈澱を濾取乾燥して、高分子化合物(1)を87g得た
この高分子化合物(1)をゲルパーミェーションクロマ
トグラフィー(以下GPCと略記する。ポリスチレン標
準)により分子量の測定をしたところ、重量平均分子量
は、72.000であった。
宣\ ヒ人 (2)の人 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 13.0 g、
メタクリル酸 8.6g、アクリロニトリル 10.6
g、エチルアクリレート 60;Og、及びアゾビスイ
ソブチロニトリル 1.64 gを、アセトン−メタノ
ール l:1混合溶液130mI!、に溶解し、窒素置
換した後、60゛Cで6時間加熱した。
以下高分子化合物(1)の方法と同様にして、高分子化
合物(2)を83g得た。
この高分子化合物(2)をGPCにより分子量の測定を
したところ、重量平均分子量は67.000であった。
次に実施例を、比較例とともに説明する。
実施例1.2及び比較例1 アルミニウム板を10w t%水酸化ナトリウム水溶液
にて脱脂し、これを1.8%塩酸浴中で25°C130
A/dnf、30秒の電流密度条件で電解エツチングし
、水洗後、30%硫酸浴中で30°C16,5A/dポ
の条件で30秒間陽極酸化処理した。次に1wt%メタ
ケイ酸ナトリウム水溶液により、85°C130秒間封
孔処理し、水洗乾燥して、平版印刷版用支持対としての
アルミニウム板を得た。
このアルミニウム板に表−1のような組成の怒光液を、
乾燥後の膜重量が1.7g/n(となるように塗布して
、感光性平版印刷版試料を得た。
上記のようにして得られた各感光性平版印刷版試料に、
ネガ透明原画及びステノブウェンジ(濃度差0.15に
て増加)を置いて、2kWのメタルハライドランプで6
0cmの距離から30秒露光した後、rSDN−21現
像液」 (コニカ社製、1:3に希釈)に、25°C1
40秒間浸漬し、その後、脱脂綿で軽くこすって現像し
た。
得られた平版印刷版試料を、ハイデルヘルグGTo印刷
機で印刷した。版面の画像部にキズが見られるまで印刷
を継続して行い、耐剛力(印刷可能枚数)を比較した。
結果を表−2に示す。
表−2 〔発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、感光性平版印刷版に供し
た場合、良好な耐剛力を有する怒光性組成物を得ること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記(1)〜(3)の成分を含有して成る感光性組
    成物。 (1)重合可能なエチレン性不飽和結合を有する化合物
    。 (2)光重合開始剤。 (3)下記一般式( I )で表される置換基を有する高
    分子化合物。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し、R_1は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    またはフェニル基を表す。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145832A (en) * 1997-09-08 2000-11-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus

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