JPH04701Y2 - - Google Patents

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JPH04701Y2
JPH04701Y2 JP1984141385U JP14138584U JPH04701Y2 JP H04701 Y2 JPH04701 Y2 JP H04701Y2 JP 1984141385 U JP1984141385 U JP 1984141385U JP 14138584 U JP14138584 U JP 14138584U JP H04701 Y2 JPH04701 Y2 JP H04701Y2
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soil
film
ridge
lifting device
injection
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JP1984141385U
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JPS6156877U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、複数の畦を成形すると同時に、こ
の成形された畦の上面に、フイルム敷設に先立つ
て土壌消毒液を土壌中に注入することができる全
面マルチフイルム敷設装置に関する。
[従来技術] 畦の成形と同時にマルチフイルム敷設作業を同
時に一工程で行なう全面マルチフイルム敷設装置
が本出願人によつて過去に提案されているが、こ
の敷設作業に先立つて土壌中に薬液を注入する装
置は存在していない。
全面マルチフイルム敷設装置ではなく、一般的
なマルチフイルム敷設装置と組合せて薬剤散布装
置を設けたものが例えば実開昭55−83975号公報
に記載されている。
[考案が解決しようとする問題点] 前者のような形態のものにおいて、その後方に
土壌消毒装置を連設することは装置全体が大型化
する欠点があり、また、後者の形態を全面マルチ
フイルム敷設装置にそのまま適用すると、この方
式は土中に薬液を注入していないので、薬液の蒸
発が促進され、作業者は作業中に悪臭に悩まされ
るという不具合が生じていた。
特にクロルピクリンの如き薬液は蒸発し易く、
蒸発時に発散する悪臭は作業者にとつて耐え難い
苦痛を与えていた。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上記問題点に鑑みて提案するもの
であつて、薬液の注入時における蒸発を抑えると
共に、その強烈な臭いによる作業者の苦痛を和ら
げることができ、しかも、装置全体の構成をコン
パクトにすることができる全面マルチフイルム敷
設装置を得ることを目的とする。
このため、この考案は次のような技術的手段を
講じた。
即ち、ロータリ耕耘装置3の後方に複数個の畦
を成形する畦立装置32と、耕土を上方へ移送す
る揚土装置21を設け、揚土装置21は左右横方
向に揺動可能に支持すると共にその後端部に複数
個のシユーター23,24,25を連設させ、前
記揚土装置21とシユーターとで構成する下部空
間内にマルチフイルム被覆部22を設けた全面マ
ルチフイルム敷設装置において、前記揚土装置2
1の下方、且つマルチフイルム被覆部22の前方
に薬液注入装置の注入爪61を設け、この注入爪
61の背部に薬液噴出ノズル64を設けたことを
特徴とするものである。
[実施例及びその作用] 以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説明
する。1はトラクターで、このトラクター1の後
部にはリンク機構2を介してロータリー耕耘装置
3を昇降自在に連結している。ロータリ耕耘装置
3の後上部から後方へ向けて延設したヒツチ4に
機枠5のヒツチ部を連結し、この機枠5の横杆7
にベースプレート8を固設し、前後のホルダプレ
ート9,10を平面視が直方形枠状のホルダ11
にて連結した主リンク12の前部を支点ピン13
を用いてベースプレート8に枢着し、この主リン
ク12の後部に縦軸14にて枢着したリンク15
の回動先端部と、ベースプレート8の側端部とを
副リンク16にてピン17,18を用いて連結し
て、主リンク12、副リンク16、ベースプレー
ト8、リンク15が平面から見たときに平行リン
ク機構19を形成するように構成し、ベースプレ
ート8に中央のピン孔8aと左右のピン孔8b,
8cを設けて、前側のホルダプレート9に設けた
ピン孔9aとベースプレート8のピン孔8aを一
致させてピン20を挿入すれば前記平行リンク機
構19はロータリ耕うん装置の左右横方向中心位
置に固定されることになり、左右のピン孔8b,
8cの例えば左方のピン孔8bとピン孔9aにピ
ン20を挿入すれば第2図に示すように、平行リ
ンク機構19はその後部が左側に振られた位置に
固定されるように構成している。
21は後方ほど高くなるように斜設された揚土
装置であつてこの揚土装置21は上下にプーリー
26,27を軸架しているフレーム28,28を
ホルダ11の中に挿入して取付け、ラグ29…又
はバケツトを配設しているベルト30をプーリー
26,27に巻き掛けて油圧モータ31によつて
ベルト30を第1図の矢印方向に回動し、畦立器
32の前方の耕土をラグ29…によつて掻き上げ
て上部のプーリー26の附近にてベルト30から
放出された揚土をガイドカバ−33に案内させて
ホツパー34に誘導し、ホツパー34に連通する
ようその下部に固設してあるシユーター23,2
4,25に分配して、シユーター23,24,2
5のそれぞれの下部から第2図に示すように畦溝
B0,B1,B2の付近のマルチフイルムCに放出す
るものである。
また、前記縦軸14の下部には取付杆50を固
設しフイルム敷設部22は、取付杆50に取付け
たロールホルダー51にフイルムロール52を支
架し、取付杆50に取り付けた鎮圧輪54…を軸
架して、フイルムロール52から引き出されたマ
ルチフイルムCを、畦A1,A2と畦溝B0,B1,B2
に張設するものである。
そして、フレーム7に固設している縦杆55の
下部に横杆56を固定し、この横杆56には畦溝
B1,B3を転動する転輪57,57を軸架して、
マルチフイルム敷設装置の前部をこれらの転輪5
7,57にて支架している。
そして、この横杆56には2畦を同時成形する
ための畦立器32,32を取り付けているが、こ
の畦立器32,32の左右中央部におけるアーム
58に揚土装置21のフレーム28,28の下部
に取付けているブラケツト59の左右中央部に回
向中心軸60を差し込んで回動自由に支持し、こ
の回向中心軸60は前記ベースプレート8の支点
ピン13の略直下に合致させて設け、前述の平行
リンク機構19を回動操作したとき揚土装置21
のベルト30は回向中心軸60を中心として搬送
面が傾むくことなくその上部が左側あるいは右側
に振られるように構成している。
また、61は薬液注入爪で揚土装置21の下方
且つ畦立器32と鎮圧輪54との間にあつて前記
取付杆50の前端に固着したホルダー62に下か
ら差し込まれ、ボルトによつて任意の高さに維持
されるように締着固定される。
この注入爪61の縦杆61a下部には先端に刃
部を有し、横方向に水平状に広がる地中進行刃6
1bが形成され、この注入爪61の縦杆61aお
よび地中進行刃61bの背面にはビニールパイプ
63が取付けられている。
ビニールバイプ63の一端はトラクター1に搭
載した薬液タンク(図示省略)に接続され、他端
は薬液噴出ノズル64を構成している。そして、
トラクター1から適宜の回転動力を得て駆動され
るポンプ(図示省略)により薬液をノズル64の
先端から土中に噴出するものである。
上例において、フイルム敷設作業を行なうとき
には前記の揚土装置21を左右方向一側に寄せて
ベルト30を支持するホルダープレート9をベー
スプレート8に固定する。
第2図はこの状態を示すものであるが、同図に
おいて畦A1は前回の工程で既に形成されており、
今回はトラクター1を矢印方向に進行させて前方
に設けた畦立器32,32により畦A2,A3を成
形する。
そして、マルチフイルムCは前回成形した畦
A1と今回成形した1つの畦A2とに掛けるもので
あり、このようにしてマルチフイルムCの敷設作
業を継続するものであるが、ここで、成形された
畦の上面にフイルムCを掛ける前に、畦A1,A2
の横側部から差し込まれて地中を進行する地中進
行刃61bの後部に取付けたノズル64から薬液
が土壌中に注入される。このようにしてトラクタ
ー1を進行させて機体が畦の端に至ると揚土装置
21を逆向き、即ち、平行リンク機構19を右方
向に振つてベルト30の上部が進行方向に対して
右側に位置するように傾斜調節し、ピン孔8cと
9aを合致させてこれにピン20を挿入する。そ
して、上述した第2図の場合と同様に畦A3の横
に新たな2畦成形するとともに、畦A3とこの畦
A3に近い側の畦とに薬液を注入しながら同時に
フイルムCを敷設するものである。
なお、第3図は薬液の注入の仕方として別の方
法を具体化したものであり、地中進行刃61bの
両端を上方へ折り返えすとともに、この薬液注入
爪61の縦杆61aが畦溝を通過して畦を崩すこ
となく薬液が土中に注入できるように構成したも
のである。
[考案の効果] この考案は、前記の如く、揚土装置21の下
方、且つマルチフイルム被覆部22の前方に薬液
注入装置の注入爪61を設け、この注入爪61の
背部に薬液噴出ノズル64を設けたものであるか
ら、薬液噴出ノズル64の土中挿入がきわめて容
易に行なわれることになり、作業中に畦の上面が
崩れたりすることがなく、土中からの薬液の蒸発
も抑えられてマルチフイルムCの被覆作業を良好
に行なうことができる。
また、作業中、薬液噴出ノズル64には土の抵
抗が直接掛かることがないので、薬液噴出ノズル
64が土壌中で曲がつたりするようなことがな
く、機体進行時の抵抗も少なく、薬液の注入作業
を円滑に行なうことができる。
さらに、薬液注入装置の注入爪61は、揚土装
置21とシユーター23,24,25とで構成す
る下部空間内に配設されているので、装置全体の
前後長が大とならず、コンパクトに構成できる特
徴を有する。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は側面
図、第2図は畦との関係を表した装置全体の平面
図、第3図は背面図である。 符号の説明、1……トラクター、3……ロータ
リ耕うん装置、19……平行リンク機構、21…
…揚土装置、22……フイルム敷設部、32……
畦立装置(畦立器)、61……薬液注入爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリ耕耘装置3の後方に複数個の畦を成形
    する畦立装置32と、耕土を上方へ移送する揚土
    装置21を設け、揚土装置21は左右横方向に揺
    動可能に支持すると共にその後端部に複数個のシ
    ユーター23,24,25を連設させ、前記揚土
    装置21とシユーター23,24,25とで構成
    する下部空間内にマルチフイルム被覆部22を設
    けた全面マルチフイルム敷設装置において、前記
    揚土装置21の下方、且つマルチフイルム被覆部
    22の前方に薬液注入装置の注入爪61を設け、
    この注入爪61の背部に薬液噴出ノズル64を設
    けたことを特徴とする全面マルチフイルム敷設装
    置。
JP1984141385U 1984-09-17 1984-09-17 Expired JPH04701Y2 (ja)

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JPS6156877U JPS6156877U (ja) 1986-04-16
JPH04701Y2 true JPH04701Y2 (ja) 1992-01-10

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CN103004538B (zh) * 2012-12-14 2015-08-05 山东源泉机械有限公司 一种四轮覆膜机

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JPS59146521A (ja) * 1983-02-10 1984-08-22 井関農機株式会社 マルチフイルム敷設装置

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JPS6156877U (ja) 1986-04-16

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