JP3385689B2 - マルチフィルム敷設機の覆土装置 - Google Patents

マルチフィルム敷設機の覆土装置

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JP3385689B2 JP31624593A JP31624593A JP3385689B2 JP 3385689 B2 JP3385689 B2 JP 3385689B2 JP 31624593 A JP31624593 A JP 31624593A JP 31624593 A JP31624593 A JP 31624593A JP 3385689 B2 JP3385689 B2 JP 3385689B2
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信雄 藤田
清二 金並
千年 松長
政幸 鎌田
小田切  元
春義 本多
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、土壌面にマルチフイ
ルムを敷設するマルチフィルム敷設機において、マルチ
フイルムの側端縁に覆土して固定する覆土装置に関す
る。車体の往復行程でマルチフィルムを被覆する作業形
態で、マルチフィルム相互間の継目を正確に覆土して、
フィルム剥離を少なくしようとするものである。 【0002】 【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】一定
幅のマルチフィルムを土壌面全面に亘って敷設する作業
形態では、マルチフィルム相互間の継目の覆土が行い難
い。耕耘砕土部の土壌を移送して覆土する構成とすると
コンベアやシュータ等を要し、構成が煩雑化し、重量化
される。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、一定幅のマ
ルチフィルム1を繰出しながら土壌面2を全面に亘って
被覆するマルチフィルム敷設機において、この往行程A
で被覆されるマルチフィルム1の側端縁に沿って覆土す
る覆土器3と、この覆土Wを該マルチフィルム1の上面
で中央寄りへ寄せる土寄器4と、この土寄器4によって
寄せられた覆土Wを復行程Bで被覆されるマルチフィル
ム1の側端縁との重合部上に戻して覆土する土戻器5と
を設けてなる覆土装置の構成とする。 【0004】 【作用、及び発明の効果】マルチフィルム敷設機の往行
程Aでは、一定幅のマルチフィルム1が繰出されて土壌
面2上に被覆され、これに伴ってこのマルチフィルム1
の側端縁に沿って覆土器3により土壌が掬い上げられ
て、この側端縁が土壌面2に埋められる。このマルチフ
ィルム1の側端縁に載せられた覆土Wは、後側の土寄器
4によってこのマルチフィルム1の中央寄りに押寄せら
れる。 【0005】続いて、マルチフィルム敷設機の復行程B
では、該往行程Aで敷設されたマルチフィルム1の横側
に沿って、マルチフィルム1を同様にして被覆させる。
このときこの復行程Bのマルチフィルム1の側端縁を往
行程Aのマルチフィルム1の側端縁に重合させる。この
マルチフィルム1の重合部では、既に前記土寄器4によ
って押寄せられていた覆土Wが、土戻器5によって押戻
されて覆土される。 【0006】このように、往行程Aで被覆されたマルチ
フィルム1の側端部に覆土器3によって覆土された覆土
Wが、一旦土寄器4によって中央側へ押寄せられて、こ
のマルチフィルム1の側端縁上面に、復行程Bで被覆さ
れるマルチフィルム1の側端縁が重合されるために、マ
ルチフィルム1を安定させた状態で側端縁部を重合して
正確に継ぐことができ、このマルチフィルム1の相互間
の継目部上面には、該押寄せられていた覆土Wを土戻器
5によって押戻して覆土するものであるから、この土戻
器5の構成は簡単化でき、覆土が正確で容易である。 【0007】 【実施例】四輪走行形態のトラクタ車体6のロアリンク
7やトップリンク8等からなる三点リンク機構の後側
に、マルチフィルム敷設機9、及び土壌中に消毒液を噴
出する土壌消毒装置10等を装着する。11はトラクタ
の後輪、12はリフトアームとロアリンク7との間を連
結するリフトロッドである。 【0008】トップリンク8とロアリンク7との後端に
昇降自在に連結される連結部材13には、左右方向に沿
うツールバー14が設けられ、このツールバー14に左
右一対の尾輪15、及び適数のサブソイラー16が取付
けられる。又、このツールバー14の後部に取付けられ
る連結フレーム17には、トラクタ車体6側の動力取出
軸から駆動されるポンプ18や、このポンプ18によっ
て汲み出される土壌消毒液を収容する薬液タンク19等
を取付け、各サブソイラー16の後側に沿って下方へ噴
出すべくノズル20を取付け、該ポンプ18の駆動によ
って消毒液を土壌中に噴出する。 【0009】マルチフィルム敷設機9は、前記連結フレ
ーム17の後側に連結する連結フレーム21に、一定幅
のマルチフィルム1をロール巻にして支持するフィルム
リール22と、このマルチフィルム1を繰出案内して土
壌面2に押圧するスポンジ状の案内輪23と、この案内
輪23によって土壌面2に被覆されるマルチフィルム1
の側端縁に沿って土壌を培土してのせる覆土器3と、こ
の覆土Wをマルチフィルム1の側端縁部から若干中央側
寄りの位置へ押寄せる土寄器4とを設ける。 【0010】フィルムリール22は、左右方向に回転軸
を向けて土壌面2に接近させた位置に支持する。この後
側において回転自在に軸装される案内輪23は、該マル
チフィルム1の左右両側端縁寄位置を押圧するように、
前記連結フレーム21の後部に上下回動自在に枢支24
し、該連結フレーム21に対してばね25で下向きに弾
発されるアーム26に軸装している。 【0011】該アーム26には、アーム27、伸縮ロッ
ド28等によってディスク形態の覆土器3が回転自在に
設けられ、アーム27のアーム26に対する上下回動自
在の枢支29とばね30とによって、この覆土器3を常
時土壌面2に弾発させて、覆土器3による培土作用を行
い易くすると共に、この覆土器3の不使用時には、アー
ム26に対して上方へ回動させておくことができる構成
としている。覆土器3は、前側の案内輪23よりも外側
に位置して、この案内輪23で土壌面2に鎮圧したマル
チフィルム1の側端縁部上に培土して覆土Wとするもの
である。 【0012】土寄器4は、培土板からなり、前記覆土器
3の後側に位置して、マルチフィルム1の側端縁上面に
接近し、前進しながらこのマルチフィルム1上面に載せ
られた覆土Wをこのマルチフィルム1幅の中央寄り側へ
押寄せるのである。この土寄器4はゲージホイル31を
有して、マルチフィルム1乃至土壌面2に対して一定高
さに維持される。又、この土寄器4の取付構成は、前記
アーム26に対して左右揺動自在の平行リンク32、連
結杆33、及び上下揺動自在の平行リンク34等を介し
て、該平行リンク32で左右位置切替可能に、しかも該
平行リンク34とばね35とによって凹凸変化に応ずる
ように下方へ弾発される。 【0013】土戻器5は、この土寄器4で兼ねる構成で
あり、36はワイヤーで、前記アーム27と連結杆33
との間を連結して、覆土器3を下降の作業位置から非作
業位置へ上昇することにより、土寄器4を平行リンク3
2部のばね37に抗する揺動で外側へ一定間隔移動させ
ることができる。又、覆土器3を下降すると土寄器4も
ばね37によって内側へ復帰する。このような構成で、
マルチフィルム1の復行程において土寄器4を外側へ移
動することにより、土戻器5として切替えることができ
る。なお、このような土戻器5は該土寄器4とは別に独
立構成として設けるもよい。 【0014】なお、図例のように土壌消毒作業において
は、往、復の各マルチフィルム1の敷設において、各マ
ルチフィルム1の継目の重合が正確に行われて間隙を生
じ難く、土壌消毒効果を良好に保つものである。又、マ
ルチフィルム1のフィルムリール22の位置と尾輪15
の位置との関係を、マルチフィルム1の側端縁が尾輪1
5の通過跡に被覆されるように設定すれば、このマルチ
フィルム1の側端縁を尾輪15跡の溝部に押えて覆土を
行い易くすることができる。 【0015】前記土寄器4と土戻器5との関係は、この
土寄器4の取付アーム38を前記左右一対のアーム26
に取付けられるツールバー39に対して、左右方向移動
調節自在乃至移動切替自在に取付け(図4)、往行程A
と復行程Bとで調節乃至切替移動を行うもよい。又、こ
のように、取付アーム38のツールバー39に対する取
付位置の移動構成では、前記平行リンク32やワイヤー
36等は不要となるから、上下揺動の平行リンク34を
設ける構成でよい(図5、図6、図7)。 【0016】又、図8、図9の土寄器4は、ツールバー
39に対して、上下に付替えて土寄作業位置と非作業位
置とに切替えるように構成するもよい。又ブラシ形態に
構成して、マルチフィルム1の上面に摺接し易くしてい
る。図10、図11において、上例と異なる点は、往行
程Aで敷設するマルチフィルム1の側端縁と復行程Bで
敷設するマルチフィルム1の側端縁とを接合させて覆土
することにより、マルチフィルム1相互の重合代を広く
確保しないで、狭くして、土壌面2全体に亘る被覆を正
確に行わせる。このため、マルチフィルム1の側端縁を
往行程Aで覆土器3により覆土Wを行うが、この覆土W
を培土した跡に形成される覆土溝Cに、復行程Bで被覆
されるマルチフィルム1の側端縁を案内輪23で折込ん
で、既に覆土されているマルチフィルム1の側端縁と接
合させる。この相隣接するマルチフィルム1の側端縁相
互間の接合部上に、この復行程B時において作用される
土戻器5によって覆土Wされる。 【0017】又、このようなマルチフィルム敷設機9を
装着したツールバー41は、尾輪15や薬液ノズル20
等を有するツールバー14の後側に、等長で後方へハ字
状に開く左右一対のリンク40によって、左右揺動自在
に連結され、これらリンク40は該ツールバー41との
間をば42で引きつけていて、常時ツールバー14に対
してツールバー41が中央位置になるように復帰させ
る。これによって、車体6の進行方向の曲進時には(図
11)、マルチフィルム敷設機9が、左右へ振られるこ
とが少なくなり、車体6の向きと反対方向に向けられる
こととなって、畦の曲みに沿ったマルチフィルム1の敷
設を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一部の作業を示す平面図。 【図2】その側面図。 【図3】マルチフィルムの敷設状態を示す側面図。 【図4】一部別実施例を示す平面図。 【図5】一部別実施例を示す側面図。 【図6】一部別実施例を示す平面図。 【図7】その側面図。 【図8】一部別実施例を示す平面図。 【図9】その側面図。 【図10】一部別実施例を示す平面図と作用背面図。 【図11】作業を示す平面図。 【符号の説明】 1 マルチフィルム 2 土壌面 3 覆土器 4 土寄器 5 土戻器 A 往行程 B 復行程 W 覆土
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 政幸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 小田切 元 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 本多 春義 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 昭48−90824(JP,A) 実開 平5−74248(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 13/00 303

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一定幅のマルチフィルム1を繰出しなが
    ら土壌面2を全面に亘って被覆するマルチフィルム敷設
    機において、この往行程Aで被覆されるマルチフィルム
    1の側端縁に沿って覆土する覆土器3と、この覆土Wを
    該マルチフィルム1の上面で中央寄りへ寄せる土寄器4
    と、この土寄器4によって寄せられた覆土Wを復行程B
    で被覆されるマルチフィルム1の側端縁との重合部上に
    戻して覆土する土戻器5とを設けてなる覆土装置。
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