JP3756859B2 - 畝立てマルチャ - Google Patents

畝立てマルチャ Download PDF

Info

Publication number
JP3756859B2
JP3756859B2 JP2002251626A JP2002251626A JP3756859B2 JP 3756859 B2 JP3756859 B2 JP 3756859B2 JP 2002251626 A JP2002251626 A JP 2002251626A JP 2002251626 A JP2002251626 A JP 2002251626A JP 3756859 B2 JP3756859 B2 JP 3756859B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
soil
film
shaper
cultivated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002251626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004089022A (ja
JP2004089022A5 (ja
Inventor
忠良 鋤柄
哲昭 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002251626A priority Critical patent/JP3756859B2/ja
Publication of JP2004089022A publication Critical patent/JP2004089022A/ja
Publication of JP2004089022A5 publication Critical patent/JP2004089022A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3756859B2 publication Critical patent/JP3756859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耕耘と、畝立てと、マルチフィルムの敷設とを一工程で行うようにした畝立てマルチャに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラクタの後部に、前側から順に、ロータリ耕耘装置と、畝整形器と、マルチフィルム敷設装置とを備えた畝立てマルチャを装着し、走行しながら、耕耘し、畝立てをし、該畝にマルチフィルムを敷設するようにしたものが、特公平1−59856号公報にて開示されている。
この畝立てマルチャにあっては、複数個の畝整形器を左右方向に備えていて、一工程で複数の畝が形成される。
【0003】
また、マルチフィルムを押さえるために、ロータリ耕耘部で耕耘された土を畝間の溝に送る土送り装置を備えている。
この土送り装置は、ロータリ耕耘部の後方に配置された揚土装置と、揚土装置で持ち上げられた土を畝間の溝に案内する配土シュートとを備えている。
揚土装置は、ベルトコンベヤによって構成され、後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に配置されており、この揚土装置の下部において、ロータリ耕耘部で耕耘された土をベルト上に載せて上方に移送し、上端側で土を配土シュートに落とし、配土シュートによって畝間の溝に落とし込むように構成されている。
【0004】
なお、ベルト上には、土が滑り落ちないように、ラグが長手方向に所定間隔をおいて設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
畝整形器として平畝用畝整形器が採用された畝立てマルチャによって敷設されたマルチフィルムにあっては、該マルチフィルムがばたつかないように、マルチフィルムの左右方向中途部上に土を載せるようにしているが、この作業は、マルチフィルムの敷設作業に平行して、作業者が行っており、このマルチフィルム上に載せる土の供給を自動化したいという要望がある。
そこで、前述した畝立てマルチャの土送り装置を採用することが考えられるが、この土送り装置にあっては、揚土装置の下部において、ベルト上にロータリ耕耘部で耕耘された土を載せるようにしているので、確実に一定量の土を安定して供給できないという問題がある。
【0006】
すなわち、ロータリ耕耘部で後方に放擲される土をベルト上に載せるようにしているので、耕耘状態(放擲状態)によってベルト上に載る土の量がまちまちであるからである。
本発明は、前記問題点に鑑みて、マルチフィルムの左右方向中途部上に確実に一定量の土を安定して供給することのできる畝立てマルチャを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明が技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、爪軸に装着された耕耘爪を爪軸の軸心回りに回転させることで土を耕耘するロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部の後方に配置されていて畝を整形する畝整形器と、この畝整形器の後方に配置されていて整形された畝にマルチフィルムを敷設するマルチフィルム敷設装置と、ロータリ耕耘部で耕耘された土をマルチフィルム上に送る土送り装置とを備え、土送り装置は、前端側がロータリ耕耘部で耕耘された耕土に差し込まれていると共に後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に設けられたガイド板と、このガイド板の上面側を後方に移送されることによりガイド板上の土を後方に搬送する移送体とを備えていて、ガイド板の後端側から畝に敷設されたマルチフィルム上に土を供給するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
また、ガイド板の上面側の土搬送空間は、ガイド板の前部側において左右両側が開放状とされ、ガイド板の後部側において左右両側が閉塞状とされているのがよい。
また、畝整形器は、畝の左右の側面を形成する左右の側板と、畝の上面を形成する上板とを備え、土送り装置は、左右側板間の中央部に配置され、上板は、土送り装置の左右両側に配置されているのがよい。
また、ガイド板の前部は、前方に向かうに従って、左右の幅が漸次狭くなるように形成されていてもよい。
【0009】
また、移送体は、ガイド板の前部側に配置されたスプロケットと、ガイド板の後部側に配置されたスプロケットとに亘って掛装されたチェーンに、長手方向に所定間隔をおいて取り付けられて構成されていてもよい。
また、ガイド板の後部は、マルチフィルムが巻回されたフィルムロール上方側で、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状とされているのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2〜図4において、1は、ロータリ耕耘作業と、畝立て作業と、マルチフィルムの敷設作業とを同時作業(一工程)で一挙に行えるようにした畝立てマルチャであり、この畝立てマルチャ1は、走行体として例示するトラクタ2の後部に昇降自在に装着されている。
畝立てマルチャ1は、ロータリ耕耘装置3と、畝整形器4と、マルチフィルム敷設装置5と、土送り装置6とを備えている。
【0011】
ロータリ耕耘装置3は、本実施の形態では、センタードライブ式ロータリが採用され、ギヤケース7と、このギヤケース7から下方に突出する伝動ケース8と、この伝動ケース8の下部に設けられたロータリ耕耘部9と、耕耘カバー10とを有する。
ギヤケース7には、トラクタ2のPTO軸に、ユニバーサルジョイントを介して連動連結されるPIC軸11が設けられ、このPIC軸11によってPTO軸からギヤケース7内の動力伝達機構に動力が伝達される。
【0012】
また、ギヤケース7の左右両側には、それぞれ連結ブラケット12が固定され、この連結ブラケット12の前部はギヤケース7から前方に突出状とされていて、トラクタ2の車体後部に固定されたブラケット13のヒッチ部14に左右方向の軸心回りに回動自在に枢支連結されている。
また、トラクタ2の後部には、作業機昇降用の油圧装置16が設けられ、この油圧装置16は、左右一対のリフトアーム17を備え、左右のリフトアーム17は、リフトロッド18を介して左右の連結ブラケット12に連結されており、左右のリフトアーム17が上下揺動することにより、畝立てマルチャ1がヒッチ部14回りに昇降するように構成されている。
【0013】
また、左右の連結ブラケット12には、トップマスト19が上方突出状に固定されている。
ロータリ耕耘部9は、伝動ケース8の下部から左右に突出された左右一対の爪軸20と、この爪軸20上に取付固定された多数の耕耘爪21とを有し、爪軸20を軸心回りに回転駆動することにより、耕耘爪21が、爪軸20の軸心回りに回転して土中に突入し、土が耕起されると共に砕土されるように構成されている。
【0014】
このロータリ耕耘装置3は、耕耘爪21が土に対して下向きに回転切削してダウンカット耕耘するダウンカットロータリによって構成されており、耕耘爪21は、図2の矢示A方向に回転する。
また、トラクタ2のPTO軸からユニバーサルジョイントを介してギヤケース7内の動力伝達機構に伝達された動力は、伝動ケース8内の動力伝達機構を経て爪軸20に伝達され、該爪軸20が矢示A方向に回転駆動されるようになっている。
【0015】
また、ロータリ耕耘部9の耕耘爪21の配列は、左右方向中央側に、耕耘した土が寄せられるような爪配列とされている。
耕耘カバー10は、主としてロータリ耕耘部9の上方を覆うものであり、ギヤケース7、伝動ケース8等とは連結されていない。
一方、前記連結ブラケット12には、左右一対の前リンク22及び後リンク23と、調整杆24を介して支持フレーム25が連結され、この支持フレーム25に、耕耘カバー10が固定されていると共に、畝整形器4及びマルチフィルム敷設装置5が取り付けられている。
【0016】
支持フレーム25は、前後の横枠材27,28と、この前後の横枠材27,28を連結する左右の側枠材29とを有する。
左右の各側枠材29の前部には、連結材30が固定され、左右の連結材30の前部は横材31によって相互に連結されていると共に、左右の連結材30は、耕耘カバー10の上面に溶接等によって固定されている。
前横枠材27には、装着ブラケット33が上方突出状に固定され、この装着ブラケット33に左右の前リンク22及び左右の後リンク23の上部が左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着され、左右の前リンク22及び左右の後リンク23の下部は、左右の連結ブラケット12に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されている。
【0017】
調整杆24は、伸縮自在に構成されていると共に、左右の後リンク23の中途部を連結する連結パイプ34とトップマスト19とに亘って設けられ、この調整杆24を、ハンドル35の回動操作によって、伸縮させることにより、支持フレーム25が上下に揺動可能とされている。
なお、本実施の形態では、支持フレーム25は、爪軸20を略中心として揺動可能とされている。
畝整形器4は、ロータリ耕耘部9で耕耘された土で畝Rを立てるものであり、畝Rの左右の側面を形成する左右の側板38と、畝Rの上面を形成する上板39とを備えていて前後及び下方に開放状に形成されており、取付フレーム40によって支持フレーム25に取り付けられて支持されている。
【0018】
また、この畝整形器4には、左右の各側板38の前部に、左右方向外方に張り出し状に設けられていて、ロータリ耕耘部9で耕耘された土を畝整形器4の前端開口に案内するガイド板41が備えられている。
また、畝整形器4の左右方向中央部には、土送り装置6が配置され、この土送り装置6の左右両側に上板39が配置されており、したがって、上板39は左右一対設けられている。
また、上板39の前部は、取付フレーム40に設けられた左右方向の軸心を有する支軸46に、該支軸46の軸心回りに回動自在に支持されており、畝整形器4には、上板39の後部を下方に付勢する弾下機構が設けられている。
【0019】
取付フレーム40は、左右各側板38の左右方向外方側にそれぞれ設けられ、後横枠材28から下方に延出された縦枠材42と、この縦枠材42の下部に前後方向に設けられた側枠材43とを有し、この側枠材43の前端側がガイド板41等に溶接等によって固定されている。
また、側枠材43には、支持部材44を介して支持輪45(ゲージ輪)が左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されている。
マルチフィルム敷設装置5は、マルチフィルムFが巻回されたフィルムロール48を左右方向の軸心廻りに回転自在に支持するロールホルダ49と、フィルムロール48から巻出されたマルチフィルムFをガイドするフィルムガイド50と、畝Rの左右両側においてマルチフィルムFのすそを押さえてマルチフィルムFの巻出しを助けるマルチフィルムフィルム押さえ車輪51と、マルチフィルムの左右のすそを覆土する覆土器52と、これらを支持すると共に支持フレーム25に取付固定された取付杆53とを左右一対有する。
【0020】
土送り装置6は、前述したように、畝整形器4の左右方向中央部に配置されており、図1、図3、図5及び図6に示すように、土を後上方に案内するガイド板55と、土をガイド板55に沿って搬送する搬送装置56と、カバー体57とを有し、取付フレーム58によって支持フレーム25に取り付けられている。
取付フレーム58は、土送り装置6の前後方向中途部の左右両側に位置する左右の側枠材59と、ガイド板55の下方側を左右方向に横切ると共に左右側枠材59の下端側同志を連結する連結枠材60と、取付フレーム58を支持フレームの後横枠材28に取り付ける左右の取付体61とを有し、左右の取付体61に左右の側枠材59の上端が溶接等によって固定されている。
【0021】
ガイド板55は、ロータリ耕耘部9の左右方向中央側の後方で且つ畝整形器4の前部の左右方向中央側から、後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に形成されている(配置されている)と共に、フィルムロール48の上方で、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に屈曲されている。
ガイド板55の前端は、ロータリ耕耘部9で耕耘された耕土Eに差し込まれて土に食い込んでおり、ガイド板55の後端は、フィルムロール48の後部側上方に位置している。
【0022】
また、ガイド板55の前部の左右両側は下側に向けて屈曲されていると共に、ガイド板55の前部は、前方側に向かうに従って漸次左右幅が狭くなるテーパ形状に形成されている。
また、ガイド板55の下面前部には、前端から取付フレーム58の連結枠材60に至る補強板62が溶接等により固定され、この補強板62は連結枠材60に溶接等により固定されている。
搬送装置56は、フレーム64と、移送機構65と、移送体66と、モータ67(駆動手段)とを有する。
【0023】
フレーム64は、ガイド板55の上面側にガイド板55に沿って傾斜状に配置されており、左右一対の側板68と、前後の連結板69,70と、カバー板71とを有し、左右の側板68が、取付フレーム58の左右側枠材59に取付固定されている。
左右の側板68はガイド板55の上面と所定間隔をおいて配置され、前側の連結板69は、左右側板68間の前端の下部側が前方に開放状となるように、左右側板68の前端同志を連結しており、後側の連結板70は、左右側板68間の後端を塞ぐように、左右側板68の後端同志を連結している。
【0024】
移送機構65は、上下一対のスプロケット74,75(伝動輪)と、該一対のスプロケット74,75に亘って掛装されたチェーン76(索体)とを有する。
上側のスプロケット74は、ガイド板55の後部側に配置され、左右側板68に亘って設けられた左右方向の軸心を有する支軸77に、該支軸77の軸心回りに回転自在に支持されており、下側のスプロケット75は、ガイド板55の前部側に配置され、左右側板68に亘って設けられた左右方向の軸心を有する支軸78に、該支軸78の軸心回りに回転自在に支持されている。
【0025】
移送体66は、フレーム64の左右側板68間の寸法に略一致する左右幅に形成されたゴム板(弾性板)等の板材(硬質のものでもかまわない)によって構成され、チェーン76の長手方向に所定間隔をいて配置され、取付部材79によってチェーン76のリンクに一側が取付固定されている。
カバー板71は、左右側板68間の前部上方を覆っている。
フレーム64の後連結板70には、取付板80が固定され、この取付板80に減速機81を介してモータ67が固定されている。
【0026】
モータ67の動力は減速機81を介して出力軸83から出力され、この出力軸83には、駆動スプロケット84が設けられ、この駆動スプロケット84と従動スプロケット85とに亘ってチェーン86が掛装され、従動スプロケット85は、側板68から突出する上側の支軸77に一体回転可能に取り付けられている。
したがって、モータ67の動力は、出力軸83、駆動スプロケット84、チェーン86、従動スプロケット85を経て支軸77に伝達され、支軸77が回転駆動されることにより、移送機構65のチェーン76が、図1の矢示B方向に循環回走され、これによって、移送体66が、移送機構65の下部側において、ガイド板55の上面の上側を、ガイド板55に沿ってガイド板55前部から後上方に向けて移送され、また、移送体66は、移送機構65の後端部(終端部)において、折り返されて、前方に移送され、移送機構65によって循環回走される。
【0027】
カバー体57は、左右の側壁88と、前後一対の上壁89,90と、前壁91とを有して下方開放状に形成され、ガイド板55の後部側において、搬送装置56を覆うように設けられている。
左右の側壁88は、搬送装置56のフレーム64の側板68と共に、取付フレーム58の左右側枠材59に取付固定されている。
前後の上壁89,90は前後に間隔をおいて設けられていて、前後の上壁89,90間は開口状とされ、この開口部分からモータ67等が突出している。
【0028】
また、後側の上壁90は、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に形成されていると共に、後側の上壁90の下端部は、ガイド板55の後端部と間隔が空けられており、この後側の上壁90の下端部と、ガイド板55の後端部との間が排土口92とされている。
また、ガイド板55の上部側の左右両側は上側に屈曲されてカバー体57の左右の側壁88に取付固定されており、したがって、ガイド板55と、搬送装置56のフレーム64との間の空間部87(ガイド板55上面側の土搬送空間)の後部側の左右両側は閉塞状とされており、ガイド板55と、搬送装置56のフレーム64との間の空間部87の前部側の左右両側は開放状とされている。
【0029】
前記構成の土送り装置6にあっては、トラクタ2が前進することにより、ロータリ耕耘部9で耕耘された耕土Eが、ガイド板55前端側からガイド板55上に押し上げられる(取り込まれる)。
このとき、ガイド板55と、搬送装置56のフレーム64との間の空間部87の前部側の左右両側は開放状とされていることから、余分な土はガイド板55上から左右両側に排出され、土送り装置6の前部側に詰まるような多量の土がガイド板55上に押し上げられることがない。
【0030】
そして、ガイド板55の前部上の土は、ガイド板55に沿って後上方に移送される移送体66によって、後上方に搬送され、ガイド板55の後端側に至る。
なお、このとき、移送体66の先端側はガイド板55上面に摺接させるのがよい。
ガイド板55の後端側に至った土は、後続の土に押されて、ガイド板55の後端(排土口92)から、押し出されて、畝Rの左右方向中央部のマルチフィルムF上に落下供給される。
【0031】
また、土落とし装置6の、主としてガイド板55により、図7に示すように、畝Rの左右方向中央部が溝状となり、この溝部93に土が落とされるようになっている。
なお、土送り装置6は畝整形器4の左右方向中央部に配置しなくてもよく、また、畝整形器4の左右方向側部から土をガイド板55上に取り込むようにしてもよい。
また、土を落とす場所は畝Rの左右方向中央部でなくてもよく、少なくとも畝上面の左右方向の中途部であればよい。
【0032】
また、土送り装置6の後端側に、送られてきた土を分岐する分岐シュートを設け、この分岐シュートによって、畝の左右両側にも土を落として、該土によりマルチフィルムFの左右両側の裾部分を被覆するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、畝立てマルチャは、爪軸に装着された耕耘爪を爪軸の軸心回りに回転させることで土を耕耘するロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部の後方に配置されていて畝を整形する畝整形器と、この畝整形器の後方に配置されていて整形された畝にマルチフィルムを敷設するフィルム敷設装置と、ロータリ耕耘部で耕耘された土をマルチフィルム上に送る土送り装置とを備え、土送り装置は、前端側がロータリ耕耘部で耕耘された耕土に差し込まれていると共に後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に設けられたガイド板と、このガイド板の上面側を後方に移送されることによりガイド板上の土を後方に搬送する移送体とを備えていて、ガイド板の後端側から畝に敷設されたマルチフィルム上に土を供給するように構成されていることにより、畝立てマルチャの前進移動により、ロータリ耕耘部で耕耘された土がガイド板上に押し上げられ、このガイド板上の土が移送体によって後方に搬送されて、マルチフィルム上に落下供給されるので、確実に一定量の土がマルチフィルム上に安定して供給するこができる。
【0034】
また、ガイド板の上面側の土搬送空間は、ガイド板の前部側において左右両側が開放状とされ、ガイド板の後部側において左右両側が閉塞状とされていることにより、ガイド板上に押し上げられた土の内、余分な土は、ガイド板の前部側で左右側方に排出され、適量の土が後端側へと搬送することができる。
また、畝整形器は、畝の左右の側面を形成する左右の側板と、畝の上面を形成する上板とを備え、土送り装置は、左右側板間の中央部に配置され、上板は、土送り装置の左右両側に配置されていることにより、土をガイド板の後端側において低い位置でマルチフィルム上に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】土送り装置の側面断面図である。
【図2】畝立てマルチャの側面図である。
【図3】畝立てマルチャの要部の側面図である。
【図4】畝立てマルチャの要部の平面図である。
【図5】土送り装置の正面図である。
【図6】搬送装置の正面図である。
【図7】マルチフィルムが敷設された状態の畝の断面図である。
【符号の説明】
4 畝整形器
5 マルチフィルム敷設装置
6 土送り装置
9 ロータリ耕耘部
20 爪軸
21 耕耘爪
38 側板
39 上板
55 ガイド板
66 移送体
74 スプロケット
75 スプロケット
76 チェーン
87 土搬送空間
E 耕土
F マルチフィルム
R 畝

Claims (6)

  1. 爪軸に装着された耕耘爪を爪軸の軸心回りに回転させることで土を耕耘するロータリ耕耘部と、このロータリ耕耘部の後方に配置されていて畝を整形する畝整形器と、この畝整形器の後方に配置されていて整形された畝にマルチフィルムを敷設しながらマルチフィルムの左右のすそを覆土するマルチフィルム敷設装置と、ロータリ耕耘部で耕耘された土をマルチフィルム上に送る土送り装置とを備え、土送り装置は、前端側がロータリ耕耘部で耕耘された耕土に左右方向中途部で差し込まれていると共に後方に向かうに従って上方に移行する傾斜状に設けられたガイド板と、このガイド板の上面側を後方に移送されることによりガイド板上の土を後方に搬送する移送体とを備えていて、ガイド板の後端側から畝に敷設されたマルチフィルムの左右方向中途部上に土を供給するように構成されており、
    前記ガイド板の前部は、前方に向かうに従って、左右の幅が漸次狭くなるように形成されていることを特徴とする畝立てマルチャ。
  2. ガイド板の上面側の土搬送空間は、ガイド板の前部側において左右両側が開放状とされ、ガイド板の後部側において左右両側が閉塞状とされていることを特徴とする請求項1に記載の畝立てマルチャ。
  3. 畝整形器は、畝の左右の側面を形成する左右の側板と、畝の上面を形成する上板とを備え、土送り装置は、左右側板間の中央部に配置され、上板は、土送り装置の左右両側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の畝立てマルチャ。
  4. ガイド板の前部は、前記畝整形器と前後方向でオーバラップ配置され、前部の左右側部は下側に向けて屈曲されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の畝立てマルチャ。
  5. 移送体は、ガイド板の前部側に配置されたスプロケットと、ガイド板の後部側に配置されたスプロケットとに亘って掛装されたチェーンに、長手方向に所定間隔をおいて取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の畝立てマルチャ。
  6. ガイド板の後部は、マルチフィルムが巻回されたフィルムロール上方
    側で、後方に向かうに従って下方に移行する傾斜状とされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の畝立てマルチャ。
JP2002251626A 2002-08-29 2002-08-29 畝立てマルチャ Expired - Fee Related JP3756859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002251626A JP3756859B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 畝立てマルチャ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002251626A JP3756859B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 畝立てマルチャ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004089022A JP2004089022A (ja) 2004-03-25
JP2004089022A5 JP2004089022A5 (ja) 2005-06-09
JP3756859B2 true JP3756859B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=32058171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002251626A Expired - Fee Related JP3756859B2 (ja) 2002-08-29 2002-08-29 畝立てマルチャ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3756859B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109121505B (zh) * 2018-10-19 2023-09-15 邹建忠 马铃薯全工序集成播种机及其播种方法
CN109743957B (zh) * 2019-02-28 2024-07-23 艾海提·阿卜力米提 拔棉杆粉碎还田残膜回收机
CN109964560A (zh) * 2019-04-30 2019-07-05 张朝书 秸秆粉碎收膜卷膜联合作业机
CN112425289A (zh) * 2020-10-18 2021-03-02 隗有祥 一种农业机械用分隆器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004089022A (ja) 2004-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3756859B2 (ja) 畝立てマルチャ
NL8501109A (nl) Landbouwwerktuig.
US2657652A (en) Implement-seeder combination
EP0506210B1 (en) A device for spreading material
NL8303381A (nl) Grondbewerkingsmachine.
JP5374570B2 (ja) コンバイン
KR101813083B1 (ko) 씨앗 비닐 자동 멀칭 장치
JP2002253010A (ja) 移植機の苗トレイ縦送り機構
JP3380719B2 (ja) 粉粒体供給装置
JPS6030891Y2 (ja) 移植機における駆動装置
KR102303353B1 (ko) 정식기
US2933875A (en) Tobacco cutter
JP2004159574A (ja) 農作業機
JP3891551B2 (ja) 苗植機
JP3723762B2 (ja) 農作業機
JP3608087B2 (ja) 自走式根菜収穫機
JPH046534Y2 (ja)
JP3642900B2 (ja) 紙マルチフィルム被覆装置
JP4117975B2 (ja) 掘取機
JP3927723B2 (ja) 田植機の苗載台
JP2555229B2 (ja) 移植機の苗送り装置
JP3385689B2 (ja) マルチフィルム敷設機の覆土装置
JPH0123209Y2 (ja)
JP5038517B2 (ja) コンバイン
JPS6118660Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040820

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3756859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees