JP2514807Y2 - 歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機 - Google Patents
歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機Info
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- JP2514807Y2 JP2514807Y2 JP1990041770U JP4177090U JP2514807Y2 JP 2514807 Y2 JP2514807 Y2 JP 2514807Y2 JP 1990041770 U JP1990041770 U JP 1990041770U JP 4177090 U JP4177090 U JP 4177090U JP 2514807 Y2 JP2514807 Y2 JP 2514807Y2
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- Japan
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- frame
- mulching
- injection blade
- injection
- soil
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、蔬菜を栽培する畑地において、連作するこ
とにより繁殖する土壌内の根食い虫等の線虫を防除する
為の土壌消毒装置に関する。
とにより繁殖する土壌内の根食い虫等の線虫を防除する
為の土壌消毒装置に関する。
(ロ)従来技術 従来から土壌消毒機に関する技術は公知であり、マル
チング装置に関する技術も公知とされているのである。
チング装置に関する技術も公知とされているのである。
例えば、実開昭60-168381号公報や、実開昭61-182274
号公報や、実公昭63-43904号公報及び実公昭63-27587号
公報に記載の技術の如くである。
号公報や、実公昭63-43904号公報及び実公昭63-27587号
公報に記載の技術の如くである。
しかし、従来のマルチング装置は、蔬菜の播種から有
る程度の生長段階まで、長い期間マルチフィルムを敷設
したままにしておくものであるのに対して、土壌消毒機
に付設するマルチング装置は、土壌消毒を行った後に、
クロルピクリン等の消毒液が、2〜3日の間に気化して
ガスとなり、土壌から蒸発して逃げてしまい、線虫を防
除する効果が低下し、更に圃場の近隣の住民に対してガ
ス化した消毒液が悪臭を与えるという不具合を解消する
為に、消毒後の土壌に数日間だけマルチフィルムを被せ
るのである。
る程度の生長段階まで、長い期間マルチフィルムを敷設
したままにしておくものであるのに対して、土壌消毒機
に付設するマルチング装置は、土壌消毒を行った後に、
クロルピクリン等の消毒液が、2〜3日の間に気化して
ガスとなり、土壌から蒸発して逃げてしまい、線虫を防
除する効果が低下し、更に圃場の近隣の住民に対してガ
ス化した消毒液が悪臭を与えるという不具合を解消する
為に、消毒後の土壌に数日間だけマルチフィルムを被せ
るのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 このような土壌消毒機とマルチング装置を具備した複
合作業機を、歩行形トラクタに装着した場合には、次の
ような不具合が発生するのである。
合作業機を、歩行形トラクタに装着した場合には、次の
ような不具合が発生するのである。
まず、歩行形トラクタが小型であるので、油圧式作業
昇降装置が付設されておらず、併合作業機とした為に長
くなった作業機部分を、圃場端の回行時において、注入
刃が土壌に接触しないように上昇させようとすると、歩
行形トラクタのハンドルを持った状態でオペレーターが
大きくハンドル部分を押し下げて、歩行形トラクタとは
逆の側に配置した併合作業機を上昇させる必要があるの
である。
昇降装置が付設されておらず、併合作業機とした為に長
くなった作業機部分を、圃場端の回行時において、注入
刃が土壌に接触しないように上昇させようとすると、歩
行形トラクタのハンドルを持った状態でオペレーターが
大きくハンドル部分を押し下げて、歩行形トラクタとは
逆の側に配置した併合作業機を上昇させる必要があるの
である。
しかし、該注入刃の部分は作業機フレームの、最も歩
行形トラクタに近い部分から下方へ突出されているの
で、該注入刃を土壌中から抜け出させる為に、最も大き
く作業機フレームを上昇回動する必要があり、歩行形ト
ラクタのハンドルが殆ど土壌面に接地する程となるので
ある。
行形トラクタに近い部分から下方へ突出されているの
で、該注入刃を土壌中から抜け出させる為に、最も大き
く作業機フレームを上昇回動する必要があり、歩行形ト
ラクタのハンドルが殆ど土壌面に接地する程となるので
ある。
本考案は、この作業機フレームの上昇回動角を少しで
も少なくする為に、作業機フレームの最も歩行形トラク
タに近い側に配置されている注入刃のみを、作業機フレ
ームとは別に上昇移動して、土壌に接触しないようにし
たものである。
も少なくする為に、作業機フレームの最も歩行形トラク
タに近い側に配置されている注入刃のみを、作業機フレ
ームとは別に上昇移動して、土壌に接触しないようにし
たものである。
また、マルチング装置は、蔬菜の1条毎に配置するの
ではなくて、消毒液を注入した土壌の表面を、とにかく
被覆すれば良いのであるから、できるだけ広いマルチフ
ィルムを敷設する方が作業が早くなるのである。
ではなくて、消毒液を注入した土壌の表面を、とにかく
被覆すれば良いのであるから、できるだけ広いマルチフ
ィルムを敷設する方が作業が早くなるのである。
このように幅の極度に広いマルチフィルムを敷設する
マルチング装置であることから、小型の歩行形トラクタ
に支持した場合には、歩行形トラクタが左右に僅かに傾
斜しただけで、直ぐに左右に長いマルチングの左右端
が、土壌面に押し付けられて、マルチングフレームやフ
ィルム押え輪や覆土輪を曲げたりするという不具合があ
ったのである。
マルチング装置であることから、小型の歩行形トラクタ
に支持した場合には、歩行形トラクタが左右に僅かに傾
斜しただけで、直ぐに左右に長いマルチングの左右端
が、土壌面に押し付けられて、マルチングフレームやフ
ィルム押え輪や覆土輪を曲げたりするという不具合があ
ったのである。
本考案は、マルチング装置を支持するマルチングフレ
ーム27を、作業機フレーム16に対して、前後方向枢支ピ
ン25により支持することにより、歩行形トラクタの傾斜
とは関わりなく、左右にスイングを可能としたものであ
る。
ーム27を、作業機フレーム16に対して、前後方向枢支ピ
ン25により支持することにより、歩行形トラクタの傾斜
とは関わりなく、左右にスイングを可能としたものであ
る。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
課題を解決する手段を説明する。
請求項(1)においては、後進状態で作業する歩行形
トラクタAの、進行方向の前部に土壌消毒装置を配置
し、進行方向の後部にマルチング装置を併設した複合作
業機において、歩行形トラクタAから進行方向後方へ突
出した作業機フレーム16に、左右方向に延設した注入刃
取付フレーム9を支持し、該注入刃取付フレーム9に消
毒液を土中に注入すべく下方へ突出した複数の注入刃1
を支持し、該注入刃取付フレーム9は、注入刃取付フレ
ーム9より前方へ突出した回動アーム17の前端を回動枢
支軸15により作業機フレーム16に対して枢支し、該回動
アーム17と注入刃取付フレーム9と注入刃1を、前記回
動枢支軸15を中心に一体的に上方へ回動解除可能に構成
し、該回動アーム17を回動枢支軸15を中心に回動した作
業位置と解除位置で、作業機フレーム16に対して係止す
るストッパー杆18を具備したものである。
トラクタAの、進行方向の前部に土壌消毒装置を配置
し、進行方向の後部にマルチング装置を併設した複合作
業機において、歩行形トラクタAから進行方向後方へ突
出した作業機フレーム16に、左右方向に延設した注入刃
取付フレーム9を支持し、該注入刃取付フレーム9に消
毒液を土中に注入すべく下方へ突出した複数の注入刃1
を支持し、該注入刃取付フレーム9は、注入刃取付フレ
ーム9より前方へ突出した回動アーム17の前端を回動枢
支軸15により作業機フレーム16に対して枢支し、該回動
アーム17と注入刃取付フレーム9と注入刃1を、前記回
動枢支軸15を中心に一体的に上方へ回動解除可能に構成
し、該回動アーム17を回動枢支軸15を中心に回動した作
業位置と解除位置で、作業機フレーム16に対して係止す
るストッパー杆18を具備したものである。
請求項(2)においては、土壌消毒装置の後部に、マ
ルチング装置を構成するフィルム筒3とフィルム押え輪
4,4と覆土輪5,5を支持するマルチングフレーム27を、進
行方向に配置した作業機フレーム16に対して直角方向に
支持させ、作業機フレーム16に対してマルチングフレー
ム27を、前後方向枢支ピン25により枢支したものであ
る。
ルチング装置を構成するフィルム筒3とフィルム押え輪
4,4と覆土輪5,5を支持するマルチングフレーム27を、進
行方向に配置した作業機フレーム16に対して直角方向に
支持させ、作業機フレーム16に対してマルチングフレー
ム27を、前後方向枢支ピン25により枢支したものであ
る。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は本考案の歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機
の全体側面図、第2図は同じく後面斜視図、第3図は注
入刃1と整地板20の部分の拡大側面図、第4図は注入刃
1の部分の前面斜視図である。
の全体側面図、第2図は同じく後面斜視図、第3図は注
入刃1と整地板20の部分の拡大側面図、第4図は注入刃
1の部分の前面斜視図である。
歩行形トラクタAは操作ハンドル36の側にエンジンE
を搭載し、また操作ハンドル36の側に突出した作業機取
付フレーム35に、ポンプ・バッテリ載置台13を敷設して
いる。該ポンプ・バッテリ載置台13の上に消毒液ポンプ
8a,8bと、バッテリ10とポンプ駆動モータが載置されて
いる。
を搭載し、また操作ハンドル36の側に突出した作業機取
付フレーム35に、ポンプ・バッテリ載置台13を敷設して
いる。該ポンプ・バッテリ載置台13の上に消毒液ポンプ
8a,8bと、バッテリ10とポンプ駆動モータが載置されて
いる。
また、操作ハンドル36とは逆の側の、作業機取付フレ
ーム34に、作業機フレーム16の縦杆16aの部分が敷設さ
れている。
ーム34に、作業機フレーム16の縦杆16aの部分が敷設さ
れている。
また、エンジンEの側面に消毒液タンク6が載置され
ており、該消毒液タンク6より吸引パイプ11a,11bを介
して消毒液ポンプ8a,8bに消毒液が吸引され、消毒液ポ
ンプ8a,8bから吐出された液が、吐出パイプ24a,24bより
注入刃1に圧送される。
ており、該消毒液タンク6より吸引パイプ11a,11bを介
して消毒液ポンプ8a,8bに消毒液が吸引され、消毒液ポ
ンプ8a,8bから吐出された液が、吐出パイプ24a,24bより
注入刃1に圧送される。
そして、作業機取付フレーム34に縦杆16aを固定した
作業機フレーム16が、水平に後方へ突出されるのであ
る。
作業機フレーム16が、水平に後方へ突出されるのであ
る。
通常の場合にエンジンEは操作ハンドル36の部分が後
方となって進行することが多いのであるが、マルチング
装置を敷設した場合には、速度を遅くして、マルチ状態
を監視しながらゆっくりと進行するので、歩行形トラク
タAを後進状態で使用するのである。
方となって進行することが多いのであるが、マルチング
装置を敷設した場合には、速度を遅くして、マルチ状態
を監視しながらゆっくりと進行するので、歩行形トラク
タAを後進状態で使用するのである。
作業機フレーム16の上に、エンジンEに近い部分から
順に、注入刃1と整地板20とフィルム筒3とフィルム押
え輪4,4と覆土輪5,5か装着配置されているのである。
順に、注入刃1と整地板20とフィルム筒3とフィルム押
え輪4,4と覆土輪5,5か装着配置されているのである。
また、整地板20の左右端部には、マルチフィルムFの
端部を挿入し覆土輪5,5により覆土して固定する為の、
マルチ溝切器2,2が配置されているのである。
端部を挿入し覆土輪5,5により覆土して固定する為の、
マルチ溝切器2,2が配置されているのである。
故に、該マルチ溝切器2,2の後方の位置に、左右のフ
ィルム押え輪4,4と覆土輪5,5が配置されているのであ
る。
ィルム押え輪4,4と覆土輪5,5が配置されているのであ
る。
次に、第3図、第4図により、注入刃1の上方解除機
構について説明する。
構について説明する。
作業機フレーム16の上の、最も歩行形トラクタAに近
い部分に、注入刃装着筒21が装着固定されており、該注
入刃装着筒21の上に、回動ガイド板19が三角形状として
突出されている。
い部分に、注入刃装着筒21が装着固定されており、該注
入刃装着筒21の上に、回動ガイド板19が三角形状として
突出されている。
そして、該回動ガイド板19の先端部分に回動枢支軸15
が設けられており、該回動枢支軸15に注入刃取付フレー
ム9に固着した回動アーム17の先端が枢支されている。
が設けられており、該回動枢支軸15に注入刃取付フレー
ム9に固着した回動アーム17の先端が枢支されている。
即ち、回動枢支軸15を中心に回動アーム17とその後部
に固着された注入刃取付フレーム9が上下に回動可能と
しているのである。
に固着された注入刃取付フレーム9が上下に回動可能と
しているのである。
そして、該回動アーム17の回動固定位置を規定するス
トッパー杆18と、ストッパー孔23,23が設けられてい
る。そして該ストッパー杆18とストッパー孔23,23から
抜くことにより、回動アーム17と注入刃取付フレーム9
を上下に回動することができるのである。
トッパー杆18と、ストッパー孔23,23が設けられてい
る。そして該ストッパー杆18とストッパー孔23,23から
抜くことにより、回動アーム17と注入刃取付フレーム9
を上下に回動することができるのである。
そして、該注入刃取付フレーム9に位置調節筒22を介
して、ブラケット14と注入刃嵌入筒14aが取り付けられ
ており、該位置調節筒22は注入刃取付フレーム9の上で
注入刃の位置を決定する為に左右に移動が可能である。
して、ブラケット14と注入刃嵌入筒14aが取り付けられ
ており、該位置調節筒22は注入刃取付フレーム9の上で
注入刃の位置を決定する為に左右に移動が可能である。
該注入刃嵌入筒14aに注入刃1が嵌装されて、該注入
刃1に設けた調節孔1aにより注入刃1の突出長さを調節
可能としている。
刃1に設けた調節孔1aにより注入刃1の突出長さを調節
可能としている。
第3図においては、注入刃1を上方へ解除回動した状
態が2点鎖線により開示されている。この場合にはスト
ッパー杆18は上方のストッパー孔23に嵌装しているので
ある。
態が2点鎖線により開示されている。この場合にはスト
ッパー杆18は上方のストッパー孔23に嵌装しているので
ある。
ストッパー杆18は常時ストッパー孔23,23側に付勢バ
ネ18aにより付勢されている。
ネ18aにより付勢されている。
次に、第2図により、マルチング装置の左右スイング
機構について説明する。
機構について説明する。
該マルチング装置は作業機フレーム16において、注入
刃装着筒21よりも後部に嵌装された、マルチ取付筒26に
より支持されているのである。該マルチ取付筒26は作業
機フレーム16に対する取付位置を調節可能としている。
刃装着筒21よりも後部に嵌装された、マルチ取付筒26に
より支持されているのである。該マルチ取付筒26は作業
機フレーム16に対する取付位置を調節可能としている。
そして、該マルチ取付筒26の下部に直交して左右方向
にマルチングフレーム27を配置しており、マルチ取付筒
26から下方に突出した枢支ブラケット26aに前後方向枢
支ピン25を設け、該前後方向枢支ピン25によりマルチン
グフレーム27を、左右を上下回動可能に枢支しているの
である。
にマルチングフレーム27を配置しており、マルチ取付筒
26から下方に突出した枢支ブラケット26aに前後方向枢
支ピン25を設け、該前後方向枢支ピン25によりマルチン
グフレーム27を、左右を上下回動可能に枢支しているの
である。
マルチングフレーム27は左右に短い角筒により構成し
ており、該マルチングフレーム27の両端に延長マルチン
グフレーム28,28が伸縮可能に突出されている。
ており、該マルチングフレーム27の両端に延長マルチン
グフレーム28,28が伸縮可能に突出されている。
該延長マルチングフレーム28,28の先端に、左右の位
置調節可能に左右端調節ブラケット31が嵌装されてお
り、該左右端調節ブラケット31にフィルム筒ブラケット
29と、覆土輪ブラケット30とフィルム押え輪4,4のブラ
ケットと、マルチ溝切器2,2が固設されているのであ
る。
置調節可能に左右端調節ブラケット31が嵌装されてお
り、該左右端調節ブラケット31にフィルム筒ブラケット
29と、覆土輪ブラケット30とフィルム押え輪4,4のブラ
ケットと、マルチ溝切器2,2が固設されているのであ
る。
故に、左右端調節ブラケット31を左右に位置調節する
と、フィルム筒ブラケット29とフィルム押え輪4,4と覆
土輪5,5の位置が移動するのである。
と、フィルム筒ブラケット29とフィルム押え輪4,4と覆
土輪5,5の位置が移動するのである。
また、第3図において示す如く、注入刃1により消毒
液を注入した土壌面を整地する整地板20が支持されてい
る。
液を注入した土壌面を整地する整地板20が支持されてい
る。
故に、前後方向枢支ピン25を中心とするマルチングフ
レーム27の左右回動により、フィルム筒3とマルチ溝切
器2,2と覆土輪5,5とフィルム押え輪4,4と整地板20の全
てが左右にスイングするのである。
レーム27の左右回動により、フィルム筒3とマルチ溝切
器2,2と覆土輪5,5とフィルム押え輪4,4と整地板20の全
てが左右にスイングするのである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
奏するものである。
請求項(1)の如く構成したので、次のような不具合
を解消することができたのである。
を解消することができたのである。
歩行形トラクタが小型であるので、油圧式作業機昇降
装置が付設されておらず、併合作業機とした為に長くな
った作業機部分を、圃場端の回行時において、注入刃が
土壌に接触しないように上昇させようとすると、歩行形
トラクタのハンドルを持った状態でオペレーターが大き
くハンドル部分を押しさげて、歩行形トラクタとは逆の
側に配置した併合作業機を上昇させる必要があるのであ
る。
装置が付設されておらず、併合作業機とした為に長くな
った作業機部分を、圃場端の回行時において、注入刃が
土壌に接触しないように上昇させようとすると、歩行形
トラクタのハンドルを持った状態でオペレーターが大き
くハンドル部分を押しさげて、歩行形トラクタとは逆の
側に配置した併合作業機を上昇させる必要があるのであ
る。
しかし、該注入刃の部分は作業機フレームの最も歩行
形トラクタに近い部分から下方へ突出されているので、
該注入刃を土壌中から抜け出させる為に、最も大きく作
業機フレームを上昇回動する必要があり、歩行形トラク
タのハンドルが殆ど土壌面に接地する程となるのであ
る。
形トラクタに近い部分から下方へ突出されているので、
該注入刃を土壌中から抜け出させる為に、最も大きく作
業機フレームを上昇回動する必要があり、歩行形トラク
タのハンドルが殆ど土壌面に接地する程となるのであ
る。
本考案は、この作業機フレームの上昇回動角を少しで
も少なくする為に、作業機フレームの最も歩行形トラク
タに近い側に配置されている注入刃取付フレーム9と注
入刃1の部分を、作業機フレームとは別に上昇移動し
て、土壌に接触しないようにすることができたのであ
る。
も少なくする為に、作業機フレームの最も歩行形トラク
タに近い側に配置されている注入刃取付フレーム9と注
入刃1の部分を、作業機フレームとは別に上昇移動し
て、土壌に接触しないようにすることができたのであ
る。
これにより、オペレーターが圃場端において、後方に
長い併合作業機を操作ハンドル36を押し下げて大きく上
昇回動する必要がなくなったのである。
長い併合作業機を操作ハンドル36を押し下げて大きく上
昇回動する必要がなくなったのである。
請求項(2)の如く構成したので、次のような不具合
を解消することができたものである。
を解消することができたものである。
マルチング装置は、蔬菜の1条毎に配置するのではな
くて、消毒液を注入した土壌の表面を、とにかく被覆す
れば良いのであるから、できるだけ広いマルチフィルム
を敷設する方が作業が速くなるのである。
くて、消毒液を注入した土壌の表面を、とにかく被覆す
れば良いのであるから、できるだけ広いマルチフィルム
を敷設する方が作業が速くなるのである。
このように幅の極度に広いマルチフィルムを敷設する
マルチング装置であることから、小型の歩行形トラクタ
に支持した場合には、歩行形トラクタが左右に僅かに傾
斜しただけで、直ぐに左右に長いマルチングの左右端
が、土壌面に押し付けられて、マルチングフレームやフ
ィルム押え輪や覆土輪を曲げたりするという不具合があ
ったのである。
マルチング装置であることから、小型の歩行形トラクタ
に支持した場合には、歩行形トラクタが左右に僅かに傾
斜しただけで、直ぐに左右に長いマルチングの左右端
が、土壌面に押し付けられて、マルチングフレームやフ
ィルム押え輪や覆土輪を曲げたりするという不具合があ
ったのである。
本考案は、マルチング装置を支持するマルチングフレ
ーム27を、作業機フレーム16に対して、前後方向枢支ピ
ン25により支持することにより、歩行形トラクタの傾斜
とは関わりなく、左右にスイングを可能としたものであ
る。
ーム27を、作業機フレーム16に対して、前後方向枢支ピ
ン25により支持することにより、歩行形トラクタの傾斜
とは関わりなく、左右にスイングを可能としたものであ
る。
これにより、フレーム押え輪4,4や覆土輪5,5や整地板
20等を損傷したり、破壊したりすることがなくなったの
である。
20等を損傷したり、破壊したりすることがなくなったの
である。
第1図は本考案の歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機の
全体側面図、第2図は同じく後面斜視図、第3図は注入
刃1と整地板20の部分の拡大側面図、第4図は注入刃1
の部分の前面斜視図である。 A……歩行形トラクタ 1……注入刃 2……マルチ溝切器 3……フィルム筒 4,4……フィルム押え輪 5,5……覆土輪 15……回動枢支軸 17……回動アーム 18……ストッパー杆 25……前後方向枢支ピン 27……マルチングフレーム
全体側面図、第2図は同じく後面斜視図、第3図は注入
刃1と整地板20の部分の拡大側面図、第4図は注入刃1
の部分の前面斜視図である。 A……歩行形トラクタ 1……注入刃 2……マルチ溝切器 3……フィルム筒 4,4……フィルム押え輪 5,5……覆土輪 15……回動枢支軸 17……回動アーム 18……ストッパー杆 25……前後方向枢支ピン 27……マルチングフレーム
Claims (2)
- 【請求項1】後進状態で作業する歩行形トラクタAの、
進行方向の前部に土壌消毒装置を配置し、進行方向の後
部にマルチング装置を併設した複合作業機において、歩
行形トラクタAから進行方向後方へ突出した作業機フレ
ーム16に、左右方向に延設した注入刃取付フレーム9を
支持し、該注入刃取付フレーム9に消毒液を土中に注入
すべく下方へ突出した複数の注入刃1を支持し、該注入
刃取付フレーム9は、注入刃取付フレーム9より前方へ
突出した回動アーム17の前端を回動枢支軸15により作業
機フレーム16に対して枢支し、該回動アーム17と注入刃
取付フレーム9と注入刃1を、前記回動枢支軸15を中心
に一体的に上方へ回動解除可能に構成し、該回動アーム
17を回動枢支軸15を中心に回動した作業位置と解除位置
で、作業機フレーム16に対して係止するストッパー杆18
を具備したことを特徴とする歩行形トラクタ用マルチ同
時消毒機。 - 【請求項2】請求項1記載の土壌消毒装置の後部に、マ
ルチング装置を構成するフィルム筒3とフィルム押え輪
4,4と覆土輪5,5を支持するマルチングフレーム27を、進
行方向に配置した作業機フレーム16に対して直角方向に
支持させ、作業機フレーム16に対してマルチングフレー
ム27を、前後方向枢支ピン25により枢支したことを特徴
とする歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041770U JP2514807Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041770U JP2514807Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042282U JPH042282U (ja) | 1992-01-09 |
JP2514807Y2 true JP2514807Y2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=31552725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990041770U Expired - Fee Related JP2514807Y2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 歩行形トラクタ用マルチ同時消毒機 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2514807Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658061U (ja) * | 1993-01-27 | 1994-08-12 | カータンス・ジャパン株式会社 | 立体駐車装置におけるパレットの車輪止め部 |
DE4429393C1 (de) * | 1994-08-11 | 1996-02-29 | Mannesmann Ag | Plattform für die Ein- oder Auslagerung von Kraftfahrzeugen in Parkhäusern |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168381U (ja) * | 1984-04-17 | 1985-11-08 | ヤンマー農機株式会社 | 管理作業機における土壌消毒装置 |
JPH0140460Y2 (ja) * | 1985-05-02 | 1989-12-04 |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP1990041770U patent/JP2514807Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH042282U (ja) | 1992-01-09 |
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