JPH0470147B2 - - Google Patents

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JPH0470147B2
JPH0470147B2 JP60217331A JP21733185A JPH0470147B2 JP H0470147 B2 JPH0470147 B2 JP H0470147B2 JP 60217331 A JP60217331 A JP 60217331A JP 21733185 A JP21733185 A JP 21733185A JP H0470147 B2 JPH0470147 B2 JP H0470147B2
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JP
Japan
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cleaning
pair
roll shaft
winding shaft
drum
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JP60217331A
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Akinari Shimizu
Koji Nomoto
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DIC Corp
Shimizu Seisaku KK
Original Assignee
Shimizu Seisaku KK
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷機のブランケツト胴や圧胴等の
洗浄対象となるドラムを洗浄するための印刷機の
ドラム洗浄装置に関するものである。
〔従来の技術〕
印刷機のブランケツト胴や圧胴等の洗浄対象と
なるドラムを洗浄するための装置は、従来からい
くつかあるが、いずれも印刷機と一体に設けられ
たものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の洗浄装置は、常時、洗浄対象と
なるブランケツト胴や圧胴等を覆つており、ブラ
ンケツト胴の交換作業やブランケツト胴の増し締
等の調整作業の障害となつている。そのため、従
来の洗浄装置は、ブランケツト胴等の洗浄対象と
なるドラムから10数cm離間できるようになつてい
るが、それでも、上述した交換や調整等の作業に
はかなりの障害となつていた。
とくに、新聞印刷の場合、1日に多くとも3〜
4回しか洗浄作業を行なわず、印刷作業時間に比
べて延べ時間が非常に少ない洗浄作業のために常
時洗浄装置でブランケツト胴等を覆つていること
は、作業性の面から見てよいことではない。
また、高速回転するブランケツト胴や圧胴に洗
浄装置から異物が落下することは、大きな事故に
つながる可能性が大で、この面からも改善が望ま
れていた。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、印刷機のブランケツト胴や圧胴等の洗浄装置
が、印刷機の保守調整作業の障害となつたり、安
全性を阻害したりしないようにすることを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の印刷機のドラム洗浄装置は、印刷機の
洗浄対象となるドラムたとえばブランケツト胴1
や圧胴等の両端部の側方に隣接して設けられた左
右一対の印刷機側のフレーム3,4と、この一対
のフレーム3,4の内側部にそれぞれ対向して回
転自在に設けられ一方が他方に対して進退自在に
形成された左右一対のロール軸ホルダ5,6及び
左右一対の巻取り軸ホルダ7,8と、上記フレー
ム3に設けられ上記巻取り軸ホルダ7を駆動する
モータ9と、上記一対のフレーム3,4間に配置
される左右一対の側板21,22を有する中空状
の洗浄カセツト体20と、この洗浄カセツト体2
0の一対の側板21,22間にそれぞれ回転自在
に設けられ上記一対のロール軸ホルダ5,6及び
一対の巻取り軸ホルダ7,8にそれぞれの両端部
を係合するロール軸31及び巻取り軸32と、上
記洗浄カセツト体20に設けられ上記ロール軸3
1及び巻取り軸32間の帯状の洗浄シートたとえ
ば洗浄布37等を上記ドラム1に圧着させる圧着
部材たとえば圧着パツド41等とを具備し、上記
モータ9により巻取り軸ホルダ7を回転して、ロ
ール軸31に巻着した洗浄シート37をロール軸
31から圧着部材41とドラム1の間を介して巻
取り軸32に巻取ることにより、洗浄シート37
でドラム1を擦ることを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明の印刷機のドラム洗浄装置は、洗浄装置
の主要な機構を、印刷機に設けた一対のフレーム
3,4とは独立に、中空状の洗浄カセツト体20
にカセツト化して設け、使用時には、洗浄カセツ
ト体20を印刷機側のフレーム3,4間に配置
し、フレーム3,4の一方のロール軸ホルダ6及
び巻取り軸ホルダ8を他方のロール軸ホルダ5及
び巻取り軸ホルダ7方向に進出させることによ
り、このフレーム3,4のロール軸ホルダ5,6
及び巻取り軸ホルダ7,8を洗浄カセツト体20
のロール軸31及び巻取り軸32の両端部に係合
し、これによつて、洗浄カセツト体20を使用状
態にセツトする。そして、ロール軸31及び巻取
り軸32間の洗浄布37等の洗浄シートを圧着パ
ツド41等の圧着部材で洗浄対象となるブランケ
ツト胴1や圧胴等のドラムに圧着した状態で、フ
レーム3側のモータ9により巻取り軸ホルダ7を
回転して、ロール軸31に巻着しておいた洗浄シ
ート37をロール軸31から圧着部材41とドラ
ム1の間を介して巻取り軸32に巻取ることによ
り、洗浄シート37でドラム1を擦る。そして、
不使用時には、一方のロール軸ホルダ6及び巻取
り軸ホルダ8を他方のロール軸ホルダ5及び巻取
り軸ホルダ7方向と反対の方向に退避させること
により、洗浄カセツト体20をフレーム3,4間
から取外すことができるものである。
〔実施例〕
本発明の印刷機のドラム洗浄装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
第1図において、1は印刷機の洗浄対象となる
ドラムとしてのブランケツト胴、2は印刷機の版
で、これらは水平に横架され、たがいに圧接して
反対方向に等しい周速で回転し、その間に印刷用
紙を挟んで印刷用紙にインキを転写するようにな
つている。
3,4は一対の断面ほぼL字状のフレームで、
このフレーム3,4は、上記ブランケツト胴1の
左右両端部の前側方に隣接して図示しない印刷機
の本体フレームに固定され、その水平部3a,4
aを内方に向けた状態で平行に配設されている。
そして、第2図にも示すように、このフレーム
3,4の垂直部分3b,4bの内側部にはそれぞ
れ円盤の内側面に円錐台を突設した形状のロール
軸ホルダ5,6及び巻取り軸ホルダ7,8が互い
に対向して回転自在に設けられ、そのうちの左方
のフレーム3の巻取り軸ホルダ7は、フレーム3
の垂直部分3bの外側部に設けられたモータ9に
より、タイミングプーリ10、タイミングベルト
11及びタイミングプーリ12を介して駆動され
るようになつており、右方のフレーム4のロール
軸ホルダ6及び巻取り軸ホルダ8は、それぞれ、
引き棒6a,8aを介して対向する左方のフレー
ム3のロール軸ホルダ5及び巻取り軸ホルダ7に
向かつて進退自在に形成されているとともに、コ
イルスプリング6b,8bを介して対向するロー
ル軸ホルダ5及び巻取り軸ホルダ7方向に常時付
勢されている。なお、上記モータ9により駆動さ
れる巻取り軸ホルダ7には連結駆動キー7aが設
けられている。
20は中空状の洗浄カセツト体で、この洗浄カ
セツト体20は、第3図にも示すように、左右一
対の側板21,22の前部を一対の連結杆23,
24で連結し、側板21,22間の上部及び後部
をカバー体25で覆い、このカバー体25の上部
に左右一対の把持用のグリツプ26を設けたもの
で、この洗浄カセツト体20は、その開口した前
部を上記ブランケツト胴1に向けた状態で、上記
フレーム3,4の垂直部分3b,4b間に装着し
て、その側板21,22をフレーム3,4の水平
部分3a,4a上に支持するようになつている。
なお、この洗浄カセツト体20の側板21,22
の下縁部には凸部21a,22aが設けられてい
るとともに、この凸部21a,22aを嵌合する
凹部3c,4cがフレーム3,4の水平部分3
a,4aの上面に設けられている。
そして、この洗浄カセツト体20の側板21,
22の後部間に紙管から成るロール軸31及びア
ルミニユウム等の金属パイプから成る巻取り軸3
2が、それぞれ、軸受33,34,35,36を
介して回転自在にかつ平行に横架されており、こ
のロール軸31及び巻取り軸32の左右両端部
は、軸受33,34,35,36を貫通して側板
21,22の外側に突出し、上記フレーム3,4
のロール軸ホルダ5,6及び巻取り軸ホルダ7,
8に係合して保持されるようになつている。な
お、巻取り軸32の左端部には上記モータ9で駆
動される巻取り軸ホルダ7に設けた連結駆動キー
7aに対するキー溝32aが形成されている。
そして、上記ロール軸31の外周には予め洗浄
シートとしての不織布から成る洗浄布37が巻着
されており、この洗浄布37を巻着したロール軸
31を側板21,22に支持する軸受33,34
は、側板21,22の下縁部に開口した切欠溝2
1b,22bを介して側板21,22から取外す
ことができるようになつている。
また、上記洗浄カセツト体20の側板21,2
2の前部間に圧着部材としてのゴムから成るスポ
ンジ状の圧着パツド41が設けられている。この
圧着パツド41は、上記連結杆23の下方に配設
された断面倒T字状の支持部材42の垂直部分に
取付けられており、この支持部材42の水平部分
の左右両側端部42aを側板21,22に形成し
たガイド溝21c,22cに延設してこのガイド
溝21c,22cに前後方向摺動自在に係合する
とともに、この支持部材42の水平部分の後端部
を上記連結杆23の後側下部に設けた複数のエヤ
シリンダ43に連結することによつて、各エヤシ
リンダ43の作動により支持部材42を介して洗
浄カセツト体20の開口した前部に進退するよう
になつている。なお、上記各エヤシリンダ43に
対するエヤの供給は、洗浄カセツト体20のカバ
ー体25上面の左側後部に設けられた一対のエヤ
供給カプラ44を介して行なわれる。
そして、この圧着パツド41の上方に位置して
上記側板21,22間にアルミニユウム等の金属
パイプから成るガイド軸46が横架され、圧着パ
ツド41を取付けた支持部材42の垂直部分の下
端部から圧着パツド41の前部、ガイド軸46の
前後及び上部を介して上記連結杆23の上部にか
けてフツ素化合物から成る優れた非粘着性、低摩
擦特性、化学的安定性を備えた柔軟なフイルム4
7が配設され、このフイルム47の両端部が支持
部材42の垂直部分の下端部及び連結杆23の上
部に固定板48,49で固定されている。
また、上記支持部材42の水平部分の下方に位
置して連結杆24の後部に多数の小孔を備えた洗
浄液パイプ51が横架され、この洗浄液パイプ5
1の多数の小孔から洗浄液が噴出されるようにな
つている。なお、この洗浄液パイプ51に対する
洗浄液の供給は、洗浄カセツト体20のカバー体
25上面の左側後部に設けられた洗浄液供給カプ
ラ52を介して行なわれる。
また、上記圧着パツド41の下方から上記洗浄
液パイプ51の下方を介して上記各エヤシリンダ
53の下方にかけて洗浄液の受け皿56が設けら
れているとともに、この受け皿56内に突出した
ガイド部材57が上記連結杆24の下端部に取付
けられている。
そうして、上記ロール軸31に巻着されている
洗浄布37は、その外周端部から引出され、ガイ
ド部材57の部材の下部を通して受け皿56内に
導かれた上で、固定板48の下部、圧着パツド4
1の前部、ガイド軸46の前部及び上部に配設さ
れたフイルム47上を通つて巻取り軸32に導か
れ、この巻取り軸32に粘着テープ等で固定され
ている。
なお、61,62,63,64はロール軸31
及び巻取り軸32に巻着される洗浄布37に対す
る位置決めリングである。
次に、洗浄作業を説明する。
まず、印刷機に設けたフレーム3,4間に洗浄
カセツト体20を装着する。
この装着は、右方のフレーム4のロール軸ホル
ダ6及び巻取り軸ホルダ8を引き棒6a,8aを
介して右方に引張つた状態で、洗浄カセツト体2
0の側板21,22をフレーム3,4の水平部分
上に支持して側板21,22の凸部21a,22
aをフレーム3,4の凹部3c,4cに嵌合し、
洗浄カセツト体20を左方に移動してそのロール
軸31及び巻取り軸32の左端部を左方のフレー
ム3のロール軸ホルダ5及び巻取り軸ホルダ7に
係合するとともに、巻取り軸32のキー溝32a
と巻取り軸ホルダ7の連結駆動キー7aを係合
し、引き棒6a,8aを離してコイルスプリング
6b,8bにより右方のフレーム4のロール軸ホ
ルダ6及び巻取り軸ホルダ8をロール軸31及び
巻取り軸32の右端部に係合することによつて行
ない、さらに、図示しない洗浄制御装置等のエヤ
供給パイプ及び洗浄液供給パイプを洗浄カセツト
体20のエヤ供給カプラ44及び洗浄液供給カプ
ラ52に連結する。
ついで、洗浄カセツト体20により印刷機のブ
ランケツト胴1の洗浄を行なう。
この洗浄は、洗浄液パイプ51の多数の小孔か
ら洗浄液を噴出するとともに、各エヤシリンダ4
3により支持部材42、圧着パツド41及びフイ
ルム47を介して洗浄布37をブランケツト胴1
に圧着し、かつ、印刷機の駆動機構によりブラン
ケツト胴1を図示矢印方向に回転するとともに、
モータ9により巻取り軸ホルダ7を介して巻取り
軸32をブランケツト胴1と同方向に回転するこ
とによつて行ない、これによつて、洗浄布37を
ロール軸31から巻取り軸32に巻取り、移動中
の洗浄布37に洗浄液を吹付け、この洗浄液を含
浸した洗浄布37を回転するブランケツト胴1に
圧着してブランケツト胴1と逆の方向に移動する
ので、ブランケツト胴1の外周面が洗浄液を含浸
した洗浄布37に擦られて洗浄される。
この際、洗浄布37は、その前面において、巻
取りによる移動方向と逆の方向の力をブランケツ
ト胴1から受けるが、フイルム47によりその背
面の摩擦抵抗を軽減されているため、しわができ
たり、切断したりすることなく、確実に巻取り軸
32に巻取られる。また、洗浄布37に含浸され
なかつた洗浄液は受け皿56に溜るので外部にこ
ぼれて印刷機を汚損することがなく、しかも、こ
の受け皿56内を洗浄布37が通過するので洗浄
液のむだがない。そして、洗浄液による洗浄が完
了した後、洗浄液の供給を停止すると、乾燥した
洗浄布37でブランケツト胴1の空拭きができ
る。
そして、この洗浄の際に、洗浄布37が移動し
ながらブランケツト胴1を擦るので、ブランケツ
ト胴1に付着していたインキや紙粉等の汚れは洗
浄布37に移行して直ちに洗浄布37の移動によ
り持ち去られるため、洗浄布37の1カ所にイン
キや紙粉等の汚れが集中して堆積することがな
く、したがつて、洗浄布1に堆積した汚れが印刷
機に落下したり、汚れが再びブランケツト胴1に
付着したりすることがなく、洗浄が円滑かつ確実
に行なわれる。
そうして、洗浄が終つたら、ブランケツト胴1
及び巻取り軸32の回転、洗浄布37の圧着及び
洗浄液の供給を停止し、エヤ供給カプラ44及び
洗浄液供給カプラ52からエヤ供給パイプ及び洗
浄液供給パイプを外し、右方のフレーム4のロー
ル軸ホルダ6及び巻取り軸ホルダ8を引き棒6
a,8aを介して右方に引張り、洗浄カセツト体
20をフレーム3,4間から取外す。
また、ロール軸31に巻着しておいた洗浄布3
7が小さくなつたら、洗浄布37の交換を行な
う。
この洗浄布37の交換は、ロール軸31ごと行
ない、洗浄カセツト体20をフレーム3,4間か
ら取外した状態で、ロール軸31の一端部にハン
ドル等の治具を装着し、このハンドル等の治具で
ロール軸31を回転して巻取り軸32に巻取られ
た洗浄布37をロール軸31に巻戻し、この使用
済みの洗浄布37を巻着したロール軸31を軸受
33,34ごと洗浄カセツト体20の側板21,
22から切欠溝21b,22bを介して取外し、
この使用済みのロール軸31から軸受33,34
及び位置決めリング61,62を取外して未使用
の洗浄布37を巻着したロール軸31の両端部に
嵌合し、この軸受33,34を洗浄カセツト体2
0の側板21,22に切欠溝21b,22bを介
して装着することによつて行なう。
以上で、この実施例の説明を終るが、本発明の
実施に際しては、この実施例に限定されず、たと
えば、圧着パツド41等の圧着部材をブランケツ
ト胴1等の洗浄対象となるドラムに進退させるエ
ヤシリンダ43は必ずしも必要ではなく、圧着を
手動あるいはスプリング等で行なうともでき、さ
らに、単純に洗浄カセツト体20をフレーム3,
4間に装着した状態で圧着するようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、洗浄装置の
主要な機構を、印刷機に設けた一対のフレームと
は独立に、中空状の洗浄カセツト体にカセツト化
して設け、使用時には、洗浄カセツト体を印刷機
側のフレーム間に配置し、フレームの一方のロー
ル軸ホルダ及び巻取り軸ホルダを他方のロール軸
ホルダ及び巻取り軸ホルダ方向に進出させること
により、このフレームのロール軸ホルダ及び巻取
り軸ホルダを洗浄カセツト体のロール軸及び巻取
り軸の両端部に係合し、これによつて、洗浄カセ
ツト体を使用状態にセツトすることができ、そし
て、不使用時には、一方のロール軸ホルダ及び巻
取り軸ホルダを他方のロール軸ホルダ及び巻取り
軸ホルダ方向と反対の方向に退避させることによ
り、洗浄カセツト体をフレーム間から取外すこと
ができるので、洗浄装置が印刷機のドラム部分の
保守調整作業の障害となつたり、安全性を阻害し
たりすることがなく、しかも、洗浄カセツト体を
印刷機から取外した状態で洗浄シートの交換等が
できるので、洗浄装置自体の保守調整作業も容易
にできる。
また、洗浄の際には、ロール軸及び巻取り軸間
の洗浄シートを圧着部材で洗浄対象となるブラン
ケツト胴や圧胴等のドラムに圧着した状態で、印
刷機側のフレームのモータにより巻取り軸ホルダ
を回転して、ロール軸に巻着しておいた洗浄シー
トをロール軸から圧着部材とドラムの間を介して
巻取り軸に巻取ることにより、洗浄シートが移動
しながらドラムを擦るので、ドラムに付着してい
たインキや紙粉等の汚れは洗浄シートに移行して
直ちに洗浄シートの移動により持ち去られるた
め、洗浄シートの1か所にインキや紙粉等の汚れ
が集中して堆積することがなく、したがつて、洗
浄シートに堆積した汚れが印刷機に落下したり、
汚れが再びドラムに付着したりすることがなく、
洗浄が円滑かつ確実に行なわれる。
さらに、巻取り軸の駆動をフレーム側のモータ
で行なうので、洗浄カセツト体を小型軽量化する
ことができ、洗浄カセツト体の着脱の際の取扱い
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の印刷機のドラム洗浄装置の一実施
例を示すもので、第1図は洗浄カセツト体を取外
した状態の斜視図、第2図は洗浄カセツト体を装
着した状態の一部を省略した平面図、第3図はそ
の洗浄カセツト体の縦断面図である。 1…ドラムとしてのブランケツト胴、3,4…
フレーム、5,6…ロール軸ホルダ、7,8…巻
取り軸ホルダ、9…モータ、20…洗浄カセツト
体、21,22…側板、31…ロール軸、32…
巻取り軸、37…洗浄シートとしての洗浄布、4
1…圧着部材としての圧着パツド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印刷機の洗浄対象となるドラムの両端部の側
    方に隣接して設けられた左右一対の印刷機側のフ
    レームと、この一対のフレームの内側部にそれぞ
    れ対向して回転自在に設けられ一方が他方に対し
    て進退自在に形成された左右一対のロール軸ホル
    ダ及び左右一対の巻取り軸ホルダと、上記フレー
    ムに設けられ上記巻取り軸ホルダを駆動するモー
    タと、上記一対のフレーム間に配置される左右一
    対の側板を有する中空状の洗浄カセツト体と、こ
    の洗浄カセツト体の一対の側板間にそれぞれ回転
    自在に設けられ上記一対のロール軸ホルダ及び一
    対の巻取り軸ホルダにそれぞれの両端部を係合す
    るロール軸及び巻取り軸と、上記洗浄カセツト体
    に設けられ上記ロール軸及び巻取り軸間の帯状の
    洗浄シートを上記ドラムに圧着させる圧着部材と
    を具備し、 上記モータにより巻取り軸ホルダを回転して、
    ロール軸に巻着した洗浄シートをロール軸から圧
    着部材とドラムの間を介して巻取り軸に巻取るこ
    とにより、洗浄シートでドラムを擦ることを特徴
    とする印刷機のドラム洗浄装置。
JP21733185A 1985-09-30 1985-09-30 印刷機のドラム洗浄装置 Granted JPS6274656A (ja)

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