JPH0467935A - 圧電フィルムの製法 - Google Patents
圧電フィルムの製法Info
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- JPH0467935A JPH0467935A JP2181336A JP18133690A JPH0467935A JP H0467935 A JPH0467935 A JP H0467935A JP 2181336 A JP2181336 A JP 2181336A JP 18133690 A JP18133690 A JP 18133690A JP H0467935 A JPH0467935 A JP H0467935A
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Landscapes
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、ポリフッ化ビニリデン系圧電フィルムの製
法に係り、特に加熱履歴を受けても圧電性の低下の微か
な圧電フィルムを得ることができる製法に関する。
法に係り、特に加熱履歴を受けても圧電性の低下の微か
な圧電フィルムを得ることができる製法に関する。
ポリフッ化ビニリデンからなる圧電フィルムは、通常次
のような方法で製造されている。
のような方法で製造されている。
まず、押出成形法などの成形法で得られたボリフ、化ビ
ニリデンフィルムを50〜100℃の温度範囲で延伸倍
率3〜5倍程度に延伸する。この延伸によってポリフッ
化ビニリデンは、自発分極を持たない■製品から自発分
極を持つI製品に結晶転移する。ついて、この延伸フィ
ルムを80〜100 kV/ inの直流電界を印加し
てポーリング処理し、結晶の分極方向を一方向に揃え、
圧電性を発現させて圧電フィルムとする。
ニリデンフィルムを50〜100℃の温度範囲で延伸倍
率3〜5倍程度に延伸する。この延伸によってポリフッ
化ビニリデンは、自発分極を持たない■製品から自発分
極を持つI製品に結晶転移する。ついて、この延伸フィ
ルムを80〜100 kV/ inの直流電界を印加し
てポーリング処理し、結晶の分極方向を一方向に揃え、
圧電性を発現させて圧電フィルムとする。
しかしながら、このような製法で製造された圧電フィル
ムにあっては、生成した■型具の結晶ラメラの大きさが
小さいため、80℃以上の温度に加熱されると、結晶ラ
メラの配列状態が乱れはしめ、分極状態が乱れて圧電性
が大きく低下する不都合があった。
ムにあっては、生成した■型具の結晶ラメラの大きさが
小さいため、80℃以上の温度に加熱されると、結晶ラ
メラの配列状態が乱れはしめ、分極状態が乱れて圧電性
が大きく低下する不都合があった。
このように、従来の製法で得られた圧電フィルムは、s
o’c以上の温度での加熱履歴を受けるとその圧電性が
低下する現象があり、この特性を本発明では「圧電耐熱
性」と表現する。
o’c以上の温度での加熱履歴を受けるとその圧電性が
低下する現象があり、この特性を本発明では「圧電耐熱
性」と表現する。
よって、この発明での課題は、圧電耐熱性の優れた、す
なわち、加熱履歴を受けてもその圧電性の低下が微かな
圧電フィルムを製造しうる方法を提供することにある。
なわち、加熱履歴を受けてもその圧電性の低下が微かな
圧電フィルムを製造しうる方法を提供することにある。
かかる課題は、ボI/フッ化ビニリデン系フィルムを圧
延温度100〜140℃で圧延したのち、ポーリング処
理することで解決される。
延温度100〜140℃で圧延したのち、ポーリング処
理することで解決される。
以下、本発明の詳細な説明する。
この発明でのポリフッ化ビニリデン系フィルムとは、ポ
リフッ化ビニリデン系ポリマーからなるフィルムであり
、ポリフッ化ビニリデン系ポリマーとしては、ポリフッ
化ビニリデンおよびポリマ。
リフッ化ビニリデン系ポリマーからなるフィルムであり
、ポリフッ化ビニリデン系ポリマーとしては、ポリフッ
化ビニリデンおよびポリマ。
化ビニリデンとメタアクリレイト系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂などとのブレンドポリマーがある。このブレンドポ
リマーはポリマツ化ビニリデンの組成比が50重雪%以
上であり、かつ相分離していないことが必要である。相
分離していると均一な圧延ができず不都合となる。また
、フ、化ビニリデン共重合体も使用できる。この共重合
体の他のモノマー成分は、フ、化ビニル、三フッ化エチ
レンなとか用いられ、フ、化ビニリデンか50重量%以
上含まれていればよい。
樹脂などとのブレンドポリマーがある。このブレンドポ
リマーはポリマツ化ビニリデンの組成比が50重雪%以
上であり、かつ相分離していないことが必要である。相
分離していると均一な圧延ができず不都合となる。また
、フ、化ビニリデン共重合体も使用できる。この共重合
体の他のモノマー成分は、フ、化ビニル、三フッ化エチ
レンなとか用いられ、フ、化ビニリデンか50重量%以
上含まれていればよい。
このようなポリフッ化ビニリデン系ポリマーは、押出成
形、カレンター成形、キャスティングなとの成形方法に
よりフィルムとされる。フィルムの厚さは、通常0.1
〜1mm程度とされるかこれに限られるものではない。
形、カレンター成形、キャスティングなとの成形方法に
よりフィルムとされる。フィルムの厚さは、通常0.1
〜1mm程度とされるかこれに限られるものではない。
このフィルムは、ついて圧延ロールを用いて圧延される
。圧延時のフィルムの温度は、100〜140°Cの範
囲の温度とされる。圧延温度か100゛C未満では、I
型品ラメラサイズが小さくなって圧電耐熱性の低下をま
ねくことになり、また140°Cを越えると完全にI型
具に転移せず■型具が残って、自発分極が大きくならな
い。圧延ロールとしては、一対の相反する方向に回転す
るロールを有する2段式の他に2段連続式、4段式、6
段式、ゼンジミャ式などのものを使用することができる
。この圧延時の圧延比は、3以上とすることが望ましい
。圧延比が3以上であれば、■型具からI製品への結晶
転移がほぼ完全に完了する。
。圧延時のフィルムの温度は、100〜140°Cの範
囲の温度とされる。圧延温度か100゛C未満では、I
型品ラメラサイズが小さくなって圧電耐熱性の低下をま
ねくことになり、また140°Cを越えると完全にI型
具に転移せず■型具が残って、自発分極が大きくならな
い。圧延ロールとしては、一対の相反する方向に回転す
るロールを有する2段式の他に2段連続式、4段式、6
段式、ゼンジミャ式などのものを使用することができる
。この圧延時の圧延比は、3以上とすることが望ましい
。圧延比が3以上であれば、■型具からI製品への結晶
転移がほぼ完全に完了する。
通常、圧延比は3〜5の範囲とされる。
圧延の具体的な方法としては、一対のロール間に直接フ
ィルムを挟んで圧延する方法の他に、圧延ロールとフィ
ルムとの間に潤滑剤を供給する方法、圧延a−ルの周速
度を互いに相異させて圧延する方法、2枚以上のフィル
ムを重ね合せて圧延する方法(複合圧延)などがあるが
、潤滑剤を使用する方法およびロール周速度を相異させ
る方法は30〜50μ層の厚さの圧延フィルムを得るの
に有効であり、2枚以上のフィルムを重ね合せて圧延す
る方法は10μ鴎程度の薄いものから100μmを越え
る厚いフィルムを得るのに好適であり、同時に多数枚の
圧延フィルムを得ることができて効率的である。
ィルムを挟んで圧延する方法の他に、圧延ロールとフィ
ルムとの間に潤滑剤を供給する方法、圧延a−ルの周速
度を互いに相異させて圧延する方法、2枚以上のフィル
ムを重ね合せて圧延する方法(複合圧延)などがあるが
、潤滑剤を使用する方法およびロール周速度を相異させ
る方法は30〜50μ層の厚さの圧延フィルムを得るの
に有効であり、2枚以上のフィルムを重ね合せて圧延す
る方法は10μ鴎程度の薄いものから100μmを越え
る厚いフィルムを得るのに好適であり、同時に多数枚の
圧延フィルムを得ることができて効率的である。
このようにして得られた圧延フィルムについでポーリン
グ処理を施して、圧電フィルムとする。
グ処理を施して、圧電フィルムとする。
ここでのポーリング処理においては、圧延フィルムの結
晶ラメラが大きいために、100 kV/ am以上の
直流印加電界で行うことが好ましい。100kV/mm
未満の印加電界では、結晶の分極反転が十分に起らず、
高い圧電率か得られない。しかし、100 kV/ m
m未満でのポーリング処理でも、圧電耐熱性か劣ること
はない。
晶ラメラが大きいために、100 kV/ am以上の
直流印加電界で行うことが好ましい。100kV/mm
未満の印加電界では、結晶の分極反転が十分に起らず、
高い圧電率か得られない。しかし、100 kV/ m
m未満でのポーリング処理でも、圧電耐熱性か劣ること
はない。
このような圧電フィルムの製法においては、100〜1
40°Cの温度範囲で圧延しているため、完全に■製品
からI製品への結晶転移が生じ、かつ高温下での圧延で
あるため、結晶のラメラモ大きく生長する。このため、
圧電耐熱性が大幅に向上する。また、圧延後のフィルム
には、ホイド等の欠陥の発生か少なく、絶縁破壊電圧が
高くなる。
40°Cの温度範囲で圧延しているため、完全に■製品
からI製品への結晶転移が生じ、かつ高温下での圧延で
あるため、結晶のラメラモ大きく生長する。このため、
圧電耐熱性が大幅に向上する。また、圧延後のフィルム
には、ホイド等の欠陥の発生か少なく、絶縁破壊電圧が
高くなる。
よって、ポーリング処理時の印加電界を上げることが可
能となり、高い圧電性を付与することもできる。
能となり、高い圧電性を付与することもできる。
以下、具体例を示して作用効果を明確にする。
(実験例1)
ポリフッ化ビニリデンフィルムを圧延比3. 2で複合
圧延して厚さ約100μmの圧延フィルムとした。この
時、圧延温度を、80’C,100℃、120″C,1
40℃、160°Cと変化させて5種類の圧延フィルム
を得た。
圧延して厚さ約100μmの圧延フィルムとした。この
時、圧延温度を、80’C,100℃、120″C,1
40℃、160°Cと変化させて5種類の圧延フィルム
を得た。
この圧延フィルムに対し、電界強度+100kV/mm
、温度80’C1時間60分の条件でポーリング処理を
施し、圧電フィルムとした。
、温度80’C1時間60分の条件でポーリング処理を
施し、圧電フィルムとした。
この圧電フィルムをポーリング処理後、室温(25°C
)で24時間放置したのち、室温での圧電率を測定し、
初期値とした。ついて、これらを100°Cのオーブン
中に2時間放置して加熱処理を施し、再び室温での圧電
率を測定し、加熱処理値とした。
)で24時間放置したのち、室温での圧電率を測定し、
初期値とした。ついて、これらを100°Cのオーブン
中に2時間放置して加熱処理を施し、再び室温での圧電
率を測定し、加熱処理値とした。
圧延温度と初期値および加熱処理値との関係を第1表に
示す。
示す。
第1表
第1表の結果から、良好な圧電耐熱性を得るには、圧延
温度を100〜140°Cの範囲とすればよいことかわ
かる。
温度を100〜140°Cの範囲とすればよいことかわ
かる。
(実験例2)
ボリフ、化ビニリデンフィルムを圧延比32、圧延温度
120°Cて複合圧延して厚さ約100μmの圧延フィ
ルムとした。
120°Cて複合圧延して厚さ約100μmの圧延フィ
ルムとした。
この圧延フィルムに対し、印加電界強度を75kV/+
n+n、 100 kV/mmX125 kV/mm
とし、温度80℃、時間60分の条件でポーリング処理
を施し、3種の圧電フィルムを得た。これらの圧電フィ
ルムに対して、実験例1と同様にして圧電率の初期値と
加熱処理値を求めた。
n+n、 100 kV/mmX125 kV/mm
とし、温度80℃、時間60分の条件でポーリング処理
を施し、3種の圧電フィルムを得た。これらの圧電フィ
ルムに対して、実験例1と同様にして圧電率の初期値と
加熱処理値を求めた。
ポーリング処理時の印加電界強度と初期値および加熱処
理値との関係を第2表に示す。
理値との関係を第2表に示す。
第2表
°Cて複合圧延し、厚さ約100μmの圧延フィルムを
得た。
得た。
この圧延フィルムに対して、実験例りと同様の条件でポ
ーリング処理し、同様に圧電率の初期値と加熱処理値を
求めた。
ーリング処理し、同様に圧電率の初期値と加熱処理値を
求めた。
圧延比と初期値および加熱処理値との関係を第3表に示
す。
す。
第3表
第2表の結果から、ポーリング処理時の印加電界強度は
、圧電耐熱性に対して影響を与えず、圧電率そのものに
影響を与えることがわかる。したがって、高い印加電界
強度によってポーリング処理を行えば、圧電率が高く、
かつ圧電耐熱性も良好な圧電フィルムが得られる。
、圧電耐熱性に対して影響を与えず、圧電率そのものに
影響を与えることがわかる。したがって、高い印加電界
強度によってポーリング処理を行えば、圧電率が高く、
かつ圧電耐熱性も良好な圧電フィルムが得られる。
(実験例3)
ボリフ、化ビニリデンフィルムを、圧延比2゜5.3.
2,4.3と変化させ、圧延温度120第3表から明ら
かなように、圧延比が3以上であれば、高い圧電率が得
られることがわかる。また、圧延比を変えても圧電耐熱
性には影響かないことがわかる。
2,4.3と変化させ、圧延温度120第3表から明ら
かなように、圧延比が3以上であれば、高い圧電率が得
られることがわかる。また、圧延比を変えても圧電耐熱
性には影響かないことがわかる。
(実験例4)
ポリフッ化ビニリデンフィルムを、延伸倍率40〜4.
1で延伸して、厚さ約100μmの延伸フィルムを得た
。この際、延伸時の温度を80’Cと120°Cとに変
化させた。
1で延伸して、厚さ約100μmの延伸フィルムを得た
。この際、延伸時の温度を80’Cと120°Cとに変
化させた。
このようにして得られた延伸フィルムに対して、実験例
1と同様のポーリング処理を施し、同様に圧電率の初期
値と加熱処理値を求めた。
1と同様のポーリング処理を施し、同様に圧電率の初期
値と加熱処理値を求めた。
延伸温度と初期値および加熱処理値との関係を第4表に
示す。
示す。
第4表
第4表から明らかなように、延伸によるものでは、延伸
温度のいかんにかかわらず、圧電耐熱性か著しく劣るこ
とがわかる。また、高い温度での延伸では、圧電耐熱性
は、低い温度でのものより、若干改善されるが、圧延の
ものにはとうていおよばない。また、低い温度での延伸
では圧電率そのものは高くなるが、圧電耐熱性は大幅に
低下する。
温度のいかんにかかわらず、圧電耐熱性か著しく劣るこ
とがわかる。また、高い温度での延伸では、圧電耐熱性
は、低い温度でのものより、若干改善されるが、圧延の
ものにはとうていおよばない。また、低い温度での延伸
では圧電率そのものは高くなるが、圧電耐熱性は大幅に
低下する。
以上説明したように、この発明の圧電フィルムの製法は
、ポリフッ化ビニリデン系フィルムを圧延温度を100
〜140°Cとして圧延し、この圧延フィルムにポーリ
ング処理を施すものであるので、圧電耐熱性か極めて優
れた圧電フィルムを得ることができる。
、ポリフッ化ビニリデン系フィルムを圧延温度を100
〜140°Cとして圧延し、この圧延フィルムにポーリ
ング処理を施すものであるので、圧電耐熱性か極めて優
れた圧電フィルムを得ることができる。
Claims (2)
- (1)ポリフッ化ビニリデン系フィルムを圧延温度10
0〜140℃で圧延した後、ポーリング処理することを
特徴とする圧電フィルムの製法。 - (2)ポーリング処理時の印加電界強度が100kV/
mm以上であることを特徴とする請求項(1)記載の圧
電フィルムの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181336A JPH0467935A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 圧電フィルムの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2181336A JPH0467935A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 圧電フィルムの製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0467935A true JPH0467935A (ja) | 1992-03-03 |
Family
ID=16098918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2181336A Pending JPH0467935A (ja) | 1990-07-09 | 1990-07-09 | 圧電フィルムの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0467935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501826A (ja) * | 2005-07-19 | 2009-01-22 | ウニベルシダージ ド ミーニョ | ベータ相非多孔性フッ化ビニリデン樹脂(pvdf)フィルム及びその処理方法 |
-
1990
- 1990-07-09 JP JP2181336A patent/JPH0467935A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501826A (ja) * | 2005-07-19 | 2009-01-22 | ウニベルシダージ ド ミーニョ | ベータ相非多孔性フッ化ビニリデン樹脂(pvdf)フィルム及びその処理方法 |
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