JPS6328081A - 圧電フイルムの製法 - Google Patents

圧電フイルムの製法

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JPS6328081A
JPS6328081A JP61171069A JP17106986A JPS6328081A JP S6328081 A JPS6328081 A JP S6328081A JP 61171069 A JP61171069 A JP 61171069A JP 17106986 A JP17106986 A JP 17106986A JP S6328081 A JPS6328081 A JP S6328081A
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JP
Japan
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film
rolling
rolled
piezoelectric
polyvinylidene fluoride
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Pending
Application number
JP61171069A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Nakayama
中山 四郎
Shigemi Takahashi
重美 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、圧電特性、機械的特性の優秀な圧電性フィ
ルムを製造することのできる方法に関する。
「従来の技術」 圧電性を発現せしめうる合成高分子材料としては、多種
のものがあるが、実用に供しうる程度の性能を有するも
のは、フッ化ビニリデン重合体、同共重合体およびシア
ン化ビニリデン共重合体などに限られる。
これらの合成高分子材料を用いて圧電フィルムを製造す
る方法は、・基本的に次の3工程からなっている。
(1)フィルムまたはシートの成形 (2)−軸また二軸延伸による配向 (3)ポーリング 上記配向工程は、合成高分子材料の結晶融点もしくは軟
化点以下の温度で行なわれ、配向の程度は圧電緒特性に
反映し、一般に高配向のものほど圧電緒特性が良好にな
る。また、ポーリング工程は、直流の高電界下でフィル
ム内の双氏子の向きを揃えるもので、これにより圧電性
が発現する。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで上記延伸によって配向を付与する場合、高倍率
の延伸を行わないと、延伸ムラ即ち局所的に未延伸の部
分が生じ、圧電特性に局所的なムラが生じることになる
。このことから、延伸は高倍率で行なわれ、例えばポリ
フッ化ビニリデンでは、少なくとも3倍以上の引張延伸
が必要とされている。
しかしながら、このような高倍率の引張延伸を行うと、
フィルムが白化して透明性が損なわれ、ポーリングに高
電界を適用すると、絶縁破壊を生じやすくなる。ま1こ
、高倍率の延伸であるため延伸方向と直交する方向の機
械的強度が著しく低下する。さらに、延伸倍率が高いの
で、必然的に薄いフィルムとなり、厚い圧電フィルムを
得ることが難しいなどの間層か生じる。
このような問題を解決するために、二軸延伸をさほど高
くない倍率で行うことがある。このものでは、透明性が
保ちたれ、機械的強度の異方性も改善されるが、配向度
が低いため圧電特性廖劣るという問題がある。
「問題点を解決するための手段」 そこで、この発明ではシートあるいはフィルムを圧延ロ
ールで圧延することによって分子配向を付与するように
し、上記問題点を解決するようにした。
この発明の圧電フィルムの製法は、ポリフッ化ビニリデ
ンなどの圧電性が発現しうる合成高分子材料のソート、
フィルムを圧延ロールで圧下率50%以上で圧延し、こ
の圧延フィルムにポーリング処理を施すものである。
この発明で用いられる圧電性を発現せしめうる合成高分
子材料としては、ポリフッ化ビニリデンおよびポリフッ
化ビニリデンとメタアクリレイト系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂などとのブレンドポリマーがある。このブレンドポ
リマーはポリフッ化ビニリデンの組成比が50重量%以
上であり、かつ相分離していないことが必要である。相
分離していると均一な圧延ができず不都合となる。また
、フッ化ビニリデン共重合体およびシアン化ビニリデン
共重合体も使用できる。これら共重合体の他のモノマー
成分は、フッ化ビニリデンに対してはフッ化ビニル、三
フッ化エチレンなどが、シアン化ビニリデンに対しては
酢酸ビニル、スチレン、メチルメタアクリレイト、塩化
ビニリデンなどが用いられ、フッ化ビニリデン、シアン
化ビニリデンが50重量%以上含まれていればよい。
このような合成高分子材料は、押出成形、カレンダー成
形、キャスティングなどの成形方法によりシート、フィ
ルムとされる。シート、フィルムの厚さは、通常0.1
〜1mm程度とされるがこれに限られるものではない。
このシート、フィルムは、ついで圧延ロールを用いて圧
延される。圧延時のシート、フィルムの温度は、その結
晶融点または軟化点とガラス転位点との間の温度とされ
る。圧延ロールとしては、一対の相反する方向に回転す
るロールを有する2段式の池に2段連続式、4段式、6
段式、ゼンジミャ式などのものを使用することができる
。この圧延時の圧下率は50%以上とされる。圧下率が
50%未満では分子配向の度合が低く、優れた圧電特性
が得られず、高電界ポーリングにおいてら十分な改善効
果を得ることができない。
圧延の具体的な方法としては、一対のロール間に直接シ
ート、フィルムを挟んで圧延する方法の池に、圧延ロー
ルとノート、フィルムとの間に潤滑剤を供給する方法、
圧延ロールの周速文を互いに相異させて圧延する方法、
2枚以上の結晶性樹脂シートの間に1枚以上の上記ソー
ト、フィルムを挟んだうえ、圧延する方法などがあるが
、潤滑剤を使用する方法およびロール周速度を相異させ
る方法は30〜50μmの厚さの圧延フィルムを得るの
に有効であり、2枚の結晶性樹脂シートの間に挟んで圧
延する方法は10μm程度の薄いものから100μmを
越える厚いフィルムを得るのに好適である。
2枚以上の結晶性樹脂シートの間に1枚以上の上記シー
ト、フィルムを挟んだうえ圧延する方法について詳しく
説明すると、ここでの結晶性tWIIWソートとしては
結晶性であればどのようなものでもよく、間隙であって
も異種であってもよく、圧電性を発現するノート、フィ
ルムが結晶性であれば、これを用いることもできる。ま
た、2枚の結晶性樹脂ソートに挟まれるシート、フィル
ムの厚さは、その外側の2枚のいずれの結晶性樹脂ノー
トの厚さと等しいからしくはそれより薄いことが必要で
ある。
ついで、このようにして圧延されたフィルムには、常法
によってポーリング処理が施され、圧電性が付与されて
圧電フィルムとされる。
「作用 」 このような製法にあっては、圧延によって分子配向を与
えるようにしているため、局所的な未延伸部分がなく均
一な分子配向が得られ、圧電特性のバラツキらなくなる
。また、圧延後のフィルムの透明性は良好であり、圧延
前に比べて改善される。さらに、圧延フィルムは、絶縁
破壊強度が高く、高電界ポーリングに耐えることができ
る。
「実施例」 (実施例 l) ポリフッ化ビニリデンを押出して80〜350μmの範
囲の各種厚さのシートを作った。これらのノートを圧延
温度80°Cで圧延ロールにて圧延した。圧延ロールは
周速比l・2とし、圧延による圧出速度(圧出速度=被
圧延物送込速度×圧延前厚さ〒圧延後厚さ)と引取速度
との比を1,05〜1.10の範囲とした。各圧延にお
いて、圧下率を変化させたが圧延後の厚さがおおよそ4
0μmとなるように圧延前の厚さを選んだ。比較として
、150μmのノートを80℃で引張延伸して43μm
のシートを作った。このフィルムは白濁していた。
これらフィルムについて、ポーリング温度80°Cの直
流短時間破壊強さくポーリングストレス)を測定し、そ
の値の172の電圧にて2時間のポーリングを行い電圧
を印加したまま常温まで冷却し、圧電フィルムとした。
これらの圧電フィルムについて、ポーリングストレス、
圧電定数、透明性を測定した。圧電定数の測定は、LO
Hz、ひづみ率0.1%、温度25℃で行った。
結果を第1表に示す。
(実施例 2) 実施例1で作成したポリフッ化ビニリデンの350μm
のシートを3枚重ね合わせて圧延した。
圧延温度を80℃とし、圧延ロールの周速比を1とし、
圧出速度と引取速度との比を1.05として85μmの
フィルムを3枚同時に得た。このフィルムの圧下率は約
75%であり、透明性は良好であった。
一方、350μmのフィルムを80℃で引張延伸して8
5μmの延伸フィルムを得ようとしたが、良好な延伸は
出来なかった。85μmに圧延できる最大の元の厚さは
200μmであり、延伸比は2.35であった。
これらのフィルムについて、実施例1と同様にしてポー
リングし、得られた圧電フィルムを5mm×30ml1
1の試料片に圧延方向と直角方向に裁断し、20点につ
いて圧電定数を測定し、その平均値とバラツキを求めた
結果を第2表に示す。
(実施例 3) シアン化ビニリデン100部に対して酢酸ビニル800
部、ビスー〇、クロロベンゾイルパーオキサイド0.4
部を加え、40℃で重合し、シアン化ビニリデン−酢酸
ビニル1:lコポリマーを得た。このコポリマーの平均
分子量は極限粘度法で約65万であった。このコポリマ
ーをN、N’ジメチルアセトアミドに溶解し15%溶液
とし、キャスト法により20〜40μmの各種厚さのフ
ィルムを作った。
このコポリマーフィルムの40μmのらのを、250μ
mの4−メチルペンテン−1のノート2枚の間に挟み圧
延した。圧延温度を170〜180℃とし、ロール周速
比を1とし、圧出速度と引取速度との比を1.1とし、
18μmコポリマーフィルムを得た。
キャスト法にて作成した素フィルムについて一軸延伸を
試み、18μmの延伸フィルムを作った。
元の厚さが40μmのフィルムでは18μmになる前に
破断した。18μmに延伸できたのは35μmのらので
延伸比は2であった。
圧延および延伸による18μmの2種のフィルム酸つい
て、165℃における直流短時間破壊強さくポーリング
ストレス)を求め、この値の1/2の電圧で165℃、
1時間のポーリングを行い電圧を印加したまま急冷し、
圧電フィルムとじ1ニ。
この2Nの圧電フィルムのポーリングストレス、圧電定
数を第3表に示す。
(実施例 4) フッ化ビニリデン70モル%、三フッ化エチレン30モ
ル%のコポリマーフィルムを、圧延法、−Ill延伸法
、二軸延伸法にて、40μ俄のフィルムとした。圧延法
では、100μmのものを圧下率60%で圧延した。−
軸延伸法では、100μmのものを延伸比2.5で延伸
した。二軸延伸法では、長さ方向に2倍、これに直角方
向に1.25倍の延伸とした。
これら3種のフィルムのうち、圧延法および二軸延伸法
によるものは透明であったが、−軸延伸法によるもので
は白濁が認められた。
各フィルムの機械的特性、圧電定数、ポーリングストレ
スを第4表に示す。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明の圧電フィルムの製法は
、圧電性を発現せしめうる合成高分子材料のシートをこ
の合成高分子材料の結晶融点もしくは軟化点より低い温
度で、圧延ロールにて挟圧して圧下率50%以上に圧延
し、この圧延フィルムをポーリング処理するものである
ので、フィルムに局所的未配向部分が生じることがなく
、均一な配向が行え、圧電性にバラツキのない圧電フィ
ルムが得られる。また、機械的特性のよい圧延フィルム
が得られ、直流短時間破壊強さが高くポーリング電圧を
高めることができ、圧延性の良好な圧電フィルムが得ら
れる。さらに、厚さが厚くても透明性のよい圧電フィル
ムが得られるなどの利点を有する物となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 圧電性を発現せしめうる合成高分子材料のシートをこの
    合成高分子材料の結晶融点もしくは軟化点より低い温度
    で、圧延ロールにて挟圧して圧下率50%以上に圧延し
    、この圧延フィルムをポーリング処理することを特徴と
    する圧電フィルムの製法
JP61171069A 1986-07-21 1986-07-21 圧電フイルムの製法 Pending JPS6328081A (ja)

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JP61171069A JPS6328081A (ja) 1986-07-21 1986-07-21 圧電フイルムの製法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055034A (ja) * 1983-09-06 1985-03-29 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 高分子エレクトレツト素子の製造法
JPS61152418A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Idemitsu Petrochem Co Ltd 熱成形用熱可塑性樹脂シートの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6055034A (ja) * 1983-09-06 1985-03-29 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 高分子エレクトレツト素子の製造法
JPS61152418A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Idemitsu Petrochem Co Ltd 熱成形用熱可塑性樹脂シートの製造方法

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