JPH0467055B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0467055B2 JPH0467055B2 JP59106511A JP10651184A JPH0467055B2 JP H0467055 B2 JPH0467055 B2 JP H0467055B2 JP 59106511 A JP59106511 A JP 59106511A JP 10651184 A JP10651184 A JP 10651184A JP H0467055 B2 JPH0467055 B2 JP H0467055B2
- Authority
- JP
- Japan
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- vibration
- vehicle body
- phase
- vehicle
- acceleration sensor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 56
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 28
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 13
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 3
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両の車体振動を軽減する車体振動
低減装置に関する。
低減装置に関する。
一般に、車両のアイドリング時等エンジン低回
転領域では、エンジン回転による車体振動が車体
の共振点付近に存在するため、大きな車体振動が
生ずる。この大きな車体振動は、高速運転のとき
のような振動相互の相殺や風切り音等を伴わず室
内こもり音の増大も加わつて乗員に非常な不快感
をもたらす。
転領域では、エンジン回転による車体振動が車体
の共振点付近に存在するため、大きな車体振動が
生ずる。この大きな車体振動は、高速運転のとき
のような振動相互の相殺や風切り音等を伴わず室
内こもり音の増大も加わつて乗員に非常な不快感
をもたらす。
本発明は、上述の問題に鑑み車体の共振点付近
の振動を加振機の駆動により軽減させるようにし
た車体振動低減装置の提供を目的とする。
の振動を加振機の駆動により軽減させるようにし
た車体振動低減装置の提供を目的とする。
かかる目的を達成する本発明は、
車体に取付けられ、同車体に対し付加振動を
発生させる加振機と、車体振動による加速度を
検出しかつ車室内において車体振動を低減すべ
き位置または同位置の車体振動を検出可能な任
意の位置に配置された加速度センサと、エンジ
ン回転振動の位相及び周波数を導出するイグニ
ツシヨンパルス発生器と、上記イグニツシヨン
パルス発生器によつて導出されたエンジン回転
振動の位相及び周波数を上記加速度センサによ
り検出された車体振動の振幅に基づいて調整し
た位相及び周波数をもつ加振信号を設定すると
共に上記加振信号を加振機に供給する制御手段
とを備えることを特徴とし、また、 車体に取付けられ、同車体に対し付加振動を
発生させる加振機と、車体振動による加速度を
検出しかつ車室内において車体振動を低減すべ
き位置または同位置の車体振動を検出可能な任
意の位置に配置された加速度センサと、上記加
速度センサにより検出された車体振動の位相及
び周波数を同車体振動の振幅に基づいて調整し
た位相及び周波数をもつ加振信号を設定すると
共に上記加振信号を加振機に供給する制御手段
とを備えることを特徴とする。
発生させる加振機と、車体振動による加速度を
検出しかつ車室内において車体振動を低減すべ
き位置または同位置の車体振動を検出可能な任
意の位置に配置された加速度センサと、エンジ
ン回転振動の位相及び周波数を導出するイグニ
ツシヨンパルス発生器と、上記イグニツシヨン
パルス発生器によつて導出されたエンジン回転
振動の位相及び周波数を上記加速度センサによ
り検出された車体振動の振幅に基づいて調整し
た位相及び周波数をもつ加振信号を設定すると
共に上記加振信号を加振機に供給する制御手段
とを備えることを特徴とし、また、 車体に取付けられ、同車体に対し付加振動を
発生させる加振機と、車体振動による加速度を
検出しかつ車室内において車体振動を低減すべ
き位置または同位置の車体振動を検出可能な任
意の位置に配置された加速度センサと、上記加
速度センサにより検出された車体振動の位相及
び周波数を同車体振動の振幅に基づいて調整し
た位相及び周波数をもつ加振信号を設定すると
共に上記加振信号を加振機に供給する制御手段
とを備えることを特徴とする。
ここで、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は車両の前部の一例を示し、車両のボ
デイフレーム1には横置きのエンジンEの前後端
部が支持されると共にボデイフレーム1の前端中
央には加振機2が取付けられるという構造であ
る。そして、加振機2を駆動するとボデイフレー
ム1を介して車体Bに所望の振動が伝達されるよ
うになつている。この場合、加振機2による振動
は、後述のように車体振動を制振するようにすな
わち振動の節を車室内に存在させるように加えら
れる。
る。第1図は車両の前部の一例を示し、車両のボ
デイフレーム1には横置きのエンジンEの前後端
部が支持されると共にボデイフレーム1の前端中
央には加振機2が取付けられるという構造であ
る。そして、加振機2を駆動するとボデイフレー
ム1を介して車体Bに所望の振動が伝達されるよ
うになつている。この場合、加振機2による振動
は、後述のように車体振動を制振するようにすな
わち振動の節を車室内に存在させるように加えら
れる。
第2図は、加振機2を駆動させるための回路ブ
ロツクであり、マイコンMに信号を入力する信号
入力端としては、車速センサ3、エンジン回転数
センサ4、加速度センサ5、及びエンジン回転数
に相応するイグニツシヨンパルス発生器6換言す
ればエンジンEがある。ここにおいて、車速セン
サ3は、車速信号を出力するもので、設定車速以
下の車速により加振機2の駆動を可能にするため
に用いられる。これは車体の共振振動領域を車速
により検出するためである。また、エンジン回転
数センサ4は、エンジン回転数を検出するもの
で、約600rpm〜900rpm程の範囲内の回転数にて
加振機2の駆動を可能とするために用いられる。
この範囲は車体の共振振動領域がこの回転数にて
生ずるために決められたものである。また、車速
センサ3およびエンジン回転数センサ4の出力信
号は、検出される車速及びエンジン回転数に応じ
て加振機の加振信号の位相及びゲインを決定する
ためにも用いられる。したがつて、一定条件下で
の車速と回転数が検出されるとその値に応じた位
相及びゲインが一応定まることになる。こうし
て、車速センサ3およびエンジン回転数センサ4
は、加振機2を駆動するか否か、駆動した場合の
加振信号の位相とゲインはどの位かを決めるため
に存在する。この場合、車速とエンジン回転数と
を双方共検出せず車速より狭い範囲を特定できる
エンジン回転数センサ4のみ設置して車速センサ
3を省いても、上述の駆動条件の設定は可能であ
る。また、エンジン回転数センサ4としては、例
えばクランク軸の回転角を検出するセンサがある
が、ノイズがない望ましい矩形波が得られればイ
グニツシヨンパルスを波形整形するようにした回
路を代用させてもよい。
ロツクであり、マイコンMに信号を入力する信号
入力端としては、車速センサ3、エンジン回転数
センサ4、加速度センサ5、及びエンジン回転数
に相応するイグニツシヨンパルス発生器6換言す
ればエンジンEがある。ここにおいて、車速セン
サ3は、車速信号を出力するもので、設定車速以
下の車速により加振機2の駆動を可能にするため
に用いられる。これは車体の共振振動領域を車速
により検出するためである。また、エンジン回転
数センサ4は、エンジン回転数を検出するもの
で、約600rpm〜900rpm程の範囲内の回転数にて
加振機2の駆動を可能とするために用いられる。
この範囲は車体の共振振動領域がこの回転数にて
生ずるために決められたものである。また、車速
センサ3およびエンジン回転数センサ4の出力信
号は、検出される車速及びエンジン回転数に応じ
て加振機の加振信号の位相及びゲインを決定する
ためにも用いられる。したがつて、一定条件下で
の車速と回転数が検出されるとその値に応じた位
相及びゲインが一応定まることになる。こうし
て、車速センサ3およびエンジン回転数センサ4
は、加振機2を駆動するか否か、駆動した場合の
加振信号の位相とゲインはどの位かを決めるため
に存在する。この場合、車速とエンジン回転数と
を双方共検出せず車速より狭い範囲を特定できる
エンジン回転数センサ4のみ設置して車速センサ
3を省いても、上述の駆動条件の設定は可能であ
る。また、エンジン回転数センサ4としては、例
えばクランク軸の回転角を検出するセンサがある
が、ノイズがない望ましい矩形波が得られればイ
グニツシヨンパルスを波形整形するようにした回
路を代用させてもよい。
加速度センサ5は、車体の振動を検出するため
のもので、厳密には振動による加速度を得るもの
である。この加速度Gは、車体の振動の状態を表
わしており、振動の有無と振幅を有する信号が得
られる。この加速度センサ5は、車室内において
車体振動を低減すべき位置、たとえば運転席とか
後部座席とかあるいは全座席にそれぞれ配置した
り、また、たとえば後部座席中央とか車室中央な
どに配置でき、あるいは車体振動を低減すべき位
置の車体振動を検出可能な任意の位置、すなわち
車体振動を低減すべき位置に直接設置されてはい
ないが、その位置の振動を低減するための信号を
取得することが可能であるような位置に配置され
る。
のもので、厳密には振動による加速度を得るもの
である。この加速度Gは、車体の振動の状態を表
わしており、振動の有無と振幅を有する信号が得
られる。この加速度センサ5は、車室内において
車体振動を低減すべき位置、たとえば運転席とか
後部座席とかあるいは全座席にそれぞれ配置した
り、また、たとえば後部座席中央とか車室中央な
どに配置でき、あるいは車体振動を低減すべき位
置の車体振動を検出可能な任意の位置、すなわち
車体振動を低減すべき位置に直接設置されてはい
ないが、その位置の振動を低減するための信号を
取得することが可能であるような位置に配置され
る。
加速度センサ5のこのような配置は、加振機2
の容量が大きくて振動を完全に相殺できるもので
あればさほど注意して決める必要はなくなる。こ
れは、車両の共振振動を全体として完全に抑える
ことができるからである。ところが、車両に搭載
する加振機2としては、それ程大きな容量の配置
は困難であるので、車両の車室内の一部分を制振
するために加速度センサ5の配置を注意して上述
のように決めている。もつとも、加振機2の容量
が大きくて振動を完全に相殺できる場合でも加速
度センサ5の位置は制振すべき車室内に備えるの
が良く、低減すべき車室内に関連して設けられる
のが良い。
の容量が大きくて振動を完全に相殺できるもので
あればさほど注意して決める必要はなくなる。こ
れは、車両の共振振動を全体として完全に抑える
ことができるからである。ところが、車両に搭載
する加振機2としては、それ程大きな容量の配置
は困難であるので、車両の車室内の一部分を制振
するために加速度センサ5の配置を注意して上述
のように決めている。もつとも、加振機2の容量
が大きくて振動を完全に相殺できる場合でも加速
度センサ5の位置は制振すべき車室内に備えるの
が良く、低減すべき車室内に関連して設けられる
のが良い。
イグニツシヨンパルス発生器6は、エンジン回
転数を出力するパルス発生器であつて、第2図a
に示すパルスを出力する。このイグニツシヨンパ
ルス発生器6の出力パルスは、車体の共振振動が
エンジンの振動すなわちエンジンの回転数に起因
するために、この回転数と同期して発生され、よ
つてこの出力パルスが車体振動と同期することに
なる。イグニツシヨンパルス発生器6に接続され
た波形整形部7では、イグニツシヨンパルス波形
がノイズ除去されて第2図bに示す矩形波に整形
される。更に、波形整形部7に接続されたSIN波
発生部9では、第2図bの矩形波に基づき同位相
のSIN波が形成されて第2図cに示す加振信号が
作られる。
転数を出力するパルス発生器であつて、第2図a
に示すパルスを出力する。このイグニツシヨンパ
ルス発生器6の出力パルスは、車体の共振振動が
エンジンの振動すなわちエンジンの回転数に起因
するために、この回転数と同期して発生され、よ
つてこの出力パルスが車体振動と同期することに
なる。イグニツシヨンパルス発生器6に接続され
た波形整形部7では、イグニツシヨンパルス波形
がノイズ除去されて第2図bに示す矩形波に整形
される。更に、波形整形部7に接続されたSIN波
発生部9では、第2図bの矩形波に基づき同位相
のSIN波が形成されて第2図cに示す加振信号が
作られる。
マイコンM内は、SIN波発生部9に接続された
位相制御部10と、この位相制御部10に接続さ
れアンプ11に出力を出すゲインコントロール部
12と、位相制御部10及びゲインコントロール
部12に指令を出し車速センサ3、エンジン回転
数センサ4、加速度センサ5からの出力を受ける
コントローラ13とを有する。そして、このマイ
コン内では、エンジン回転数すなわち車体振動に
同期するSIN波が位相制御部10に入力されると
共に、車速センサ3からの設定車速以下の車速信
号、エンジン回転数センサ4からの一定範囲内の
回転数信号がコントローラ13に入力され、その
車速及び回転数に応じて位相制御部10内のSIN
波が移相され第2図dに示す波形に制御される。
そして更に、この移相されたSIN波はゲインコン
トロール部12において上記車速及び回転数によ
つて決まるゲインに制御され第2図eに示す波形
を得る。この結果、ゲインコントロール部12か
らアンプ11に出力されるマイコンMの出力は、
イグニツシヨンパルスであるエンジン回転数すな
わち車体振動と同期したSIN波発生部9のSIN波
に対し異なる位相と振幅を有することになる。こ
のマイコン出力を増幅したアンプ出力は加振機2
を駆動することになるが、加振信号が車体振動と
位相及びゲインにおいて異なるので、加振機2の
振動は車体振動に何らかの影響を及ぼし車体振動
を抑えることが可能となる。
位相制御部10と、この位相制御部10に接続さ
れアンプ11に出力を出すゲインコントロール部
12と、位相制御部10及びゲインコントロール
部12に指令を出し車速センサ3、エンジン回転
数センサ4、加速度センサ5からの出力を受ける
コントローラ13とを有する。そして、このマイ
コン内では、エンジン回転数すなわち車体振動に
同期するSIN波が位相制御部10に入力されると
共に、車速センサ3からの設定車速以下の車速信
号、エンジン回転数センサ4からの一定範囲内の
回転数信号がコントローラ13に入力され、その
車速及び回転数に応じて位相制御部10内のSIN
波が移相され第2図dに示す波形に制御される。
そして更に、この移相されたSIN波はゲインコン
トロール部12において上記車速及び回転数によ
つて決まるゲインに制御され第2図eに示す波形
を得る。この結果、ゲインコントロール部12か
らアンプ11に出力されるマイコンMの出力は、
イグニツシヨンパルスであるエンジン回転数すな
わち車体振動と同期したSIN波発生部9のSIN波
に対し異なる位相と振幅を有することになる。こ
のマイコン出力を増幅したアンプ出力は加振機2
を駆動することになるが、加振信号が車体振動と
位相及びゲインにおいて異なるので、加振機2の
振動は車体振動に何らかの影響を及ぼし車体振動
を抑えることが可能となる。
車速センサ3からの車速信号、エンジン回転数
センサ4からの回転数信号によりもとのSIN波が
移相されゲインコントロールされた加振信号は、
減衰振動信号であつて、この加振信号により加振
機2を駆動すれば車体振動は制振されるはずであ
る。ここでは、更に厳密に制振を行なうために加
速度センサ5の出力を用いている。すなわち、加
振信号により加振機2を駆動した後、車体振動は
加速度センサ5にて検出される。ここで、移相さ
れゲインコントロールされたSIN波である上述の
加振信号による駆動で、車体振動が所望の如く制
振できて加速度センサ5の出力が出なければ全く
問題は無いのであるが、有害な車体振動がなお存
在して加速度が検出されると今度はこの加速度セ
ンサ5からの検出信号の存在により、再度、コン
トローラ13では加振信号に対する一定幅の移相
およびゲインコントロールを位相制御部10およ
びゲインコントロール部12に指令する。こうし
て、加速度センサ5による振動検出と加振信号の
一定移相及びゲインコントロールとを繰返して最
終的に加速度センサ5が制振される状態にもつて
いく。
センサ4からの回転数信号によりもとのSIN波が
移相されゲインコントロールされた加振信号は、
減衰振動信号であつて、この加振信号により加振
機2を駆動すれば車体振動は制振されるはずであ
る。ここでは、更に厳密に制振を行なうために加
速度センサ5の出力を用いている。すなわち、加
振信号により加振機2を駆動した後、車体振動は
加速度センサ5にて検出される。ここで、移相さ
れゲインコントロールされたSIN波である上述の
加振信号による駆動で、車体振動が所望の如く制
振できて加速度センサ5の出力が出なければ全く
問題は無いのであるが、有害な車体振動がなお存
在して加速度が検出されると今度はこの加速度セ
ンサ5からの検出信号の存在により、再度、コン
トローラ13では加振信号に対する一定幅の移相
およびゲインコントロールを位相制御部10およ
びゲインコントロール部12に指令する。こうし
て、加速度センサ5による振動検出と加振信号の
一定移相及びゲインコントロールとを繰返して最
終的に加速度センサ5が制振される状態にもつて
いく。
ここで、加振信号すなわち加振機の振動と車体
振動との相殺又は減衰について述べる。エンジン
回転による振動、この場合には車体の共振を生じ
させる低周波振動に対し、加振機の容量がこの共
振車体振動を抑える程大きければ、車体振動と逆
相となるように同じ振幅の振動を加えることによ
り車体振動は相殺されて止まる。すなわち、車体
振動に対し180゜ずれた同振幅位相を加振機により
発生させれば車体は完全に制振する。
振動との相殺又は減衰について述べる。エンジン
回転による振動、この場合には車体の共振を生じ
させる低周波振動に対し、加振機の容量がこの共
振車体振動を抑える程大きければ、車体振動と逆
相となるように同じ振幅の振動を加えることによ
り車体振動は相殺されて止まる。すなわち、車体
振動に対し180゜ずれた同振幅位相を加振機により
発生させれば車体は完全に制振する。
したがつて、マイコンMではエンジン回転数に
よるSIN波を反転させ、このSIN波を加振機の振
動と車体振動とが同一振幅になるようにゲイン調
整する機能さえあれば、加振機により完全な制振
ができる。また、同一振幅まで加振しなくともよ
り小さい振幅で逆相に加振させてもある程度の制
振は可能となる。もつともこの場合、エンジンE
の位置と加振機の位置がずれて異なるので車体振
動に基づくSIN波に対し加振信号を完全な逆相と
することができず、加振機の振動が車体振動と逆
相となるように加振信号を調整することになる。
よるSIN波を反転させ、このSIN波を加振機の振
動と車体振動とが同一振幅になるようにゲイン調
整する機能さえあれば、加振機により完全な制振
ができる。また、同一振幅まで加振しなくともよ
り小さい振幅で逆相に加振させてもある程度の制
振は可能となる。もつともこの場合、エンジンE
の位置と加振機の位置がずれて異なるので車体振
動に基づくSIN波に対し加振信号を完全な逆相と
することができず、加振機の振動が車体振動と逆
相となるように加振信号を調整することになる。
かかる逆相加振ももちろん可能であるが、一般
に加振機の容量が共振振動より小さいという現実
をみれば、しかも車体全体を一様に減衰又は制振
せずに車室の一部分だけでも完全にもしくは完全
近くに制振したいという要求に沿えば、車体振動
波形のうちその制振したい車室の一部分に当る波
形を零振動となるように加振機の振動すなわち加
振信号を移相させゲイン調整する機能が必要とな
る。第2図に示すマイコンM内では前述の逆相制
振のみならず一部分の制振の制御ももちろん可能
である。
に加振機の容量が共振振動より小さいという現実
をみれば、しかも車体全体を一様に減衰又は制振
せずに車室の一部分だけでも完全にもしくは完全
近くに制振したいという要求に沿えば、車体振動
波形のうちその制振したい車室の一部分に当る波
形を零振動となるように加振機の振動すなわち加
振信号を移相させゲイン調整する機能が必要とな
る。第2図に示すマイコンM内では前述の逆相制
振のみならず一部分の制振の制御ももちろん可能
である。
第2図に戻り車速センサ3からの設定車速以下
の信号が出ないとき及びエンジン回転数センサ4
からの設定範囲内の信号が出ないとき、マイコン
Mからはアンプ11の停止信号が出力されるの
で、加振信号が加振機2に入力されなくなり加振
機2は駆動されない。同時にホールド機構14に
より加振機2はロツクされ、加振機のマスが機械
的に固定される。なお、第2図において、車体B
には車速コントロール部15が接続され、この車
速コントロール部15は車速センサ3によつて検
出される車速により、車両Bの速度を一定にコン
トロールするように構成されている。
の信号が出ないとき及びエンジン回転数センサ4
からの設定範囲内の信号が出ないとき、マイコン
Mからはアンプ11の停止信号が出力されるの
で、加振信号が加振機2に入力されなくなり加振
機2は駆動されない。同時にホールド機構14に
より加振機2はロツクされ、加振機のマスが機械
的に固定される。なお、第2図において、車体B
には車速コントロール部15が接続され、この車
速コントロール部15は車速センサ3によつて検
出される車速により、車両Bの速度を一定にコン
トロールするように構成されている。
第3図は位相制御及びゲインコントロールが行
なわれた加振信号を作るフローチヤートで、第2
図のマイコンMにおける働きを示す。第3図に示
すフローチヤートを大きく分けると、車速、及び
エンジン回転数の検出による加振機の駆動又は非
駆動のルート、加振機を駆動する場合の車速及び
エンジン回転数に対応した位相及びゲインの設
定、単位位相の加減算による加速度センサの出力
検出、単位ゲインの加減算による加速度センサの
出力検出からなる。第3図に基づき以下にくわし
く述べる。第2図に示す車速センサ3により検出
された車速Vがコントローラ13に入力され、ス
テツプB1が実行されて車速が所定の速度V0よ
り大きいか否か判断される。この車速V0は車体
の共振により有害となる場合の最大車速、通常車
速測定限界の最小速度に設定される。車速Vが設
定車速V0より大きい場合にはステツプB32に
おいてアンプ11がオフになり、ついでステツプ
B33においてホールド機14により加振機2が
機械的にロツクされているかどうか判断される。
このステツプB33において加振機がロツクされ
ていると判断された場合、ステツプB35におい
てひきつづきロツク状態が保たれ、ロツクされて
いないと判断された場合には、ステツプB34に
おいてホールド機構14にロツク指示信号がコン
トローラ13から伝達され、加振機2がロツクさ
れる。
なわれた加振信号を作るフローチヤートで、第2
図のマイコンMにおける働きを示す。第3図に示
すフローチヤートを大きく分けると、車速、及び
エンジン回転数の検出による加振機の駆動又は非
駆動のルート、加振機を駆動する場合の車速及び
エンジン回転数に対応した位相及びゲインの設
定、単位位相の加減算による加速度センサの出力
検出、単位ゲインの加減算による加速度センサの
出力検出からなる。第3図に基づき以下にくわし
く述べる。第2図に示す車速センサ3により検出
された車速Vがコントローラ13に入力され、ス
テツプB1が実行されて車速が所定の速度V0よ
り大きいか否か判断される。この車速V0は車体
の共振により有害となる場合の最大車速、通常車
速測定限界の最小速度に設定される。車速Vが設
定車速V0より大きい場合にはステツプB32に
おいてアンプ11がオフになり、ついでステツプ
B33においてホールド機14により加振機2が
機械的にロツクされているかどうか判断される。
このステツプB33において加振機がロツクされ
ていると判断された場合、ステツプB35におい
てひきつづきロツク状態が保たれ、ロツクされて
いないと判断された場合には、ステツプB34に
おいてホールド機構14にロツク指示信号がコン
トローラ13から伝達され、加振機2がロツクさ
れる。
車速Vが設定車速V0より小さい場合には、今
度は、第2図に示すエンジン回転数センサ4によ
り検出されたエンジン回転数Nがコントローラ1
3に入力され、ステツプB2が実行されて、エン
ジン回転数Nが所定の回転数N1およびN2の範
囲内にあるか否かが判断される。この場合、回転
数は例えばN1=600r.p.m.N2=900r.p.m.である。
エンジン回転数Nが所定の範囲内にないとき、す
なわちN<N1、あるいはN>N2の場合には車体
共振が生じず前述したアンプ11のオフステツプ
B32以後の動作となり、加振機2は機械的にロ
ツクされる。
度は、第2図に示すエンジン回転数センサ4によ
り検出されたエンジン回転数Nがコントローラ1
3に入力され、ステツプB2が実行されて、エン
ジン回転数Nが所定の回転数N1およびN2の範
囲内にあるか否かが判断される。この場合、回転
数は例えばN1=600r.p.m.N2=900r.p.m.である。
エンジン回転数Nが所定の範囲内にないとき、す
なわちN<N1、あるいはN>N2の場合には車体
共振が生じず前述したアンプ11のオフステツプ
B32以後の動作となり、加振機2は機械的にロ
ツクされる。
ステツプB2においてエンジン回転数Nが所定
の範囲内にあるとき、すなわちN1≦N≦N2のと
き、ステツプB3において、このエンジン回転数
Nと車速Vとに応じて、マイコンM内において位
相φとゲインFとを予め記憶した各種マツプから
相応するマツプを選択する。これは、一定の車速
又はエンジン回転数の場合は予め経験によつて判
明している振動モードがあるので、この振動を制
振するような加振機の基本の加振信号を得るため
に決められたマツプであり、マツプの選択で制振
に好適な位相φとゲインFとが決定される。
の範囲内にあるとき、すなわちN1≦N≦N2のと
き、ステツプB3において、このエンジン回転数
Nと車速Vとに応じて、マイコンM内において位
相φとゲインFとを予め記憶した各種マツプから
相応するマツプを選択する。これは、一定の車速
又はエンジン回転数の場合は予め経験によつて判
明している振動モードがあるので、この振動を制
振するような加振機の基本の加振信号を得るため
に決められたマツプであり、マツプの選択で制振
に好適な位相φとゲインFとが決定される。
決定されたマツプに基づきステツプB4では、
位相φ1およびゲインF1を決定し、ステツプB
5において位相φ1ゲインF1を出力する。すな
わち、マイコンM内において、第2図に示すエン
ジン回転数に基づくSIN波を位相制御もしくはゲ
インコントロールを行なつて位相φ1およびゲイ
ンF1からなる加振信号を作り加振をする。つい
で、ステツプB6にて示されるように単位位相△
φ分を予め加えて加振信号φ2=φ1+△φを作る。
そして、この△φを予め加えてみることによつて
振動すなわち加速度センサ5の出力が低減したか
どうかをステツプB7にて判定する。加速度セン
サの出力が低減した場合には、ステツプB8,B
9にてφ3=φ2+△φ=φ1+2△φの如くφ2に更
に△φが加えられて、ステツプB10にて再び加
速度センサ5の出力が減少したか否か判定する。
こうして、加振信号を一定(単位)位相△φずつ
移相させて加速度センサ5の出力が最も減少した
ときを検知する。最も減少したか否かの判定は位
相△φを順次加えていき、加速度センサ5の出力
が減少から増加に変化したとき、すなわちステツ
プB10の判定がNO(Gが増加)を検出したと
き、加速度センサの出力は最低を通り超したこと
になるので、ステツプB11にてφo=φo+1−△φ
の演算をして最低出力に当る位相φoを決定する。
位相φ1およびゲインF1を決定し、ステツプB
5において位相φ1ゲインF1を出力する。すな
わち、マイコンM内において、第2図に示すエン
ジン回転数に基づくSIN波を位相制御もしくはゲ
インコントロールを行なつて位相φ1およびゲイ
ンF1からなる加振信号を作り加振をする。つい
で、ステツプB6にて示されるように単位位相△
φ分を予め加えて加振信号φ2=φ1+△φを作る。
そして、この△φを予め加えてみることによつて
振動すなわち加速度センサ5の出力が低減したか
どうかをステツプB7にて判定する。加速度セン
サの出力が低減した場合には、ステツプB8,B
9にてφ3=φ2+△φ=φ1+2△φの如くφ2に更
に△φが加えられて、ステツプB10にて再び加
速度センサ5の出力が減少したか否か判定する。
こうして、加振信号を一定(単位)位相△φずつ
移相させて加速度センサ5の出力が最も減少した
ときを検知する。最も減少したか否かの判定は位
相△φを順次加えていき、加速度センサ5の出力
が減少から増加に変化したとき、すなわちステツ
プB10の判定がNO(Gが増加)を検出したと
き、加速度センサの出力は最低を通り超したこと
になるので、ステツプB11にてφo=φo+1−△φ
の演算をして最低出力に当る位相φoを決定する。
当初△φの位相を加えて加速度センサ5の出力
が低減したかどうかを判定するステツプB7にお
いて、加速度センサの出力が増加した場合には、
振動を増大させる方向に移位が行なわれたことに
なるので、ステツプB12にてφ2=φ1−△φの
演算を行なう。ここでは、ステツプB13にて加
速度センサ5の出力が減少したか否かを判定す
る。減少した場合には、ステツプB14,B15
にてφ3=φ2−△φ=φ1−2△φの如く更に△φ
が減じられてステツプB16にて再び加速度セン
サ5の出力が減少したか否か判定する。こうし
て、加振信号を一定位相ずつ移相させて加速度セ
ンサ5の出力が最も減少した場合の位相を検知す
る。最も減少したか否かの判定は、位相△φを順
次減じていき、加速度センサ5の出力が減少から
増加に転じたとき、加速度センサの出力は、最低
を通り超したことになるので、ステツプB17に
てφo=φo+1+△φの演算をして、加速度センサの
最低出力に当る位相φoを決定する。
が低減したかどうかを判定するステツプB7にお
いて、加速度センサの出力が増加した場合には、
振動を増大させる方向に移位が行なわれたことに
なるので、ステツプB12にてφ2=φ1−△φの
演算を行なう。ここでは、ステツプB13にて加
速度センサ5の出力が減少したか否かを判定す
る。減少した場合には、ステツプB14,B15
にてφ3=φ2−△φ=φ1−2△φの如く更に△φ
が減じられてステツプB16にて再び加速度セン
サ5の出力が減少したか否か判定する。こうし
て、加振信号を一定位相ずつ移相させて加速度セ
ンサ5の出力が最も減少した場合の位相を検知す
る。最も減少したか否かの判定は、位相△φを順
次減じていき、加速度センサ5の出力が減少から
増加に転じたとき、加速度センサの出力は、最低
を通り超したことになるので、ステツプB17に
てφo=φo+1+△φの演算をして、加速度センサの
最低出力に当る位相φoを決定する。
ステツプB12にて△φの位相を減じ加速度セ
ンサ5の出力が低減したかどうかを判定するステ
ツプB13において、加速度センサ5の出力が増
加した場合には、φ1が丁度良い位相となつて加
速度センサの出力を最低とすることになり、その
まま位相φ1が決定される。こうして最適な位相
が決定される。
ンサ5の出力が低減したかどうかを判定するステ
ツプB13において、加速度センサ5の出力が増
加した場合には、φ1が丁度良い位相となつて加
速度センサの出力を最低とすることになり、その
まま位相φ1が決定される。こうして最適な位相
が決定される。
つぎに、ゲインについても同様の操作を行な
う。すなわち、ステツプB20,B21,B2
2,B23,B24にてゲインを繰返し増加させ
ていつて加速度センサの最低出力を得るルート
と、ステツプB20,B25,B26,B27,
B28,B29,B30にてゲインを繰返し減少
させていつて加速度センサの最低出力を得るルー
トと、そして、ステツプB31にて示すようにゲ
インをF1に固定したままのルートとを有する。
このゲインの制御は、位相制御と同じであるので
説明は省く。
う。すなわち、ステツプB20,B21,B2
2,B23,B24にてゲインを繰返し増加させ
ていつて加速度センサの最低出力を得るルート
と、ステツプB20,B25,B26,B27,
B28,B29,B30にてゲインを繰返し減少
させていつて加速度センサの最低出力を得るルー
トと、そして、ステツプB31にて示すようにゲ
インをF1に固定したままのルートとを有する。
このゲインの制御は、位相制御と同じであるので
説明は省く。
このようにして位相φoとゲインFoとを調整し
た加振信号を得て、この加振信号により加振機2
を駆動したことにより加速度センサの最低出力を
得て振動の制振を非常に効果的に行なえる。
た加振信号を得て、この加振信号により加振機2
を駆動したことにより加速度センサの最低出力を
得て振動の制振を非常に効果的に行なえる。
上述の実施例は、車速とエンジン回転数により
決まるマツプに基づき、加速度センサ5による加
速度Gを検出しつつ位相φoとゲインFoとを調整
したものである。
決まるマツプに基づき、加速度センサ5による加
速度Gを検出しつつ位相φoとゲインFoとを調整
したものである。
また、更に他の例として第2図に示すイグニツ
シヨンパルス発生器6の代りに信号源として加速
度センサ5を備え、この加速度センサ5において
検出されるエンジンEによる車体振動と加振機2
による車体振動との総和の車体振動に応じた信号
を検出し、波形整形部7に入力するようにしても
よい。
シヨンパルス発生器6の代りに信号源として加速
度センサ5を備え、この加速度センサ5において
検出されるエンジンEによる車体振動と加振機2
による車体振動との総和の車体振動に応じた信号
を検出し、波形整形部7に入力するようにしても
よい。
そして、例えば、図示しない他の制御手段等に
より、この検出された総和の車体振動と加振機2
に加えられる車体振動とから、エンジンEによる
車体振動を推定等して、加振機2における車体振
動の周波数を決定し、この周波数と同一のタイミ
ングのパルスを入力するようにしてもよい。
より、この検出された総和の車体振動と加振機2
に加えられる車体振動とから、エンジンEによる
車体振動を推定等して、加振機2における車体振
動の周波数を決定し、この周波数と同一のタイミ
ングのパルスを入力するようにしてもよい。
ここで、加振機の構造について説明する。
加振機2は、第4図に示すように構成されてお
り、ベース21の中央部に摺動軸22が立設さ
れ、摺動軸22にはマス23が嵌挿されており、
マス23は摺動軸22に姿勢を拘束されながら上
下に移動できるようになつている。
り、ベース21の中央部に摺動軸22が立設さ
れ、摺動軸22にはマス23が嵌挿されており、
マス23は摺動軸22に姿勢を拘束されながら上
下に移動できるようになつている。
また、有蓋筒状に形成されたハウジング24
が、マス23を上方から収容するように配設さ
れ、ハウジング24は、マス23上方に位置する
ハウジング24の蓋部24aの中央部を摺動軸2
2の上端に固着されている。一方、ハウジング2
4の下端24bは、ベース21に固着されてい
る。
が、マス23を上方から収容するように配設さ
れ、ハウジング24は、マス23上方に位置する
ハウジング24の蓋部24aの中央部を摺動軸2
2の上端に固着されている。一方、ハウジング2
4の下端24bは、ベース21に固着されてい
る。
ハウジング24の蓋部24aとマス23の上端
面との間およびベース21の上端面とマス23の
下端面との間には、スプリング25a,25bが
介装されており、マス23をベース21から浮か
した状態で一定の位置に支持して、マス23が支
障なく上下動できるようになつている。
面との間およびベース21の上端面とマス23の
下端面との間には、スプリング25a,25bが
介装されており、マス23をベース21から浮か
した状態で一定の位置に支持して、マス23が支
障なく上下動できるようになつている。
また、マス23には、円筒状空間部23aが半
径方向における中間部にマス23と同軸的に形成
されている。
径方向における中間部にマス23と同軸的に形成
されている。
円筒状空間部23aは、マス23の下端面に開
口しており、ベース21に立設された円筒状駆動
コイル26が円筒状空間部23a内に配設されて
いる。
口しており、ベース21に立設された円筒状駆動
コイル26が円筒状空間部23a内に配設されて
いる。
さらに、円筒状空間部23aには、駆動コイル
26に対向する外方部に、円筒状永久磁石27が
配設されており、永久磁石27はマス23に固着
されてマス23の一部を構成している。
26に対向する外方部に、円筒状永久磁石27が
配設されており、永久磁石27はマス23に固着
されてマス23の一部を構成している。
駆動コイル26は、アンプ11の出力端に接続
コード28を介して接続されており、アンプ11
の出力に応じて駆動コイル26に電流が流れ、永
久磁石27により発生する磁場との相互作用によ
り駆動コイル26とマス23とが相対的に変位す
るようになつている。
コード28を介して接続されており、アンプ11
の出力に応じて駆動コイル26に電流が流れ、永
久磁石27により発生する磁場との相互作用によ
り駆動コイル26とマス23とが相対的に変位す
るようになつている。
そして、ハウジング24の外側下部には、加振
機2のホールド機構14が取り付けられている。
機2のホールド機構14が取り付けられている。
ホールド機構14は、ロツクピン29と、ロツ
クピン29の駆動機構29aと、マス23に形成
されたロツクピン係合孔23bとにより構成され
ている。
クピン29の駆動機構29aと、マス23に形成
されたロツクピン係合孔23bとにより構成され
ている。
ロツクピン29は、先端を先細り形状に形成さ
れており、この先細り形状はマス23が移動して
ロツクピン29の軸心線とロツクピン係合孔23
bの軸心線とが正確に一致しない場合に、ロツク
ピン29の水平駆動によりマス23を若干上下動
させ、ロツクピン29の軸心線とロツクピン係合
孔23bの軸心線とを自動的に一致させるように
なつている。
れており、この先細り形状はマス23が移動して
ロツクピン29の軸心線とロツクピン係合孔23
bの軸心線とが正確に一致しない場合に、ロツク
ピン29の水平駆動によりマス23を若干上下動
させ、ロツクピン29の軸心線とロツクピン係合
孔23bの軸心線とを自動的に一致させるように
なつている。
また、ロツクピン29の駆動機構29aは、ソ
レノイドバルブ等で構成され、ソレノイドがコン
トローラ13に接続されており、コントローラ1
3からの信号により駆動機構29aが駆動されて
ロツクピン29を水平駆動し、マス23の上下動
を適宜停止させるようになつている。
レノイドバルブ等で構成され、ソレノイドがコン
トローラ13に接続されており、コントローラ1
3からの信号により駆動機構29aが駆動されて
ロツクピン29を水平駆動し、マス23の上下動
を適宜停止させるようになつている。
以上説明したように本発明によれば、車体振動
に対して移相及びゲイン調整した別の加振信号に
て加振機を駆動することにより、車体の振動特に
車体の固有振動数付近の振動を低減することがで
きた。
に対して移相及びゲイン調整した別の加振信号に
て加振機を駆動することにより、車体の振動特に
車体の固有振動数付近の振動を低減することがで
きた。
第1図ないし第4図は本発明の実施例で、第1
図は加振機の取付状態を模式的に示す車両の縦断
面図、第2図は車体振動低減装置のブロツク図、
第3図は制御プロセスを示すフローチヤート、第
4図はホールド機構付き加振機の一例を示す縦断
面図である。 図面中、2は加振機、Bは車体、Eはエンジ
ン、3は車速センサ、4はエンジン回転数セン
サ、5は加速度センサ、6はイグニツシヨンパル
ス発生器、10は位相制御部、12はゲインコン
トロール部、13はコントローラ、B1〜B35
は制御プロセスの各ステツプである。
図は加振機の取付状態を模式的に示す車両の縦断
面図、第2図は車体振動低減装置のブロツク図、
第3図は制御プロセスを示すフローチヤート、第
4図はホールド機構付き加振機の一例を示す縦断
面図である。 図面中、2は加振機、Bは車体、Eはエンジ
ン、3は車速センサ、4はエンジン回転数セン
サ、5は加速度センサ、6はイグニツシヨンパル
ス発生器、10は位相制御部、12はゲインコン
トロール部、13はコントローラ、B1〜B35
は制御プロセスの各ステツプである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体に取付けられ、同車体に対し付加振動を
発生させる加振機と、 車体振動による加速度を検出しかつ車室内にお
いて車体振動を低減すべき位置または同位置の車
体振動を検出可能な任意の位置に配置された加速
度センサと、 エンジン回転振動の位相及び周波数を導出する
イグニツシヨンパルス発生器と、 上記イグニツシヨンパルス発生器によつて導出
されたエンジン回転振動の位相及び周波数を上記
加速度センサにより検出された車体振動の振幅に
基づいて調整した位相及び周波数をもつ加振信号
を設定すると共に上記加振信号を加振機に供給す
る制御手段と、 を備えることを特徴とする車体振動低減装置。 2 車体に取付けられ、同車体に対し付加振動を
発生させる加振機と、 車体振動による加速度を検出しかつ車室内にお
いて車体振動を低減すべき位置または同位置の車
体振動を検出可能な任意の位置に配置された加速
度センサと、 上記加速度センサにより検出された車体振動の
位相及び周波数を同車体振動の振幅に基づいて調
整した位相及び周波数をもつ加振信号を設定する
と共に上記加振信号を加振機に供給する制御手段
と、 を備えることを特徴とする車体振動低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10651184A JPS60252835A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 車体振動低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10651184A JPS60252835A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 車体振動低減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60252835A JPS60252835A (ja) | 1985-12-13 |
JPH0467055B2 true JPH0467055B2 (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=14435446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10651184A Granted JPS60252835A (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 車体振動低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60252835A (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
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JPS599699A (ja) * | 1982-07-07 | 1984-01-19 | 日産自動車株式会社 | 自動車の車室内音場制御装置 |
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5685464U (ja) * | 1979-12-05 | 1981-07-09 | ||
JPS58129907U (ja) * | 1982-02-19 | 1983-09-02 | 三菱電機株式会社 | 振動制御装置 |
JPS5993984U (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-26 | トヨタ自動車株式会社 | 車両振動低減装置 |
-
1984
- 1984-05-28 JP JP10651184A patent/JPS60252835A/ja active Granted
Patent Citations (13)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60252835A (ja) | 1985-12-13 |
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