JPH0466624A - Ｄｌ型焼結機の床敷鉱装入方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はＤＬ型焼結機における床敷鉱の装入方法に関す
る。

（従来の技術） ＤＬ型焼結機は数種類乃至十数種類の粉鉄鉱石と成分調
整用原料およびコークス粉を混合造粒したものを一定速
度で移動するパレットのグレート面に供給し、点火炉を
通過させて焼結用配合原料表面に着火し、下方からブロ
ワ−によって吸引することによって原料中に混合された
コークス粉を燃焼させて焼結鉱を得るものである。

（発明が解決しようとする課題） このような置型焼結機においては焼結用配合原料は通常
平均粒径が２〜２．５ｙｎｙｎ程度のものが用いられる
が、一方移動用パレットにおけるグレートは第４図に示
されるように通気性確保のため５ｍｍ程度の間隙を有す
るように形成されているため、直接配合原料をパレット
上に供給すると該原料はそのままパレット・グレートの
間隙を通過して落下してしまうので焼結を行なうことが
できない。

そこで、従来においては焼結鉱成品中からパレット・グ
レートの間隙を通過し得ないような適度の粒径のものを
選び、配合原料装入前に床敷鉱としてパレット・グレー
ト面に敷設し、その上に配合原料の供給を行なっていた
。

第３図は従来性なわれていた配合原料供給方法を行なう
に際して使用される装置の概略を示す図面であって、配
合原料Ａはサージホッパー１からロールフィーダー２に
よって取出されデフレクタ−シュート３上を転勤落下し
て一定速度で進行するパレット４上に５００〜６００ｍ
ｍの厚さになるように供給される。パレット４上に供給
される配合原料Ａは点火炉５に達するとその表面が着火
され、下方からブロワ−（図示せず）によって吸引され
ることにより配合原料中に混合されたコークス粉が燃焼
して焼結が行なわれる。

また、装入される配合原料Ａの直前に床敷鉱ホッパー６
から所定の粒度を有する床敷鉱Ｂが適宜開度に設定した
取出しゲート７から一定供給速度で取出され、シュート
８を落下してパレット４のグレート４゛面に約２０〜３
０ｍｍの厚みになるように敷設される。この場合に使用
される床敷鉱の粒径はパレット・グレート４°の間隙が
新品では５Ｉ程度であるが使用中の摩耗より７〜８鴫程
度まで拡大するので、最適には８〜１０陶程度のものが
望まれるが、このような粒径範囲のものを焼結成品中か
ら大量に採取することは量的に困難であり、一般には５
〜１５ＩＴＩＩＴ＋の範囲の粗粒と細粒が混合状態にあ
るものを使用せざるを得ない。従って、上記した従来の
床敷鉱取出装置を用いて床敷鉱Ｂのパレ・メト４上への
供給を行なう場合には、床敷鉱ホ・ンパー６におけるシ
ュート８がパレット４の進行方向に向かって傾斜して設
けられているために、床敷鉱Ｂは細粒Ｂ２がパレット進
行方向の手前に、また粗粒Ｂ１がその前方に供給される
ことになり、５〜７ｍｍ程度の細粒は大部分がパレット
・グレート４゛の間隙を通過して落下してしまうので、
細粒で再焼結が必要な返鉱が増加し歩留を悪化させる欠
点があった。

また、床敷鉱を粗粒と細粒とに分けて、それぞれを別の
ホッパーに収納し、パレット進行方向手前から粗粒ホッ
パー、細粒ホッパー、配合原料サージホッパーの順に並
べておいて、粗粒床敷鉱、細粒床敷鉱、配合原料の原に
ホッパー上に供給する方法も提案されているが、装置が
膨大になって設備費が嵩むほか、焼結機のパレット利用
有効面積が小さくなって生産性が低下するなどの欠点が
あり好ましくない。

本発明は従来の凹型焼結機の床敷鉱の装入方法における
上記したような問題を解決し、凹型焼結機における生産
性および焼結歩留の向上を図ることができるような床敷
鉱の装入方法を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 上記した目的を達成するために本発明者は鋭意研究を重
ねた結果、床敷鉱の落下シュート下端にパレットの進行
方向と逆方向に傾斜するグリズリ−型分級装置を設け、
シュートから落下する床敷鉱を該グリズリー型分級装置
に受けると、落下する床敷鉱のうち粗粒部分は篩上とな
って分級装置の傾斜面を転勤して、進行するパレットの
手前部分に落下敷設され、細粒部分は篩下となってその
まま分級装置下の粗粒が敷設されたパレット上に落下す
るので、パレットのグレート間隙を通過する床敷鉱およ
び配合原料の量が減少することができ、これによって生
産性と焼結歩留を大幅に向上することができることを見
出し、本発明を完成するに至った。

即ち、本発明はＤ［型焼結機パレットのグレート面上へ
の床敷鉱の装入を行なうに際し、粗粒および細粒の混在
する床敷鉱ホッパーから、床敷鉱をシュート直下にパレ
ット進行方向と逆方向に傾斜して設けられたグリズリ−
型分級装置を介して進行するパレット上に供給し、パレ
ットのグレート間隙より大きい粒径の粗粒床敷鉱を直接
パレットのグレート面上に、またこれより小さい粒径の
細粒床敷鉱をその上部に敷設するようにしたことを特徴
とするＤＬ型焼結機の床敷鉱装入方法である。

（作用） 次に本発明の詳細およびその作用について説明する。

第１図は本発明の方法を実施するための装置の概略構成
例を示すものの一部断面正面図、第２図は本発明におい
て使用されるグリズリ−型分級装置の構成例を示すもの
の平面図である。

図において、１は配合原料用サージホッパー２はロール
フィーダー、３はデフレクタ−シュート、４はパレット
、４°はパレット・グレート、５は点火炉、６は床敷鉱
ホッパー、７は取出しゲート、８は床敷鉱落下シュート
、９はグリズリ−型床敷鉱分級装置、１０は分級装置９
において間隙ｐを以て配置されたグリズリ−・バーであ
る。

またＡは焼結用配合原料、Ｂは床敷鉱、Ｂ１はその粗粒
を、またＢ２はその細粒を示す。

本発明の装置を使用して床敷鉱Ｂのパレット４への供給
を行なうには、粗粒から細粒までの適宜粒径の混合した
床敷鉱Ｂを入れた床敷鉱ホッパー６の下部に設けた取出
ゲート７をパレット４の進行速度に合せて所定の開度を
調節して、所定量の床敷鉱Ｂを落下シュート８上に供給
する。

しかるときはシュート８上を転勤落下しな床敷鉱Ｂはそ
の直下に設けられたグリズリ−型分級装置９上に落下し
、グリズリ−・バー１０の間隙ｇより大きい粗粒床敷鉱
Ｂ１は装置面上に篩上として残るが、グリズリ−・バー
１０面がパレット進行方向と逆方向に傾斜しているため
に、その傾斜面上を転動してパレット４の手前部分のパ
レット・グレート４′面上に落下し、その上に敷設され
る。

一方、分級装置９のグリズリ−・バー間隙１より小さい
細粒床敷鉱Ｂ２はグリズリ−・バー間隙ｐ間を通過して
既にパレット上に敷設されな粗粒床敷鉱Ｂ１上に落下す
る。即ち第１図に見られるように、敷設床敷鉱は下層粗
粒Ｂ、と上層細粒Ｂ２の２層を形成する。

このように床敷鉱Ｂを敷設することによって、その後配
合原料サージホッパー１からの配合原料Ａをパレット上
に供給した場合に、配合原料Ａはパレット・グレートの
間隙よりも小さい粒径を有するのに拘らず、パレット面
から脱落逸脱することがなく、従って供給原料のほぼ全
量をその後の焼結工程に寄与させることができるので、
焼結歩留が高く、また本発明においては床敷鉱のパレッ
ト上への装入開始をパレット前端部において行ない得る
ので焼結有効面積を大きくとることができ、生産性を一
段と向上させることができる。

本発明において使用されるグリズリ−型床敷鉱分級装置
におけるグリズリ−・バー１０の間隙１は最小５ｍｍ、
ｉ！Ｌ大８８程度とし第２図に示すように篩上力から下
方に向けて上記の間隙範囲内で間隙ｇが拡大するように
形成すると効果的である。

（実施例） 第１図に示すような孔型焼結機を使用して、パレット上
に本発明の方法による床敷鉱の敷設を行ない、配合原料
の焼結を行なった。その操業結果を従来法によるものと
比較して第５図に示す。第５図の結果より、本発明の方
法によるときは返鉱量、コークス原単位が減少し、生産
性、焼結歩留はともに向上することが判かる。

（発明の効果） 以上述べたように本発明の方法を用いて、孔型焼結機の
床敷鉱の装入を行なった場合には、床敷鉱の細粒は、粗
粒上に確実に装入され、床敷鉱は２層となってパレット
上に敷設されるので、操業中パレット・グレート間隙か
ら落下逸脱する床敷鉱および配合原料の量は著しく減少
し、生産性および返鉱の減少に伴う焼結歩留の向上が大
いに期待し得るので工業的に優れた発明であるといえる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を実施するための装置の概略を示
す一部断面正面図、第２図は本発明に使用するグリズリ
−型床敷鉱分級装置の一例を示す平面図、第３図は従来
法による孔型焼結機の概略を示す一部断面正面図、第４
図はパレット・グレートの平面図、第５図は装入方法変
更前後における操業を比較する図である。 １・・・配合原料用サージホッパー、２・・・ロールフ
ィーダー、３・・・デフレクタ−シュート、４・・・パ
レット、４゛・・・パレット・グレート、５・・・点火
炉、６・・・床敷鉱ホッパー、７・・・取出しゲート、
８・・・床敷鉱落下シュート、９・・・分級装置、１０
・・・グリズリ−バー、Ａ・・・配合原料、Ｂ・・・床
敷鉱、Ｂ１・・・粗粒床敷鉱、Ｂ２・・・細粒床敷鉱。 特許出願人　　住友金属工業株式会社 代　理　人　　押　　１）　良　　」昏羽第 第 図 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ＤＬ型焼結機パレットのパレット・グレート面上
   への床敷鉱の装入を行なうに際し、粗粒および細粒床敷
   鉱の混在する床敷鉱ホッパーから床敷鉱を、シュート直
   下にパレット進行方向と逆方向に傾斜して設けられたグ
   リズリー型分級装置を介して進行するパレット上に装入
   し、パレット・グレート間隙より大きい粒径の粗粒床敷
   鉱を直接パレット・グレート面上に敷設し、またこれよ
   り小さい粒径の細粒床敷鉱を粗粒床敷鉱の上面に敷設す
   るようにしたことを特徴とするＤＬ型焼結機の床敷鉱装
   入方法。