JPH0465474B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0465474B2
JPH0465474B2 JP62318447A JP31844787A JPH0465474B2 JP H0465474 B2 JPH0465474 B2 JP H0465474B2 JP 62318447 A JP62318447 A JP 62318447A JP 31844787 A JP31844787 A JP 31844787A JP H0465474 B2 JPH0465474 B2 JP H0465474B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
data
output
bit
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62318447A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63177368A (ja
Inventor
Eru Andaason Arubaato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Digital Equipment Corp
Original Assignee
Digital Equipment Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Digital Equipment Corp filed Critical Digital Equipment Corp
Publication of JPS63177368A publication Critical patent/JPS63177368A/ja
Publication of JPH0465474B2 publication Critical patent/JPH0465474B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/14Digital recording or reproducing using self-clocking codes
    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/012Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
    • G11B5/016Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks using magnetic foils
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/04Speed or phase control by synchronisation signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、情報記憶及び検索の分野に係り、特
に磁気媒体に於ける2進データの記録に関し、更
に詳述するならば、これらに使用する位相エラー
検出器に関する。
本発明の位相エラー検出器は、例えば、回転磁
気デイスクに於けるトラツク−セクタフオーマツ
ト化2進データの記録に使用される。本発明の位
相エラー検出器が適用されるような、シングル密
度割合の記録体とダブル密度割合の記録体との両
方を自動的に読み取る装置について以下に説明す
る。この装置は、いわゆる“シングル”密度割合
で全体的に記録されたデイスクも、いわゆる“ダ
ブル”密度割合で全体的に記録されたデイスク
も、部分的にシングル密度で且つ部分的にダブル
密度で記録されたデイスクも読み取る。
2進データを磁気媒体に記録する装置について
はこれまでに色々な装置が知られている。セクタ
−トラツクのフオーマツトを用いて回転磁気デイ
スクに2進データを記録することが一般的であ
る。この様なシステムでは、データを回転デイス
クとやり取りするために磁気読み取り/書き込み
ヘツドが使用される。デイスクは多数の同心的な
トラツクに分割され、そして各トラツクはデータ
を記録する識別可能な領域より成る複数個の個別
セグメント即ちセクタを有している。情報は通常
セクタ内の特定の位置で一連の磁束反転体として
デイスクに記録される。それ故、これらの磁束反
転体から正確に情報を取り出すためには読み取り
動作と書き込み動作の正確な位置同期が必要とさ
れる。このため、データと共に“クロツク”信号
即ち同期信号が記録される。読み取り動作中は、
位相固定ループ(PLL)を用いてこの同期信号
を検出してこれに対して位相固定を行ない、デイ
スクの正しい位置から所定データを読み取る様に
内部時間ベース基準を発生する。
公知のデイスク読取装置は、例えばシングル又
はダブル密度の記録体の様なデイスク上の全ての
データフイールドに対して1つの記録密度でしか
読み取り及びデコードができない(デイスクの1
回のパスに対して)。本出願人の知る限りでは、
第1セクタが第1密度で記録されそして第2セク
タが第2密度で記録されたデイスクを、2回のパ
ス(各々の密度割合ごとに1つづつのパス)を必
要とせずに読み取ることのできる能力を備えたデ
イスク記録装置はこれまでに皆無である。
その理由の少なくとも1部はビツトずれによつ
て生じる問題に起因する。デイスクの記録トラツ
クに配置される至近距離された磁界には相互作用
があるので、2進記号例えば2進“1”は、実際
上は、記録ヘツドがこの情報を書き込む様に指令
された位置とは若干異なつた位置でデイスクに記
録される。例えば、2つの隣接した“1”に相当
する磁束反転体は互いに反発するか又は互いに吸
引する傾向がある。この作用が“ビツトずれ”と
して知られている。デイスク記録装置は、信頼性
あるデータの回収をなすために、このビツトずれ
を受け容れることができねばならない。読み取り
作動中に記録情報に追従するために位相固定ルー
プを使用した時でも、このビツトずれが問題を引
き起すことがある。主として、甚だしいビツトず
れは、PLLが位相固定を逸する様にせしめる。
これまで、予めの補償として知られている技術に
よつてビツトずれの影響が少なくされている。即
ち、各ビツト毎にビツトずれの程度が予想され
(記録されるデータのビツトパターンを検討する
ことにより)、そして記録装置がそれを調整即ち
補償する。従つて、記録ヘツドは、予想されたビ
ツトずれとは逆方きで且つそのビツトずれに等し
い量だけ、その公称ビツト記録位置からずれた位
置にある時に、記録すべき信号が与えられる。か
くて、理論的には、ビツトずれがなかつたかの様
に、実際上占有する様に意図された公称位置にビ
ツトが書き込まれる。この動作を達成するため
に、公知のPLLデイスク読み取り装置は複雑な
予めの補償回路を必要とする。その上、この様な
予めの補償回路を用いても、まだ若干のビツトず
れが生じ、それ故甚だしいビツトずれは依然とし
てPLLが位相固定を逸する様にせしめる。PLL
の利得を下げると、その位相固定状態保持レンジ
が広がることにより、甚だしいビツトずれが存在
する場合に位相固定状態を維持する能力が高めら
れる。ここで用いる位相固定状態保持レンジとい
う語は、位相固定状態を最初に得た後にPLLに
よつてその状態が維持されるレンジを指す。然し
乍ら、ループ利得を下げることは、位相固定状態
獲得時間、即ち追従されているデータに対してル
ープが位相固定を行なうに要する時間、を増加す
ることにもなる。位相固定状態の獲得に対して利
用できるビツト数には限度があるので、記録媒体
を有効利用するためには、この獲得時間を制限し
なければならない。それ故公知の設計では、少な
くとも妥当な程度のビツトずれを受け容れるに充
分な速さの位相固定獲得時間及び位相固定状態保
持レンジを与える或る限定されたレンジ内に入る
様にPLLの利得がおさえられる。従つて、これ
らの制約は、シングル及びダブル密度割合で記録
されたデータフイールドを有するデイスクを自動
的に受け容れるに充分なPLL動的性能を備えた
実際的なデイスク読取装置を設計する上で障害と
なつている。
本発明の目的は、シングル及びダブル密度割合
で記録されたデータを読み取ることができ且つビ
ツトずれをなくすための予めの補償を必要としな
い様な磁気デイスク読取装置用の位相固定ループ
(PLL)に使用する位相エラー検出器を提供する
ことである。
本発明の別の目的は、磁気デイスク読取装置に
於いて、位相固定ループにより達成される機能
(即ち、位相固定状態獲得モードの作動又は位相
固定状態保持追従モードの作動)に応答する自動
的に調整可能なループ利得を有した位相固定ルー
プ(PLL)に使用する位相エラー検出器を提供
することである。
本発明の更に別の目的は、以下に述べた本発明
の詳細な説明より当業者に理解されよう。
本発明の以上に述べた目的及び他の目的は、以
下に詳細に述べた磁気デイスク読取装置に使用さ
れる位相エラー検出器よつて達成される。この磁
気デイスク読取装置は、トラツク−セクタのフオ
ーマツトでデータが記録された磁気デイスクを読
み取る様に意図されている。“デイスク”という
語はいわゆる“フロツピー”デイスク乃至はデイ
スケツタ及び基本的な堅固なデイスクを含む様に
意図されている。データは、全て“シングル”密
度割合でデイスクに記録されたものでもよいし、
全て“ダブル”密度割合でデイスク記録されたも
のでもよいし、或いはこれら密度割合の各々を混
ぜ合せた状態でデイスクに記録されたものでもよ
い。
トラツク−セクタのフオーマツトにされたデイ
スクの記録装置に於いては、各トラツクの各セク
タが見出しフイールド及びデータフイールドとい
う2つの区分即ちフイールドに分割される。次い
でこれらフイールドの各々にはその手前にプレア
ンブルが組合わされる。従つて、各々のセクタは
第1プレアンブル、見出しフイールド、第2プレ
アンブル及びデータフイールドで構成される。こ
れらのプレアンブルは一般的には両方共同じもの
であり、位相固定状態の保持を得るためにPLL
により使用されるビツトの特定フオーマツトシー
ケンスを備えている。互換性を確保するため、一
般的にこれらのプレアンブルは、広く容認されて
いる工業規格フオーマツトに基いている。見出し
フイールドのプレアンブルは、PLLが読み取り
ヘツドの出力と同期して見出しフイールドを読み
取りできる様にする。見出しフイールドは、この
フイールド及びそれに続くデータフイールドが組
合わされている特定のトラツク及びセクタを識別
する情報を含んでいる。見出しフイールド及びデ
ータフイールドは別々の機械によりそしておそら
くは若干異なつた頻度で書き込まれることがある
ので、これらのフイールドは互いに位相ずれを生
じ易い。データフイールドのプレアンブルは
PLLがこの様な位相差を調整できる様にする。
各プレアンブルの後には、その次に続くフイール
ドの性質を指示するためにマークが使用される。
一般に、本発明は、データの読み取りを記録ビ
ツトの位置と同期する様に可変利得PLLを使用
し且つ制御することに関する。このPLLは2重
利得ループ作動を与えるために2重利得(低域)
ループフイルタを有している。第1の高い利得
は、データと速かに同期できる様にするため(即
ち、データの位相を獲得できる様にするため)ル
ープフイルタに使用される。いつたん位相固定状
態の保持が達成されると、甚だしいビツトずれに
よつてループが容易に位相固定状態を失なわない
様にループフイルタの利得が減少される。換言す
れば、これは位相固定状態を速かに獲得する(高
利得、広獲得レンジ)PLLであり、そしてその
固定状態保持レンジは最初に固定状態保持を獲得
する間は小さくそして獲得した後は増加される。
プレアンブル検出器はプレアンブルの存在を検
出しそしてそれに応答してPLLを高利得の高速
固定モードに入れる。プレアンブルが終了する際
にはPLLの利得が低利得の広い固定状態保持レ
ンジへと下げられる。
又、PLLは2つの別々の繰返し数のいずれか
で同期(即ちクロツク)信号を与え、1方の繰返
し数はシングル密度データを読み取るためのもの
であり、そして他方の速い繰返し数はダブル密度
データを読み取るためのものである。装置の制御
器は制御プログラムに応答して信号を供給し、こ
の信号は各々のデータフイールドごとに、PLL
により送られるクロツク信号の適当な繰返し数を
選択する。
又、記録密度の混合したものは見出しフイール
ドの誤つた検出を招くことがあるので、読取装置
は、“複数の密度で磁気デイスクにデータを記録
する技術”と称する本出願人の米国特許出願第
925596号に開示された新規なダブル密度エンコー
ド化技術に関連して使用されるのが好ましい。
本発明のこれらの特徴並びにその他の特徴は添
付図面を参照した以下の詳細な説明より充分理解
されよう。
さて第1図を参照すれば、本発明による位相エ
ラー検出器を使用するデイスク読取装置10がブ
ロツク図の形態で示されている。読み取りチエー
ン20は読み取りヘツド(図示せず)から入力リ
ード22を経てアナログ信号を受け取る。読み取
りチエーン20は読み取りヘツドにより与えられ
た信号を増巾し且つ正規化してライン24にデジ
タル出力信号を与える。このデジタル信号はデイ
スクに記録されたデジタル信号に相当する。デー
タは読み取りチエーンの出力信号に対する特定の
時間に相当する特定位置のみでデイスクに記録さ
れているから、記録されたデイスクを同期して読
み取りできる様にするために基準時間ベースを発
生することが必要である。この理由により、デー
タビツトに同期ビツトの流れを挿入する(インタ
ーリーブする)ことによりデータと共にタイミン
グ情報が記録され、この同期ビツトの流れのタイ
ミングが位相固定ループ(PLL)26によつて
回復される。
読み取りチエーン20のデジタル出力はデータ
ゲート28を経てPLL26に送られる。データ
ゲート28はこの様なシステムでは一般の素子で
あり、このシステムに対して保守式のチエツクを
行なうために用いられている。データゲート28
は2つの入力を受け取り、その1方の入力は読み
取りチエーン20からライン24を経ての入力で
ありそしてもう1方の入力はテスト信号(WT
DATA)を供給するためのライン38の入力で
ある。ライン32を経てのデータゲートの出力
は、制御リード39を経てデータゲートに印加さ
れる制御信号の状態に基いてライン24の信号で
あるか又はライン38の信号である。この出力信
号データは位相固定ループ26、プレアンブル検
出器34及びデータ分離器36に供給される。こ
れらのブロツクの各々の機能については以下で詳
細に説明する。
2重利得PLLを制御するため、プレアンブル
検出器34は、PLLが高利得又は低利得の作動
モードを選択するか或いは停止状態(即ち不能化
又は禁止された状態)になるかのいずれかに応答
して1対の制御信号を与える。その機能を表わす
場合には、PLL作動の高利得モードを“高速固
定”モードと称する。プレアンブル検出器からの
第1制御信号は、PLLが高速固定モードで作動
するかどうかを決定する。従つて、この信号は高
速固定(FAST LOCK)信号と称する。例えば
このFAST LOCK信号が2進“1”即ち高レベ
ルである時は、PLLが高速固定モードで作動し、
然してこのFAST LOCK信号が2進“0”即ち
低レベルである時は、PLLが低利得の広い固定
状態保持レンジモードへと切換えられる。第2の
PLL制御信号は禁止信号INHIBITと称する。こ
の信号が高レベルである時はPLLの発振器
(VCO)がオフにされ即ち禁止され、そしてPLL
の位相比較器は零位相エラーを指示する様に始動
される。従つて、INHIBIT信号は、PLLが作動
する時を決定し、そしてFAST LOCK信号はル
ープの動的性能を制御する。
互換性(即ち、或るシステムが、別のシステム
に記録されたデイスクを読み取る能力)を確保す
るため、プレアンブルフオーマツトは特殊なビツ
トパターンである必要はなく、標準のプレアンブ
ルが一般に用いられる。例えば、フロツピーデイ
スク乃至はデイスケツトシステムの現行の工業規
格の下では、プレアンブルが一般に2進“0”の
8ビツトバイト6個で構成される。従つて安全性
の余裕を与えるため、本発明におけるプレアンブ
ル検出器34は、2進“0”のバイトが連続して
4つ検出された時にプレアンブルを発見したこと
を指示する様に設計されている。特に、プレアン
ブル検出器が2進“0”の初めの1つのバイトを
発見するや否や、この検出器はINHIBIT信号を
低レベルに下げ、PLLの発振器の作動を開始さ
せる。位相固定ループ(PLL)は初めは高速固
定モード(即ちFAST LOCK信号が高レベルで
ある状態)で作動し、そして2進“0”の次の3
つのバイトの間に固定状態を獲得しなければなら
ない。2進“0”の第4バイトの終りには、
PLLが位相固定状態を獲得しており且つデータ
分離器36の作動が開始されるものと仮定する。
データ分離器はデイスクから読み出された合成信
号からデータビツトを分離する。この合成信号は
データ(即ち“情報”)ビツトと同期(即ち“ク
ロツク”)ビツトとが互いに挿入された流れで構
成される。FAST LOCK信号はプレアンブルの
第4バイトの終りに解除され(即ち低レベルにさ
れ)、PLLを低利得作動へ切換できる様にする。
第2図乃至第4図はプレアンブル検出器、位相
固定ループ及びデータ分離器の各々の更に詳細な
ブロツク図である。それらの回路図は各々それに
対応する第5図乃至第7図に示されている。
データゲート28は、データ読み取り作動自身
に対しては必要でないが、プレアンブル検出器、
PLL及びデータ分離器の保守式チエツクを行な
える様にするために設けられており、然してこの
保守式チエツクは磁気デイスクからの実際の(未
知の)“データ”ではなくて既知の特性の特殊な
テストシーケンスビツトパターンに基いて読取装
置を作動できる様にすることによつて行なわれ
る。第2図に示された様に、2つの信号がライン
24及び38を経てデータゲート28に与えられ
る。ライン42を経て送られるデータゲート制御
信号(“MAINT MODE”)の状態に応答して、
データゲート28はライン24の信号又はライン
38の信号をその出力即ちライン32に与える。
ライン24の信号は読み取りチエーン20からの
デジタル化された読み取り信号出力RD DATA
であり、一方、ライン38の信号は前記した特殊
なテスト信号WT DATAである。
プレアンブル検出器はデータゲート28の出力
を受け取り、そしてプレアンブルビツトパターン
の存在に対してチエツクを行なう。例えば、2進
“0”の8ビツトバイト6個で構成される標準プ
レアンブルフオーマツトでは、プレアンブル検出
器が2進“0”のバイトを4つ検出した際にプレ
アンブルの存在を照合する様に設計されている。
前記した様に、プレアンブル検出器は禁止信号
INHIBIT及び高速固定信号FAST LOCKを与え
る。これら信号は両方共、PLL26の作動を制
御するのに用いられる。通常そうである様に位相
固定ループは内部クロツク(即ち同期)信号を発
生するための電圧制御式発振器(VCO)を備え
ており、この信号の位相はデイスクから読み取ら
れた同期信号と比較されそしてそれに対して位相
固定状態に保たれる。データゲート28の出力は
プレアンブル検出器内でバイトカウンタ46に送
られる。このバイトカウンタは特に第1バイトカ
ウンタ46aと第4バイトカウンタ46bとを備
えている。第1バイトカウンタ46aが全て0の
第1バイトを検出すると、INHIBIT信号が低レ
ベルにされ、VCOの作動を開始できる様にする。
この時はFAST LOCK信号が高レベルであり、
PLLを高利得の位相固定状態獲得モードにする。
これは次の3ビツト中続き、その際に全て0の4
つの連続バイトが検出されたとすれば、FAST
LOCK信号(即ち、第4バイトカウンタ46bの
出力)が低レベルとなり、PLLを低利得の位相
固定状態保持モードに切換える。
第1の零バイトの後の3つのバイト中に高レベ
ルビツトが検出された場合にはバイトカウンタ4
6がカウント0にされる。というのは、高レベル
ビツトは、プレアンブルであると誤つて仮定され
たことの指示だからである。この場合は次いで前
記した様に作動が続けられ、再びプレアンブルが
探索される。
ダブル密度の記録データフイールドの場合で
も、プレアンブル及び見出しフイールドはシング
ル密度割合で記録される。利用者は、特定のトラ
ツク−セクタに対してデータをどの様に記録した
かということを知ることにより、次に続くデータ
フイールドをシングル密度の記録体として読み取
るべきかダブル密度の記録体として読み取るべき
かを指示する制御信号を与える。どの密度割合が
用いられたかに拘りなく、記録されたデータを回
復する第1段階は記録体との同期をとることであ
る。次いでデータ(即ち情報)ビツトがタイミン
グビツトから分離される。例えば、プレアンブル
を検出するためには、全て2進0状態である48個
の連続した情報ビツトを感知することを必要とす
る。同期ビツトが情報収容ビツトから別々に読み
取られなかつた場合には、読み取られたパターン
が全く0ではなくて1と0との両方を有すること
になる。
タイミングビツトとの同期をとつた後であつて
も、デイスクから読み取られたデータビツトのタ
イミングには或る程度の不確実さがあるから(例
えば速度変動やビツトずれにより)、情報ビツト
が通常予期される時に“窓”信号(即ちゲート信
号)が発生され、同期ビツトをデータビツトから
分離して、バイトカウンタがデータビツトのみを
カウントできる様にする。時間的にこの窓内に入
るビツトは、同期ビツトとしてではなく、情報ビ
ツトであると指定して読み取られる。この窓内に
入らないビツトは無視される。同期ビツトの先縁
と先縁との間の公称時間又は情報ビツトの先縁と
先縁との間の公称時間は工業規格によれば約4マ
イクロ秒である。従つてタイミングに不正確さが
なければ、データビツトの先縁は同期ビツトの先
縁から約2マイクロ秒離れたところにある。有効
なプレアンブルが存在する場合には、全ての情報
ビツトが0でなければならないので同期ビツトの
状態は全て1ビツトでなければならない。それ
故、データ窓信号発生器48は高レベルビツトの
先縁から0.5マイクロ秒後に開始するマイクロ秒
長さの窓信号を発生する。バイトカウンタ46は
この窓の間に読み取りチエーンの出力信号の論理
レベルを評価し、そして低レベルが存在する場合
にのみそのビツトカウンタを指示する。この窓イ
ンターバル中に高レベルが生じた場合には、プレ
アンブルであるという仮定が取り消されそしてバ
イトカウンタがリセツトされる。
窓タイミングを正確に制御するため、データ窓
信号発生器48は比較的高速度のスタート/スト
ツプ発振器52によつて駆動される。例えば、発
振器52は約5MHzの公称周波数で作動する。調
整の必要性をなくしそして窓信号に対して正確な
時間ベースを与えるためには、遅延線発振器(第
5図)がこの使用目的に良く適している。発振器
52はその制御入力としてデータゲート28の出
力をライン32を経て受け取る。ライン32上の
低−高(周期ビツト)遷移に応答して、発振器5
2は発振を開始しそして発振出力をライン54に
供給する。発振器52の出力はプレアンブル窓信
号発生器48の入力端子に送られ、発生器48は
次いで窓(ゲート)信号をライン56を経てデー
タ検出器58に与える。前記したように、プレア
ンブルビツト窓信号と称するライン56のゲート
信号は、発振器の作動を開始した同期ビツトの先
縁よりも2マイクロ秒後を中心として約3マイク
ロ秒間高レベルである。
データ検出器58はライン32を経てデータゲ
ート28の出力も受け取る。プレアンブルビツト
窓信号が存在する間のいかなる時にもライン32
を経て高レベル信号が受け取られた場合には、デ
ータ検出器58の出力ライン62が高レベルを送
り、情報ビツトに“1”を検出したことを指示
し、その手前の0の列がプレアンブルの1部であ
るという見込みを否定する。次々の同期ビツトパ
ルスとパルスとの間の時間インターバルは約4マ
イクロ秒であるから、プレアンブルビツト窓信号
は本質的にこのインターバルの大部分を占有し、
同期ビツト自身を排除し、相当量ずらされたデー
タビツトでも同期ビツトとしてではなくデータビ
ツトとして正しく検出するようにし、これによつ
てプレアンブルを誤つて、不適正に検出するおそ
れを減少する。
バイトカウンタ46は、データゲート28から
高レベルビツトを受け取るたびに、零からスター
トして1カウントずつ上方を指示する。データ検
出器58からライン62を経て送られる信号を一
方の入力として受け取るオアゲート64は、発振
器52を始動させた遷移に続くデータビツト時間
中(即ちプレアンブル窓信号中)にデータ検出器
が“1”を発見した時にライン66に高レベル出
力を与える。ライン66のこの高レベル信号はバ
イトカウンタを0にリセツトするのに用いられ
る。これがリセツトされた際には、プレアンブル
検出器が再び0をカウントし始めてプレアンブル
を探捜するだけである。オアゲート64を経てバ
イトカウンタ46に印加されるリセツト信号は、
オアゲート64の他方の入力としてライン68を
経て送られる高レベル信号によつて発生すること
もできる。ライン68は、FAST LOCK信号を
与えるバイトカウンタ46(特に第4バイトカウ
ンタ46b)の出力へ、インバータ69を経て接
続される。このFAST LOCK信号はプレアンブ
ルを検出する際は低レベルになるので、これは
LOCK CLK信号が低レベルになることによつて
プレアンブル検出器がリセツトされるまでプレア
ンブル検出器を自動的に不能化する。
PLL26の部分ブロツク図・部分回路図が第
3図に示されており、これについて以下に説明す
る。PLLに位相固定を行なわせるように意図さ
れた入力信号は、データゲート28からライン3
2を経て送られる出力信号DGである。この信号
は、即ちDGは、本発明による位相エラー検出器
(即ち位相比較器)110に印加される。位相エ
ラー検出器はVCO112から導出された信号も
受け取り、この信号はNで除算する(÷N)カウ
ンタ114の出力であり、このカウンタはVCO
出力信号を入力として受け取る。CLKと示され
たこの÷Nカウンタ114の出力信号は位相エラ
ー検出器110によつてDG信号と比較され、そ
してPLL(低域)ループフイルタ116に位相エ
ラー入力信号が与えられる。
データ信号DGはシングル又はダブル密度の記
録情報を含みそしてPLLはその両方に応答でき
ねばならないので、VCOはダブル密度データに
追従するに充分な程高い周波数で作動することが
必要である。又、VCOの出力は後述する別の窓
信号発生機能にも直接使用されるので、VCOの
周波数はダブル密度データ周波数の少なくとも2
倍でなければならない。ダブル密度データ周波数
はシングル密度データ周波数の2倍であるので、
VCOはシングル密度データ周波数の少なくとも
4倍以上の周波数で作動しなければならない。従
つてVCOはシングル密度データ周波数の4倍で
作動され、そしてNで除算するカウンタ114は
ダブル及びシングル密度データに対して各々2又
は4に等しい除算係数Nで作動する。MFMと示
された制御信号は除算係数N=2又はN=4を選
択するように÷Nカウンタ114を制御するため
ライン118を経て与えられる。この信号MFM
が高レベルである時は、変型FM(MFM)フオー
マツトで記録されたダブル密度データがデコード
されるべきであり、そしてMFMが低レベルであ
る時はシングル密度データがデコードされるべき
である。MFM信号は、装置制御部(図示せず)
から受け取つたRD2F信号に応答して、データ分
離器(第4図)のデータ分離制御ユニツト205
の密度選択同期装置によつて与えられる。制御プ
ログラムからのスフトウエア命令が、読み取るべ
きデータがシングル密度割合で記録されているか
ダブル密度割合で記録されているかをシステムに
知らせる。それに応答してRD2F信号が発生さ
れ、MFM信号の状態を制御する。
プレアンブル検出器からの禁止信号INHIBIT
はライン122を経てVCOを制御するためPLL
に与えられる。このINHIBIT信号が高レベルで
ある時は、VCOが停止(即ち禁止)される。そ
れと同時に、制御スイツチ124がINHIBIT信
号に応答して閉成し、PLLループフイルタキヤ
パシタ126を短絡してそれを放電させる。従つ
て、INHIBIT信号が低レベルになつてVCOの作
動を開始できる時は、制御をスイツチ124が開
成し、そして零位相エラーという指示即ち仮定で
もつてループフイルタを始動でき、従つて第2ビ
ツトの際には位相エラー検出器の出力が実際の位
相エラーを表わす。これは、読み取りチエーンか
ら読み出されているDG信号とCLK信号との間の
実際の位相差にVCO制御信号が関係付けされな
い状態でPLLが始動するというおそれをなくす。
位相エラー検出器は、各データビツトが到着す
べき時間より後れて到着したかどうか(プラス即
ち“+”位相エラーと称する)、各データビツト
が到着すべき時間より早くに到着したかどうか
(マイナス即ち“−”位相エラーと称する)、位相
エラーが存在しないかどうか、そしてデータビツ
トが全く見つからないかどうかをデータビツトご
とに個々に決定する。後者の2つの場合には、そ
のビツトに対して位相エラー信号が発生されな
い。
進みデータビツトを検出するため、進みデータ
検出器128はその入力に信号DGとCLKとを受
け取り、そしてその出力132に信号を発生する
が、この信号は通常は低レベルであり、そして進
みデータビツト(即ち、CLK信号の関連ビツト
よりも進んだビツト)の先縁で高レベルになる。
この信号はそれに対応するCLK信号ビツトの先
縁まで高レベルのままであり、そしてその際に通
常の低レベル状態に戻る。
遅れデータ検出器134は、進みデータ検出器
128と類似してはいるが、単にその鏡像的な作
動を行なうだけではない。データビツトが早目に
到着した時は、或る事柄、即ちデータビツトが存
在すること、は確かである。然し乍ら、予期され
た時間にデータビツトが到着しない時は、このビ
ツトが何等かの理由で全く到着しないという可能
性がある。遅れデータ検出器の出力信号136
が、全く誤りであるような極端に大きな位相エラ
ー信号を与えるといけないので、この可能性を考
慮に入れねばならない。この偶発性を考慮に入れ
るために、遅れデータ予想器138及び遅れワン
シヨツトマルチバイブレータ142が設けられて
おり、これらの要素は遅れデータビツトが最終的
に到着した時にのみ出力を与えるように遅れデー
タ検出器134を制御するのに用いられる。“遅
れ”データビツトが実際上見つからない場合は、
遅れデータ検出器134の出力にエラー信号が与
えられず、VCOが位相を変えずに“空転”でき
るようにする。
PLLの低域フイルタ116はライン132及
び136に与えられたデジタル位相エラー信号、
並びにFAST LOCK信号を受け入れ、そしてこ
れらの信号から、VCO112の周波数制御入力
144を駆動するアナログ信号を発生する。前記
したように、ループフイルタ116は2重利得低
域フイルタである。FAST LOCK信号が低状態
である時は、スイツチ146及び148が開成
し、従つて抵抗152及び154は回路に接続さ
れない。データが進んでいる場合には、VCOが
低過ぎる周波数で作動している。この周波数を上
げるため、ライン132の位相エラー信号はスイ
ツチ156を閉成せしめ、演算増巾器162の反
転入力158を抵抗164を経て−5ボルトの源
に接続せしめる。これとは逆に、データが遅れの
場合には、VCOが高過ぎる周波数で作動してい
る。この周波数を下げるため、ライン136の遅
れデータ位相エラー信号はスイツチ174を閉成
しそして演算増巾器162の反転入力を抵抗17
2を経て+5ボルトの源に接続せしめる。演算増
巾器162の非反転入力159は接地されてお
り、そしてその出力168は直列フイードバツク
路に於いてはキヤパシタ126及び抵抗166を
経て反転入力158に接続されている。抵抗16
6の抵抗値をR1と称しそして抵抗164及び1
72の抵抗値をR2と称すると(即ち、対称的に
するためには、これら2つの抵抗の抵抗値が等し
い)、ループフイルタは抵抗166及びキヤパシ
タ126の時定数に比べて短い時間に対して利得
−R1/R2を得る。
スイツチ156が閉じた状態では(即ち、進み
データの場合には)、演算増巾器の反転入力端子
158に負電圧が供給される。これはループフイ
ルタの出力168及びVCOの入力端子144に
正の電圧を生じさせる。VCOの入力(即ち周波
数制御)端子に生じるこの正電圧はVCOの出力
の周波数を増加せしめる。それと反対に、スイツ
チ174が閉じた状態では(即ち、遅れデータの
場合には)、演算増巾器の反転入力端子に正電圧
が供給される。これはVCOの入力に負電圧を生
じさせ、それによりVCO出力の周波数を下げさ
せる。
FAST LOCK信号が存在する(即ち高レネル
である)時は、スイツチ146及び148が閉
じ、抵抗152及び154を抵抗172及び16
4に各々並列に入れる。従つてループフイルタの
利得は増加する。抵抗152及び154が各々抵
抗値R3を有するとすれば、増巾器の利得は−
R1/R4となる。但し、R4はR2及びR3の有効並
列抵抗値を指し、即ち R4=R2R3/R2+R3 である。典型的には、R3の値がR2の値の約1/4
である。従つて高速固定モードでのループ利得は
固定状態保持低利得モードでのループ利得の約5
倍である。位相固定状態を獲得するのに用いられ
る高い利得は磁気デイスク読取装置の単一利得
PLLの通常の利得より大きい。これは装置がシ
ングル密度の見出しフイールドとダブル密度のデ
ータフイールドとの間で前方及び後方にシフトす
る時に装置が速かに位相固定できるようにする。
低い利得はデイスク追従ループに対する通常の値
よりも小さく、これは位相固定状態保持レンジを
増加し且つビツトずれに対する敏感さを小さくす
る。この後者の特性はダブル密度の記録体の場合
の接近したビツト間隔(従つて大きなビツトず
れ)によつて特に必要とされるものである。
データ分離器36が第4図にブロツク図の形態
で示されている。前記したように、このデータ分
離器の機能は情報ビツトと同期ビツトとのインタ
ーリーブされた流れを“デマルチプレクス”する
ことである。この目的のため、データ窓信号発生
器202によつてデータ窓信号が発生される。デ
ータ窓信号発生器はPLLからのCLK信号をその
入力として受け取り且つデータ分離制御ユニツト
205からライン204を経て開始信号を受け取
り、データ窓信号の位相を制御する。データ窓信
号発生器の出力にあるライン206に与えられた
データ窓信号DATA WINDOWは、情報(即ち
データ)ビツトが予想される時間中は高レベルで
あり且つ同期ビツトが予想される時間中は低レベ
ルであるような形態にされる。データ窓と同期ビ
ツトの流れとの同期取りは、プレアンブル中に受
け取られる“1”はどれも同期ビツトを表わして
いなければならないということを利用することに
よつて達成される。プレアンブル中はデータ窓信
号が存在する(即ちDATA WINDOW信号が高
レベルである)時に“1”が受け取られ、この
“1”は同期ビツトとして自動的に処理される。
これはデータ窓がデータビツトの流れとは位相ず
れしていることを意味するので、データ分離抑制
ユニツト205は窓開始信号をライン204に与
え、DATA WINDOW信号を180゜ずらしそして
それを正しい位相状態にする。
DATA WINDOW信号及びデータゲートから
のDG信号はデータビツト分離器208及び同期
ビツト分離器212へ与えられる。データビツト
分離器212はDATA WINDOW信号が高レベ
ルである時にデータビツトを捜し、一方同期ビツ
ト分離はDATA WINDOW信号が低レベルであ
る時に同期ビツトを捜す。DATA WINDOW信
号は、リード176のVCO出力信号と共に読み
取りストローブパルス発生器213にも送られ
る。読み取りストローブパルス発生器213は
DATA WINDOW信号が高レベルになる時にそ
の先縁と同期して比較的狭い(即ち、数百ナノ
秒)パルスを与える。このパルスは、データを供
給する制御ユニツト(図示せず)に、この時デー
タビツトを読み取つてもよいことを指示するのに
用いられる。
データビツト分離器208及び同期ビツト分離
器212の出力は1対の同期装置214及び21
6に各々与えられる。同期装置214は、ライン
222に与えられるトリガパルスの先縁と同期し
て、その出力に、分離されたデータビツトを与え
る。ライン222の波形は 信
号とナンド(否定論理積)されたCLK信号より
成る。従つて検出されたデータビツトは、CLK
信号中の次に続くビツトの先縁に於いて同期装置
214の出力に現われる。それに対して、同期装
置216に対するライン224のトリガ信号は
DATA WINDOW信号とナンドされたCLK信号
より成る。従つて、検出された同期ビツトは、次
に続く同期ビツトの先縁であつて、且つDATA
WINDOW信号が高レベルである時に、同期装置
216の出力に現われる。この同期作動は或るタ
イミングの不正確さ及びジツターをなくすために
行なわれる。分離されそして同期されたデータビ
ツト及び同期ビツトは次いでデータ/同期レジス
タ・論理ユニツト217に送られ、このユニツト
はデータフイールドのシングル又はダブル密度デ
ータをデコードするためのデコードアルゴリズム
を実行する。このアルゴリズムは、シングル及び
ダブル密度データフイールドに対するコード化及
びデコードの概念を示すために参考としてここに
引用した“複数密度で磁気デイスクにデータを記
録する技術”と称する本出願人の前記米国特許出
願に詳細に述べている。
データ窓信号発生器に開始信号を与えるのに加
えて、データ分離制御ユニツト205は読み取り
ストローブパルス発生器213及びデータ/同期
レジスタ・論理ユニツト217の制御も行なう。
データ分離制御ユニツトの読み取りストローブ開
始部分205Cは、FAST LOCK信号が高レベ
ルである時に読み取りストローブパルスが発生さ
れない様にするため読み取りストローブパルス発
生器213に信号を与える。データ分離制御ユニ
ツトの別の部分、即ち密度選択同期装置・制御装
置205b、はシステム制御器を介して利用者に
より与えられたRD 2F信号に応答してMFM信号
を発生する。このMFM信号はPLLの÷Nカウン
タ114に送られ且つライン219を経てデー
タ/同期レジスタ・論理ユニツト217に送られ
る。基本的には、RD 2F信号が低レベルである
時に、利用者(即ちプログラマ)は、データフイ
ールドをシングル密度記録体として読み取るべき
であることを指示する。従つてMFM信号も低レ
ベルでなければならない。もちろん高レベルの
RC 2F信号については逆のことが云える。密度
選択同期装置・制御装置はMFM信号がデータフ
イールドのみに対して高レベルである様にする。
以上、ブロツク図を参照して装置の説明を行な
つたが、本発明の詳細な実施例について以下に述
べる。第5図はプレアンブル検出器34の詳細な
論理図を示している。プレアンブル検出器はその
“前端”でデータゲート28からの入力信号DG
を受け取る。システム制御器(図示せず)からラ
イン42に与えられるMATNT MODE信号の
2進状態に基づいて、データゲート28はその出
力信号(ナンドゲートE373のピン8)とし
て、ライン32に、ライン24のRD DATA信
号か又はライン38のWT DATA信号かのいず
れかを与える。前者はMAINT MODE信号が低
レベルである時に与えられ、後者はMAINT
MODE信号が高レベルである時に与えられる。
前記したように、このMAINT MODE信号は、
システムが読み取りチエーンからのデジタル化さ
れた読み取り信号出力か又は特殊なテストシーケ
ンス信号WT DATAかのいずれかに基づいて作
動できるようにする制御信号である。これはプレ
アンブル検出器、位相固定ループ及びデータ分離
器の機能を、既知の性質の信号パターンに応答し
て評価できるようにする。
データゲート28からの出力信号DGはプレア
ンブル検出器34の4つの位置に送られる。即
ち、これはナンドゲートE390の一方の入力
と、データ検出器フリツプ−フロツプE400の
クロツク端子と、ナンドゲートE381の一方の
入力と、フリツプ−フロツプE401のクロツク
入力とである。ナンドゲートE390は、システ
ム制御ユニツト(図示せず)により与えられた信
号LOCK CLKをその他方の入力として受け取
る。このLOCK CLK信号は位相エラー検出器、
PLL及びデータ分離器の作動を制御する。この
信号は、高レベルである時、位相エラー検出器を
作動し、次いでPLL及びデータ分離器を作動す
る。又、この信号は、低レベルである時は、位相
エラー検出器をリセツトせしめ、それにより
PLL及びデータ分離器を禁止せしめる。この
LOCK CLK信号が高レベルである時は、ゲート
E390のピン8の出力が、その入力ピン10に
与えられたDG信号の否定型である。ゲートE3
90の出力はプレアンブル窓信号発生器48を構
成するカウンタE35のロード(LD)端子に接
続される。このカウンタE35は例えば型式
74LS193集積回路4ビツトアツプ/ダウンカウン
タである。このカウンタE35のロード端子に低
レベルが印加される時は、このカウンタがリセツ
トせしめられ、即ち入力端子D0乃至D3にカウ
ントがそれに対応する出力端子R0乃至R3に転
送せしめられる。従つてプレアンブル窓信号発生
器はLOCK CLK信号が高レベルである時に信号
DGによつてリセツトされ、LOCK CLK信号が
低レベルになると、ゲートE390の出力(即ち
ピン8)はDG信号の状態に拘りなく高レベルの
ままである。
スタート/ストツプ発振器52はナンドゲート
E391と、バツフアE340と、遅延線E33
と、抵抗R22とを有した一般型の再循環遅延線
発振器である。所望位相の出力信号を得るために
インバータE520も設けられている。ナンドゲ
ートE391のピン12に於いてこの発振器に与
えられる遷移状態は、ゲートE391のピン12
が高レベルであれば、ゲートE391の出力ピン
11に反転形態で現われる。この反転された遷移
は、バツフアE340及び遅延線E33を介して
循環され、遅延線E33によつて与えられる若干
の遅延の後、ゲートE391のピン13に現われ
る。ナンドゲートE391のピン12がまだ高レ
ベルであれば、このゲートの出力は再び状態を変
える(元の状態へ)。この状態変化は遷移を生じ、
これもバツフアE340及び遅延線E33を経て
伝搬してゲートE391のピン13に現われる。
この一連の事象はナンドゲートE391のピン1
2の信号が低レベルになるまで数回繰り返され、
ナンドゲートE391の出力に方形波発振を与え
る。インバータE520の入力(即ちピン13)
は発振器のフイードバツク路の適当な点、例えば
ゲートE391の出力、に接続されそしてライン
54に発振器出力信号を与える。この出力信号は
カウンタE35をクロツクするに適した位相を有
する。もちろん、ゲートE391のピン12の信
号が低レベルになると、発振器52は停止する。
インバータE520のピン12から得られるス
タート/ストツプ発振器の出力はプレアンブル窓
信号発生器48に与えられる。スタート/ストツ
プ発振器52は例えば約5MHzの如き高い周波数
で作動する。この周波数の信号の周期は200ナノ
秒である。然し乍ら、方形波の各サイクルは2つ
の次々の遅延インターバルを含むので、遅延線E
33により与えられる伝搬遅延はこの量の半分で
あることを必要とするに過ぎない。スタート/ス
トツプ発振器の周波数はデータの周波数よりも著
しく高いので、プレアンブル窓信号発生器48は
モジユロ15カウンタE35を使用しており、これ
はスタート/ストツプ発振器信号の周期の倍数
(即ち15倍)の時間巾を有する窓信号を出力ライ
ン56に与える。このカウンタのロード入力即ち
ピン11が低レベルである時には、カウンタに2
進数パターン0101がロードされる。この時カウン
タは、カウントアツプ(CUP)入力即ちピン5
にパルスを受け取るたびにインデツクスする(即
ちカウントアツプする)。その後の第11番目のカ
ウントの際に、カウンタはオーバーフローし、そ
して桁上げビツト(CRY)がピン12に現われ
る。この桁上げ出力は通常高レベルであるが、桁
上げビツトが生じた際に低レベルとなる。これは
ナンドゲートE391の入力ピン12へ低レベル
信号を印加し、そしてナンドゲートE390から
カウンタE35のロード入力にリセツト信号が現
われるまで発振器52を停止させる。又、桁上げ
出力はライン56にプレアンブルビツト窓信号を
与える。このプレアンブルビツト窓信号はフリツ
プ−フロツプE400のD入力即ちピン12に与
えられる。又、このフリツプ−フロツプE400
のクロツク入力即ちピン11にはDG信号が与え
られる。従つて、このDG信号の下降(即ち高−
低)縁は、ライン56の信号をフリツプ−フロツ
プE400の出力“ダンプ”せしめ、その出力
端子に反転状態で現われるようにせしめる。従つ
て、フリツプ−フロツプE400は本質的に第2
図のデータ検出器58に相当する。フリツプ−フ
ロツプE400からの出力信号はライン62を
経てオアゲート64の一方の入力に与えられる。
又、オアゲート64は第4バイトカウンタにより
送られた 信号を、ライン68を経
てその別の入力として受け取る。オアゲート64
の出力はアンドゲートE380の一方の入力に接
続され、このアンドゲートはその第2入力として
LOCK CLK信号を受け取る。アンドゲートE3
80の出力は第1バイトカウンタE32及び第4
バイトカウンタE31の両方のロード入力(ピン
11)に接続され、且つD型フリツプ−フロツプ
E401のクリヤ入力(ピン1)にも接続され
る。有効なプレアンブル中に存在する非零(即ち
高レベル)ビツトのみが同期ビツトであるから、
ライン56の窓信号はフリツプ−フロツプE40
0がクロツクされる時は低レベル状態でなければ
ならない。然し乍ら、情膜ビツトが存在する場合
はこれもデータ検出器のフリツプ−フロツプE4
00をクロツクする。然し、、ライン56の窓信
号は情報ビツトインターバル中は高レベルでなけ
ればならず、フリツプ−フロツプの否定出力を
してライン62に低レベル信号を与えるようにし
なければならない。これは次いでオアゲート64
の出力を低レベルに至らしめ(プレアンブル中は
ライン68の 信号が低レベルでな
ければならないので)、アンドゲートE380の
出力を低レベルにせしめる。それ故、カウンタE
31及びE32のロード入力並びにフリツプ−フ
ロツプ401のクリヤ入力には低レベル信号が現
われる。第1バイト及び第4バイトカウンタE3
2及びE31のロード入力(即ち、これら両カウ
ンタに対して型式74LS193カウンタを用いるとす
ればピン11)の低レベル信号はそれらの出力R
0乃至R3にそれらの入力D0乃至D3のビツト
値を、全て零の値を、ロードせしめる。従つてプ
レアンブル検出器が作動している間に高レベルの
データビツトが感知された場合には、プレアンブ
ル検出器はバイトカウンタに対して零カウントに
自動的にリセツトされる。アンドゲートE380
の各々の入力に低レベル信号がある場合は同じ作
用をもたらすから、LOCK CLK信号が低レベル
になる場合はバイトカウンタもリセツトされる。
ロード入力端子が解除されると(即ち、高レベ
ルになると)、カウントアツプ入力即ちピン5の
高−低遷移各々はカウンタE32を1カウントだ
け増加せしめる。第1バイトカウンタE32を制
御するためにカウントアツプ入力に印加される信
号はDG信号とFAST LOCK信号との論理和であ
り、これはアンドゲートE381の出力によつて
送られる。従つて、プレアンブルの第1バイト中
の様に、FAST LOCK信号が高レベルである状
態は、第1バイトカウンタE32の出力がDG信
号の各次々の同期ビツトと共に増加する。プレア
ンブルの第1バイトの第8ビツトはカウンタE3
2の23(即ちR3)出力、即ちピン7に高レベル
を生じさせる。この出力はオアゲートE361の
1方の入力に印加される。オアゲートE361の
出力はフリツプ−フロツプE401のD入力に接
続される。フリツプ−フロツプE401のQ出力
はオアゲートE361の第2入力へ接続される。
従つてフリツプ−フロツプE401の機能はプレ
アンブルに於いて第1の0バイトを検出した際に
ラツチすることであるということが理解されよ
う。従つてフリツプ−フロツプE401は禁止信
号INHIBIT信号を与える。信号極性を定めるこ
とにより、フリツプ−フロツプE401のQ出力
は信号を発生し、一方その出力は
INHIBIT信号を発生する。
第16番目の連続低レベルビツト(即ち、プレア
ンブルの第2全バイトの最後のビツト)は第1バ
イトカウンタE32の桁上げ出力を高レベルに至
らしめる。この桁上げ出力はインバータE261
の入力に接続される。インバータE261の出力
は第4バイトカウンタE31のカウントアツプ
(CUP)入力に接続される。従つて第1バイトカ
ウンタE32の桁上げ出力(第16番目のビツト)
における高−低状態変化は低−高遷移を第4バイ
トカウンタE31のカウントアツプ入力に印加せ
しめ、これは第4バイトカウンタが初期カウント
0からカウント1だけインデツクスする様にせし
める。この桁上げ出力は短時間だけ低レベルに保
持され次いで高レベル状態に戻る。16個のビツト
の後(即ち、プレアンブルの第4バイトの終り
に)、反転“1”が検出されないとすれば、第1
バイトカウンタの桁上げ出力は再び低レベルに至
り、第4バイトカウンタをしてもう1度インデツ
クスせしめる。これは第4バイトカウンタの21
力即ちR1を高レベルに至らしめ、4つの次合の
0バイト即ち有効なプレアンブルが検出されたこ
とを信号せしめる。FAST LOCK信号はカウン
タE31のR1出力からインバータE263を経
て導出され、そしてその否定型はR1出力から直
接与えられる。従つてFAST LOCK信号はプレ
アンブルの探捜中初期的に高レベルであり、そし
て第4番目の0バイトの終りに即ちプレアンブル
が確認された際に低レベルになる。このFAST
LOCK信号が低レベルになると、アンドゲートE
381の出力が低レベルとなり、そこからDG信
号を効果的に遮断しそして第1バイトカウンタE
32のそれ以上のインデツクス作動を阻止する。
FAST LOCK信号がオアゲート64の1方の入
力に印加されるので、オアゲート64の出力はプ
レアンブルの第4バイトの終りに高レベルにな
る。オアゲート64の出力はアンドゲートE38
0の1方の入力であるから、アンドゲートE38
0の出力はその他方の入力のLOCK CLK信号と
同じになる。LOCK CLK信号が低レベルになる
と、アンドゲートE380の出力も低レベルにな
る。これは次いでカウンタE32及び31並びに
フリツプ−フロツプE401をリセツト(即ち、
クリヤ)する。
本発明の位相エラー検出器を使用する磁気デイ
スク読取装置に対する適当な位相固定ループの詳
細な回路図が第6A図及び第6B図に示されてお
り、これについて以下に説明する。第6A図に示
された回路は第6B図に示された回路に、点Aで
接続されるということを理解されたい。
位相エラー検出器即ち位相比較部110は、
DG信号の各同期ビツトと、それに対応してVCO
の出力から導出されたCLK信号の内部発生クロ
ツクビツトとの間の位相(時間)の進み又は遅れ
の程度を測定する。同期ビツトが、それに対応す
る内部発生クロツクビツトより早目に受け取られ
た時に生じる事象を先ず考えることによつて位相
エラー検出器の作動を説明する。この状態は進み
データ検出器128によつて検出される。先ず初
め、プレアンブルの第1バイト中と同様に、
INHIBIT信号が高レベルであると仮定する。こ
のINHIBIT信号が低レベルになると、
信号が高レベルとなりそして信号がオアゲ
ート241の出力へとゲートされ、フリツプ−フ
ロツプE121のクリヤ入力端子へと接続され
る。従つて、第1のビツトは、INHIBIT信
号の状態が変化した後にフリツプ−フロツプE1
21をクリヤする。次いで同期ビツトがライン3
2のDG信号に現われ、ライン32はフリツプ−
フロツプE121のクロツク入力に接続される。
この同期信号が、それに対応するCLK信号のビ
ツトよりも進むと仮定しているので、フリツプ−
フロツプE121のD入力に接続された信
号はこのフリツプ−フロツプがその同期ビツトに
よつてクロツクされる時に高レベルでなければな
らない。それ故、高レベル信号がフリツプ−フロ
ツプE121のQ出力に与えられる。このQ出力
は、信号が低レベルとなつて(即ち、VCC
により送られたクロツクビツトが到着して)、ア
ンドゲートE241の出力を低レベルにせしめて
フリツプ−フロツプE121をクリヤするまで高
レベルのままである。従つて進みデータ検出器の
フリツプ−フロツプE121のQ出力は、DG信
号の同期ビツトと、VCOにより与えられた対応
のクロツクビツトとの間の時間遅延に等しい時間
中高レベルである。以下に述べる様に遅れデータ
予想器によつて使用するため逆位相信号がフリツ
プ−フロツプE121の出力によつてライン5
04に与えられる。
フリツプ−フロツプE121のQ出力はライン
502を経てナンドゲートE191の1方の入力
及びインバータE31の入力に与えられる。
FAST LOCK信号が高レベルであれば、ライ
ン502の信号が高レベルの場合にナンドゲート
E191の出力は低レベルとなる。それと同時に
ダイオードD5はオフにされそしてダイオードD
6はオンにされ、演算増巾器162の反転入力1
58をこのダイオードD6及び抵抗154を経て
−5ボルト源へ接続する。同様に、インバータE
31の出力に現われる低レベル信号はダイオード
D7をオフにしそしてダイオードD8をオンに
し、反転入力158をこのダイオードD8及び抵
抗154を経て−5ボルト源へ接続する。これら
の状態の下では抵抗154及び164が実際上並
列となる。然し乍ら、FAST LOCK信号が低レ
ベルである場合には、ナンドゲートE191の出
力が高レベルとなつてダイオードD5をオンにし
且つダイオードD6をオフにし、従つて抵抗16
4は増巾器162から切断される。
遅れデータ予想器138はオアゲートE11、
ノアゲートE91及びD型フリツプ−フロツプE
122より成る。オアゲートE11の1方の入力
即ちピン13はINHIBIT信号を受け取る。オア
ゲートE11の他方の入力は抵抗506を経て共
通接地点へ接続され且つキヤパシタ508の1方
の端子へ接続される。キヤパシタ508の他方の
端子は信号源20に接続される。キヤパシ
タ508及び抵抗506は基本的な微分回路網を
構成しそしてパルス縁の伝搬に対して若干の遅延
を与える。オアゲートE11の出力はノアゲート
E91の1方の入力に接続される。ノアゲートE
91の他方の入力はDG信号を送るライン32に
接続される。ノアゲートE91の出力はフリツプ
−フロツプE122のクリヤ端子に接続される。
フリツプ−フロツプE122のD入力はライン5
04に接続されそしてフリツプ−フロツプE12
1の出力信号を受け取る。CLK信号はフリツ
プ−フロツプE122をクロツクするのに用いら
れる。最初、INHIBIT信号が高レベルである場
合は、オアゲートE11の出力信号は高レベルで
ありそしてノアゲートE91の出力は低レベルで
あり、フリツプ−フロツプE122をクリヤす
る。INHIBIT信号が低レベルになると、フリツ
プ−フロツプE122へのクリヤ入力の信号は、
DG信号にビツトが現われるか又はオアゲートE
11の入力ピン12に高レベル信号が現われるま
で、高レベルとなる。オアゲートE11の入力ピ
ン12に高レベル信号が現われるのは、信
号の立上り(即ち後縁)ビツトの若干後で生じる
CLK信号はアンドゲートE241を経てフリツ
プ−フロツプE121をクリヤし、ライン504
に高レベル信号を与える。CLK信号の下降縁に
於いてフリツプ−フロツプE122はクロツクさ
れそしてそれにより高レベル信号がそのQ出力に
現われる。従つてフリツプ−フロツプE122の
Q出力に与えられる信号は、データビツトが進ん
でおらず且つデータビツトが遅れることが予想さ
れるという指示を構成する。それ故、フリツプ−
フロツプE122のQ出力の信号をデータ遅れ予
想ANTICIPATE DATA LATE信号と称する。
このデータ遅れ予想信号は遅れデータ検出器のフ
リツプ−フロツプE111のD入力並びにダイオ
ードD2のカソードに与えられる。
このデータ遅れ予想信号が高レベルである時は
ダイオードD2が逆バイアスされてオフにされ
る。これは遅れワンシヨツトマルチバイブレータ
142をオンにせしめる。この遅れワンシヨツト
マルチバイブレータはデータビツトが遅れている
時間に等しい長さのパルスを発生する。データビ
ツトが到着した場合にはそれが遅れデータ検出器
134のフリツプ−フロツプE111をクロツク
し、そのD入力の高レベルをQ出力へ“ダンプ”
する。又、このデータビツトはノアゲートE91
を経てフリツプ−フロツプE122をクリヤし、
データ遅れ予想信号を低レベル状態にせしめる。
フリツプ−フロツプE111は、遅れデータビツ
トがクロツクビツトに対して遅れたのと同程度だ
けその遅れデータビツトより遅い時期に遅れワン
シヨツトマルチバイブレータ142によつてクリ
ヤされる。
特に、データ遅れ予想信号が高レベルとなつて
ダイオードD2を開く時は、キヤパシタC4がト
ランジスタQ1及び抵抗R3を経て+12ボルトの
源から一定の割合で充電される。従つて、ダイオ
ードD2が開いた後のいかなる時間にもキヤパシ
タC4の電荷はその充電時間に比例する。遅れデ
ータビツトが最終的に到着した時は、データ遅れ
予想信号が低レベルとなりそしてダイオードD2
は順方向バイアスされる。点512(ダイオード
D2のアノードと、トランジスタQ1のコレクタ
と、キヤパシタC4の第1端子との結合点)の電
圧は非常に低い電位へと急激に降下する。それに
対応して、キヤパシタC4間の電圧継続性が、同
様の電圧変化を点514(キヤパシタC4の第2
端子とトランジスタQ2及びQ3のコレクタとの
結合点)に生じさせる。これは点514に負電圧
を生じ、それによりトランジスタQ3のベース−
エミツタ接合を逆バイアスしてこのトランジスタ
をオフにする。この時キヤパシタC4はトランジ
スタQ2及び抵抗R4を経て放電を行なう。抵抗
R3とR4には同じ電位が保持され、そしてこれ
ら抵抗は同じ値であるから、トランジスタQ2に
流れる放電電流はトランジスタQ1により送られ
た充電電流と同じ値に保持され、従つてキヤパシ
タC4が放電するに要する時間はこれが充電した
のと同じ時間であり、即ち遅れデータビツトの位
相エラーに相当する時間である。キヤパシタC4
が放電する時はトランジスタQ3が再びオンにさ
れそして速かに飽和し、そしてトランジスタQ3
のコレクタ及びこれに接続されたノアゲートE9
1の入力ピン2に低レベル信号を発生する。ノア
ゲートE91の第2の入力端子即ちピン3は抵抗
R6を経て通常低レベルに接続され、従つてノア
ゲートE91の出力を低レベルから高レベルに切
換させる。この遷移はキヤパシタC6及び抵抗R
7より成る結合微分回路網を経てインバータE3
2の入力に印加される。インバータE32の出力
はこの時低状態へと切換わり、そしてこの出力は
フリツプ−フロツプE111のクリヤ入力に接続
されているから、このフリツプ−フロツプをクリ
ヤしそしてライン516に与えられた遅れデータ
パルスを終了させる。
キヤパシタC5及び抵抗R6より成る結合微分
回路網を経てノアゲートE91の入力ピン3に接
続されるDG信号も同様に、トランジスタQ3が
カツトオフされた時にフリツプ−フロツプE11
1をクリヤせしめるということに注意されたい。
データビツトが完全に欠けている時は、通常の
速度よりも急速にキヤパシタC4を放電するため
の更に別の手段が設けられている。これらの状態
の下では、フリツプ−フロツプE111の出力
の信号が低レベルになり、そしてこれに接続され
たバツフアE341の入力も同様に低レベルにな
る。然し乍ら、点518(バツフアE341の出
力と、E342の出力と、抵抗R2と、ダイオー
ドD1のアノードとの結合点)は、バツフアE3
42の入力が低レベルであるので低レベルとな
る。従つてダイオードD1は逆バイアスされる。
然し、信号が高レベルになると、オアゲー
トE11の出力が非常に単時間に高レベルにな
り、バツフアE342の入力を高レベルに引つ張
りそして点518も高電圧レベルに至らしめる。
これはダイオードD1を順方向バイアスせしめ且
つ付加的な放電電流を抵抗R2、ダイオードD1
及びトランジスタQ2を経てキヤパシタC4へ供
給せしめてキヤパシタC4の放電に要する時間を
減少させる。
以上、本発明の位相エラー検出器の構成と動作
について説明してきたが、理解をより容易とする
ために、その全体動作について以下にまとめて説
明しておく。
本発明の位相エラー検出器110は、進みデー
タおよび遅れデータを検出し欠落データパルスを
補償するものである。この位相エラー検出器11
0は、進みデータパルスに対しては正であり、遅
れデータパルスに対しては負であり、欠落データ
パルスに対しては禁止されているような出力信
号、すなわちエラー信号を発生する。この位相エ
ラー検出器110は、進みデータ検出器128
と、遅れデータ検出器134と、遅れデータ予想
器138と、ワンシヨツトマルチバイブレータ1
42とからなつている。
進みデータ検出器128は、進みデータパルス
に応答してデータ進み信号を発する。この検出器
が後で局部発生クロツクパルスを受信するとき、
この検出器は、そのデータ進み信号の発生を止め
る。このようにして、この進みデータ検出器12
8は、そのデータパルスがそのクロツクパルスに
先立つ時間に相当するある時間期間の間、データ
進み信号を発生する。このデータ進み信号に応答
して、関連回路が正の位相エラー信号を発生す
る。この正の位相エラー信号は、そのクロツク信
号を供給する電圧制御発振器を制御する電圧制御
信号を調整するのに使用される。
また、遅れデータ検出器134は、遅れデータ
パルスに応答して、すなわち、データパルスがク
ロツクパルスの後で受信されたことに応答して、
そのデータパルスが予想されるクロツクパルスに
遅れる時間に等しいある時間期間の間、データ遅
れ信号を発する。この遅れデータ検出器134
は、遅れデータ予想器138およびワンシヨツト
マルチバイブレータ142と関連して動作して、
欠落データパルスに対してはそのデータ遅れ信号
を発しないようにする。
データパルスがクロツクパルスの前に発生しな
いときには、遅れデータ予想器134が予想遅れ
データ信号を発する。この予想遅れデータ信号
は、遅れデータ検出器およびワンシヨツトマルチ
バイブレータ142におけるキヤパシタ充電回路
の両者をイネーブルする。もし、データパルスが
単に遅れているだけで、欠落しているのではない
ならば、イネーブルされた遅れデータ検出器13
4は、そのデータパルスを検出するときに、その
データ遅れ信号を発する。同時に、遅れデータ予
想器は、その予想遅れデータ信号の発生を止め、
ワンシヨツトマルチバイブレータ142が、その
キヤパシタを充電した速度に等しい速度でそのキ
ヤパシタを放電させ始める。
そのキヤパシタが放電させられたとき、ワンシ
ヨツトマルチバイブレータ142は、その遅れデ
ータ検出器をデイスエーブルし、その検出器がそ
のデータ遅れ信号の発生を止めるようにさせる。
このようにして、そのデータ遅れ信号は、そのデ
ータパルスが遅れていた時間の長さに等しい長さ
の時間の間、発生される。このデータ遅れ信号
は、関連回路によつて、負の位相エラー信号に変
換される。その負の位相エラー信号は、そのクロ
ツク信号を供給する電圧制御発振器の制御電圧を
調整するのに使用される。
もし、データパルスが欠落していて、単に遅れ
ているだけでないような場合には、この位相エラ
ー検出器は、予想されるデータパルスの代わり
に、第2の相続くクロツクパルスを受信する。こ
の第2のクロツクパルスの受信に応答して、遅れ
データ予想器は、その予想遅れデータ信号の発生
を止め、ワンシヨツトマルチバイブレータ142
が、そのキヤパシタを、その充電速度以上の速度
で放電させる。
こうして、位相エラー検出器は、データパルス
がクロツクパルスと比較して進んでいるか遅れて
いるかする場合に、正および負の位相エラー信号
を発生する。また、この位相エラー検出器は、欠
落データパルスに対する補償をも行うものであ
り、データパルスを介在せずに相続くクロツクパ
ルスを受信するときには、負の位相エラー信号の
発生を抑制する。
ライン516の遅れデータ信号が高レベルであ
る時は、バツフアE181の入力が高レベルであ
り、そしてこれはこのバツフアの高レベル出力を
生じさせる。それ故ダイオードD3は順方向バイ
アスされそして増巾器162の反転入力158は
抵抗152を経て+5ボルト源に接続される。ラ
イン516の信号はバツフアE182の入力にも
送られる。然し乍ら、バツフアE182の出力
は、バツフアE183の出力も高レベルである場
合しか高レベルにならない。バツフアE183の
状態はその入力に送られるFAST LOCK信号に
よつて制御される。このFAST LOCK信号が高
レベルであれば、バツフアE183の出力は高レ
ベルであり、そしてダイオードD4は順方向バイ
アスされ、従つて増巾器162の反転入力158
は抵抗172を経て+5ボルト源に接続される。
然し乍ら、FAST LOCK信号が低レベルであれ
ば、バツフアE183の出力は低レベルであり、
ダイオードD4は順バイアスされ、従つて抵抗1
72は増巾器162の反転入力から切断される。
従つて、位相固定ループ低域フイルタの増巾器
162の反転入力158である点Aにはパルス巾
変調された信号が現われる。この時のパルス巾は
PLLの÷Nカウンタ114により与えられた
CLK信号の対応ビツトと、ライン32のDG信号
の同期ビツトとの位相エラー量に相当する。パル
スの極性はパルスエラーの方向によつて決定され
る。上記した様に、進みデータは負のパルスを生
じ、そして遅れデータは正のパルスを生じる。基
本的には位相固定ループフイルタ116は、演算
増巾器162、キヤパシタ126及びC8、抵抗
166、並びにダイオードD3,D8,D6,D
4を経て点Aに各々接続される抵抗152,15
4,164,172のいずれかとで構成される能
動的な低域フイルタである。点522(VCOの
入力端子144に接続された)に於けるループフ
イルタ116の出力は、位相エラー検出器により
供給されて増巾器の利得で乗算されたパルス波形
の時間平均化の値を表わすアナログ信号より成
り、然して時間平均化のインターバルは増巾器の
応答性により決定された時間周期に限定されてい
る。
PLL、及び特にその低域フイルタ116は、
非常に広範な作動パラメータを受け容れる様に設
計されているということに注意されたい。特に、
これらは6500FCIより大きな磁束反転密度に於い
て少なくとも15%のビツトずれを受け容れ且つ約
6%までのデイスク再生周波数変動を受け容れ
る。この後者の状態について述べると、6%とい
う数字は特にデイスクの交換に関連して生じる速
度変動に関するものであることに注意されたい。
読み取りヘツド(単数又は複数)に於ける信号の
正弦波周波数は公称約125KHz乃至約250KHzの範
囲であり、それに対応して、読み取りチエーンの
出力に於けるデジタル化信号の周波数は、ダブル
及びダブルの両密度のエンコード化に対して、
250KHzから500KHzまで変化する。全体に亘つて
追従することのできるPLLの動的応答は本質的
にループフイルタによつて与えられ且つループフ
イルタに於いて制御され、VCOではあまり制御
されない。
このPLL設計の顕著な特徴は、高速同期(即
ち、獲得)できることにある。PLLは、位相固
定を得るために見出しフイールド又はデータフイ
ールドの前の6バイトプレアンブルの中の3バイ
トが許容されている。従つて位相固定の獲得には
実際上24ビツトしか利用できない。というのは、
プレアンブルのその他のビツトはクロツクビツト
だからである。低域フイルタの直流利得はこの3
バイトの獲得時間中に増加され、従つて周波数変
動の±6%の全レンジに亘つて位相固定を保障す
ることができる。更に添付図面に示された構成は
低利得モードが使用される時の公称デジタル化再
生周波数の10%下から10%上まで延びた獲得レン
ジを与える。そして全獲得レンジに亘つて、34マ
イクロ秒未満の位相固定獲得が確保される。この
獲得時間内では、位相エラーが初期位相エラーの
6%未満に減少される。
本発明の位相エラー検出器を使用する位相固定
ループは、シングル密度データフイールドの場合
は約32%までそしてダブル密度データフイールド
の場合は15%までのビツトずれがあるようなデー
タフイールドに於いて位相固定状態を保持すると
いうことを更に注意されたい。2つの密度割合に
於いて受け容れることのできるビツトずれが相違
することは、ダブル密度のデータフイールドをデ
コードする場合、VCOから導出されたクロツク
出力信号がデータ周波数の2倍で続かねばなら
ず、これが、ダブル密度の場合の許容ビツトずれ
を、シングル密度データフイールドの場合の許容
できるものの半分に減少してしまうからである。
又、デイスクの加速度エラーは、約50マイクロ秒
の時間に亘り約2%というところまで受け容れら
れる。
キヤパシタC8は増巾器162を安定化するた
めに設けられているに過ぎない。増巾器162は
例えば型式LM318演算増巾器である。従つて、
増巾器162のまわりのフイードバツク路は基本
的にその出力端子168から、抵抗166と直列
なキヤパシタ126を経てその反転入力端子15
8へと至る。キヤパシタC8はキヤパシタ126
と抵抗166との直列結合体に並列に接続され
る。更に前記したように、始動状態指示位相エラ
ーを与えるようにループフイルタの作動を開始す
るためスイツチ124がキヤパシタ126間に接
続されている。このスイツチ124は電界効果ト
ランジスタQ4、バツフアE184及び抵抗R1
4より成る。電界効果トランジスタQ4のドレイ
ン及びソース電極はキヤパシタ126の各々の端
子に接続されそしてそのゲート電極はバツフアE
184の出力によつて駆動され、バツフアE18
4は抵抗R14を経て+12ボルトの源に接続され
ている。バツフアE184の入力端子は
INHIBIT信号の源に接続されている。従つて
INHIBIT信号が高レベルであれば、キヤパシタ
126は電界効果トランジスタQ4のソースドレ
イン路を経て放電される。INHIBIT信号が低レ
ベルであれば基本的に電界効果トランジスタQ4
は開路状態を近似する非常に高い抵抗値をキヤパ
シタ126間に与える。
VCO112は一般設計のものであり、従つて
詳細に説明する必要はなかろう。完全な回路図が
第6B図に与えられており、VCOの作動はそこ
から自明であろう。VCOの入力(即ち周波数制
御電圧)は端子144に接続された点522に現
われ、そしてVCOと表示された出力信号は点5
24に与えられる。VCOの作動を制御するため、
INHIBIT信号がバツフアE343の入力に与え
られ、このバツフアE343の出力は点526に
接続される。INHIBIT信号が高レベルであるか、
それに対応的に信号が低レベルである
場合は、バツフアE343の出力が低レベルであ
り、点526の電圧を低レベルに引張りそして電
流源Q6からリード528を経て流れる電流を低
くする。これはキヤパシタC12が充電するのを
阻止し、従つて、VCOが発振するのを阻止し、
一方、INHIBIT信号が低レベルである時は、バ
ツフアE343の出力が高レベルであり、VCO
を機能できるようにする。
÷Nカウンタ114はVCO信号の周波数の1/2
又は1/4の周波数で且つそれと同位相で信号を与
える。D型フリツプ−フロツプE281及びE2
82のプリセツト入力は両方共に信号
に接続されているので、÷Nカウンタはこれら両
フリツプ−フロツプのQ出力が高レベルである状
態で作動を開始する(即ち、これらフリツプ−フ
ロツプE281及びE282のクロツク入力に送
られるVCO信号に応答して)。然し乍ら、信
号を供給するフリツプ−フロツプE282の出
力はフリツプ−フロツプE281のD入力に接続
される。従つてフリツプ−フロツプE281のD
入力の信号は初めは2進0である。シングル密度
フイールドを読み取るべき場合には、信号
が高レベルでありそしてMFM信号が低レベルで
ある。従つてナンドゲートE192の出力は高レ
ベルであり、ナンドゲートE193の出力はフリ
ツプ−フロツプE281のQ出力の信号の否定型
である。ナンドゲートE194の一方の入力はナ
ンドゲートE192の出力に接続されそしてナン
ドゲートE194の他の入力はナンドゲートE1
93の出力に接続され、ナンドゲートE194の
出力はフリツプ−フロツプE282のD入力に接
続される。従つて、シングル密度のデータフイー
ルドを読み取るためには、フリツプ−フロツプE
281のQ出力がフリツプ−フロツプE282の
D入力に“接続”され、それにより、VCO信号
でクロツクされる一般の÷4カウンタをなし、こ
れはその出力としてフリツプ−フロツプE282
のQ及び出力に各々CLK及び信号を与え
る。然し乍ら、MFM信号が高レベルであつて、
ダブル密度のデータフイールドを読み取るべきこ
とを指示する場合には、ナンドゲートE193の
出力が高レベルでありそしてナンドゲートE19
2の出力がCLK信号であり、従つてフリツプ−
フロツプE282のD入力は実際上その出力に
接続される。従つて、フリツプ−フロツプE28
2は2つのクロツク(即ちVCO)パルスごとに
一度トグルし(即ち状態を変え)、それにより一
般の÷2カウンタをなす。
以上の説明により、ここに示した位相固定ルー
プPLLは、完全な位相エラーレンジが−180゜乃至
+180゜であるようなサンプリング位相比較器(即
ち位相エラー検出器)を用いたいわゆる“タイプ
2”サーボシステムであることが理解されよう。
位相エラーはシングル密度割合であつてもダブル
密度割合であつても入力データ割合でビツトをベ
ースとしてサンプルされる。最初の位相固定獲得
時間中に第1の入力データパルスをサンプリング
する前にVCOを不能化することにより、位相エ
ラーは公称VCO周波数とデータ入力周波数との
差に等しいようにされる。更に、このシステムは
最初の位相固定獲得時間中はスキツプ作動を繰り
返さない。というのは、低域ループフイルタの利
得が高く且つ初期位相エラーが90゜未満であるこ
とにより、位相固定が達成される前に180゜まで位
相エラーを累積することが不可能にされるからで
ある。
第7A図及び第7B図に示されたデータ分離器
の回路図を以下に詳細に説明する。密度選択同期
装置・制御装置205b以外は、データ分離制御
ユニツト205の機能的な副成分が回路全般に亘
つて分布されており、個々に形成可能なブロツク
として表示されていないことを一般的に注意され
たい。
データ窓信号発生器202はアンドゲートE4
61と、ナンドゲートE392と、D型フリツプ
−フロツプE441とで構成される。アンドゲー
トE461は第1入力として信号をそ
して第2入力としてFAST LOCK信号を受け取
る。従つてアンドゲートE461の出力(即ち、
これが接続されたナンドゲートE392の入力)
は、位相固定ループが位相固定の獲得を試みてい
る時にはプレアンブル中高レベルである。DG信
号はナンドゲートE392の他方の入力に印加さ
れ、従つてその出力はその他方の入力が高レベル
であり且つDG信号が高レベルになつた時に低レ
ベルにせしめられる。ナンドゲートE392の出
力はフリツプ−フロツプE441のクリヤ入力に
接続されているので、フリツプ−フロツプE44
1はプレアンブル中にDG信号によつて繰り返し
クリヤされる。プレアンブルが完了した時は
FAST LOCK信号が低レベルになりそしてナン
ドゲートE392の出力は高レベル状態にせしめ
られてフリツプ−フロツプE441のクリヤ入力
を解除せしめる。その後、フリツプ−フロツプE
441のQ出力はO状態で始まりそしてCLK信
号の各次々の立上り縁或いは信号の各々の
下降縁でトグルする。従つて、ゲートE461及
びE392の機能は、フリツプ−フロツプE44
1の出力がプレアンブルの終了時に適正な位相で
開始するようにすることであることが理解されよ
う。便宜上、フリツプ−フロツプE441のQ出
力に与えられるデータ窓信号はDW信号と称する
ことにする。当然、フリツプ−フロツプE441
の出力は信号を供給する。
データビツト分離器208のアンドゲートE5
11はその第1入力としてCLK信号をそしてそ
の第2入力として信号を受け取る。従つてデ
ータ窓信号が存在しない時にゲートE511の出
力にクロツクビツトが現われる。ゲートE511
の出力はデータ同期装置214のフリツプ−フロ
ツプE501のクロツク入力及びキヤパシタC1
3の第1端子に接続される。キヤパシタC13の
第2端子はインバータE521の入力に接続され
且つ抵抗R23を経て接地される。インバータE
521の出力はフリツプ−フロツプE481のク
リヤ入力に接続され、従つてアンドゲートE51
1を通してゲートされた各クロツクビツトの先縁
に於いて、若干遅延されたパルスが上記クリヤ入
力に与えられて、データビツト間にフリツプ−フ
ロツプE481をクリヤする。フリツプ−フロツ
プE481のD入力はフリツプ−フロツプE44
1のQ出力に接続され、DW信号を受け取る。フ
リツプ−フロツプE481はオアゲートE471
の出力によつてクロツクされ、このオアゲートは
フリツプ−フロツプE481のQ出力及びDG信
号はその入力として受け取る。フリツプ−フロツ
プE481は前記したようにクリヤされているで
あろうから、これはDG信号のデータビツトによ
つて最初にクロツクされる。データ窓信号は、デ
ータビツトが予想されるべき時にのみ存在し(即
ち、DW信号は高レベル)、そして同期ビツトが
DG信号に存在すべき時には存在しないので、Q
出力は高レベルにならねばならない。オアゲート
E471はフリツプ−フロツプE481をこのセ
ツト状態に保持し、その状態がデータ同期装置2
14によつてサンプリングされるまでリセツト即
ちクリヤされないようにする。
データ同期装置214はD型フリツプ−フロツ
プE501を備えただけのものである。このフリ
ツプ−フロツプE501はデータビツト分離器の
フリツプ−フロツプE481のQ出力を受け取
り、そしてCLK信号の次のパルスの際に同じ状
態の信号をそのQ出力に与え、それにより、検出
されたデータビツトをCLK信号と同期させる。
換言すれば、データビツトの検出はフリツプ−フ
ロツプE481のQ出力に高レベルが与えられる
ことによつて指示され、そしてこれがサンプリン
グされて、フリツプ−フロツプE501の出力即
ち点Dに、同期され分離されたデータビツトの流
れを発生するのに用いられる。
同期ビツト分離器212及び同期ビツト同期装
置216はデータビツト分離器208及び同期装
置214と同じであるが、それらの相違点はアン
ドゲートE512が信号ではなくてDW信号
を一方の入力として受け取るということである。
従つて、同期ビツト分離器はデータ窓信号が存在
しない時即ち信号が高レベルである時に同期
ビツトを探捜する。そしてフリツプ−フロツプE
482は次々の同期ビツト間にクリヤされる。そ
れ故フリツプ−フロツプE502のQ出力は同期
され分離された同期ビツトの流れを与える。
読み取りストローブパルス発生器213は1つ
のD型フリツプ−フロツプE431及びアンドゲ
ートE462より成る。フリツプ−フロツプのD
入力及びアンドゲートの一方の入力はDW信号を
受け取る。アンドゲートE462の他方の入力は
フリツプ−フロツプE431の出力に接続され
ている。フリツプ−フロツプE431のプリセツ
ト入力には 信号が印加され、そし
てフリツプ−フロツプE431はVCO信号によ
つてクロツクされる。プレアンブルの位相固定獲
得時間中にFAST LOCK信号が高レベルであれ
ば、フリツプ−フロツプE431はプリセツトさ
れ、従つて高レベル信号がそのQ出力に生じる。
FAST LOCK信号が低レベルになると、プリセ
ツトが解除される。DW信号が低レベルの時は、
フリツプ−フロツプE431の状態が次のVCO
信号パルスの際に変化し、従つて出力の信号は
高レベルになる。然し乍ら、アンドゲートE46
2の出力は、DW信号により低レベルである。
DW信号が次に高レベルになると、アンドゲート
E462の両入力が同時に高レベルとなり、この
アンドゲートの出力を高レベルに至らしめ、それ
により読み取りストローブ信号READ STROBE
を発生せしめる。然し乍ら、この状態は短時間し
か続かない。なぜならば、VCO信号の次のパル
スがフリツプ−フロツプE431のQ出力を低レ
ベルにし、それによりアンドゲートE462の出
力を低レベルにせしめるからである。従つて、
READ STROBE信号はVCO信号の1周期即ち
数百ナノ秒の間しか高レベルでない。
密度選択同期装置・制御装置205bは÷Nカ
ウンタを制御するためのMFM及び信号を
発生する。特にこれらの信号はD型フリツプ−フ
ロツプE422によつて与えられる。密度選択同
期装置の作動を理解するためには、上記で与えら
れたセクタフオーマツトの説明が或る点で不完全
であるということを先ず注意されたい。データフ
イールドの手前にあるプレアンブルはデータフイ
ールド自身にじかに接しているのではない。そう
ではなくて、プレアンブルとデータフイールドは
1つの8ビツトバイトより成るデータマークによ
つて分解されている。現在の業界の習慣によれ
ば、このデータマークは16進数FN(Nは4つの
下位ビツトの特定されないパターンを表わしてい
る)より成り、これはビツトという点で一連の4
つの1と、その後に続く特定されない一連の4ビ
ツトとを含んでいる。データフイールドが削除さ
れている場合には別のマークが用いられる。この
データマークはシングル密度割合で読み取らねば
ならないので、データフイールドがダブル密度割
合でエンコードされている時は、データマークが
終わるまでMFM信号が高レベルになつてはなら
ない。従つて密度選択同期装置・制御装置の機能
は、データマークの終了の時にのみMFM信号が
低レベルから高レベルへと状態を変え、それ以前
には状態を変えないようにすることである。さも
なくば、データマークを正しく読み取りできな
い。
データ/同期レジスタ・論理ユニツト217に
はデータマークバイトの存在を表わす種々の信号
が示されている。前記で述べたように、データマ
ークバイトはデイスクにインターリーブされたデ
ータビツト及び同期ビツトより成る。次々のデー
タマークビツトが表示Dxで示されており、添字
xはバイト内の特定ビツトを表わしている。デー
タマークバイトの第1ビツトは連続した添字表示
Nが与えられ、その後のビツトは添字表示N+
1、N+2等々が与えられる。同様に、同期ビツ
トに対しても、表示Sxが用いられ、添字の使い方
については前記と同様である。従つて同期ビツト
Sxが情報ビツトDxと組合わされるように意図さ
れる。
データ/同期レジスタ・論理ユニツト217
は、初めの2つのデータマーク(及びそれに相当
する同期)ビツトを既に受け取つた状態で第7B
図に示されており、この時には第3のデータマー
クビツトがレジスタE55の入力に存在する。
密度選択同期装置・制御装置のアンドゲートE
463はその第1入力にRD2F信号を受け取る。
このアンドゲートE463の他方の入力には
FAST LOCK信号が供給される。アンドゲート
E463の出力はフリツプ−フロツプE421の
クリヤ入力及びフリツプ−フロツプE422のプ
リセツト入力に接続される。RD2F信号が低レベ
ルであり、データフイールドをシングル密度割合
で読み取るべきであることを指示する場合には、
アンドゲートE463の出力が低レベルとなり、
フリツプ−フロツプE422をセツトし、そして
必要とされるように信号を高レベルにしそ
してMFM信号を低レベルにする。ダブル密度で
エンコードされたデータを読み取るべき場合には
密度選択同期装置・制御装置の作動がもう少し複
雑である。この場合には、プレアンブル中RD2F
信号が高レベルであり、従つてプレアンブルの終
りに 信号が高レベルになると、ア
ンドゲートE463の出力は高レベルとなり、フ
リツプ−フロツプE421のクリヤ入力及びフリ
ツプ−フロツプE422のプリセツト入力を各々
解除する。今やデータマークを検出しなければな
らず、そしてMFM信号を適当な時期に高レベル
にするようにマークバイトの長さをカウトしなけ
ればならない。データマークはアンドゲートE5
13によつて検出される。データマークバイトの
デコードを示すために第7B図には種々の信号が
表示されている。データマークバイトの初めの2
ビツトは、マークの偽検出に対して保障するため
基本的には無視される。従つてアンドゲートE5
13は第3のデータマークビツトDN+2とその関
連同期ビツトSN+2とを検査する(即ち入力として
受け取る)。データマークバイト(即ち、16進の
FN)が検出された場合にはこれらビツトがそれ
らのセル時間中に同時に高レベルとなる。アンド
ゲートE513の出力はオアゲートE473の一
方の入力に接続され、次いでこのオアゲートE4
73の出力はフリツプ−フロツプE421のD入
力に接続される。オアゲートE473の他方の入
力はフリツプ−フロツプE421のQ出力に接続
される。従つて、窓信号DWの次の下降縁の際に
フリツプ−フロツプE421はクロツクされそし
てそのQ出力は高レベルとなり、そして低レベル
信号がそのクリヤ入力に印加されるまでこの状態
にラツチする。これはマークバイトの第3ビツト
であるから、MFM信号の付与を更に5ビツトの
時間(即ちセル時間)だけ遅延する必要がある。
これは4ビツトカウンタE49の機能である。カ
ウンタE49のロード(LD)入力はフリツプ−
フロツプE421のQ出力に接続される。従つて
フリツプ−フロツプE421のQ出力が低レベル
である時は、カウンタE49の出力R0乃至R3
には、その入力D0乃至D3に確立された初期カ
ウント、即ち2進パターンの1010、ひいては10進
数の10、がロードされる。フリツプ−フロツプE
421のQ出力が高レベルになると、ロード入力
は不能化されそしてカウンタE49はそのカウン
トアツプ(CUP)入力の信号に応答するように
せしめられる。この信号はアンドゲートE464
の出力によつて与えられる。このアンドゲートE
464の一方の入力にはDW信号が与えられそし
てこの他方の入力にはカウンタE49の桁上げ
(CRY)出力が接続される。初め、カウンタE4
9の桁上げ出力は高レベルであり、従つてDW信
号の次の5つの窓パルスの各々はカウンタを1つ
づつ増加せしめる。カウント15(即ち、2進
1111)に於いては、カウンタE49の桁上げ出力
が低レベルとなり、アンドゲートE464の出力
を低レベルにせしめ、そしてカウンタに初期カウ
ント10が再びロードされるか又はRD2F信号が
低レベルになるまでカウンタを効果的に不能化せ
しめる。カウンタE49の桁上げ出力はフリツプ
−フロツプE422のD入力にも接続されてい
る。フリツプ−フロツプE422はCLK信号に
よつてクロツクされる。従つてデータマークバイ
トの最後のデータビツトに続いてCLK信号の次
のパルスの際に、フリツプ−フロツプE422が
クロツクされ、そのQ出力は低レベルとなりそし
てその出力は高レベルとなり、後に続くデータ
フイールド中MFM信号を高レベルにする。前記
したように、これは、データフイールドを、ダブ
ル密度割合でエンコードされたものとして読み取
りせしめる。
データ/同期レジスタ・論理ユニツト217
は、アンドゲートへE513により必要とされる
信号を発生し、且つ変型FM(即ちMFM)フオー
マツトでダブル密度情報をデコードするに要する
デコードアルゴリズムを実施するために使用され
るだけであるから、ここでは詳細に説明しない。
添付図面に示されたように、デコードされ分離さ
れたデータビツトはSEP DATA信号として現わ
れ、そしてそれに対応する同期ビツトはSEP
CLK信号として現われる。
以上に述べた好ましい実施例は解説のためのも
のであつて本発明を限定するものではないことを
理解されたい。本発明の範囲から逸脱せずに種々
の変型がなされ得るということが当業者に明らか
であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による位相エラー検出器を使用
するデイスクカード読取装置のブロツク図、第2
図は第1図のデイスク読取装置のプレアンブル検
出器のブロツク図、第3図は第1図のデイスク読
取装置の位相固定ループのブロツク図、第4図は
第1図のデイスク読取装置のデータ分離器のブロ
ツク図、第5図は第2図のプレアンブル検出器の
回路図、第6A図及び第6B図は第3図の位相固
定ループの回路図、第7A図及び第7B図は第4
図のデータ分離器の回路図である。 10……デイスク読取装置、20……読み取り
チエーン、26……位相固定ループ(PLL)、2
8……データゲート、34……プレアンブル検出
器、36……データ分離器、46……バイトカウ
ンタ、48……プレアンブル窓信号発生器、52
……スタート/ストツプ発振器、58……データ
検出器、110……位相エラー検出器、112…
…VCO、114……÷Nカウンタ、116……
低域フイルタ、205……デター分離制御ユニツ
ト、217……データ/同期レジスタ・論理ユニ
ツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同じ公称周波数を有するが相対的位相が変化
    する第1および第2デジタルパルス列より成る1
    対の信号間の位相差を比較するため位相固定ルー
    プに使用される位相エラー検出器において、 (a) 前記第1パルス列および前記第2パルス列を
    受けて前記第2パルス列における次のパルスに
    先んずる前記第1パルス列におけるパルスが検
    出されたときに第1型式の出力信号を発生する
    第1手段128と、 (b) 前記第1パルス列及び前記第2パルス列を受
    けて前記第2パルス列における次のパルスが検
    出された後に前記第1パルス列におけるパルス
    が検出されたときに第2型式の出力信号を発生
    する第2手段134と、 (c) 前記第1パルス列及び前記第2パルス列を受
    けて、前記第1パルス列における前記パルスが
    検出されるか、または前記第2パルス列におけ
    るパルスが再び検出されるか、するまでは、前
    記第2手段からの前記第2型式の出力信号を抑
    制し、前記第2パルス列における次のパルスが
    検出される前に、前記第1パルス列におけるパ
    ルスが検出されるまでは、および前記第2パル
    ス列における次のパルスが検出される前に、前
    記第1パルス列におけるパルスが検出されない
    限り、前記第2型式の出力信号は与えられない
    ようにする抑制手段138,142と、 を備えることを特徴とする位相エラー検出器。
JP62318447A 1978-07-17 1987-12-16 位相エラー検出器 Granted JPS63177368A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US925534 1978-07-17
US05/925,534 US4231071A (en) 1978-07-17 1978-07-17 Reader for data recorded on magnetic disks at plural densities

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63177368A JPS63177368A (ja) 1988-07-21
JPH0465474B2 true JPH0465474B2 (ja) 1992-10-20

Family

ID=25451865

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8201079A Pending JPS5532297A (en) 1978-07-17 1979-06-28 Device for reading plurally recorded data on magnetic disk
JP62318447A Granted JPS63177368A (ja) 1978-07-17 1987-12-16 位相エラー検出器

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8201079A Pending JPS5532297A (en) 1978-07-17 1979-06-28 Device for reading plurally recorded data on magnetic disk

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4231071A (ja)
JP (2) JPS5532297A (ja)
AU (1) AU531795B2 (ja)
CA (1) CA1139435A (ja)
DE (1) DE2926525A1 (ja)
FR (2) FR2431736B1 (ja)
GB (1) GB2026288B (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4357707A (en) * 1979-04-11 1982-11-02 Pertec Computer Corporation Digital phase lock loop for flexible disk data recovery system
JPS563421A (en) * 1979-06-21 1981-01-14 Canon Inc Signal converting device
US4298897A (en) * 1979-09-20 1981-11-03 International Business Machines Corporation Buffered recording
US4432025A (en) * 1981-05-29 1984-02-14 International Business Machines Corporation System and method for formatting pairs of concentric magnetic tracks of different capacity to a plurality of equal capacity logical tracks
GB2138227B (en) * 1983-04-12 1987-02-04 Sony Corp Digital video tape recorder apparatus
US4918677A (en) * 1985-01-23 1990-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Information recording/reproducing apparatus including a plurality of recording or reproducing rates
JP2661062B2 (ja) * 1987-09-21 1997-10-08 ソニー株式会社 データ再生装置
US4845575A (en) * 1987-10-06 1989-07-04 Standard Microsystems Corporation Analog floppy disk data separator
US5045956A (en) * 1987-12-01 1991-09-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data reproducing apparatus
EP0341834B1 (en) * 1988-05-12 1993-09-15 Digital Equipment Corporation Phase locked loop with bandwidth ramp
US4872073A (en) * 1988-09-02 1989-10-03 Ampex Corporation Apparatus for playback of magnetically recorded data having a variable input rate
US5036409A (en) * 1989-03-15 1991-07-30 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Signal selection arrangement
US5272730A (en) * 1991-12-20 1993-12-21 Vlsi Technology, Inc. Digital phase-locked loop filter
US5297185A (en) * 1992-02-13 1994-03-22 North American Philips Corporation Pattern detection and synchronization circuit
JP2574106B2 (ja) * 1992-09-01 1997-01-22 富士通株式会社 磁気ディスク装置のクロック再生回路
DE69321066T2 (de) * 1992-10-14 1999-03-18 Sony Corp Magnetplattengerät
US5812619A (en) * 1996-02-28 1998-09-22 Advanced Micro Devices, Inc. Digital phase lock loop and system for digital clock recovery
EP0831483B1 (en) * 1996-09-24 2002-08-28 Hewlett-Packard Company, A Delaware Corporation Data processing apparatus and methods
US5768235A (en) * 1996-10-08 1998-06-16 Imation Corp. Control signal for recording a disc according to a clock signal, data signal, and an index signal
KR100289404B1 (ko) * 1998-05-15 2001-05-02 김영환 국소대칭강제파형부를 이용한 패턴지터를 줄이는 장치 및 방법
US7664214B2 (en) * 2002-09-24 2010-02-16 Standard Microsystems Corporation System and method for transferring data among transceivers substantially void of data dependent jitter
US20040228411A1 (en) * 2003-05-12 2004-11-18 Sony Corporation Method and system for decoder clock control in presence of jitter
US7751436B2 (en) * 2005-05-24 2010-07-06 Sony Corporation System and method for dynamically establishing PLL speed based on receive buffer data accumulation for streaming video
JP2008204504A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Showa Denko Kk サーティファイ検査装置およびサーティファイ検査方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533765A (en) * 1976-06-30 1978-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Phase synchronous oscillating unit
JPS5384549A (en) * 1976-12-29 1978-07-26 Fujitsu Ltd Phase synchronous circuit

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3222659A (en) * 1961-06-30 1965-12-07 Ibm Variable density data recording utilizing normal skew characteristics
US3689903A (en) * 1970-10-16 1972-09-05 Honeywell Inc Voltage controlled oscillator with constrained period of frequency change
US3753143A (en) * 1971-08-05 1973-08-14 Honeywell Inf Systems Phase locked oscillator for integer pulse rates
US3810234A (en) * 1972-08-21 1974-05-07 Memorex Corp Data recovery circuit
US3778793A (en) * 1972-09-11 1973-12-11 Hitachi Ltd Clocking system for magnetic memory
US3940790A (en) * 1973-02-13 1976-02-24 Honeywell Information Systems, Inc. System for control of read/write on magnetic tape
US3864740A (en) * 1973-11-05 1975-02-04 Information Storage Systems Track following servo system
US3898580A (en) * 1973-12-17 1975-08-05 Xerox Corp Dual time constant phase lock oscillator
US3944940A (en) * 1974-09-06 1976-03-16 Pertec Corporation Versatile phase-locked loop for read data recovery
US3922613A (en) * 1975-01-02 1975-11-25 Honeywell Inf Systems Information detection apparatus having an adaptive digital tracking oscillator
US3947876A (en) * 1975-01-06 1976-03-30 C. J. Kennedy Company Dual density 800 bpi NRZI and 1600 bpi PE read circuit for a digital magnetic tape transport
US3993958A (en) * 1975-08-20 1976-11-23 Rca Corporation Fast acquisition circuit for a phase locked loop
IT1072341B (it) * 1976-05-20 1985-04-10 Olivetti & Co Spa Circuito e metodo per la discriminazione in lettura di dati preregistrati con codici diversi
JPS5836404B2 (ja) * 1976-06-29 1983-08-09 株式会社日立製作所 磁気テ−プ読取制御方式
NL174417C (nl) * 1976-08-20 1984-06-01 Philips Nv Fasevergrendellus met omschakelbaar lusfilter.
US4143407A (en) * 1977-06-17 1979-03-06 Trw Inc. Magnetic data storage and retrieval system

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533765A (en) * 1976-06-30 1978-01-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd Phase synchronous oscillating unit
JPS5384549A (en) * 1976-12-29 1978-07-26 Fujitsu Ltd Phase synchronous circuit

Also Published As

Publication number Publication date
DE2926525A1 (de) 1980-02-07
CA1139435A (en) 1983-01-11
GB2026288B (en) 1982-10-13
FR2431736B1 (fr) 1987-09-04
FR2431736A1 (fr) 1980-02-15
AU4641979A (en) 1980-01-24
FR2444278A1 (fr) 1980-07-11
GB2026288A (en) 1980-01-30
AU531795B2 (en) 1983-09-08
US4231071A (en) 1980-10-28
JPS63177368A (ja) 1988-07-21
JPS5532297A (en) 1980-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0465474B2 (ja)
EP0182701B1 (en) Phase-locked loop for mfm data recording
US4542351A (en) PLL for regenerating a synchronizing signal from magnetic storage
GB2091961A (en) Phase tolerant bit synchronizer for digital signals
JP2846441B2 (ja) 光ディスク再生装置
US4535306A (en) Phase-locked loop detecting circuit
JPH0223945B2 (ja)
CA1317671C (en) Phase discrimination and data separation method and apparatus
JPH0339352B2 (ja)
US4141046A (en) Floppy disc data separator for use with single density encoding
JPH07176145A (ja) 情報再生装置
JP3083221B2 (ja) ディジタル信号再生装置及びディジタル信号再生方法
US4325090A (en) Device for synchronizing a clock pulse generator with a serial data signal
US4580100A (en) Phase locked loop clock recovery circuit for data reproducing apparatus
US4131920A (en) Closed-clock writing system for a rotating magnetic memory
US6665359B1 (en) Digital data separator
JPH0324818B2 (ja)
JP2537999B2 (ja) アナログフロッピ―ディスクデ―タセパレ―タ
US4682121A (en) Phase discriminator and data standardizer
JP2758344B2 (ja) データ蓄積装置読出チャンネル用可変遅延回路およびウィンドウ設定装置
JPH0434768A (ja) クロツク抽出回路
EP0023783A1 (en) Data recovery circuit
JP2675096B2 (ja) 再生信号補正方法
JPH0247653Y2 (ja)
JP2800772B2 (ja) クロック抽出回路