JPH0465130B2 - - Google Patents

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JPH0465130B2
JPH0465130B2 JP60233525A JP23352585A JPH0465130B2 JP H0465130 B2 JPH0465130 B2 JP H0465130B2 JP 60233525 A JP60233525 A JP 60233525A JP 23352585 A JP23352585 A JP 23352585A JP H0465130 B2 JPH0465130 B2 JP H0465130B2
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JP
Japan
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cooling
water
steel strip
air
temperature section
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60233525A
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English (en)
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JPS6293317A (ja
Inventor
Takeo Fukushima
Kanaaki Hyodo
Hajime Hiromi
Kazumasa Mihara
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPS6293317A publication Critical patent/JPS6293317A/ja
Publication of JPH0465130B2 publication Critical patent/JPH0465130B2/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は連続熱処理炉の冷却帯における鋼帯の
冷却方法の改良に関する。
〔従来の技術〕
竪型の連続熱処理炉には、例えば第2図に示す
ような加熱炉1及び図示しない熱焼装置等からな
る加熱帯Aと、その下方に装設されたガスカーテ
ンチヤンバ2、上部エアジエツトチヤンバ3、中
部エアジエツトチヤンバ7、下部エアジエツトチ
ヤンバ8、デイツピングタンク9等からなる冷却
帯Bとで構成され、圧延された、例えば18−8ス
テンレス鋼のような鋼帯10を加熱帯Aで約1100
℃に加熱し、冷却帯Bを例えば毎分10〜150メー
トルのような高速で通板させて100℃以下に急冷
するものがある。
このような装置の冷却帯Bで鋼帯10を冷却す
るに際し、高温部aではガスカーテンチヤンバ2
から噴出する熱焼排ガス及び上部エアジエツトチ
ヤンバ3から噴出する冷却用エアによつて冷却さ
れて通板する鋼帯10の温度を、その下部に装設
された温度検出器16aで検出し、ダンパ14に
指示してその開度を調節し、ブロア12で吸引し
てダクト32を介して上部エアジエツトチヤンバ
3に送られる冷却用エアの風量を調節することに
より、常時600〜800℃の範囲に冷却する。
中温部b及び低温部cでも高温部aと同様に、
それぞれの下部に装設された温度検出器16b,
16cでそれぞれの鋼帯10の温度を検出して、
ダンパ14を調節し、各々の冷却用エアの風量を
調節することにより、それぞれ、300〜450℃及び
150〜250℃の範囲に冷却する。そして、デイツピ
ングタンク9内の冷却水に浸漬することにより
100℃以下に冷却し、シンクロール19を介して
次工程へ送付する。デイツピングタンク9に装設
された水温計21は冷却水の温度を常にチエツク
し、昇温すると調節器22を介してバルブ23を
開き、給水管38から冷却水が補給される。鋼帯
10の熱交換して昇温した冷却水はドレン管39
から排出され、図示しない水処理設備に送水され
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
高温部a、中温部b及び低温部cにおける鋼帯
10の冷却をすべて冷却用エアの噴射(エアジエ
ツト)による空冷で行うとその冷却効率が低いの
で膨大な風量を要し、ブロア12の動力が大きく
なつてその消費電力が増大する。
そこで、水冷可能な温度域である中温部bを、
冷却水のスプレイによる冷却或いは冷却水を直接
鋼帯10に放水する冷却(いわゆるラミナ冷却)
を採用すると、その冷却効率が空冷よりも高いの
で大幅な省エネルギーになるが、その冷却水が鋼
帯10の表面を流下し、低温部cの鋼帯10を水
冷するようになる。
しかるに、(300〜450℃)から(150〜250℃)
の温度範囲である低温部cでは、鋼帯10を水冷
すると第3図に示くように遷移沸騰域に入るた
め、鋼帯10の板幅方向における中央部10bと
両端部10a,10cとの冷却曲線が異なり、第
4図及び第5図に示すような変形が発生するので
従来は中温部bの水冷は困難とされていた。
〔問題点を解決するための手段〕
連続熱処理炉の冷却帯において鋼帯を冷却する
に際し、(800〜600℃)以上の高温部を空冷、
(600〜800℃)から(300〜450℃)の間の中温部
を水冷としてその冷却水をこの中温部域内で水切
りを行い、(300〜450℃)から(150〜250℃)の
間の低温部を空冷、(150〜150℃)以下を水冷と
する。
鋼帯の高温部を空冷、中温部を水冷、低温部を
空冷することにより、冷却用エアの風量が減少
し、ブロアの所要動力が軽減される。
〔実施例〕
第1図において、従来技術(第2図について説
明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、
詳細説明は省略する。
第1図において、Aは加熱炉1を含む加熱帯、
Bは高温部a、中温部b、低温部c及びデイツピ
ングタンク9とからなる冷却帯で、高温部aは上
部エアジエツトチヤンバ3を含み、低温部cは下
部エアジエツトチヤンバ8を含む。
中温部bの構造を除き、以上の構成は前述した
従来技術と同様である。
4a及び4bは中温部bの上部及び下部に、5
は中央部にそれぞれ対をなして回転自在に装設さ
れたサクシヨンドラムで、サクシヨンドラム4
a,4b,5の外周面は通板している鋼帯10の
全幅にわたつてその両面に当接する。そして各々
のサクシヨンドラム4a,4b,5の外周面には
多数の吸引穴が穿設されている。6は、鋼帯10
の全幅にわたつて冷却水を噴射するノズル部を有
するスプレイヘツダで、各サクシヨンドラム4
a,4b,5の間に設置されている。ガスジエツ
トチヤンバ2、上部エアジエツトチヤンバ3、サ
クシヨンドラム4a,4b,5、スプレイヘツダ
6、下部エアジエツトチヤンバ8、及びデイツピ
ングタンク9等の主要部材によつて冷却帯Bが構
成されている。
このような連続熱処理炉の冷却帯Bで鋼帯10
を冷却するに際し、加熱帯Aで約1100℃に加熱さ
れた、例えばオーステナイト系ステンレス鋼のよ
うな鋼帯10を冷却帯Bの高温部aに毎分10〜
150メートルの速度で通板し、ガスカーテンチヤ
ンバ2及び上部エアジエツトチヤンバ3で600〜
800℃の範囲迄空冷する。ガスカーテンチヤンバ
2は加熱帯Aの図示しない排ガスダクトから抽気
した熱焼排ガスを鋼帯10の両面に向つて約25°
の角度で下方に噴射し、鋼帯10を少し冷却する
と共に、上部エアジエツトチヤンバ3から噴射さ
れるエアが加熱炉1へ侵入しようとするのを防止
している。
次に中温部bを通板している鋼帯10の両面へ
スプレイヘツダ6によつて冷却水を噴射し、300
〜450℃の範囲迄水冷する。中温部bの最下部に
おける鋼帯10の温度を常に温度検出器16bに
て検出し、バルブ15の開度を調節することによ
り、ポンプ13によつて冷却水タンク11から給
水管34を介して各々のスプレイヘツダ6に供給
される冷却水の水量を調節し、鋼帯10の中温部
bにおける冷却温度を300〜450℃の範囲に保持し
ている。各サクシヨンドラム4a,4b,5を図
示しない駆動装置によつて鋼帯10の通板速度と
同調して回転すると共に、ブロア26によつて排
気水管35及びミストセパレータ24を介して吸
引することにより、スプレイヘツダ6から噴射さ
れた冷却水を大気と共にその外周面の吸引穴から
吸取して鋼帯10の水切りを行い、ミストセパレ
ータ24で冷却水を分離し、排水管にて冷却水タ
ンク11へ戻す。上部及び下部のサクシヨンロー
ル4a,4bは、上部エアジエツトチヤンバ7及
び下部エアジエツトチヤンバ8から噴出されるエ
アを排気管33を介してブロア25で吸引し大気
中へ排出する。
最後に、鋼帯10を低温部cの下部エアジエツ
トチヤンバ8に通板して150〜250℃の範囲迄空冷
し、更にデイツピングタンク9内の冷却水に浸漬
して100℃以下に水冷し、シンクロール19を介
して次工程へ送付する。
〔発明の効果〕 中温部を水冷する際に鋼帯の表面の冷却水の水
切りを行うことにより、中温部から低温部への冷
却水の流下を防止して低温部での空冷が可能にな
つたので、遷移沸騰による鋼帯の変形が発生せ
ず、中温部での水冷が可能になり、冷却効率を向
上することができ、冷却エネルギーの大幅な節約
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明鋼帯の冷却方法を実施する連続
熱処理炉の縦断面側面図、第2図は従来の冷却方
法に使用された連続熱処理炉の一例を示す縦断面
側面図、第3図は低温部を水冷した場合の冷却曲
線を表わすグラフ、第4図及び第5図は低温部の
水冷における遷移沸騰による鋼帯の変形を示す平
面図及び断面図である。 A……加熱帯、B……冷却帯、a……高温部、
b……中温部、c……低温部、3……上部エアジ
エツトチヤンバ、4a,4b,5……サクシヨン
ドラム、6……スプレイヘツダ、8……下部エア
ジエツトチヤンバ、9……デイツピングタンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 連続熱処理炉の冷却帯において鋼帯を冷却す
    るに際し、(800〜600℃)以上の高温部をガスジ
    エツトによる空冷、(600〜800℃)から(300〜
    450℃)の間の中温部をスプレイ及び/またはラ
    ミナ及び/またはフオグによる水冷として、その
    冷却水を該中温部域内で水切りを行い、(300〜
    450℃)から(150〜250℃)の間の低温部をガス
    ジエツトによる空冷(250〜150℃)以下をデイツ
    ピング及び/またはラミナ及び/またはスプレイ
    による水冷とすることを特徴とする鋼帯の冷却方
    法。
JP23352585A 1985-10-21 1985-10-21 鋼帯の冷却方法 Granted JPS6293317A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23352585A JPS6293317A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 鋼帯の冷却方法

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JP23352585A JPS6293317A (ja) 1985-10-21 1985-10-21 鋼帯の冷却方法

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Publication Number Publication Date
JPS6293317A JPS6293317A (ja) 1987-04-28
JPH0465130B2 true JPH0465130B2 (ja) 1992-10-19

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