JPH0464804A

JPH0464804A - 逆火熱利用気化再燃焼式バーナー

Info

Publication number: JPH0464804A
Application number: JP17706790A
Authority: JP
Inventors: Teruie Fujiwara; 照家藤原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-07-03
Filing date: 1990-07-03
Publication date: 1992-02-28
Anticipated expiration: 2012-09-17
Also published as: JP2654627B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、外側燃焼筒体に内側燃焼筒体を内設し、内側
燃焼筒体内で燃焼し、外側燃焼筒体内を周回する燃焼ガ
スの逆火熱により不完全燃焼ガスを再燃焼して、高温の
完全燃焼ガスによる熱源を得る逆火熱利用気化再燃焼式
バーナーに関するものである。

（従来の技術）従来の流体燃料用バーナーは、高圧空気を導入し、高圧
空気の噴霧と燃料とが、バーナー先端近（の内部で衝突
霧化して、複数のノズル孔から噴出し、再膨張して霧化
させ点火する高圧空気噴霧式バーナーや、霧化媒体とし
て中圧空気（３〜４　Ｋｇ／ａｍ’）を用い、はとんど
等圧の油と媒体がバーナー先端の渦巻室で旋回混合し、
これをノズルチップから噴出し、膨張霧化するガスに点
火する混気噴霧式バーナー等がある。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、このような従来のバーナーは、ノズル孔
より噴出する一次燃焼ガスをそのま＼熱源として使用し
、その熱量は燃料の供給量及び供給する媒体（空気）の
圧力と給気量の調節によって行われるが、この作業には
高度の技術と経験が要求され、とかく燃料の過剰供給が
起り易く燃費が嵩み、かつ燃料と加圧空気の供給量の調
節不良のため生ずる不完全燃焼による煤煙の発生や、過
剰な高圧空気の供給等によりバツクファイア−の起す虞
れがある等の問題点があった。

（問題点を解決するための手段）本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、第１燃焼筒とこれに連通して接合する第２燃焼
筒よりなる内側燃焼筒体を外側燃焼筒体に内設し、第１
燃焼筒内に適量の流体燃料と加圧空気を供給して点火し
、内側燃焼筒体内で燃焼した燃焼ガスを、外側燃焼筒体
内に給気する加圧空気により外側燃焼筒体内で周回させ
て、内側燃焼筒体を加熱し、第１燃焼筒の周壁部に設け
たガス噴出孔より該燃焼筒内の不完全燃焼ガスを周回す
る燃焼ガス内に気化噴出して、該燃焼ガスの逆火熱によ
り再燃焼し、燃焼ガスの周回により完全燃焼させて外側
燃焼筒体のガス吐出孔より外部に噴出し、高温で煤煙の
少ない熱源を得ると共にバツクファイア−のないバーナ
ーを提供するものである。

以下本発明の構成及び作用を図によって説明する。

第１図は本発明の基本的構成の概要を示す縦断面図で、
外側燃焼筒体（１）は円筒形の周壁胴部（２）と、下部
にダクト接続孔（３）を設け、該接続孔（３）に後方に
向は突出して送風ダクト（４）を接続した後方側壁板部
（５）、及び中央部にガス吐出孔（６）を穿設し、該ガ
ス吐出孔（６）に連通し、前方に突出するガス吐出筒（
７）を接続した前方側壁板部（８）とにより構成する。

前記の外側燃焼筒体（１）の周壁胴部（２）より小径の
円筒形で、上側周壁部（９）に複数のガス噴出孔（ｔｏ
）、（１０）・・・・を、又下側周壁部（１１）の後部
に複数の通気孔（１２）、（１２）・・を穿設した第１
燃焼筒（１３）は、前部に該第１燃焼筒（１３）より適
寸性大径の第２燃焼筒（１４）を、夫々の軸方向中心線
Ｘａ−Ｘａとｘ　ｂ　−ｘ　ｂが適角度（α）傾斜し、
かつ第１燃焼筒（１３）の前部外周面と第２燃焼筒（１
４）の後部内周面間にガス流通間隙（１５）を形成する
如く連設して、第１、第２燃焼筒（１３）、（１４）よ
りなる内側燃焼筒体（１６）を構成し、第１燃焼筒（１
３）の下側周壁部（１１）の後部に設けた通気孔（１２
）、（１２）・・・・を介して第１燃焼筒（１３）内に
連通ずる如く後下方に傾斜又は弯曲する、送風ダクト（
４）より適寸性小径の給気管（１７）の先端周縁（１８
）を接合する。

前記の如く給気管（１７）を設けた内側燃焼筒体（１６
）の第１燃焼筒（１３）後端周縁（１９）を、外側燃焼
筒体（１）の後方側壁板部（５）の内壁面（２０）に、
第２燃焼筒（１４）の軸方向中心線ｘ　ｂ　−ｘ　ｂの
延長線が後方側壁板部（５）のはＸ′中心を通り、かつ
給気管（１７）の後部が送風ダクト（４）にのぞみ、送
風ダクト（４）の内周面と通気管（１２）の外周面間が
空気流通間隙（２１）を形成する状態に密接接合し、外
側燃焼筒体（１）の周壁胴部（２）の前方開口部をガス
吐出筒（６）を外側にして前方側壁板部（８）により被
蓋して接合した周壁胴部（２）内に、後方側壁板部（５
）に固設した内側燃焼筒体（１６）を挿入し、第２燃焼
筒（１４）の前端開口部（２２）と外側燃焼筒体（１）
の前方側壁板部（８）間に適間隔（１）をへだでる状態
で外側燃焼筒体（１）の周壁胴部（２）の後端周縁と後
方側壁板部（５）の外周縁を密着接合して外側燃焼筒体
（１）に内側燃焼筒体（１６）を内設すると共に、第１
燃焼筒（１３）内に連通ずる燃料供給パイプ（２３）と
点火装置（２４）を設は本発明の逆火熱利用気化再燃焼
バーナー（Ａ）を構成する。

尚外側燃焼筒体（１）と第１燃焼筒（■３）に給気する
加圧空気はその量及び圧力が異なる場合が多いので夫々
の調節を容易かつ適確にするため第２図の如く送風ダク
ト（４’）と給気管（１７’）を夫々独立した送風通路
（２５）、（２Ｂ）としたものである。

次に本発明の作用を第３図に示す連続稼動状態における
作用図によって説明する。

空気圧と給気量の調節可能な圧縮空気供給装置（図示を
略す）を稼動して適圧でかつ適量の加圧空気（ａ）［図
面中実線矢印で示す］を送風ダクト（４）［第２図では
、送風ダクト（４′）、通気孔（１７’）］に給気すれ
ば、加圧空気（ａ）は通気管（１７）と送風ダクト（４
）間の空気流通間隙（２１）［又は送風ダク１−（４’
）］わ通り外側燃焼筒体（１）内と、供給管（１，７）
［又は給気間（１７’）］を通り通気孔（１２）、（１
２）・・・・より第１燃焼筒（１３）内に噴流する。

供給量の調整可能な燃料供給装置（図示を略す）より燃
料供給パイプ（２３）を経て、適量の流体燃料（ｆ）［
図中点線矢印で示す］を第１燃焼筒（１３）内に供給す
れば、該燃料（ｆ）は通気孔（１２）、（１２）・・・
・より第１燃焼筒（１３）内に噴流する加圧空気（ａ）
により乱流拡散して霧状となるので、点火装置により点
火させ燃焼させれば、燃焼ガス（不完全燃焼ガス）（９
，）　［図中２点鎖線矢印で示す］となり膨張して大部
分は第２燃焼筒（１４）内に流入し、一部はガス噴出孔
（１０）、（１０）・・より外側燃焼筒体（１）内に流
出する。

第２燃焼筒（１４）内に流入した不完全燃焼ガス（ｇｌ
）は、第１、第２燃焼筒（１３）、（１４）の連結部に
形成されるガス流通間隙（１５）より第２燃焼筒（１４
）内に流入する送風ダクト（４）［又は（４’）］より
の加圧空気（ａ）により更に燃焼して高温の燃焼ガス（
９ｔ）［図中３点鎖線矢印で示す］となり、第２燃焼筒
（１４）の前端開口部（２２）より外側燃焼筒体（１）
内の前部に排出する。

外側燃焼筒体（１）の内部は送風ダクト（４）［又は（
４’）］より給気される加圧空気（ａ）により後部が減
圧部となるので、第２燃焼筒（１４）より排出された燃
焼ガス（９，）は減圧部に向は外側燃焼筒体（１）内を
内側燃焼筒体（１６）の外周に沿って逆流し、内側燃焼
筒体（１６）を加熱し、第１燃焼筒（１３）内の不完全
燃焼ガス（ｇ＋）は気化してガス噴出孔（１０）、（ｔ
ｏ）・・・・より噴出し、逆流する燃焼ガス（９，）内
に混入して該ガス（９，）の逆火熱により燃焼して燃焼
ガス（ｇ３）［図中４点鎖線矢印で示す］となり送風ダ
クト（４）［又は（４’）］よりの加圧空気（ａ）の流
れにのって前方に流れる如（、外側燃焼筒体（１）内を
周回し、一部はガス流通間隙（１５）より第２燃焼筒（
１４）に流入して燃焼ガス（９，）に混入し、周回を繰
返しながらガス吐出筒（７）より外方に高温の完全燃焼
ガス（ｇ）を噴射するものである。

尚外側燃焼筒体（１）へ給気する高圧空気と第１燃焼筒
（１３）へ給気する加圧空気の空気圧と給気量を夫々適
宜異なった数値で調整可能とするため、第２図の如く、
給気管（１７’）と送風ダクト（４′）の送風通路（２
６）、り２５）を夫々独立回路とし、別々の圧縮空気供
給装置に接続すれば極めて効率的である。

（効　果）本発明は、内側燃焼筒体内で燃焼した燃焼ガスを外側燃
焼筒体内で周回させ、第１燃焼筒のガス噴出孔より該燃
焼筒内で気化した不完全燃焼ガスを周回する燃焼ガス内
に噴出混合し、周回する燃焼ガスの逆火熱により再燃焼
して更に高温とし、外側燃焼筒体内での燃焼ガスの反復
周回によって燃料を完全燃焼させ、煤煙の発生がない高
温の熱源を得ることを可能としたバーナーであり、給気
の圧力、供給量及び燃料の調節が自由かつ容易で、使用
する燃料も重油、灯油、廃油、微粉炭等の流体燃料であ
ればいずれも使用可能であり、更に可燃性のプラスチッ
ク廃材やコールタール等を液化状又は微粉末化したもの
でもよく極めて経済的であると共に、大形小型を問わず
、ボイラーや各種の炉其の他の熱機器の熱源発生用とし
て利用出来、バーナーの操作も極めて簡単である等の優
れた実用的効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的な構成の概要を示す縦断面図、
第２図は高圧空気の送風ダクト部分の１例を示す縦断面
図、第３図は本発明の連続稼動状態における作用図であ
る。（１）　外側燃焼筒体（６）　　ガス吐出孔（１３）第１燃焼筒（１４）第２燃焼筒（１５）　　ガス噴出孔内側燃焼筒体Ｉ　Ｉ　− 以上

Claims

【特許請求の範囲】

第１燃焼筒と、これに連通する如く連設した第２燃焼筒
よりなる内側燃焼筒体を外側燃焼筒体に内設し、適量の
流体燃料と加圧空気の供給点火により内側燃焼筒体内で
燃焼した燃焼ガスを、外側燃焼筒体内に供給する加圧空
気により外側燃焼筒体内で周回させ、第１燃焼筒の周壁
部に設けたガス噴出孔より外側燃焼筒体内に噴出する気
化した第１燃焼筒内の不完全燃焼ガスを、周回する燃焼
ガスの逆火熱により再燃焼させて反復周回させ、ガス吐
出孔より外部に高温の完全燃焼ガスを吐出させることを
特徴とする逆火熱利用気化再燃焼式バーナー。