JPH0464646B2 - - Google Patents
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- JPH0464646B2 JPH0464646B2 JP58197113A JP19711383A JPH0464646B2 JP H0464646 B2 JPH0464646 B2 JP H0464646B2 JP 58197113 A JP58197113 A JP 58197113A JP 19711383 A JP19711383 A JP 19711383A JP H0464646 B2 JPH0464646 B2 JP H0464646B2
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- control
- plowing depth
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Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は農用トラクターの後部に装着した、ロ
ータリ耕耘装置等の作業機の耕深を一定に設定す
る為のデプスコントロール装置に関するものであ
る。
ータリ耕耘装置等の作業機の耕深を一定に設定す
る為のデプスコントロール装置に関するものであ
る。
(ロ) 従来技術
従来から、トラクターのデプスコントロール装
置に関する技術は公知とされているのである。
置に関する技術は公知とされているのである。
例えば特開昭55−58004号公報に記載の技術の
如くである。
如くである。
(ハ) 発明が解決すべき課題
本発明の解決せんとする課題は次の如くであ
る。
る。
農用トラクターにて耕耘する際の耕深は次に値
え付けられる作物によつて決まり、麦や大豆を作
付けする場合はそれほど深く耕耘する必要はない
のである。
え付けられる作物によつて決まり、麦や大豆を作
付けする場合はそれほど深く耕耘する必要はない
のである。
これに対し水稲を植える場合は深く耕耘する必
要がある。耕深が浅い場合にはわずかの誤差でロ
ータリが浮き上がつてしまい、未耕地が出来るの
で、制御精度を向上する必要があり、耕深が深い
場合には少々の制御ミスでも耕耘爪が浮き上がる
ことはないので感度を鈍くして、応答性の速い制
御をする方が都合がよいのである。
要がある。耕深が浅い場合にはわずかの誤差でロ
ータリが浮き上がつてしまい、未耕地が出来るの
で、制御精度を向上する必要があり、耕深が深い
場合には少々の制御ミスでも耕耘爪が浮き上がる
ことはないので感度を鈍くして、応答性の速い制
御をする方が都合がよいのである。
本発明ではこれらの課題を解決する為に、耕深
設定レバーによる設定耕深値Vsの上下に近接区
域Vdと、不感帯区域VDZを設けて、該不感帯区域
VDZ内では、コントロールバルブを中立としてそ
の上下ではコントロールバルブを間欠的に上下動
させ徐々に不感帯区域VDZに近づくべく構成し、
このように間欠的に不感帯区域VDZに近づくこと
により制御の収束を速く行わせると共にこの近接
区域、不感帯区域VDZの幅を調整可能として、設
定耕深に見合つた感度を得ることができるように
したものである。
設定レバーによる設定耕深値Vsの上下に近接区
域Vdと、不感帯区域VDZを設けて、該不感帯区域
VDZ内では、コントロールバルブを中立としてそ
の上下ではコントロールバルブを間欠的に上下動
させ徐々に不感帯区域VDZに近づくべく構成し、
このように間欠的に不感帯区域VDZに近づくこと
により制御の収束を速く行わせると共にこの近接
区域、不感帯区域VDZの幅を調整可能として、設
定耕深に見合つた感度を得ることができるように
したものである。
(ニ) 課題を解決する手段
本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、
次に該課題を解決する手段を説明する。
次に該課題を解決する手段を説明する。
耕深設定レバー5により設定する設定耕深値
Vsより上方に近接区域Vdを設け、設定耕深値Vs
よりも下方に不感帯区域VDZを設け、耕深センサ
ー1からのフイードバツク値VIが、近接区域Vd
より上では連続的に下降させ、近接区域Vd内で
はコントロールバルブ12をバルス駆動により間
歇的に下降させ、不感帯区域VDZ内で作業機を停
止させ、不感帯区域VDZより下では、バルス駆動
により間歇的に上昇させ、近接区域Vdの値と、
不感帯区域VDZの値を耕深設定レバー5の設定値
に応じて自動的に調整すべく構成したものであ
る。
Vsより上方に近接区域Vdを設け、設定耕深値Vs
よりも下方に不感帯区域VDZを設け、耕深センサ
ー1からのフイードバツク値VIが、近接区域Vd
より上では連続的に下降させ、近接区域Vd内で
はコントロールバルブ12をバルス駆動により間
歇的に下降させ、不感帯区域VDZ内で作業機を停
止させ、不感帯区域VDZより下では、バルス駆動
により間歇的に上昇させ、近接区域Vdの値と、
不感帯区域VDZの値を耕深設定レバー5の設定値
に応じて自動的に調整すべく構成したものであ
る。
(ホ) 実施例
本発明の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本発明の構成
を説明すると。
に示した実施例の構成に基づいて、本発明の構成
を説明すると。
第1図は農用トラクターの後部にロータリ耕耘
装置を装着した状態の右側面図、第2図は本発明
のデプスコントロール装置の制御構成図、第3図
はフローチヤートの各フラグの説明図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第1
0図は制御フローチヤート図、第12図は各スイ
ツチと耕深との関係を示すタイミングチヤート
図、第11図はバツクスイツチとの関係を示すタ
イミングチヤート図である。
装置を装着した状態の右側面図、第2図は本発明
のデプスコントロール装置の制御構成図、第3図
はフローチヤートの各フラグの説明図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第1
0図は制御フローチヤート図、第12図は各スイ
ツチと耕深との関係を示すタイミングチヤート
図、第11図はバツクスイツチとの関係を示すタ
イミングチヤート図である。
第1図において、農用トラクターをロータリ耕
耘装置との関係から説明すると。
耘装置との関係から説明すると。
農用トラクターのリアアクスルケース52の上
面に、油圧ケース6が載置され、油圧ケース6の
右側にレバーガイド46が設けられ、このレバー
ガイドにポジシヨンコントロールレバー4と、デ
プスコントロール用の耕深設定レバー5が設けら
れている。
面に、油圧ケース6が載置され、油圧ケース6の
右側にレバーガイド46が設けられ、このレバー
ガイドにポジシヨンコントロールレバー4と、デ
プスコントロール用の耕深設定レバー5が設けら
れている。
耕深設定レバー5によりロータリエンコーダー
22等を回動し、設定耕深値Vsを設定するので
ある。
22等を回動し、設定耕深値Vsを設定するので
ある。
油圧ケース6の左側にはコントロールモーター
9が設けられている。油圧ケース6内の油圧シリ
ンダー16によりリフトアーム13が回動され、
リフトリンク53を介してロータリ耕耘装置を上
下動させる。リアアクスルケース52の後面より
2点リンクヒツチ55が突出されており、ロータ
リ側ヒツチ56と枢結される。
9が設けられている。油圧ケース6内の油圧シリ
ンダー16によりリフトアーム13が回動され、
リフトリンク53を介してロータリ耕耘装置を上
下動させる。リアアクスルケース52の後面より
2点リンクヒツチ55が突出されており、ロータ
リ側ヒツチ56と枢結される。
デプロコントロールは耕耘爪17の下端の位置
と、地表面との深さを一定に制御するものであ
り、地表面との深さをリアカバー2の上下動にて
感知させている。リアカバー2よりアーム3を突
出し、耕耘カバー54上の耕深センサー1を回動
している。
と、地表面との深さを一定に制御するものであ
り、地表面との深さをリアカバー2の上下動にて
感知させている。リアカバー2よりアーム3を突
出し、耕耘カバー54上の耕深センサー1を回動
している。
耕深センサー1はロータリエンコーダーにて構
成しているがバリオームであつてもよい。この耕
深センサー1によつて発せられるフイードバツク
値VIと、耕深設定レバー5により設定される設
定耕深値Vsとを比較して、リフトアーム13を
上昇・停止・下降させるのである。
成しているがバリオームであつてもよい。この耕
深センサー1によつて発せられるフイードバツク
値VIと、耕深設定レバー5により設定される設
定耕深値Vsとを比較して、リフトアーム13を
上昇・停止・下降させるのである。
次に第2図により制御の概要を説明すると。
7はマイクロコンピユーターを内蔵したコント
ローラであり、この内部で耕深センサー1のフイ
ードバツク信号や、耕深設定レバーの設定信号
や、ポジシヨンコントロールレバースイツチ1
8、バツクスイツチ19からの信号を判断して、
コントロールモーター9に伝えるのである。
ローラであり、この内部で耕深センサー1のフイ
ードバツク信号や、耕深設定レバーの設定信号
や、ポジシヨンコントロールレバースイツチ1
8、バツクスイツチ19からの信号を判断して、
コントロールモーター9に伝えるのである。
コントロールモーター9には信号として、正
転・逆転・停止の3つの信号が伝えられるのであ
り、これだけコントロールバルブの上げ・中立・
下げの信号とはならないので、バルブ位置検出ス
イツチ10にて、コントロールモーター9により
摺動したスプールの位置を感知してコントローラ
7に送り、これにより所定のバルブの状態を知り
コントロールモーター9を停止すべく構成してい
る。
転・逆転・停止の3つの信号が伝えられるのであ
り、これだけコントロールバルブの上げ・中立・
下げの信号とはならないので、バルブ位置検出ス
イツチ10にて、コントロールモーター9により
摺動したスプールの位置を感知してコントローラ
7に送り、これにより所定のバルブの状態を知り
コントロールモーター9を停止すべく構成してい
る。
操作パネル20の自動スイツチ21は自動・手
動の切換え及び、パルス幅の切換スイツチであ
る。
動の切換え及び、パルス幅の切換スイツチであ
る。
4はポジシヨンコントロールレバーであり、こ
の回動によりポジシヨンコントロールバー35の
一端を回動設定し、リフトアーム13が回動する
ことによりフイードバツクして、ポジシヨンコン
トロールを行つている。
の回動によりポジシヨンコントロールバー35の
一端を回動設定し、リフトアーム13が回動する
ことによりフイードバツクして、ポジシヨンコン
トロールを行つている。
これらの機器によるコントロール方式を説明す
ると。
ると。
第4図、第5図、第6図、第7図、第8図、第
9図、第10図のフローチヤートのうち、まず第
4図において自動スイツチ21がONの位置で、
ポジシヨンコントロールレバースイツチ18が
OFFの状態即ち、ポジシヨンコントロールレバ
ー4が最上げ位置でない位置の場合に、初めて自
動状態となり、耕深センサー1からの信号に従い
コントロールモーター9を駆動する。この主制御
系統は後に詳述する。
9図、第10図のフローチヤートのうち、まず第
4図において自動スイツチ21がONの位置で、
ポジシヨンコントロールレバースイツチ18が
OFFの状態即ち、ポジシヨンコントロールレバ
ー4が最上げ位置でない位置の場合に、初めて自
動状態となり、耕深センサー1からの信号に従い
コントロールモーター9を駆動する。この主制御
系統は後に詳述する。
自動スイツチ21をOFFにした時には、ポジ
シヨンコントロールレバー4により回動するポジ
シヨンコントロールバー35が、コントロールバ
ルブ12のスプール15の後端に積極的に振れ
て、リフトアームの回動幅いつぱいに制御が行な
えるようにデプスコントロールバー40をスプー
ル15から後退させておく。その為にバルブ位置
検出スイツチ10の下降スイツチSW・DがON
する位置でコントロールモーター9を停止させて
おく。
シヨンコントロールレバー4により回動するポジ
シヨンコントロールバー35が、コントロールバ
ルブ12のスプール15の後端に積極的に振れ
て、リフトアームの回動幅いつぱいに制御が行な
えるようにデプスコントロールバー40をスプー
ル15から後退させておく。その為にバルブ位置
検出スイツチ10の下降スイツチSW・DがON
する位置でコントロールモーター9を停止させて
おく。
自動スイツチ21が「入」で、自動状態から圃
場端回行時や、危険回避の為にポジシヨンコント
ロールレバー4を最上げにした時は、直ちに自動
モードが切れて、コントロールモーター9、コン
トロールバルブ12はそのままで手動モードとな
る。
場端回行時や、危険回避の為にポジシヨンコント
ロールレバー4を最上げにした時は、直ちに自動
モードが切れて、コントロールモーター9、コン
トロールバルブ12はそのままで手動モードとな
る。
ポジシヨンコントロールレバー4が、ポジシヨ
ンコントロールレバースイツチ18から離れる
と、直ちに再度自動モードに移り、耕深センサー
からのフイードバツク値に従つて制御を開始す
る。次に自動モードの状態において、オペレータ
ーがミス操作により変速レバー8を後進に入れる
と第4図のフローチヤートのイの方向に流れ、第
6図の如くバツクスイツチ19がONとなり自動
モードの時のみ、自動がOFFとされコントロー
ルバルブ12のスプール15が上げになるまで、
即ち上昇スイツチSW・UがONになるまで、コ
ントロールモーター9が逆転駆動される。
ンコントロールレバースイツチ18から離れる
と、直ちに再度自動モードに移り、耕深センサー
からのフイードバツク値に従つて制御を開始す
る。次に自動モードの状態において、オペレータ
ーがミス操作により変速レバー8を後進に入れる
と第4図のフローチヤートのイの方向に流れ、第
6図の如くバツクスイツチ19がONとなり自動
モードの時のみ、自動がOFFとされコントロー
ルバルブ12のスプール15が上げになるまで、
即ち上昇スイツチSW・UがONになるまで、コ
ントロールモーター9が逆転駆動される。
そして、上昇スイツチSW・UがONの位置に
てt1秒間コントロールモーターを停止させて、リ
フトアーム13の上げを待つた後で中立スイツチ
SW・UがONするまで、即ち、コントロールバ
ルブのスプールが中立になる位置までモーターが
正回転されてモーターは停止される。
てt1秒間コントロールモーターを停止させて、リ
フトアーム13の上げを待つた後で中立スイツチ
SW・UがONするまで、即ち、コントロールバ
ルブのスプールが中立になる位置までモーターが
正回転されてモーターは停止される。
このようにロータリを上げた後にバルブを中立
まで必ずもつてくることにより、次にオペレータ
ーがあわててポジシヨンコントロールレバーを下
げや中立に戻してもロータリがすぐには下がらな
いようにしているのである。このバツクスイツチ
19がOFFからONになつた後のタイミングチヤ
ートが第11図に示されている。
まで必ずもつてくることにより、次にオペレータ
ーがあわててポジシヨンコントロールレバーを下
げや中立に戻してもロータリがすぐには下がらな
いようにしているのである。このバツクスイツチ
19がOFFからONになつた後のタイミングチヤ
ートが第11図に示されている。
次に耕深センサー1からのフイードバツク値
VIと、設定耕深値Vsとの比較による制御を説明
すると。
VIと、設定耕深値Vsとの比較による制御を説明
すると。
第12図に示す如く、本制御系においては、設
定耕深値Vsの近接区域Vdだけ上の耕深位置(VH
=VS+Vd)を設定し、VHとVS間を近接区域Vdと
している。
定耕深値Vsの近接区域Vdだけ上の耕深位置(VH
=VS+Vd)を設定し、VHとVS間を近接区域Vdと
している。
又、VSよりもVDZだけ下の耕深位置(VL=VS
−VDZ)を設定し、VSとVLとの間を不感帯区域と
している。
−VDZ)を設定し、VSとVLとの間を不感帯区域と
している。
近接区域Vdは上方から降下してくる耕耘爪1
7を、一気に降下させると設定耕深値VSに収束
させるのにハンチングが激しいので、一度止めて
ゆつくりと降ろすべく二段モーシヨンとしたもの
である。
7を、一気に降下させると設定耕深値VSに収束
させるのにハンチングが激しいので、一度止めて
ゆつくりと降ろすべく二段モーシヨンとしたもの
である。
又、不感帯区域VDZは耕深を一点の耕深Vsにて
固定することは不可能であるので不感帯区域VDZ
の幅内で制御を押さえるべく構成したものであ
る。
固定することは不可能であるので不感帯区域VDZ
の幅内で制御を押さえるべく構成したものであ
る。
このように近接区域Vdと、不感帯区域VDZを設
けたのでVIとの比較はVI<VL、VL<VI<VS、VS
<VI<VH、VH<VIの4通りに分かれるのであ
る。
けたのでVIとの比較はVI<VL、VL<VI<VS、VS
<VI<VH、VH<VIの4通りに分かれるのであ
る。
まず、VH<VIの場合を説明すると。
第9図のフローチヤートのヘ以下の流れとな
る。この場合にはまだ耕耘爪17の先端位置が、
近接区域にも至らない上方にある場合であり、耕
耘作業の開始時や、圃場端回行後の再突入時であ
り、この場合にはできるだけ早く耕耘爪を近接区
域まで降下させてやる必要があるのである。
る。この場合にはまだ耕耘爪17の先端位置が、
近接区域にも至らない上方にある場合であり、耕
耘作業の開始時や、圃場端回行後の再突入時であ
り、この場合にはできるだけ早く耕耘爪を近接区
域まで降下させてやる必要があるのである。
故にVI=VHになるまでコントロールバルブ1
2のスプール15を下げ位置にしておく必要があ
り、コントロールモーター9が下降スイツチ
SW・DがONする位置で停止させておく。
2のスプール15を下げ位置にしておく必要があ
り、コントロールモーター9が下降スイツチ
SW・DがONする位置で停止させておく。
次にVs<VI<VHの場合を説明すると。
この場合は第10図のホ以下のフローチヤート
の流れをたどる。即ち、耕耘爪17の先端が近接
区域内に入つた場合であり、この場合は設定耕深
VSまで徐々に降ろしていくことが目的であるの
で、コントロールバルブ12のスプール15を中
立と下げ間でパルス往復動させる。
の流れをたどる。即ち、耕耘爪17の先端が近接
区域内に入つた場合であり、この場合は設定耕深
VSまで徐々に降ろしていくことが目的であるの
で、コントロールバルブ12のスプール15を中
立と下げ間でパルス往復動させる。
そして、徐々にパルスで刻みながら、ロータリ
耕耘装置を降下させていく。そして、「中立」で
ある時間t2及び、「下げ」である時間t3を操作パ
ネル20上で、調整ダイヤル60にて調節可能と
しているのである。
耕耘装置を降下させていく。そして、「中立」で
ある時間t2及び、「下げ」である時間t3を操作パ
ネル20上で、調整ダイヤル60にて調節可能と
しているのである。
調整ダイヤル60がLの場合にt2・t3共に大パ
ルスとなり、設定ダイヤル60がSの場合にt2・
t3共に小パルスである。これにより、近接区域に
入つた後の降下速度を、「中立」である時間t2と
「下げ」である時間t3の調整で行なえるのである。
ルスとなり、設定ダイヤル60がSの場合にt2・
t3共に小パルスである。これにより、近接区域に
入つた後の降下速度を、「中立」である時間t2と
「下げ」である時間t3の調整で行なえるのである。
次にVL<VI<VSの場合を説明すると。
この場合は第5図のニのフローチヤートの流れ
を辿る。即ち、耕耘爪7の先端が不感帯区域VDZ
内に入つた状態であり、所望の制御状態に達した
場合である。一度不感帯区域VDZに入れば、コン
トロールバルブのスプール15が中立位置の状態
で、即ち、中立スイツチSW・NがON位置で停
止させておく。
を辿る。即ち、耕耘爪7の先端が不感帯区域VDZ
内に入つた状態であり、所望の制御状態に達した
場合である。一度不感帯区域VDZに入れば、コン
トロールバルブのスプール15が中立位置の状態
で、即ち、中立スイツチSW・NがON位置で停
止させておく。
次にVI<VLの場合にはフローチヤートは第7
図のハの流れをたどり、コントロールバルブ12
のスプール15は、上げと中立の間をパルス駆動
されて、徐々に不感帯区域VDZに近づくべく構成
されている。この場合にもスプール15の「上
げ」の時間t4と、「中立」の時間t5は設定可能で
あり、第2図の実施例では調整ダイヤル61の
「大」でt4,t5共に大きくし、調整ダイヤル61
の「小」でt4・t5共に小さく調整している。しか
し、このt2・t3・t4・t5を耕深設定レバー5の耕
深の大小により連動して自動調整することもでき
るのである。
図のハの流れをたどり、コントロールバルブ12
のスプール15は、上げと中立の間をパルス駆動
されて、徐々に不感帯区域VDZに近づくべく構成
されている。この場合にもスプール15の「上
げ」の時間t4と、「中立」の時間t5は設定可能で
あり、第2図の実施例では調整ダイヤル61の
「大」でt4,t5共に大きくし、調整ダイヤル61
の「小」でt4・t5共に小さく調整している。しか
し、このt2・t3・t4・t5を耕深設定レバー5の耕
深の大小により連動して自動調整することもでき
るのである。
このパルスt2・t3・t4・t5の幅を小にすると一
回のバルスで動く幅が小となり、小刻みに移動す
ることとなり感度が良くなるのである。逆に小刻
みに動くので応答性は悪くなり、制御の収束に時
間がかかるのである。
回のバルスで動く幅が小となり、小刻みに移動す
ることとなり感度が良くなるのである。逆に小刻
みに動くので応答性は悪くなり、制御の収束に時
間がかかるのである。
逆にそれぞれのパルス幅を大とすると一回に動
く幅が大となり感度は悪くなり、収束に要する時
間は速くなるのである。
く幅が大となり感度は悪くなり、収束に要する時
間は速くなるのである。
第2図の実施例ではこのt2・t3の設定は調整ダ
イヤル60で行い、t4,t5の設定は調整ダイヤル
61で行つている。
イヤル60で行い、t4,t5の設定は調整ダイヤル
61で行つている。
以上のような全体的な構成において、第2図に
示す如く、制御装置の感度の調整の為の操作パネ
ル20が設けられており、ここには近接区域内に
おける中立、下げの間隔のパルスt2・t3を合わせ
て調整ダイヤル60で調整し、不感帯区域より下
の区域から不感帯区域を戻つてくる過程における
中立、上げの間隔のパルスt4・t5を合わせて調整
ダイヤル61にて調整可能としている。
示す如く、制御装置の感度の調整の為の操作パネ
ル20が設けられており、ここには近接区域内に
おける中立、下げの間隔のパルスt2・t3を合わせ
て調整ダイヤル60で調整し、不感帯区域より下
の区域から不感帯区域を戻つてくる過程における
中立、上げの間隔のパルスt4・t5を合わせて調整
ダイヤル61にて調整可能としている。
又、近接区域の幅を決めるVdの値を調整ダイ
ヤル62にて調整可能とし、不感帯区域の幅を決
めるVDZの値を調整ダイヤル63にて調整可能と
している。そして、この各調整ダイヤル60,6
1,62,63により各別に調節することも可能
であるが、面倒な場合にはオートスイツチ64を
自動側に入れれば耕深設定レバー5の深浅に応じ
て比例的に自動制御すべく構成している。
ヤル62にて調整可能とし、不感帯区域の幅を決
めるVDZの値を調整ダイヤル63にて調整可能と
している。そして、この各調整ダイヤル60,6
1,62,63により各別に調節することも可能
であるが、面倒な場合にはオートスイツチ64を
自動側に入れれば耕深設定レバー5の深浅に応じ
て比例的に自動制御すべく構成している。
(ヘ) 発明の効果
本発明は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
効果を奏するものである。
第1に、従来の如く、一本調子で下降してくる
制御装置や、速度を落としながら連続的に下降し
てくる制御装置に比較して、設定値を行き過ぎて
又戻るという繰り返し収束の状態がなくなり、コ
ントロールバルブ12のパルス駆動による間欠的
な下降や上昇により、徐々に不感帯区域に入り中
立で停止するようになり、制御の収束が速くなつ
たのである。
制御装置や、速度を落としながら連続的に下降し
てくる制御装置に比較して、設定値を行き過ぎて
又戻るという繰り返し収束の状態がなくなり、コ
ントロールバルブ12のパルス駆動による間欠的
な下降や上昇により、徐々に不感帯区域に入り中
立で停止するようになり、制御の収束が速くなつ
たのである。
第2に、浅い耕深を精度を上げて耕耘する場合
には不感帯の幅も小さくする必要があり、この
VDZの値も、耕深設定レバー5の耕深設定に合わ
せて、調整できるので浅い耕深における耕耘に効
果的なのである。
には不感帯の幅も小さくする必要があり、この
VDZの値も、耕深設定レバー5の耕深設定に合わ
せて、調整できるので浅い耕深における耕耘に効
果的なのである。
第3に、耕深が深い場合にはそれほど精度を上
げる必要がないので、耕深設定レバー5による耕
深設定に合わせて、Vd・VDZを大にして、コント
ロールモターやコントロールバルブの動きを少な
くして、圧油の油温上昇が制御機器に対する負荷
を軽減することができるのである。
げる必要がないので、耕深設定レバー5による耕
深設定に合わせて、Vd・VDZを大にして、コント
ロールモターやコントロールバルブの動きを少な
くして、圧油の油温上昇が制御機器に対する負荷
を軽減することができるのである。
第1図は農用トラクターの後部ロータリ耕耘装
置を装着した状態の右側面図、第2図は本件発明
のデプスコントロール装置の制御構成図、第3図
はフローチヤートの各フラグの説明図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第1
0図は制御フローチヤート図、第11図はバツク
スイツチと各スイツチの関係を示すタイミングチ
ヤート図、第12図は各スイツチと耕深との関係
を示すタイミングチヤート図である。 Vs…耕深設定値、Vd…近接区域の幅の値、VDZ
…不感帯区域の幅の値、VI…耕深センサーより
のフイード値、5…耕深設定レバー、20…操作
パネル、60…t2・t3のパルス幅設定用調整ダイ
ヤル、61…t4・t5のパルス幅設定用調整ダイヤ
ル、62…VDZの値を調整ダイヤル、63…Vdの
値の調整ダイヤル、64…切換スイツチ。
置を装着した状態の右側面図、第2図は本件発明
のデプスコントロール装置の制御構成図、第3図
はフローチヤートの各フラグの説明図、第4図、
第5図、第6図、第7図、第8図、第9図、第1
0図は制御フローチヤート図、第11図はバツク
スイツチと各スイツチの関係を示すタイミングチ
ヤート図、第12図は各スイツチと耕深との関係
を示すタイミングチヤート図である。 Vs…耕深設定値、Vd…近接区域の幅の値、VDZ
…不感帯区域の幅の値、VI…耕深センサーより
のフイード値、5…耕深設定レバー、20…操作
パネル、60…t2・t3のパルス幅設定用調整ダイ
ヤル、61…t4・t5のパルス幅設定用調整ダイヤ
ル、62…VDZの値を調整ダイヤル、63…Vdの
値の調整ダイヤル、64…切換スイツチ。
Claims (1)
- 1 耕深設定レバー5により設定する設定耕深値
Vsより上方に近接区域Vdを設け、設定耕深値Vs
よりも下方に不感帯区域VDZを設け、耕深センサ
ー1からのフイードバツク値VIが、近接区域Vd
より上では連続的に下降させ、近接区域Vd内で
はコントロールバルブ12をパルス駆動により間
歇的に下降させ、不感帯区域VDZ内で作業機を停
止させ、不感帯区域VDZより下では、バルス駆動
により間歇的に上昇させ、近接区域Vdの値と、
不感帯区域VDZの値を耕深設定レバー5の設定値
に応じて自動的に調整すべく構成したことを特徴
とするデプスコントロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19711383A JPS6087703A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | デプスコントロ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19711383A JPS6087703A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | デプスコントロ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6087703A JPS6087703A (ja) | 1985-05-17 |
JPH0464646B2 true JPH0464646B2 (ja) | 1992-10-15 |
Family
ID=16368942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19711383A Granted JPS6087703A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | デプスコントロ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6087703A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0750884Y2 (ja) * | 1986-03-07 | 1995-11-22 | 三菱農機株式会社 | ロータリ耕耘機の耕深自動制御装置 |
JPH0671363B2 (ja) * | 1986-11-19 | 1994-09-14 | ヤンマーディーゼル株式会社 | トラクタ−作業機の自動制御装置 |
JPS63137604A (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-09 | 日本精機株式会社 | 作業機の動作位置制御方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5558004A (en) * | 1978-10-20 | 1980-04-30 | Yanmar Agricult Equip | Method and device for controlling tillage depth |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP19711383A patent/JPS6087703A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5558004A (en) * | 1978-10-20 | 1980-04-30 | Yanmar Agricult Equip | Method and device for controlling tillage depth |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6087703A (ja) | 1985-05-17 |
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