JPH046325A - 排煙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は厨房などで使用している調理器などから調理の
際に発生する油煙などの排出を行う排煙装置に関するも
のである。

従来の技術 近年、調理器から発生する油煙などの排煙装置において
は、調理器部分の異常加熱による火災の発生を防止する
要求が高まってきている。

従来、厨房などで使用している調理器などから調理の際
に発生する油煙などを捕集して排出する排煙装置の構成
について第７図を参照しながら説明する０図に示すよう
に、一端を調理器１の加熱部２の側方に開口した吸入口
３を有するフード４の他端に、家屋の壁面５を貫通して
屋外に臨ませた排出口６を有する排煙ダクト７を設置し
、この排出口６に排出用送風［１Ｂを設け、また油煙に
含まれている油を付着分離するために吸入口３近傍の排
煙ダクト７内に着脱可能としたグリスフィルター９を設
けている。なお、実線矢印は排出用送風機８による空気
の流れを示す。

上記構成において、排出用送風機８を駆動すると吸入口
３から排出口６に至る空気の流れが発生し、吸入口３か
ら吸引される空気流とともに、調理器１から発生した油
煙などが排煙ダクト７内に吸引される。一方、油煙に含
まれている油は吸入口３近傍に設けたグリスフィルター
９に付着して分離された後、浄化された空気が排出口６
から屋外に排出されるものである。

発明が解決しようとする課題 このような従来の排煙装置の構成では、たとえば調理器
１で調理器具などが過熱状態に達した場合においても、
その異常を検知する機能が無いばかりか、調理器１への
燃料の供給が継続されるとともに排出用送風機８の動作
も継続されるため火災に至るという課題があった。

本発明は上記課題を解決するもので調理器具が過熱状態
に達した場合などの異常を排煙ダクト側で検知し、調理
器への燃料の供給を強制的に遮断することで、発炎を事
前に阻止することのできる排煙装置を提供することを目
的とするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、本発明の第１の手
段は鍋などの調理器具からの放射エネルギーを検知する
エネルギーセンサーを有する排煙ダクトと、調理器に供
給するエネルギ源を遮断する遮断器とを備え、前記エネ
ルギーセンサーと連動して前記遮断器を制御するもので
ある。

また、第２の手段は煙センサーを有する排煙ダクトと、
調理器に供給するエネルギ源を遮断する遮断器とを備え
、前記煙センサーと連動して前記遮断器を制御するもの
である。

さらに第３の手段は調理器具にセットして使用する温度
センサーと、温度センサーの信号を受信する受信器を装
着した排煙ダクトと、調理器に供給するエネルギ源を遮
断する遮断器とを備え、前記温度センサーと連動して前
記遮断器を制御するものである。

作用 本発明は上記構成により、調理器具からの熱放射エネル
ギーを排煙ダクト側で検知し、放射エネルギー量によっ
て調理器へのエネルギーの供給を遮断することによって
過熱を抑制し、発炎を未然に防止するものである。

また、排煙ダクト内部に吸引した煙の濃度あるいは成分
など煙の発生原因による煙の質の差を検出し、発炎に至
る異常を事前に検知して調理器へのエネルギーの供給を
遮断することによって調理器具の過熱を抑制し、発炎を
未然に防止するものである。

さらに、調理器具にセットしたセンサーで調理物等の温
度を直接検出し、センサーからの信号をワイヤレスシス
テムによって排煙ダクトに伝送するとともに異常温度を
検出した場合、調理器へのエネルギーの供給を遮断する
ことによって調理器具の過熱を抑制し、発炎を未然に防
止するものである。

実施例 以下、本発明の第１実施例としてエネルギー源にガスを
使用する場合について第１図および第２図を参照しなが
ら説明する０図に示すように、排煙装置Ａは一端に調理
器１１の加熱部１２に臨ませて開口した吸入口Ｉ３を有
し、かつその表面に前記加熱部１２に載置して使用する
調理器具１４からの、たとえば熱放射エネルギーを検知
するエネルギーセンサーエ５を配置したフード１６とし
、他端は家屋の壁面１７を貫通して屋外に臨ませ、かつ
排出用送風機１日を配置した排出口Ｉ９を形成する排煙
ダクト２０と、前記調理器ＩＩに供給するガス量を検知
するエネルギー量検知器２１およびガスの供給を遮断す
る遮断器２２とを、前記調理器１工にエネルギーガスを
供給するガス本管２３に設け、前記エネルギーセンサー
１５およびエネルギー量検知器２１からの信号によって
、前記遮断器２２や排出用送風１１１１８の動作を制御
する制御器２４を設けている。なお２５は吸入空気流中
の油を分離するグリスフィルターを示すともに実線矢印
は排出用送風機１日による空気の流れを示すものである
。

上記構成において油煙などの捕集動作について説明する
と、加熱部１１に鍋などの調理器具１４を載置加熱して
調理を始めると同時に、エネルギー量検知器２１の出力
に応じて制御器２４が最適な空気量になるように排出用
送風機１８を運転して吸入口Ｉ３から油煙の捕集に必要
な空気を吸入する。一方、天ぷら調理時などで調理器具
１４が過熱状態に達した場合、調理器具１４からの熱な
どの放射エネルギーをフード１６表面に配置したエネル
ギーセンサー１５が検出し、この出力が一定の限界を越
えた場合、制御器２４がガス本管２３に設けている遮断
器２２を強制的に動作させてガスの供給を遮断するとと
もに排出用送風Ｉ！１８の運転も停止するものである。

すなわち、一般に物体が加熱された場合、その物体から
の放射エネルギーはステファン・ポルツマンの法則に基
づいて器具の加熱温度の４乗に比例して増加するもので
、従って、たとえば赤外線強度などを検知するエネルギ
ーセンサー１５の出力を監視することで調理器具１４の
温度を監視することができるものである。

なお、排煙ダクト２０内に吸引された油成分は吸入口１
３内部に設けているグリスフィルター２５に付着して除
去されるものである。

つぎに本発明の第２実施例を第３図および第４図を参照
しながら説明する。なお第１実施例と同一部分について
は同一番号を付けて詳細な説明は省略する。図に示すよ
うに、排煙装置Ａは一端を調理器１１の加熱部１２に臨
ませて開口した吸入口１３を有し、かつその内部煙の温
度、濃度、匂いなどを検知する煙センサ−２６を配置し
たフード１６としたもので、前記煙センサ−２６からの
信号によって前記遮断器２２や排出用送風機１８の動作
を制御する制御器２４を設けているものである。

上記構成において油煙などの捕集動作について説明する
と、加熱部１２に調理器具１４を載置加熱して調理を始
めると同時に、エネルギー量検知器２１の出力に応じて
制御器２３が最適な空気量になるように排出用送風１１
１８を運転して吸入口１３から油煙の捕集に必要な空気
を吸入する。一方、天ぷら調理時等の場合、調理器具１
４が過熱状態に達した場合、吸入口１３から吸引される
煙の温度やその濃度あるいは匂いなどを煙センサ−２６
が検知し、その煙の成分を監視することによって調理器
具１４の過熱状Ｓを検知し、煙センサ−２６の出力によ
って制御器２３がガス本管２３に設けている遮断器２２
を強制的に動作させてガスの供給を遮断するとともに排
出用送風機１８の運転も停止するものである。従って、
煙センサ−２６の出力が発炎限界に近くなった場合、制
御器２４によって前記遮断器２２を動作させ、ガスの供
給を強制的に停止することで調理器具１４の異常温度上
昇を防止することができるものである。

つぎに本発明の第３実施例を第５図および第６図を参照
しながら説明する。なお、第１実施例と同一部分につい
ては同一番号を付けて詳細な説明は省略する０図に示す
ように、加熱部１２に載置して使用する調理器具１４に
セットして使用するワイヤレス型の温度センサー２７と
排煙装置内Ａに装着している受信１１２Ｂとで構成して
いる。また前記調理器具１４にセットした温度センサー
２７からの信号によって遮断器２２や排出用送風機１８
の動作を制御する制御器２４を設けている。

次に上部構成において、油煙などの捕集動作について説
明すると、加熱部１２に温度センサー２６をセントした
調理器具１４を載置加熱して調理を始めると同時に、こ
の出力をワイヤレスで排煙装置本体Ａに設けた受信機２
８で受信し、制御器２４で常時温度を監視する。そして
発炎に弘る異常温度に達した場合、制御器２４がガス本
管２３に設けている遮断器２２を強制的に動作させてガ
スの供給を遮断するとともに排出用送風機１日の運転も
停止するものである。

このように本発明の第１実施例の排煙装置によれば、調
理器具１４からの、たとえば熱放射エネルギーを排煙ダ
クト２０側に設けたエネルギーセンサー１５で検知し、
放射エネルギー量によって調理器１１へのエネルギーの
供給を遮断することによって過熱を抑制し、発炎を未然
に防止することができるものである。

また、第２実施例の排煙装置によれば、排煙ダクト２０
内部に吸引した煙の質を煙センサ−２６で検出し、火災
発生に至る異常を事前に検知することで、調理器１１へ
のエネルギーの供給を遮断器２２で遮断することによっ
て過熱を抑制し、発炎を未然に防止することができるも
のである。

さらに、第３実施例の排煙装置によれば、調理器具１４
にセットしたセンサーで調理物等の温度を直接検出し、
センサー２６からの信号をワイヤレスシステムによって
排煙ダクトに設けた受信機２８で受信し、調理器１１へ
のエネルギーの供給を遮断することによって過熱を抑制
し、発炎を未然に防止することができるものである。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように、調理器具が過熱状態
に達した場合などの異常を排煙ダクト側で検知し、調理
器への燃料の供給を強制的に遮断するので、発炎を事前
に阻止することができる安全性の高い排煙装置を提供で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示す排煙装置の断面図、
第２図は同制御系のブロックダイヤグラム、第３図は本
発明の第２実施例を示す排煙装置の断面図、第４図は同
制御系のブロックダイヤグラム、第５図は本発明の第３
実施例を示す排煙装置の断面図、第６図は同制御系のブ
ロックダイヤグラム、第７図は従来の排煙装置の断面図
である。 Ａ・・・・・・排煙装置、１１・・・・・・調理器、Ｉ
４・・・・・・調理器具、１５・・・・・・エネルギー
センサー、２０・・・・・・排煙ダクト、２２・・・・
・・遮断器、２６・・・・・・煙センサ−，２７・・・
・・・温度センサー、２８・・・・・・受信機。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名１図 ＵＡ　　理　酪 ！Ｉｌ　　理　ｂ　呉 エネルギーセンサ〜 ｎＦ　　捏　タ　　り　　ト ｒ断器 問卿臣 ｍ陛装置 第３図 １！　口 ２図 第４図 ノｔブ １ご 第 第 図 図 と−鷹／ｌむンＶ 勿　−−愛　渚　黴 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）調理器具からの放射エネルギーを検知するエネル
   ギーセンサーを有する排煙ダクトと、調理器に供給する
   エネルギ源を遮断する遮断器とを備え、前記エネルギー
   センサーと連動して前記遮断器を制御する排煙装置。
2. （２）煙センサーを有する排煙ダクトと、調理器に供給
   するエネルギ源を遮断する遮断器とを備え、前記煙セン
   サーと連動して前記遮断器を制御する排煙装置。
3. （３）調理器具にセットして使用する温度センサーと、
   この温度センサーの信号を受信する受信器を装着した排
   煙ダクトと、調理器に供給するエネルギ源を遮断する遮
   断器とを備え、前記温度センサーと連動して前記遮断器
   を制御する排煙装置。