JPH0463175B2 - - Google Patents

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JPH0463175B2
JPH0463175B2 JP63193875A JP19387588A JPH0463175B2 JP H0463175 B2 JPH0463175 B2 JP H0463175B2 JP 63193875 A JP63193875 A JP 63193875A JP 19387588 A JP19387588 A JP 19387588A JP H0463175 B2 JPH0463175 B2 JP H0463175B2
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JP
Japan
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lid
gutter
cover
road surface
receiving frame
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JP63193875A
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Jutaro Matsuo
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Daiichi Kizai Co Ltd
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Daiichi Kizai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は周囲の美舗装路面とマツチさせた充填
式化粧蓋(無孔蓋)を用いながらも路面からの雨
水等の流水を側溝内または集水枡内に流入させる
排水機能を持つ側溝等の被蓋装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、前述の側溝や集水枡の被蓋装置として
は、実開昭57−85086号公報に示されているよう
に、側溝または集水枡の上部開口縁に断面L字形
の受枠を設け、この受枠の蓋受段部に合成ゴム製
等の緩衝ブロツクを介し溝蓋または枡蓋(以下単
に蓋と略記する)を載架して該側溝または集水枡
上面を覆う構成のものが多い。
また、それらの溝は路面上の雨水等の流水を側
溝内または集水枡内に流入させるために、その蓋
自体がグレーチング(格子状)或いは複数のスリ
ツト状に開口する大きな排水孔を有する有孔蓋構
造とされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述した側溝や集水枡の被蓋装置で
は、排水機能を持たせるために、蓋自体がグレー
チング(格子状)或いは複数のスリツト状に開口
する大きな排水孔を有する有孔蓋構造とされてい
るので、側溝内または集水枡内に溜まつた汚水や
ゴミ等の汚物が蓋の大きな排水孔を通して上から
丸見えとなることから、その上を歩く歩行者に不
快感を与える問題があつた。
また、近年では歩道や広場や公園等、周囲自然
環境に馴染むように化粧タイルや化粧ブロツクを
敷設した美舗装路面が多くなつて来ているが、こ
うした美舗装路面に前述の如く格子状或いは複数
のスリツト状の大きな排水孔を有する有孔蓋構造
のものを設けると、そこだけ周囲の美舗装路面と
色彩やデザイン的にマツチせず違和感を受け、路
面の美観を損ねる問題があつた。
そこで、本出願人は前述の側溝や集水枡の被蓋
装置の蓋として、周囲の美舗装路面とマツチすべ
く、断面偏平U字形の蓋本体の上面凹部内に周囲
の美舗装路面と同様の化粧タイル或いは化粧ブロ
ツク等の充填材を詰めた充填式化粧無孔構造の蓋
を設けることを考えたが、しかしこの場合、その
充填式化粧無孔構造の蓋は、前述のグレーチング
のような有孔構造の蓋の如く排水孔を持たないの
で、路面上からの雨水等の流水を側溝内または集
水枡内に流入させることかできない。この為にそ
の充填式化粧無孔構造の蓋を排水機能を必要とす
る側溝または集水枡に単に適用できない問題があ
る。
なお、その充填式化粧無孔構造の蓋を前記実開
昭57−85086号公報のグレーチングの如く受枠に
合成ゴム製等の緩衝ブロツクを介し設けるように
すれば、その蓋と受枠との間に〓間ができて排水
の可能性があるが、しかしその従来のこの種の緩
衝ブロツクは蓋のガタや騒音防止を目的としたも
ので、この緩衝ブロツクはグレーチングのエンド
プレート等の部材の肉厚と同等の4〜6mm程度の
薄肉な弾性部材よりなり、これを介在しても蓋と
受枠との間には3〜5mm程度の微小〓間しかでき
ず、そこからの排水は僅かであるばかりか、泥等
の流入により直ぐに塞がつてしまつて、路面上か
らの雨水等の流水の排水機能は果たせ得ない。
本発明は前記事情に鑑みなされ、側溝または集
水枡の上面を充填式化粧蓋(無孔蓋)を用いて覆
つたにもかかわらず、路面上からの雨水等の流水
をスムーズに側溝内または集水枡内に流入させる
ことができ、側溝内または集水枡内の汚物が上か
ら見えて歩行者に不快感を与える問題や、周囲の
美舗装路面とマツチせずに路面の美観を損なう問
題を解消できて、十分な排水機能と美観との両方
の効果を満足し得る側溝等の被蓋装置を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の側溝等の被蓋装置は前記目的を達成す
るために、溝蓋または枡蓋は断面偏平U字形の蓋
本体の上面凹部内に化粧タイル或いは化粧ブロツ
ク等の充填材を詰めて周囲の美舗装路面とマツチ
させた充填式化粧無孔構造とすると共に、この充
填式化粧無孔構造の蓋と前記受枠との相互間複数
箇所にそれぞれ介在し該蓋を受枠に対し離間する
状態に支持してその蓋外側面と受枠内側面との間
に路面上からの流水を側溝または集水枡内に流入
させる開口幅15mm以上の横長スリツト状の排水通
路を構成する肉厚なL字形状スペーサを前記蓋と
受枠とのいずれか一方に固着して設けたことを特
徴とする。
〔作用〕
前記構成の側溝等の被蓋装置であれば、溝蓋ま
たは枡蓋は断面偏平U字形の蓋本体の上面凹部内
に化粧タイル或いは化粧ブロツク等の充填材を積
めて周囲の美舗装路面とマツチさせた充填式化粧
無孔構造としたので、その蓋が周囲の美舗装路面
と色彩やデザイン的に違和感なくマツチし、路面
の美観を損ねるようなことがなくなる。またその
充填式化粧無孔構造の蓋自体は、グレーチングの
ような有孔構造の蓋と異なり排水機能を持たない
が、その蓋と受枠との相互間複数箇所に肉厚なL
字形状スペーサをそれぞれ介在して該蓋を受枠に
対し離間する状態に支持することで、その蓋外側
面と受枠内側面との間に開口幅15mm以上の横長ス
リツト状の排水通路を構成したので、その横長ス
リツト状の排水通路は開口量が十分な幅広で、こ
の排水通路を通して路面上からの雨水等の多量の
流水を側溝または集水枡内にスムーズに流入させ
得るようになると共に、泥等の流入により直ぐに
塞がつてしまうようなことがなく、排水機能を長
く維持できるようになる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図乃至第4図によ
り説明する。なおここでは側溝1の被蓋装置を例
示する。
まず側溝1の上部開口両側縁にそれぞれアンカ
ー2a,3aによつて金属製の断面L字形状の通
し縁部材である受枠2,3が該溝長手方向に連続
して亘り固設されている。この両側受枠2,3の
下部水平部が蓋受段部4,5とされている。これ
ら両側受枠2,3の蓋受段部4,5上に後述する
スペーサ6を介在して周囲路面7の上面と同一高
さとなるように溝蓋11が載架されて側溝1上面
を覆う状態に設けられている。この溝蓋11は該
側溝1の長手方向に亘り多数配列して設けられて
いる。
ここで、前記溝蓋11は、底板部12と外周立
上り板部13よりなる金属製の断面偏平U字形の
蓋本体14の上面凹部内に、モルタル等の馴らし
用充填材15を詰め、さらにその上に周囲の美舗
装路面7とマツチするように該路面7の化粧仕上
げ材である美舗装材と同一の化粧タイル或いは化
粧ブロツク等の充填材16を敷詰めてなる充填式
化粧無孔構造のものである。またこの充填式化粧
無孔構造の溝蓋11は両側部が前記側溝1の両側
受枠2,3の蓋受段部4,5上面に両側が掛かる
範囲で、該側溝1の溝幅(両側受枠2,3の立上
り板部相互間隔)aより30mm以上狭く設定さてい
る。
一方、前記スペーサ6は第4図に示す如く硬質
合成ゴム等の一体成形品よりなる弾性受座体6′
であつて、厚さ15mm以上の肉厚な全体的にL字形
板状をなしている共に、内側中央部に山形状に突
出するストツパ突起部6aを一体に有した構成で
ある。このスペーサ6が前記両側受枠2,3の内
側面にこの蓋受段部4,5上面から立上り内面上
端寄り部までに亘つて接着或いはビス止め等の手
段により各々固着されている。またこのスペーサ
6は両側受枠2,3の長手方向に前記溝蓋11の
配列ピツチと同じ間隔で多数設けられている。
そしてその両側2個ずつ計4個のスペーサ6で
もつて前記充填式化粧無孔構造の各溝蓋11をそ
の四隅部において下側並びに両側から支持してい
る。これでその各溝蓋11は前記両側受枠2,3
に対し離間する状態に支持され、その溝蓋11の
両外側面と両側受枠2,3内側面との間に路面7
上からの流水を側溝1内に流入させる横長スリツ
ト状の排水通路10を構成している。この両側の
横流スリツト状の排水通路10はそれぞれ上方路
面側開口幅cと下方側溝側開口幅dが前記各スペ
ーサ6の肉厚設定により15mm以上にされている。
なお、前記各溝蓋11は隣接するもの同志が緩
衝しないように、相互間に前記スペーサ6のスト
ツパ突起部6aが介在して〓間gを存して配列さ
れている。
また、前記路面7上から雨水等の流水が受枠
2,3と溝蓋11との間の横長スリツト状の排水
通路10を通つて側溝1内に流れるように、該路
面7の勾配と同様に、両側受枠2,3の蓋受段部
4,5を緩く傾斜する傾斜段部としておくと良
い。
而して、前記構成の側溝等の被覆装置であれ
ば、溝蓋11が断面偏平U字形の蓋本体の上面凹
部内に化粧タイル或いは化粧ブロツク等の充填材
を詰めて周囲の美舗装路面7とマツチさせた充填
式化粧無孔構造としたので、その溝蓋11が周囲
の美舗装路面7と色彩やデザイン的に違和感なく
マツチし、路面7の美観を損ねるようなことがな
くなる。またその充填式化粧無孔構造の溝蓋11
自体は、グレーチングのような有孔構造の蓋と異
なり排水機能を持たないが、その溝蓋11と両側
受枠2,3との相互間複数箇所に肉厚のL字形状
スペーサ6をそれぞれ介在して該溝蓋11を両側
受枠2,2に対し離間する状態に支持すること
で、その溝蓋11両外側面と両側受枠2,3内側
面との間に開口幅15mm以上の横長スリツト状の排
水通路10をそれぞれ構成したので、その横長ス
リツト状の両側の排水通路10は開口量が十分な
幅広で、この両側の排水通路11を通して路面7
上からの雨水等の多量の流水を側溝1内にスムー
ズに流入させ得るようになると共に、その横長ス
リツト状の両側の排水通路10は開口量が十分な
幅広であるので泥等の流入により直ぐに塞がつて
しまうようなことがなく、排水機能を長く維持で
きるようになる。
以上で、側溝1の上面を充填式化粧蓋(無孔
蓋)11を用いて覆つたにもかかわらず、路面7
上からの上雨水等の流水をスムーズに側溝1内に
流入させることができ、側溝1内の汚物が上かか
ら見えて歩行者に不快感を与える問題や、周囲の
美舗装路面7とマツチせずに路面の美観を損なう
問題を解消できて、十分な排水機能と美観との両
方の効果を満足し得るようになる。
なお、第5図は前記溝蓋11の開閉治具を示
す。この溝蓋開閉治具17は屈曲杆部18aを有
するL形杆18と、取手19及び屈曲杆部20a
を有するL字形状のフツク杆21とを相互に回動
可能に保持具21で結合した構成である。これが
少なくとも2個用意され、この2個の溝蓋開閉具
17を屈曲杆部18a,20aが第5図実線で示
すように互いに一直線上に開脚した状態でもつて
前記両側受枠2,3と溝蓋11との間の横長スリ
ツト状排水通路10内に上方から差し込み、この
状態でフツク杆20を第5図想像線で示すように
90度回動して、この水平屈曲杆部20aを溝蓋1
1の下面側に移動させ、この状態でフツク杆20
の取手19を持つて上方に引き上げることで、該
水平屈曲杆部20aに下面に引つ掛かつて溝蓋1
1が受枠2,3相互間内から引き出せるようにな
る。
なおまた、前記実施例ではスペーサ6を硬質合
成ゴム等の一体成形品よりなる弾性受座体6′と
して形成したが、これは合成樹脂製或いは金属製
のものでも可である。またこのスペーサ6を両側
受枠2,3側に固着したが、反対にこのスペーサ
6を第6図及び第7図に示す如く溝蓋11の四隅
部に固着して設けてもよい。
また、図示しないが、本発明は路面上からの流
水を集水枡内に流入排水させる集水枡の被蓋装置
としても前記略同様に適用できる。この場合、集
水枡の上部開口周縁に方形枠状をなす断面L字形
の受枠を固設し、この内面四隅部等に肉厚のL字
形状のスペーサを配し、これらに載架支持させる
ようにして枡蓋を該受枠に対し離間する状態に支
持し、その蓋外周側面と受枠内周側面との間に路
面上からの流水を側溝または集水枡内に流入させ
る開口幅15mm以上の横長スリツト状の排水通路を
構成する。もちろんその枡蓋は断面偏平U字形の
蓋本体の上面凹部内に化粧タイル或いは化粧ブロ
ツク等の充填材を詰めて周囲の美舗装路面とマツ
チさせた充填式化粧無孔構造のものとする。これ
でこの集水枡の被蓋装置においても前述の側溝の
被蓋装置と同様の作用効果が得られるようにな
る。
〔発明の効果〕
本発明は以上の如く、溝蓋または枡蓋は断面偏
平U字形の蓋本体の上面凹部内に化粧タイル或い
は化粧ブロツク等の充填材を詰めて周囲の美舗装
路面とマツチさせた充填式化粧無孔構造とし、こ
の充填式化粧無孔構造の溝蓋または枡蓋を用いて
側溝または集水枡の上面を覆つたにもかかわら
ず、その蓋と受枠との相互間複数箇所に介在した
肉厚のL字形状スペーサにより該蓋外側面と受枠
内側面との間に開口幅15mm以上の横長スリツト状
の排水通路を確保したので、その開口量が十分で
幅広な横長スリツト状の排水通路を通して路面上
からの雨水等の多量の流水を側溝または集水枡内
にスムーズに流入させることができると共に、そ
の排水通路が泥等の流入により直ぐに塞がつてし
まうようなことがなく、排水機能を長く維持で
き、従来のグレーチングの如く側溝内または集水
枡内の汚物が上から見えて歩行者に不快感を与え
る問題や、周囲の美舗装路面とマツチせずに路面
の美観を損なう問題を解消でき、十分な排水機能
と美観との両方の効果を満足し得る側溝等の被覆
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すも
ので、第1図は側溝の被蓋装置の一部省略した平
面図、第2図は第1図の−線に沿う断面図、
第3図は第1図の−線に沿う断面図、第4図
はスペーサの取付け状態の部分斜視図、第5図は
前記被蓋装置の蓋の開閉に用いる溝蓋開閉治具の
斜視図、第6図は本発明の他の実施例を示すスペ
ーサ付き溝蓋の平面図、第7図は第6図の正面図
である。 1……側溝(集水枡)、2,3……受枠、6…
…スペーサ、7……路面、10……排水通路、
c,d……開口幅、11……充填式化粧無孔構造
の溝蓋(枡蓋)、14……蓋本体、15,16…
…充填材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 側溝または集水枡の上部開口縁に設けた断面
    L字形の受枠の蓋受段部に溝蓋または枡蓋を載架
    して該側溝または集水枡上面を覆う被蓋装置にお
    いて、前記溝蓋または枡蓋は断面偏平U字形の蓋
    本体の上面凹部内に化粧タイル或いは化粧ブロツ
    ク等の充填材を詰めて周囲の美舗装路面とマツチ
    させた充填式化粧無孔構造とすると共に、この充
    填式化粧無孔構造の蓋と前記受枠との相互間複数
    箇所にそれぞれ介在し該蓋を受枠に対し離間する
    状態に支持してその蓋外側面と受枠内側面との間
    に路面上からの流水を側溝または集水枡内に流入
    させる開口幅15mm以上の横長スリツト状の排水通
    路を構成する肉厚なL字形状のスペーサを前記蓋
    と受枠とのいずれか一方に固着して設けたことを
    特徴とする側溝等の被蓋装置。
JP19387588A 1988-08-03 1988-08-03 Drainage method of road-surface flowing water Granted JPS6452932A (en)

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JP19387588A JPS6452932A (en) 1988-08-03 1988-08-03 Drainage method of road-surface flowing water

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JPS6452932A JPS6452932A (en) 1989-03-01
JPH0463175B2 true JPH0463175B2 (ja) 1992-10-09

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Families Citing this family (5)

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