JPH046304Y2 - - Google Patents

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JPH046304Y2
JPH046304Y2 JP12280285U JP12280285U JPH046304Y2 JP H046304 Y2 JPH046304 Y2 JP H046304Y2 JP 12280285 U JP12280285 U JP 12280285U JP 12280285 U JP12280285 U JP 12280285U JP H046304 Y2 JPH046304 Y2 JP H046304Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は厚手原稿読取部とシート原稿読取部と
を備えたフアクシミリ装置等の原稿読取装置に関
する。
(ロ) 従来の技術 書籍等の厚手原稿の読取走査を行なう厚手原稿
読取部とシート原稿の読取走査を行なうシート原
稿読取部とを備えた原稿読取装置としては、例え
ば特公昭58−37536号公報などに開示されている。
第3図はこの従来装置を示す概略正面図であり、
1は厚手原稿用の原稿載置台、2は螢光灯で載置
台1の原稿を照射する。一方3は原稿挿入台で、
シート原稿を載置する。4は螢光灯で搬送された
シート原稿を照射する。6から8は固定ミラー、
9は回動可能なミラー、10はレンズで、これら
光学手段により感光体11に結像される。そし
て、シート原稿読取部20と厚手原稿読取部21
との読取箇所の変更はミラー9により行なわれ
る。このミラー9はシート原稿読取部20の原稿
有無センサ22,23からの信号でモータ24が
駆動されることにより、シート原稿読取部20に
原稿が有る場合には前記ミラー9が光路から離脱
するように構成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら上述した従来装置にあつては、ミ
ラー9を可動させるために、モータやソレノイド
等の駆動源を必要とし、装置が高価になるなどの
問題があつた。
本考案は前述した問題点に鑑みてなされたもの
にして、簡易な機構で、ミラー駆動専用の駆動源
を必要としない原稿読取装置を提供することを目
的とするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、厚手原稿読取部及びシート原稿読取
部からの光路を選択する回動自在に設けられた選
択ミラーと、この選択ミラーを常にシート原稿読
取部を選択する方向に付勢する付勢手段と、前記
選択ミラーの取付けられ且つこの選択ミラーを回
動せしめる駆動軸と、この駆動軸にクラツチを介
して前記シート原稿読取部の副走査用モータ軸と
連結する駆動伝達手段と、前記選択ミラーに連接
して設けられたアーム部材と係合し、前記付勢手
段に抗して選択ミラーを厚手原稿読取部を選択す
る位置に係止保持する係止部材と、この係止部材
に連続して設けられ、厚手原稿読取部の移動台が
少なくとも待機位置より原稿走査側と反対側に移
動した位置で前記移動台と当接し前記アーム部材
と係止部材との係合を解除する解除手段とを備え
たことを特徴とする。
(ホ) 作用 本考案は、選択ミラーをシート原稿搬送用の副
走査用モータにて駆動することにより、光路を選
択することができると共に、厚手原構読取部の移
動台が所定位置にのみ、選択ミラーを係止保持す
る係止部材が解除されることにより、確実に選択
ミラーを動作させることができる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
に従い説明する。
これらの図において、100は厚手原稿読取部
21の透明ガラスなどで形成された原稿台、10
1は原稿台100に載置された原稿である。10
2はこの原稿101を原稿台100に密着押圧す
る原稿押え部材である。103は第1移動台(図
示せず)に設置された螢光灯であり、前記原稿1
01を照射する。更に第1移動台には第1ミラー
104も具備されている。105は第2ミラー、
106は第3ミラーであり、共に第2移動台(図
示せず)に設置されている。また第1移動台およ
び第2移動台は夫々原稿面と平行に移動走査し、
第1移動台の走査速度がVとすると第2移動台は
1/2Vの走査速度で移動走査する。この第1およ
び第2移動台の駆動手段等は特開昭56−132350号
公報等に詳しく説明されているので、ここでは説
明を省略する。
107は光学レンズであり、原稿走査面を
CCD108上に結像させる。
109は分離ローラであり、分離ゴム片110
等の作用によりシート原稿読取部20の原稿載置
台111に積層して載置された原稿を1枚毎に分
離給送する。112ないし114は送紙ローラで
あり、それらローラ112,113,114に付
勢押圧された押圧ローラ115,116,117
とにより、原稿を給紙する。118はシート原稿
読取部の副走査用モータであり、該モータ118
の駆動力はミニピツチタイミングベルト及びプー
リー等の組合せにより、前記ローラ109,11
2,113,114へ伝達される。119ないし
122は発光ダイオード及びフオトトランジスタ
であり、原稿の有無検知手段として設置されてい
る。123は搬送原稿の走査位置を照射する螢光
灯である。124は回転軸であり、原稿等が通路
につまつた場合等に原稿通路を開放する為に使用
される。125は選択ミラーであり、ミラーホル
ダを介して駆動軸126に取付られ基体に対して
回転自在に設置されている。127は該軸126
に固着されたアーム部材である。該アーム部材1
27の一端127aに引張スプリング128が張
架され、該スプリング128の付勢力により前記
アーム部材127が常にストツパー129に付勢
押圧される。前記アーム部材127の他端127
bには突起部が結成され、係止部材130と係合
可能に配置されている。該係止部材130は引張
スプリング131により常に前記アーム部材12
7と係合する方向に付勢されている。132は前
記係止部材130のストツパーピンである。13
3は軸134を中心として回転自在に配設された
アーム部材であり、該アーム部材133は連結棒
135により、前記係止部材130と揺動自在に
連結されている。前記アーム部材133の一端1
33aには係合ピン136が配設されている。該
ピン136は前記第2移動台137が少なくとも
待機位置より原稿走査側と反対側に移動した位置
で第2移動台137の背面と係合するように突出
固着されている。138はミニピツチタイミング
プーリであり、一方向クラツチ139を介して前
記軸126に取付けられている。該プーリ138
と前記ローラ113軸140に固着されたミニピ
ツチタイミングプーリ141間にはタイミングベ
ルト142が張架されている。143,144は
透過型フオトインタラプタであり、前記軸126
に固着された円板145との組合せにより、前記
ミラー125が厚手原稿読取部及びシート原稿読
取部に光路を切換える為の第1位置及び第2位置
を検出するセンサーである。
次に本考案をその動作と共に詳しく説明する。
まず、前記ミラー125が第1図実線の状態、即
ち、シート原稿読取部にセツト状態に装置がセツ
トされているとする。この状態では、第2移動台
137が待機位置より図中左方に移動した位置
(以下、第1位置という。)で、移動台137の背
面とピン136とが係合し、アーム部材127の
係合部127bと係止部材130との係合を解除
された状態である。斯る状態に於いて本等の厚手
原稿100を前記載置台101上にセツトし、送
信スイツチ又はコピースイツチを押すと、その時
前記センサ119,120によりシート原稿読取
部に原稿がセツトされていない為、前記モータ1
18は逆転し矢印B方向に回転する。この時前記
プーリ138は矢印方向に回転する。この時前記
クラツチ139は連結され、前記駆動軸126を
時計方向に回転させ、ミラー125を第1図破線
位置迄、前記スプリング128力に抗して回転さ
せる。同時に前記センサ143を前記円板145
が中央を遮光し、前記モータ118は停止させら
れる。次に前記第1移動台及び第2移動台137
が右方へそれぞれ走査速度V及びV/2で移動
し、原稿面はミラー104,105,106を介
しレンズ107によりCCD108上に結像し光
電変換される。この時第2移動台137が第1位
置より右方へ移動すると、該台137の背面と係
合していたピン136は前記スプリング131力
により戻され、前記係止部材130は前記アーム
部材127の係合部127bと係合し、前記ミラ
ー125が停電等の事故時にスプリング128力
等により反時計A方向に戻され、前記移動台13
7等と衝突することを防止している。
次にシート原稿読取部に原稿が挿入され、前記
センサ119,120により原稿が検知される
と、まず前記第1及び第2移動台137が待機位
置より走査側と反対位置にある第1位置に移動さ
せられる。この第1位置に於いては、第2移動台
137の背面が前記係合ピン136を左方へ係合
移動させ前記係止部材130はスプリング131
に抗して回転させられ、前記アーム部材127の
突起部127bとの係合が解除される。この時前
記アーム部材127は前記スプリング128によ
り反時計A方向に付勢される。前記一方向クラツ
チ139は相対的に係合方向に回転させられたこ
とと同様となり前記プーリ138と連結され、急
激に復帰せず、前記ミラー125に衝撃が加わる
ことを防止している。この時前記モータ118に
通電ロツクされるか、又は無通電保持トルク等の
負荷が大であれば前記ミラー125は停止したま
ま保持されている。前記原稿を走査読取位置迄送
る為前記モータ118をA方向に回転させると、
前記クラツチ139は空転する方向(反時計方
向)に回転させられ、前記軸126は前記スプリ
ング128により反時計方向に戻される。更にス
トツパー129に係合し停止し第1図実線位置に
ミラー125は停止する。更にモータ118が回
転させられても、前記クラツチ139部に於いて
空転する為モータ118の負荷とはならない。又
この時前記センサ144中の円板145が除去さ
れ、シート原稿読取部の第2位置ミラー125が
設定されたことを検知する。この時原稿は第4ミ
ラー146選択ミラー125を介し前記同様
DDC108により光電変換される。
而して、本考案はシート原稿読取部20に原稿
が検知されない時に動作スイツチが押された時に
は、シート原稿読取部21の副走査用モータ11
8を逆転させることにより、厚手原稿読取部21
へミラー125を選択駆動し、原稿が検知された
場合には、原稿を搬送することにより自動的にこ
の原稿を読取ることができる。すなわち、シート
原稿読取部20からの光路がCCD108に結像
されるようにミラー125が選択される。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、選択ミ
ラー駆動の為の専用駆動源を必要とせずに、簡単
な構成で厚手原稿読取部とシート原稿読取部から
の光路を選択することができると共に、厚手原稿
を走査する移動台と選択ミラーとが互いに干渉す
ることなく確定に動作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示
し、第1図は概略側面図、第2図は選択ミラー駆
動部を示す斜視図である。第3図は従来装置を示
す概略側面図である。 118……副走査用モータ、125……選択メ
ラー、128,131……スプリング、136,
138……タイミングプーリ、137……一方向
クラツチ、126……駆動部、127……アーム
部材、130……係止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光学系が移動する厚手原稿読取部と原稿が移動
    するシート原稿読取部とを備えたフアクシミリ装
    置等の原稿読取装置であつて、前記両原稿読取部
    からの光路を選択するべく回動自在に設けられた
    選択ミラーと、この選択ミラーを常にシート原稿
    読取部を選択する方向に付勢する付勢手段と、前
    記選択ミラーに取付けられ、且つこの選択ミラー
    を回動せしめる駆動軸と、この駆動軸に一方向ク
    ラツチを介して前記シート原稿読取部の副走査用
    モータ軸と連結する駆動伝達手段と、前記選択ミ
    ラーに連接して設けられたアーム部材と係合し、
    前記付勢手段に抗して選択ミラーを厚手原稿読取
    部を選択する位置に係止保持する係止部材と、こ
    の係止部材に連接して設けられ、厚手原稿読取部
    の移動台が少なくとも待機位置より原稿走査側と
    反対側に移動した位置で前記移動台と当接し、前
    記アーム部材と係止部材との係合を解除する解除
    手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。
JP12280285U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH046304Y2 (ja)

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JPS6232674U JPS6232674U (ja) 1987-02-26
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