JPH0462085A - インクリボンカセット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はプリンタに用いられるインクリボンカセットに
関する。

［従来の技術］ プリンタでは、インクリボンカセットが装填され、この
装填によって印字ヘッドにインクリボンが対応し、これ
によって印字できるようになっている。

第９図には、この種のインクリボンカセットの従来構造
が示されている。この構造によれば、ケース両端部に同
方向へ突出する支持アーム１４．１６が形成され、これ
らの各支持アーム１４．１６間にケース内部を通してエ
ンドレスのインクリボン１２がループ状に掛は回されて
いる。そして、プリンタへの装填状態で支持アーム１４
．１６間に印字ヘッド１８が位置されて支持アーム１４
．１６の先端間でインクリボン１２にプリンタの印字ヘ
ッド１８が対向されるようになっている。また、ケース
内部には、貯蔵室１０が形成され、この貯蔵菟１０にイ
ンクリボン１２の一部が蛇行した状態で貯蔵されている
。そして、印字時にはロラ２０．２２の回転駆動によっ
て使用済みのインクリボン１２が支持アーム１４．１６
の先端間から貯蔵室１０に引き込まれると同時にインク
リボン１２の未使用部分が貯蔵室１０内から支持アーム
１４．１６の先端間に送り出されるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、この構造では、支持アーム１４．１６の
延出方向（第９図上下方向）に大型になってプリンタ側
の設計の自由度向上の妨げとなっていた。すなわち、使
用によって貯蔵室１０でのインクリボン１２の貯蔵分布
が引き込み側で密、送り出し側で粗となるが、貯蔵室１
０を支持アーム１４．１６の延出方向に幅狭とすると、
その分布状態がより顕著となる。この結果、インクリボ
ン１２の送り出し抵抗が増大してインクリボン１２の送
りムラを生じたり、場合によってはインクリボン１２を
送り出すことができなくなり、貯蔵室１０を支持アーム
１４．１６の延出方向に幅広にする必要があった。この
ため、支持アーム１４．１６の延出方向へのプリンタの
小型化が妨げられたり、スペース上、支持アーム１４．
１６の延出方向にプリンタ側の各部品を取り付けること
ができない等の不都合があった。

本発明は上記事実に鑑み、支持アーム等のアム部の延出
方向に小型なインクリボンカセットを得ることを目的と
する。

［課題を解決するための手段コ 本発明に係るインクリボンカセットでは、エンドレスの
インクリボンを蛇行した状態で貯蔵する貯蔵￥と、この
貯蔵室の両端部より突出しインクリボンの一部を外部に
露出させるアーム部と、を有し、アーム部が貯蔵室の平
面に対して所定の角度をもって突出されていることを特
徴としている。

［作用］ 上記構成の本発明によれば、アーム部が貯蔵室の平面に
対して所定の角度をもって突出されているので、貯蔵室
がアーム部の延出方向に幅狭な配置となり、この結果ア
ーム部の延出方向に小型となる。

［実施例コ 第１図から第３図には、本発明が適用されたインクリボ
ンカセット３０が示されている。

インクリボンカセット３０は図示しないプリンタに装填
されて使用されるようになっている。このインクリボン
カセット３０には、箱状のケース３１が設けられ、この
ケース３１にエンドレスのインクリボン４２が装着され
ている。

ケース３１には、第１図に示される如く両端部に同方向
へ平行に突出する支持アーム３２．３４が形成され、こ
れらの各支持アーム３２．３４間にインクリボン４２が
ケース内部を通してループ状に掛は回されている。支持
アーム３２．３４１：：は、それぞれ細幅の開口４４．
４６が形成され、これらの各開口４４．４６を通ってケ
ース３１の内部にインクリボン４２が入り込んでいる。

これらの各支持アーム３２．３４間には、プリンタへの
装填状態でプリンタの印字ヘッド４７が位置し、各支持
アーム３２．３４の先端間でインクリボン４２に印字ヘ
ッド４７が対向されるようになっている。

また、ケース３１には、第２図に示される如く内部に仕
切り板３６．３８で区画された貯蔵室４０が形成され、
この貯蔵室４０にインクリボン４２の一部が蛇行した状
態で貯蔵されている。仕切り板３６．３８には、細幅の
スリット４８．５０が形成され、これらの各スリット４
８．５０を通って貯蔵室４０にインクリボン４２が入り
込んでいる。

貯蔵室４０には、一方の仕切り板３６のスリット４８に
対応してリボンローラ５２及び押さえローラ５４が配置
され、両ローラ５２．５４間にインクリボン４２が挿入
されている。押さえローラ５４は圧縮コイルスプリング
５６の付勢力でインクリボン４２を介してリボン口〜う
５２に押圧されている。リボンローラ５２はプリンタへ
の装填状態でプリンタの図示しない駆動軸と係合してプ
リンタ作動時に駆動軸を介して回転され、押さえローラ
５４とでインクリボン４２を矢印Ａ方向に挟持搬送でき
るようになっている。この搬送力を受けてインクリボン
４２の使用済み部分が支持アーム３２．３４の先端間か
ら支持アーム３２の開口４４、仕切り板３６のスリット
４８を経て貯蔵室４０に引き込まれると同時にインクリ
ボン４２の未使用部分が貯蔵室４０内から仕切り板３８
のスリット５０、支持アーム３４の開口４６を経て支持
アーム３２．３４の先端間に送り出されるようになって
いる。なお、インクリボン４２の送り出し側の支持アー
ム３４と貯蔵室４０との間には、インクリボン４２を支
持アーム３４の開口４４の内壁に押圧する板ばね５７が
設けられ、この押圧力を受けてインクリボン４２の走行
時にインクリボン４２に所定の張力が付与されるように
なっている。

この貯蔵室４０には、第１図に示される如くインクリボ
ン４２が各支持アーム３２．３４の延出方向を幅方向と
して配置されている。すなわち、各支持アーム３２．３
４が貯蔵室４０の平面に対して直角な方向（矢印Ｂ方向
）に突出されている。

詳しく説明すると、第２図に示される如く仕切り板３６
のスリット４８が支持アーム３２の開口４４の長手方向
を幅方向として形成されていて仕切り板３６と支持アー
ム３２との間でインクリボン４２が角度９０度扱口され
ている。また、同様にして仕切り板３８のスリット５０
も支持アーム３４の開口４６の長手方向を幅方向として
形成されていて仕切り板３８と支持アーム３４との間で
インクリボン４２が角度９０度扱口されている。

これによって、各支持アーム３２．３４が貯蔵室４０の
平面に対して直角な方向に突出されてインクリボン４２
が各支持アーム３２．３４の延出方向を幅方向として貯
蔵室４０に配置されている。

上記構成のインクリボンカセット３０によれば、支持ア
ーム３２．３４が貯蔵室４０の平面に対して直角な方向
に突出されて貯蔵室４０が支持アーム３２．３４の延出
方向に幅狭な配置となり、この結果、支持アーム３２．
３４の延出方向に小型となる。これにより、プリンタ側
のインクリボンカセットう０の装填部を支持アーム延出
ｈ　ｆｏＪ　ｊこ小さ（してこの方向にプリンタを小型
にてさ、また他のプリンタ側の部品の取付位置の自由度
も向上される。

また、貯蔵室４０の平面に対して直角な方向への支持ア
ーム３２．３４の突出によって貯蔵室４０の平面に沿う
方向（第３図左右方向）に小型となる（第３図参照）。

これにより、貯蔵室４ｏが水平となるようにプリンタ側
に装填される場合には、プリンタ側のインクリボンカセ
ット３ｏの装填部を水平方向に大幅に小型化でき、プリ
ンタの水平方向小型化に有効である。また、同様にして
貯蔵室４０が鉛直となるようにプリンタ側に装填される
場合には、プリンタ側のインクリボンカセット３０の装
填部を鉛直方向に大幅に小型化でき、プリンタの薄型化
に有効である。

また、貯蔵室４０の平面に対して直角な方向への支持ア
ーム３２．３４の突出によってインクリボンカセット３
０自身の意匠の自由度も向上される。

なお、第４図及び第５図に示される如くインクリボン４
２の引き込み側の支持アーム３２と仕切り板３６との間
にインクツポン４２と当接する補助ガイド７０を設け、
この補助ガイド７０によってインクリボン４２の動きを
規制するようにすれば、インクリボン４２の捩同状態を
使用時に確実に維持でき、使用途中でインクリボン４２
が必要以上に捩じれたりする等の不具合が生ずることが
ない。なお、送り出し側の支持アーム３４と仕切り板３
８との間では、使用時にインクリボン４２に大きな張力
が作用することがないので、インクリボン４２の動きを
規制するような補助ガイドを設けなくても使用途中でイ
ンクリボン４２が必要以上に捩じれたりする等の不具合
が生ずることがない。

また、インクリボン４２の方向変換部分、特に使用時に
大きな張力が作用する引き込み側の方向変換部分、例え
ば第１図Ｃ部に転がりローラを設ければ、インクリボン
４２の引き込み抵抗が低減されてインクリボン４２の引
き込み動作を円滑にすることができる。

また、インクリボン４２としては通常の環状リボン、あ
るいはメビウスリボンのいずれであっても適用可能であ
り、特にメビウスリボンを用いた場合には仕切り板３６
と支持アーム３２との間及び仕切り板３８と支持アーム
３４との間の両部位でインクリボン４２を角度９０度ず
つ合わせて角度１８０度無理な（捩回させることがてき
、インクリボン４２の走行抵抗が低減されてインクリボ
ン４２を円滑に走行させることができる。

また、上記実施例では仕切り板３６．３８にスリット４
８．５０を形成したが、仕切り板３６と支持アーム３２
との間及び仕切り板３８と支持アーム３４との間でイン
クリボン４２を捩回させることができる構成であればよ
く、インクリボン４２を角度９０度扱口させるガイドを
設ける等、他の種々の構造が適用可能である。

また、上記実施例では支持アーム３２．３４を貯蔵室４
０の平面に対して直角に突出させたが、第６図に示され
るように支持アーム３２．３４を貯蔵室４０の平面に対
して傾けた状態で突出させるようにしてもよく、この場
合においても貯蔵室４０が支持アーム３２．３４の延出
方向に幅狭な配置となって支持アーム３２．３４の延出
方向に小型となる。また、支持アーム３２．３４を貯蔵
室４０の平面に対して傾けることにより貯蔵室４０に対
する印字ヘッド４７の姿勢を適宜変更でき、設計の自由
度が向上される。なお、貯蔵室４０の平面に対する支持
アーム３２．３４の突出角度θは４５度乃至９０度の範
囲内であることが望ましい。

また、上記実施例では支持アーム３２．３４を固定した
が、第７図及び第８図に示されるようにケース３１の側
壁にビン７２を介して支持アーム３２．３４を回転可能
に軸支し、図示しない固定手段によって支持アーム３２
．３４を所望の回転位置で固定するようにしてもよい。

なお、第７図及び第８図中、符号７４はインクリボン４
２の通し孔である。この場合には、支持アーム３２．３
４の回転位置をｊｌｆｆｉして貯蔵室４０゛の平面に対
する支持アーム３２．３４の突出角度を所望の角度に変
えることができるので、貯蔵室４０に対する印字ヘッド
４７の姿勢が異なる多種類のプリンタに共用できる。ま
た、支持アーム３２．３４とケース３１の側壁との間に
支持アーム３２．３４を複数の回転位置でケース３１の
側壁に係合するクリック機構等を設けるようにすれば、
両支持アーム３２．３４の回転位置の調節が容易となる
。

［発明の効果］ 以上説明した如く、本発明に係るインクリボンカセット
では、アーム部を貯蔵室の平面に対して所定の角度をも
って突出させたので、貯蔵室がアーム部の延出方向に幅
狭な配置となってアーム部の延出方向に小型となる。ま
た、貯蔵室の平面に沿う方向にも小型となって貯蔵室が
水平に配置される場合のプリンタの水平方向小型化や貯
蔵室が鉛直に配置される場合のプリンタの薄型化に有効
となる優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたインクリボンカセットの断
面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図は第１
図の左側面図、第４図は他の実施例を示す断面図、第５
図は第４図のＹ−Ｙ線断面図、第６図及び第７図はそれ
ぞれその他の実施例を示す側面図、第８図は第７図のＺ
−２線断面図、第９図は従来のインクリボンカセットの
構造を示す断面図である。 ３０・争拳インクリボンカセ・ソト、 ３２．３４・・Φ支持アーム（アーム部）、４０・　・
貯蔵室、 ４２・・・インクリボン。 以　　上 出願人　　株式会社　精　工　舎

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンドレスのインクリボンを蛇行した状態で貯蔵
   する貯蔵室と、この貯蔵室の両端部より突出し上記イン
   クリボンの一部を外部に露出させるアーム部と、を有し
   、 上記アーム部が上記貯蔵室の平面に対して所定の角度を
   もって突出されている ことを特徴とするインクリボンカセット。
2. （２）請求項１において、上記アーム部は上記貯蔵室の
   平面に対して直角に突出されていることを特徴とするイ
   ンクリボンカセット。
3. （３）請求項１において、上記アーム部は上記貯蔵室の
   両端部に揺動可能に軸支されていることを特徴とするイ
   ンクリボンカセット。
4. （４）請求項１乃至３のいずれかにおいて、上記インク
   リボンはメビウスリボンであることを特徴とするインク
   リボンカセット。