JPH0461694B2 - - Google Patents

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JPH0461694B2
JPH0461694B2 JP63126345A JP12634588A JPH0461694B2 JP H0461694 B2 JPH0461694 B2 JP H0461694B2 JP 63126345 A JP63126345 A JP 63126345A JP 12634588 A JP12634588 A JP 12634588A JP H0461694 B2 JPH0461694 B2 JP H0461694B2
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JP
Japan
Prior art keywords
sand
drum body
water
overflow gutter
scooping
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63126345A
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English (en)
Other versions
JPH01297156A (ja
Inventor
Akira Ishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKKEN SANGYO KK
Original Assignee
NIKKEN SANGYO KK
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Publication date
Application filed by NIKKEN SANGYO KK filed Critical NIKKEN SANGYO KK
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は濁水中の砂を分離回収する回転ドラム
式砂分級機に関するものである。
[従来の技術] 従来の回転ドラム式砂分級機は特開昭52−
121862号や、実公昭62−27228号等によつて周知
のように所定方向に回転するように水平に支持さ
れたドラム本体の両端蓋板を濁水投入口兼排水口
(以下単に排水口という)と砂出口を夫々開設し、
該砂出口の開設された蓋板の内面に複数枚の掬上
板を放射状に設けた砂掬上げ部を形成すると共
に、ドラム本体の内周面に設けた螺旋状の砂送り
羽根の終端を前記砂掬上げ部に連結し、投入され
た濁水をドラム本体内で鎮静させると同時に、ド
ラム本体の回転に伴い沈降した砂を前記砂送り羽
根により移送させるようにしてなるものである。
そして、砂が沈降した後の水はドラム本体の外部
に設けた排水箱に排水口からオーバーフローして
排水される。
また、実公昭62−27228号の場合は、回転体の
一側に設けられる排水口に一本のオーバーフロー
樋を接続してなり、該オーバーフロー樋から水を
排水口を介し機外へ排水するようになつている。
一般に砂分級機は濁水中の砂と水を分離するこ
とを目的としており、排水された水の中に砂分が
含まれてないことが理想である。そこで、かかる
目的を達成するため従来の砂分級機においてはド
ラム本体内にある水を排水口又は溢水樋からオー
バーフローさせることにより細砂の混ざらない上
澄み部分の水のみを少量づつ排水するようにして
いるのである。
[発明が解決しようとする課題] 前者の砂分級機における排水は、既述のように
排水口からのオーバーフローのみによるものであ
るが、排水口の口径はドラム本体内の水位との関
係で定められているものであるためその大きさが
ある程度限定され排水能力に限界がある。
この排水能力の限界に起因して、第一に排水口
を通る水の厚さが通常約10cm程度に達し排水中に
細砂が混つて砂分級機の目的が十分達成されてお
らず、第二にいかに砂掬上げ部の砂の排出量の増
大を図つても排出量の増加がこれに伴わないた
め、結局全体的な処理能力の向上が図れない課題
があつた。また、一本のオーバーフロー樋を設け
た後者においては砂分級機の本来の目的は達成さ
れるかもしれないがその排出量に限界が有るため
全体的な処理能力の向上が図れないという課題が
あつた。
[課題を解決するための手段] そこで本発明は、ドラム本体1の外部に設置さ
れた排水箱16に略水平に延びて連設される溢水
樋17を先が二又状に広がるようにして、その上
面の周縁長さを長く形成し、前記排水口7からド
ラム本体1内に臨ましめ、該溢水樋17の上周縁
から溢れて溢水樋17内に流れ込む水をドラム本
体1外へ排水するようにして課題を解決したもの
である。
[作用] 溢水樋17は先が二又状に広がつて水平に延設
されており、その上周縁から溢れて流れ込んだ水
をドラム本体1の外へ排水するものであるため、
溢水樋17の上周縁の長さを長くするほどそれに
比例して排水量が増加する。
[実施例] 以下に本発明の一実施例を図面を参照しつつ説
明する。
ドラム本体1は架台2上に配設された支持輪
(タイヤ)2,3……により水平にかつ回転自在
に支持され、該支持輪3をモータ4により回転さ
せることによつてドラム本体1が第2,3図中矢
示方向に低速回転する。ドラム本体1の両端蓋板
5,6には夫々大径の排水口7及びこれより小径
の砂出口8が開設されている。ドラム本体1の内
部中心にはテーパ状の濁水導管9が支軸10,1
1により支持固定されており、その拡大した放出
端9aには濁水流落間隙12が存するように間隔
をあけて円形状の当板13が取付杆14を介して
取付けられ、また、濁水導管9の他端開口9bに
は排水口7からドラム本体1内に挿入された濁水
投入樋15の先端が臨んでいる。
この濁水投入樋15の下側には排水口7の外側
に配設された排水箱16からドラム本体1内に延
設された溢水樋17が設けられている。該溢水樋
17は排水箱16から水平に突設されたもので、
上面開口の箱枠状をなし、その上周縁がドラム本
体1内の通常の水位より若干低くなるように設け
られている。そして、この溢水樋17は先が二又
状に広がる平面V字状に形成される。こうするこ
とにより溢水樋17の上面の周縁長さを長くする
ことができる。また、溢水樋17の下面には蓋板
5の内面と接触するようにゴムシール17aが垂
設されており、溢水樋17と排水口7の隙間から
水が洩れ出さないようになつている。
前記溢水樋17は、その一端を排水箱16に片
持ち式に支持させて水平に設けなければならず、
しかも濁水導管9より排水口7に寄せて設置しな
ければならないこと、さらに、濁水投入樋15の
下方でかつその上端縁が水面Wより低い位置にな
ければならないといつたように設置位置に多くの
制約がある。
これらの制約を受け、この状態でその上面の周
縁長さを最大限に長くすることができる形状とし
て、先が二又状に広がる平面V字状に形成した。
一方、砂出口8が開設されている蓋板6の内面
側には複数枚の掬上板18,18……を放射状に
設けた砂掬上げ部19が形成されている。砂掬上
げ部19は仕切壁20によりドラム本体1の内部
と区画されているが、該仕切壁20には連通口2
1,21……が開設されているためドラム本体1
内部と連通している。また、砂掬上げ部19には
仕切壁20の中央から砂出口8に向かつてその先
端が突出するごとく八角錐形の排出導体22が設
けられており、該排出導体22の外周斜面に砂出
口8の内壁面と継がる八枚の仕切板23が突設さ
れている。
前記ドラム本体1の内周面には複数条の螺旋か
らなる砂送り羽根24が設けられており、その終
端が砂掬上げ部19に連結される。
次にその作用を説明すると、回転動するドラム
本体1の濁水導管9へ投入された濁水は放出端9
aから当板13に衝突して濁水流落間隙12から
ドラム本体1内へ流入する。そして、ドラム本体
1の内底部へ沈降した砂は砂送り羽根24によつ
て砂掬上げ部19側へ送られて仕切壁20の連通
口21,21……を通つて砂掬上げ部19内へ貯
る。そして、回転する掬上板18に掬上げられて
上昇し、掬上板18が水面Wより高い位置に至る
と砂に含まれている水が流れ落ちる。さらに掬上
板18が回転を続けて排出導体22に向つて下向
き傾斜する位置に至ると掬上板18上にある砂が
排出導体22に向つて落下して砂出口8から排出
される。
一方、砂が沈降した水は細砂を含まない上澄み
部分のみが先が二又状に広がり平面V字状をなす
溢水樋17内に、その長い長さでしかも水平な上
周縁から溢れて流れ込み、これが排水箱16に流
れて外部に排水される。
なお、溢水樋17は平面V字状よりさらに本数
を増したり多岐の形状に形成してもよい。このよ
うにすることでその上周縁の長さがより長くなつ
て排水量をさらに増加させることができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、溢水樋17を水
平に延設し、かつ、形状を先が二又状に広がるよ
うにして、長さを長く形成することにより、その
上周縁から溢れて流れ込む水をドラム本体1の外
へ排水するものであるため、溢水樋17の上周縁
長さを大きくすればそれに比例して排水量の増加
が図れる。これによつて従来約10cm程度あつた排
水口部分の水の厚さを溢水樋17の上縁部分で約
2cm程度に激減させることができ、細砂の混ざら
ない上澄み部分の水のみの排水が可能となる。
また、このように排水能力を増大させることが
可能となつたことにより、過大な濁水投入による
急激な水位の上昇にも排水能力の余力をもつて対
応することができ、また、砂の排出量の増大にも
十分対応して排水できるため砂分級機全体の処理
能力向上にも貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は全体の縦断面図、第2図は半断面にして示す右
側面図、第3図は第1図のX−X線断面図、第4
図は一部断面にして示す平面図である。 1……ドラム本体、5,6……蓋体、7……濁
水投入口兼排水口、8……砂出口、16……排水
箱、17……溢水樋、18,18……掬上板、1
9……砂掬上げ部、24……砂送り羽根。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定方向に回転動するように水平に支持され
    たドラム本体の両端蓋板に濁水投入口兼排水口と
    砂出口を夫々開設し、該砂出口の開設された蓋板
    の内面に複数枚の掬上板を放射状に設けた砂掬上
    げ部を形成すると共に、ドラム本体の内周面に設
    けた螺旋状の砂送り羽根の終端を前記砂掬上げ部
    に連結し、さらに砂が沈降した上澄水を排水させ
    る溢水樋を設けてなる回転ドラム式砂分級機にお
    いて、 溢水樋はドラム本体の外部に設置された排水箱
    から略水平に延びて前記濁水投入口兼排水口から
    ドラム本体内に臨み、しかも先が二又状に広がる
    ようにしてその上面の周縁長さを長く形成してな
    り、この溢水樋の上周縁から溢れて溢水樋内に流
    れ込む水をドラム本体外へ排水するようにしたこ
    とを特徴とする回転ドラム式砂分級機。
JP12634588A 1988-05-24 1988-05-24 回転ドラム式砂分級機 Granted JPH01297156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12634588A JPH01297156A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 回転ドラム式砂分級機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12634588A JPH01297156A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 回転ドラム式砂分級機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01297156A JPH01297156A (ja) 1989-11-30
JPH0461694B2 true JPH0461694B2 (ja) 1992-10-01

Family

ID=14932865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12634588A Granted JPH01297156A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 回転ドラム式砂分級機

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JP (1) JPH01297156A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227228U (ja) * 1985-07-31 1987-02-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6227228U (ja) * 1985-07-31 1987-02-19

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Publication number Publication date
JPH01297156A (ja) 1989-11-30

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