JP3069026B2 - 砂等の沈殿物の脱水排出装置 - Google Patents

砂等の沈殿物の脱水排出装置

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JP3069026B2
JP3069026B2 JP7164623A JP16462395A JP3069026B2 JP 3069026 B2 JP3069026 B2 JP 3069026B2 JP 7164623 A JP7164623 A JP 7164623A JP 16462395 A JP16462395 A JP 16462395A JP 3069026 B2 JP3069026 B2 JP 3069026B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砂等の沈殿物を水切り
すると共に強制脱水して排出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からバケット式、スパイラル式、ロ
ータリー式等の分級機が知られているが、いずれも砂等
の沈殿物を水から分離するだけで砂の水切り状態が悪く
泥砂状態となって後処理の扱い難いものであった。ま
た、実開昭56ー168208号で多数の仕切壁を設け
た回転体で沈殿物を掬い取るものもあり効率的に良好で
あるが、仕切壁による多数の掬い取り部が回転体に一体
に形成されるため一部の破損でも全体を分離して修理す
る必要があることからその保守が面倒であった。
【0003】そこで、本願発明者が先の特公平5−55
136号で、放射状に備えた脱水管の先端部の掬い取り
部で沈殿物を掬い揚げ、水切網で水切りして反転部で落
下させる装置を開発したのである。しかしながら沈殿物
は水切りされるだけであり、排出する沈殿物によっては
さらに脱水率を大きくしたい場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、分級
した沈殿物の水切り脱水を良好にでき、沈殿物を保持す
る水切網の目詰まりを防止して保守修理し易い装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、上面
を開口し下部に水切網を備えて成る掬い取り部を先端に
形成すると共に、掬い取り部の後端に水溜管を連通させ
た脱水管を設け、回転装置の回転軸に固着した取付体に
脱水管の後部を固着して複数の脱水管を掬い取り部の向
きを揃えて放射状に設け、真空機等の吸引装置に連通す
る吸引管を脱水管内に配置してその先端吸引部を掬い取
り部の水切網の下に臨ませ、脱水管がほぼ水平から上向
きまでに回転変位する範囲内において該脱水管内の吸引
管が吸引作動する吸引手段を備え、掬い取り部から落下
する沈殿物を受けて排送する排送シュートを回転軸の上
方側部に備えた構成の脱水排出装置としている。なお、
前記回転軸内に吸引管の夫々他端部を配置し、回転軸に
固着したゲート盤の外周端面に放射状に開口させた通孔
と吸引管の他端部とを夫々導通連結し、ゲート盤のほぼ
水平部から垂直部までの略90度の範囲を覆うカバー体
に、吸引装置の吸引側を導通させて吸引手段としてもよ
い。
【0006】
【作用】沈殿槽等の沈降室で沈降した沈殿物を、回転装
置によって回転する夫々の脱水管の掬い取り部で掬い上
げて水切網で沈殿物を水切り保持すると共に、脱水管の
回転で夫々掬い取り部が上昇して反転までの間に吸引管
を真空吸引作動させることにより脱水管内を真空状態に
して保持した沈殿物の強制脱水を図り、脱水管の反転部
にて沈殿物を排送シュートに落下させ、さらに、水面に
入る直前の下向き位置で水溜管に溜った水が沈殿室に落
下する際に水切網を通過することから水切網の目詰まり
を防止するのである。
【0007】
【実施例】次に本発明の詳細につき図示実施例で説明す
る。図1及び図2に示す本例装置は、半円の内底面を有
する沈殿槽1に配置されるもので、その供給口11から
泥漿が連続して送られるものである。
【0008】2は夫々長さ約3mの脱水管であり、上面
を開口して下部に金属製水切網20を備えた掬い取り部
21を先端に形成すると共に、掬い取り部21の後端に
屈曲した水溜管22を連通させて成り、モータ50で回
転する沈殿槽1上の回転軸筒5に取付体6を一対固着
し、取付体6の外周に脱水管2の水溜管22を固着して
八本の脱水管2をその掬い取り部21の向きを揃えて放
射状に備えている。なお、水溜管22の屈曲によって先
端の掬い取り部21が側方に突出した状態となってい
る。
【0009】また、真空機3に連通する吸引管31を夫
々の脱水管2内に配置してその先端吸引部310を掬い
取り部21の水切網20の下に臨ませている。即ち、脱
水管2内に配置した吸引管31を取付体6に通して、図
4及び図5のように、回転軸筒5内に吸引管31の夫々
他端部を挿通し、回転軸筒5に固着したゲート盤4の外
周端面に放射状に開口させた通孔41と吸引管31の他
端部とを夫々導通連結している。
【0010】そして、ゲート盤4のほぼ水平部から垂直
部までの略90度の範囲を覆うカバー体33に、真空機
3の連通管32を導通連結させて吸引手段とし、脱水管
31がほぼ水平から上向きまでに回転変位する範囲内に
おいて該脱水管2内の吸引管31を吸引作動させるので
ある。
【0011】また、7は中央上部に設置した排送シュー
トであり、上昇し反転する脱水管2の掬い取り部21の
下に位置している。
【0012】次に本例装置の作用を説明する。まず、供
給口11から沈殿槽1に含砂泥漿を送ると砂9が沈殿す
る。ついでモータ50でゆっくりと回転する夫々の脱水
管2の掬い取り部21で底部に沈降した砂9を掬って保
持する。この際の分離された水は水切網3を通って水溜
管22に貯溜する。そして脱水管2が反転状態になりか
けると砂9が排送シュート7に落下して排出されるので
ある。
【0013】本例で特徴あることは、掬い取り部21で
砂9を保持した脱水管2が水面から出ると吸引管31の
先端吸引部310が開放状態となるため、図5のよう
に、傾斜状態の吸引管31内に浸入していた水が水溜管
22に落ち、続く脱水管2の上昇につれて、図6のよう
に、貯溜した水が水溜管22の底部に移動する。
【0014】そして、脱水管2がほぼ水平から上向きま
での図1で示す矢印範囲8の回転変位範囲内において
は、吸引管31に導通させたゲート盤4の通孔41がカ
バー体33による被覆位置に入るのである。このカバー
体33の被覆部位は真空機3によって真空状態となって
いるためその範囲内の通孔41から吸引管31を介して
先端吸引部310から空気が吸引されるのである。これ
によって脱水管2内が負圧状態となるため掬い取り部2
1で保持した砂9の間を空気が通過し、砂9間に残留し
た水が払拭されて水溜管22に導かれるのである。
【0015】また、反転して砂9を落下した後、さらに
回転して水面に入る前に、図7のように、傾斜状態の水
溜管22から溜った水が掬い取り部21から落下するの
であり、この際、水切網20を通過することから水切網
20が洗浄され目詰まりを防止するのである。
【0016】このように本例によると、水切りと空気吸
引による脱水が施されてベトつきのない砂9が得られる
のである。また、脱水管2が夫々独立して取付体6に固
着してあるため破損などによる個々の取替えが簡単にで
きるのである。さらに、排送シュート7が側部に配置し
てあるため脱水管2の回転に支障がなく、掬い取り部2
1内の砂9が排送シュート7に落下できるのである。
【0017】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。脱水管の形状は問わず、
掬い取り部及び水溜管の構成も限定されない。また、備
える脱水管の数及び回転軸側への固着手段も適宜であ
る。さらに、真空機等の吸引装置に連通する吸引管がほ
ぼ水平から上向きまでに回転変位する範囲内において吸
引作動させる吸引手段の構成も限定されない。なお、掬
い取り部から落下する沈殿物を受ける排送シュートの形
状も任意である。また、脱水管を回転させる回転装置の
構成も限定されない。
【0018】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、空気吸引に
よる二次脱水が施されて脱水率の高い沈殿物が分級排出
される効果が大きく、水溜管から溜った水が落下する際
に水切網を通過することから水切網が洗浄され目詰まり
が防止されて良好な脱水が確保でき、脱水管が夫々独立
して取付体に固着してあるため破損等による個々の取替
えが簡単にできるのである。また請求項2では、空気吸
引手段を簡単に設けることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠した正面図で
ある。
【図2】その一部切欠した側面図である。
【図3】その要部の拡大した一部切欠斜視図である。
【図4】その要部の拡大縦断面図である。
【図5】水面から出た状態の脱水管の一部切欠した拡大
正面図である。
【図6】脱水管の空気吸引状態を示す一部切欠した拡大
正面図である。
【図7】水面に入る前状態の脱水管の一部切欠した拡大
正面図である。
【符号の説明】
1 沈殿槽 11 供給口 2 脱水管 20 水切網 21 掬い取り部 22 水溜管 3 真空機 31 吸引管 310 先端吸引部 33 カバー体 4 ゲート盤 41 通孔 5 回転軸筒 6 取付体 7 排送シュート 9 砂

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口し下部に水切網20を備えて
    成る掬い取り部21を先端に形成すると共に、掬い取り
    部21の後端に水溜管22を連通させた脱水管2を設
    け、回転装置の回転軸筒5に固着した取付体6に脱水管
    2の後部を固着して複数の脱水管2を掬い取り21部の
    向きを揃えて放射状に設け、真空機等の吸引装置に連通
    する吸引管31を脱水管2内に配置してその先端吸引部
    310を掬い取り部21の水切網20の下に臨ませ、脱
    水管2がほぼ水平から上向きまでに回転変位する範囲内
    において該脱水管内の吸引管31が吸引作動する吸引手
    段を備え、掬い取り部21から落下する沈殿物を受けて
    排送する排送シュート7を上方側部に備えたことを特徴
    とする砂等の沈殿物の脱水排出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸筒5内に吸引管31の夫々他
    端部を配置し、該回転軸筒5に固着したゲート盤4の外
    周端面に放射状に開口させた通孔41と吸引管31の他
    端部とを夫々導通連結し、ゲート盤4のほぼ水平部から
    垂直部までの略90度の範囲を覆うカバー体33に、吸
    引装置の吸引側を導通させて吸引手段とした請求項1の
    脱水排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003104695A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 株式会社コガネイ 電磁弁
US7762592B2 (en) 2001-02-06 2010-07-27 Swagelok Company Tube fitting for stainless steel tubing
US7815226B2 (en) 2001-02-06 2010-10-19 Swagelok Company Fitting for metal pipe and tubing
US8038180B2 (en) 2004-04-22 2011-10-18 Swagelok Company Fitting with taper and single ferrule
US10215315B2 (en) 2008-09-05 2019-02-26 Parker-Hannifin Corporation Tube compression fitting and flared fitting used with connection body and method of making same

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