JPH09225210A - 砂等の沈殿物の脱水排出装置 - Google Patents

砂等の沈殿物の脱水排出装置

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Publication number
JPH09225210A
JPH09225210A JP8061787A JP6178796A JPH09225210A JP H09225210 A JPH09225210 A JP H09225210A JP 8061787 A JP8061787 A JP 8061787A JP 6178796 A JP6178796 A JP 6178796A JP H09225210 A JPH09225210 A JP H09225210A
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JP
Japan
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pipe
suction
dehydration
scooping
water
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Pending
Application number
JP8061787A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
弘志 伊藤
Kyoji Ito
恭司 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoi Seisakusho KK
Original Assignee
Itoi Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空吸引による沈殿物の水切り脱水を良好に
でき、脱水管内の水を確実に排出できて円滑な脱水作用
を図る沈殿物の脱水排出装置を提供する。 【解決手段】 水切網20を配した掬い取り部21の後
に取水導管22を介在連通させて貯水タンク23を連設
して成る脱水管2を、回転装置の回転軸筒5に固着して
放射状に設け、真空機3に連通する吸引管31を脱水管
2に備えてその先端吸引部310を貯水タンク23内に
臨ませ、貯水タンク23内の水が流入する排出管24を
沈殿液面に没入しないように脱水管2に設け、排出管の
先端開口部240が上側に向いている間だけ自重で蓋体
25が開口部240を閉塞し、脱水管2がほぼ水平から
上向きまでに回転変位する範囲内において吸引管31が
真空機3に連通して吸引作動させ、掬い取り部から落下
する沈殿物を受けて排送する排送シュート7を上部に配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、砂等の沈殿物を水
切りすると共に強制脱水して排出する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来からバケット式、スパイラル式、ロ
ータリー式等の分級機が知られているが、いずれも砂等
の沈殿物を水から分離するだけで砂の水切り状態が悪く
泥砂状態となって後処理の扱い難いものであった。本願
発明者が先の特願平7−164623号で、放射状に備
えた脱水管の先端部の掬い取り部で沈殿物を掬い揚げて
水切網で水切りし、真空吸引で強制脱水した後、反転部
で落下させる装置を開発したのである。しかしながら、
水切りされた脱水管内の水を砂の掬い取り部から排出さ
せる構成であり、沈殿物の種類によって掬い取り部が目
詰まりした場合は、水が排出できずに次第に掬い取り部
での沈殿物の水切りができなくなり使用できない問題点
が生じた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、真空
吸引を利用して沈殿物の水切り脱水を良好にでき、水切
りされた脱水管内の水を確実に排出できて円滑な脱水作
用を図り、耐久性に優れる沈殿物の脱水排出装置を提供
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、上面
を開口し下部に水切網を備えた掬い取り部を先端に形成
すると共に、掬い取り部の後に取水導管を介在連通させ
て貯水タンクを連設して成る脱水管を設け、該脱水管を
回転装置の回転軸側に固着し、複数の脱水管を掬い取り
部の向きを揃えて放射状に設け、真空機等の吸引装置に
連通する吸引管を夫々の脱水管に備えてその先端吸引部
を貯水タンク内の連設側に臨ませ、脱水管の反転の際、
貯水タンク内の水が流入する排出管を掬い取り部に向か
って沈殿液面に没入しないように夫々の脱水管に設ける
と共に、夫々の脱水管の掬い取り部がほぼ水平からほぼ
垂直までの上向きに回転変位する範囲内において吸引管
が吸引装置に連通して吸引作動する吸引手段を備え、そ
の吸引作動の間は該排出管の先端開口部を閉塞する蓋体
を設け、反転した脱水管の掬い取り部から落下する沈殿
物を受けて排送する排送シュートを上部に配置した構成
の砂等の沈殿物の脱水排出装置である。なお、排出管の
先端部を掬い取り部の開口面とほぼ同じ向きに開口し、
脱水管或いは排出管に重い蓋体の一端を取り付けて、排
出管の先端開口部が上側に向いている間だけ自重で該蓋
体が該先端開口部を閉塞するようにしてもよい。また、
回転軸筒内に吸引管の夫々他端部を配置し、該回転軸側
に固着したゲート盤の外周端面に放射状に開口させた通
孔と吸引管の他端部とを夫々導通連結し、ゲート盤のほ
ぼ水平部から垂直部までの略90度の範囲を覆うカバー
体に、吸引装置の吸引側を導通させて吸引手段としても
よい。
【0005】沈殿槽等の沈降室で沈降した沈殿物を、回
転装置によって回転する夫々の脱水管の掬い取り部で掬
い上げて水切網で沈殿物を水切り保持すると共に、脱水
管の回転で夫々掬い取り部が上昇して反転までの間に吸
引管を真空吸引作動させることにより脱水管内を真空状
態にして保持した沈殿物の強制脱水を図り、脱水管の反
転部にて沈殿物を排送シュートに落下させ、さらに、掬
い取り部が水面に入る前の下向き位置で貯水タンクに溜
った水が排出管から沈殿室に落下するのである。なお、
真空吸引作動の際には排出管の出口となる先端開口部は
閉塞されているのである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の詳細につき図示形態
例で説明する。図1及び図2に示す本例装置は、半円の
内底面を有する沈殿槽1に配置されるもので、その供給
口11から泥漿が連続して送られるものである。
【0007】2は夫々長さ約3mの脱水管であり、図3
のように、上面を開口して下部に金属製水切網20を備
えた掬い取り部21を先端に形成すると共に、掬い取り
部21の後端に屈曲した取水導管22を連通させ、取水
導管22の後端に貯水タンク23を連設している。
【0008】また、真空機3に連通する吸引管31を夫
々の脱水管2に設けて、その先端吸引部310を脱水管
2内の取水導管22と貯水タンク23との連設部に臨ま
せている。吸引管31は取付体6に通して、図4及び図
5のように、回転軸筒5内に吸引管31の夫々他端部を
挿通し、回転軸筒5に固着したゲート盤4の外周端面に
放射状に開口させた通孔41と吸引管31の他端部とを
夫々導通連結している。そして、ゲート盤4のほぼ水平
部から垂直部までの略90度の範囲を覆うカバー体33
に、真空機3の連通管32を導通連結させて吸引手段と
し、脱水管31がほぼ水平から上向きまでに回転変位す
る範囲内において該脱水管2内の吸引管31を吸引作動
させるのである。
【0009】さらに、反転の際、貯水タンク内の水が流
入する排出管24を吸引管31の近接して脱水管2に連
結している。該排出管24は、掬い取り部に向かって短
く伸び、その先端を沈殿液面に没入しないようにすると
共に、出口となる先端開口部240を掬い取り部21の
開口方向とほぼ同一向きとしている。
【0010】該排出管24の先端開口部240には、ゴ
ム板251と錘252とから成る蓋体25があり、排出
管24にそのゴム板251の一端を固着して錘252に
よる自重で蓋体25が先端開口部240を閉塞できるよ
うになっている。
【0011】そして、夫々の脱水管2をモータ50で回
転する沈殿槽1上の回転軸5に取付体6を介して固着
し、四本の脱水管2をその掬い取り部21の向きを揃え
て放射状に備えている。なお、取水導管22の屈曲によ
って先端の掬い取り部21が側方に突出した状態となっ
ている。
【0012】なお、7は中央上部に設置した排送シュー
トであり、上昇し反転する脱水管2の掬い取り部21の
下に位置している。
【0013】次に本例装置の作用を説明する。まず、供
給口11から沈殿槽1に含砂泥漿を送ると砂9が沈殿す
る。ついでモータ50の駆動で脱水管2がゆっくりと回
転し、夫々の脱水管2の掬い取り部21が底部に沈降し
た砂9を掬い、分離された水は水切網3を通って取水導
管22から貯水タンク23に貯溜され、脱水管2が反転
状態になりかけると砂9が排送シュート7に落下して排
出され、貯水タンク23に貯溜された水が排出管24か
ら排水されるのである。
【0014】本例で特徴あることは、図6乃至図8のよ
うに脱水管2が回転し、図9のように、掬い取り部21
で砂9を保持した脱水管2が水面から出ると水切網3で
分離された水は取水導管22から貯水タンク23に貯溜
される。そして、脱水管2がほぼ水平から上向きまでの
図1で示す矢印範囲8の回転変位範囲内においては、吸
引管31に導通させたゲート盤4の通孔41がカバー体
33による被覆位置に入るのである。
【0015】このカバー体33の被覆部位は真空機3に
よって真空状態となっているためその範囲内の通孔41
から吸引管31を介して先端吸引部310から空気が吸
引されるのである。これによって脱水管2内が負圧状態
となるため掬い取り部21で保持した砂9の間を外から
の空気が通過し、砂9間に残留した水が払拭されて貯水
タンク23に導かれて砂9が強制脱水されるのである。
【0016】この際、脱水管2の吸引作用範囲である図
1の矢印範囲8の回転変位範囲は、図9及び図10のよ
うに、蓋体25が自重で排出管24の先端開口部240
を閉塞しているためここから外気が入ることがなく、良
好な吸引脱水が図れるのである。
【0017】また、図11のように、反転して砂9を落
下した後、さらに回転して、図12のように、傾斜状態
の貯水タンク23に溜った水が排出管24から沈殿槽1
に排水されるのである。この際、蓋体25は自重で垂下
して傾斜状態の排出管24の先端開口部240から離れ
ているため排水に支承はない。
【0018】このように本例によると、水切りと空気吸
引による脱水が施されてベトつきのない砂9が得られる
のである。また、掬い取り部21から取り入れた水及び
水切りされた水は貯水タンク23に溜り、反転後に、掬
い取り部21からではなく、排出管24から確実に排水
されるため水が脱水管に残ることがなく、連続する脱水
が円滑にできるのである。
【0019】本例は上記のように構成したが、本発明に
おいてはこれに限定されない。脱水管の形状は問わず、
掬い取り部、取水導管及び貯水タンクの構成も限定され
ない。また、真空機等の吸引装置に連通する吸引管がほ
ぼ水平から上向きまでに回転変位する範囲内において吸
引作動させる吸引手段の構成も適宜である。
【0020】さらに、排出管の形状や、その先端開口部
に着脱する蓋体の構成も任意であり、蓋体は吸引作動の
間だけ該排出管の先端開口部を閉塞するものであれば電
気制御で開閉する蓋体としてもよい。なお、備える脱水
管の数及び回転軸側への固着手段も適宜である。また、
脱水管を回転させる回転装置の構成も限定されない。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、空気吸引に
よる二次脱水が施されて脱水率の高い沈殿物が排出され
るのであり、反転により貯水タンクから溜った水が排出
管から確実に落下するため脱水管に残留することなく円
滑な脱水が図れるのである。また請求項2では、自重で
該蓋体が排出管の先端開口部を閉塞できて蓋体構成が簡
単であり、請求項3では、空気吸引手段を簡単に設ける
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠した正面図で
ある。
【図2】その一部切欠した側面図である。
【図3】その脱水管の拡大縦断面図である。
【図4】その要部の拡大した一部切欠斜視図である。
【図5】その要部の拡大縦断面図である。
【図6】脱水管の掬い取り部が沈殿槽に入った状態の要
部縦断面図である。
【図7】脱水管の掬い取り部が沈殿槽の中央に位置した
状態の要部縦断面図である。
【図8】脱水管の掬い取り部が沈殿槽水面から出る直前
の状態の要部縦断面図である。
【図9】脱水管の掬い取り部が沈殿槽の水面から出た状
態の脱水管の要部縦断面図である。
【図10】脱水管の掬い取り部がほぼ起立状態の要部縦
断面図である。
【図11】脱水管が反転して砂を落下している状態の要
部縦断面図である。
【図12】脱水管の排出管から排水している状態の要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1 沈殿槽 11 供給口 2 脱水管 20 水切網 21 掬い取り部 22 取水導管 23 貯水タンク 24 排出管 240 先端開口部 25 蓋体 3 真空機 31 吸引管 310 先端吸引部 33 カバー体 4 ゲート盤 41 通孔 5 回転軸筒 7 排送シュート 9 砂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面を開口し下部に水切網(20)を備えた
    掬い取り部(21)を先端に形成すると共に、掬い取り部(2
    1)の後に取水導管(22)を介在連通させて貯水タンク(23)
    を連設して成る脱水管(2)を設け、該脱水管を回転装置
    の回転軸側に固着し、複数の脱水管を掬い取り部(21)の
    向きを揃えて放射状に設け、真空機等の吸引装置に連通
    する吸引管(31)を夫々の脱水管に備えてその先端吸引部
    (310)を貯水タンク(23)内の連設側に臨ませ、脱水管(2)
    の反転の際、貯水タンク(23)内の水が流入する排出管(2
    4)を掬い取り部(21)に向かって沈殿液面に没入しないよ
    うに夫々の脱水管(2)に設けると共に、夫々の脱水管(2)
    の掬い取り部(21)がほぼ水平からほぼ垂直までの上向き
    に回転変位する範囲内において吸引管(31)が吸引装置に
    連通して吸引作動する吸引手段を備え、その吸引作動の
    間は該排出管(24)の先端開口部(240)を閉塞する蓋体(2
    5)を設け、反転した脱水管(2)の掬い取り部(21)から落
    下する沈殿物を受けて排送する排送シュート(7)を上部
    に配置したことを特徴とする砂等の沈殿物の脱水排出装
    置。
  2. 【請求項2】排出管(24)の先端開口部(240)を掬い取り
    部(21)の開口面とほぼ同じ向きに開口し、脱水管(2)或
    いは排出管(24)に重い蓋体(25)の一端を取り付けて、排
    出管の先端開口部(240)が上側に向いている間だけ自重
    で該蓋体(25)が該先端開口部(240)を閉塞する請求項1
    の脱水排出装置。
  3. 【請求項3】筒状の回転軸(5)内に吸引管(31)の夫々他
    端部を配置し、該回転軸側に固着したゲート盤(4)の外
    周端面に放射状に開口させた通孔(41)と吸引管の他端部
    とを夫々導通連結し、ゲート盤(4)のほぼ水平部から垂
    直部までの略90度の範囲を覆うカバー体(33)に、吸引
    装置の吸引側を導通させて吸引手段とした請求項1又は
    請求項2の脱水排出装置。
JP8061787A 1996-02-22 1996-02-22 砂等の沈殿物の脱水排出装置 Pending JPH09225210A (ja)

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