JP2521633Y2 - 回分式活性汚泥処理槽のスカム除去装置 - Google Patents

回分式活性汚泥処理槽のスカム除去装置

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JP2521633Y2
JP2521633Y2 JP1992029874U JP2987492U JP2521633Y2 JP 2521633 Y2 JP2521633 Y2 JP 2521633Y2 JP 1992029874 U JP1992029874 U JP 1992029874U JP 2987492 U JP2987492 U JP 2987492U JP 2521633 Y2 JP2521633 Y2 JP 2521633Y2
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scum
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純一 石谷
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株式会社西原環境衛生研究所
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、槽内液面で浮遊する
スカムを効果的に排出除去できるようにした回分式活性
汚泥処理槽のスカム除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に流入汚水の回分式活性汚泥処理を
行う処理槽は上端開放型の槽体から成り、その槽内液面
で浮遊するスカムの除去手段として従来は、一定の槽内
水位でのみ液面上の浮遊スカムを掻寄せ排除するスカム
掻寄せ装置を採用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のスカム掻寄せ装置では、次の理由によって液面上の
浮遊スカムを効率よく回収排除することができなかっ
た。 イ) 処理槽内に配備されたスカム掻寄せ装置は、処理
槽内の一定水位でしか浮遊スカムを掻寄せ回収できない
ため、水位が頻繁に変動する回分式活性汚泥処理槽では
前記スカム掻寄せ装置の効果的機能を実際に得ることが
できない。 ロ) 前記処理槽内に液面で浮く上澄液排出装置が配備
されている場合、該上澄液排出装置がスカム掻寄せ時の
邪魔になる。このような上記イ)およびロ)の理由によ
って、実際のスカム排除手段としては、大量降雨(大
雨)による処理槽内からのオーバーフロー水と一緒にス
カムを流出させるか、または、処理槽内の通常水位時に
前記浮遊スカムを人為的に回収排除する方法をとってい
るのが実情である。しかし、上記前者の大量降雨による
オーバーフロー方式によるスカム排除の場合、大雨は滅
多に降らず、大量降雨がないとスカムを排除できず、ま
た上記後者の人為的スカム排除方法では、相当の労力を
要するのみならず、槽内中央部の浮遊スカムを排除でき
ず、且つ危険性が伴うなどの課題があった。
【0004】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、人為的スカム排除作業を一切必要
とせず、且つ、処理槽内のスカム掻寄せ機構を不要化で
き、しかも、処理槽内の浮遊スカムを効率よく円滑かつ
安全に集中排除することができる回分式活性汚泥処理槽
のスカム除去装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る回分式活
性汚泥処理槽のスカム除去装置は、流入汚水を受入れて
回分式活性汚泥処理を行う処理槽を密閉構造とし、該処
理槽の一側壁部に空気吸引口を設け、且つ、他側壁部に
は空気取入口を設けると共に、前記処理槽内の前記空気
吸引口の近傍にはスカム流入樋を配置し、前記空気吸引
口から処理槽の内部空気を吸引する構成としたものであ
る。
【0006】
【作用】この考案における回分式活性汚泥処理槽のスカ
ム除去装置では、処理槽の内部空気をその一側壁部の空
気吸引口より吸引すると、前記処理槽の液面上方空間部
には吸引力が生じ、該吸引力によって前記処理槽内の他
側壁部の空気取入口からその処理槽内には外部空気が強
制流入する。このようにして処理槽内に流入した外部空
気は、該槽内液面上に浮遊拡散しているスカムを前記空
気吸引口側に押し流しながら該空気吸引口に吸引され
る。もって、槽内液面上の浮遊スカムは前記空気吸引口
側に向って漸次集中しながら移動するので、その集中終
端部となる前記空気吸引口の近傍に配置されたスカム流
入樋に前記スカムが集中流入することとなり、これによ
って、槽内液面上の浮遊スカムが効率よく確実かつ円滑
に排除される。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はこの考案の−実施例による処理槽の縦断側
面図、図2は図1のA−A線に沿う横断平面図である。
これらの図において、1は流入汚水の回分式活性汚泥処
理(曝気工程・沈澱工程・放流工程の繰り返し)を行う
単一の処理槽で、この処理槽1は上端開放部が覆蓋2で
閉塞され、且つ流入汚水の受入れが可能な密閉槽体構造
と成っている。
【0008】かかる密閉構造の処理槽1において、その
一側壁上部には空気吸引口3が設けられ、且つ、他側壁
上部には空気取入口4が設けられている。
【0009】ここで、前記空気吸引口3は、処理槽1の
一側壁上部にて槽内液面の上方空間部に開口連通してお
り、その空気吸引口3には吸気ダクト5aを介して送風
機等の電動式空気吸引手段5が接続されている。また、
前記空気取入口4は、処理槽1の他側壁上部にて層内液
面の近傍上方で開口している。この空気取入口4は、層
内液面上の広範囲に亘って外部空気の取入れを可能とす
べく前記処理槽1の他側壁を横断する方向へ横長スリッ
ト状に形成されている。これに対して前記空気吸引口3
は槽内液面上に拡散している浮遊スカムを前記処理槽1
の一側壁中央部に向って漸次集中流動させるべく該一側
壁中央部で局部的に開口するよう横手方向に短く形成さ
れている。
【0010】そして、前記処理槽1における空気吸引口
3の近傍真下にスカム流入樋6が配置してある。このス
カム流入樋6は、スカム越流堰6aを有するスカム流入
口6bが設けられた構成となっており、前記スカム越流
堰6aが前記空気取入口4側に向いて液面付近で水没す
るよう配置保持されている。
【0011】かかるスカム流入樋6は、前記空気吸引口
3の近傍真下で一定の高さ位置に固定保持されたもの、
あるいは槽内水位の変動に応じて液面に追従変位するよ
う上下動可能に保持されたものの何れであってもよい。
ここで、前記スカム流入樋6が一定の高さに固定保持さ
れたものである場合、沈澱工程でスカムを除去するとき
にのみ槽内水位に応じてスカム流入樋6の高さ調整を行
うことができるようにする。
【0012】なお、図中符号6cは前記スカム流入樋6
に接続されたスカム排出管、7は前記処理槽1内の側壁
寄りに配置され槽内液面に浮上して前記放流工程で上澄
液を排出する上澄液排出装置であり、この上澄液排出装
置7は放流工程で上澄液を放出できるものであれば如何
なる構成のものであってもよい。7aは前記上澄液排出
装置7の放流管、8は槽内液面上の浮遊スカムである。
【0013】次に動作について説明する。処理槽1は汚
水を受入れた状態で曝気工程・沈澱工程・放流工程を繰
り返し行うが、その沈澱工程時において、送風機等の空
気吸引手段5を起動すると、吸気ダクト5aを介して空
気吸引口3の吸引力が発生することにより、該空気吸引
口3で処理槽1内の空気が吸引される。これと同時に、
前記空気吸引口3とは反対側の空気取入口4から処理槽
1内に外部空気が吸引流入する。
【0014】このようにして処理槽1内に吸引流入した
外部空気は、槽内液面上の浮遊スカム8を前記空気吸引
口3に向って押し流しながら該空気吸引口3側に流れ
る。
【0015】ここで、前記空気吸引口3は、上述のよう
に処理槽1の一側壁中央部で局部的に開口した幅狭開口
となっているので、槽内液面上の拡散している浮遊スカ
ム8は、前記空気吸引口3に向って漸次集中しながら流
動し、遂にはその集中終端部となるスカム流入樋6内に
流入する。従って、上澄液排出装置7の周囲、特に機械
的掻寄せ手段では掻寄せ困難な上澄液排出装置7と処理
槽1の内壁との間の狭域液面で浮遊しているスカム8も
確実に前記スカム流入樋6内に流入する。
【0016】このようにして前記スカム流入樋6内に流
入したスカム8はスカム排出管6cを介して系外に排出
される。この場合、前記スカム流入樋6の内部またはス
カム排出管6c系統にポンプを設けておけば、前記スカ
ム流入樋6内に流入したスカムや水を系外に円滑に排出
することができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、回分
式活性汚泥処理を行う密閉構造の処理槽の一側壁部に空
気吸引口を設け、且つ、他側壁部には空気取入口を設け
ると共に、前記処理槽内の前記空気吸引口の近傍にはス
カム流入樋を配置し、前記空気吸引口から処理槽の内部
空気を吸引する構成としたので、前記処理槽の内部空気
をその一側壁部の空気吸引口から吸引すると、前記処理
槽の液面上方空間部に吸引力が生じることによって前記
処理槽内の他側壁部の空気取入口からその処理槽内には
外部空気が吸引流入し、この外部空気が槽内液面に拡散
している浮遊スカムを前記空気吸引口側に押し流しなが
ら該空気吸引口に吸引されることによって、槽内液面上
の浮遊スカムを前記空気吸引口側に向って漸次集中させ
ながら流動させることができ、その集中終端部となる前
記空気吸引口近傍のスカム流入樋に前記スカムを集中流
入させることができる。従って、このように吸引空気圧
で浮遊スカムを流動回収するので、前記処理槽内に機械
的なスカム掻寄せ機構を一切必要とせず、構成が頗る簡
単であり、しかも、前記スカム掻寄せ機構ではスカム掻
寄せが困難な槽内狭域液面上の浮遊スカムをも円滑かつ
確実に回収排除することができるという効果がある。ま
た、槽内水位が変動しても、上述のような吸引空気圧に
よる浮遊スカムの流動は常時円滑に行われるので、水位
変動に影響されることなく浮遊スカムの回収除去を効率
よく確実に行うことができるという効果がある。さら
に、上述のように空気吸引口の近傍に浮遊スカムが集中
するので、その空気吸引口に対応してスカム流入樋の長
さを短くでき、その分、スカム以外の排水量を少なくで
きるという効果もある。また、人為的スカム回収作業を
一切必要としないので、安全性も保障できるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による回分式活性汚泥処理
槽の縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う横断平面図である。
【符号の説明】
1 回分式活性汚泥処理槽 3 空気吸引口 4 空気取入口 5 空気吸引手段 6 スカム流入樋 8 浮遊スカム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入汚水を受入れて回分式活性汚泥処理
    を行う処理槽のスカム除去装置において、前記処理槽を
    密閉構造とし、該処理槽の一側壁部に空気吸引口を、且
    つ、他側壁部に空気取入口をそれぞれ設けると共に、前
    記処理槽内の前記空気吸引口の近傍にはスカム流入樋を
    配置し、前記空気吸引口から処理槽の内部空気を吸引す
    ることにより、該処理槽内の液面で浮遊するスカムを前
    記スカム流入樋側に流動させて該スカム流入樋に集中流
    入させることを特徴とする回分式活性汚泥処理槽のスカ
    ム除去装置。
JP1992029874U 1992-04-09 1992-04-09 回分式活性汚泥処理槽のスカム除去装置 Expired - Lifetime JP2521633Y2 (ja)

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