JPH0460046B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0460046B2 JPH0460046B2 JP61124666A JP12466686A JPH0460046B2 JP H0460046 B2 JPH0460046 B2 JP H0460046B2 JP 61124666 A JP61124666 A JP 61124666A JP 12466686 A JP12466686 A JP 12466686A JP H0460046 B2 JPH0460046 B2 JP H0460046B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nitrogen
- ammonia
- aluminum nitride
- aluminum
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 51
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 48
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 33
- PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M copper(1+);methylsulfanylmethane;bromide Chemical compound Br[Cu].CSC PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims description 31
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 claims description 27
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 claims description 23
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 22
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 19
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 claims description 15
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 claims description 10
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 6
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000005121 nitriding Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 4
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 4
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 239000013626 chemical specie Substances 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 238000000634 powder X-ray diffraction Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000635 electron micrograph Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- YZCKVEUIGOORGS-UHFFFAOYSA-N Hydrogen atom Chemical compound [H] YZCKVEUIGOORGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- -1 aluminum halide Chemical class 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 238000004020 luminiscence type Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 229910000069 nitrogen hydride Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 1
- 238000001308 synthesis method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J12/00—Chemical processes in general for reacting gaseous media with gaseous media; Apparatus specially adapted therefor
- B01J12/002—Chemical processes in general for reacting gaseous media with gaseous media; Apparatus specially adapted therefor carried out in the plasma state
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は窒化アルミニウム超微粉の製造法に関
する。 窒化アルミニウム焼結体は、耐熱、高熱伝導、
高絶縁性などの特性を有することから、各種の半
導体用放熱基板、透光性耐熱材、弾性表面波素子
基板、溶融金属用耐熱浴材など広範な用途を有し
ている。この窒化アルミニウム焼結体は、一般に
窒化アルミニウム粉末を焼結することにより製造
されるが、得られる焼結体の特性は原料粉末の純
度、粒径に大きく影響を受け、高性能な窒化アル
ミニウム焼結体を得るためには、高純度で、かつ
微細な窒化アルミニウム粉を使用することが要求
される。 従来技術 従来の窒化アルミニウム粉末の製造法として
は、 (1) 金属アルミニウム粉を直接窒化する方法。 (2) 酸化アルミニウム粉を炭素還元窒化する方
法。 (3) アルミニウムハライドとアンモニヤとの反応
を利用して気相合成する方法がある。 しかしながら、前記(1),(2)の方法では粒径1μm
以下の窒化アルミニウム粉を得ることが困難であ
り、前記(3)の方法では高純度の窒化アルミニウム
粉が得難い欠点を有していた。これらの欠点を克
服すべく、本発明者らはさきに、金属アルミニウ
ムを窒素プラズマ溶融して窒化アルミニウムと金
属アルミニウムの混合超微粒粉を得る方法を開発
した。(特開昭59−57904号)。この混合粉は極め
て高純度であり、これを窒素雰囲気中で熱処理す
ると容易に窒化アルミニウムとなる。しかし、該
混合粉中の金属アルミニウムは極めて活性である
ため、僅かな酸素によつて発火や酸化を生じた
り、窒素雰囲気中の熱処理過程で金属アルミニウ
ム粉の焼結を生じ易いと言う問題点があつた。 発明の目的 本発明は前記問題点を解決すべくなされたもの
で、その目的は金属アルミニウムの窒素プラズマ
溶融により生成する金属アルミニウムを窒化さ
せ、窒化アルミニウム超微粉とする方法を提供す
るにある。 発明の構成 本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究の
結果、金属アルミニウムを窒素雰囲気中でアーク
のフレームにより溶融して窒化アルミニウムと金
属アルミニウムの混合超微粉を製造する際、雰囲
気中にアンモニヤを共存させると、発生するアル
ミニウム蒸気及びアルミニウム超微粉も窒化され
て窒化アルミニウムとなることを究明し得た。こ
の知見に基いて本発明を完成したものである。 本発明の要旨 アークのフレームにより金属アルミニウムを溶
融して超微粉を製造する際、雰囲気を窒素とアン
モニヤの混合比が0.01〜50の範囲にある窒素とア
ンモニヤの混合ガスあるいは窒素とアンモニヤと
不活性ガスの混合ガスとすることを特徴とする窒
化アルミニウム超微粉の製造法にある。 本発明の方法における雰囲気中のアンモニヤは
アークのアークによる分解反応によりNH2,
NH,N等の活性化学種を生成する。 NH3→NH2+H (1) NH2→NH+H (2) NH→ N+H (3) これらの反応によつて生成した活性化学種は、
アルミニウム蒸気あるいはその超微粉と容易に反
応し、窒化アルミニウム超微粉を生成する。 すなわち、 NH2+Al→AlN+H2 (4) NH+Al→AlN+1/2H2 (5) N+Al→AlN (6) 一方(4),(5)によつて生成した水素は、本発明者
らがさきに発明した特許(第1146170号)に示す
ように、金属アルミニウムの蒸気を発生させる要
因となるものであり、そのためアンモニアのみの
雰囲気を用いた場合には、アルミニウム蒸気に対
する窒素の割合が減少し、超微粉の窒化率が低下
する。本発明におけるアンモニヤへの窒素の混入
は、この不足する窒素の補充と共に反応(1)〜(3)に
よつて生成する活性な原子状水素と窒素との反
応、すなわち、 1/2N2+2H→NH2 (7) 1/2N2+H→NH (8) によりNH2,NHの活性化学種を生成させる点に
ある。 このため、少なくとも雰囲気中に窒素とアンモ
ニアを共存させる必要がある。 その方法としては、 (1) 窒素とアンモニヤの混合ガスあるいはこれを
不活性ガスで希釈した混合ガスの雰囲中で発生
したアークのフレームにより金属アルミニウム
を溶融する方法。 (2) 窒素または窒素と不活性ガスの雰囲気中で発
生させたアークのフレームにより金属アルミニ
ウムを溶融させ、該溶融アルミニウムの周囲に
アンモニヤ、アンモニヤと窒素の混合ガス、あ
るいは該混合ガスを不活性ガスで希釈した気流
を導入する方法。 がある。 窒素とアンモニヤの混合割合は、N2とNH3の
比が0.01〜50の範囲、好ましくは0.1〜10である。
不活性ガスの混合割合は不活性ガスの割合が70容
量%以下であることが望ましい。雰囲気圧はアー
クを安定に発生できる範囲(通常約50Torr以上)
であれば任意であるが、操業性の点から約
50Torr〜2気圧の範囲であることが望ましい。 本発明の方法におけるプラズマ発生による超微
粉を製造する装置としては、第1図に示すものが
挙げられる。1は放電電極用ガス入口、2は旋回
流雰囲気ガス入口、3はアークプラズマ、4は溶
融アルミニウム、5はハース、6は冷却器、7は
捕集器、8は密閉容器を示す。 実施例 1 30%N2−70%NH3(%は容量)の混合ガスを使
用し、全圧1気圧とし、該雰囲気中で直流アーク
プラズマ(電流150A)を発生させて金属アルミ
ニウムを溶融させて窒化アルミニウム超微粉を得
た。該超微粉の電子顕微鏡写真は第2図の通りで
あつた。該第2図が示すように得られた窒化アル
ミニウム超微粉は種々の晶癖を有する多面体であ
り、その最大径は約0.5μm以下であつた。 また、該超微粉の粉末X線回折図形を示すと第
3図の通りであつた。該第3図形が示すように、
ウルツ鉱型の窒化アルミニウム単相から成り、金
属アルミニウムの残留は認められなかつた。な
お、その化学分析の結果、その窒化率は98%以上
であつた。 実施例 2 第1図に示す装置を用い、放電電極より窒素ガ
ス(15/〓)を、アーク周囲の旋回流ガスとし
てアンモニヤ(30/〓)をそれぞれ使用し、金
属アルミニウムを直流アークプラズマ(電流
150A)で溶融することにより窒化アルミニウム
超微粉を得た。得られた窒化アルミニウム超微粉
の形体及び粒径は実施例1とほぼ同一であつた。 また、その粉末X線回折図形は第4図の通りで
あり、該超微粉にはわずかの金属アルミニウムの
残留が認められ化学分析の結果、その窒化率は94
〜96%であつた。この超微粉を窒素雰囲気中で
800℃、30分熱処理したところ100%の窒化アルミ
ニウムとなつた。 該窒化アルミニウム超微粉の発光分析結果は次
の表の通りでその純度は極めて高いものであつ
た。
する。 窒化アルミニウム焼結体は、耐熱、高熱伝導、
高絶縁性などの特性を有することから、各種の半
導体用放熱基板、透光性耐熱材、弾性表面波素子
基板、溶融金属用耐熱浴材など広範な用途を有し
ている。この窒化アルミニウム焼結体は、一般に
窒化アルミニウム粉末を焼結することにより製造
されるが、得られる焼結体の特性は原料粉末の純
度、粒径に大きく影響を受け、高性能な窒化アル
ミニウム焼結体を得るためには、高純度で、かつ
微細な窒化アルミニウム粉を使用することが要求
される。 従来技術 従来の窒化アルミニウム粉末の製造法として
は、 (1) 金属アルミニウム粉を直接窒化する方法。 (2) 酸化アルミニウム粉を炭素還元窒化する方
法。 (3) アルミニウムハライドとアンモニヤとの反応
を利用して気相合成する方法がある。 しかしながら、前記(1),(2)の方法では粒径1μm
以下の窒化アルミニウム粉を得ることが困難であ
り、前記(3)の方法では高純度の窒化アルミニウム
粉が得難い欠点を有していた。これらの欠点を克
服すべく、本発明者らはさきに、金属アルミニウ
ムを窒素プラズマ溶融して窒化アルミニウムと金
属アルミニウムの混合超微粒粉を得る方法を開発
した。(特開昭59−57904号)。この混合粉は極め
て高純度であり、これを窒素雰囲気中で熱処理す
ると容易に窒化アルミニウムとなる。しかし、該
混合粉中の金属アルミニウムは極めて活性である
ため、僅かな酸素によつて発火や酸化を生じた
り、窒素雰囲気中の熱処理過程で金属アルミニウ
ム粉の焼結を生じ易いと言う問題点があつた。 発明の目的 本発明は前記問題点を解決すべくなされたもの
で、その目的は金属アルミニウムの窒素プラズマ
溶融により生成する金属アルミニウムを窒化さ
せ、窒化アルミニウム超微粉とする方法を提供す
るにある。 発明の構成 本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究の
結果、金属アルミニウムを窒素雰囲気中でアーク
のフレームにより溶融して窒化アルミニウムと金
属アルミニウムの混合超微粉を製造する際、雰囲
気中にアンモニヤを共存させると、発生するアル
ミニウム蒸気及びアルミニウム超微粉も窒化され
て窒化アルミニウムとなることを究明し得た。こ
の知見に基いて本発明を完成したものである。 本発明の要旨 アークのフレームにより金属アルミニウムを溶
融して超微粉を製造する際、雰囲気を窒素とアン
モニヤの混合比が0.01〜50の範囲にある窒素とア
ンモニヤの混合ガスあるいは窒素とアンモニヤと
不活性ガスの混合ガスとすることを特徴とする窒
化アルミニウム超微粉の製造法にある。 本発明の方法における雰囲気中のアンモニヤは
アークのアークによる分解反応によりNH2,
NH,N等の活性化学種を生成する。 NH3→NH2+H (1) NH2→NH+H (2) NH→ N+H (3) これらの反応によつて生成した活性化学種は、
アルミニウム蒸気あるいはその超微粉と容易に反
応し、窒化アルミニウム超微粉を生成する。 すなわち、 NH2+Al→AlN+H2 (4) NH+Al→AlN+1/2H2 (5) N+Al→AlN (6) 一方(4),(5)によつて生成した水素は、本発明者
らがさきに発明した特許(第1146170号)に示す
ように、金属アルミニウムの蒸気を発生させる要
因となるものであり、そのためアンモニアのみの
雰囲気を用いた場合には、アルミニウム蒸気に対
する窒素の割合が減少し、超微粉の窒化率が低下
する。本発明におけるアンモニヤへの窒素の混入
は、この不足する窒素の補充と共に反応(1)〜(3)に
よつて生成する活性な原子状水素と窒素との反
応、すなわち、 1/2N2+2H→NH2 (7) 1/2N2+H→NH (8) によりNH2,NHの活性化学種を生成させる点に
ある。 このため、少なくとも雰囲気中に窒素とアンモ
ニアを共存させる必要がある。 その方法としては、 (1) 窒素とアンモニヤの混合ガスあるいはこれを
不活性ガスで希釈した混合ガスの雰囲中で発生
したアークのフレームにより金属アルミニウム
を溶融する方法。 (2) 窒素または窒素と不活性ガスの雰囲気中で発
生させたアークのフレームにより金属アルミニ
ウムを溶融させ、該溶融アルミニウムの周囲に
アンモニヤ、アンモニヤと窒素の混合ガス、あ
るいは該混合ガスを不活性ガスで希釈した気流
を導入する方法。 がある。 窒素とアンモニヤの混合割合は、N2とNH3の
比が0.01〜50の範囲、好ましくは0.1〜10である。
不活性ガスの混合割合は不活性ガスの割合が70容
量%以下であることが望ましい。雰囲気圧はアー
クを安定に発生できる範囲(通常約50Torr以上)
であれば任意であるが、操業性の点から約
50Torr〜2気圧の範囲であることが望ましい。 本発明の方法におけるプラズマ発生による超微
粉を製造する装置としては、第1図に示すものが
挙げられる。1は放電電極用ガス入口、2は旋回
流雰囲気ガス入口、3はアークプラズマ、4は溶
融アルミニウム、5はハース、6は冷却器、7は
捕集器、8は密閉容器を示す。 実施例 1 30%N2−70%NH3(%は容量)の混合ガスを使
用し、全圧1気圧とし、該雰囲気中で直流アーク
プラズマ(電流150A)を発生させて金属アルミ
ニウムを溶融させて窒化アルミニウム超微粉を得
た。該超微粉の電子顕微鏡写真は第2図の通りで
あつた。該第2図が示すように得られた窒化アル
ミニウム超微粉は種々の晶癖を有する多面体であ
り、その最大径は約0.5μm以下であつた。 また、該超微粉の粉末X線回折図形を示すと第
3図の通りであつた。該第3図形が示すように、
ウルツ鉱型の窒化アルミニウム単相から成り、金
属アルミニウムの残留は認められなかつた。な
お、その化学分析の結果、その窒化率は98%以上
であつた。 実施例 2 第1図に示す装置を用い、放電電極より窒素ガ
ス(15/〓)を、アーク周囲の旋回流ガスとし
てアンモニヤ(30/〓)をそれぞれ使用し、金
属アルミニウムを直流アークプラズマ(電流
150A)で溶融することにより窒化アルミニウム
超微粉を得た。得られた窒化アルミニウム超微粉
の形体及び粒径は実施例1とほぼ同一であつた。 また、その粉末X線回折図形は第4図の通りで
あり、該超微粉にはわずかの金属アルミニウムの
残留が認められ化学分析の結果、その窒化率は94
〜96%であつた。この超微粉を窒素雰囲気中で
800℃、30分熱処理したところ100%の窒化アルミ
ニウムとなつた。 該窒化アルミニウム超微粉の発光分析結果は次
の表の通りでその純度は極めて高いものであつ
た。
【表】
発明の効果
本発明の方法によると、雰囲気にアンモニヤを
窒素と共存させることにより発生した金属アルミ
ニウムを窒化して窒化アルミニウムに転換し得ら
れ、従来方法における金属アルミニウムと窒化ア
ルミニウムの混合粉として得られる欠点をなくし
得た優れた効果を有する。
窒素と共存させることにより発生した金属アルミ
ニウムを窒化して窒化アルミニウムに転換し得ら
れ、従来方法における金属アルミニウムと窒化ア
ルミニウムの混合粉として得られる欠点をなくし
得た優れた効果を有する。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一実施
態様図、第2図は本発明の方法で得られる窒化ア
ルミニウム超微粉の電子顕微鏡写真、第3図及び
第4図は本発明の方法で得られる窒化アルミニウ
ム超微粉の粉末X線回折図形。 1……放電電極用ガス入口、2……旋回流雰囲
気ガス入口、3……アークプラズマ、4……溶融
アルミニウム、5……ハース、6……冷却器、7
……捕集器、8……密閉容器。
態様図、第2図は本発明の方法で得られる窒化ア
ルミニウム超微粉の電子顕微鏡写真、第3図及び
第4図は本発明の方法で得られる窒化アルミニウ
ム超微粉の粉末X線回折図形。 1……放電電極用ガス入口、2……旋回流雰囲
気ガス入口、3……アークプラズマ、4……溶融
アルミニウム、5……ハース、6……冷却器、7
……捕集器、8……密閉容器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アークのフレームにより金属アルミニウムを
溶融して超微粉を製造する際、雰囲気を窒素とア
ンモニヤの混合比が0.01〜50の範囲にある窒素と
アンモニヤの混合ガスあるいは窒素とアンモニヤ
と不活性ガスの混合ガスとすることを特徴とする
窒化アルミニウム超微粉の製造法。 2 窒素とアンモニヤの混合ガスあるいは窒素と
アンモニヤと不活性ガスとの混合ガス雰囲気中で
アークのフレームを発生させることにより雰囲気
を作る特許請求の範囲第1項記載の窒化アルミニ
ウム超微粉の製造法。 3 窒素あるいは窒素と不活性ガスとの混合ガス
の雰囲気中でアークのフレームを発生させ、溶融
アルミニウムの周囲にアンモニヤ、アンモニヤと
窒素との混合ガスまたはアンモニヤと窒素と不活
性ガスとの混合ガスを導入して雰囲気を作る特許
請求の範囲第1項記載の窒化アルミニウム超微粉
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12466686A JPS62283805A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | 窒化アルミニウム超微粉の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12466686A JPS62283805A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | 窒化アルミニウム超微粉の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62283805A JPS62283805A (ja) | 1987-12-09 |
JPH0460046B2 true JPH0460046B2 (ja) | 1992-09-25 |
Family
ID=14891046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12466686A Granted JPS62283805A (ja) | 1986-05-31 | 1986-05-31 | 窒化アルミニウム超微粉の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62283805A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0615952B1 (en) * | 1993-03-16 | 1999-07-28 | Ykk Corporation | Method for preparing composite ultrafine particles of aluminum nitride and rare earth nitride |
JPH07144920A (ja) * | 1993-09-08 | 1995-06-06 | Takeshi Masumoto | 窒化物複合超微粒子及びその製造方法と超微粒子焼結体 |
KR101267793B1 (ko) * | 2011-02-21 | 2013-06-04 | 서울대학교산학협력단 | 알루미늄-질화알루미늄 또는 알루미늄합금-질화알루미늄 복합재료의 제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174107A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-05 | High Frequency Heattreat Co Ltd | 窒化アルミニウム超微粒子の製造方法 |
JPS6241704A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | Nec Corp | 窒化アルミニウムの合成法 |
-
1986
- 1986-05-31 JP JP12466686A patent/JPS62283805A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174107A (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-05 | High Frequency Heattreat Co Ltd | 窒化アルミニウム超微粒子の製造方法 |
JPS6241704A (ja) * | 1985-08-16 | 1987-02-23 | Nec Corp | 窒化アルミニウムの合成法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62283805A (ja) | 1987-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4642207A (en) | Process for producing ultrafine particles of ceramics | |
EP0152957B1 (en) | Method for making ultra-fine ceramic particles | |
JPH0134925B2 (ja) | ||
JPH0327601B2 (ja) | ||
JPH0460046B2 (ja) | ||
JPS62282635A (ja) | 窒化アルミニウム超微粉と耐酸化性アルミニウム超微粉の混合超微粉の製造法 | |
JPS60186407A (ja) | 窒化ジルコニウム微粉末の製造法 | |
US1266717A (en) | Process of producing oxids of nitrogen and apparatus therefor. | |
JPH0243683B2 (ja) | ||
JPS58150427A (ja) | 金属化合物の微粉末の製造方法 | |
JPS61201608A (ja) | 高純度窒化アルミニウム粉末の製造方法 | |
JPS6241704A (ja) | 窒化アルミニウムの合成法 | |
Sato et al. | Synthesis of titanium nitride by a spark-discharge method in liquid ammonia | |
JPH028304A (ja) | タングステン粉末の製造法 | |
JPS57101000A (en) | Preparation of ceramic whisker | |
JPS6117764B2 (ja) | ||
JPS61141606A (ja) | 超微粉金属窒化物の製造方法ならびに製造装置 | |
JPS623007A (ja) | 窒化アルミニウム粉末の製造方法 | |
JPH04175210A (ja) | 窒化アルミニウムの不純物除去法 | |
JPH0524850B2 (ja) | ||
JPS61113703A (ja) | 微粉末製造方法 | |
JPH08109011A (ja) | アルミニウムの窒化における反応性の向上 | |
JPH07187619A (ja) | 同位体窒素を含有する窒化物及びその製造方法 | |
JPH0519484B2 (ja) | ||
JPH05310406A (ja) | 窒化アルミニウム粉末の純化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |