JPH046000A - アイロン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は衣類等のしわ伸ばしを行うアイロン装置に関す
るものである。

従来の技術 従来、この種のアイロン装置は、例えば特開昭５８−２
９４９８号公報に示されているような構成を採っており
、具体的には第４図のような構造になっていた。

すなわち、スタンド１に水タンク２と載置部３を設け、
上記載置部３にアイロン本体４を載置することによって
、同アイロン本体４内に水が供給されるようになってい
た。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは、アイロン本体４を
スタンド１に載置する場合、アイロン本体４の後部に設
けた注水口５を、前記スタンドゴの載置部３上に突出さ
せた給水口６と嵌合するように合致さぜなければならな
いため、使用勝手が悪いという問題があった。

つまり、アイロンかけ作業は、衣類をプレスしてしわ伸
ばしを行うためにアイロン本体４を手に持って動かす動
作と、アイロンを置いて衣類を整える動作が繰り返し行
われるものであり、上記のアイロン本体４を動かす動作
と、置く動作は頻繁に行われるものである。

したがって、従来のようにアイロン本体４を置くたびに
、注水口５が給水口６と嵌合するように十分な注意を払
って置かなければならないものでは、非常に置きにくく
使い勝手が悪いとともに、注水口５がアイロン本体４の
後部にあるため、この後部を下にして自立状態に置くも
のでは、注水口５が見えないので一層置きにくいのであ
る。

また、アイロン本体４を載置しても注水口５と給水口６
が接続されず、水がアイロン本体４に供給されないとい
う問題もあった。

さらに、使い勝手を向上させるためにコードレスアイロ
ンにしても、注水口が突出しているために、所定の位置
に正しく載置されないときは、給電端子が確実に接続さ
れず、接続部が発熱したり、接点の寿命が短くなるとい
う不具合もあった。

そこで、本発明はアイロン本体を手に持って衣類をプレ
スするときに、電源コードが外されるコードレスアイロ
ンにするとともに、アイロン本体のスタンドへの載置が
簡単に行えるようにし、さらに、貯水タンクおよび給電
端子との確実に接続する、使い勝手のよいアイロン装置
を得ることを目的としている。

課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するために本発明は、アイロ
ン本体のスタンドへの載置に応動して、スタンドに設け
た磁気発生体が、アイロン本体に設けた金属部を引きっ
け、ヒータ回路と給水路を各々接続するようにしたもの
である。

作用 本発明のアイロン装置は、上記構成により、使用中にア
イロン本体をスタンドに載置することによって、ヒータ
回路と、タンクへの水の供給路を確実に接続できるよう
になる。

したがって、スタンドへの載置に際しても貯水タンクと
の接続を特別に注意しなくとも、ヒータ回路の電気的接
続と合わせて簡単に行えるようになるのである。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図〜第３図において、１０はアイロン本体で、
蓋体１１で覆われた気化室１２を形成したベース１３、
このベース１３を加熱するヒータ１４、前記ベース１３
の温度を検知するサーミスタ等の温度検知手段１５、前
記気化室１２に導水路１６を介して連結したタンク１７
、このタンク１７に水を供給するための導入口１８、こ
の導入口１８を開閉する弁装置１９、前記温度検知手段
１５の出力信号を処理し信号端子２０に出力する複数の
電子部品により構成された温度信号処理手段２１、前記
ヒータ１４に接続された給電ピン２２、磁力に引きつけ
られる金属部２３を有している。２４は上記アイロン本
体１０を載置するスタンドで、アイロン本体１０の信号
端子２０および給電ビン２２と各々接続される複数の給
電端子２５、前記アイロン本体１０の弁装置１９と接続
される給水弁装置２６、水を貯える貯水タンク２７、こ
の貯水タンク２７に貯えられた水を前記タンク１７に供
給する給水弁装置２６、弁装置１９を介して前記タンク
１７に供給するためのポンプ等で構成された給水装置２
８、前記温度信号処理手段２１の出力信号を受けて前記
ヒータ１４への通電制御と、アイロンの載置および非載
置を検知する載置検知手段２９の出力信号により、電磁
石等の磁気発生手段３０の駆動を制御する複数の電子部
品により構成された制御手段３１、前記ベース１３を任
意の温度に設定するための温度設定手段３２、設定され
た温度の状態をＬＥＤ等で表示する設定温度表示手段３
３、前記アイロン本体１０を前記ベース１３下方にして
傾斜載置する載置部３４を有している。

ここで、前記した弁装置１９および給水弁装置２６につ
いて詳述する。まず、弁装置１９は開口３５を有した水
路Ａ３６、この水路Ａ３６内を遊動自在に配置したボー
ルＡ３７、前記開口３５を前記ボールＡ３７によって閉
塞するよう付勢するスプリングＡ３８によって構成され
ている。

一方、給水弁装置２６は前記水路Ａ３６との接続時にシ
ール結合をするためのバッキング３９、小穴４０を有す
る水路Ｂ４１、この水路Ｂ４１内を遊動自在に配置した
ボールＢ４２、前記小穴４０を前記ボールＢ４２によっ
て閉塞するよう付勢するスプリングＢ４３、開閉軸４４
、この開閉軸４４を可動自在に保持する軸ガイド４５に
よって構成されている。前記開閉軸４４の外径は、前記
水路Ｂ４１の小穴４０の内径に対して細く、小穴４０内
を遊動可能に構成されている。

この構成において、アイロン本体１０がスタンド２４よ
り取外されているときは、前述のように、水路Ａ３６の
開口３５はボールＡ３７によって塞がれている。また同
様に、水路Ｂ４２の小穴４０もボールＢ４２によって塞
がれている。

ココテ、アイロン本体１０をスタンド２４の載置部３４
に載せると前記開閉軸４４が前記スプリングＡ３８、ス
プリングＢ４３の抗力に打ち勝って各々ボールＡ３７、
ボールＢ４２を開口３５、小穴４０より離し、その結果
、水の通路が形成されるようになる。

次に、この一実施例の構成における作用を説明する。ま
ず、アイロンがけを行うには、アイロン本体１０をスタ
ンド２４の載置部３４に載置して電源を投入し、スタン
ド２４の温度設定手段３２を操作して前記ベース１３を
任意の温度に設定すると、前記温度検知手段１５の出力
に応じて温度信号処理手段２１が信号端子２０を介して
制御手段３１に信号を出力する。この信号に応じてヒー
タ１４への通電が給電ピン２２、給電端子２５を介して
行われ、ベース１３は設定された温度まで上昇する。

一方、電源投入によって前記制御手段３１が動作を開始
すると同時に、前記給水装置２６が駆動される。前述の
ようにアイロン本体１０がスタンド２４に載置されてい
る場合、弁装置１９、給水弁装置２６の水路は開閉軸４
４、ボールＡ３７、ボールＢ４２等が開状態になってい
るため、貯水タンク２７の水は給水装置２８、給水弁装
置２６、弁装置１９、導入口１８を通じてタンク１７に
送られる。

また、このとき載置検知手段２９は制御手段３１にアイ
ロン本体１０が載置されている信号を出力し、この信号
により制御手段３１は磁力発生手段３０を駆動する。し
たがって、磁力発生手段３０は磁力を発生しアイロン本
体１ｏの金属部２３を引きつけ、信号端子２０、給電ピ
ン２２と給電端子２５、および弁装置１９と給水弁装置
２６は確実に接続される。

ここで、アイロン本体１０を載置部３４がら取り外して
アイロンかけを行なうと、タンク１７内の水は導水路１
６を通じて気化室１２に送られ、この気化室１２内で気
化しスチームとしてベース１３底面より噴出する。この
とき、前記給水装置２８は駆動状態にあるが、前述のよ
うに、ボールＢ４２によって水路が塞がれているため、
水は給水弁装置２６より流出することはない。また、載
置検知手段２９はアイロンがないという信号を制御手段
３１に出力するので、制御手段３１は磁気発生手段３０
の駆動を停止し、アイロンのない載置部３４に安全ピン
等アイロン以外の金属が引き付けられるということもな
い。

次に、アイロン本体１０を傾斜した載置部３４に載置す
ると、信号端子２０、給電ピン２２が給電端子２５と接
続され、さらに、弁装置１９、給水装置２６も同様に接
続され、磁気発生手段３０は金属部２３を引き付け、再
び、信号端子２０、給電ピン２２と給電端子２５、およ
び弁装置１９と給水弁装置２６は確実に接続され、前述
のように、ヒータ１４への通電およびタンク１７への給
水が行われるのである。

したがって、前記傾斜した載置部３４にアイロン本体１
０を載置するだけで、ヒータと信号の回路及び水路の接
続が確実に行われるため、接点や水路の接続状態に注意
を払わなくともよく、またアイロン本体１０を自立状態
に置くことも必要としないため、非常に使い勝手が向上
するものである。さらに、スタンド２４に載置している
間に１、：　−夕ｉ−４への通電加熱を行うコードレス
アイ口千　０ ンであるため、アイロンかけ途中のコードの絡みつき等
もなく、スタンド２３への載置動作も容易に行え、より
使い勝手が向上するものである。

なお、本実施例で載置検知手段２９はスイッチを用いた
例で説明したが、要はアイロンの載置と使用時が検知で
きれば、光素子を用いた光電スイッチ等どのようなもの
でもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、アイロン本体のスタンドへの載
置に応動して、磁気発生体が磁力を発生しアイロン本体
の金属部を引き付けて、ヒータ回路と給水路が各々接続
されるようにしたことにより、アイロン本体を載置する
たびに水路の接続状態に注意を払られなくてもよくなり
、しかも、アイロン本体をスタンドに載置するだけでヒ
ータへの通電と、タンクへの給水が確実に行える。した
が、接続部の発熱や水路の水漏れ等のない、操作性に優
れた使い勝手のよいアイロン装置が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示したアイロン装置の要部
断面図、第２図は同要部を拡大した詳細断面図、第３図
は同回路構成を示したブロック図、第４図は従来のアイ
ロン装置を示した要部断面図である。 １０・・・アイロン本体、１２・・・気化室、１３・・
・ベース、１４・・・ヒータ、１７・・・タンク、１９
・・・弁装置、２２・・・給電ピン、２３・・・金属部
、２４・・・スタンド、２５・・・給電端子、２６・・
・給水弁装置、２７・・・貯水タンク、２８・・・給水
装置、２９・・・載置検知手段、３０・・・磁気発生手
段、３４・・・載置部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヒータによって加熱されるベース、このベースに形成し
   た気化室、この気化室に連結したタンク、このタンクに
   設けた水の導入口、この導入口を開閉する弁装置、前記
   ヒータ回路に接続された給電ピン、および磁力に引きつ
   けられる金属部を有するアイロン本体と、このアイロン
   本体を載置する載置部、前記タンクに供給する水を貯え
   る貯水タンク、前記給電ピンに対向して設けた給電端子
   、前記金属部に対向して設けた磁気発生体、およびアイ
   ロン本体のスタンドへの載置を検知する載置検知手段を
   有するスタンドを備え、上記アイロン本体のスタンドへ
   の載置に応動して前記磁気発生体が金属部を引きつけ、
   ヒータ回路と給水路を各々接続したアイロン装置。