JPH0459432B2 - - Google Patents

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JPH0459432B2
JPH0459432B2 JP56185942A JP18594281A JPH0459432B2 JP H0459432 B2 JPH0459432 B2 JP H0459432B2 JP 56185942 A JP56185942 A JP 56185942A JP 18594281 A JP18594281 A JP 18594281A JP H0459432 B2 JPH0459432 B2 JP H0459432B2
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JP
Japan
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opening
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JP56185942A
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Kazuo Nishama
Junichi Nakase
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Asahi Kasei Corp
Nippon Light Metal Co Ltd
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Nippon Light Metal Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、軽量気泡コンクリート等の板状パ
ネルが横長に構造躯体である鋼製の柱に取付けら
れて形成された壁面中に、窓枠が連窓状態に形成
された連窓窓枠の取付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、多数のパネルを用いて形成された壁面
は、該パネルやこれを取付ける部品が工場で標準
品として多量生産され、これらの部品を用いてパ
ネルが容易に組立てられるように予め設計されて
いることから、比較的短時間で建設でき、主に工
場等の建築物に利用されている。
そして多数のパネルを用いて壁面を形成する際
は、本発明の図面である第1図にも示されている
ように、適宜間隔を開けて縦方向に立設され、建
築物の構造躯体を形成する柱1…の前面に、長方
形状の板状パネルが横長に取付けられて壁面を形
成している。
このように工場生産されたパネルの取付けは、
建築物の構造躯体である柱に取付けるのである。
そしてこのような構造躯体である柱に取付けられ
たパネルで構成される壁面に開口部を設ける際
は、例えば実開昭54−43013号公報に見られるよ
うに、構造躯体である柱に開口部補強材を固定
し、この開口部補強材に窓枠サツシを取付けてい
た。
このように窓枠は構造躯体にしつかりと固定す
べきであるという従来からの通説に基いて、壁面
がパネルで構成される建築物においても、窓枠を
支持する補強鋼材は構造躯体である鉄製の柱に固
定されていた。
第2図に、従来行われている工法によつて取付
けられた開口部5の縦断面図を示し、この第2図
を用いて再度従来のパネル壁面の開口部の構造を
詳しく説明する。即ち、建築物の構造躯体を形成
する柱1の前面に、取付けられた板状パネル3,
3の上下面の位置に、アングル材等からなる横鉄
骨6,6が建築物の構造躯体を形成する鋼製の柱
1,1に溶接やボルト等により固着されている。
この開口部5の下側の横鉄骨6と上側の横鉄骨
6には、夫々に強度を増すための直径10mm前後の
丸棒を介して、アンカー8,8が溶接され、該ア
ンカー8,8に窓枠7の上枠7aと下枠7bが装
着されている。
そしてこれらの上枠7aと下枠7bに窓枠7が
取付けられている。また、前記板状パネル3と窓
枠7との間に形成された空間やその他の空間に、
モルタル9aが充填されて壁面及び窓枠が形成さ
れている。尚、上記の第2図は、本発明で構成し
た第1図の壁面で言えば、a−a線断面図に相当
する断面図である。
このように従来から窓枠は構造躯体にしつかり
と固定すべきであるという通説に基いて、パネル
で壁面が構成される建築物においても、窓枠7を
支持する開口部補強材は構造躯体である構成の柱
1に固定されていたのである。
即ち、窓枠7はアンカー8,8を介して、建築
物の構造躯体を形成する鋼製の柱に溶接固定され
た横鉄骨6,6に固着されているが、一方パネル
3,3は窓枠7とは全く接合関係になく、独立に
柱1,1に固定されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、パネルを横長に取付けて構成される壁
面にパネル長さ以上の横長の開口部を設けて、窓
枠を取付ける際に、従前の通りに窓枠支持部材を
構造躯体に取付けるという従来の構造を採用する
と、横鉄骨6等の開口部支持部材とパネル3の曲
げ弾性係数は異なつており、しかもこれらの部材
が横に長く接しているので、強風時や地震時に於
て、これら部材が外力により曲げ変形したときに
モルタル9a及び横鉄骨6等の開口部支持部材が
柱1等の建築の構造躯体の変位に応じて変位する
に対して、前記部材に比してパネル3の変位に対
する追従性が劣るためにモルタル9a及び横鉄骨
6がパネル3に対して大きく横すべりし、これら
の間に隙間が生じて漏水の原因となるという欠点
があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、長方形状パネルを横長に積み重ねて形成され
た壁面に設けられた開口部において、該開口部内
に建込む窓枠を開口部のパネルに直接支持させる
ことにより、横長パネルで構成された壁面の上記
欠点をなくした連窓窓枠の取付装置であり、適宜
間隔をあけて縦方向に立設され、建築物の構造躯
体を形成する鋼製の柱と、該柱の前面に横方向に
長い板状のパネルが上下に取付けられて構成され
た壁面と、該壁面中の前記上下パネル間にパネル
2放巾以上の長さに形成され、かつ窓が連続して
横長に取付けられる開口部と、上記開口部を形成
するパネルの各々の上下端面に対向して該各々の
パネルの端面に直接そのウエブ部分をボルト止め
して固着され、かつ短足の外フランジと長尺の内
フランジとを有し、個々の長さがパネルの横巾と
同一か又はその整数倍である断面ほぼL形の上下
部アンカーレールと、上記アンカーレールの内フ
ランジと外フランジに上下枠の内フランジおよび
外フランジがそれぞれビス止めされている窓枠と
から成ることを特徴とする連窓窓枠の取付装置で
ある。
本発明においても多数の横長のパネルを用いて
壁面を構成するために、建築物の構造躯体を形成
する鋼製の柱が適宜間隔をあけて縦方向に立設さ
れている必要がある。このように柱を鋼製とする
と、躯体強度が向上すると共に、各階の床面を支
持するための梁部材を該柱に簡単に溶接して固定
され得る。また、該柱の前面には横方向に長い板
状のパネルが上下に取付けられて構成された壁面
が存在する必要がある。このように横方向に長い
板状のパネルを用いると横方向に長く連続してい
る開口部と連窓窓枠に良く似合うからであり、か
つ横方向に長く連続している開口部が容易に形成
できるからである。そして該壁面中の前記上下パ
ネル間に形成された開口部はパネル2枚巾以上の
長さに形成されて窓が連続して横長に取付けられ
る構造とする必要がある。このように長く連続し
た開口部を設けると構造物の外観性能がスツキリ
したものになる。
このようにパネルが横長に取付けられた壁面に
横長の開口部を設けるときに、窓枠を固定するア
ンカーレールを開口部を形成する上下端面のパネ
ルの夫々に直接そのウエブ部分をボルト止めして
固定し、かつ、このアンカーレールを短足の外フ
ランジと長尺の内フランジとを有し、個々の長さ
がパネルの横幅と同一か又はその整数倍である断
面ほぼL形のアンカーレールとし、このアンカー
レールに窓枠をビス止めすることにより、風圧等
による横長の連窓状の窓枠の振動を少なくし、強
風時や地震時に於いて、これらの部材が外力によ
り曲げ変形したときも、パネルを含めたこれらの
部材が一体的に曲げ変形に対抗し得、かつ、この
ような窓枠の取付け構造であつても充分な取付け
強度を有し、しかも、パネルと窓枠との間に隙間
が生じることもなく、雨水が進入することもなく
することを初めて見出したのである。
即ち、本発明では窓枠を固定するアンカーレー
ルは、前記開口部を形成する上下端面のパネルの
各々に直接そのウエブ部分をボルト止めして固着
されている。また個々のアンカーレールの長さは
パネルの横幅と同一か又はその整数倍であり、ア
ンカーレールとパネルとが一体的な挙動をするに
更に適した構造になつている。
そしてこの上下部アンカーレールは短足の外フ
ランジと長足の内フランジとを有し、かかるボル
ト止めや、後述するビス止めによる工法であつて
も、雨水の侵入を阻止することができ、また短足
の外フランジと長足の内フランジとを有し断面ほ
ぼL形状であるから風圧等による横長の連窓状の
窓の振動を小さく抑えることができる。
また、窓枠は上記アンカーレールの内フランジ
と外フランジに上下枠の内フランジおよび外フラ
ンジがそれぞれビス止めされて、前記アンカーレ
ールに密接している。
以下にこの発明の装置を構成するための施工法
の一例を、添付した図面の第1図及び第3図乃至
第5図に基づいて、具体的に説明する。
各図において符号1は建築物の構造躯体を形成
するH型等の鋼製の柱で、一定間隔ごとに立設さ
れている。符号3は、壁面を構成する長方形状パ
ネル(以下パネルと略称)で、ALC板と略称さ
れる軽量気泡コンクリート板やPC板と略称され
るプレキヤスト・コンクリート板等の軽量で高強
度を有する材料から形成されている。このパネル
3は、前記柱1,1間の間隔とほぼ同一の長さを
有している。第3図ハではこのパネルは、その長
辺の上端面には突形状の係合部3aを、その長辺
の下端面には凹形状の係止部3bを、その横方向
短辺の両端部には第3図ニやロに示されているよ
うに、取付孔3c,3cを夫々有している。前記
係合部3a及び係止部3bは、前記パネル3を横
長に積み重ねるときに互いに係合して、雨水等の
水分の進入を防止し、且つパネル3の一部に加わ
る外力を他のパネル3と一体で受止めて、パネル
3にかかる外力を分散させるものである。
第4図に示した符号20,21は断面ほぼL字
形の上下アンカーレールであり、前記柱1,1間
の間隔、即ちパネル3の横巾とほぼ同一かそれ以
上又はその整数倍の長さを有するものである。第
4図イに示したアンカーレールは窓枠30を取付
けるための短足の外フランジ及び長足の内フラン
ジを有する断面ほぼL形のアンカーレールであ
る。符号30は第1図や第5図等に示されている
ように、連窓状態の開口部に引違い障子や嵌殺ガ
ラスを連窓状態に装着するための窓枠である。
上記部材は、いずれも形状や取付位置の位置関
係等を前以て設計し、工場で加工、生産されるプ
レハブ構造であり、上記部材の他に本発明で使用
される部材も前記部材と同様にプレハブ構造とさ
れ、マニユアル等に従つて作業すれば熟練工でな
くとも容易に組立てられるようにしてあるもので
ある。
更に詳しく本発明の連窓窓枠の取付装置を得る
ための施工方法の一例について説明する。まず、
建築物基部の縦断面図である第3図イに示すよう
に、長方形状のパネル3を一階床面外縁部に設け
た段部9にコーキング材14を介して横長に着座
させ、建築物の一部の横断面図である第3図ロや
ニに示すように、パネル3の横方向両端部の室内
側側面を柱1,1に当接させると共に、孔3c,
3cに室内側からフツクボルト12,12を挿入
してその頭部を柱1,1に掛止し、前記フツクボ
ルト12のねじ部にナツトを屋外側から締付けて
前記パネルを固定し、前記フツクボルト12,1
2の室内側の頭部を柱1,1に溶接する(この工
程を以下「フツクボルト12で固定する」とい
う)。前記固定されたパネル3の左右の端部にロ
ツクウール又は合成樹脂発泡体等13を介して他
の長方形のパネル3を横長に隣接させ、該パネル
3をフツクボルト12で柱1に固定する。前記パ
ネル3が柱1に固定されると、前記ロツクウール
又は合成樹脂発泡体等13に外側からコーキング
材14を充填してシールする。以下、上記の順序
でロツクウール又は合成樹脂発泡体等13を介し
てパネル3を並設すると共に、コーキング材14
を介して段部9上に着座させ、前記パネル3を柱
1に固定して行き最下部の壁面を左右方向に形成
する。
次に、建物の縦断面図である第3図ハに示すよ
うに、柱1に固定された長方形の横長のパネル3
の上部の係合部3aに、該パネル3の上に積上げ
る次の長方形の横長のパネル3の係止部3bを係
止させて、積上げて前記パネルと同様にフツクボ
ルト12,12で柱1,1に固定する。そして、
上記した方法により、左右方向にパネル3をロツ
クウール又は合成樹脂発泡体等13を介して併設
させると共に、係合部3aと係止部3bを係合さ
せて前記パネルを柱1に固定してパネルを積上
げ、2段目の壁面を左右方向に形成する。
以下、上記工程を繰り返して長方形の横長のパ
ネル3で構成された所定の壁面を形成して行く。
尚、上記壁面に直交する壁面の隅角部は、建築
物の横断面図である第3図ニに示すように、柱1
にアングル1cを溶接し、パネル3の横方向端面
との間にロツクウール又は合成樹脂発泡体等13
を介在させ前記アングル1cに上記壁面と直交す
るパネル3をフツクボルト12で固定する。
以下、上記工程により上記壁面に対して直角に
パネル3で構成された壁面を形成して行く。
次に、一定位置まで長方形の横長のパネル3を
積み重ねた後、窓枠30の建込状態を示す縦断面
図である第4図イに示すように、開口部の下端の
パネル3の上端面から上方向に必要な寸法の〓間
を設けて、開口部の上部になる長方形の横長のパ
ネル3を取り付けるために、柱1上にブラケツト
1bを取付ける。このブラケツト1bは、その上
に取付けるパネル3を支持するに必要な長さのア
ングル材からなるブラケツトである。前記ブラケ
ツト1bの多数を多数の柱1において横一列に設
ける。このようにして設けた短いブラケツト1b
の上に上部の長方形の横長のパネル3を載置して
パネル3をフツクボルト12,12で柱1,1に
固定する。このようにして載置され固定された上
部パネルの左右方向にも長方形の横長のパネルを
フツクボルト12,12で柱1,1に固定しなが
ら載置して行き、窓枠30を取り付けるべき位置
に、窓枠30を建込むための開口部19を横一列
に形成された開口部19付の壁面を構成する。
窓枠30の建込みは、その建込状態を示す縦断
面図である第4図イに示すように、上記開口部1
9の下側のパネル3の上端面に下部アンカーレー
ル20を載置して、ボルト20aでそのウエブ部
分をパネル3に直接固定し、また上記開口部19
の上側である上部パネル3の下端面に上部アンカ
ーレール21を垂下させて同様にそのウエブ部分
をボルト21aでパネル3に直接固定する。
なお、柱1,1のところで部分的にブラケツト
等の補強板を用いてアンカーレール21の固定を
更に補強するようにしても本発明の趣旨に反しな
い。
また、施工に際して、アンカーレール20の内
フランジ20bに形成した突片20cに窓体30
の下隅角部を一旦載置し、前記アンカーレール2
0,21の短足の外フランジ20d,21cと長
足の内フランジ20b,21bとに窓枠30をビ
ス20e,21dで固定する。好ましくは、水切
り23を前記のビス20eで前記アンカーレール
20に前記窓枠30と同時に取付ける。更に、前
記窓枠30上端と前記上部パネル3との間に雨水
の侵入を更に確実に防止するためのシール材22
を充填し、同時に固定された水切り23と前記窓
枠30の下方との間及びパネル3上端面と前記水
切り23との間に夫々シール材24,25を充填
する。
次に、方立部33の建込状態を示す。窓枠30
の建込状態を示す横断面図である第4図ロに示す
ように、窓枠30は、開口部19の横方向に連設
され、前記窓枠30,30の隣接する縦枠31が
連窓方立部33を介して相互に連結される。この
ように窓枠は連窓状態に取付けられる。前記の連
窓方立部33は、いわゆる連窓窓の中方立であ
る。図面に示した方立部33はブラケツト33
a、板体33b、L形板33c等からなり、次の
ように取付けられている。
まず、窓枠30の縦枠31,31の裏面の両側
に、その上下端部にブラケツト33aをビス止め
し、該ブラケツト33aに上下方向全長通しの板
体33bをビス止めし、前記板体33bに上下方
向全長通しのL形板33cを夫々ビス止めする。
前記縦枠31の外板にシール板34を介在させ
たカバー35を準備して、更に前記縦枠31,3
1の間にシール材36を挟持させる。そして、該
カバー35を前記L形板33cの一方にビス止め
して形成する。図面に示した方立部33はこのよ
うに構成して雨水の進入を防止している。
このようにして第1図又は第5図に示すような
外観を呈する本発明の連窓窓枠の取付装置、即
ち、適宜間隔をあけて縦方向に立設され、建築物
の構造躯体を形成する柱と、該柱の前面に横方向
に長い板状のパネルが上下に取付けられて構成さ
れた壁面と、該壁面中の前記上下パネル間にパネ
ル2枚巾以上の長さに形成され、かつ窓が連続し
て横長に取付けられる開口部と、上記開口部を形
成するパネルの各々の上下端面に対向して該各々
のパネルの端面に直接そのウエブ部分をボルト止
めして固着され、かつ短足の外フランジと長足の
内フランジとを有し、個々の長さがパネルの横巾
と同一か又はその整数倍である断面ほぼL形の上
下部アンカーレールと、上記アンカーレールの内
フランジと外フランジに上下枠の内フランジおよ
び外フランジがそれぞれビス止めされている窓枠
とから成ることを特徴とする連窓窓枠の取付装置
が構成できる。
その後、必要に応じて建築物内の内装工事が行
われる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明による連
窓窓枠の取付構造は、アンカーレールが長短足の
内外フランジを有する断面L形状に形成されてい
るから風圧等による窓の振動を小さく抑えること
ができ、しかも内フランジは長足であるから雨水
の進入を阻止することができるという効果を有す
ると共に、窓枠がパネルが取付けられた建築物の
構造躯体である鋼製の柱に強固に固定されていな
く、連窓状態の窓枠が長いアンカーレールを介し
てボルトで直接横長のパネルに固定され、これら
横長の部材同士が直接に接合されているので、こ
れら部材の曲げ弾性係数が異なつていても、強風
時や地震時に於て、これら部材が外力により曲げ
変形したときも、これらが一体的に曲げ変形に対
抗し、横長のパネルと連窓状の窓枠との間に隙間
を生ずることや該隙間から雨水が進入することが
ないという効果を生じるのである。
特に、アンカーレールをパネルの横巾と同一か
又はその整数倍の長さとしたことにより、パネル
同士及びアンカーレール同士の連結部を同じ位置
にすることができ、地震時等により建築物の構造
躯体に変位が生じたときにも、両者一体に変位す
ることができ、気・水密的にも有利であるという
効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の連窓窓枠の取付装置を示す斜
視図、第2図は従来の壁面及び窓の構成状態を示
す断面図である。第3図イは一階床面の段部に座
着したパネルを示す縦断面図、第3図ロはパネル
が柱にフツクボルトで固定されている状態を示す
第1図に於るb−b線断面図、第3図ハはパネル
の係合状態を示す第1図に於るc−c線断面図、
第3図ニは壁面隅角部のパネルの位置関係を示す
横断面図、第4図イは本発明の連窓窓枠の取付装
置の窓の取付状態を示す縦断面図、第4図ロは本
発明の連窓窓枠の取付装置の窓の取付状態を示す
横断面図、第5図は本発明の連窓窓枠の取付装置
の窓の連窓を示す正面図である。 1…柱、3…パネル、19…開口部、20…下
部アンカーレール、20a…ボルト、20b…内
フランジ、20c…突片、20d…外フランジ、
20e…ビス、21…上部アンカーレール、21
a…ボルト、21b…内フランジ、21c…外フ
ランジ、21e…ビス、30…窓枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 適宜間隔をあけて縦方向に立設され、建築物
    の構造躯体を形成する鋼製の柱と、 該柱の前面に横方向に長い板状のパネルが上下
    に取り付けられて構成された壁面と、 該壁面中の前記上下パネル間にパネル2枚巾以
    上の長さに形成され、かつ窓が連続して横長に取
    付けられる開口部と、 上記開口部を形成するパネルの各々の上下端面
    に対向して該各々のパネルの端面に直接そのウエ
    ブ部分をボルト止めして固着され、かつ短足の外
    フランジと長足の内フランジとを有し、個々の長
    さがパネルの横巾と同一か又はその整数倍である
    断面ほぼL形の上下部アンカーレールと、 上記アンカーレールの内フランジと外フランジ
    に上下枠の内フランジおよび外フランジがそれぞ
    れビス止めされている窓枠とから成ること を特徴とする連窓窓枠の取付装置。
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