JPH0458267B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0458267B2
JPH0458267B2 JP7476783A JP7476783A JPH0458267B2 JP H0458267 B2 JPH0458267 B2 JP H0458267B2 JP 7476783 A JP7476783 A JP 7476783A JP 7476783 A JP7476783 A JP 7476783A JP H0458267 B2 JPH0458267 B2 JP H0458267B2
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JP
Japan
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inductor
coils
magnetic flux
pole
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP7476783A
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English (en)
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JPS59201662A (ja
Inventor
Osamu Muto
Seiichi Kakinuma
Takayuki Suzuki
Koichi Suenaga
Atsumi Obata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Hino Jidosha Kogyo KK
Sawafuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Jidosha Kogyo KK, Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Hino Jidosha Kogyo KK
Priority to JP7476783A priority Critical patent/JPS59201662A/ja
Publication of JPS59201662A publication Critical patent/JPS59201662A/ja
Publication of JPH0458267B2 publication Critical patent/JPH0458267B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/16Synchronous generators
    • H02K19/22Synchronous generators having windings each turn of which co-operates alternately with poles of opposite polarity, e.g. heteropolar generators
    • H02K19/24Synchronous generators having windings each turn of which co-operates alternately with poles of opposite polarity, e.g. heteropolar generators with variable-reluctance soft-iron rotors without winding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は同期発電機の一種である誘導子型発電
機に係り、とくに漏洩磁束をなくして電機子コイ
ルと鎖交する有効磁束を増加させるようにした誘
導子型発電機に関する。
同期発電機の一種として誘導子型発電機が知ら
れている。この発電機は固定子に界磁コイルと電
機子コイルとを設けておき、回転子側に誘導子磁
極を設けるようにしたものである。従つて界磁コ
イルを励磁すると回転子の回転に伴なつて誘導子
磁極によつて磁束密度が一定の周期で変化するこ
とになり、しかもこの磁束は固定子側の電機子コ
イルと鎖交するために、上記電機子コイルに出力
電圧を誘起することになり、これを発電出力とし
て取出して利用することができる。そしてこのよ
うな誘導子型発電機は、回転子側にコイルを設け
る必要がなく、このためにブラシやスリツプリン
グを必要とせず、簡単な構造によつて高周波電力
を得ることができるようになる。
さらにこのような誘導子型発電機において、誘
導子磁極の1/2のピツチでポールコアを固定子
側に設けるとともに、これらのポールコアにそれ
ぞれ界磁コイルを巻装し、しかもこれらのポール
コアの磁束の向きが2つおきに反転するように界
磁コイルに電流を流し、さらに互に異なる向きに
磁化される隣接する一対のポールコアに共通の電
機子コイルを巻装するようにすると、誘導子磁極
がポールコアのピツチに相当する角度だけ回転す
る度に電機子コイルと鎖交する磁束の向きが完全
に反転するようになる。従つてこのような誘導子
型発電機は磁束の強さが周期的に増減するものに
比べれば遥かに高い発電出力を得ることが可能に
なる。
しかしこのような構成によれば、ポールコアが
誘導子磁極の1/2のピツチで設けられているた
めに、誘導子磁極と対向する一対のポールコアの
間に、誘導子磁極とは対向しないポールコアが生
ずることになり、しかもこのポールコアに巻装さ
れた界磁コイルには励磁電流が流れているため
に、このポールコアによつて漏洩磁束が発生す
る。この漏洩磁束は電機子コイルと鎖交すること
がなく、このために発電を行なうこともない。従
つてこのような構成に係る発電機によれば、上記
漏洩磁束を生ずるポールコアに巻装された界磁電
流は無駄に消費されることになり、発電機の効率
を損うことにもなる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、誘導子磁極と対向しない固定子側の
磁極に巻装された界磁コイルによる漏洩磁束を効
果的に防止することによつて、小型軽量であつ
て、しかも高出力の誘導子型発電機を提供するこ
とを目的とするものである。
本発明は、固定子側に界磁コイルと電機子コイ
ルとを設けるとともに、回転子側に誘導子磁極を
設けるようにした誘導子型発電機において、誘導
子磁極の1/2のピツチでポールコアを固定子側
に設けるとともに、これらのポールコアに界磁コ
イルを巻装し、これらのポールコアが2つおきに
極性が逆になるように界磁コイルによつて励磁
し、互いに隣接する一対のポールコアに共通の電
機子コイルを巻装するようになし、しかも界磁コ
イルを電流の方向を切換える切換え回路を介して
電源と接続し、界磁コイルが巻装されている固定
子の磁極が誘導子磁極と対向しないときに切換え
回路によつてこの界磁コイルの電流の方向を反転
させ、これによつて電機子コイルと鎖交し、しか
も有効磁束として作用する漏洩磁束を生ずるよう
にしたものである。
以下本発明を図示の一実施例につき説明する。
この実施例は本発明に係る誘導子型発電機を、自
動車を制動するための制動力を生ずるリターダに
適用したものである。第1図はこの誘導子型発電
機から成るリターダを備えた自動車のエンジン1
を示しており、このエンジン1の背面側にはフラ
イホイールハウジング2が設けられている。この
ハウジング2内には第2図に示すようにフライホ
イール3が配されている。フライホイール3はエ
ンジン1の出力軸を構成するクランクシヤフト4
の端部に固着されている。さらに上記フライホイ
ールハウジング2の背面側にはトランスミツシヨ
ン5が取付けられており、このトランスミツシヨ
ン5によつてエンジン1の回転を変速するように
なつており、この変速された回転をプロペラシヤ
フト6によつて駆動論に伝達するようになつてい
る。
上記フライホイールハウジング2の中に配され
ているフライホイール3の外周部には誘導子7が
取付けられており、この誘導子7には半径方向外
方に突出する突起状の磁極8が一定の間隔で設け
られている。従つてこの誘導子磁極8を備えたフ
ライホイール3が誘導子型発電機の回転子を構成
することになる。これに対してフライホイールハ
ウジング2の上部および下部にはそれぞれ円周方
向に延びるケース9が設けられており、これらの
ケース9内には界磁コイルと電機子コイルとを備
えた固定子が収納されている。そして界磁コイル
はバツテリ10とコントローラ11を介して接続
されており、バツテリ10からコントローラ11
を介して上記界磁コイルに励磁電流を流すように
なつている。これに対してケース9内の電機子コ
イルは第2図に示す冷却箱12内の抵抗と接続さ
れており、この抵抗によつて電力を消費して熱に
変換するようになつている。そしてこの熱を冷却
するために冷却箱12には送水パイプ13が接続
されている。
つぎに上記フライホイール3から成る回転子と
ケース9内の固定子とによつて形成され、リター
ダを構成する誘導子型発電機の構造について第3
図および第4図につき説明する。ケース9内には
円周方向に所定のピツチでポールコア14が配置
されており、このコア14の下端部は上記誘導子
磁極8に微小なエアギヤツプを介して対向してい
る。そしてポールコア14は固定子ヨーク15に
固着されるようになつている。なおポールコア1
4と固定子ヨーク15との連結は、ケース9の上
部開口を覆う蓋板16に取付けられた連結ボルト
17によつて行なわれている。これに対して上記
誘導子磁極8は固定ボルト18によつてフライホ
イール3の外周部に形成された取付け部19に取
付けられている。なお誘導子磁極8とともにクラ
ツチカバー20がボルト18によつて共締めされ
ている。また取付け部19に対して上記誘導子磁
極8とは反対側には、リングギヤ21が取付けら
れるようになつている。またクラツチカバー20
によつて閉塞されたフライホイール3の内側には
クラツチが設けられている。
さらに上記ケース9内のポールコア14には界
磁コイル22,23と電機子コイル24とが巻装
されている。電機子コイル24は互に隣接する一
対のポールコア14に跨つて共通に巻装されてお
り、これに対して界磁コイル22,23はそれぞ
れのポールコア14に別々に巻装されている。そ
して第1群のコイル22と第2群のコイル23と
がポールコア14に2つおきに巻装されるように
なつている。なおこれらのコイル22,23の巻
き方向あるいは接続は第1群のコイル22と第2
群のコイル23とで互に逆になつており、これに
応じてポールコア14の磁化の方向も反転される
ようになつている(第7図参照)。そして上記電
機子コイル24は同一の群のコイル22または2
3が巻装された一対の隣接するポールコア14に
跨つて巻装されるようになつている。
つぎに上記界磁コイル22,23の駆動回路に
ついて第6図および第7図につき説明する。第1
群のコイル22および第2群のコイル23は互に
直列に2つずつ交互に接続されている。そしてこ
れらのコイル22,23は第7図に示すようにそ
の巻き方向が逆になつており、上記ポールコア1
4の磁化の方向がこれらのコイル22,23の巻
き方向に応じて逆になつている。
そしてこれらのコイル22,23の直列回路の
両端は、第6図に示す4つのトランジスタ25,
26,27,28の間に接続されている。すなわ
ちコイル22,23の直列回路の一端はトランジ
スタ25のエミツタとトランジスタ27のコレク
タとに接続されており、またコイル22,23の
直列回路の他端はトランジスタ26のエミツタと
トランジスタ28のコレクタとに接続されてい
る。なおこれらのトランジスタ25〜28のコレ
クタ、エミツタ間にはそれぞれ保護用ダイオード
29が接続されている。またトランジスタ25,
26のコレクタはバツテリ10に接続され、また
トランジスタ27,28のエミツタは接地されて
いる。
上記一対のトランジスタ25,28のベースは
制御用トランジスタ30のコレクタと接続されて
おり、同様にトランジスタ26,27のベースは
制御用トランジスタ31のコレクタと接続されて
いる。これらのトランジスタ30,31のエミツ
タはバツテリ10に接続されるとともに、それら
のベースはそれぞれトランジスタ32,33のコ
レクタと抵抗を介して接続されている。そしてト
ランジスタ32のベースは増幅器34の出力端子
と接続されており、これに対してトランジスタ3
3のベースは位相反転器35を介して増幅器34
と接続されている。なお増幅器34と位相反転器
35とはともに演算増幅器から構成されており、
抵抗36とツエナダイオード37とから成る定電
圧回路によつて駆動されるようになつている。そ
して増幅器34へは、上記フライホイール3の回
転位置を検出する回転位置検出センサ38の検出
出力が入力されている。
つぎに以上のような構成に係る誘導子型発電機
から成るリターダの動作について説明する。この
リターダを備えたエンジン1を搭載した車両が長
い坂を下る場合には、例えば運転席に設けられて
いるリターダスイツチを閉成するとともに、アク
セルペダルから足を離してブレーキペダルを踏込
む。するとこのブレーキペダルの踏込みによつて
ブレーキスイツチが閉成され、このスイツチの出
力は第2図に示すコントローラ11に供給される
ことになる。従つてバツテリ10からコントロー
ラ11を介して誘導子型発電機の界磁コイル2
2,23に電流が流れてこれらのコイル22,2
3が励磁される。
これらの界磁コイル22,23に流れる電流の
方向は回転位置検出センサ38の検出に基づいて
第6図に示す回路によつて行なわれる。センサ3
8はフライホイール3の回転位置を検出するよう
になつており、正弦波状の出力を増幅器34に供
給する。増幅器34はセンサ38の出力を増幅す
るとともに、波形整形して方形波に変換し、トラ
ンジスタ32のベースに供給するばかりでなく、
位相反転器35を介してトランジスタ33のベー
スに供給するようになつている。
いま増幅器34の出力が高レベルにあるとする
と、トランジスタ32およびトランジスタ30が
導通する。従つてトランジスタ30のコレクタ電
流がトランジスタ25,28のベースに供給さ
れ、これら一対のトランジスタ25,28が導通
される。従つてバツテリ10からの電流は、トラ
ンジスタ25、コイル22,23、およびトラン
ジスタ28を通つて接地側に流れる。従つてこの
ときには界磁コイル22,23には矢印39で示
す方向の電流が流れる。
これに対して増幅器34の出力が低レベルにな
ると、トランジスタ32,30が非導通に切換え
られるとともに、この増幅器34の出力が位相反
転器35を介してトランジスタ33のベースに加
えられるために、トランジスタ33,31が導通
する。そしてトランジスタ31のコレクタ電流が
トランジスタ26,27のベースに供給されるた
めに、これらのトランジスタ26,27が導通さ
れる。従つてバツテリ10から、トランジスタ2
6、コイル22,23、およびトランジスタ27
を介して接地側へ電流が流れることになる。すな
わちこのときに界磁コイル22,23に流れる電
流は矢印40で示す方向となる。
第4図はフライホイール3がある回転位置にあ
り、第1群のコイル22が巻装されたポールコア
14の下端はN極に磁化され、第2群のコイル2
3が巻装されたポールコア14の下端はS極に磁
化されることになる。そしてこのときには誘導子
磁極8と対向する1つおきのポールコア14を通
過するように、第4図において実線で示すような
磁気回路41が形成され、この磁気回路41を矢
印で示す方向に磁束が通過することになる。つぎ
にフライホイール3がポールコア14のピツチに
相当する角度だけ回転した場合には、第5図に示
すようになり、しかもこのときにはセンサ38の
検出に基づいて界磁コイル22,23に流れる電
流の方向が逆転する。従つてこのときには第5図
において実線で示すような磁気回路42が形成さ
れ、この磁化回路42内を矢印で示す方向に磁束
が通過するようになる。
そして第4図に示す磁気回路41を通過する磁
束と第5図に示す磁気回路42を通る磁束とはそ
の方向が逆転することになり、しかもこの逆転す
る磁束が図に示すように電機子コイル24と鎖交
する。従つて電機子コイル24に起電力が誘起さ
れる。このことはフライホイール3が仕事を行な
うことになり、運動エネルギが電気エネルギに変
換されることを意味する。従つてこの発電によつ
てリターダが制動力を生じ、エンジン1あるいは
車両に対して制動力を与えることになる。この発
電出力は第2図に示す冷却箱12内の抵抗によつ
て消費されるようになつており、この中を還流す
る冷却水によつて抵抗は放熱されるようになつて
いる。
さらにこのリターダを構成する誘導子型発電機
は、第6図に示す回路によつて界磁コイル22,
23を流れる電流の方向が、ポールコア14のピ
ツチに相当する角度だけフライホイール3が回転
するごとに反転されるようになつており、誘導子
磁極8と対向しないポールコア14に巻装された
界磁コイルには上記電機子コイル24と鎖交し、
しかも有効磁束として作用する漏洩磁束が生ずる
ようになつている。すなわち例えば第4図に示す
状態においては、鎖線で示すように、電機子コイ
ル24と鎖交しない漏洩磁束43の発生を防止す
るとともに、同図において点線で示すような電機
子コイル24と鎖交する有効磁束45を、誘導子
磁極8と対向しないポールコア14に巻装された
界磁コイル22,23によつて形成するようにし
ている。同様に第5図に示す回転位置において
は、同図において鎖線で示すような電機子コイル
24と鎖交しない磁束44の発生を防止するとと
もに、同図において点線で示すような電機子コイ
ル24と鎖交する磁束46が発生するようにして
いる。
このことをさらに詳細に説明すると、この誘導
子型発電機が第6図に示す切換え回路を備えてい
ない場合には、電機子コイル24と鎖交する磁束
がフライホイール3の回転に伴なつて方向が反転
するためには、第4図および第5図に示す状態に
おいて誘導子磁極8と対向しないポールコア14
に巻装されている界磁コイル22,23によつ
て、これらのポールコア14は図示の磁極とは反
対の向きに磁化されなければならず、誘導子磁極
8と対向しないポールコア14は第4図および第
5図においてカツコ内に示す極性になる。従つて
第4図および第5図において鎖線で示すような漏
洩磁束43,44を発生することになる。これら
の磁束43,44はともに電機子コイル24と鎖
交せず、このためにこれらの磁束43,44が発
電に寄与することはなく、また制動力を発生させ
るものでもない。
これに反して本実施例に係る誘導子型発電機か
ら成るリターダにおいては、第6図に示す切換え
回路によつて界磁コイル22,23に流れる電流
の方向を反転させるようにしているために、第4
図および第5図において点線で示す漏洩磁束4
5,46を生ずることになる。これらの漏洩磁束
45,46は電機子コイル24と鎖交して発電を
行なうものであるから、これによつて発電機の出
力が向上することになる。従つてこの誘導子型発
電機は小型軽量で、しかも高出力の発電を行なう
ことができるようになる。またこの発電機を応用
したリターダは高い制動トルクを発生することが
できるようになる。
なお界磁コイル22,23に流れる界磁電流を
切換えると、サージ電圧が発生する。サージ電圧
は第6図に示す切換え回路のフリーホイールダイ
オード29を通して別の界磁コイル22,23に
流れて消費されることになる。
つぎに上記実施例の変形例を第8図につき説明
する。上記の実施例においては第7図に示すよう
に、同一のポールコア14に巻装される界磁コイ
ル22,23はそれぞれ1つの巻き線から構成さ
れていたが、この変形例においては第8図に示す
ように、同一のポールコア14に巻装されるコイ
ル22,23がそれぞれ複数の、例えば3つのコ
イルから構成されており、しかもこれらの複数の
コイルは互に並列に接続されるようになつてい
る。そして複数のコイル22,23の並列回路が
互に直列に接続されるようになつている。なおこ
の回路は第6図に示す4つのトランジスタ25〜
28の間に接続されるようになつている。
このような変形例によれば、同一のポールコア
14に巻装される界磁コイル22,23がそれぞ
れ複数に分割されることになり、しかもこれらが
互に並列に接続されるために、界磁コイル22,
23の有する時定数が小さくなつてこれらのコイ
ル22,23の方向を切換える際に、その遅れを
防止することにより、有効磁束として作用する漏
洩磁束45,46を確実に発生させることができ
るようになる。従つてこの変形例はとくに発電機
の回転数が高い場合に有効である。
以上本発明を図示の一実施例およびその変形例
につき述べたが、本発明はこれらの実施例や変形
例によつて限定されることなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば
上記実施例はリターダに応用した誘導子型発電機
に関するものであるが、本発明は高周波発電機等
の他の目的に供される誘導子型発電機にも適用可
能である。
以上に述べたように本発明は、誘導子磁極の
1/2のピツチでポールコアを固定子側に設ける
とともに、これらのポールコアに界磁コイルを巻
装し、これらのポールコアが2つおきに極性が逆
になるように界磁コイルによつて励磁し、互いに
隣接する一対のポールコアに共通の電機子コイル
を巻装するようになし、界磁コイルを電流の方向
を切換える切換え回路を介して電源と接続し、上
記界磁コイルが巻装されている固定子の磁極が回
転子の誘導子磁極と対向しないときに上記切換え
回路によつてこの界磁コイルの電流の方向を反転
させ、これによつて電機子コイルと鎖交し、しか
も有効磁束として作用する漏洩磁束を生ずるよう
にしたものである。従つて本発明によれば誘導子
磁極と対向しない固定子磁極に巻装された界磁コ
イルによつて無駄な漏洩磁束の発生を防止するこ
とができるばかりでなく、この界磁コイルによつ
て有効磁束として働く漏洩磁束を生ずることによ
り、小型軽量であつて、しかも高出力の誘導子型
発電機を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る誘導子型発電
機から成るリターダを備えたエンジンの側面図、
第2図はこのエンジンに設けられているリターダ
の斜視図、第3図はこのリターダを構成する誘導
子型発電機の要部拡大縦断面図、第4図は同展開
正面図、第5図はフライホイールが回転した状態
における第4図と同様の正面図、第6図はこの発
電機の界磁コイルの駆動のための回路図、第7図
は界磁コイルの接続を示す回路図、第8図は変形
例に係る発電機の界磁コイルの接続を示す回路図
である。 なお図面に用いた符号において、3……フライ
ホイール、7……誘導子、8……誘導子磁極、1
4……ポールコア、15……固定子ヨーク、2
2,23……界磁コイル、24……電機子コイ
ル、25〜28……トランジスタ、30〜33…
…トランジスタ、34……増幅器、35……位相
反転器、38……回転位置検出センサ、45,4
6……漏洩磁束(点線)である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定子側に界磁コイルと電機子コイルとを設
    けるとともに、回転子側に誘導子磁極を設けるよ
    うにした誘導子型発電機において、 前記誘導子磁極の1/2のピツチでポールコア
    を固定子側に設けるとともに、これらのポールコ
    アに界磁コイルを巻装し、これらのポールコアが
    2つおきに極性が逆になるように前記界磁コイル
    によつて励磁し、互いに隣接する一対のポールコ
    アに共通の電機子コイルを巻装するようになし、 しかも前記界磁コイルを電流の方向を切換える
    切換え回路を介して電源と接続し、前記界磁コイ
    ルが巻装されている固定子の磁極が前記誘導子磁
    極と対向しないときに前記切換え回路によつてこ
    の界磁コイルの電流の方向を反転させ、これによ
    つて前記電機子コイルと鎖交し、しかも有効磁束
    として作用する漏洩磁束を生ずるようにしたこと
    を特徴とする誘導子型発電機。
JP7476783A 1983-04-27 1983-04-27 誘導子型発電機 Granted JPS59201662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7476783A JPS59201662A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 誘導子型発電機

Applications Claiming Priority (1)

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JP7476783A JPS59201662A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 誘導子型発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59201662A JPS59201662A (ja) 1984-11-15
JPH0458267B2 true JPH0458267B2 (ja) 1992-09-17

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ID=13556757

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JP7476783A Granted JPS59201662A (ja) 1983-04-27 1983-04-27 誘導子型発電機

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