JPH0431821Y2 - - Google Patents

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JPH0431821Y2
JPH0431821Y2 JP9706884U JP9706884U JPH0431821Y2 JP H0431821 Y2 JPH0431821 Y2 JP H0431821Y2 JP 9706884 U JP9706884 U JP 9706884U JP 9706884 U JP9706884 U JP 9706884U JP H0431821 Y2 JPH0431821 Y2 JP H0431821Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案はは同期発電機の一種である誘導子型発
電機に係り、とくに電機子コイルに流れる負荷電
流による減磁作用を補償して出力の向上を図るた
めに補償コイルを設けるようにした誘導子型発電
機に関する。
〓背景技術とその問題点〓 同期発電機の一種として誘導子型発電機が知ら
れている。この発電機は固定子に界磁コイルと電
機子コイルとを設けておき、回転子側に誘導子磁
極を設けるようにしたものである。従つて界磁コ
イルを励磁すると回転子の回転に伴なつて誘導子
磁極によつて磁束密度が一定の周期で変化するこ
とになり、しかもこの磁束は固定子側の電機子コ
イルと鎖交するために、上記電機子コイルに出力
電圧を誘起することになり、これを発電出力とし
て取出して利用することができる。そしてこのよ
うな誘導子型発電機は、回転子側にコイルを設け
る必要がなく、このためにブラシやスリツプリン
グを必要とせず、簡単な構造によつて高周波電力
を得ることができるようになる。
ところがこのような誘導子型発電機の電機子に
負荷として、例えば抵抗を接続すると、この抵抗
によつて電機子コイルに負荷電流が流れることに
なり、この負荷電流は電機子コイルに発生される
誘起電圧に対して一般に45〜60度の遅れを有する
ようになる。従つてこの負荷電流によつて生ずる
磁束も界磁コイルによつて誘起される磁束に対し
て遅れを生ずることになり、このために負荷電流
が減磁作用を行なうことになる。従つてこのよう
な誘導子型発電機は、上記負荷電流によつてその
出力が低下し、また効率が悪化するという欠点を
生ずることになる。
このような問題点に鑑みて、本願出願人は実願
昭58−63571号において、コンデンサと接続され
た補償コイルを用いて負荷電流による減磁作用を
補償し、出力を増大させるとともに、効率を向上
させるようにした誘導子型発電機を提案してい
る。この発電機は、第8図に示すように、回転子
50側に誘導子磁極51を設けるとともに、固定
子ヨーク52に取付けられたポールコア53に電
機子コイル54と界磁コイル55の他に、さらに
補償コイル56を設けたものである。そして界磁
コイル55によつて磁束57を発生させるととも
に、この磁束57を電機子コイル54と鎖交させ
て発電出力を得るとともに、電機子コイル54に
流れる負荷電流による減磁作用を補償するため
に、補償コイル56をコンデンサと接続し、進相
電流を流すようにしている。
このような誘導子型発電機の欠点は、ポールコ
ア53に電機子コイル54と界磁コイル55の他
にさらに補償コイル56を設けなければならず、
このためにポールコア53の長さが非常に長くな
ることである。さらに補償コイル56が電機子コ
イル54とともに、互に異極に磁化される一対の
ポールコア53間に跨つて巻装されるようになつ
ているために、コイル56を構成する線材の長さ
が長くても回数があまり増えないという欠点を有
している。
ところでポールコア53に界磁コイル55を巻
装する代りに、互いに異極に磁化されるポールコ
ア間の固定子ヨークの部分に界磁コイルを巻装す
ると、この部分のヨークを通過する磁束が少ない
ために、有効な励磁が得られるという利点があ
る。しかしこの場合には、同極に磁化されるポー
ルコア間の固定子ヨークの部分に隙間を生じ、ス
ペースフアクタに劣ることになる。
〓考案の目的〓 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、界磁コイルと補償コイルとがともに
固定子側に合理的に配列されるようにし、これに
よつてスペースフアクタに優れるとともに、効率
が高く、出力が増大されるようにした誘導子型発
電機を提供することを目的とするものである。
〓考案の概要〓 本考案は、回転子側に誘導子磁極を設けるとと
もに、固定子側に電機子コイルと界磁コイルの他
にさらに補償コイルを設けるようにした誘導子型
発電機において、前記誘導子磁極の1/2のピツチ
で固定子側にポールコアを設け、隣接する一対の
ポールコアに跨つて前記電機子コイルを巻装し、
固定子ヨークであつて互いに異極に磁化される一
対のポールコア間に所定の方向の界磁電流が流れ
る前記界磁コイルを巻装するとともに固定子ヨー
クであつて互いに同極に磁化される一対のポール
コア間に前記補償コイルを巻装し、しかも該補償
コイルをコンデンサと接続するようにしたことを
特徴とする誘導子型発電機に関するものであつ
て、これによつて固定子の高さを低く抑えるとと
もに、界磁コイルと補償コイルとをポールコア間
に合理的に配列するようにしたものである。
〓実施例〓 以下本考案を図示の一実施例につき説明する。
この実施例は本考案に係る誘導子型発電機を、自
動車を制動するための制動力を生ずるリターダに
適用したものである。第1図はこの誘導子型発電
機から成るリターダを備えた自動車のエンジン1
を示しており、このエンジン1の背面側にはフラ
イホイールハウジング2が設けられている。この
ハウジング2内には第2図に示すようにフライホ
イール3が配されている。フライホイール3はエ
ンジン1の出力軸を構成するクランクシヤフト4
の端部に固着されている。さらに上記フライホイ
ールハウジング2の背面側にはトランスミツシヨ
ン5が取付けられており、このトランスミツシヨ
ン5によつてエンジン1の回転を変速するように
なつており、この変速された回転をプロペラシヤ
フト6によつて駆動輪に伝達するようになつてい
る。
上記フライホイールハウジング2の中に配され
ているフライホイール3の外周部には誘導子7が
取付けられており、この誘導子7には半径方向外
方に突出する突起状の磁極8が一定の間隔で設け
られている。従つてこの誘導子磁極8を備えたフ
ライホイール3が誘導子型発電機の回転子を構成
することになる。これに対してフライホイールハ
ウジング2の上部および下部にはそれぞれ円周方
向に延びるケース9が設けられており、これらの
ケース9内には界磁コイルと電機子コイルとを備
えた固定子が収納されている。そして界磁コイル
はバツテリ10とコントローラ11を介して接続
されており、バツテリ10からコントローラ11
を介して上記界磁コイルに励磁電流を流すように
なつている。これに対してケース9内の電機子コ
イルは第2図に示す冷却箱12内の抵抗と接続さ
れており、この抵抗によつて電力を消費して熱に
変換するようになつている。そしてこの熱を冷却
するために冷却箱12には送水パイプ13が接続
されている。
つぎに上記フライホイール3から成る回転子と
ケース9内の固定子とによつて形成され、リター
ダを構成する誘導子型発電機の構造について第3
図につき説明する。ケース9内には円周方向に所
定のピツチでポールコア14が配置されており、
このコア14の下端部は上記誘導子磁極8に微小
なエアギヤツプを介して対向している。そしてポ
ールコア14は固定子ヨーク15に固着されるよ
うになつている。そして固定子ヨーク15は、図
外のスペーサを介して上記ケース9に固定される
ようになつている。そしてポールコア14には電
機子コイル23が巻装されている。電機子コイル
23は、互に隣接する一対のポールコア14に跨
つて巻装されるようになつており、しかも互に異
極に磁化される一対のポールコア14に跨つて巻
装されるようになつている。
これに対して界磁コイル22と補償コイル24
とは、ポールコア14が取付けられた部分の間に
おいて、固定子ヨーク15に直接巻装されるよう
になつている。そして界磁コイル22が、互に異
極に磁化される一対のポールコア14間におい
て、固定子ヨーク15に巻装されるようになつて
いる。これに対して補償コイル24は、互に同極
に磁化される一対のポールコア14間において、
固定子ヨーク15に巻装されるようになつてい
る。従つてポールコア14間において固定子ヨー
ク15には界磁コイル22と補償コイル24とが
交互に巻装されるようになつている。
しかも上記固定子ヨーク15の界磁コイル22
の巻装されている部分は、その幅が狭くなつてい
る。これに対して補償コイル24の巻装された部
分は、その幅が広くなつている。そしてこれに対
応して、界磁コイル22はその巻き回数が多くな
つており、これに対して補償コイル24はその巻
き回数が少なくなつている。界磁コイル22が巻
装された部分と補償コイル24が巻装された部分
で、固定子ヨーク15の幅を変更したのは、界磁
コイル22が巻装された部分においては、磁束が
反転しないのに対して、補償コイル24が巻装さ
れた部分においては、磁束が反転するからであ
る。すなわち固定子ヨーク15の界磁コイル22
が巻装された部分は第3図および第4図から明ら
かなように、磁束の方向が一定であつて磁束密度
を高くとれる。よつて断面積が小さくできるため
にその幅を狭くしている。これに対して固定子ヨ
ーク15の補償コイル24が巻装された部分は磁
束が反転交番するので、その部分の鉄損が大き
く、磁束密度が高くとれない。従つて断面積を比
較的大きくとらねばならず、幅を広くしている。
つぎに上記界磁コイル22、電機子コイル2
3、および補償コイル24の接続について述べる
と、第5図に示すように界磁コイル22はバツテ
リ10と接続されており、バツテリ10を通して
界磁電流をこのコイル22に供給するようにして
いる。これに対して電機子コイル23は、冷却箱
12内に設けられた負荷抵抗25と接続されてお
り、電機子コイル23において得られた発電出力
をこの負荷抵抗25によつて消費するようになつ
ている。また補償コイル24は一対のコンデンサ
26の並列回路と接続されている。そしてこれら
一対のコンデンサ26の並列回路のスイツチング
を行なうために、これらのコンデンサ26はそれ
ぞれ一対ずつのサイリスタ29およびダイオード
30から成る回路と接続されている。そしてサイ
リスタ29のゲートが、回転検出センサ31の出
力に基いて作動されるコントローラ32の出力に
よつて制御されるようになつている。
つぎに以上のような構成に係る誘導子型発電機
から成るリターダの動作について説明する。この
リターダを備えたエンジンを搭載した車両が長い
坂を下る場合には、例えば運転席に設けられてい
るリターダスイツチを閉成するとともに、アクセ
ルペダルから足を離してブレーキペダルを踏込
む。するとこのブレーキペダルの踏込みによつて
ブレーキスイツチが閉成され、このスイツチの出
力は第2図に示すコントローラ11に供給される
ことになる。従つてバツテリ10からコントロー
ラ11を介して誘導子型発電機の界磁コイル22
に電流が流れてこの界磁コイル22が励磁され
る。
第3図はフライホイール3がある回転位置にあ
り、これによつて1つおきのポールコア14が誘
導子磁極8と対向している状態を示している。従
つてこの場合には第3図において鎖線で示すよう
な磁束27が、下端がN極に磁化されたポールコ
ア14、誘導子7、2つ先のポールコア14、お
よび固定子ヨーク15から成る磁気回路中を図に
おいて矢印で示すように通過するようになる。つ
ぎにフライホイール3がポールコア14のピツチ
に相当する角度だけ回転した場合には、第4図に
示すようになり、第3図において誘導子磁極8と
対向しないポールコア14が今度は誘導子磁極8
と対向することになる。そしてこの場合にはこの
ポールコア14を含む磁気回路中を磁束28が第
4図において鎖線で示すように通過することにな
る。
そして第3図に示す磁束27と第4図に示す磁
束28とはその方向が逆転することになり、しか
もこの逆転する磁束が図に示すように電機子コイ
ル23と鎖交する。従つて電機子コイル23に起
電力が誘起される。このことはフライホイール3
が仕事を行なうことになり、運動エネルギが電気
エネルギに変換されることを意味する。従つてこ
の発電によつてリターダが制動力を生じ、エンジ
ン1あるいは車両に対して制動力を与えることに
なる。なおこの発電出力は第2図に示す冷却箱1
2内の抵抗25(第5図参照)によつて消費され
るようになつており、この箱12の中を還流する
冷却水によつて抵抗25は放熱されるようになつ
ている。
さらにこの誘導子型発電機は上述の如く補償コ
イル24を備えており、この補償コイル24は第
5図に示すように進相コンデンサ26と接続され
ている。従つて補償コイル24によつて電機子コ
イル23を流れる負荷電流による減磁作用の補償
を行なうように、補償コイル24によつて負荷電
流による磁束を打消すような磁束を発生させ、こ
の磁束を負荷電流による電機子コイル23の磁束
と相殺するようにしている。
この動作は第7図に示すグラフによつても説明
される。すなわちこの発電機の界磁コイル22に
よつて生じ、しかも電機子コイル23と鎖交する
磁束は第7図において実線で示されるように変化
する。これによつて同図において点線で示すよう
な誘起電圧を電機子コイル23に生ずることにな
り、この電圧は上記の磁束に対して90度の遅れを
もつている。そしてこの電圧によつて負荷抵抗2
5に流れる電流は一般に点線で示す電圧よりもさ
らに45〜60度の遅れをもつて変化することにな
り、第7図において1点鎖線で示すようになる。
従つてこの負荷電流が電機子コイル23に流れる
と減磁作用を行なうような磁束を発生させること
になる。ところが補償コイル24も上記磁束2
7,28と鎖交し、しかもこのコイル24にはコ
ンデンサ26が接続されているために、このコイ
ル24には第7図において2点鎖線で示すような
電流が流れる。
第7図において1点鎖線で示す電機子コイル2
3に流れる負荷電流と、同図において2点鎖線で
示すような補償コイル24に流れる電流とは、完
全な逆相の関係にはないがほぼ逆相になつてい
る。従つてこれら2つの電流によつてそれぞれ生
ずる磁束は互にほぼ打消すことになる。従つてこ
のようなコンデンサ26を接続した補償コイル2
4を設けることによつて、負荷電流による減磁作
用を補償し、これによつて発電機の出力を高める
とともに、効率を向上させることが可能となる。
またこの発電機によつて構成されたリターダの制
動力を高めることができるようになる。
さらに本実施例に係る誘導子型発電機によれ
ば、界磁コイル22と補償コイル24とがともに
固定子ヨーク15に巻装されている。しかも界磁
コイル22は固定子ヨーク15の互に異極に磁化
されるポールコア14間の部分に巻装されるよう
になつている。ヨーク15のこの部分はその磁束
の方向が変化せず、その強さが増減するだけであ
るから、電機子コイル23に流れる電流によつて
生ずる磁束によつて界磁コイル22に誘起される
起電力が小さくなり、効率のよい励磁を得ること
ができる。固定子ヨーク15の電機子コイル23
に流れる電流によつて生ずる磁束の影響の少ない
部分に界磁コイル22が巻装されているので、よ
り効率のよい励磁が得られる。
また固定子ヨーク15の互に同極に磁化される
一対のポールコア14間に補償コイル24が巻装
されるようになつているために、一対のポールコ
ア14に跨つてこの補償コイルを巻くのに比べれ
ば、補償コイル24を巻くコアの部分の断面積が
小さくなり、このために補償コイル24を巻くた
めに要する線材の量が少なくなる。従つて発電機
の重量の軽減に寄与することになる。しかも互に
同極に磁化されるポールコア14間の固定子ヨー
ク15の部分のスペースを有効に利用することが
可能になるために、界磁コイル22とともに補償
コイル24を固定子15上に合理的に配列するこ
とができるようになり、これによつてスペースフ
アクタが向上し、小型で高性能な誘導子型発電機
が得られることになる。
つぎに上記実施例の変形例に係る誘導子型発電
機の回路構成について第6図につき説明する。上
記実施例における補償コイル24は、第5図に示
すように接続されていたために、それぞれのコン
デンサ26について一対のサイリスタ29を必要
とする。これに対して変形例に係る回路において
は、第6図に示すようにそれぞれのコンデンサ2
6について1つのサイリスタを用いて、補償コイ
ル24と接続されるコンデンサの容量を制御する
ことができるようにしている。
今一方のコンデンサ26と接続されているサイ
リスタ29に着目するに、このサイリスタ29が
ONしているときには、i1がダイオード33を通
してコンデンサ26に流れ、これに対して逆方向
の電流i2はサイリスタ29とダイオード30との
直列回路を通ることになる。すなわちコンデンサ
26と直列に接続されているサイリスタ29にゲ
ート信号が与えられ、ON状態のときには、補償
コイル24に誘起された電圧によつて電流i2が補
償コイル24、コンデンサ26、サイリスタ2
9、ダイオード30の閉回路を通して流れる。電
流i2と逆方向の電流i1は補償コイル24、ダイオ
ード33、コンデンサ26の閉回路を流れ、コン
デンサ26は補償コイル24に対して並列に接続
されることになる。ここでサイリスタ29をコン
トローラ32によつてOFFにすると、i1のみが流
れるが、i1によつてコンデンサ26が充電される
と、それ以上電流が流れなくなる。従つてこの
OFFになつたサイリスタ29と接続されている
コンデンサ26もOFFとなり、1つのサイリス
タ29によつて1つのコンデンサ26のスイツチ
ングが行なえる。従つてこのような構成によれ
ば、第5図に示す上記実施例のものに比べて、サ
イリスタの数を1/2にすることができ、ゲート回
路の簡略化を図ることが可能になる。
〓考案の効果〓 以上のように本考案は、誘導子磁極の1/2のピ
ツチで固定子側にポールコアを設け、隣接する一
対のポールコアに跨つて電機子コイルを巻装し、
固定子ヨークであつて互いに異極に磁化される一
対のポールコア間に所定の方向の界磁電流が流れ
る界磁コイルを巻装するとともに、固定子ヨーク
であつて互いに同極に磁化される一対のポールコ
ア間に補償コイルを巻装し、しかもこの補償コイ
ルをコンデンサと接続するようにしたものであ
る。従つて本考案によれば、界磁コイルと補償コ
イルとがともにポールコア間において固定子ヨー
クに巻装されることになり、これらのコイルを固
定子上に合理的に配列することが可能となる。ま
た上記補償コイルによつて負荷電流によつて生ず
る減磁作用を補償することができ、小型軽量で高
性能な誘導子型発電機を提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る誘導子型発電
機から成るリターダを備えたエンジンの側面図、
第2図はこのエンジンに設けられているリターダ
の斜視図、第3図は同要部拡大展開正面図、第4
図はフライホイールが回転した状態における第3
図と同様の正面図、第5図はこの発電機の接続を
示す回路図、第6図は変形例の接続を示す回路
図、第7図は補償コイルによる補償の動作を示す
グラフ、第8図は従来の誘導子型発電機の要部展
開正面図である。 なお図面に用いた符号において、3……フライ
ホイール、8……誘導子磁極、14……ポールコ
ア、15……固定子ヨーク、22……界磁コイ
ル、23……電機子コイル、24……補償コイ
ル、25……負荷抵抗、26……進相コンデン
サ、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転子側に誘導子磁極を設けるとともに、固定
    子側に電機子コイルと界磁コイルの他にさらに補
    償コイルを設けるようにした誘導子型発電機にお
    いて、前記誘導子磁極の1/2のピツチで固定子側
    にポールコアを設け、隣接する一対のポールコア
    に跨つて前記電機子コイルを巻装し、固定子ヨー
    クであつて互いに異極に磁化される一対のポール
    コア間に所定の方向の界磁電流が流れる前記界磁
    コイルを巻装するとともに、固定子ヨークであつ
    て互いに同極に磁化される一対のポールコア間に
    前記補償コイルを巻装し、しかも該補償コイルを
    コンデンサと接続するようにしたことを特徴とす
    る誘導子型発電機。
JP9706884U 1984-06-27 1984-06-27 誘導子型発電機 Granted JPS6113570U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9706884U JPS6113570U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 誘導子型発電機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9706884U JPS6113570U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 誘導子型発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6113570U JPS6113570U (ja) 1986-01-27
JPH0431821Y2 true JPH0431821Y2 (ja) 1992-07-30

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ID=30656594

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JP9706884U Granted JPS6113570U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 誘導子型発電機

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JPS6113570U (ja) 1986-01-27

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