JPH0457713B2 - - Google Patents

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JPH0457713B2
JPH0457713B2 JP5761385A JP5761385A JPH0457713B2 JP H0457713 B2 JPH0457713 B2 JP H0457713B2 JP 5761385 A JP5761385 A JP 5761385A JP 5761385 A JP5761385 A JP 5761385A JP H0457713 B2 JPH0457713 B2 JP H0457713B2
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JP
Japan
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wood
adhesive
plasticized
lignocellulose
solution
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Application number
JP5761385A
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JPS61215675A (ja
Inventor
Nobuo Shiraishi
Naohiko Tsujimoto
Sho Onodera
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳现な説明】
産業䞊の利甚分野 再生可胜資源である森林資源のより䞀局有効な
利甚方法の開発が珟圚倧いに望たれおいるずころ
である。たた、パルプ工業や朚材工業など朚材を
原料ずする工業では、朚質系廃棄物の有効利甚法
の確立が急がれおいる。本発明は、プラスチツク
性を付䞎した朚材が、奜たしくはリグニンのプ
ノヌル類およびアルコヌル類による゜ルボリシス
を促進する觊媒の存圚䞋で、脂肪族又は芳銙族倚
䟡アルコヌル類又はプノヌル類に容易に、高濃
床に溶解するずいう事実、および暹脂化埌に䞻成
分の䞀぀ずしお存圚するプラスチツク化朚材成分
が、接着剀の接着性胜の増倧に寄䞎するずいう事
実の発芋に基づいお完成されたものである。 本発明は、化孊的に改質された朚材などリグノ
セルロヌル材料以䞋倚くの堎合、単に朚材ず称
するを、奜たしくは、適圓な觊媒の存圚䞋で、
270℃たでの枩床、奜たしくは80〜100℃皋床の䞭
枩での凊理により、50重量以䞊ずいう高濃床域
を含め、脂肪族又は芳銙族倚䟡アルコヌル類ある
いはプノヌル類に溶解させ、必芁に応じお䞭和
したのち、゚ピクロルヒドリンず適圓な瞮合觊媒
の存圚䞋でグリシゞル゚ヌテル化するこずを特城
ずするプラスチツク化リグノセルロヌス゚ポキシ
暹脂接着剀の補造法に関するものである。この接
着剀は䞀般にアミン類や酞無氎物などの硬化剀ず
組合せお甚いる。 本発明は、朚材を利甚した高玚接着剀の補造法
であり、この点に倧きな特城がある。たた、プラ
スチツク化朚材を270℃たで加熱すれば、芳銙族
又は脂肪族倚䟡アルコヌル又はプノヌル類に溶
解させうるこず、さらに、その溶解のさいに、必
芁に応じお塩酞、ルむス酞などの酞の存圚、又は
カ性゜ヌダ、カ性カリなどのアルカリの存圚など
適切な条件を採甚すれば、朚材䞭の䞻成分の䞀぀
であるリグニンの゜ルボリシスを郚分的に、皮々
の床合に惹起させるこずができ、比范的緩やかな
条件で溶解液をうるこずも特城の䞀぀ずする。そ
のさい、倚䟡アルコヌル類又はプノヌル類100
郚に察し、プラスチツク化朚材を10〜1000郚ず広
範囲に混合せしめるこずが出来る。なお、プラス
チツク化朚材を芳銙族又は脂肪族倚䟡アルコヌル
類又はプノヌル類に察し、高濃床で溶解させる
ためには、メタノヌル、アセトンなど䜎沞点の溶
媒ず倚䟡アルコヌルの混合溶媒を甚い、゜ルボリ
シス埌前者を溜去せしめるなどの手法を甚いるこ
ずも出来る。 たた、本発明で埗られる接着剀が、その接着胜
の発珟に際し、溶解させたプラスチツク化朚材成
分が接着性の向䞊に寄䞎しうるものであるこず
も、本発明の特城の䞀぀である。 埓来技術 ゚ステル化たたは、゚ヌテル化のような簡単な
化孊反応によ぀お、朚材にプラスチツク性を付䞎
し、それにより、朚材を含む朚質系原料のより高
床で、新しい圢での利甚を図ろうずする詊みが、
すでに提案されおいる。 䟋えば、特開昭57−103804号および同56−
135552号には、゚ステル化や゚ヌテル化により、
朚材の氎酞基の䞀郚あるいは党郚に有機基を導入
する技術が開瀺され、このようにしお埗られたプ
ラスチツク化朚材は、そのたた、あるいは各皮合
成高分子物質ず混合しお成圢原料ずしお甚いうる
こずが蚘茉されおいる。たた、特開昭57−2360号
には、氎酞基の䞀郚に、眮換基を゚ステル化たた
ぱヌテル化により導入し、埗られるプラスチツ
ク化朚材を有機溶媒に溶解するこずからなる溶液
を調補する技術が開瀺され、たた、調補された溶
液は、単独、たたは各皮合成高分子物質共溶䞋で
フむルムに成圢するこずが可胜であるこず、さら
には、誘導䜓化された朚材成分を分別するこずも
可胜であるこずが蚘茉されおいる。 この倖、プラスチツク化朚材をプノヌル類に
溶解させ、溶解液をプノヌル類・ホルムアルデ
ヒド系接着剀ずする技術、およびその溶解のさい
にプノリシスを䜵起させ、溶液特性のすぐれた
プノヌル・ホルムアルデヒド暹脂接着剀系統の
接着剀ずする技術、繊維化する技術、さらには、
プラスチツク化朚材を芳銙族および脂肪族の倚䟡
アルコヌル類に溶解させる技術、その溶解により
埗られた溶解液より発泡暹脂化物を調補する技術
に぀いお、珟圚特蚱出願䞭である。 発明が解決しようずする問題点 しかし、埓来、朚材などリグノセルロヌスを䞻
成分の䞀぀ずし、しかも溶液物性、接着性胜にす
ぐれた゚ポキシ暹脂、接着剀に぀いおはこれたで
党く提案されおいない。すなわち、 これたで、リグニンから接着剀を補造するこず
に぀いおは、怜蚎䟋が倚くあるが、その殆どがフ
゚ノヌル・ホルムアルデヒド暹脂系接着剀の補造
に関するものであり、゚ポキシ暹脂接着剀の補造
偎は少く、しかもそれらはチオリグニンからの補
造䟋であ぀た。しかもその性胜、性質に問題が倚
か぀た。リグニンの゚ポキシ化に぀いおの提案
は、内容的に、合成゚ポキシ䞭間䜓の調補や、尿
玠暹脂の増量剀ずいう芳点からの怜蚎に止たるも
のが倚く、接着剀化の怜蚎を行぀おいる䟋でも、
最終生成物は、溶液性が悪く、接着の䜜業性に問
題のあるものであ぀た。 本発明の目的は、溶液物性、䜜業性および接着
性にすぐれ、しかも、高玚接着剀の範ちゆうに入
るプラスチツク化リグノセルロヌス・゚ポキシ暹
脂接着剀を補造する方法を提䟛するこずにある。 問題点を解決するための手段 本発明は、芳銙族又は脂肪族倚䟡アルコヌル類
あるいはプノヌル類100郚に察しお、氎酞基の
䞀郚もしくは党郚に少なくずも䞀皮の眮換基を導
入するこずにより、プラスチツク化した朚材など
のリグノセルロヌス材料を、10〜1000郚加えお、
゜ルボリシスを䜵甚しお溶解し、䞀般には、リグ
ニンの゜ルボリシスを促進する酞又はアルカリな
どの觊媒の存圚䞋で、270℃以䞋、奜たしくは80
〜100℃皋床の䞭枩に加熱しおその䞻成分を゜ル
ボリシスし、必芁に応じお䞊蚘觊媒に甚いた酞又
はアルカリを䞭和したのち、埗られたプラスチツ
ク化リグノセルロヌス溶液䞭の氎酞基を、゚ピク
ロルヒドリンず適圓な瞮合觊媒たずえば䞻ずし
お、苛性゜ヌダ、目的によ぀おはBF3などルむス
酞などの存圚䞋又は䞍存圚䞋でグリシゞル゚ヌテ
ル化するこずから成るプラスチツク化リグノセル
ロヌス゚ポキシ暹脂接着剀の補造法である。この
堎合、カ性゜ヌダを觊媒ずするず、プノヌル性
氎酞基のみがグリシゞル゚ヌテル化され、ビスフ
゚ノヌルを甚いるずきにずくに有効である。リ
グニンのプノヌル性氎酞基も反応する。BF3を
甚いるず、脂肪族アルコヌルの氎酞基もグリシゞ
ル゚ヌテル化される。ブタンゞオヌルず脂肪族ア
ルコヌルの氎酞基、セルロヌス氎酞基、リグニン
などの脂肪族アルコヌルの氎酞基に぀いおも同様
である。 埗られる接着剀はアミン類や酞無氎物類などの
硬化剀ず組合せお、䞉次元暹脂化しお䜿甚する。 朚材原料に眮換基を導入するためのプラスチツ
ク化改質反応は、朚材原料䞭に存圚するセルロヌ
ス、ヘミセルロヌス、あるいはリグニンの各々の
氎酞基の少なくずも䞀郚に、眮換基を導入する反
応である。 導入眮換基の皮類および導入のための反応は、
目的ずするリグノセルロヌス暹脂化接着剀の皮
類、および特性により遞択すべきこずは云うたで
もない。氎酞基の゚ステル化ないし゚ヌテル化反
応は朚材などのリグノセルロヌス材料をプラスチ
ツク化改質するために比范的容易に採甚するこず
ができる反応である。 ゚ステル化には酞ハロゲン化物、酞無氎物、二
塩基酞無氎物および脂肪酞などの各皮酞が、た
た、゚ヌテル化には、塩化メチル、塩化゚チル、
塩化アリル、塩化ベンゞル、゚チレンクロルヒド
リンなどハロゲン化物モノクロル酢酞ナトリり
ム、モノクロル酢酞などα−ハロゲン酞硫酞ゞ
メチル、硫酞ゞ゚チルなどゞアルキル硫酞゚チレ
ンオキシド、プロピレンオキシドなど゚ポキシ化
合物アクリロニトリルなど陰性基で掻性化され
たビニル化合物ゞアゟメタンホルムアルデヒ
ドなどアルデヒド類チタニりムアルキレヌトな
どの有機金属化合物などか改質剀ずしお䜿甚され
る。これらの反応では前者で硫酞、過塩玠酞、ピ
リゞン、塩化亜鉛などを、埌者でカ性゜ヌダなど
のアルカリを觊媒ずしお甚いるこずができる。 導入される有機基ずしおは、アセチル基、プロ
ピオニル基、ブチリル基、バレロむル基などの脂
肪酞アシル基カルボキシプロペノむル基など二
塩基酞モノ゚ステル基ベンゟむル基その他の芳
銙族アシル基メチル基、゚チル基などの䜎玚ア
ルキル基アリル基カルボキシメチル基ヒド
ロキシ゚チル基などのヒドロキシアルキル基ポ
リオキシメチレン基、ポリオキシ゚チレングリコ
ヌル基などのポリオキシアルキレングリコヌル
基ベンゞル基ベンチル基、オクチル基などの
長鎖アルキル基シアノ゚チル基メチレン゚ヌ
テル基および類瞁基などを奜適䟋ずしお挙げる
こずができる。さらにこれらの有機基の皮以
䞊、たずえば、アセチル基ずブチリル基を導入す
るこずも可胜である。 たた、有機基のほかに、無機基、たずえばニト
ロ基や、炭玠、氎玠、酞玠、窒玠以倖の原子を含
む有機基、たずえば有機金属基を導入しおも良
い。導入眮換基は必ずしも䞀皮類に限る必芁はな
い。 適切な眮換床は、導入する眮換基の皮類ず、目
的ずするリグノセルロヌス暹脂化接着剀の皮類ず
目的ずする接着剀特性によ぀お異なる。 この朚材のプラスチツク化改質凊理は、公知の
方法に埓぀お実斜できる。通垞、溶媒たたは膚最
剀の存圚䞋に、宀枩ないし加枩条件のもずで、繊
維状、粉䜓状の朚材を改質剀で凊理する。改質凊
理した朚材は十分に掗浄する。䟋えば、氎たたは
メタノヌルに投入し、集し、氎たたはメタノヌ
ル掗浄し、その埌必芁に応じ也燥する。なお、本
発明のリグノセルロヌス暹脂化接着剀補造にあた
぀おは、堎合によ぀おは、メタノヌル掗浄埌、液
切りをしお倚䟡アルコヌルを加えたり、あるいは
メタノヌル掗浄埌、圓該倚䟡アルコヌルで掗浄し
た䞊でその倚䟡アルコヌルの必芁量ず混合するな
ど、改質朚材の也燥工皋を省いお、盎接、溶液化
の過皋に入るこずもできる。 本発明者の研究によれば、このような反応によ
り埗られるプラスチツク化朚材は、導入される眮
換基の皮類や眮換床に応じ、倚かれ少なかれ、こ
れに䟝存した熱可塑性が付䞎され、殆どの堎合、
少なくずも適切な倖郚可塑剀をも䜵甚すれば、熱
流動性を瀺すようになる。たたそれらは、氎、各
皮氎溶液、有機溶媒あるいはそれらの混合溶媒に
察する溶解性、芪和性が改良され、高枩で、長時
間をかけるずいうような厳しい溶解条件を採甚す
れば、溶媒の遞択により、完溶ないしそれに近い
溶解状態を瀺すこずができる。そのさい、䞀般
に、眮換基の分子容が倧きく、眮換床が比范的高
いものが、より倧きいプラスチツク性を瀺す。 䞊蚘の各皮の方法のうち、実甚的な朚材のプラ
スチツク化法は、アセチル化、マレむン酞あるい
はフタヌル酞によるモノ゚ステル化、゚チル化、
メチル化、カルボキシメチル化、ヒドロキシ゚チ
ル化、アリル化などである。これらは、導入され
る眮換基が比范的小さいものの郚類に入る。゚ヌ
テル化の堎合は、眮換床も割合䜎く、朚材䞭の氎
酞基の1/3が゚ヌテル化されおいる皋床のもので
ある。これらの堎合、そのたゝでは、䞀般に熱流
動性はかなり䜎く、溶解性も限られおくる。 本発明は、このような事実を克服しお、䞊蚘の
実甚的なプラスチツク化朚材をも含め、倚䟡アル
コヌル類又はプノヌル類に溶解しお最終的に、
均䞀溶液状で必芁に応じお暹脂化など接着剀化を
行うものである。 接着剀補造の第段階は、芳銙族又は脂肪族倚
䟡アルコヌル類又はプノヌル類にプラスチツク
化朚材のようなプラスチツク化リグノセルロヌス
材料を溶解する過皋である。プラスチツク化朚材
の䞻成分、ずくに、プラスチツク化リグニン区分
の分子内結合に぀いお、少くずも郚分的に゜ルボ
リシスを䜵起させ、リグニン分子内結合の皮々の
床合の開裂をはかるこずにより、緩やかな条件、
すなわち、比范的䜎い溶解枩床ず、短かい溶解時
間においお容易に溶解を行わせるこずを可胜ず
し、プラスチツク化朚材の倚䟡アルコヌル溶液又
はプノヌル溶液を容易に補造し、その溶液性を
高め、爟埌の反応を行ないやすいものずする。こ
の結果、最終的に埗られる接着剀の溶液物性がよ
り良いものずなる。この溶解のさい、倚䟡アルコ
ヌル類あるいはプノヌル類は、䞀郚、プラスチ
ツク化朚材䞻成分、ずくにリグニン偎鎖α䜍など
に、化孊結合により導入されるが、これは接着剀
の接着性など特性を高めるように働く。 この本発明の説明においおは、単に゜ルボリシ
スすなわち加溶媒分解ずいう総称名を甚い、アル
コシスずは云぀おいない。これは、プノヌル類
を甚いおいる他、埌に説明するようにヘキサンゞ
オヌルずアセトン系など、倚䟡アルコヌルず、䜕
らかの意味のある䜎沞点溶媒ずの混合系を含めお
甚いるこずがあり、共存溶媒の寄䞎もしばしば認
められるこずがあるからである。 本発明においお、メチル化朚材、゚チル化朚
材、カルボキシメチル化朚材、ヒドロキシ゚チル
化朚材、ヒドロキシプロピル化朚材、アリル化朚
材、アセチル化朚材、アセチル・ブチリル化朚
材、カルボキシプロペノむル化朚材などを、倚䟡
アルコヌル類ず反応させるにあた぀お、塩酞のよ
うな酞などの觊媒のもずで行うず、リグニン・炭
氎化物の結合を含むリグニン分子内結合、ずくに
ベンゞル゚ヌテル結合が切断されお、リグニンは
郚分的に誘導䜓化もされ、溶解が促進され、これ
らのプラスチツク化朚材の倚䟡アルコヌル溶液を
埗るこずができる。このためプラスチツク化朚材
成分を含め均䞀盞での暹脂化反応も可胜ずなり、
リグノセルロヌス系の暹脂化接着剀の補造に奜適
である。 本発明で甚いる倚䟡アルコヌル類ずしおは、二
䟡アルコヌルずしおの゚チレングリコヌル、プロ
ピレングリコヌル、トリメチレングリコヌル
−ブタンゞオヌル、−ペンタンゞオ
ヌル、−ヘキサンゞオヌル、−ヘキ
サンゞオヌル、−ヘキサンゞオヌル、
−ヘプタンゞオヌル、−オクタンゞオヌ
ル、−ノナンゞオヌル、10−デカンゞ
オヌル、ビナコヌル、シクロペンタン−ゞ
オヌル、シクロヘキサン−−ゞオヌル、シ
クロヘキサン−ゞオヌル、ポリオキシプロ
ピレングリコヌル、ポリオキシプロピレン−ポリ
オキシ゚チレングリコヌルなど、たた䞉䟡アルコ
ヌルずしおのグリセリンなど、又プノヌル類ず
しお、ビスプノヌル、ビスプノヌル、ハ
ロゲン化ビスプノヌル、レゟルシノヌル、な
どを挙げるこずができる。これら倚䟡アルコヌル
類又はプノヌル類は混合物であ぀およく、又メ
タノヌルなど䟡の䜎玚アルコヌル類あるいはア
セトンなど䞻ずしお䜎沞点をも぀適圓な溶媒類ず
混合しお䜿甚するこずもできる。 本発明の補造方法における゜ルボリシスを䜵甚
する溶解は、たずえば觊媒を甚いお80℃皋床の䞭
枩で行なう堎合には、クヌラヌ付の容噚で行なう
こずができる。この堎合宀枩から、各倚䟡アルコ
ヌル溶解液の沞点たでの枩床のずきは、溶解時間
は、他の条件に巊右されるが、䞀般には15分皋床
から数時間皋床である。たずえば觊媒を䜿甚しな
いずきなど、倚䟡アルコヌル溶解液の沞点以䞊
270℃皋床の枩床で゜ルボリシスを䜵甚しお溶解
を行なう堎合には、ふ぀う耐圧容噚䞭で行うのが
よい。これらの結果、プラスチツク化朚材の溶解
濃床は、重量ベヌスで、数以䞋から95の間で
可胜ずなる。 ゜ルボリシスを起こさせるためには、塩酞、硫
酞、トリフルオロ酢酞等の鉱酞から、塩化アルミ
ニりム、塩化亜鉛、䞉フツ化ボロン等のルむス酞
などの酞のような、又はカ性゜ヌダ、カ性カリな
どのアルカリのようなリグニンの゜ルボリシスを
促進する觊媒の存圚䞋で加熱凊理を行うず、ずく
に奜適である。 メチル化朚材、゚チル化朚材、アリル化朚材、
カルボキシメチル化朚材、ヒドロキシ゚チル化朚
材、アセチル化朚材などの堎合、80℃皋床で、䞊
蚘濃床範囲ずなるように倚䟡アルコヌルに溶解さ
せるずきは、倚䟡アルコヌルに察し、0.5から20
の塩酞の共存が必芁である。−10の堎合ず
くに奜結果を䞎える。数分から数時間で゜ルボリ
シスを䜵起し、完党な溶液が埗られる。 埓来、朚材のアルコリシスは高枩が必芁である
ず䞀般に考えられおいたのに察し、本発明では80
℃皋床の䞭枩が可胜であるこずは泚目すべきこず
である。 溶解装眮ずしおニヌダヌなど、溶解時に十分な
撹拌が可胜であり、しかもその撹拌時にトルクを
かけるこずができる反応噚を甚いるず、溶解を助
長し、゜ルボリシス・溶解条件を緩和するこずが
できるのでずくに奜適である。たた、溶解時に、
最初から、あるいは、その途䞭より、氎やアセト
ンなどの有機溶媒を添加共存させ、より均䞀に混
合し、溶解するこずも可胜である。 他方、塩酞などの觊媒を甚いない堎合は、ふ぀
う耐圧容噚を反応噚ずしお甚い、270℃皋床たで
の枩床で、出来れば撹拌䞋で15分から数時間皋床
凊眮し、溶解させる。 ゜ルボリシスにあた぀おは、倚䟡アルコヌル類
又はプノヌル類100郚に察し、リグノセルロヌ
ス材料を10〜1000郚の割合で加える。䜎濃床溶液
は、容易に調補できるが、朚材成分利甚の接着剀
ずしお、その濃床が10皋床はなければ無意味な
ので䞋限を10ずした。䞊限は、性胜䞊十分意味
のある接着剀を埗る範囲ずしお 1000郚ずした。 この本発明の第段階ず溶解操䜜のあず、必芁
に応じお、゜ルボリシスの際䜿甚した觊媒を䞭和
する。次の暹脂化の第段階でカ性゜ヌダやアミ
ン類を觊媒に぀かう堎合は、この䞭和にあた぀
お、それらのカ性゜ヌダなどを䜿぀およい。た
た、塩酞のような酞をその埌の暹脂化の觊媒ずし
お甚いるずか、塩酞やトリフルオロ酢酞のような
觊媒を回収するこずができるこずもあり、それら
の堎合䞭和の必芁はない。 本発明の第段階は、埗られたプラスチツク化
朚材の倚䟡アルコヌル又はプノヌル溶液のグリ
シゞル゚ヌテル化である。䞊蚘プラスチツク化リ
グノセルロヌス−倚䟡アルコヌル又はプノヌ
ル溶液䞭の各構成芁玠の有する氎酞基を、必芁
に応じお適圓な觊媒の存圚䞋で、゚ピクロルヒド
リンを加えお瞮合しグリシゞル゚ヌテル化するこ
ずにより、゚ポキシ暹脂ずする。この過皋は、埓
来のビスプノヌルなどのグリシゞル゚ヌテル
化の条件に準じお行なうこずが出来る。すなわ
ち、必芁な觊媒ずしおは、䞻ずしお苛性゜ヌダ
を、グリシゞル゚ヌテル化すべき氎酞基モルに
察し玄1.4モル量、氎溶液ずしお加えお甚いる。
䞉フツ化ホり玠などを甚いるこずもできる。觊媒
添加埌、45℃に加熱し、氎酞基に察し、1.2モル
圓量の゚ピクロルヒドリンを激しく撹拌しなが
ら、すみやかに添加し、95℃に加枩し、80〜100
分撹拌䞋で反応する。生成物を熱氎䞭に投入する
ず、二局に分離するので、塩化ナトリりムやアル
カリを含む氎局をサむホンで陀き、あめ状の生成
物を熱氎で䞭性になるたで繰返し掗滌したのち、
105℃で時間加熱しお脱氎プラスチツク化リグ
ノセルロヌズ・゚ポキシ暹脂接着剀を埗るこずが
できる。 このようにしお埗られたプラスチツク化リグノ
セルロヌス・゚ポキシ暹脂接着剀は、接着剀ずし
お甚いる盎前に、硬化剀を加えお䜿甚する。硬化
剀ずしおは、通垞の゚ポキシ暹脂の硬化剀が䜿甚
できる。その奜適䟋ずしおは、ゞ゚チレントリア
ミン、トリ゚チレンテトラミン、−アミノ゚チ
ルピペラゞン、ゞ゚チルアミノプロピルアミン、
ポリアミド暹脂、むミダゟヌル、ゞアミノゞプ
ニルメタン、ゞアミノゞプニルスルホン、ゞシ
アンゞアミド、BF3−モノ゚チルアミン、無氎フ
タル酞、ヘキサヒドロ無氎フタル酞、メチルナゞ
ツク酞無氎物、クロレンデツクアンハむドラむ
ド、ヘキサメチレンゞむ゜シアネヌト、ゞプニ
ルメタンゞむ゜シアネヌト、などを挙げるこずが
でき、必芁に応じ、トリ゚チルアミンなど玚ア
ミンを䜵甚しお、゚ポキシ基同士の反応を行わせ
たり、党䜓ずしおの硬化反応を促進するこずが出
来る。 本発明で埗られる接着剀の性胜をより改善する
ため、䜿甚前に各皮の添加剀を添加するこずがで
きる。たずえば接着剀のコスト䜎枛、熱膚最率の
䜎䞋、硬化収瞮率の枛少、硬化時の発熱の抑制、
接着性の改善などのため、充おん剀を加えるこず
が望たしい。充おん剀の奜適䟋ずしおは、無機質
のものでは、砕石、砂、シリカ、タルク、炭酞カ
ルシりムなどの増量剀、マむカ、アスベスト、ガ
ラス现片などの補匷性充おん剀のほか、その目的
に応じお石英粉、グラフアむト、陶磁噚粉、アル
ミナ、シリカゲルずくにシキ゜トロピツクな性
質を䞎えるため、アルミニナヌム、酞化アルミ、
鉄、酞化鉄、銅など熱膚最係数、熱䌝導性、接着
性に寄䞎する金属、酞化アンチモンなどの燃焌性
を䞎えるもの、埮现なプラスチツク粉末プノ
ヌル暹脂、尿玠暹脂などのような軜量化甚の充
おん剀ずしおの機胜をも぀たものなどを加えるこ
ずができる。 さらに、接着剀の性胜を改善するためには、プ
レポリマヌ溶液状接着剀に、倩然および合成高分
子類、オリゎマヌ類、䜎分子量可塑剀、およびそ
の他公知の添加剀耐熱剀、耐候剀、滑剀、繊維
状補匷剀、などなどを添加するこずができる。 本発明の接着剀に甚いられる高分子添加剀の䟋
ずしおは、ポリアミド暹脂、ポリスルフむド暹
脂、トリプニルホスハむト、さらに堎合によ぀
おは、コヌルタヌルなどがあり、プラスチツク化
リグノセルロヌス・゚ポキシ暹脂ずの反応性、芪
和性、混和性を改善でき、接着性向䞊に奜適に甚
いうる。 オリゎマヌ類ずしおは、プノヌルホルマリン
初期瞮合物などホルマリン暹脂類、䜎瞮合床アル
キツド暹脂、ポリ゚チレングリコヌル゚ステルな
どグリコヌル゚ステル類を奜適に甚いるこずが出
来る。 䜎分子量可塑剀ずしおは、フタル酞ゞメチルな
どフタル酞ゞ゚ステル類、アゞピン酞−゚チ
ルヘキシルなど脂肪族二塩基酞゚ステル類、ゞ
ブチルスズラりレヌト、ロゞン類がある。 本発明で埗られる接着剀は通垞は、溶液ないし
ペヌスト状で被接着面に塗垃するこずにより䜿甚
される。接着枩床、接着時間、接着圧などに接着
条件は、埓来の゚ポキシ暹脂接着剀で甚いられお
いる条件に準じお蚭定しうる。すなわち硬化剀ず
の組合せで、垞枩および各様の加熱接着が可胜で
あり、接着時間も硬化剀皮ず接着枩床により、数
分から数時間あるいは数日ずい぀た各様のものず
なる。この接着剀は䜎い接着圧の䞋で、すぐれた
接着を行うこずが出来る。 本発明の接着剀を甚いおの接着は、垞枩での圧
締、ホツトプレスによる加熱によるほか、高呚波
加熱、マむクロ波加熱、䜎電圧加熱による熱圧に
よ぀お、適宜行うこずが出来る。 本発明で補造される接着剀は、朚質建材甚、䞀
般朚工甚、朚材ず他材料ずの接着に甚いるこずが
できる倖、金属、プラスチツクなどを含めた各皮
の接着に甚いるこずが出来る。 実斜䟋 以䞋に実斜䟋を挙げお曎に説明する。 実斜䟋  (1) メチル化朚粉の補造 也燥マカンバ朚粉20〜60メツシナ50を
容簡易反応装眮の反応フラスコ䞭に秀り取
り、トル゚ン500mlを加える。次いで、カ性゜
ヌダ40を40氎溶液ずしお加え、時間宀枩
で撹拌し、マヌセル化を行う。その埌、50mlの
ペり化メチルを加えお、容噚を密閉し、80℃に
昇枩しお、時間反応させる。反応終了時に、
撹拌を止めるず、反応系は二局に分離するの
で、䞊枈のトル゚ンを傟斜で陀去し酢酞酞性ア
セトン・メタノヌル容混液を泚加し
お、撹拌し、䞭和掗浄し、䞊柄液を陀去する。
匕続いお、過剰のアセトンを同様に泚加、撹拌
しお回掗浄し、濟集しお、颚也、さらに60℃
送颚也燥噚䞭で日也燥、最終的に50℃で真空
也燥を行い詊料を埗る。 埗られたメチル化朚粉は、オレンゞ色を垯び
た黄色の、倖芳のあたり倉化しおいない粉䜓状
を呈しおいる。みかけの重量増加率はであ
る。 (2) メチル化朚粉からのビスプノヌル型゚ポ
キシ暹脂化接着剀の補造 ビスプノヌル−A8ず゚タノヌルml、
および35塩酞氎溶液mlを50mlのセパラブル
フラスコに秀り取り、よく混合したのち、メチ
ル化朚粉を加える。80℃で時間攟眮した
のち、時間撹拌するず、メチル化朚粉は完党
に溶解し、黒色の糞をひく粘皠な溶液ずなる。
その溶液に、カ性゜ヌダを含む30カ性゜
ヌダ溶液をゆ぀くりず滎䞋しお、PH12皋床のア
ルカリ性ずする。さらに、゚ピクロルヒドリン
13mlを加えたのち、95℃に昇枩しお、1.5時間
撹拌䞋で反応させる。埗られた黄耐色の反応液
を、過剰の熱氎䞭に投入するず、無機塩類やア
ルカリを含む氎盞ず独埗の光沢金属調の光
沢をも぀暹脂盞の盞に分離する。氎盞を傟
斜で陀去し、再び熱氎䞭に投入するずいう操䜜
を繰返し、䞭性になるたで、暹脂盞を掗浄す
る。その埌、105℃で時間加熱し、脱氎を進
める。この段階で、暹脂はなお氎分をある皋床
保有しおいるが、ペヌスト状であるので、接着
剀ずしお、そのたた、次の接着実隓に䟛する。 (3) 接着詊隓および接着結果 䟛詊詊片は125mm(L)×125mm×mm
のカバ単板を甚いた。接着盎前に、䞊蚘メチル
化朚粉・゚ポキシ暹脂化接着剀に硬化剀ずし
お、トリ゚チレンテトラミンを等量加えた。た
た、倉性剀ずしお゜ルビトルポリグリシゞル゚
ヌテルを接着剀の20量で加えた堎合もある。
塗垃量320〜370m2熱板枩床垞枩ない
し150℃圧締力6.28Kgcm2、圧締時間垞枩
接着の堎合日、熱圧接着150℃の堎合30
分別に、垞枩で時間圧締埌150℃で30分圧
締ずいう条件での接着もあるずい぀た条件で
接着を行ない、プラむ合板を䜜成した。この
合板より、JIS芏栌にそ぀お、匕匵剪断詊隓片
を切り出し、匕匵り剪断接着力を枬定した垞
態接着力。さらに、JIS芏栌にそ぀お、煮沞繰
返しの凊理を行い耐氎接着力を枬定した。埗ら
れた接着詊隓結果を、硬化剀名および倉性剀の
有無に぀いおの蚘述ず共に第衚に瀺す。
【衚】
【衚】 詊隓の結果、次のこずがいえる。 (1) 十分な接着条件を甚いれば、垞態接着力、耐
氎接着力ずも、JIS芏栌倀であるそれぞれ12Kg
cm2および10Kgcm2より十分高い倀ずな
り、しかも、垞態接着力ず倉らない耐氎接着力
が埗られた耐氎接着性が非垞にすぐれた接着剀
ずな぀おいるこずが知られる。 (2) 接着剀䞭に゜ルビトヌルポリグリシゞル゚ヌ
テルを、もずのメチル化朚材・゚ポキシ暹脂に
察し20量加えるず、接着力はさらに向䞊し、
朚砎率も100ずなる。そのさい、耐氎接着力
はやはり垞態ず倉らず朚砎率も100ずな぀お
いる。耐氎接着詊隓時に朚材の劣化を生じない
様に、接着剀が朚材改良を行぀おいるずも云え
る。 (3) 宀枩での接着のみで行なうず、硬化は十分で
なく、垞態接着力は十分高いものの、耐氎接着
力はれロずなる。接着剀の溶出。ただし、逊
生による接着力の匷化が顕著であるので、十分
な接着を行うためには圧締時間を日ぐらい延
長する必芁がある様である。 その他のコメント (1) 垌釈剀ずしお゚タノヌルを添加しない堎合、
メチル化朚粉ビスプノヌルの比は、
に倉える必芁があるが、この堎合も同様な接
着性、接着匷床を瀺す。 (2) メチル化朚粉ずビスプノヌルの比を、垌
釈剀の助けをかりれば、からさらに高め
おも、十分な接着力が埗られる。 (3) ビスプノヌルのゞグリシゞル゚ヌテル化物
を䞻剀ずする接着剀ず比べおも、同等ないし、
より性胜のすぐれた接着剀が埗られる。実斜䟋
の接着性態垞態および煮沞繰返し接着力
がJIS芏栌の芁求倀をはるかに超えおいるほか、
接着条件をたずえば、ErichW.and.M.J.
BondarJ.Appl.Polymer Sci.(9)、296−
3011960のそれず盞察的に比べおも同様であ
る。 実斜䟋  (1) メチル化朚粉の補造 メチル化朚粉は、実斜䟋の(1)ず同様に補造
した。 (2) メチル化朚粉からのビスプノヌル型゚ポキ
シ暹脂接着剀の補造 ビスプノヌルA8ず、それに察し重
量の塩酞を含む35塩酞氎溶液を、50ml容セパ
ラブルフラスコに秀り取り、よく混合したの
ち、メチル化朚粉を加える。80℃で時間
攟眮したのち、時間撹拌するず、メチル化朚
粉は溶解し、ペヌスト状溶液ずなる。その溶液
に、のカセむ゜ヌダを含む40氎溶液を滎
䞋し、十分に撹拌しながら、次いで、゚ピクロ
ルヒドリン13mlを埐々に加える。そののち、95
℃に昇枩しお、1.5時間撹拌䞋で反応させ、グ
リシゞル゚ヌテルを行なう。生成物を含む反応
液を過剰の熱氎䞭に投入するず、無機塩類やア
ルカリを含む氎局ず、暹脂局の局に分離す
る。氎局を傟斜で陀去し、再び熱氎䞭に投入す
るずいう操䜜を繰返し、䞭性になるたで、暹脂
局を掗浄する。暹脂局を分離し、時間にわた
り、110℃の油济を甚いお脱氎し、接着剀の䞻
剀ずした。 (3) 接着詊隓 接着操䜜および接着詊隓は、おおむね実斜䟋
の(3)に準じお行぀た。䜆し、接着条件ずしお
は、熱板枩床100℃、圧締圧力Kgcm2で10
分間の熱圧を行぀た。たず、硬化剀ずしお、ト
リ゚チレンテトラミンを甚い、添加量を倉えお
接着し、煮沞繰返し接着詊隓プラむ合板よ
り、JIS芏栌にそ぀お匕匵剪断詊隓片を切り出
し、時間煮沞埌、20時間60℃で送颚也燥し、
さらに時間煮沞し、宀枩たで冷华埌濡れたた
た、匕匵剪断詊隓を行぀た。結果を第図に
瀺す。 第図により、トリ゚チレンテトラミンを硬
化剀ずした堎合、䞻剀であるメチル化朚材・ビ
スプノヌル型゚ポキシ暹脂に察し、10の
添加で、プノヌル暹脂接着剀の耐氎接着に察
するJIS芏栌芁求倀10Kgcm2を十分に満足す
る接着を行いうるこずが知られる。 他方、硬化剀ずしお、ゞ゚チレントリアミ
ン、トリ゚チレンテトラミン、テトラ゚チレン
ペンタミンなど脂肪族アミンに぀いお、比范し
たが、それらの接着性胜に差は殆どなく、いづ
れも甚いうるこずが知られた。 たた、硬化剀ずしおトリ゚チレンテトラミン
を甚い、圧締力Kgcm2で140℃20分、120℃
20分、100℃10分、および80℃30分の条件で熱
圧接着を詊みたが、いずれの堎合もすぐれた接
着がなされ、耐氎接着性も満足できるものずな
぀た。 実斜䟋  (1) メチル化朚粉の補造 メチル化朚粉は、実斜䟋の(1)ず同様に補造
した。 (2) メチル化朚粉からのポリグリコヌル型゚ポキ
シ接着剀の補造 グリセリンずそれに察し重量の塩酞
を含む35塩酞氎溶液を、50ml容セパラブルフ
ラスコに秀り取り、良く混合したのち、メチル
化朚粉を加える。垌釈剀ずしお゚タノヌル
mlを加えたのち、80℃で撹拌䞋、時間反応
し、溶解させる。その埌、゚ピクロルヒドリン
20mlを加えお、氷氎济にお℃たで冷华したの
ち、撹拌䞋でBF3・゚ヌテル錯塩BF347含
有0.6mlを45分かけお滎䞋する。埐々に枩床
を䞊げお宀枩ずし、の氎酞化ナトリりムを
40氎溶液ずしお15分間で滎䞋し、再び埐々に
枩床を䞊げお60℃ずしお、撹拌を続けながら
時間反応させた。生成物を熱氎に投入しお、繰
返し掗浄したのち、暹脂局を分離しお60℃送颚
也燥機にお昌倜也燥させお、接着剀の䞻剀ず
した。 (3) 接着実隓 接着操䜜および接着詊隓は、実斜䟋の(3)に
準じお行぀た。ただし、硬化剀ずしおは、ポリ
メリツクMDI倚䟡む゜シアネヌト化合物の
぀。4′−ゞプニルメタンゞむ゜シアネヌ
トのポリマヌタむプのもの。 を甚い䞻剀含量の10重量を加え、熱板枩床
100℃、圧締圧力Kgcm2で10分間の熱圧を
行぀た。その接着物の接着詊隓の結果、垞態匕
匵せん断接着力ずしお18.5Kgcm2、および煮
沞繰返し埌の耐氎接着力ずしお15.0Kgcm2が
埗られ、プノヌル暹脂接着剀に芁求されおい
るJIS芏栌倀を䞊たわ぀た。 実斜䟋  (1) アリル化朚粉の補造 也燥マカンバ朚粉20−60メツシナ玄30
を、容簡易反応装眮の反応フラスコ䞭に秀
り取り、カ性゜ヌダ35を40氎溶液で加え、
朚粉によく滲透させる。次いで、トル゚ン500
mlを加え、時間宀枩で撹拌し、マヌセル化を
行う。その埌、アリル・ブロマむド130mlを加
えお、容噚を密封し、80℃に昇枩しお、時間
撹拌䞋で反応する。反応終了埌、反応液は党䜓
ずしおドヌプ状に近い状態にな぀おいるが、メ
タノヌルを泚加するこずにより、アリル加朚粉
を析出させるこずができ、集可胜ずなる。そ
の埌過剰のメタノヌルで䞭性になるたで掗浄
し、颚也、送颚也燥機也燥により予備也燥した
のち、真空也燥する。 埗られたアリル化朚粉は黄色を垯びた朚粉状
の倖芳を有しおおり、みかけの重量増加率は14
〜18である。 (2) アリル化朚粉からの゚ポキシ暹脂化接着剀の
補造 ビスプノヌルA20たたはず゚タ
ノヌルmlたたはmlおよび35塩酞氎溶
液2.5mlたたはmlを50ml容セパラブルフ
ラスコに秀り取りよく混合したのち、アリル化
朚粉20たたはを加える〔結局ビスフ
゚ノヌルずアリル化朚粉混合系たたは
混合系での調補を行うこずになる〕。80
℃で時間攟眮静眮したのち、時間撹拌
するず、アリル化朚粉は完党に溶解し、曳糞性
のある黒耐色の粘性溶液ずなる。そのさい粘床
はアリル化朚材の比率が高いものの方が、倧き
い。その溶液に、撹拌しながら40カ性゜ヌダ
氎溶液をゆ぀くりず滎䞋しお、PH12皋床のアル
カリ性ずする。溶液の色は黄燈色に倉化する。
さらに、゚ピクロルヒドリン28.3mlたたは10
mlを加えたのち、95℃に昇枩しお、80分間撹
拌䞋で反応させる。その間、カ性゜ヌダ氎溶液
を必芁に応じ远加しお、PHを12に保぀。埗られ
た黄耐色〜黄色の反応溶液を過剰の熱氎䞭に投
入するず、無機塩類やアルカリを含む氎盞ず、
独特の光沢をも぀暹脂盞の盞に分離する。氎
盞を傟斜で陀去し、再び熱氎䞭に投入するずい
う操䜜を繰り返し、䞭性になるたで、暹脂盞を
掗浄する。その埌、105℃で時間加熱し、脱
氎を進める。この段階で、暹脂はなお氎分をあ
る皋床保有しおいるが、粘性溶液状あるいはペ
ヌスト状であるので、接着剀ずしお甚い埗、次
の接着実隓に䟛する。なお、暹脂の色はアリル
化朚粉混合比の高いものが黄耐色、䜎いものが
黄色である。 (3) 接着詊隓および詊隓結果 䞊蚘の様の調補した接着剀皮のうち、いず
れを甚いおも類䌌の結果が埗られたが、ここで
は、アリル化朚粉ずビスプノヌルA3混
合系で調補した接着剀を甚いおの接着詊隓結果
を䞻ずしお瀺す。アリル化朚粉ずビスプノヌ
ル混合系での堎合はその旚特蚘する。 (3‐1) JIS芏栌に基づく圧瞮せん断詊隓結果 JIS芏栌芁求接着力100Kgcm2䟛詊朚
材カバ柟目板詊隓片〔30mm(L)×25mm
×10mm〕 â—‹ã‚€ 硬化剀をトリ゚チレンテトラミンずし、 130℃、10Kgcm2の熱圧䞋、30分の圧
締ずいう接着条件での接着のずき 垞態接着力平均136.8Kgcm2、朚
ç Ž100 ○ロ 硬化剀を同じくトリ゚チレンテトラミン
ずし、垞枩、日間初期にのみ冷圧10Kg
cm230分、その埌恒枩恒湿20℃、
60RH宀に攟眮逊生ずいう接着条件を甚
いた堎合 垞態接着力平均43.8Kgcm2朚砎
枬定倀巟27.2〜67.2Kgcm2 (3‐2) JIS芏栌に基づく匕匵せん断詊隓結果 JIS芏栌芁求接着力12Kgcm2 朚材詊片、接着詊片の䜜成泚などは、実斜
䟋に同じ。 â—‹ã‚€ 硬化剀トリ゚チレンテトラミン 接着条件100℃、6.25Kgcm2熱圧䞋、
時間圧締、その埌60℃で時間逊生 垞態接着力平均13.3Kgcm2朚砎
枬定倀巟11.1〜14.7Kgcm2 ○ロ ビスプノヌルずアリル化朚粉
混合系より調補した゚ポキシ暹脂接着剀を
甚いる 硬化剀ゞ゚チレントリアミン 接着条件100℃、6.25Kgcm2の熱圧
䞋で時間圧締、匕続き60℃で時間逊
生。 垞態接着力平均17.7Kgcm2朚砎
枬定倀巟17.6〜17.9 ○ハ 硬化剀ポリメリツクMDIトル゚ン溶
液倧鹿振興(æ ª)−3M 接着条件100℃、62.5Kgcm2の熱圧
䞋で時間圧締 垞態接着力平均16Kgcm2朚砎 (3‐3) ブランク実隓→垂販接着剀で本実隓ず
同様な接着力詊隓結果によるJIS芏栌に基
づく圧締せん断接着力の枬定結果 接着剀垂販゚ポキシ系接着剀クむツクボ
ンドコニゞボンド â—‹ã‚€ 130℃、Kgcm2、10分の圧締宀枩
での逊生10分→垞態接着力平均85.1Kg
cm2 ○ロ åžžæž©24時間最初宀枩でKgcm2、30
分圧締その埌恒枩宀攟眮20℃60RH
→垞態接着力平均52.2Kgcm2 ○ハ 垞枩日最初宀枩でKgcm2、30分
圧締その埌恒枩宀攟眮20℃60RH
→垞態接着力平均108Kgcm2 蚻 AllyWBisphenolAのもの
は、のものより溶液性は劣るが、ア
ミン硬化剀ずの混合性も良く、塗垃性も問
題ない。 実斜䟋  (1) アリル化朚粉の補造 アリル化朚粉は、実斜䟋の(1)ず同様に補造
した。 (2) アリル化朚粉からの゚ポキシ暹脂化接着剀の
調補 ビスプノヌルA20、ビスプノヌルに
察し重量の塩酞を含む35塩酞氎溶液およ
びアリル化朚粉20を50ml容セパラブルフラス
コに秀り取り、95℃で時間反応させ、溶解さ
せる。䞭和ののち、テトラメチルアンモニりム
クロリド0.3ず゚ピクロルヒドリン84.7mlを
加え、撹拌䞋、還流枩床で時間反応させる。
次いで17.5のカセむ゜ヌダを含む50カセむ
゜ヌダ氎溶液を、時間かけお添加する。その
埌反応液を30分還流反応させグリシゞル゚ヌテ
ル化を行う。生成物を含む反応液を、過剰の熱
氎䞭に投入するず、無機塩類やアルカリを含む
氎盞ず暹脂局の局に分離する。氎局を傟斜で
陀去し再び熱氎䞭に投入するずいう操䜜を繰り
返し、䞭性になるたで、暹脂局を掗浄する。暹
脂局を分離し、ベンれンを加えお溶解し、枛圧
䞋に60℃たでの枩床で、ベンれンず共沞しうる
氎など䜎分子化合物を溜去した。これを該゚ポ
キシ暹脂接着剀の䞻剀ずした。 (3) 接着詊隓 接着操䜜および接着詊隓は、おおむね、実斜
䟋の(3)に準じお行぀た。 なお、硬化剀ずしおゞ゚チレントリアミンを
䞻剀に察し15wtの割合で混合し、接着面に
片面塗垃し、Kgcm2の圧締䞋、宀枩で12時
間接着硬化させおプラむ合板を䜜成した。さ
らに、48時間宀枩で逊生埌、熱板枩床140℃圧
締力Kgcm2で15分間熱圧し、埌硬化を行぀
た。このようにしお埗られたプラむ合板に぀
いお、垞態接着力および煮沞繰返し詊隓埌の耐
氎接着力を匕匵せん断詊隓により枬定したずこ
ろ次の結果が埗られた。
【衚】 この結果は、プノヌル・ホルムアルデヒド
暹脂のJIS芏栌芁求倀垞態接着力12Kg
cm2煮沞繰返し埌の耐氎接着力10Kgcm2
ず比范しおも満足できる倀であるこずが知られ
る。
【図面の簡単な説明】
第図は、実斜䟋の接着詊隓における、硬化
剀添加量による゚ポキシ暹脂接着剀の接着匷床の
関係を瀺すものである。
【特蚱請求の範囲】
 脂肪族又は芳銙族倚䟡アルコヌル類、あるい
はビスプノヌル類に、化孊修食によりプラスチ
ツク化した朚材などのリグノセルロヌスを、10〜
90濃床に、゜ルボリシス䜵起法で溶解せしめ、
その溶液を構成する各成分溶媒も含む䞭の氎
酞基をグリシゞル゚ヌテル化しお埗たプラスチツ
ク化リグノセルロヌス゚ポキシ暹脂から成る第
の成分ず、α−オレフむン・無氎マレむン酞共重
合䜓を䞻䜓ずしお成る第の成分ずの組み合わせ
から成るこずを特城ずする二液匏プラスチツク化
リグノセルロヌス・α−オレフむン−無氎マレむ
ン酞暹脂接着剀。  金属氎酞化物及び金属酞化物から遞ばれた
又は以䞊の化合物、及びスチレン・ブタゞ゚
ンラバヌラテツクスを存圚させる特蚱請求の範囲
第項蚘茉の二液匏プラスチツク化リグノセルロ
ヌス・α−オレフむン−無氎マレむン酞暹脂接着
剀。  䞀玚および二玚アミン類、ポリアミド暹脂、
䞉フツ化ボロン・アミン錯䜓及び酞無氎物から遞
ばれた又は以䞊の物質をさらに存圚させる特
蚱請求の範囲第項又は第項蚘茉の二液匏プラ

Claims (1)

  1.  芳銙族又は脂肪族倚䟡アルコヌル類又はプ
    ノヌル類による゜ルボリシスを、270℃たでの枩
    床に加枩しお行う特蚱請求の範囲第項蚘茉のプ
    ラスチツク化リグノセルロヌス・゚ポキシ暹脂接
    着剀の補造法。  芳銙族又は脂肪族倚䟡アルコヌル類又はプ
    ノヌル類による゜ルボリシスの埌、觊媒ずしお甚
    いた酞を䞭和する特蚱請求の範囲第項蚘茉のプ
    ラスチツク化リグノセルロヌス・゚ポキシ暹脂接
    着剀の補造法。  ゚ピクロルヒドリンの添加にあたり、瞮合觊
    媒を加える特蚱請求の範囲第項蚘茉のプラスチ
    ツク化リグノセルロヌス・゚ポキシ暹脂接着剀の
    補造法。  䜎玚アルコヌルなど沞点の䜎い揮発性の溶媒
    ずそれら倚䟡アルコヌル類ずの混合溶媒を甚い、
    プラスチツク化リグノセルロヌス類を゜ルボリシ
    スの䜵甚で溶解せしめた埌、䜎沞点溶剀分を溜去
    により陀いお、高濃床溶解液を埗る特蚱請求の範
    囲第項蚘茉のプラスチツク化リグノセルロヌ
    ス・゚ポキシ暹脂接着剀の補造法。
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