JPH0457662B2 - - Google Patents

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JPH0457662B2
JPH0457662B2 JP60210345A JP21034585A JPH0457662B2 JP H0457662 B2 JPH0457662 B2 JP H0457662B2 JP 60210345 A JP60210345 A JP 60210345A JP 21034585 A JP21034585 A JP 21034585A JP H0457662 B2 JPH0457662 B2 JP H0457662B2
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JP
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dichloro
fluorobenzoyl
halogen
dimethylamino
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Gurooe Kurausu
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Bayer AG
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はきわめて耐バクテリヤ活性の高い医薬
を合成するための有用な中間体であるところの、
3−アミノ−2−ベンゾイルアクリル酸誘導体な
らびにその製法に関する。 式 式中R1はニトリル基、−COOR4なるエステル
基、もしくは
【式】 なるカルボキシアミド基を示し、 R4はC1〜C6のアルキルを示し、 R5とR6は水素、C1〜C3のアルキルもしくはフ
エニルを示し、 R2とR3とは、お互いに独立に、C1〜C6のアル
キル基を示すか、あるいはR2とR3とは一緒にな
つてそれらが結合している窒素原子と共に5〜6
員の複素環を形成することができ、該複素環は更
に環員として、−S−を含むことができ、 Xは臭素以外のハロゲン、好ましくは塩素また
はフツ素、を示し、 X1は水素またはハロゲン、好ましくはフツ素
を示し、 X2はハロゲン、好ましくは塩素またはフツ素
を示し、そして X3はハロゲン、好ましくはフツ素、を示す、 によつてあらわされる3−アミノ−2−ベンゾイ
ルアクリル酸誘導体が、式 式中、Halは好ましくは塩素または臭素を示
し、 X,X1,X2およびX3は前述の意味を有する、 によつてあらわされるベンゾイルハライドと式 式中、R1,R2,及びR3は前述の意味を有する、 によつてあらわされる3−アミノアクリル酸誘導
体とを、もし必要なら塩基の存在下で、反応させ
ることによつて得ることができるということが見
出された: 本発明による3−アミノ−2−ベンゾイルアク
リル酸誘導体はシクロプロピルアミンと反応さ
せて3−シクロプロピルアミノ−2−ベンゾイル
アクリル酸誘導体に変えることができるが、そ
のうちのあるものは公知であり、他の経路ですで
に合成されている: モノアルキルアミノアクリル酸誘導体(R1
=COOR4,R2=H)は、ベンゾイルハライド
でアシル化でき(ヨーロツパ特許0004279)、その
間に一部N−アシル化がおこるということがすで
に公表されている。一方、本発明の方法ではエナ
ミン系のC−アシル化だけがおこるという利点を
有しているので、かなり収率の増加となる。 2,4−ジクロロ5−フルオロベンゾイルクロ
リド(1)とメチル3−ジメチルアミノアクリレート
(2)とを出発物質として用いる時、本発明の反応経
路は式によつてあらわすことができる: その後、(3)はシクロプロピルアミンと反応し
て、3−シクロプロピルアミノアクリル酸エステ
ル(4)が得られるが、これはその後さらに広いスペ
クトルをもつ耐バクテリヤ性の化学療剤法である
シプロフロキサシンに誘導される[ドイツ特許公
開(DE−OS)3142854号参照]: フツ素−および塩素を含有しているベンゾイル
ハライドまたはこれに対応するカルボン酸は、
両者とも本発明に使用されるが、たとえばドイツ
特許公開3142856号などによつて公知である。 その例として次の化合物をあげることができ
る:2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル
クロリド、2,4,5−トリフルオロベンゾイル
クロリド、2,3,4,5−テトラフルオロベン
ゾイルクロリド、2,4,5−トリクロロベンゾ
イルクロリド、2,3,4,5−テトラクロロベ
ンゾイルクロリドおよび2,4,5−トリフルオ
ロ−3−クロロベンゾイルクロリド。 3−アミノアクリル酸誘導体も同様に公知で
ある。 その例として次の化合物をあげることができ
る:メチル3−ジメチルアミノアクリレート、エ
チル3−ジメチルアミノアクリレート、3−ジメ
チルアミノアクリロニトリル、3−ジメチルアミ
ノアクリルアミド、3−ジメチルアミノアクリル
酸のメチルアミド、3−ジメチルアミノアクリル
酸のジメチルアミド、および3−ジメチルアミノ
アクリル酸のアニリド。 ハロゲン化されたベンゾイルハライドと3−
アミノアクリル酸誘導体との反応は不活性溶媒
中で実施するのが好ましい。メチレンクロリド、
クロロホルム、トルエン、テトラハイドロフラン
およびジオキサンが適合する。 その反応は10〜200℃、好ましくは20〜110℃、
の温度で実施される。大気圧下で実施するのが好
ましい。 反応物とは1:1の化学量論量の比で用い
るのが好ましい。 用いるのが好ましい酸受容性化合物は、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N−メチルピペリジン、
および水素化ナトリウムである。 3−アミノベンゾイルアクリル酸誘導体とシ
クロプロピルアミンとからを得る反応は、た
とえばシクロヘキサン、トルエン、ジオキサン、
四塩化炭素またはクロロベンゼンなどの希釈剤
中、10〜200℃、好ましくは20〜120℃、の温度で
実施するのが好ましい。 本発明による化合物は、たとえばドイツ特許公
開(DE−OS)3033157号および3142854号に記載
されているような、きわめて耐バクテリヤ活性の
高い医薬を合成するための有用な中間体である。 実施例 1 メチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレート 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイルク
ロリド22.75gを無水のジオキサン80mlに溶かし
た溶液に、氷で冷却し撹拌しながら、まずメチル
3−ジメチルアミノアクリレート12.9gをジオキ
サン25mlに溶かした溶液を滴下し、つぎにトリエ
チルアミン10.5gを添加する。その混合物を室温
で3時間撹拌し、50〜60℃で1時間加熱し、つぎ
に溶媒を真空蒸留で除いた後、残留物をメチレン
クロリド/水で処理する。2相を分離し、その水
相をもう一度メチレンクロリドで抽出する。有機
相を水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥させてか
ら、メチレンクロリドを真空中で除去する。結晶
性の残留物をメタノール/水で再結晶する。融点
107〜109℃のメチル3−ジメチルアミノ−2−
(2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)
アクリレート28.5gが得られる。 実施例 2 エチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)−アクリレー
(2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル
クロリド22.75gを無水のジオキサン100mlに溶か
した溶液に、10〜20℃で撹拌しながら、エチル3
−ジメチルアミノアクリレート14.3gとトリエチ
ルアミン10.5gとを滴下する。その混合物を室温
で3時間撹拌し、40〜50℃で1時間加熱し、つぎ
に溶媒を真空蒸留で除いた後、残留物をメチレン
クロリド/水で処理する。2相を分離し、その水
相をもう一度メチレンクロリドで抽出する。その
CH2Cl溶液を水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥さ
せてから、溶媒を真空中で除去する。結晶性の残
留物をシクロヘキサン/軽油で再結晶する。融点
94〜95℃のエチル3−ジメチルアミノ−2−(2,
4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリ
レート27.8gが得られる。 次に述べるような、この化合物とシクロプロピ
ルアミンとの反応によつて、エチル3−シクロプ
ロピルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フ
ルオロベンゾイル)アクリレートを得る: エチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレート
33.4gをシクロプロピルアミン7gとトルエン
120mlとともに1時間加熱還流する。ガスの発生
は初めは激しいがしだいに収まる。トルエンを真
空蒸留し、固体の残留物を軽油から再結晶する。
融点89〜91℃のエチル3−シクロプロピルアミノ
−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾ
イル)アクリレート32.5gが得られる。 実施例 3 3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジクロロ
−5−フルオロベンゾイル)アクリロニトリル 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイルク
ロリド22.75gを無水のジオキサン100mlに溶かし
た溶液に、氷で冷やし撹拌しながら3−ジメチル
アミノアクリロニトリル9.6gとトリエチルアミ
ン10.5gとを滴下する。その混合物を室温で1時
間撹拌し、その後4時間加熱還流する。溶媒を真
空蒸留で除いた後、残留物をメチレンクロリド/
水で処理する。そのメチレンクロリド相を水で洗
い、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして真空中で
蒸発させる。結晶性の残留物をエタノールで再結
晶する。融点138〜139℃の3−ジメチルアミノ−
2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイ
ル)アクリロニトリル22.2gが得られる。 次に述べられるような、この化合物とシクロプ
ロピルアミンとの反応によつて3−シクロプロピ
ルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオ
ロベンゾイル)アクリロニトリルを得る: 3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジクロロ
−5−フルオロベンゾイル)アクリロニトリル
14.35gをシクロプロピルアミン3.2gとトルエン
60mlとともに加熱還流する。約30分後ガスの発生
が止んだ時に、トルエンを真空蒸留で除き、残留
物をエタノール/軽油で再結晶する。融点94〜95
℃の3〜シクロプロピルアミノ−2−(2,4−
ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリロニ
トリル13.8gが得られる。 実施例 4 3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジクロロ
−5−フルオロベンゾイル)アクリル酸のジメチ
ルアミド 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイルク
ロリド22.75gを無水のジオキサン100mlに溶かし
た溶液に、氷で冷やし撹拌しながら、まず3−ジ
メチルアミノアクリル酸のジメチルアミド14.3g
を少しずつ加え、その後トリエチルアミン10.5g
を滴下する。その混合物を室温で3時間撹拌し、
その後50〜60℃でさらに3時間加熱する。溶媒を
真空で除いた後、残留物をメチレンクロリドと水
とに分配する。そのメチレンクロリド溶液を水で
洗い、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして溶媒を
真空中で除く。結晶性の残留物をエタノール/水
で再結晶する。融点124〜126℃の3−ジメチルア
ミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロベ
ンゾイル)アクリル酸のジメチルアミド21.5gが
得られる。 実施例 5 メチル3−(1−ピロリジニル)−2−(2,4
−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレ
ート 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイルク
ロリド22.75gを無水のジオキサン80mlに溶かし
た溶液に、氷で冷やし撹拌しながら、まずメチル
3−(1−ピロジニル)アクリレート15.5gをジ
オキサン25mlに溶かした溶液を滴下し、それから
トリエチルアミン10.5gを加える。その混合物を
室温で1時間撹拌し、30分間加熱還流し、つぎに
溶媒を真空蒸留で除いた後、残留物をメチレクロ
リド/水で処理する。2相を分離し、その水相を
もう一度メチレンクロリドで抽出する。有機相を
合わせてから水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥さ
せてから、メチレンクロリドを真空中で除去す
る。結晶性の残留物をシクロヘキサンで再結晶す
る。融点74〜76℃のメチル3−(1−ピロリジニ
ル)−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオロベン
ゾイル)アクリレート19.6gを得る。 次に述べるような、この化合物とシクロプロピ
ル−アミンとの反応によつて、メチル3−シクロ
プロピルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−
フルオロベンゾイル)アクリレートを得る: メチル3−(1−ビロリジニル)−2−(2,4
−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレ
ート3.5gをシクロプロピルアミン0.8gとトルエ
ン50mlとともに1時間加熱還流する。トルエンを
真空蒸留で除き、残留物をアセトニトリルで再結
晶する。融点150〜151℃のメチル3−シクロプロ
ピルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フル
オロベンゾイル)アクリレート2.5gが得られる。 実施例 6 エチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)−アクリレー
2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイルク
ロリド22.75gを無水のジオキサン80mlに溶かし
た溶液に、氷で冷やし撹拌しながら、まずエチル
3−ジエチルアミノアクリレート17.1gを滴下
し、つぎにトリエチルアミン10.5gを加える。そ
の混合物を室温で1時間撹拌し、45分間加熱還流
し、つぎに溶媒を真空蒸留で除いた後、油状の残
留物をメチレンクロリド/水で処理する。2相を
分離し、その水相をもう一度メチレンクロリドで
抽出する。有機相を合わせて水で洗い、硫酸ナト
リウムで乾燥させてから、メチレンクロリドを真
空中で除去する。かつ色油状のエチル3−ジメチ
ルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フルオ
ロベンゾイル)アクリレート29gが得られる。 次に述べるような、この化合物とシクロプロピ
ルアミンとの反応によつて、エチル3−シクロプ
ロピルアミノ−2−(2,4−ジクロロ−5−フ
ルオロベンゾイル)アクリレートを得る: エチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジ
クロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレート
17.5gをシクロプロピルアミン2.9gとトルエン
50mlとともに30分間加熱還流する。トルエンを真
空蒸留し、固化して結晶している残留物をシクロ
ヘキサン/軽油から再結晶する。融点89〜90℃の
エチル3−シクロプロピルアミノ−2−(2,4
−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレ
ート12.9gが得られる。 実施例 7 3−ジメチルアミノ−2−(2,3,4,5−
テトラフルオロベンゾイル)アクリロニトリル 2,3,4,5−テトラフルオロベンゾイルク
ロリド21.25gを無水のジオキサン75mlに溶かし
た溶液に、氷で冷やし約10〜15℃で撹拌しなが
ら、まず3−ジメチルアミノアクリロニトリル
9.7gを滴下しつぎにトリエチルアミン10.5gを
加える。その混合物を4時間加熱還流し、溶媒を
真空蒸留で除いた後、残留物をメチレンクロリ
ド/水で処理する。2相を分離し、その水相をも
う一度メチレンクロリドで抽出する。その有機相
を合わせて水で洗い、硫酸ナトリウムで乾燥させ
てから、メチレンクロリドを真空中で除去する。
結晶性の残留物をエタノールで再結晶し、融点
149〜151℃の3−ジメチルアミノ−2−(2,3,
4,5−テトラフルオロベンゾイル)アクリロニ
トリル23.5gが得られる。 実施例 8 3−(1−ピペリジニル)−2−(2,4−ジク
ロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリル酸メチ
ルエステル 25mlのジオキサン中、16.9gの3−(1−ピペ
リジニル)アクリル酸メチルエステルの溶液を、
80mlの無水ジオキサン中22.75gの2,4−ジク
ロロ−5−フルオロベンゾイルクロライドの溶液
に滴下し、次いで10.5gのトリエチルアミンを滴
下した。上記反応物の滴下中、溶液を氷で冷却し
つつ撹拌した。該混合物は室温でさらに1時間撹
拌し、30分間加熱還流し、そして溶液を真空中で
蒸留除去し、残渣をジクロロメタン/水で処理し
た。該相を分離し、水溶液を再度ジクロロメタン
で抽出し、一緒にした有機層を水で洗浄し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、ジクロロメタを真空中で除
去した。オレンジ色油状残渣はさらに精製するこ
となしに以下の反応に使用した。収量は24.5gで
あつた。 実施例 9 3−(4−チオモルホリニル)−2−(2,4−
ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリル酸
メチルエステル 25mlのジオキサン中、18.7gの3−(4−チオ
モルホニル)アクリル酸メチルエステルの溶液
を、80mlの無水ジオキサン中22.75gの2,4−
ジクロロ−5−フルオロベンゾイルクロライドの
溶液に滴下し、次いで10.5gのトリエチルアミン
を滴下した。上記反応物の滴下中、混合物を氷で
冷却ししし撹拌した。その後該混合物を室温でさ
らに1時間撹拌し、30分間加熱還流し、そして溶
液を真空中で蒸留除去し、残渣をジクロロメタ
ン/水で処理した。該相を分離し、水溶液を再度
ジクロロメタンで抽出し、一緒にした有機層を水
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そしてジク
ロロメタンを真空中で除去した。茶色油状残渣は
さらに精製することなしに次の反応に直接使用し
た。収量は25.8gであつた。 実施例 10 実施例8で得られた3.6gの化合物を0.65gの
シクロプロピルアミン及び50mlのトルエンと1時
間加熱還流した。トルエンを真空蒸留で除去し、
残渣をアセトニトリルから再結晶し、沸点151−
152℃の3−シクロプロピルアミノ−2−(2,4
−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレ
ート、2.6gを得た。 実施例 11 実施例9で得られた3.78gの化合物を0.65gの
シクロプロピルアミン及び50mlのトルエンと1時
間加熱還流した。トルエンを真空蒸留で除去し、
残渣をアセトニトリルから再結晶し、沸点152−
153℃の3−シクロプロピルアミノ−2−(2,4
−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレ
ート、2.7gを得た。

Claims (1)

  1. キル基を示すか、あるいはR2とR3とは一緒にな
    つてそれらが結合している窒素原子と共に5〜6
    員の複素環を形成することができ、該複素環は更
    に環員として−S−を含むことができ、 Xは臭素以外のハロゲンを示し、 X1は水素またはハロゲンを示し、 X2はハロゲンを示し、そして X3はハロゲンを示す、 によつてあらわされる3−アミノ−2−ベンゾイ
    ルアクリル酸誘導体。 2 メチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−
    ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 3 エチル3−ジメチルアミノ−2−(2,4−
    ジクロロ−5−フルオロベンゾイル)アクリレー
    トである特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 4 3−ジメチルアミノ−2−(2,3,4,5
    −テトラフルオロ−ベンゾイル)アクリロニトリ
    ルである特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 5 3−ジメチルアミノ−2−(2,4−ジクロ
    ロ−5−フルオロベンゾイル)アクリロニトリル
    である特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 6 式 式中、Halはハロゲンを示し、 X,X1,X2及びX3は後述の意味を有する、 によつてあらわされるベンゾイルハライドを、式
    式中、R1,R2及びR3は後述の意味を有する、 によつてあらわされる3−アミノアクリル酸誘導
    体と、もし必要なら酸受容性化合物の存在下で、
    反応させることを特徴とする、式 式中R1はニトリル基、−COOR4なるエステル
    基、もしくは【式】 なるカルボキシアミド基を示し、 R4はC1〜C6のアルキルを示し、 R5とR6は水素、C1〜C3のアルキルもしくはフ
    エニルを示し、 R2とR3とは、お互いに独立に、C1〜C6のアル
    キル基を示すか、あるいはR2とR3とは一緒にな
    つてそれらが結合している窒素原子と共に5〜6
    員の複素環を形成することができ、該複素環は更
    に環員として−S−を含むことができ、 Xは臭素以外のハロゲンを示し、 X1は水素またはハロゲンを示し、 X2はハロゲンを示し、そして X3はハロゲンを示す、 によつてあらわされる3−アミノ−2−ベンゾイ
    ルアクリル酸誘導体の合成方法。 7 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル
    クロリドをメチル3−ジメチルアミノアクリレー
    トと反応させることを特徴とする、特許請求の範
    囲第6項記載の方法。 8 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル
    クロリドをエチル3−ジメチルアミノアクリレー
    トと反応させることを特徴とする、特許請求の範
    囲第6項記載の方法。 9 2,4−ジクロロ−5−フルオロベンゾイル
    クロリドを3−ジメチルアミノアクリロニトリル
    と反応させることを特徴とする、特許請求の範囲
    第6項記載の方法。 10 有機塩基または水素化ナトリウムを酸受容
    性化合物として用いることを特徴とする、特許請
    求の範囲第6項記載の方法。
JP60210345A 1984-09-29 1985-09-25 3−アミノ−2−ベンゾイルアクリル酸誘導体およびその合成方法 Granted JPS61112051A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3435930 1984-09-29
DE3435930.3 1984-09-29
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JP (1) JPS61112051A (ja)
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