JPH045627Y2 - - Google Patents

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JPH045627Y2
JPH045627Y2 JP1985108689U JP10868985U JPH045627Y2 JP H045627 Y2 JPH045627 Y2 JP H045627Y2 JP 1985108689 U JP1985108689 U JP 1985108689U JP 10868985 U JP10868985 U JP 10868985U JP H045627 Y2 JPH045627 Y2 JP H045627Y2
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tight frame
roof
long
long roof
tight
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は金属板製の長尺屋根に関する。
(従来技術) 従来金属板製の長尺屋根は第6図に示す如く梁
1……上に等脚台形状のタイトフレーム2……を
溶接にて連接して固着し、該タイトフレーム上に
等脚台形状の鋼板製長尺屋根3……を載置し、互
いに頂部3′,3′で重合し、タイトフレームに固
定している締結ボルト(剣先ボルトともいう)4
……を貫通し、金具5……をとりつけて長尺屋根
を固定し、長尺キヤツプ6を被せていた。しかし
ながら、上記形状、構造では以下に述べる欠点が
あるので、それを解決している形状、構造のもの
として特開昭48−50531号公報に記載の考案が知
られている。
(本考案が解決しようとする問題点) ところが上記従来の長尺屋根は、まず前者にお
いて、鋼板製長尺屋根3……が等脚台形状に屈曲
成形されているため、屈曲部3aの塗膜に成形時
の圧力が作用して塗膜が鋼板から剥離し、発錆の
原因となつていた。ことに底部には雨水が溜り、
また流れるので塗膜の破損による鋼板の発錆がは
げしくその欠点が解消されなかつた。また屋根3
……の頂部3′,3′の重合している面積が大きい
ので、材料費が高くなり、これも問題点になつて
いた。
つぎに後者においては、前者の問題点をある程
度解決している形状、構造のように受け止められ
るが、これには次のような問題点があつた。
その1つは、どぶ材1の底が梁8に直に支持さ
れていること、その2つは、吊子6は、受板3,
3の両側を台板4上の両先端に固定して、断面山
型を呈しており、この吊子は梁上で互いに隣接し
ているどぶざ材の間に取り付けられいることであ
る。つまり吊子は不連続に取り付けられている。
それゆえに吊子の梁上への取り付けが前後、左右
方向に位置ずれして取り付けられることがあり、
その場合長尺のどぶ材の施工ができないか、長尺
のどぶ材の湾曲面を変形させて施工する場合には
屋根材に内部歪みが生じた状態で施工されること
になり、その応力が起因して施工後の発錆、音鳴
り、負圧による破損、変形が生じるという問題点
がある。
かつまた、どぶ材1の底が梁8に直に支持され
ているために、常に構造材である梁の表面を面一
に、しかもどぶ材が傷付かないような加工面とし
ておく必要があり、極めてコストアツプの梁とな
る。また単に通常の構造材のみの機能をもたせ
た、いわゆる表面がざらざらした梁とすれば、ど
ぶ材の接触支持面が傷つき、変形や、塗膜の剥離
により発錆が生じる、という問題点がある。
さらに又、この構造の物は施工の順序が吊子の
とりつけを第一とし、どぶ材のとりつけを第二と
するという1パターンしかなく施工手順の自由度
は一つであり、施工性が悪い、という問題点があ
る。
(本考案の構成) 本考案はこのような問題点を解決するために、
梁12の上にタイトフレーム11を固着し、該タ
イトフレームに金属板製の長尺屋根13をとりつ
けてなる長尺屋根において、前記梁上には断面略
椀型に湾曲形成されているタイトフレームが隣接
して、しかもその椀型の底部が固着されており、
さらに前記タイトフレームにはタイトフレームに
沿つて略椀型に成形された長尺屋根の側端部が、
前記タイトフレームの両端部に内方に向けて形成
している係止突片11a,11aに係合されてお
り、さらにまたキヤツプ材14がタイトフレーム
に係合して長尺屋根の側端部同士を被覆している
ことを特徴とするものである。
(作用) 本考案は上記構成によつて長尺屋根の断面形状
は略椀型によつて雨水の流れもよく、成形時の屈
曲部の塗膜の延伸による剥離も軽減され、負圧に
対しても断面半円状態の形状のために強くなる。
しかも両端部に内方に向けて形成している係止突
片を有する椀型のタイトフレームを隣接して梁上
に固着しているので、前記長尺屋根の施工におい
て、予めタイトフレームに長尺屋根をとりつけた
状態で、そのフレームを梁上に隣接して固着する
こともでき、あるいは予めタイトフレームのみを
隣接状態で梁上に固着し、その後に長尺屋根をと
りつけることもでき、いずれにしても前記した従
来屋根のごとき施工性不十分による品質の欠点は
生じず、常に施工性の向上と品質の向上が維持さ
れ、結果としてコストダウンになる。
(実施例) 第1図の要部分解斜視図において、11はタイ
トフレームで、鋼製の断面略椀型に湾曲形成して
いる。しかして両端部には係止突片11a,11
aを内方に向けて切起している。このタイトフレ
ーム11……を矢印で示すように梁12上に並設
してその底部を溶接にて固着している。13は略
椀型でタイトフレームの形状に沿つて成形された
ステンレス、塗装鋼板など金属板製の長尺屋根で
ある。14は所望厚みの鋼製材を成形したキヤツ
プ材で、梁間隔以上の長尺材である。略山形を有
し、両サイドを内側に折曲して係合爪片14a,
14aを形成している。
第2図は梁上に第1図の各部材を用いて屋根を
葺成した要部断面図を示す、梁12上には予めタ
イトフレーム11,11を隣接して溶着固定して
いる。このタイトフレーム11に沿うように長尺
屋根13を載置している。まず椀形の長尺屋根の
一側を係合片11aの下側に係合し他側を弾性変
形させて係合片の突出分だけ狭くして上記同様係
合片11aの下側に位置するように装着したのち
タイトフレーム上に沿うように載置してとりつけ
る。次いで隣接する長尺屋根の側端部同士を被覆
するようにキヤツプ材14を上から押圧して弾性
拡開しながらとりつけている。キヤツプ材14は
係合爪片14a,14aが長尺屋根の側端部をタ
イトフレームに押しつけるように押圧状態で作用
しつつ係合片11a,11aの下側に係合してい
る。該キヤツプ材14はタイトフレームと同じよ
うに構造材的な強度を保持できるような所望厚み
をもつて成型されており、タイトフレーム同様に
作業員の負荷では変形や破損しないようにしてい
る。
第3図は他の実施例を示し、タイトフレーム1
5を2個連設した如く形状に形成している。15
a……は係合片である。また第4図はさらに他の
実施例を示し、長尺屋根16の両側に水返し片1
6a,16aを折曲形成している。そして係合片
11aの下側に当接係合している。第5図は葺成
状態を示す略斜視図である。所望長さの2本の長
尺屋根は棟方向に向けて重合して延びており、キ
ヤツプ材も同様である。本考案の構成は上記に制
限されるものではなく種々の設計変更はできる。
たとえばタイトフレームにとりつけた係合片に、
長尺屋根の両側にタイトフレームの間隔ごとに形
成した挿入孔を挿入して屋根をとりつけることも
できる。さらに又キヤツプ材のタイトフレームへ
の固定は別の係合手段も採用できる。
(効果) 本考案は上記した構成を備えており、前記した
特開昭48−50531号公報の考案には存在していな
い構成である。しかもそのために施工性の自由度
が増し、しかも施工性に起因する品質上の欠点、
言わば長尺屋根の発錆、内部歪、応力腐食、音な
り、塗膜の剥離、変形、破損などが解消され、コ
ストダウンになるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の実施例を示し、第
1図は屋根の各部材の要部分解斜視図、第2図は
屋根を葺成した要部断面図、第3図はタイトフレ
ームの別の実施例を示す要部断面図、第4図は長
尺屋根の別の実施例を示す要部断面図、第5図は
葺成状態の略斜視図である。第6図は従来の長尺
屋根の葺成状態の要部断面図である。 11……タイトフレーム、12……梁、13…
…長尺屋根、14……キヤツプ材、15……タイ
トフレーム、16……長尺屋根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梁12の上にタイトフレーム11を固着し、該
    タイトフレームに金属板製の長尺屋根13をとり
    つけてなる長尺屋根において、前記梁上には断面
    略椀型に湾曲形成されているタイトフレームが隣
    接して、しかもその椀型の底部が固着されてお
    り、さらに前記タイトフレームにはタイトフレー
    ムに沿つて略椀型に成形された長尺屋根の側端部
    が、前記タイトフレームの両端部に内方に向けて
    形成している係止突片11a,11aに係合され
    ており、さらにまたキヤツプ材14がタイトフレ
    ームに係合して長尺屋根の側端部同士を被覆して
    いることを特徴とする金属板製の長尺屋根。
JP1985108689U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH045627Y2 (ja)

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JP1985108689U JPH045627Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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Publication Number Publication Date
JPS6216620U JPS6216620U (ja) 1987-01-31
JPH045627Y2 true JPH045627Y2 (ja) 1992-02-18

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ID=30986115

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JP1985108689U Expired JPH045627Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4850531A (ja) * 1971-10-29 1973-07-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4850531A (ja) * 1971-10-29 1973-07-17

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JPS6216620U (ja) 1987-01-31

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