JPH0312895Y2 - - Google Patents

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JPH0312895Y2
JPH0312895Y2 JP7118986U JP7118986U JPH0312895Y2 JP H0312895 Y2 JPH0312895 Y2 JP H0312895Y2 JP 7118986 U JP7118986 U JP 7118986U JP 7118986 U JP7118986 U JP 7118986U JP H0312895 Y2 JPH0312895 Y2 JP H0312895Y2
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roof
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、母屋の方向に屋根板の接続部を沿
わせる、すなわち縦葺きする屋根の屋根板接続装
置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、縦葺屋根の屋根板接続装置として、第3
図に示すように、接続される屋根板1,1の側縁
立上り部1a,1aを対向させ、これらの間に接
続板2を介在させ、前記立上り部1a,1aの上
端部と接続板2の両側縁部とを巻締めたかわら棒
式のものが一般に用いられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 しかし、前述した従来の屋根板接続装置は巻締
め作業に手間がかかり、また接続部の剛性が小さ
いために強度的にも十分ではなく、さらに巻締め
部から毛細管現象によつて内部に水が侵入する恐
れがあるという問題点があつた。
この考案は、前述した従来のものの問題点を解
決し、屋根板を作業性よく接続でき、また支持杆
を用い剛性を大きくするなどにより、強度を向上
させることができ、さらに毛細管現象による雨水
水などの水の侵入を確実に防止でき、構成部材の
形状が比較的単純でこれらが容易に得られる縦葺
屋根の屋根板接続装置を提供することを目的とし
ている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案による縦葺屋根の屋根板接続装置は、
母屋または野地板15に、支持杆11の起立部1
1a下端の少なくとも一側から突出した取付部1
1bを固定し、支持杆11の起立部11aの中間
部両側に水平に突出させた下突条部11cに、接
続される両屋根板12,12の側縁立上り部14
の中間部に位置して水平に近く屈曲させた屈曲部
14bを外側から係合支持させ、前記支持杆11
の起立部11aの上部両側に水平に突出させた上
突条部11eと上突条部11eから下方に突出さ
せた垂下部11dと起立部11aとに囲まれ下向
きに開口する部分内に、前記両屋根板12,12
の前記立上り部14の上端部に形成して下向きに
開口した係合部14cを嵌合支持させ、前記支持
杆11の上部および両屋根板12,12の立上り
部14の上部を覆い板13で覆い、この覆い板1
3の内側下端部の内側に突出して上向きに曲げた
係合部13cの先端部13dを両屋根板12,1
2の立上り部14に設けた前記係合部14c内に
係合支持させ、覆い板13の両側下端部を支持杆
11の垂下部11d下端に下側から係合支持させ
ると共に、支持杆11の上突条部11eに覆い板
13の両側上端部を外側から支持させたことを特
徴としている。
この考案による屋根板接続装置は、前述したよ
うに、母屋または野地板15に固定した支持杆1
1に両屋根板12,12の立上り部14と覆い板
13とを取付けたので、支持杆11の剛性が大き
いことにより、屋根板接続装置の剛性を大きく、
強度も強くできる。また、この考案による屋根板
接続装置は、支持杆11の上突条部11eと上突
条部11eから下方に突出させた垂下部11dと
起立部11aとに囲まれ下向きに開口する部分内
に、屋根板12,12の側縁立上り部14上端部
に形成した係合部13cに嵌合支持させ、係合部
13c内に支持杆11の上部および前記側縁立上
り部14の上部を覆う覆い板13の両側下端部か
ら曲げた係合部13cを係合支持させ、屋根板1
2,12の側縁立上り部14に設けた水平に近く
屈曲する屈曲部14cを支持杆11の下突条部1
1cに支持させ、さらに覆い板13の両側下端部
を支持杆11の垂下部11d下端に、覆い板13
の両側上端部を支持杆11の上突条部11eにそ
れぞれ支持させたので、前記嵌合支持部、係合支
持部以外の支持杆11と屋根板12,12および
覆い板13との間に毛細管現象を生じない程度の
隙間を形成することができ、これらの隙間で雨水
などの水が内部に侵入することを防止できる。そ
して、この考案による屋根板接続装置は、巻締作
業を必要とせず、かしめ機による塑性変形加工が
覆い板13の突出部13b下方部分だけであり、
とくに、屋根板12,12の立上り部14に設け
た水平に近く屈曲する支持部14bを支持杆11
の下突条部11cに外側から支持させたことで、
屋根板12,12を支持杆11に対し確実に決め
でき、また覆い板13の両側下端部を支持杆11
垂下部11d下端に係合支持させたことで、覆い
板13が支持杆11から外れにくい上に、覆い板
13の前述した塑性変形によつてその係合部13
cの先端部13dで屋根板12,12の立上り部
14に設けた係合部14cを介して立上り部14
が引上げられることにより、屋根板の接続が容易
にできると共に、接続部の強度が強く、さらにこ
の考案と同時出願の実願昭57−49320号(実開昭
58−153622号)に比べ、支持杆11、覆い板1
3、屋根板12の形状が単純になり、これらが容
易に得られる。
以下、この考案の実施例につき図を参照して説
明する。
第1図はこの考案の第1実施例を示す。第1図
において、11はアルミニウムまたはアルミニウ
ミ合金の押出型材などからなる支持杆であつて、
後述する母屋又は野地板15に長尺材として連続
的に配設固着されるか、或は、間欠的に配設固着
されるものである。12は亜鉛めつき鋼板、塗装
鋼板、アルミニウム板、鋼板などの金属板の成形
品からなる屋根板、13は屋根板12と同材質の
成形品からなる覆い板である。
前記支持杆11は、起立部11aの下端一側の
みに直角に取付部11bが突出され、起立部11
aの中間部両側に水平に下突条部11cが外方に
突出され、起立部11aの上端両側に水平に上突
条部11eが外方に突出され、上突条部11eの
途中から垂下部11dが下方に突設されている。
屋根板12には側縁立上り部14が形成され、
この立上り部14は鈍角に上方に傾斜する下部1
4a上に水平に近く接続部内側に屈曲させた屈曲
部14bが形成され、該屈曲部14b上方にほぼ
垂直に立上つた部分の上端部に外側に彎曲して下
向きに開口した係合部14cが形成されている。
覆い板13は、凸弧状に若干彎曲した上端部1
3aの両端から相対向する内側に曲げた彎曲部1
3bを介して両側部が形成され、これらの両側下
端部に内側に彎曲した係合部13cが形成され、
係合部13cの先端部13dがあざ折りされてい
る。
前助した各部材を有する接続装置で屋根板を接
続するには、図示しない母屋上に固定された野地
板15上に釘または木ねじのような固定具16で
支持杆11の取付部11bを固定て、支持杆11
を母屋と平行に配設する。
次に、接続される両屋根板12,12の立上り
部14,14を斜め下外側から支持杆11に支持
させる。すなわち、側縁立上り部14の屈曲部1
4bを支持杆11の突条部11cに外側から支持
させると共に、前記立上り部14の係合部14c
を支持杆11の上突条部11eと垂下部11dと
起立部11aとで囲まれて下向きに開口している
部分内に嵌合支持させる。
その後、覆い板13を上方から支持杆11の上
部および両屋根板12,12の立上り部14,1
4の上部に被ぶせる。この状態では、第1図の鎖
線に示すように覆い板13の両側下部が拡がつて
いる。そして、適宜のかしめ機を用いて覆い板1
3の下部を塑性変形させて、第1図の実線に示す
ように、覆い板13の係合部13cを支持杆11
の嵌合部11d内に挿入し、係合部13cの先端
部13dを屋根板12,12の立上り部14に設
けた係合部14c内に、スプリングバツクが生じ
ないように係合支持させると共に、覆い板13の
両側下端部を支持杆11の垂下部11d下端に、
彎曲部13bを上突条部11eに外側から係合支
持させて、上、下2個所でそれぞれ支持させる。
前述したこの考案の第1実施例の接続装置は、
支持杆11を野地板15に固定し、前記支持杆1
1に両屋根板12,12の立上り部14,14を
外側から支持させ、支持杆11および立上り部1
4,14の上部を覆い板13で覆い、この覆い板
13を塑成変形させて、覆い板13と立上り部1
4の係合部13cの先端部13dと14cを係合
させれば、屋根板12,12を接続でき、巻締め
作業を必要としない上に、かしめ機による塑性変
形部を覆い板13の彎曲部13b下方部分だけで
あるので、作業性がよい。
この場合に、支持杆11の一側のみに取付部1
1bを突出させたので、屋根板12の支持杆11
への組付時に支持杆11の起立部11aが第1図
の左右方向に多少揺動し、屋根板12を組付け易
い。また、支持杆11に屋根板12,12および
覆い板13を支持するようにしたので、剛性が大
きい上に、覆い板13の塑性変形による係合部1
3cの先端部13dと屋根板12,12の係合部
14cの係合時に屋根板12の立上り部14が引
上げられて、覆い板13の両端部が上、下2個所
で支持杆11の上突条部11e先端部および垂下
部11dに係合支持されるので、支持杆11に立
上り部14が確実に係止固定され、したがつて、
強度の大きい接続ができる。
さらに、屋根板12と覆い板13の係合部14
cと13cとが支持杆11に上突条部11e、垂
下部11dおよび起立部11aで囲まれて下向き
に開口した部分内で係合しているので、雨水など
の水が屋根板12と覆い板13との間に侵入し難
く、屋根板12の立上り部14は屈曲部14bが
支持杆11の下突条部11cと支持され、覆い板
13は両側内面が支持杆11の垂下部11d先端
部と上突条部11e先端に支持されており、これ
らの支持部以外では支持杆11と立上り部14、
覆い板13との間に毛細管現象が起こらない程度
の隙間が形成されているので、係合部13cと1
4cとが係合している部分の内側に毛細管現象で
水が侵入しても、この水が野地板15まで達する
ようなことはない。
そして、覆い板13の上端部13aを凸弧状に
したので水切りがよく、上突条部11eを覆い板
13の彎曲部13bの内面に当接させたので、覆
い板13に雨もりが生じても、内部に水が侵入し
にくい。
さらにまた、覆い板13を塑性変形させない状
態で工事を中止しても雨もりが生じにくいので、
翌日などに覆い板13のかしめ作業を行うことが
できる。
第2図はこの考案の第2実施例を示し、この実
施例は、支持杆11の上突条部11eの先端から
垂下部11dを下方に突出させると共に、覆い板
13の上端部13aが彎曲部なしに両端部に連続
し、両側上端部を外側から上突条部11eに支持
させた点が、第1実施例と異なるだけである。
なお、第2実施例の第1実施例と対応する部分
は、第1図と同符号を第2図中につけて説明を省
略する。
前記実施例では支持杆11の取付部11bを起
立部11aの一側に突出させたが、この考案は起
立部の両側に取付部を突出させてもよい。また、
この考案では、支持杆11と屋根板12および覆
い板13との支持部以外のこれらの間の隙間は幅
を広くすることが毛細管現象の防止のために好ま
しく、さらに、支持杆11は母屋に固定してもよ
い。
以上説明したように、この考案による縦葺屋根
の屋根板接続装置は、母屋または野地板に固定す
る支持杆に屋根板の立上り部と覆い板とを支持し
たので、支持杆の剛性によつて、剛性が大きく強
度の強いものを提供することができる。また、支
持杆のほぼ下向きに開口する嵌合部内で屋根板の
立上り部と覆い板とを係合させたことおよび支持
杆に前記立上り部および覆い板を支持した部分以
外のこれらの間に毛細管現象を生じない程度の隙
間を形成できることで、水が内部に侵入するのを
防止することができ、巻締作業を必要とせず、か
しめ機による塑性変形加工が覆い板の突出部下方
部分だけであるので、屋根板の接続作業が容易に
できる。この考案による屋根板接続装置では、屋
根板の立上り部に設けた水平に近く屈曲する屈曲
部を支持杆の下突条に外側から支持させたこと
で、屋根板を支持杆に対し確実に位置決めでき、
また覆い板の両側下端部を支持杆の垂下部下端に
係合支持させたことで、覆い板の塑性変形によつ
て、その係合部の先端部を屋根板の立上り部に設
けた係合部を介して立上り部が引き上げられるこ
とにより、屋根板の接続部の強度を強くできさら
に、支持杆、覆い板、屋根板が単純な形状にな
り、これらが安価に得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例による屋根板接
続装置を示す垂直断面図、第2図はこの考案の第
2実施例による屋根板接続装置を示す垂直断面
図、第3図は従来の屋根板接続装置を示す垂直断
面図である。 11……支持杆、11a……起立部、11b…
…取付部、11c……下突条部、11d……垂下
部、11e……上突条部、12……屋根板、13
……覆い板、13a……上端部、13c……係合
部、13d……先端部、14……立上り部、14
a……下部、14b……屈曲部、14c……係合
部、15……野地板、16……固定具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 母屋または野地板15に、支持杆11の起立
    部11a下端の少なくとも一側から突出した取
    付部11bを固定し、支持杆11の起立部11
    aの中間部両側に水平に突出させた下突条部1
    1cに、接続される両屋根板12,12の側縁
    立上り部14の中間部に位置して水平に近く屈
    曲させた屈曲部14bを外側から係合支持さ
    せ、前記支持杆11の起立部11aの上部両側
    に水平に突出させた上突条部11eと上突条部
    11eから下方に突出させた垂下部11dと起
    立部11aとに囲まれ下向きに開口する部分内
    に、前記両屋根板12,12の前記立上り部1
    4の上端部に形成して下向きに開口した係合部
    14cを嵌合支持させ、前記支持杆11の上部
    および両屋根板12,12の立上り部14の上
    部を覆い板13で覆い、この覆い板13の両側
    下端部の内側に突出して上向きに曲げた係合部
    13cの先端部13dを両屋根板12,12の
    立上り部14に設けた前記係合部14c内に係
    合支持させ、覆い板13の両側下端部を支持杆
    11の垂下部11d下端に下側から係合支持さ
    せると共に、支持杆11の上突条部11eに覆
    い板13の両側上端部を外側から支持させたこ
    とを特徴とする縦葺屋根の屋根板接続装置。 (2) 支持杆11は起立部11a下端の一側のみに
    直角に取付部11bを突出させた実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の縦葺屋根の屋根板接続
    装置。 (3) 支持杆11と両屋根板12,12の側縁立上
    り部14との支持部以外のこれらの間、および
    支持杆11と覆い板13との支持部以外のこれ
    らの間には、幅が広い隙間を形成した実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載の縦葺
    屋根の屋根板接続装置。 (4) 支持杆11は、母屋または野地板15に連続
    的または間欠的に配設固定されている実用新案
    登録請求の範囲第1項、第2項または第3項記
    載の縦葺屋根の屋根板接続装置。
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