JPH0456136B2 - - Google Patents

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JPH0456136B2
JPH0456136B2 JP57137916A JP13791682A JPH0456136B2 JP H0456136 B2 JPH0456136 B2 JP H0456136B2 JP 57137916 A JP57137916 A JP 57137916A JP 13791682 A JP13791682 A JP 13791682A JP H0456136 B2 JPH0456136 B2 JP H0456136B2
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Priority to DE3328608A priority patent/DE3328608A1/de
Priority to US06/521,269 priority patent/US4545198A/en
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Publication of JPH0456136B2 publication Critical patent/JPH0456136B2/ja
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガスタービンエンジンの制御装置に
関し、特に自動車用ガスタービンエンジンのサー
ジングを抑制する際に、サージングを検出するた
めに設けたサージ検出手段が故障したときに、そ
の異常状態を検知して、サージング抑制手段の暴
走を防ぐべくフエイルセーフを施し、以つてサー
ジングの発生を抑制するようにしたものである。
ガスタービンエンジン、特に2軸型のガスター
ビンエンジンにおいては、圧縮機を通過する空気
流量および圧縮機の入口と出口との圧力比が同時
にある一定の領域内に入ると、鳴音、振動を伴な
うサージングを生じることが知られている。サー
ジングが発生すると、エンジンの運転不能あるい
は破損といつた重大な不具合をもたらす惧れがあ
る。一方、エンジンの効率はサージングが発生す
る近傍で最大となることもよく知られており、サ
ージングを避けつつできるだけサージングに近い
ところで運転させることがガスタービンエンジン
の制御系を設計する上で最も重要な課題の一つと
なつている。
ここで、従来では、特開昭53−93212,特公昭
56−7048等に開示されているように、このような
サージングを回避するため、運転条件によつて燃
料供給量や可変ノズル開度等の制御量に対し予め
定めた所定の制限を施しておくプログラム制御が
行われていた。しかしながら、このようなプログ
ラム制御においては、いかなる運転モードにあつ
てもサージングに突入することを回避するため、
必要以上に大きなサージングマージンを必要と
し、そのために加速性能や効率の点で劣つてしま
うという弊害があつた。また、エンジンの経時変
化や空気流路の詰まり等によつて設計時点で定め
たサージングマージンが不足してしまい、サージ
ングが発生する惧れもあつた。
また、ガス発生機の回転速度について閉ループ
制御を行つている場合には、サージングが発生す
るとガス発生機の回転速度が低下するので、これ
を修正すべくより多くの燃料が供給されるように
制御され、かえつてサージングを一層助長してし
まうという制御上の問題もあつた。
このような従来の問題点に着目して、ガスター
ビンエンジンのサージングを検出し、サージング
の程度に応じてガス発生機の目標回転速度をサー
ジングを回避できる方向に補正制御するようにな
し、以ていかなる運転モードにあつてもサージン
グを確実に回避できるようにガスタービンエンジ
ンの制御装置を構成することが考えられる。
この場合に、サージングを検出するセンサが故
障すると、サージング回避のための制御は暴走し
てしまう。一般に、サージングは、ガス発生機の
加速の途中で発生しやすく、その加速が急激であ
ればあるほど、サージングの発生する可能性が高
いので、このような状態でサージング検出センサ
が故障してしまうと、サージングは抑圧されず
に、エンジンを破損する惧れが大きい。
そこで、本発明の目的は、上述のようにサージ
ング検出を行つてサージング抑制を行うにあたつ
て、そのサージング検出手段に異常が生じたとき
には、サージング抑制のための制御系にフエイル
セーフをかけ、サージングの発生を強制的に抑圧
する方向にかかる制御系を駆動するように適切に
構成配置したガスタービンエンジンの制御装置を
提供することにある。
以下に、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第1図は、本発明を適用したガスタービンエン
ジンの全体構成の1例を示す。
本例におけるガスタービンエンジンは、再生式
ガスタービンの一形式である熱交換器付2軸ガス
タービンエンジンである。
図において、1は圧縮機、2はガス発生機軸1
Aに圧縮機1と同軸に取付けた圧縮機タービンで
ある。3はパワタービンであり、減速機4を介し
て図示しない変速機を駆動し、動力を車輪に伝え
る。5はエアフイルタであり、大気はエアフイル
タ5に取り込まれて清浄化され、圧縮機1で圧縮
された後、熱交換器6を通つて加熱されて燃焼器
7に至る。燃焼器7においては、燃料供給装置8
から供給された燃料が、上述のように熱交換器6
を介して供給された空気により燃焼される。燃焼
ガスは、圧縮機ターピン2を駆動し、さらに可変
ノズル9を介してパワタービン3を駆動した後、
熱交換器6を介して冷却されて、排気マフラ10
から排気として大気中に排出される。
このように構成される各部を駆動制御する制御
系は、制御部11を中核となし、燃料供給装置8
および可変ノズル9を駆動する駆動装置12を包
含するものであり、ガス発生機回転速度検出器1
3,パワタービン回転速度検出器14,圧縮機タ
ービン入口温度検出器15,サージセンサ16お
よびアクセルペダルの踏み角を検出するアクセル
開度センサ17を制御部11の入力とする。ここ
で、サージングセンサ16は、圧縮機1への空気
の入口側または出口側の圧力、もしくは両者の差
圧を検出する機能を有し、サージングが発生した
場合やサージングに近い状態のときに圧縮機1の
空気の入口側と出口側との圧力差に大きな変動が
生ずることを利用してサージングの発生を検出す
る。
第2図には、かかる構成のサージセンサ16の
取付位置の1例を示す。図において、201は吸
入ケーシング202とシユラウド203との間に
形成された空気吸入部である。204はシヤフ
ト、205はシヤフト204に取り付けられた圧
縮機羽根車(ロータ)である。206はベーン式
のデイフユーザで、このデイフユーザ206とロ
ータ205との間にはベーンなしデイフユーザ
(空気通路)207が形成されている。ロータ2
05の入口付近のシユラウド203には、小孔2
08を設け、小孔208のロータ205と対向す
る開口側にサージセンサ16を取付ける。この場
合、サージセンサ16は、ロータ205の入口付
近の圧力(静圧)を検出する。また、サージセン
サ16の他の取付位置としては、ロータ205の
出口付近のシユラウド203に設けた小孔209
におけるロータ205と対向する開口側でも構わ
ない。この場合には、サージセンサ16は、ロー
タ205の出口付近の空気通路207での圧力
(静圧)を検出する。なお、サージセンサ16と
して使用する圧力センサは、応答が、例えば1〜
10msと速く、サージングが発生したときの圧力
衝撃に耐えうるものを使用する。
次に上述の制御系の基本的な制御としては、主
に回転数の要求値であるアクセルペダルの踏み角
により目標回転速度を決め、その目標値に対応し
た燃料供給量を演算し、燃料噴射弁を含む燃料供
給系を駆動することによつてガス発生機を回転さ
せ、この回転速度が前述の目標回転速度に一致す
るようにフイードバツク制御(閉ループ制御)を
行う回転制御と、ガス発生機の回転速度に応じて
最も効率が良くなるように予め定めたターピン入
口温度の目標値に対し、可変ノズル9を開閉する
ことによつてタービン入口温度のフイードバツク
制御を行う温度制御との二つに加え、さらにガス
タービンエンジンのサージングを検出し、検出し
たサージングの程度に応じて燃料供給量や可変ノ
ズル9の開度をフイードバツク制御するサージン
グ制御の三つがある。
本発明装置は、上述の回転制御にサージング制
御の機能を加味した制御系から成り、その詳細を
第3図Aに示す。
図において、31は低域濾波部、32はガス発
生機回転速度(Ngg)の目標発生部、33は演算
部、34は燃料供給系駆動部、35はサージ回避
信号発生部、36は周波数−電圧変換器(以下、
FV変換器と称する)、37および38は減算器で
ある。FV変換器36は、ガス発生機回転速度検
出器13からの検出信号13Sを回転速度に比例
した電圧信号に変換し、ガス発生機回転速度信号
36Sとして減算38およびサージ回避信号発生
部35へ送出する。サージ回避信号発生部35
は、サージセンサ16からのサージング信号16
SとFV変換器からのガス発生機回転速度信号3
6Sを入力とし、サージングの程度に応じてサー
ジングを回避するためのサージ回避信号122S
を減算部37へ送出するとともに、サージセンサ
16が正常かどうかを診断し、正常でない場合に
は、サージセンサ異常診断信号135Sを低域濾
波部31へ送出する。低域濾波部31では、アク
セル開度センサ17からのアクセル開度信号17
Sおよびサージ回避信号発生部35からのサージ
センサ異常診断信号135Sを入力とし、アクセ
ル開度信号17Sに基づいて行われるガス発生機
の加速を制限するために、アクセル開度信号17
Sを所定の時定数を有する一次遅れ回路で低域濾
波する。また、サージセンサ異常診断信号135
Sによつて、サージセンサ16が異常と診断され
た場合は、上述の時定数の値を大きくすることに
よりアクセル開度信号17Sに基づいて行われる
ガス発生機の加速をさらに制限し、サージングの
発生を定常的に制御する。
第3図Bは低域濾波部31の回路構成の1例を
示し、ここでBAはバツフアアンプ、R1,R2
は抵抗、Cはコンデンサ、およびASWはアナロ
グスイツチである。正常状態にあつては信号13
5Sの入来はないのでスイツチASWは閉成状態
にあり、時定数τは τ=R1・C となる。しかるに、サージングが発生すると信号
135Sの入来によりスイツチASWが開き、時
定数τは τ=(R1+R2)・C と大きくなる。
次に、目標値発生部32では、低域濾波部31
からの低域濾波されたアクセル開度信号31Sを
入力とし、この信号に比例した目標回転速度とア
イドル時の目標回転速度とを関数発生し、これら
を加算してガス発生機の目標回転速度信号32S
として減算部37へ送出する。減算部37では、
目標発生部32の出力信号32Sからサージ回避
信号122Sを減算し、減算結果を減算部38へ
送出する。減算部38では、減算部37の出力信
号からガス発生機回転速度信号36Sを減算し、
減算結果を回転偏差信号38Sとして演算部33
へ送出する。演算部33、比例、積分および微分
の3要素からなるPID制御器と変化範囲を制御す
る制限器を有し、供給された回転偏差信号38S
が次第に零になるようなPID制御信号を発生す
る。さらに、燃焼器7での吹消えや過温度を防止
するため、PID制御信号の変化範囲を予め定めた
関数特性を有する制限器で制限し、燃料制御信号
33Sとして燃料供給系駆動部34へ送出する。
燃料供給系駆動部34はパルス幅変調器で構成
し、燃料制御信号33Sを電磁式の燃料噴射弁を
駆動するのに適したパルス信号に変換し、燃料供
給系駆動信号34Sとして燃料供給系8へ送り、
これにより燃料供給を制御する。
第4図Aは、サージ回避信号発生部35の構成
の1例を示し、ここで、110はサージ判定部、
120は関数発生部および130はセンサ異常診
断部である。サージ判定部110にはサージセン
サ16からの出力信号16Sが供給され、サージ
判定部110の出力は関数発生部120を介して
サージ回避信号として減算部37へ送出される。
また、センサ異常診断部130にはガス発生機回
転速度信号36Sおよびサージセンサ16の出力
信号16Sが供給され、センサ異常診断部130
の出力は、センサ異常診断信号135Sとして低
域濾波器31へ送出される。
サージ判定部110において、111はフイル
タであり、サージセンサ16からの出力信号16
Sのうち不要な周波数帯域を減衰させる。112
はバツクグランドノイズレベル(GL)発生器で
あり、通常はバツクグランドノイズレベル電圧
(以下、BGL電圧という)112Sとしてフイル
タ111の出力信号を整流、平均して出力する。
また、後述する単安定マルチバイブレータ116
からの通電禁止信号116Sによつてサージング
と判定されてから所定の時間だけフイルタ111
からの信号111Sを短絡することによつて11
2Sを出力する。
第4図BにこのBGL発生器112における信
号111Sを整流,平均化するための回路構成例
を示し、アナログスイツチSWがマルチバイブレ
ータ116からの通電禁止信号116Sによつて
閉成されると、フイルタ111からの信号111
SがこのスイツチSWから半波整流器HWR,ロ
ーパスフイルタLPFおよびアンプAMPを介して
BGL信号112Sが形成される。
次に113は比較器であり、フイルタ111か
らの出力信号111SをBGL電圧112Sと比
較し、フイルタ111からの出力信号111Sが
BGL電圧112Sを上回つたときに、第5図B
に示すサージング検出信号113Sを出力する。
ここで、フイルタ111からの出力信号111S
は、サージングの程度に応じて変化し、第5図A
に示すように、例えばサージングの強・弱・中の
程度に応じて波形111S−1,111S−2お
よび111S−3のように変化する。この結果、
サージング検出信号113Sは、サージングの程
度に応じてパルスの幅および数が変化し、例え
ば、この信号113Sのパルス幅が広くかつパル
ス数が多い場合には強度のサージングが発生して
いることになる。114は積分器であり、サージ
ング検出信号113Sを比較的急速に充電し低速
に放電する。115は比較器であり、この積分器
114からの積分信号114S(第5図C参照)
を所定の電圧V115と比較し、積分信号114Sが
所定の電圧V115を上回つたとき第5図Dに示すよ
うにサージング判定信号115Sを出力するヒス
テリシス機能を有する。積分信号114Sは、サ
ージングの程度を電圧値で対応させてあり、比較
器115では微弱なサージング、またはサージン
グではないノズルに起因する電圧は所定の電圧
V115と比較されることにつて棄却される。この結
果、所定の強度以上のサージングが実質的なサー
ジングと判定されることになり、サージング判定
が極めて正確かつ高感度に行える。116は単安
定マルチバイブレータであり、サージング判定信
号115Sの立ち上がりから所定のパルス幅を有
するパルス信号116S(第5図E参照)を発生
し、サージングと判定された瞬間から所定の時間
だけBGL電圧の過剰上昇を防止すべくバツクグ
ランドノイアズレベル発生部112へこの信号1
16Sを通電禁止信号として出力する。
次に、関数発生部120において、121は単
安定マルチバイブレータであり、サージング判定
信号115Sの立ち上がりから所定のパルス幅を
有するサージパルス信号121S(第5図F参照)
を発生する。また、122積分器であり、サージ
パルス信号121Sを比較的急速に充電し低速に
放電してサージ回避信号122S(第5図G参照)
として出力する。
次に、センサ異常診断部130おいて、131
はフイルタであり、サージ判定部110のフイル
タ111と同じく、サージセンサ16からの出力
信号16Sから不要な周波数帯域を減衰させる。
132は平均回路であり、フイルタ131からの
出力信号131Sを整流し、平均化する。133
は比較器であり平均回路132からの平均信号1
32Sを所定の基準電圧V133と比較し、平均信号
132Sが基準電圧V133を下回つたときに正の出
力信号133Sを発生する。また、134は比較
器であり、前述のガス発生機回転速度信号の電圧
が所定の基準電圧V134を上回つているときに正の
出力信号134Sを発生する。135はアンドゲ
ートであり、比較器133および比較器134の
各出力信号133Sおよび134Sの論理積をと
り、これらの出力信号133S,134Sが共に
であるとき、正となるようなセンサ異常診断信号
135Sを発生する。ここで、サージングの発生
していない条件下で、サージセンサ16が十分大
きな出力信号を発生しうる比較的小さなガス発生
機回転速度に相当する電圧値を基準電圧V134の値
として与え、一方、基準電圧V133の値を基準電圧
V134の値以上のガス発生機回転速度のとき得られ
る比較的小さな平均信号に相当する電圧値として
予め設定しておく。この結果サージセンサ16が
故障してサージングが発生しているにもかかわら
ず、出力信号が十分大きくならないような場合に
は、このセンサ異常診断部130からのセンサ異
常診断信号135Sによつてその故障を検出する
ことができる。また、サージセンサ16の故障だ
けでなく、配線の不良やコネクタの接触不良に対
しても有効である。さらに、センサ異常診断信号
135Sをもとに、図示しない発光ダイオード等
によつてサージセンサ16の異常を表示して、運
転者にサージセンサの異常を伝達できる。
次に、第6図は第1図に示した本実施例におけ
る動作を示すタイムチヤートである。以下に、第
6図に基づいて本実施例の動作を説明する。
いま、時点T1において運転者により、第6図
Aに示すように、アクセルペダルがやや踏まれた
状態から比較的急速に踏み込まれアクセル開度が
全開になつたとすると、低域濾波部31を介して
目標値発生部32で得られたガス発生機の目標回
転速度Ngg′も第6図Bに示すように同様に増大
する。目標回転速度Ngg′が増大すると、減算部
37および減算部38を順次介して得られた回転
偏差信号38Sも増大するので、演算部33で燃
料を増量する指令が出され第6図Eに示すように
燃料供給量wfが増大する。燃料供給量wfが増大
すると、ガス発生機の回転速度Nggが第6図Cに
示すよう上昇し、それ伴ないパワータービン3の
回転速度Nptも第6図Dに示すように次第に上昇
する。
ここで、サージングは、このようなガス発生機
の加速の途中で発生しやすい傾向があり、加速が
急であればあるほどその傾向が高まることが知ら
れている。そこで、このようなガス発生機の加速
中の時点T2において軽いサージングが発生した
ものとすると、サージセンサ16の出力信号16
Sは第6図Fに示すように、振幅の増大部16S
−1が生じ、サージ回避信号発生部35から第6
図Gに示すようなサージ回避信号122Sが発生
する。サージ回避信号122Sは、減算器37で
ガス発生機の目標回転速度Ngg′をすみやかに所
定量だけ減じ、再び徐々に下に戻す(第6図B参
照)。このため、燃料供給量wfも一時的に減らさ
れるので、サージングがすみやかに消失し、エン
ジンを継続して運転できる。また、サージ回避信
号発生部35のサージング検出感度は前述のよう
に十分に高いので、強度のサージングはもちろん
軽度のサージングもしくはサージングの前駆過程
をも検出できるので、常にサージングなしの状態
もしくはごく微弱なサージング状態に制御でき、
運転フイーリングを損なうことなく効率の良い運
転が可能となる。
なお、第6図には、ガス発生機の加速過程での
サージング回避の様子を示したが、定常状態で発
生するサージングに対しても全く同様にして制御
できることは勿論である。
また、本実施例においては、サージ回避信号発
生部35においてサージセンサ16の故障診断を
行うようにしたので、万一サージング発生の危険
性が最も高いガス発生機の加速時にサージセンサ
16が故障しても、低速濾波部31で時定数を大
にすることにより、サージングの発生を定常的に
抑圧できエンジンを破損させる惧れはない。
以上説明したように、本発明によれば、ガスタ
ービンエンジンのサージングを検出し、サージン
グが発生した場合にはガス発生機の目標回転速度
を比較的すみやかに減じた後、再び元の状態に
徐々に戻すようになしてサージングについての閉
ループ制御を行うにあたり、サージング検出手段
に異常があるか否かを常に検知し、異常が検知さ
れたときには、ガス発生機の目標回転速度の加速
度を所定値以下に制限するようにフエイルセーフ
制御を行い、以つてサージングの発生を強制的に
抑圧するようにしたので、サージングを回避しな
がらサージング領域に近い状態で運転を行うと共
にサージング検出不能の故障時には運転状態はサ
ージング領域から多少遠ざかるのでエンジン効率
は若干低下するものの、エンジンを破損したりす
る惧れはなく、全体として、運転性を損なうこと
なく、加速性に優れた効率の良い運転性を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したガスタービンエンジ
ンの構成図、第2図は第1図示のサージセンサの
取付位置を示す部分断面図、第3図Aは第1図示
のエンジンの制御系を示すブロツク図、第3図B
は第3図Aに示す低域濾波部の1例を示す回路
図、第4図Aは第3図Aに示すサージ回避信号発
生部の詳細ブロツク図、第4図Bは第4図Aに示
すBGL発生器の一部を示す詳細ブロツク図、第
5図A〜Gは第3図Aに示す各部の信号波形図、
第6図A〜Gは第1図示のエンジン各部の動作を
示すタイムチヤートである。 1…圧縮機、1A…ガス発生機軸、2…圧縮機
タービン、3…パワータービン、4…減速機、5
…エアフイルタ、6…熱交換器、7…燃焼器、8
…燃料供給装置、9…可変ノズル、10…排気マ
フラ、11…制御部、12…駆動装置、13…ガ
ス発生機回転速度検出器、14…パワータービン
回転速度検出器、15…圧縮機タービン入口温度
検出器、16…サージセンサ、17…アクセル開
度センサ、31…低域濾波部、32…目標値発生
部、33…演算部、34…燃料供給系駆動部、3
5…サージ回避信号発生部、36…FV変換器、
37,38…減算器、110…サージ判定部、1
11…フイルタ、112…バツクグランドノイズ
レベル発生器、113…比較器、114…積分
器、115…比較器、116…単安定マルチバイ
ブレータ、120…関数発生部、121…単安定
マルチバイブレータ、122…積分器、130…
センサ異常診断部、131…フイルタ、132…
平均回路、133…比較器、134…比較器、1
35…アンドゲート、16S…サージング信号、
122S…サージ回避信号、135S…サージセ
ンサ異常診断信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガス発生機の回転速度を所定の目標回転速度
    に一致させるように閉ループ制御を行うガスター
    ビンエンジンの制御装置において、サージングの
    発生を検出するサージ検出手段と、該サージ検出
    手段からの出力に基づき発生したサージングの強
    さを判定するサージ判定手段と、該サージ判定手
    段からの判定出力に基づいてサージングを回避す
    るように前記ガス発生機の目標回転速度を補正す
    る補正手段と、前記サージ検出手段の異常を検知
    する異常検知手段と、該異常検知手段により前記
    サージ検出手段の異常が検知されたときにガス発
    生機の加速度を所定値以下に制御するサージ制御
    手段とを具備したことを特徴とするガスタービン
    エンジンの制御装置。 2 特許請求の範囲第1項に記載の装置におい
    て、前記サージ判定手段、前記サージ検出手段か
    らの出力を所定の基準値と比較する比較手段を有
    し、該比較手段により前記出力が前記基準値を越
    えたことが判定されたときに前記補正手段に向け
    てサージングが発生した旨の判定出力を送給する
    ことを特徴とするガスタービンエンジンの制御装
    置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    装置において、前記補正手段は、前記サージ判定
    手段からサージングが発生した旨の判定出力が供
    給されたときに、前記ガス発生機の目標回転速度
    を所定量だけ速やかに減少させた後、再び徐々に
    増加させるように前記目標回転数を補正すること
    を特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。 4 特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    の項に記載の装置において、前記サージ検出手段
    は発生したサージングの強さに応じて振幅が変動
    するサージ検知出力を発生し、前記異常検知手段
    は前記サージ検知出力の振幅が所定の振幅よりも
    小さくなつたことを検知したときに前記サージ検
    出手段の異常判定をすることを特徴とするガスタ
    ービンエンジンの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5411430A (en) * 1977-06-27 1979-01-27 Western Electric Co Nonaqueous secondary battery

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JPS5411430A (en) * 1977-06-27 1979-01-27 Western Electric Co Nonaqueous secondary battery

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