JPS59108828A - ガスタ−ビンエンジンの制御装置 - Google Patents

ガスタ−ビンエンジンの制御装置

Info

Publication number
JPS59108828A
JPS59108828A JP21773082A JP21773082A JPS59108828A JP S59108828 A JPS59108828 A JP S59108828A JP 21773082 A JP21773082 A JP 21773082A JP 21773082 A JP21773082 A JP 21773082A JP S59108828 A JPS59108828 A JP S59108828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surging
signal
surge
gas turbine
turbine engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21773082A
Other languages
English (en)
Inventor
「よし」田 謙一
Kenichi Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP21773082A priority Critical patent/JPS59108828A/ja
Priority to GB08320928A priority patent/GB2126382B/en
Priority to US06/521,269 priority patent/US4545198A/en
Priority to DE3328608A priority patent/DE3328608A1/de
Publication of JPS59108828A publication Critical patent/JPS59108828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガスタービンエンジンの制御装置に関し、特
に、自動車用ガスタービンエンジンのサージング発生を
運転性能を損なうことなく確実に防止すべく改良を図っ
たものである。
ガスタービンエンジン、特に2軸型のガスタービンエン
ジンにおいては、圧縮機を通過する空気流量および圧縮
機の入口と出口との圧力比が同時にある一定の領域内に
入ると、鳴音、振動を伴なうサージングを生じることが
知られてる。サージングが発生すると、エンジンの運転
不能あるいは破損といった重大な不具合をもたらす惧れ
がある。一方、エンジンの効率はサージングが発生する
近傍で最大となることもよく知られており、サージング
を避けつつ、できるだけサージングに近いところで運転
させることがガスタービンエンジンの制御系を設計する
」二で最も重要な課題の一つとなっている。
上述のサージングを回避するために、従来では特開昭5
3−93212号、特公昭513−7049号等に開示
されているように、運転条件によって燃料供給量や可変
ノズル開度等の制御部に対し予め定めた所定の制限を施
しておくプログラム制御が行われていた。しかしながら
、このようなプログラム制御においては、いかなる運転
モードにあってもサージングに突入することを回避する
ために、必要以1ユに大きなサージングマージンを必要
とし、その結果として加速性能や効率の劣化をもたらす
という弊害があった。また、エンジンの経時変化や流路
の詰まり等に起因して、設計時点に定めたサージングマ
ージンが不足してしまい、もってサージングか発生する
おそれもあった。
また、ガスタービンの制御装置において、温度制御は主
とじて、パワタービンにおける可変ノズルの開度を増減
させることによって行う。すなわち、ノズルの開度を小
さく(絞る)するとタービン入口温度か上昇するか、可
変ノズルの開度はサージングの発生と重大な相関関係が
ある。一般に、可変ノズルの開度を小さく(絞る)する
と、サージングが発生しやすくなる傾向がある。   
本発明の目的は、上述の点に鑑みて、ガスタービンエン
ジンのサージングを検出し、サージングの程度に応じて
圧縮機タービン入口の目標温度をサージングを回避し得
る方向に補正制御し、以っていかなる運転モードにあっ
てもサージングを確実に回避できるようにしたガスター
ビンエンジンの制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明では、タービン入
口温度を所定の目標温度に一致させるように閉ループ制
御を行うガスタービンエンジンの制御装置において、サ
ージングの発生を検出するサージ検出手段と、サージ検
出手段からの出力に基づき発生したサージングの強さを
判定するサージ判定手段と、サージ判定手段からの判定
出力にノにづいてサージングを回避するように目標温度
を補正する補正手段とを具備する。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明を適用したガスタービンエンジンの制
御装置を示す一実施例である。
本実施例におけるガスタービンエンジンは、再生式ガス
タービンの一形式である熱交換器付2軸ガスタービンエ
ンジンである。
図において、lは圧縮機、2はガス発生機軸IAに対し
て圧縮機1と同軸に取付けた圧縮機タービンである。3
はパワタービンであり、減速機4を介して変速機(図示
せず)を駆動し、動力を車輪に伝える。5はエアフィル
タであり、大気はエアフィルタ5内に取り込まれて清浄
化され、圧縮機1により圧縮された後、熱交換器6を通
って加熱され、燃焼器7に至る。燃焼器7においては、
燃料供給装置8から供給された燃料が、上述のように熱
交換器6を介して供給された空気により燃焼される。燃
焼ガスは、圧縮器タービン2を駆動し、さらに可変ノズ
ル9を介してパワタービン3を駆動した後、熱交換器6
を介して冷却されて、排気マフ、うlOから排気として
大気中に排出される。
このように構成される各部を駆動制御する制御系は、制
御部11を中核となし、燃料供給装置8およびパワター
ビンの可変ノズル9を駆動する駆動装置12を包含する
。そして、ガス発生機回転速度検出器+3.パワタービ
ン回転速度検出器14.圧縮機タービン入口温度検出器
15.サージセンサ16゜アクセルペダルの踏み角を検
出するアクセル開度センサ17および吸入空気温度セン
サ18からの出力1菖号を制御部11の入力信号とする
。ここで、サージセンサ16は、圧縮機1への空気の入
口側または出口側の圧力、もしくは両者の差圧を検出す
る機能を有し、サージングが発生した場合もしくはす−
ジンクに近い状態のときに、圧縮機1における入口側と
出口側との圧力差に大きな変動が生ずることを利用して
サージングの発生を検出する。
第2図は、上述したサージセンサ16の取付位置を例示
する。図において、20+は吸入ケーシング202とシ
ュラウド203との間に形成された空気吸入部である。
204はシャフト、205はシャフト204に取り付け
られた圧縮機羽根車(ロータ)である。206はベーン
式のディフューザで、このディフューザ206 とロー
タ205との間にはベーンなしディフューザ(空気通路
)207が形成されている60−タ205の入口付近に
あるシュラウド203には、小孔208を設け、小孔2
08のロータ205と対向する開口側にサージセンサ1
θを取付ける。この場合、サージセンサ16は、ロータ
205の入口付近の圧力(静圧)を検出する。また、サ
ージセンサ16の他の取付位置としては、ロータ205
の出口付近のシュラウド203に設けた小孔209にお
けるロータ205と対向する開口側でも構わない。この
場合には、サージセンサ16は、ロータ205の出口付
近における空気通路207での圧力(静圧)を検出する
。なお、サージセンサ16として使用する圧力センサは
、応答が、例えば1〜10m5と速く、サージングが発
生したときの圧力衝撃に、耐えうるちのを使用する。
」二連した制御系の基本的な制御としては、主に回転数
の要求値であるアクセルペダルの踏み角により目標回転
速度を決め、その目標値に対応した燃料供給量を演算し
、燃料噴射弁を含む燃料供給系を駆動することによって
ガス発生機を回転させ、この回転速度が上述の目標回転
速度に一致するようにフィードバック制御(閉ループ制
御)を行う回転制御と、ガス発生機の回転速度に応じて
最も効率が良くなるように予め定めたタービン入口温度
の目標値に対し、可変ノズル8を開閉することによって
タービン入口温度のフィードバック制御を行う温度制御
との二つに加え、さらにガスタービンエンジンのサージ
ングを検出し、検出したサージングの程度に応じて燃料
供給量や可変ノズル9の開度をフィードバック制御する
サージング制御の三つがある。
本発明にかかる制御系は、上述の温度制御にサージング
制御の機能を加味した制御系と、通常の回転制御系とか
ら成る。第3図(A)は、本実施例に用いた制御系を示
すブロック図である。図において、31はガス発生機回
転速度(Ngg)の目標値発生部、32は演算部、33
は燃料供給系駆動部、34は周波数−電圧変換器(以下
、FV変換器と称する)、35は減算器である。
マタ、36ハ修正Ngg  (Ngg” )演算Pf3
 、3?バタ一ビン入口温度(T7)の目標値発生部、
38は演伸部、39は可変ノズル駆動部、40はサージ
回避信号発生部、41は増幅部、42および43は減算
部である。
FV変換器34は、ガス発生機回転速度検出器13から
の検出信号13sを回転速度に比例した電圧信号に変換
し、減算部35.  Ngg”演算部38およびサージ
回避信号発生部40へNgg信号34Sを送出する。
Ngg目標値発生部31では、アクセル開度センサ17
からのアクセル開度信号+78を入力信号とし、この信
号に比例した目、標回転速度とアイドル時の目標回転速
度とを関数発生し、これらを加算してガス発生機の目標
回転速度信号(Ngg目標信号)31Sとして減算部3
5へ送出する。)減算部35では、Ngg目標信号31
SからNgg信号34Sを減算し、その減嘗結果を回転
偏差信号35Sとして演算部32へ送出する。演算部3
2は、比例、積分および微分の3要素からなるPID制
御器と変化範囲を制限する制限器とを有し、供給された
回転偏差信号35Sが次第に零になるようなPID制御
信号を発生する。
さらに、燃焼器7における吹消えおよび過温度を防止す
るために、PID制御信号の変化範囲を予め定めた関数
特性を有する制限器により制限し、燃料制御信号32S
として燃料供給系駆動部33へ送出する。燃料供給系駆
動部33はパルス幅変調器を有し、燃料制御信号32S
を電磁式燃料噴射弁を駆動するのに適したパルス信号に
変換し、燃料供給系駆動信号33Sとして燃料供給系8
へ送り、これにより燃料供給を制御する。
サージ回避信号発生部40は、サージセンサ16からの
サージング信号185とFV変換器からのNgg信号3
4Sとを入力信号とし、サージングの程度に応じてサー
ジングを回避するためのサージ回避信号、1229を減
算部42へ送出するとともに、サージセンサ16が正常
かどうかを診断して、正常でない場合には、サージセン
サ異常診断信号135SをT77目標値生部へ送出する
。増幅器41はタービン入口温度検出器15の微弱な温
度信号15sを増幅し、T7信号41Sとして減算器4
3に送出する。
Ngg”演算部3Bでは、Ng&信号31Sと吸入空気
温度検出器18からの吸入空気温度(T+)信号18S
とから修正回転数Ngg”を演算し、 Ngg”信号3
8Sとして、T77目標値生部37へ送出する。
上述の修正回転数Ngg”は、次式で与えられる。
ここに、T+  [K]  、T15C[K]  :標
憎温度(15度C)。
T77目標値生部37では、 Ngg”信号38Sを導
入し、この信号に基づき最も効率の良いT7目標値信号
3?Sを関数発生する。さら1こ、サージ回避信号発生
部40から送出されるサージセンサ異常診断信号135
Sによってサージセンサ16が異常と診断された場合は
、充分なサージ回避信号122Sが発生されないので、
いかなる運転条件下にあってもサージングを抑圧するた
めに、所定温度だけT7目標値を下げて関数発生させる
ことにしく第3図(B)参照)、もってサージングの発
生を定常的に抑制する。減算部42では、T77目標値
生部37がら送出されるT7目標値37Sがら、サージ
回避信号122Sを減算し、減算結果を減算部43へ送
出する。)減算部43では、減算部42の出力信号から
T7信号41Sを減算し、その減算結果を温度偏差信号
43Sとして演算部38へ送出する。
演算部38は、比例、積分および微分の3要素からなる
PID制御器と変化範囲を制限する制限器とを有し、供
給された温度偏差信号43Sが次第に零になるようなP
ID制御信号を発生する。さらに、可変ノズル駆動装置
12へ過大信号が供給されるのを防止するために、PI
D制御信号の変化範囲を予め定めた関数特性を有する制
限器により制限し、σr変ノズル制御信号38Sとして
可変ノズル駆動部39へ送出する。
可変ノズル駆動部38は、電圧−電流変換器であって、
可変ノズル制御信号38Sを電気・油圧サーボ弁を駆動
するのに適した電がt信号に変換し、可変ノズル駆動信
号38Sとルて可変ノズル駆動装置12へ送出する。
可変ノズル駆動装置12は、電気・油圧サーボ弁と、油
JEシリンダと、油圧ポンプと、可変ノズルとのリンク
機構(いずれも図示せず)とから成り、可変ノズル駆動
信号38Sによって、可変ノズル位置を制御する。
第4図(A)は、サージ回避信号発生部4oの構成例を
示し、ここで、110はサージ判定部、120は関数発
生部、130はセンサ異常診断部である。
サージ判定部110において、111はフィルタであり
、サージセンサ16からの出力信号18Sのうち−不要
な周波数帯域を減衰させる。112はバックグランドノ
イズレベル(B(iL)発生器であり、通常はパックグ
ランドノイズレベル電圧(以下、BGL電圧という) 
112S  としてフィルタ111の出力信号1lls
を整流、平均して出方する。また、後述する単安定マル
チバイブレーク11Bからの通電禁止信号116Sによ
ってサージングと判定されてから所定の時間だけ、フィ
ルタ111からの信号111Sを短絡させることにより
信号1129を出力する。
第4図(B)は、BGL発生器112において信号11
1Sを整流、平均化するための回路構成例を示す。すな
わち、アナログスイッチswがマルチバイブ【/−夕1
18からの通電禁止信号118sによって閉成されると
、フィルタ111から送出される信号l1lsは、スイ
ッチsw、半波整流器HWR、ローパスフィルタLPF
およびアンプAMPを介してBGL信号112Sとなる
次に、113は比較器であり、フィルタ111がらの出
力信号1119をBGL電圧112sと比較し、フィル
タ111カらの出力信号111sがBGL電圧112S
を上回ったときに、第5図(B)に示すサージング検出
信号1139を出力する。ここで、フィルタII+から
の出力信号1119は、サージングの程度に応じて変化
し、第5図(A)に示すように1例えばサージングの強
・弱・中の程度に応じて波形1113−1 。
1113−2およびl1ls−3のように変化する。こ
の結果、サージング検出信号+133は、サージングの
程度に応じてパルスの幅および数が変化し、例えば、こ
の信号113Sのパルス幅が広くかつパルス数が多い場
合には強度のサージングが発生していることになる。+
14は積分器であり、サージング検出信号113Sを比
較的急速に充電し、ゆっくりと放′屯する。
115は比較器であり、この積分器+14からの積分信
号!14S (第5図(C)参照)を所定の電/f V
usと比較し、積分信号114−9が所定の電圧V I
Isを上回ったときに第5図(D)に示すようにサージ
ング判定信号+ 15Sを出力するヒステリシス機能を
有する。積分信号114Sは、サージングの程度を電圧
値で対応させてあり、比較!il+、5では微弱なサー
ジング、またはサージングではないノイズに起因する電
圧を所定の電圧V IIsと比較することによって棄却
する。この結果、所定の強度以上のサージングが実質的
なサージングと判定されることになり、サージング判定
を極めて正確にかつ高感度に行うことができる。
116は単安定マルチバイブレークであり、サージング
判定信号115Sの立ち上がり時から所定のパルス幅を
有するパルス信号118S (第5図(E)参照)を発
生する。すなわち、サージングと判定された瞬間から所
定の時間だけBGL電圧の過剰上Aを防止するために、
バックグランドノイズレベル発生部112へこの信号1
18Sを通電禁止信号として出力する。
また、関数発生部+20において、121は単安定マル
チバイブレータであり、サージング判定信号115Sの
立ち上がり時から所定のパルス幅を有するサージングパ
ルス信号12+S(第5図(F)参照)を発生する。1
22は積分器であり、サージングパルス信号12+sを
比較的急速に充電し、ゆっくりと放電してサージ回避信
号122S (第5図(G)参照)を出力する。
センサ異常診断部130において、131はフィルタで
あり、サージ判定部110のフィルタと同様に、サージ
センサ16から送出される出力信号16Sの不要な周波
数帯域を減衰させる。132は平均回路であり、フィル
タ131からの出力信号131Sを整流して、平均化す
る。133は比較器であり平均回路132からの平均信
号132Sを所定の基準電圧v133と比較し、平均信
号132Sが基準電圧V133を下回ったときに正の出
力信号133Sを発生する。134は比較器であり、上
述のガス発生機回転速度信号の電圧が所定の基準電圧v
I34を上回っているときに正の出力信号134Sを発
生する。135はアンドゲートであり、比較器133お
よび比較器134の各出力信号133Sおよび134S
の論理積をとり、これらの出力信号133S、134S
が共に正であるとき、正となるようなセンサ異常診断信
号135Sを発生する。
ここで、サージングの発生していない条件下では、サー
ジセンサ18が十分大きな出力信号を発生し得る比較的
小さなガス発生機回転速度に相当する電圧値を基準電圧
V134の値として与え、一方、鵡準電圧V133の値
を基準電圧v劇の値以上のガス発生機回転速度のとき得
られる比較的小さな平均信号に相当する電圧値として予
め設定しておく。この結果、サージセンサ18が故障し
てサージングが発生しているにもかかわらず、出力信号
が十分大きくならないような場合には、このセンサ異常
診断部130からのセンサ異常診断信号135!3によ
ってその故障を検出することができる。また、サージセ
ンサ18の故障だけでなく、配線の不良やコネクタの接
触不良に対しても有効である。さらに、センサ異常診断
信号135Sに基づき、発光ダイオード等(図示せず)
によってサージセンサ16の異常を表示し、もって運転
者にサージセンサの異常を伝達することができる。
第6図は、第1図に示した本実施例における動作を示す
タイムチャートである。以下、第6図に基づいて本実施
例の動作を説明する。
いま時点T1において、第6図(A)に示すように、ア
クセル・町ダルがやや踏まれた状態から比較的急速に踏
み込まれてアクセル開度が全開になったとすると、Ng
g目標値発生部31で得られたガス発生機の目標回転速
度Ngg’ も第6図(B)に示すように同様に増大す
る。目標回転速度Ngg’ が増大すると、減算部35
を介して得られた回転偏差信号35Sも増大するので、
演算部32で燃料を増徴する指令が出され、第6図(E
)に示すように、燃料供給iwfが増大する。燃料供給
%1wfが増大すると、ガス発生機の回転速度Nggが
第6図(C)に示すように上昇し、それに伴なってパワ
タービン3の回転速度Nptも第6図(D)に示すよう
に次第に−に■する。
一ブ]、ガス発生器の回転速度Nggか上y1すると、
Ngg”演9部38を介して得られた修正回転速度Ng
g”も増大するので、T77目標値生部37でcJられ
たタービン入口温度の目標値T7′はT711標値発生
部37の関数特性によって第6図(F)に示すように少
し低下する。T7目標値T7′が低下すると、減算部4
2および43を順次介して得られた温度偏差信号43S
も(負の値として)増大するので、演算部38から可変
ノズルをより開くよう指令が出され、第6図()l)に
示すように、可変ノズル開度が増大する。可変ノズル開
度が増大すると、第6図(G)に示すようにタービン入
口温度T7が低下する。
サージングは、このようなパワタービンの加速途中にお
いて発生しやすい傾向があり、加速が急であればあるほ
どその傾向が高まることが知られている。そこで、パワ
タービン加速中の時点T2において軽いサージングが発
生したものとすると、サージセンサIBの出力信号16
Sは、第6図(1)に示すように、振幅の増大部18S
−1が生じ。
サージ回避イ占号発生部40から第6図(J)に示すよ
うなサージ回避信号122Sが発生する。サージ回避信
号122Sに基づき、減算部42はタービン入口温度の
目標値T7 をすみやかに所定量だけ減じ、その後再び
徐々に元に戻す(第6図(F)参照)。その結果、可変
ノズル開度も一時的に増されるので、サージングがすみ
やかに消失し、エンジンを継続して運転することかでき
る。また、サージ回避信号発生部40のサージング検出
感度は既述のように十分に高いので、強度のサージング
はもちろん軽度のサージングもしくはサージングの前駆
過程をも検出できる。従って、常にサージングなしの状
態もしくはごく微弱なサージング状態を保持するよう制
御でき、運転フィーリングを損なうことなく効率の良い
運転が可能となる。
なお、第6図には、パワタービン加速過程におけるサー
ジング回避の様子を示したが、ガス発生機の加速過程で
発生するサージングおよび定常状態で発生するサージン
グに対しても、全く同様にして制御できることは勿論で
ある。
また、本実施例においては、サージIMJ避信号発生部
40においてサージセンサ16の故障診断を行うように
したので、万一、サージング発生の危険性が高いタービ
ンの加速時にサージセンサ16が故障して十分なサージ
回避信号122Sが得られない場合にも、T7目標値を
所定温度だけ下げて関数発生させる( T 7目標値発
生部37参照)ことにより、サージングの発生を定常的
に抑圧できエンジンを破損させる惧れはない。
以上説明したとおり、本発明によれば、ガスタービンエ
ンジンのサージングを検出し、サージングが発生した場
合にはタービン入口温度の目標値を比較的すみやかに減
じた後、再び尤の状態に徐々に戻すよう構成してサージ
ングについての閉ループ制御を行うことができるので、
サージングを避けつつできるだけサージング領域に近い
状態での運転を行うことが可能となり、以ってエンジン
を破損したり運転性を損なうこと〜なく、加速性に優れ
た効率の良い運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
第1図に示したサージセンサの取付位置を示す部分断面
図、第3図(A)は第1図に示したエンジンの制御系を
示すブロック図、第3図(B)は第3図(A)に示した
タービン入口温度目標値発生部37の関数特性を例示す
る特性図、第4図(A)は第3図(A)に示したサージ
回避信号発生部の詳細ブロック図、第4図(B)は第4
図(A)に示したBGL発生器の一部を示す詳細ブロッ
ク図、第5図(A)〜(G)は第3図(A)に示した各
部の信号波形図、第6図(A)〜(J)は第1図に示し
たエンジン各部の動作を示すタイミング図である。 l・・・圧縮機、 IA・・・ガス発生機軸、 2・・・圧縮機タービン、 3・・・パワタービン、 4・・・減速機、 5・・・エアフィルタ、 6・・・熱交換器、 7・・・燃焼器、 8・・・燃料供給装置、 8・・・可変ノズル、 10・・・杉[気マフラ、 11・・・制御部、 12・・・駆動装置、 13・・・ガス発生機回転速度検出器、14・・・パワ
タービン回転速度検出器、15・・・圧縮機タービン入
口温度検出器、16・・・サージセンサ、 17・・・アクセル開度センサ、 18・・・吸入空気温度センサ、 31・・・ガス発生機回転速度目標値発生部、32.3
8・・・演算部、 33・・・燃料供給系駆動部、 34・・・FV変換器、 35.42.43・・・減算部、 36・・・修正ガス発生機m1転速度演算部、37・・
・タービン入口温度目標値発生部。 39・・・可変ノズル駆動部、 40・・・サージ回避信号発生部、 41・・・増幅器、 110・・・サージ判定部、 III ・・・フィルタ、 112・・・バンクグランドノイズレベル発生器、+1
3・・・比較器、 +14・・・積分器、 +15・・・比較器、 116・・・単安定マルチ八イブレーク、120・・・
関数発生部、 +21・・・単安定マルチバイブレータ、+22・・・
積分器、 +30・・・センサ異常診断部、 +31 ・・・フィルタ、 132・・・平均回路、 133・・・比較器、 134・・・比較器、 135・・・アンドゲート、 1[iS・・・サージング信号、 122S・・・サージ回避信号、 135S・・・サージセンサ異常診断信号。 手続鋪正書 昭和St年年月811 日許庁長官 若 杉 和 夫 殿 ■ 事件の表示 特願昭S?←コ1773Q号 2、発明の名称 ガスタービンエンジンの制御装置 3、補正をする者 事件との関係      特許出願人 (399)日産自動車株式会社 の欄 7、補正の内容 別紙の通り 1、 明細書筒6頁第グ行目の「圧縮器」を「圧縮機」
に訂正する。 2、 同第り頁第g行目、同頁第yofr目、同頁第1
−行目、同頁筒13行目、同頁第15行目、同頁第17
行目、同頁筒19行目、同頁第a行目の「tlI−タ」
な「インペラ」に訂正する。 3、 同第14!頁第9行目の「短絡」を「遮断」に訂
正する。 4、 同第14’頁第73行目の[アナログスイッチS
Wが」を「アナジグスイッチSWは」に訂正する。 5、同第1II頁第1ダ行目の「l/6Sによって」の
次に「サージングと判定されていない時は」を加入する
。 6、 同第14’頁第1S行目の「成されると、」を「
成されており、」に訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l) タービン入口温度を所定の目標温度に一致させる
    ように閉ループ制御を行うガスタービンエンジンの制御
    装置において、サージングの発生を検出するサージ検出
    手段と、該サージ検出手段からの出力に基づき発生した
    サージングの強さを判定するサージ判定手段と、該サー
    ジ判定手段からの判定出力に基づいてサージングを回避
    するように前記目標温度を補正する補正手段とを具備し
    たことを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。 2)前記サージ判定手段は、前記サージ検出手段からの
    出力を所定の基準値と比較する比較手段を有し、該比較
    手段により前記出力が前記基準値を越えたことが判定さ
    れたときに前記補正手段に向けてサージングが発生した
    旨の判定出力を送給するよう構成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のガスタービンエンジンの制
    御装置。 3)前記補正手段は、前記サージ判定手段からサージン
    グが発生した旨の判定出力が供給されたときに、前記目
    標温度を所定量だけ速やかに減少させた後、再び徐々に
    増加させるように前記目標温度を補正するよう構成した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載のガスタービンエンジンの制御装置。
JP21773082A 1982-08-10 1982-12-14 ガスタ−ビンエンジンの制御装置 Pending JPS59108828A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21773082A JPS59108828A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 ガスタ−ビンエンジンの制御装置
GB08320928A GB2126382B (en) 1982-08-10 1983-08-03 Gas turbine engine control system
US06/521,269 US4545198A (en) 1982-08-10 1983-08-08 Gas turbine engine control system
DE3328608A DE3328608A1 (de) 1982-08-10 1983-08-08 Steuervorichtung fuer gasturbinentriebwerke

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21773082A JPS59108828A (ja) 1982-12-14 1982-12-14 ガスタ−ビンエンジンの制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59108828A true JPS59108828A (ja) 1984-06-23

Family

ID=16708838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21773082A Pending JPS59108828A (ja) 1982-08-10 1982-12-14 ガスタ−ビンエンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59108828A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61106926A (ja) * 1984-10-29 1986-05-24 Toyota Motor Corp ガスタ−ビンエンジンのサ−ジング防止方法
CN107420339A (zh) * 2017-09-21 2017-12-01 东华工程科技股份有限公司 一种新型离心式压缩机喘振检测方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61106926A (ja) * 1984-10-29 1986-05-24 Toyota Motor Corp ガスタ−ビンエンジンのサ−ジング防止方法
CN107420339A (zh) * 2017-09-21 2017-12-01 东华工程科技股份有限公司 一种新型离心式压缩机喘振检测方法
CN107420339B (zh) * 2017-09-21 2019-03-05 东华工程科技股份有限公司 一种新型离心式压缩机喘振检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6945047B2 (en) Apparatus and method for automatic detection and avoidance of turbocharger surge on locomotive diesel engines
US4545198A (en) Gas turbine engine control system
US7260933B2 (en) Method for limiting a boost pressure
US8307645B2 (en) Apparatus and method for avoidance of turbocharger surge on locomotive diesel engines
US5113821A (en) Vehicle speed governor
US6681575B2 (en) Turbocompound internal combustion engine
US20080275620A1 (en) Ignition detecting method for gas turbine
US20090013687A1 (en) System and method for monitoring operation of a turbocharged engine
US6425247B1 (en) Method for controlling a super-charged internal combustion engine
JP3097491B2 (ja) 排気ガス還流装置の故障診断装置
US8739614B2 (en) Deterioration determination apparatus for airflow meter and deterioration determination method
WO2010067579A1 (ja) 内燃機関のegr装置
KR20010052473A (ko) 터보 차저가 부착된 내연기관의 연료 분사량 제어장치 및연료 분사량 제어방법
EP0905358B1 (en) Control Method
JPS59108828A (ja) ガスタ−ビンエンジンの制御装置
JPS5893937A (ja) 自己点火式内燃機関の安全装置
JPS6145301Y2 (ja)
JPS6153426A (ja) ガスタ−ビンエンジンの制御装置
JPS59122730A (ja) ガスタ−ビンエンジンの制御装置
JPS6045732A (ja) ガスタ−ビンエンジンのサ−ジング回避装置
JPH0456136B2 (ja)
JPS5928025A (ja) ガスタ−ビンエンジンの制御装置
JP2005330930A (ja) 内燃機関のスロットル弁制御装置
JP4493027B2 (ja) ターボ過給機関の吸入空気量測定方法
JP2985488B2 (ja) 排気ガス再循環装置の故障診断装置