JPH045582B2 - - Google Patents
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- JPH045582B2 JPH045582B2 JP60245995A JP24599585A JPH045582B2 JP H045582 B2 JPH045582 B2 JP H045582B2 JP 60245995 A JP60245995 A JP 60245995A JP 24599585 A JP24599585 A JP 24599585A JP H045582 B2 JPH045582 B2 JP H045582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- guide roller
- rail
- trolley
- swinging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 5
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 3
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、たとえば自動車製造ラインにおい
て、板状のドアを支持搬送するのに採用される板
状物の吊下げ搬送方法に関するものである。
て、板状のドアを支持搬送するのに採用される板
状物の吊下げ搬送方法に関するものである。
従来の技術
従来の一般的な板状物の吊下げ搬送装置は、た
とえば実開昭55−160316号公報に見られる構造に
なつている。すなわちトロリ案内用レールに案内
されて一定経路上を移動自在なトロリ装置と、こ
のトロリ装置に取付けた被搬送物支持用のハンガ
とから構成されており、前記ハンガはトロリ装置
に対して前後方向の横軸心の周りで左右揺動自在
に取付けるとともに、その外側面側の中間部位置
にチルト用ローラを取付けている。そして前記ハ
ンガに板状の被搬送物を縦向きで支持させて所期
の吊下げ搬送を行つている。
とえば実開昭55−160316号公報に見られる構造に
なつている。すなわちトロリ案内用レールに案内
されて一定経路上を移動自在なトロリ装置と、こ
のトロリ装置に取付けた被搬送物支持用のハンガ
とから構成されており、前記ハンガはトロリ装置
に対して前後方向の横軸心の周りで左右揺動自在
に取付けるとともに、その外側面側の中間部位置
にチルト用ローラを取付けている。そして前記ハ
ンガに板状の被搬送物を縦向きで支持させて所期
の吊下げ搬送を行つている。
発明が解決しようとする問題点
上記のような従来の方式によると、被搬送物に
対して種々な作業を行うときには、チルト用ロー
ラにチルト用レールを作用させ、被搬送物をハン
ガとともに横軸心の周りで多少揺動させて作業を
行い易いように被搬送物の姿勢を変えることはあ
るが、基本的に被搬送物は垂下姿勢であり、した
がつて一定経路上には、空のハンガまたは被搬送
物を支持したハンガにより可動壁が形成された状
態になる。その際に一定経路を床よりもはるか上
方の天井近くに配設した場合は問題ないが、特に
作業が行われる区画は床近くに配設されることか
ら、前述したような可動壁が形成される場合に
は、この一定経路を横切つて人や車両(例えばフ
オークリフト車)が通ることは危険であり、実際
には通過禁止となつている。またハンガを大きく
水平状に揺動させようとしたとき、初期揺動時に
おいて横軸に偏荷重が作用して、その初期揺動が
円滑に行われず、またチルト用レールに対してチ
ルト用ローラの案内移動はローラが円滑に転動す
ることなく引つ掛かりぎみに行われることにな
り、以つて全体の揺動はスムースに行えない。
対して種々な作業を行うときには、チルト用ロー
ラにチルト用レールを作用させ、被搬送物をハン
ガとともに横軸心の周りで多少揺動させて作業を
行い易いように被搬送物の姿勢を変えることはあ
るが、基本的に被搬送物は垂下姿勢であり、した
がつて一定経路上には、空のハンガまたは被搬送
物を支持したハンガにより可動壁が形成された状
態になる。その際に一定経路を床よりもはるか上
方の天井近くに配設した場合は問題ないが、特に
作業が行われる区画は床近くに配設されることか
ら、前述したような可動壁が形成される場合に
は、この一定経路を横切つて人や車両(例えばフ
オークリフト車)が通ることは危険であり、実際
には通過禁止となつている。またハンガを大きく
水平状に揺動させようとしたとき、初期揺動時に
おいて横軸に偏荷重が作用して、その初期揺動が
円滑に行われず、またチルト用レールに対してチ
ルト用ローラの案内移動はローラが円滑に転動す
ることなく引つ掛かりぎみに行われることにな
り、以つて全体の揺動はスムースに行えない。
本発明の目的とするところは、一定経路を床近
くに配設しながらも、作業など行わない特定区間
では床上方に広い空間を形成し得、しかも垂直状
から水平状への揺動は円滑に行え得る板状物の吊
下げ搬送方法を提供する点にある。
くに配設しながらも、作業など行わない特定区間
では床上方に広い空間を形成し得、しかも垂直状
から水平状への揺動は円滑に行え得る板状物の吊
下げ搬送方法を提供する点にある。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決すべく本発明の板状物の吊下
げ搬送方法は、レールに案内されて一定経路上を
走行自在な移動体に、板状物を縦向きで支持自在
な偏平状のハンガを、前後方向軸心の周りに左右
揺動自在に取付けるとともに、前記ハンガの上部
に初期揺動用ガイドローラを、また下部に継続揺
動用ガイドローラを取付けておき、一定経路中の
所定区間では前記ハンガを垂下姿勢で搬送し、そ
して一定経路中の特定区間では、まず初期揺動用
ガイドローラを押下げ用レールに作用させて前記
ハンガを前後方向軸心の周りで上方へと初期揺動
させ、次いで継続揺動用ガイドローラを弧状の持
上げ用レールに作用させて前記ハンガを前後方向
軸心の周りで上方へと揺動させて水平状姿勢と
し、その後、継続揺動用ガイドローラを水平状レ
ールに作用させて前記ハンガを水平状姿勢で搬送
するようにしている。
げ搬送方法は、レールに案内されて一定経路上を
走行自在な移動体に、板状物を縦向きで支持自在
な偏平状のハンガを、前後方向軸心の周りに左右
揺動自在に取付けるとともに、前記ハンガの上部
に初期揺動用ガイドローラを、また下部に継続揺
動用ガイドローラを取付けておき、一定経路中の
所定区間では前記ハンガを垂下姿勢で搬送し、そ
して一定経路中の特定区間では、まず初期揺動用
ガイドローラを押下げ用レールに作用させて前記
ハンガを前後方向軸心の周りで上方へと初期揺動
させ、次いで継続揺動用ガイドローラを弧状の持
上げ用レールに作用させて前記ハンガを前後方向
軸心の周りで上方へと揺動させて水平状姿勢と
し、その後、継続揺動用ガイドローラを水平状レ
ールに作用させて前記ハンガを水平状姿勢で搬送
するようにしている。
作 用
かかる本発明の構成によると、たとえば或る距
離隔てた作業場所間や空ハンガ搬送部などの特定
区間では、その入口部において前後方向軸心の近
くに位置した初期揺動用ガイドローラが押下げ用
レールに押下げ作用してハンガを上方へと初期揺
動させることになる。次いでハンガは、継続揺動
用ガイドローラが持上げレールに作用することで
水平状姿勢へと揺動され、引き続いて継続揺動用
ガイドローラが水平状レールに作用することで、
特定区間では、ハンガ(および板状物)を水平状
姿勢で搬送することになり、このハンガと床面と
の間に広い空間を形成し得る。
離隔てた作業場所間や空ハンガ搬送部などの特定
区間では、その入口部において前後方向軸心の近
くに位置した初期揺動用ガイドローラが押下げ用
レールに押下げ作用してハンガを上方へと初期揺
動させることになる。次いでハンガは、継続揺動
用ガイドローラが持上げレールに作用することで
水平状姿勢へと揺動され、引き続いて継続揺動用
ガイドローラが水平状レールに作用することで、
特定区間では、ハンガ(および板状物)を水平状
姿勢で搬送することになり、このハンガと床面と
の間に広い空間を形成し得る。
実施例
以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第2図、第3図において1は吊下げ搬送装
置で、トロリ案内用レール2と、その上方に架設
されたトロリ駆動装置用レール3と、前記トロリ
案内用レール2に案内されて一定経路13上を走
行自在なトロリ装置(移動体の一例)4と、この
トロリ装置4に取付けたハンガ5と、前記トロリ
駆動装置用レール3に案内されるトロリ駆動装置
(チエンコンベヤなど)6とから構成される。前
記トロリ装置4は、フロントトロリ7と、フリー
トロリ8と、リヤトロリ9と、フロントトロリ7
とフリートトロリ8との間を連結する連結杆10
と、フリートロリ8ならびにリアトロリ9から連
設したトラニオン用ピン11,12間の連結フレ
ームを兼ねる前記ハンガ5の一部と、前記トロリ
案内用レール2に支持案内されるべく各トロリ
7,8,9に取付けた案内用ホイール14,1
5,16ならびに横振れ防止用ホイール17,1
8,19とからなる。そして前記フロントトロリ
7は、前記トロリ駆動装置6からの伝動突起20
に対して係脱可能な受動ドツグ21を昇降自在に
有するとともに、その中間をして横軸22を介し
て上下揺動自在に取付けた動作レバー23を前方
に延設している。そして動作レバー23の後端と
受動ドツク21の下端とをピンを介して連結して
いる。したがつて動作レバー23と受動ドツク2
1とは、動作レバー23が上動するときに受動ド
ツク21が下降するように連動される。通常にお
いて受動ドツク21は、動作レバー23の先端側
のウエイト付勢によつて上昇している。前記フロ
ントトロリ7は、前記受動ドツク21の後方に位
置するホールドドツグ25を有する。このホール
ドドツグ25は前後揺動自在に構成してあり、通
常においては、その上端が伝動突起20の移動経
路内に突入すべくウエイト付勢され、また、かか
る状態はホールドドツグ25の下端がフロントト
ロリ7側に接当することにより維持される。他方
のリヤトロリ9は、前記動作レバー23を上動さ
せるカムテール26を後方に延設している。前記
ハンガ5は、前後方向杆27と、この前後方向杆
27の前後二箇所から下方に連設した上下方向杆
28と、これら上下方向杆28の中間部間に配設
した連結杆29と、両上下方向杆28の遊端に取
付けた下縁受け具30と、前方の上下方向杆28
に取付けた前縁受け具31と、連結杆29に設け
た一対のアウターパツド32とにより偏平状に形
成されている。そして前後方向杆27の前後端
を、前後トラニオン用ピン11,12に前後方向
ピン33,34を介して連結することにより、両
トロリ8,9の連結フレームを兼用するととも
に、前後方向ピン33,34の軸心を通る前後方
向軸35の周りで左右揺動自在としている。なお
ハンガ5の上部となる前後方向杆28の外面側に
は初期揺動用のガイドローラ36が取付けてあ
り、また下部となる上下方向杆28の下端には継
続揺動用のガイドローラ37が取付けてある。第
2図に示すように、ハンガ5は、縦向きで支持ず
る板状物の一例である前ドア38用と後ドア39
用とで多少変形しているが、基本的な構成は同じ
である。これにより一定経路13中の所定区間4
0では、第3図に示すように前記ハンガ5を垂下
姿勢で搬送し得る。そして一定経路13中の特定
区間41では、第4図に示すように前記ハンガ5
を前後方向軸心35の周りに上方揺動させた水平
状姿勢で搬送するようにしている。すなわち第1
図に示すように、たとえば或る距離隔てた作業場
所42,43間に特定区間41を形成したとき、
所定区間40から特定区間41に入る位置に上動
用装置44が配設され、そして特定区間41に上
動維持装置45が配設されるとともに、特定区間
41から所定区間40へ出る位置に下動用装置4
6が配設される。ここで上動用装置44としては
第1図、第3図に示すように、前記ガイドローラ
36に上方から作用してハンガ5の初期揺動を行
わせる押下げ用レール50と、前記ガイドローラ
37を下側から支持案内してハンガ5を次第に上
昇させる弧状の持上げ用レール47との組合わせ
が採用され、また下動用装置46としては同様の
レール対が採用される。そして上動維持装置45
としては第1図、第4図に示すように、前記ガイ
ドローラ37を支持案内する水平状レール48が
採用される。第1図、第4図に示すように、特定
区間41では、水平状姿勢のハンガ5の少し下の
レベルに安全ネツト49が配設してあり、このよ
うな安全ネツト49は所定区間40の必要箇所に
配設してもよい。
する。第2図、第3図において1は吊下げ搬送装
置で、トロリ案内用レール2と、その上方に架設
されたトロリ駆動装置用レール3と、前記トロリ
案内用レール2に案内されて一定経路13上を走
行自在なトロリ装置(移動体の一例)4と、この
トロリ装置4に取付けたハンガ5と、前記トロリ
駆動装置用レール3に案内されるトロリ駆動装置
(チエンコンベヤなど)6とから構成される。前
記トロリ装置4は、フロントトロリ7と、フリー
トロリ8と、リヤトロリ9と、フロントトロリ7
とフリートトロリ8との間を連結する連結杆10
と、フリートロリ8ならびにリアトロリ9から連
設したトラニオン用ピン11,12間の連結フレ
ームを兼ねる前記ハンガ5の一部と、前記トロリ
案内用レール2に支持案内されるべく各トロリ
7,8,9に取付けた案内用ホイール14,1
5,16ならびに横振れ防止用ホイール17,1
8,19とからなる。そして前記フロントトロリ
7は、前記トロリ駆動装置6からの伝動突起20
に対して係脱可能な受動ドツグ21を昇降自在に
有するとともに、その中間をして横軸22を介し
て上下揺動自在に取付けた動作レバー23を前方
に延設している。そして動作レバー23の後端と
受動ドツク21の下端とをピンを介して連結して
いる。したがつて動作レバー23と受動ドツク2
1とは、動作レバー23が上動するときに受動ド
ツク21が下降するように連動される。通常にお
いて受動ドツク21は、動作レバー23の先端側
のウエイト付勢によつて上昇している。前記フロ
ントトロリ7は、前記受動ドツク21の後方に位
置するホールドドツグ25を有する。このホール
ドドツグ25は前後揺動自在に構成してあり、通
常においては、その上端が伝動突起20の移動経
路内に突入すべくウエイト付勢され、また、かか
る状態はホールドドツグ25の下端がフロントト
ロリ7側に接当することにより維持される。他方
のリヤトロリ9は、前記動作レバー23を上動さ
せるカムテール26を後方に延設している。前記
ハンガ5は、前後方向杆27と、この前後方向杆
27の前後二箇所から下方に連設した上下方向杆
28と、これら上下方向杆28の中間部間に配設
した連結杆29と、両上下方向杆28の遊端に取
付けた下縁受け具30と、前方の上下方向杆28
に取付けた前縁受け具31と、連結杆29に設け
た一対のアウターパツド32とにより偏平状に形
成されている。そして前後方向杆27の前後端
を、前後トラニオン用ピン11,12に前後方向
ピン33,34を介して連結することにより、両
トロリ8,9の連結フレームを兼用するととも
に、前後方向ピン33,34の軸心を通る前後方
向軸35の周りで左右揺動自在としている。なお
ハンガ5の上部となる前後方向杆28の外面側に
は初期揺動用のガイドローラ36が取付けてあ
り、また下部となる上下方向杆28の下端には継
続揺動用のガイドローラ37が取付けてある。第
2図に示すように、ハンガ5は、縦向きで支持ず
る板状物の一例である前ドア38用と後ドア39
用とで多少変形しているが、基本的な構成は同じ
である。これにより一定経路13中の所定区間4
0では、第3図に示すように前記ハンガ5を垂下
姿勢で搬送し得る。そして一定経路13中の特定
区間41では、第4図に示すように前記ハンガ5
を前後方向軸心35の周りに上方揺動させた水平
状姿勢で搬送するようにしている。すなわち第1
図に示すように、たとえば或る距離隔てた作業場
所42,43間に特定区間41を形成したとき、
所定区間40から特定区間41に入る位置に上動
用装置44が配設され、そして特定区間41に上
動維持装置45が配設されるとともに、特定区間
41から所定区間40へ出る位置に下動用装置4
6が配設される。ここで上動用装置44としては
第1図、第3図に示すように、前記ガイドローラ
36に上方から作用してハンガ5の初期揺動を行
わせる押下げ用レール50と、前記ガイドローラ
37を下側から支持案内してハンガ5を次第に上
昇させる弧状の持上げ用レール47との組合わせ
が採用され、また下動用装置46としては同様の
レール対が採用される。そして上動維持装置45
としては第1図、第4図に示すように、前記ガイ
ドローラ37を支持案内する水平状レール48が
採用される。第1図、第4図に示すように、特定
区間41では、水平状姿勢のハンガ5の少し下の
レベルに安全ネツト49が配設してあり、このよ
うな安全ネツト49は所定区間40の必要箇所に
配設してもよい。
以下に上記実施例の作用を説明する。
通常、トロリ装置4の走行は、伝動突起20が
受動ドツク21に係合することにより行われる。
このとき動作レバー23はその前端側が下動して
いる。このような移動中にトロリ装置4側が暴走
しようとしたとき、伝動突起20に対してホール
ドドツグ25が当接することから、その暴走は防
止される。所定区間40においてハンガ5は、第
2図、第3図に示すように垂下姿勢にある。そし
て所定区間40から特定区間41に入るとき、ま
ずガイドローラ36が押下げ用レール50により
下方に押下げられることからハンガ5は前後方向
軸心35の周りに上方へ初期揺動し、次いでガイ
ドローラ37が持上げ用レール47に支持案内さ
れて次第に持上げられることから、ハンガ5は前
後方向軸心35の周りに上方へ揺動し、水平状姿
勢になつたのちガイドローラ37が水平状レール
48に支持案内される。これにより第4図に示す
ように、ハンガ5は安全ネツト49の上方におい
て水平状姿勢で支持搬送される。そして特定区間
41の終りにおいてハンガ5は、下動用装置46
の弧状レールに案内されて次第に下方揺動し、再
び第3図で示す垂下姿勢となる。前記安全ネツト
49は水平状姿勢のハンガ5の少し下方に配設さ
れることから、この安全ネツト49と床面51と
の間に広い空間52を形成し得、この空間52を
利用して作業者や車両の通過が可能となる。
受動ドツク21に係合することにより行われる。
このとき動作レバー23はその前端側が下動して
いる。このような移動中にトロリ装置4側が暴走
しようとしたとき、伝動突起20に対してホール
ドドツグ25が当接することから、その暴走は防
止される。所定区間40においてハンガ5は、第
2図、第3図に示すように垂下姿勢にある。そし
て所定区間40から特定区間41に入るとき、ま
ずガイドローラ36が押下げ用レール50により
下方に押下げられることからハンガ5は前後方向
軸心35の周りに上方へ初期揺動し、次いでガイ
ドローラ37が持上げ用レール47に支持案内さ
れて次第に持上げられることから、ハンガ5は前
後方向軸心35の周りに上方へ揺動し、水平状姿
勢になつたのちガイドローラ37が水平状レール
48に支持案内される。これにより第4図に示す
ように、ハンガ5は安全ネツト49の上方におい
て水平状姿勢で支持搬送される。そして特定区間
41の終りにおいてハンガ5は、下動用装置46
の弧状レールに案内されて次第に下方揺動し、再
び第3図で示す垂下姿勢となる。前記安全ネツト
49は水平状姿勢のハンガ5の少し下方に配設さ
れることから、この安全ネツト49と床面51と
の間に広い空間52を形成し得、この空間52を
利用して作業者や車両の通過が可能となる。
発明の効果
上記構成の本発明における板状物の吊下げ搬送
方法によると、たとえば或る距離隔てた作業場所
間や空ハンガ搬送部などの特定区間では、その入
口部において前後方向軸心の近くに位置した初期
揺動用ガイドローラが押下げ用レールに押下げ作
用して、ハンガを上方へと軽くスムースに初期揺
動させることができ、次いでハンガは、継続揺動
用ガイドローラが持上げレールに作用することで
水平状姿勢へと揺動できる。これにより、ハンガ
の垂直状から水平状への揺動は円滑に行うことが
できる。引き続いて継続揺動用ガイドローラが水
平状レールに作用することで、特定区間では、ハ
ンガ(および板状物)を水平状姿勢で搬送するこ
とになり、このハンガと床面との間に広い空間を
形成することができ、この空間を、人や車両の通
過用に、あるいは他の設備の配置用などに有効に
利用することができる。
方法によると、たとえば或る距離隔てた作業場所
間や空ハンガ搬送部などの特定区間では、その入
口部において前後方向軸心の近くに位置した初期
揺動用ガイドローラが押下げ用レールに押下げ作
用して、ハンガを上方へと軽くスムースに初期揺
動させることができ、次いでハンガは、継続揺動
用ガイドローラが持上げレールに作用することで
水平状姿勢へと揺動できる。これにより、ハンガ
の垂直状から水平状への揺動は円滑に行うことが
できる。引き続いて継続揺動用ガイドローラが水
平状レールに作用することで、特定区間では、ハ
ンガ(および板状物)を水平状姿勢で搬送するこ
とになり、このハンガと床面との間に広い空間を
形成することができ、この空間を、人や車両の通
過用に、あるいは他の設備の配置用などに有効に
利用することができる。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は概略
側面図、第2図は側面図、第3図は所定区間での
背面図、第4図は特定区間での背面図である。 1……吊下げ搬送装置、2……トロリ案内用レ
ール、4……トロリ装置(移動体)、5……ハン
ガ、13……一定経路、20……伝動突起、21
……受動ドツグ、27……前後方向杆、28……
上下方向杆、29……連結杆、30……下縁受け
具、31……前縁受け具、35……前後方向軸
心、36……初期揺動用ガイドローラ、37……
継続揺動用ガイドローラ、38……前ドア(板状
物)、39……後ドア(板状物)、40……所定区
間、41……特定区間、42,43……作業場
所、44……上動用装置、45……上動維持装
置、46……下動用装置、47……持上げ用レー
ル、48……水平状レール、49……安全ネツ
ト、50……押下げ用レール、51……床面、5
2……空間。
側面図、第2図は側面図、第3図は所定区間での
背面図、第4図は特定区間での背面図である。 1……吊下げ搬送装置、2……トロリ案内用レ
ール、4……トロリ装置(移動体)、5……ハン
ガ、13……一定経路、20……伝動突起、21
……受動ドツグ、27……前後方向杆、28……
上下方向杆、29……連結杆、30……下縁受け
具、31……前縁受け具、35……前後方向軸
心、36……初期揺動用ガイドローラ、37……
継続揺動用ガイドローラ、38……前ドア(板状
物)、39……後ドア(板状物)、40……所定区
間、41……特定区間、42,43……作業場
所、44……上動用装置、45……上動維持装
置、46……下動用装置、47……持上げ用レー
ル、48……水平状レール、49……安全ネツ
ト、50……押下げ用レール、51……床面、5
2……空間。
Claims (1)
- 1 レールに案内されて一定経路上を走行自在な
移動体に、板状物を縦向きで支持自在な偏平状の
ハンガを、前後方向軸心の周りに左右揺動自在に
取付けるとともに、前記ハンガの上部に初期揺動
用ガイドローラを、また下部に継続揺動用ガイド
ローラを取付けておき、一定経路中の所定区間で
は前記ハンガを垂下姿勢で搬送し、そして一定経
路中の特定区間では、まず初期揺動用ガイドロー
ラを押下げ用レールに作用させて前記ハンガを前
後方向軸心の周りで上方へと初期揺動させ、次い
で継続揺動用ガイドローラを弧状の持上げ用レー
ルに作用させて前記ハンガを前後方向軸心の周り
で上方へと揺動させて水平状姿勢とし、その後、
継続揺動用ガイドローラを水平状レールに作用さ
せて前記ハンガを水平状姿勢で搬送することを特
徴とした板状物の吊下げ搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24599585A JPS62105762A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 板状物の吊下げ搬送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24599585A JPS62105762A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 板状物の吊下げ搬送方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62105762A JPS62105762A (ja) | 1987-05-16 |
JPH045582B2 true JPH045582B2 (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=17141902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24599585A Granted JPS62105762A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 板状物の吊下げ搬送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62105762A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5843487Y2 (ja) * | 1979-05-08 | 1983-10-01 | 株式会社ダイフク | 吊下げ搬送装置 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24599585A patent/JPS62105762A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62105762A (ja) | 1987-05-16 |
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