JPH0455670A

JPH0455670A - 冷凍機の冷媒回収方法

Info

Publication number: JPH0455670A
Application number: JP16269390A
Authority: JP
Inventors: Fumio Kuriyama; 文夫栗山; Tetsuo Komai; 哲夫駒井; Junichi Hayakawa; 淳一早川; Setsuharu Shinoda; 篠田　設治
Original assignee: Ebara Corp
Current assignee: Ebara Corp
Priority date: 1990-06-22
Filing date: 1990-06-22
Publication date: 1992-02-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、冷凍機の冷媒回収方法に係り、特に冷凍機の
圧縮機を用いて冷媒を回収する方法に関する。

〔従来の技術〕

冷凍機移設又は内部点検を行なう場合は、機内の冷媒を
抜く必要がある。近年、環境保護および資源確保の目的
により、冷媒を回収することが多くなって来ている。

冷媒を回収する方法には、別置又は可搬形の冷媒回収装
置を用いて、冷凍機内の冷媒を回収タンク内に回収する
方法と、冷凍機自体のコンプレッサを用いて、冷凍機内
の一部に冷媒を集中回収する方法とがある。

まず、第２図を用いて冷媒回収装置を用いた冷媒回収方
法について説明する。第２図において、冷凍機２１と冷
媒回収装置２２とを接続配管１５で接続している状態を
示している。冷凍機２１は、圧縮機１にて冷媒を圧縮し
、その圧縮冷媒を凝縮器２にて凝縮させ、その凝縮冷媒
を減圧器３にて断熱膨張させ、蒸発器４にて冷凍効果を
発生させる冷凍サイクルを形成する冷凍機である。冷媒
回収装置２２は、回収装置圧縮機１１で冷媒を回収圧縮
し、圧縮冷媒を回収装置凝縮器１３で冷却凝縮し、回収
タンク１４に回収貯蔵する冷媒回収装置である。

次に、第３図を用いて、冷凍機自体の圧縮機を用いて冷
凍機内の一部に冷媒を集中させ回収する方法について説
明する。尚、第３図は、第２図と同一機器については同
一番号で示している。また、基本的冷凍サイクルは、第
３図及び第２図とも同じである。

まず、吐出弁５を閉じ圧縮機を運転する。そして、圧縮
機で圧縮した冷媒を凝縮器２で凝縮する。この射線した
冷媒は、循環させず凝縮器２もしくは冷媒吐出配管１６
に留狛込まれる。

次に所定時間圧縮機を運転した後、吸込弁６を閉じる。

この一連の運転により、吸込弁６と吐出弁５との間に冷
媒を集中回収することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕第２図に示す冷媒回収方法は技術的には問題がないが、
回収装置が必要であること、時には回収装置の収納場所
が必要であること、また、冷媒回収装置の接続工事が必
要であり、大きなコストアップとなる欠点がある。特に
小型凡用冷凍機については大きな問題となる。

第３図に示す、冷媒を冷凍機内の一部に集中回収する方
法においては、別の回収装置を用いなくても冷凍機の圧
縮機周辺に冷媒を回収でき、蒸発器や減圧器及び配管類
とを切り離すことができる。しかし、冷凍機の圧縮機で
冷媒を回収するため、冷媒を完全に回収することは難し
い。

また、冷凍機の圧縮機が往復式圧縮機の場合、圧縮機吸
込圧力が低い状態で運転を続けると、冷媒は圧縮機シリ
ンダ内で圧縮と膨張がくり返されることになり、冷媒温
度が上昇し、圧縮機を破損させることになる。特に、複
雑で長い冷媒配管をもつ冷凍機の場合や、冷媒に非共沸
混合冷媒を用いている場合は、冷媒回収運転に時間がか
かる。そのた肥、冷凍機の圧縮機を用いて冷媒の集中回
収をすることは、冷凍機の圧縮機の保護上好ましくない
。冷凍機の圧縮機に損害を与えずに冷媒の集中回収がで
きる構造および冷媒回収方法が必要である。

そこで本発明は、冷媒回収装置を用いずに冷凍機の圧縮
機を運転させることにより冷凍機内の一部に冷媒を集中
回収させる冷媒回収方法において、冷凍機の圧縮機に前
述のような悪影響を与えることがなく、低コストでしか
も簡単に冷媒回収ができる方法を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するたｔに、本発明では、圧縮機、凝縮
器、減圧器、蒸発器とこれらを連通ずる配管とを具備し
ており、冷媒が、圧縮機により圧縮されて凝縮器により
凝縮され、次いで減圧器で断熱膨張されて蒸発器で冷凍
効果を発生させ、圧縮機に帰還する冷凍サイクルを形成
する冷凍機で、該圧縮機の冷媒吐出側で該凝縮器と該減
圧器とを結ぶ配管に吐出弁を設け、該圧縮機の冷媒吸込
側で該蒸発器と該圧縮機とを結ぶ配管に吸込弁を設け、
該凝縮器と該吐出弁とを結ぶ配管から該吸込弁と該圧縮
機とを結ぶ配管へバイパス配管を設け、該バイパス配管
にバイパス弁と冷媒流量絞り機構とを配備した冷凍機の
冷媒回収において、該吐出弁を閉じ、該吸込弁と該バイ
パス弁とを開けて、該圧縮機を所定時間運転させた後、
該吸込弁を閉じて冷媒を回収することを特徴とする冷凍
機の冷媒回収方法としたものである。

本発明によれば、冷媒回収装置を用いることなく、かつ
、冷凍機の圧縮機に何等悪影響を与えることなく冷媒回
収運転をすることができ、低コストでしかも簡単に冷媒
回収をすることができる。

〔作用〕

圧縮機吐出側配管で凝縮器の下流側に冷媒流れを開閉す
る吐出弁を設け、その吐出弁を閉じ圧縮機を運転するこ
とにより循環系の冷媒をこの吐出弁までの吐出側配管中
に集中回収させることができる。しかし、冷媒循環系の
配管が複雑で長かったり、配管途中に絞ぼり機構があっ
たりすると、循環系全体の冷媒を回収するには圧縮機を
長時間運転しなければならない。冷媒循環系を閉め切り
で運転し、圧縮機の吸気側に冷媒がほとんど流れ込まな
い状態で運転を続けることは、圧縮機にとって好ましく
ない場合が多い。例えば、圧縮機が往復式圧縮機の場合
、圧縮機の吸気側に冷媒がほとんど流れ込まない状態は
、冷媒がピストンシリンダ内で断熱圧縮と断熱膨張とを
くり返すことになり、冷媒温度が上昇し、ピストンヘッ
ドの破損や潤滑油の劣化を起こしてしまう。

圧縮機吐出側配管と圧縮機吸込側配管とを連通ずるバイ
パス配管を設け、冷媒回収運転中は、冷媒を吐出側から
吸込側に所定量バイパスさせる。そうすることにより、
圧縮機の吐出側配管を閉め切りにした運転でも圧縮機の
吸込圧力をある程度低い圧力に保ち、冷媒を圧縮機に循
環させることができる。この方法により、圧縮機のピス
トンヘッドの過熱を防止し、循環系内の冷媒が圧縮機に
回収されるまで十分な時間をかけて冷媒回収運転をする
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例によって説明する。ただし、本発
明はこの実施例に限定されるものではない。

実施例１第１図は本発明の一実施例を示す経路図である。第１図
に示す経路図は、一般的な冷凍サイクルに本発明の冷媒
回収運転可能なバイパス経路を設けていることを示して
いる。

まず、冷凍運転では、吐出弁５と吸込弁６を開け、バイ
パス弁７を閉じて、圧縮機１にて冷媒を圧縮し、その圧
縮冷媒を凝縮器２にて凝縮し、その凝縮冷媒を減圧器３
で減圧・断熱膨張させ、蒸発器４にて冷凍効果を発生さ
せる。これは、一般的な冷凍サイクルである。

次に、冷媒回収では、吐出弁５を閉じ、吸込弁６とバイ
パス弁７を開けて、圧縮機１を運転する。圧縮機１は吸
込側配管１７より冷媒を吸込み、圧縮し、その圧縮冷媒
を凝縮器２にて凝縮し、その凝縮冷媒を吐出側配管１６
および冷媒タンク８に集中回収する。また回収された冷
媒は、バイパス経路の絞り機構９を通じて、所定量吸込
配管１７に流れる。配管中又は各機器にある冷媒は、減
圧器３や蒸発器４を通り、吸込配管１７を通り圧縮機１
に吸込まれる。冷媒の回収が進むにつれて、圧縮機１の
吸込圧が下がり、蒸発器４および冷媒配管の圧力が一定
状態になったところで、吸気弁６を閉じて圧縮機１を止
める。これで、冷媒が圧縮機１周辺に集中回収され、冷
媒回収が終了する。

〔発明の効果〕

冷媒回収装置を用いることなく、冷凍機自体の圧縮機を
用いて、冷凍機の圧縮機に何隻悪影響を与えることなく
、冷凍機々内の一部に冷媒を集中回収することができる
。これにより、冷凍機移設のため配管を取り外したり、
機器点検のため機器を取り外したりするた杓の冷媒注出
の作業が簡略化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の冷媒回収方法の一例を示す経路図、
第２図は冷凍機に冷媒回収装置を接続させて冷媒を回収
する従来方法を示す経路図、第３図は、冷凍機の圧縮機
を用いて冷媒を冷凍機内の一部に集中回収させる一般的
な方法を示す経路図である。１・・・圧縮機、２・・・凝縮機器、３・・・減圧器、
４・・・蒸発器、５・・・吐出弁、６・・・吸込弁、７
・・・バイパス弁、８・・・冷媒タンク、９・・・絞り
機構、１０・・・冷媒抽出弁、１１・・・回収装置圧縮
機、１２・・・接続弁、１３・・・回収装置凝縮器、１
４・・・回収タンク、１５・・・接続配管、１６・・・
吐出配管、１７・・・吸込配管、２１・・・冷凍機、２
２・・・冷媒回収装置茅２図へ

Claims

【特許請求の範囲】

１．圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器とこれらを連通す
る配管とを具備しており、冷媒が、圧縮機により圧縮さ
れて凝縮器により凝縮され、次いで減圧器で断熱膨張さ
れて蒸発器で冷凍効果を発生させ、圧縮機に帰還する冷
凍サイクルを形成する冷凍機で、該圧縮機の冷媒吐出側
で該凝縮器と該減圧器とを結ぶ配管に吐出弁を設け、該
圧縮機の冷媒吸込側で該蒸発器と該圧縮機とを結ぶ配管
に吸込弁を設け、該凝縮器と該吐出弁とを結ぶ配管から
該吸込弁と該圧縮機とを結ぶ配管へバイパス配管を設け
、該バイパス配管にバイパス弁と冷媒流量絞り機構とを
配備した冷凍機の冷媒回収において、該吐出弁を閉じ、
該吸込弁と該バイパス弁とを開けて、該圧縮機を所定時
間運転させた後、該吸込弁を閉じて冷媒を回収すること
を特徴とする冷凍機の冷媒回収方法。