JPH045524Y2 - - Google Patents

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JPH045524Y2
JPH045524Y2 JP17982586U JP17982586U JPH045524Y2 JP H045524 Y2 JPH045524 Y2 JP H045524Y2 JP 17982586 U JP17982586 U JP 17982586U JP 17982586 U JP17982586 U JP 17982586U JP H045524 Y2 JPH045524 Y2 JP H045524Y2
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JP
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bolt
rail
washer
fastening device
spring clip
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JP17982586U
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JPS6386103U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート枕木に適用されるレール
締結装置に係るものである。
(従来の技術) 従来のこの種のレール締結装置は、コンクリー
ト枕木上にセツトされたレール押え用ばねクリツ
プ、及び同ばねクリツプ上に載置された座金にレ
ール締付ボルトを貫挿し、同ボルトの先端を前記
枕木に埋設された埋込栓に螺着緊締して構成され
るのが一般的である。
(考案が解決しようとする問題点) 前記従来のレール締結装置は構造が簡単で、締
結、取替作業が容易であるという利点があるが、
反面、ねじ構造による締結構造であり、特に埋込
栓のねじピツチが大きいため、列車荷重、速度、
これに伴なう振動の発生が著大であるという厳し
い条件の場合は、列車走行によりレール締結ボル
トの弛緩現象が生起し、特に防錆のために部材に
塗油した場合は前記した傾向が助長される。
また社会情勢の不安な所に前記レール締結装置
が適用される場合、取扱いが簡単であるという機
能が逆に災いして、盗難、あるいは線路妨害等が
発生し易いという問題が生起する。
前記レール締付ボルトの弛緩防止対策として、
同ボルトの装着後、ボルト頭部とレール押えばね
クリツプとの間に弛み止め座金を嵌着する方法が
汎用されているが、部材数が増大し、作業が煩雑
になり、更にレール締結装置が完全にロツクされ
ている訳ではないので、盗難防止の用は果さな
い。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたレール締結装置に係り、コンクリート枕
木上に配設されたレール押え用ばねクリツプ、及
び同クリツプ上に載架された座金にレール締付ボ
ルトを貫挿し、同ボルト下端を前記枕木に埋設さ
れた埋込栓に螺着、緊締してなるレール締結装置
において、前記座金の上面には前記ボルトの回転
方向に亘つて鋸歯状の傾斜段部、若しくは波形突
隆部を設けるとともに、下面には前記ばねクリツ
プのボルト貫通孔に嵌合する突起を垂設し、前記
レール締付ボルトのボルト頭部下面にはボルト回
転方向に亘つて前記座金の鋸歯状傾斜面の傾斜
長、若しくは波形突隆部の曲率半径と若干異なる
傾斜長または曲率半径を有する鋸歯状傾斜面若し
くは波形突隆部を設けたことによつて前記の問題
点を解決するものである。
(作用) 本考案に係るレール締結装置においては前記し
たようにレール締付ボルトのボルト頭部下面、及
び同ボルトが貫挿され且つボルト頭部下面に接す
る座金の上面に、夫々傾斜長または曲率半径が若
干異なる鋸歯状傾斜面または波形突隆部がボルト
の回転方向に亘つて設けられているので、前記ボ
ルト頭部及び座金の各鋸歯状傾斜面若しくは波形
突隆部が互いに係合し、前記ボルトの回転に対す
る座面抵抗が増大するが、締結力の増大に伴な
い、レール押えクリツプにばね撓みが生起し、締
結作業はさほど困難でない。反面、所定の度合に
レールを締結した場合は、前記ボルト頭部下面と
座金上面との接触面は凹凸状に嵌合した状態にな
り、ボルトの回転抵抗が増加し、特にばね反力が
作用するため弛み抵抗が増大し、レール締結装置
の弛みが防止される。
この際、前記座金の下面に垂設された突起がレ
ール押えばねクリツプのボルト貫通孔に嵌合して
いるので、座金全体の回転が防止される。
なお前記レール締結装置におけるレール締付ボ
ルトの弛み抵抗は、同ボルト及び埋込栓のねじ部
の摩擦抵抗と、ボルト頭部及び座金間の摩擦抵抗
とが合算されたものであるが、一般に前者の抵抗
は少なく、従つて本考案のように、前記ボルト頭
部及び座金間の摩擦抵抗を増大することによつ
て、レール締結装置の全体的な弛み抵抗の増加比
率が大きくなる。
なお弛み止め効果を大きくするには、ボルト頭
部及び座金におけるボルト弛み方向の傾斜を大き
くすればよく、特にロツク効果を期待する場合に
は、段付き形状とすればよい。
(考案の効果) このように本考案に係るレール締結装置におい
ては、基本的には従来の装置と同一構造部材で、
レール締付ボルト、及び座金の形状を若干加工す
ることによつて、従来のこの種の装置の欠点であ
る弛み現象を防止することができ、また前記レー
ル締結装置をロツク状態に保持できるので、盗難
や線路妨害の発生が懸念される地域でも、適用可
能となる。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
第1図に示すように、コンクリート枕木1上に
軌道パツド2を介してレール3が敷設され、前記
枕木1に埋設された埋込栓4に、同枕木1上に設
置されたレール押え用ばねクリツプ5、及び同ば
ねクリツプ5上に載置された座金6を貫通するレ
ール締付ボルト7の下端部が螺着、緊締され、レ
ール3がコンクリート枕木1に締結されている。
図中8はレール押え用ばねクリツプ5とレール
3の底部側縁との間に介挿されたゲージブロツク
である。
前記締付ボルト7のボルト頭部下面7aと座金
6の上面6aの接触面はボルト回転方向に亘つて
波形突隆部に形成され、締付ボルト7の回転に伴
つてボルト頭部下面7aが座金上面の山部に乗り
上げながらレール押え用ばねクリツプ5を押えつ
つ、一定の回転角度毎にボルト頭部7a下面と、
座金上面6aとが嵌合された状態となる。
この際、座金6の下面に垂設された突起6b
を、レール押え用ばねクリツプ5のボルト貫通孔
5aに嵌合することによつて、前記ボルト7の回
転に伴なう座金6の回転を防止するものである。
第6図及び第7図並に第8図は夫々レール締付
ボルト7のボルト頭部下面7a及び座金上面6a
の形状を示す展開図で、前記ボルト7の弛み抵抗
を増大する場合、第7図に示すように座金上面6
aの鋸歯状傾斜面におけるボルト順転方向の傾斜
角θ1を小さくし、逆転方向の傾斜角θ2を大きくす
ればよく、またレール締結装置をロツクする場合
にはボルト逆転方向に段差を設ければよい。
また前記ボルト頭部下面7a、座金上面6aの
接触面においては、第6図に示すように同接触面
が波形突隆部に形成されている場合、座金上面6
aの山部及び谷部の曲率半径R1,R2と、ボルト
頭部下面7aの谷部及び山部の曲率半径R1′,
R2′との間の関係を R1′>R1,R2′<R2 とし、第7図に示すように前記接触面が鋸歯状傾
斜面に形成されている場合、座金上面6aの傾斜
長l1,l2と、ボルト頭部下面7aの傾斜長l1′,
l2′間との関係を l1′>l1,l2′<l2 とし、第8図に示す場合にはl2′<l2とし、ボルト
頭部下面7aと座金上面6aとの接触面の曲率半
径または傾斜長に若干の差を設けることによつ
て、公差の影響等によつてレール締付ボルト7の
回転が困難にならないようにするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレール締結装置の一実施
例を示す縦断面図、第2図はそのレール締付ボル
ト及び座金並にレール押え用ばねクリツプの関係
を示す正面図、第3図はその平面図、第4図は座
金の正面図、第5図はその平面図、第6図及び第
7図並に第8図は夫々レール締付ボルトのボルト
頭部下面と座金上面との接触部の展開図である。 1……コンクリート枕木、3……レール、4…
…埋込栓、5……レール押え用ばねクリツプ、6
……座金、7……レール締付用ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート枕木上に配設されたレール押え用
    ばねクリツプ、及び同クリツプ上に載架された座
    金にレール締付ボルトを貫挿し、同ボルト下端を
    前記枕木に埋設された埋込栓に螺着、緊締してな
    るレール締結装置において、前記座金の上面には
    前記ボルトの回転方向に亘つて鋸歯状の傾斜段
    部、若しくは波形突隆部を設けるとともに、下面
    には前記ばねクリツプのボルト貫通孔に嵌合する
    突起を垂設し、前記レール締付ボルトのボルト頭
    部下面にはボルト回転方向に亘つて前記座金の鋸
    歯状傾斜面の傾斜長、若しくは波形突隆部の曲率
    半径と若干異なる傾斜長または曲率半径を有する
    鋸歯状傾斜面若しくは波形突隆部を設けてなるこ
    とを特徴とするレール締結装置。
JP17982586U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH045524Y2 (ja)

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JPS6386103U JPS6386103U (ja) 1988-06-06
JPH045524Y2 true JPH045524Y2 (ja) 1992-02-17

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ID=31123230

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JPS6386103U (ja) 1988-06-06

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