JP3104843U - 回転締結金具用弛緩防止具 - Google Patents

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健丸 高橋
秀雄 三田村
愛子 山口
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東京ファブリック工業株式会社
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Abstract

【課題】レールをまくらぎに固定するレール締結装置に用いられる回転締結金具用弛緩防止具において、防食効果を高め、工期を短縮する。
【解決手段】回転締結金具の六角ナット9に係合する係合筒体2と、板ばね10に当接する回転止め片3とを備えている。回転止め片3の先端部には、板ばね10に係止する錨部5が形成されている。回転止め片3の基部には薄肉部6が形成されている。これにより、係合筒体2を六角ナット9に係合させるとき、回転止め片3が薄肉部6を中心として撓むように変形するので、回転締結金具用弛緩防止具1を簡便に装着できる。係合筒体2が回転締結金具の六角ボルト8の先端ねじ部8aおよび六角ナット9を覆っているので、六角ボルト8や六角ナット9に風雨が当たらなくなる。回転締結金具用弛緩防止具1はナイロン製であるため、耐候性が向上し、防食効果が高まる。
【選択図】図6

Description

本考案は、レールをまくらぎに固定するレール締結装置に用いられる回転締結金具用弛緩防止具に関するものである。
わが国の軌道においては、レールが板ばねでまくらぎに固定されており、ボルトおよびナットの組合せからなる回転締結金具でこの板ばねを締結することにより、レールの固定力を高めている。しかし、列車の通過などに起因してレールが頻繁に振動するため、回転締結金具のボルトまたはナットが徐々に緩んでレールの固定力が低下する恐れがある。そこで、レールの固定力を維持するため、何らかの回転締結金具用弛緩防止具を装着する必要がある。
この回転締結金具用弛緩防止具については、これまで種々開発されてきているが、その大部分は材料が炭素工具鋼などの鋼である(例えば、特許文献1参照)。
また、回転締結金具用弛緩防止具の装着に際しては、この回転締結金具用弛緩防止具を木ねじでまくらぎに固定していた(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−127003号公報(段落〔0017〕の欄) 特開2002−88701号公報(段落〔0016〕の欄、図2)
しかし、これでは次のような不都合があった。
第1に、回転締結金具用弛緩防止具が鋼製であるため、耐候性が不十分で、風雨を受けて腐食しやすい。なお、こうした欠点を解消すべく、防食めっきや防食塗装などの防食処理が施された回転締結金具用弛緩防止具もあるが、輸送時や施工時の擦れなどによって防食処理面に損傷を受けやすく、防食効果が薄れてしまうという不具合がある。
第2に、回転締結金具用弛緩防止具をねじ止めしなければならないので、面倒で手間のかかる装着作業を余儀なくされ、工期が長引く。
本考案は、このような事情に鑑み、回転締結金具の弛緩を防ぐという本来の機能を発揮するのは勿論のこと、防食効果に優れ、装着が簡便で工期を短縮しうる回転締結金具用弛緩防止具を提供することを目的とする。
まず、請求項1に係る考案は、被締結部材を締結するボルトおよびナットの組合せからなる回転締結金具に装着される回転締結金具用弛緩防止具であって、前記回転締結金具のボルトまたはナットに係合する係合筒体と、前記被締結部材に当接する回転止め片とを備えた回転締結金具用弛緩防止具において、前記回転止め片の先端部には、前記被締結部材に係止する錨部が形成されており、前記回転止め片の基部には、薄肉部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る考案は、前記係合筒体は、前記回転締結金具のボルトまたはナットを覆う形状になっていることを特徴とする。
また、請求項3、4に係る考案は、材質が樹脂であることを特徴とする。
本考案によれば、係合筒体をボルトやナットに係合させるとき、回転止め片が薄肉部を中心として撓むように変形することから、回転締結金具用弛緩防止具を簡便に装着することができる。したがって、回転締結金具用弛緩防止具の工期を短縮することが可能となる。
また、係合筒体が回転締結金具のボルトまたはナットを覆う形状になっていると、ボルトやナットに風雨が当たらなくなるため、ボルトやナットの耐候性が向上し、防食効果が高まる。
さらに、回転締結金具用弛緩防止具の材質が樹脂であると、回転締結金具用弛緩防止具の耐候性が向上し、防食効果が高まる。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
回転締結金具用弛緩防止具1は、ナイロン(ポリアミド系の合成高分子)製の射出成形品であり、図1〜7に示すように、大径筒部21の上側に小径筒部22が同心円状に搭載された段付き帽子形の係合筒体2を有している。係合筒体2の大径筒部21の内周面には把持部21aが形成されており、把持部21aは、図4に示すように、6の整数倍の個数(例えば、18個、24個など)だけV字が円周上に連続した断面形状を備えている。
また、係合筒体2には、図1〜7に示すように、直角L字形の回転止め片3が一体に連設されている。回転止め片3の先端部にはテーパ状の錨(いかり)部5が形成されており、回転止め片3の基部には、円弧断面状の溝7が凹設されることによって薄肉部6が水平方向に形成されている。
回転締結金具用弛緩防止具1は以上のような構成を有するので、板ばね(被締結部材)によるレールの固定力を維持するためには、以下に述べるとおり、この回転締結金具用弛緩防止具1を六角ナット9に装着する。
すなわち、図6、7に示すように、レール(図示せず)は板ばね10でまくらぎ(図示せず)に固定されており、この固定力を高めるべく、板ばね10には六角ボルト8が貫通しており、六角ボルト8の先端ねじ部8aには平座金12を介して六角ナット9が強固に締め付けられている。この状態で、板ばね10の上方から回転締結金具用弛緩防止具1を六角ナット9に被せる。
すると、回転締結金具用弛緩防止具1は、図6、7に示すように、係合筒体2が六角ボルト8の先端ねじ部8aと六角ナット9を覆うとともに、回転止め片3が板ばね10の側方に位置決めされた状態となる。
このとき、係合筒体2の大径筒部21は、図7に示すように、その把持部21aが六角ナット9の6か所の隅角部を適宜把持する形で六角ナット9に係合した状態となる。したがって、六角ナット9が如何なる回転位置に位置決めされていても、回転締結金具用弛緩防止具1を確実に装着することができる。
また、回転締結金具用弛緩防止具1を装着するとき、図6に想像線で示すように、回転止め片3が薄肉部6を中心として外向きに撓むように変形することから、回転締結金具用弛緩防止具1の装着動作を簡便に実行することができる。しかも、こうして装着された回転締結金具用弛緩防止具1は、図6、7に示すように、回転止め片3の錨部5が板ばね10に係止しているため、容易に外れる心配はない。
そして、このようにして回転締結金具用弛緩防止具1が装着された状態では、列車通過に伴うレールの振動などに起因して六角ナット9が緩み始めると、それに付随して回転締結金具用弛緩防止具1が回転する。そして、図7に想像線で示すように、回転止め片3が板ばね10に当接すると、そこで回転締結金具用弛緩防止具1の回転が停止するので、それ以上は六角ナット9が緩まなくなる。したがって、たとえレールが頻繁に振動したとしても、板ばね10によるレールの固定力を維持することができる。
さらに、回転締結金具用弛緩防止具1は、図6に示すように、係合筒体2が六角ボルト8の先端ねじ部8aと六角ナット9を覆うように装着されているので、六角ボルト8や六角ナット9は、耐候性が向上し、風雨を受けて腐食する事態を抑制することができる。また、回転締結金具用弛緩防止具1はナイロン製であるため、回転締結金具用弛緩防止具1そのものが腐食する心配もない。
なお、上述の実施形態においては、図1〜7に示すように、六角ボルト8の先端ねじ部8aおよび六角ナット9を覆うための段付き帽子形の係合筒体2を有する回転締結金具用弛緩防止具1について説明した。しかし、図8〜10に示すように、六角ボルト8の頭部8bが板ばね10の上側に位置する場合は、六角ボルト8の頭部8bを覆うための段なし帽子形の係合筒体2を有する回転締結金具用弛緩防止具1が適している。この回転締結金具用弛緩防止具1では、図9に示すように、係合筒体2が六角ボルト8の頭部8bを覆うように装着されるので、六角ボルト8の耐候性が向上し、風雨を受けて腐食する事態を抑制することができる。また、この場合も、回転締結金具用弛緩防止具1を装着するとき、図9に想像線で示すように、回転止め片3が薄肉部6を中心として外向きに撓むように変形することから、回転締結金具用弛緩防止具1の装着動作を簡便に実行することができる。しかも、こうして装着された回転締結金具用弛緩防止具1は、図9、10に示すように、回転止め片3の錨部5が板ばね10に係止しているため、容易に外れる心配はない。
また、上述の実施形態においては、図1〜7または図8〜10に示すように、段付き帽子形または段なし帽子形の係合筒体2を有する回転締結金具用弛緩防止具1について説明したが、図11、12に示すように、貫通円筒状の係合筒体2を代用することも可能である。この場合、係合筒体2が上下方向に貫通しているので、六角ボルト8の頭部8bが腐食する事態を抑制する効果は期待できないものの、それ以外の構成については、上述の実施形態と同じであるため、同様の作用効果を奏する。
また、上述の実施形態においては、図5に示すように、直角L字形の回転止め片3を有する回転締結金具用弛緩防止具1について説明したが、この回転止め片3は必ずしも直角L字形にする必要はなく、図12に示すように、基部側(係合筒体2側)の半分をやや傾斜させて鈍角L字形に形成しても構わない。
また、上述の実施形態においては、ナイロン製の回転締結金具用弛緩防止具1について説明したが、回転締結金具用弛緩防止具1の材質としては、回転締結金具の回転を拘束しうるだけの強度および剛性を具備している限り、ナイロン以外の樹脂(合成樹脂であると天然樹脂であるとを問わない。)や繊維強化プラスチックなどを採用することもできる。
また、上述の実施形態においては、図6、7に示すように、回転締結金具のボルトおよびナットとしてそれぞれ六角ボルト8および六角ナット9を採用し、その角数、すなわち「6」に対応して、6の整数倍の個数だけV字を円周上に連続させた断面形状の把持部21aが形成された大径筒部21を備えた係合筒体2を採用した場合について説明した。しかし、六角ボルト8以外のボルトや、六角ナット9以外のナットを代用することもできる。このとき、ボルトやナットの角数に応じて把持部21aの断面形状を変更する必要がある。例えば、四角ボルト(図示せず)を用いる場合は、4の整数倍の個数(例えば、12個、16個など)だけV字が円周上に連続した断面形状を備えた把持部21aを採用すればよい。
本考案に係る回転締結金具用弛緩防止具の第1の実施形態を示す平面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具の正面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具の右側面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具の底面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具のA−A線による断面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具の使用状態を示す縦断面図である。 図1に示す回転締結金具用弛緩防止具の使用状態を示す底面図である。 本考案に係る回転締結金具用弛緩防止具の第2の実施形態を示す平面図である。 図8に示す回転締結金具用弛緩防止具の使用状態を示す縦断面図である。 図8に示す回転締結金具用弛緩防止具の使用状態を示す底面図である。 本考案に係る回転締結金具用弛緩防止具の第3の実施形態を示す平面図である。 図11に示す回転締結金具用弛緩防止具の使用状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1……回転締結金具用弛緩防止具
2……係合筒体
3……回転止め片
5……錨部
6……薄肉部
8……六角ボルト(ボルト)
8a……先端ねじ部
8b……頭部
9……六角ナット(ナット)
10……板ばね(被締結部材)

Claims (4)

  1. 被締結部材を締結するボルトおよびナットの組合せからなる回転締結金具に装着される回転締結金具用弛緩防止具であって、
    前記回転締結金具のボルトまたはナットに係合する係合筒体と、
    前記被締結部材に当接する回転止め片とを備えた回転締結金具用弛緩防止具において、
    前記回転止め片の先端部には、前記被締結部材に係止する錨部が形成されており、
    前記回転止め片の基部には、薄肉部が形成されていることを特徴とする回転締結金具用弛緩防止具。
  2. 前記係合筒体は、前記回転締結金具のボルトまたはナットを覆う形状になっていることを特徴とする請求項1に記載の回転締結金具用弛緩防止具。
  3. 材質が樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の回転締結金具用弛緩防止具。
  4. 材質が樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の回転締結金具用弛緩防止具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009525915A (ja) * 2006-02-08 2009-07-16 デリマ,ベルナルド 車輪安全装置

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