JPS6160287B2 - - Google Patents

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JPS6160287B2
JPS6160287B2 JP56009303A JP930381A JPS6160287B2 JP S6160287 B2 JPS6160287 B2 JP S6160287B2 JP 56009303 A JP56009303 A JP 56009303A JP 930381 A JP930381 A JP 930381A JP S6160287 B2 JPS6160287 B2 JP S6160287B2
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JP
Japan
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nut
bolt
sides
hole
tightened
Prior art date
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Expired
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JP56009303A
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English (en)
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JPS57124109A (en
Inventor
Toshihiko Korenobu
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ボルト、ナツトの緩み止装置、特
にレールなどをボルト、ナツトで弾力的に固定す
る場合に用いる緩み止装置に関するものである。
〔従来の技術と問題点〕
例えば、鉄道のレールを枕木に固定するには、
レールの両側を弾性のクリツプを介してボルト、
ナツトで締付けることが行なわれているが、レー
ルの固定部分は振動の発生が甚だしいので、ボル
ト、ナツトの締付部分には必ず緩み止を施す必要
がある。
従来、上記のような緩み止には種々の装置が提
案されているが、その何れも構造が複雑で高価で
あり、多数を使用する場合、その経済的負担が大
きく、しかも締付操作も面倒であるという問題が
あり、簡単な構造で廉価であり、使用時の操作も
手軽な装置の出現が切望されているのが現状であ
る。
ちなみに、従来の緩み止装置としては、実開昭
52−62755号や実開昭52−170960号によつて提案
されたものがあり、その何れもボルト、ナツトの
座面側に突出部分を設け、この突出部分を被固定
物の角孔に嵌合することにより緩み止を得るよう
にしたものである。
このような構造の緩み止装置は、単に回転しな
いようにすることにより緩み止を得るため、被固
定物に対する増締を行なうことができず、ボル
ト、ナツトを回転させて所望する締付けを得る部
分に採用することができない。
この発明は、上記のような要望に応じて研究を
重ねた結果完成したものであり、ボルト、ナツト
の座面側に簡単な加工を施すと共に、被固定物に
設ける孔の幅を設定するのみで効果的な緩み止を
得ることができる緩み止装置を提供することが目
的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この発明
は、ボルト、ナツトと、ボルト、ナツトの座面側
を受ける平行側縁を備えた孔が設けられ、ボル
ト、ナツトによつて締付けられる方向に弾力性を
もち、締付けによつて反発弾性を蓄積する被固定
物との組合せによつて構成され、ボルト、ナツト
の座面側で軸線を挾む両側の位置に、内側から外
周に向けてボルト、ナツトの頂面側に接近する上
りテーパの傾斜面となる凹部を設け、この両側の
凹部を座面との境界に形成された稜部が互に平行
状となるよう配置し、前記被固定物に設けた孔の
平行側縁の間隔を両側の凹部が当接する幅に設定
した構造としたものである。
〔作用〕
ボルトの場合、被固定物の孔に螺軸を挿入して
締付け、ナツトの場合は被固定物の孔に挿入され
た螺軸に対してねじ込んで被固定物を締付ける。
ボルト頭部及びナツトの座面が被固定物上に接
触した状態で締付けが行なわれ、ボルト、ナツト
を回転させて締付けて行くと、孔の両側平行側縁
上に座面と凹部とが交互に接触しながら締付力が
大きくなる。
凹部が孔の平行側縁上に当接しているとき、座
面は孔内に落込んだ状態となり、被固定物は締付
方向に弾力性を有し締付によつて反発弾性が生じ
るため、凹部に対して孔の両側縁が圧接掛合し、
ボルト、ナツトの回転方向に抵抗が生じ、緩み止
が得られる。
ボルト、ナツトを締付けて行くとき、孔の両側
縁に対して座面と凹部が交互に作用し、締付時に
おいて、座面が載り上がる場合の抵抗は被固定物
の弾力性によつて逃がすことができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
この発明は、ボルト1又はナツト2における座
面3の周囲で軸線を挾む両側の位置に凹部4を設
け、座面3と凹部4の境界部に稜部5を設けると
共に、ボルト、ナツトで締付けられる被固定物が
締付方向に弾力性をもち、この被固定物に設ける
孔の間隔を両側の凹部4が当接する幅に設定して
構成されている。
第1図乃至第3図はクリツプ8を介してレール
6を固定するナツト2に適用した第1の例であ
り、凹部4はナツト2の座面3における外周部の
両側を外周に向けて、ナツト2の頂面側に接近す
る上りテーパの傾斜面によつて形成され、稜部5
がねじ孔7を挾む両側で平行している。
ナツト2で締付ける被固定物として例示した、
レール6を固定するクリツプ8は金属板を弧状に
折曲げ、一方の端部でレール6を押圧固定するよ
うに形成され、上面にアンカーボルト9の貫通す
る長孔10が湾曲方向に沿つて設けられている。
このクリツプ8は、ナツト2による締付方向に弾
力性を有し、締付けの進行と共に反発弾性が増大
することになり、締付力に比例した力でレール6
を弾力的に固定するようになつている。
アンカーボルト9は、枕木11上に固定された
受板12上に上方への抜止状に取付けられ、クリ
ツプ8の上面に突出する部分に前記ナツト2が、
クリツプ8を押圧するようにねじ込まれている。
ナツト2の締付けを行なつたとき、完全な締付
完了時座面3が長孔10内に嵌り、両側の凹部4
が長孔10の両側縁10aに接するようナツト2
の位置決を行なう。
クリツプ8を押圧したナツト2が上記のような
状態にあるとき、第2図及び第3図に示すよう
に、稜部5が長孔10における両側縁10aの最
上部よりも低い位置になり、このためナツト2が
緩み方向に回動するには、稜部5から座面3が側
縁10aを載り越えなければならず、従つて稜線
5と側縁10aの関係がナツト2の緩み止効果を
発揮するものである。
次に、第4図と第5図に示す第2の例は、第1
の例の場合と同様のナツト2において、傾斜面に
よる凹部4を座面3の四方に角直の配置間隙で形
成したものである。
上記第2の例のように、凹部4を四方に設けて
稜部5を正方形とすると、ナツト2の締付角度が
90゜毎に緩み止効果が生じることになり、第1の
例の場合に比べ締付力が向上する。
次に、第6図に示す第3の例は、ナツト2が鍔
13によつて座面3を形成した場合であり、この
鍔13の下面に第1の例と同様の凹部4を設けた
ものであるが、凹部4は第2の例を採用してもよ
い。
第7図に示す第4の例はボルト1に適用した場
合であり、第1の例と同様の凹部4を形成した例
を示しているが、第2及び第3の例を採用するよ
うにしてもよい。
上記各実施例において、凹部4の形成は、軸線
を挾む両側に稜部5が平行するものであればよ
く、例えば二面から六面を設けてもよいと共に、
六角のナツトやボルトだけでなく、四角のナツト
やボルトにも適用できる。
なお、凹部4の形成は、上記のような傾斜面ば
かりでなく、弧状面や第8図に示す第5の例のよ
うな凹段部でもよく、例えば第1図のように、上
面が弧状のクリツプ8に対して締付けを行なう場
合、第9図に一点鎖線で示すように、凹部4はク
リツプ8の上部弧状面に沿う凹入弧状面4aに形
成してもよく、このような弧状面4aの採用によ
り、ボルト1やナツト2はクリツプ8に対して面
接触となり、緩み止効果が一段と向上する。
また、ボルト1やナツト2による締付対象物は
上記のようなクリツプ8ばかりでなく、締付方向
に弾力性があり、締付けによつて反発弾性を蓄積
するものであれば、他の機器や座金であつてもよ
く、ボルト1、ナツト2の座面と対応する面に
は、長孔ばかりでなく角孔や凹溝を形成してもよ
い。
この発明の緩み止装置は上記のような構成であ
り、ボルト1又はナツト2で被固定物を弾力的に
締付けると、所定の締付状態で座面3が長孔10
内に嵌合し、軸線を挾んで両側に位置する凹部4
が長孔10の両側縁10aに接触することにな
り、被固定物に生じた反発弾性により、稜部5が
両側縁10aに対して緩み方向に掛合するので、
効果的な緩み止が得られることになる。
〔効果〕
以上のように、この発明によると、ボルト、ナ
ツトの座面側の周囲に軸線を挾む両側に凹部を設
け、締付方向に弾力性があり、このボルト、ナツ
トによつて締付けられる被固定物の孔の平行側縁
を、両側の凹部が当接する幅に設定したので、ボ
ルト、ナツトの締付状態で被固定物に反発弾性が
生じ、稜部が長孔や凹溝の側縁に対して緩み方向
への回り止状に掛合することになり、ボルト、ナ
ツトの締付けのみで効果的な緩み止が得られる。
また、ボルト、ナツトには座面側に凹部を設け
るだけでよく、加工が容易であり、座金や別体の
緩み止手段を必要としないので、コスト的に廉価
であり、多数を使用する場合も経済的である。
さらに、ボルト、ナツトはボルト挿通孔の中央
部に保持されるので、ボルト、ナツトのねじ山が
破損することもない。
しかも、ボルト、ナツトは単にねじ込むだけで
あるので、締付作業が容易で能率よく、締付状態
での増締が支障なく行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る緩み止装置の第1の例
を示す使用状態の縦断面図、第2図は同上の要部
を示す拡大平面図、第3図は同縦断面図、第4図
は同上の第2の例を示す平面図、第5図は同縦断
面図、第6図は同上の第3の例を示す縦断面図、
第7図は同上の第4の例を示す縦断面図、第8図
は同上の第5の例を示す縦断面図、第9図は第2
の例に示したナツトの斜視図である。 1……ボルト、2……ナツト、3……座面、4
……凹部、5……稜部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ボルト、ナツトと、ボルト、ナツトの座面側
    を受ける平行側縁を備えた孔が設けられ、ボル
    ト、ナツトによつて締付けられる方向に弾力性を
    もち締付けによつて反発弾性を蓄積する被固定物
    との組合せによつて構成され、ボルト、ナツトの
    座面側で軸線を挾む両側の位置に、内側から外周
    に向けてボルト、ナツトの頂面側に接近する上り
    テーパの傾斜面となる凹部を設け、この両側の凹
    部を座面との境界に形成された稜部が互に平行状
    となるよう配置し、前記被固定物に設けた孔の平
    行側縁の間隔を両側の凹部が当接する幅に設定し
    たボルト、ナツトの緩み止装置。
JP930381A 1981-01-21 1981-01-21 Loosen-proof device of bolt and nut Granted JPS57124109A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP930381A JPS57124109A (en) 1981-01-21 1981-01-21 Loosen-proof device of bolt and nut

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JP930381A JPS57124109A (en) 1981-01-21 1981-01-21 Loosen-proof device of bolt and nut

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JPS57124109A JPS57124109A (en) 1982-08-02
JPS6160287B2 true JPS6160287B2 (ja) 1986-12-20

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ID=11716695

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JP930381A Granted JPS57124109A (en) 1981-01-21 1981-01-21 Loosen-proof device of bolt and nut

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4691392B2 (ja) * 2005-05-23 2011-06-01 大和軌道製造株式会社 継目板締結ボルト
JP4897348B2 (ja) * 2006-05-09 2012-03-14 株式会社関ヶ原製作所 レール位置決め装置及びそれに用いるタイプレート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5262755U (ja) * 1975-11-04 1977-05-09
JPS52170960U (ja) * 1976-06-19 1977-12-26

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JPS57124109A (en) 1982-08-02

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