JPH0455231A - シート材給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は複写機、プリンタ等の画像形成装置に用いられ
るシート材給送装置に関し、特に複数のシート材供給機
構を有するシート材給送装置に関する。

（従来の技術） 近年、シート材の多種多様化に伴い複数のシート材供給
機構を有するシート材給送装置が多種製品化されている
。第９図は従来のこの種の画像形成装置に用いられるシ
ート材給送装置の一構成例を示す概略断面図である。同
図において、９１９２は積層されたシート材を収納する
シート材カセット、９３．９４は各シート材カセット９
１゜９２内のシート材を画像形成部９５へ給する高摩擦
回転体、９６．９７はシート材カセット９１゜９２から
給紙されるシート材の重送を防止するための分離パッド
、９８は感光ドラム、９９は画像定着部である。以上の
構成により、各シート材カセット９１．９２内の各シー
ト材Ｓ＋、Ｓ２は高摩擦回転体９３．９４の駆動に伴い
給紙され画像形成用の情報媒体として用いられる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来のシート材給送装置にあっては
、各シート材カセット９１．９２に対する各シート材Ｓ
＋　、Ｓ２の給紙機構は各高摩擦回転体９３．９４によ
りそれぞれ独立して行われており、各シート材カセット
９１．９２ごとに高摩擦回転体９３．９４を必要とする
ため装置全体が大型化してしまうという課題かある。こ
れば、ＯＡ機器等の小型化に伴いプリンタ等の画像形成
装置をも小型化しようとする要望に反することにもなる
。

本発明は上記従来技術の課題を解決するものであり、そ
の目的とするところは複数のシート材供給機構を有する
シート材給送装置の小型化を図ることにある。

（課題を解決するだめの手段） 上記目的を達成するために本発明は、シート材を収納す
るシート材カセットを少なくとも１対有し、各シート材
カセットから、シート材の給送を行うシート材給送装置
において、互いに対向して配置された対のシート材カセ
ット間に位置し、シート材カセット内のシート材と接面
することによりシート材の給送を行う回動可能な摩擦回
動体と、前記摩擦回動体の回動に応じて、対のシート材
カセッｌ〜のうちの一方のシート材カセット内のシート
材と前記摩擦回動体との接面を分離する分離手段とを設
けたことを特徴とする。

本発明の好適な実施態様としては、前記分離手段は前記
摩擦回動体と同軸上に設けられた変形カムを有し、該変
形カムの回転により一方のシート材又はシート材カセッ
トを変位させることを特徴とする。

更に他の好適な実施態様として、前記変形カムは突起部
を有し、前記変形カムが所定角回転した際、前記突起部
がシート材カセットと係止することにより前記変形カム
を静止し状態に保持することを特徴とする。

更に他の好適な実施態様として、前記対のシート材カセ
ットは互いに共通の支軸を介して回動自在であることを
特徴とする。

（作　用） 而して本発明によれば、対のシート材カセット間に摩擦
回動体を配置し、摩擦回動体の回動に応じていずれか一
方のシート材カセット内のシート材と摩擦回動体の接面
を可能とする分離手段を設けたことにより、複数のシー
ト材カセットに対してシート材の給送を行うための摩擦
回動体を兼用して使用することができ、装置の小型化を
図ることが可能となる。

（実施例） 以下、本発明を複数の実施例を参照して詳細に説明する
。

第１図は本発明の第１の実施例に係るシート材給紙装置
を用いた画像形成装置の概略断面図、第２図及び第３図
は第１図に示すシート材給紙装置の要部断面図（第２図
は正面からみた断面図）である。同図において、１は本
実施例に係る画像形成装置本体であり、２．３は積層さ
れたシート材を収納するシート材カセット（シート材収
納装置）、４はシート材カセット２．３内のシート材の
給送を行うゴム等から成る摩擦回動体、５は摩擦回動体
４の両側にこれと同軸上にトルクリミッタ６を介して装
着された１対の変形カム、７．８は各シート材カセット
２．３から給紙されるシート材の重送を防止するための
分離バット、９１０はシート材の斜行を防止し、画像形
成部へシート材を搬送するだめの上、下レジストローラ
、１１は画像形成部、１２は画像形成部１１内てシート
材に画像を映すための感光ドラム、１３は感光ドラム１
２により転写された画像をシート材に定着させ画像形成
装置１の外部へシート材を出力させる定着部である。

シート材カセット２．３は互いに対向して配置され、そ
の間に回転軸４ａによって回動自在に支持された摩擦回
動体４が位置される。摩擦回動体４は回転軸４ａにより
回動し、その回動方向によりシート材カセット２．３の
いずれかのシート材ＰＬ、Ｐ２と接面し、これによって
シート材の給紙を行う。摩擦回転体４を同軸上に設けら
れた変形カム５は大小２の円を重ね合わせた形状を有し
、摩擦回転体４とともに回転をする。

以下、第２図及び第３図を参照して詳細に本実施例に係
るシート材給紙装置の構成及び動作を説明する。

摩擦回動体４は正（時計回り）、逆（反時計回り）方向
に回転することにより、摩擦回動体４の上下に位置する
シート材カセット２．３の中に積層されているシート材
Ｐｉ、Ｐ２をそれぞれ給紙する。シート材を給紙するに
当り、摩擦回動体４とシート材はそれぞれ静止状態より
接面している為、片方のシート材カセットよりシート材
の搬送を行なう場合、もう一方のシート材が干渉してし
まう。ここで、摩擦回動体４の両側に設けられた変形カ
ム５によって、一方のシート材と摩擦回動体との接面を
分離させ、上述の干渉を防止する。

即ち、変形カム５にはその外周の外側に突出した突起部
材５ａ、５ｂが設けられており、変形カム５は、トルク
リミッタ６を介して摩擦回動体４と同軸上で係合され、
摩擦回動体４の回動、つまりシート材供給と同時に変形
カム５も回動する。この変形カム５の約９０°の回転に
より、シート材供給を行なわれない方のシート材が変位
され、シート材と摩擦回動体４との接面干渉が回避され
る。そして、摩擦回動体４が同方向に回動している間、
回避された状態を保持するため変形カム５に設けられた
突起部材５ａ、５ｂをシート材カセットの外壁に付き当
てる。図中、２点鎖線の状態が摩擦回動体４とシート材
Ｐ１との接面による接触を変形カム５の回動により回避
させ、且つ突起部材５ｂがシート材カセット２の外壁に
突当りそこでトルクリミッタ６の働きに伴い変形カム５
を保持しつつ、摩擦回動体４は回動しつづけシート材カ
セット３よりシート材Ｐ２を装置本体１内に給紙してい
る状態を示している。尚、第２図において１４はシート
材ささえ板であり、１５はシート材ささえ板１４を付勢
する板バネである。

第４図は本発明の第２の実施例に係る画像形成装置にお
けるシート材給紙装置の概略構成を示す断面図である。

第１の実施例においては、変形カム５の形状が大小２つ
の円の重ね合わせたったのに対し、本実施例では三角形
状の変形カム２１にストッパーとなる切欠き２２を組合
せたものを用いている。第１の実施例における変形カム
５に形成される突起部材５ａ、５ｂが本実施例において
は切欠き２２に対応し、該切欠き２２をシート材カセッ
ト２．３の外壁に係止させてストッパーとしての同様の
機能を果たさせている。

変形カム２１の状態２１ａは、シート材カセット３内の
シート材Ｐ２が給紙され、シート材カセット２内のシー
ト材Ｐ１が変形カム２１によって摩擦回転体４との接面
を分離されている状態を示している。

第５図は本発明の第３の実施例に係る画像形成装置にお
けるシート材給紙装置を示す断面図である。第１．第２
の実施例がそれぞれ変形カム５゜２１の回動により直接
シート材と摩擦回動体４との接触する面を回避させてい
るのに対し、本実施例では段付ガイド３１を介して、シ
ート材と摩擦回動体４との接触を回避させるものである
。摩擦回動体４は、装置本体から動力を受ける回動軸４
ａに係合されており、軸の回動と同時に回動する。トル
クリミッタ３２は一体で係合されている突起部材３２ａ
、３２ｂを有し、軸の回動と同方向に摩擦回動体４と同
時に回動を始める。段付ガイド３１は図に示す如く段が
付いた平行な辺とその平行な段をつなぐ傾斜辺から成り
、その平行な辺に垂直な両側部の内面がトルクリミッタ
３２に形成されている突起部材３２ａ、３２ｂのストッ
パとしての機能をはたす。この両側部の外面がシート材
カセット２．３内のいずれかのシート材を押し上げ、又
は押し下げ、摩擦回動体４とシート材との接触を回避さ
せる。

同図の２点鎖線は、図中矢印の方向に摩擦回動体４が回
動し、シート材カセット２からシート材Ｐ１を１枚づつ
、装置本体１に給紙する状態を表わす。装置本体１から
の動力は、軸と同軸に構成される摩擦回動体４トルクリ
ミツタ３２へ伝達され、突起部材３２ａ、３２ｂが同時
に２点鎖線矢印方向に回動する。突起部材３２ａは段付
ガイド３１の平行な低い辺から高い辺に向かってその辺
を結ふ傾辺を摺動し、その垂直な面に当接してストッパ
の機能か果たされる。そして、平行な面に垂直な辺に当
接した際、トルクリミッタ３２の許容トルク以上の力を
その壁より受けて停止する。

この時、平行な段付ガイド３１の２辺の高い方の辺に突
起部材３２ａが位置することにより段付ガイド３１ば装
置本体に支持された支店を軸に回転しシート材Ｐ１を押
上げる。これにより摩擦回動体４の接触からシート材Ｐ
１を回避させる。また、上記動作と同時に突起部材か段
付ガイド３１の底辺まて摺動し、摩擦回動体４に他方の
シート材Ｐ２か接面し、シー１〜材は装置本体内へ給紙
される。

第６図は本発明の第４の実施例に係るシート材給紙装置
の正面の断面図である。本実施例は第１の実施例におけ
る動力を伝達させる軸４ｂを片持ちにし、同時に摩擦回
動体４の両側に同軸」二に構成されたトルクリミッタ６
を介した変形カム５も片持ちにしている。

これにより軸受、トルクリミッタ６、変形カム５等の部
品点数が削減でき、部品費（加工費、購入部品費）、あ
るいは組立数削減によってコストダウンが図られる。

第７図は本発明の第５の実施例に係る画像形成装置にお
けるシート材給紙装置を示す断面図である。本実施例に
おいて、シート材カセット４１４２か支軸４３を介して
係合され、支軸４３にはネジリコイルバネ４４が摩擦回
動体４をはさむ方向にシート材カセット４１．４２を付
勢している。又、シート材カセット４１には突起４１ａ
が設けられ、シー１〜材カセツト４２には長穴４２ａが
設けられ、該突起４１ａに対し長穴４２ａには大きな遊
びが形成されている。この遊びの範囲内において両シー
ト材カセット４１．４２を外部から抑圧すると、支軸４
３を中心に回動動作を行う。第８図（Ａ）、第８図ＣＢ
）は、この動作状態を示す図である。第８図（Ａ）は、
画像形成装置本体内にシート材カセット４１．４２を装
着した状態を示し、第８図（Ｂ）は手動により、カセッ
ト後端に抑圧をかけてカセット先端を開かせ、シート打
力セッｌ−４１，４２を画像形成装置本体内に嵌合させ
る状態を示す。

尚、上述の複数の実施例において、変形カム５．２１．
又は段付ガイド３１によってシート材ＰＬ、Ｐ２を直接
変位させて摩擦回転体４との接面を分離したが、これに
限らずシート材カセット２．３，４］、、４２を変位さ
せることによりシート材と摩擦回動体との接面を分離し
ても良い。

（発明の効果） 本発明は以上の構成及び作用から成るもので、複数のシ
ート材の給送を行うための各シート材カセットに対して
摩擦回動体を共用することが可能となり、これによって
部品点数の削減、あるいは組立時における工数削減によ
るコストダウンを図れる。また、シート材給送装置を小
型化でき、大幅な省スペースが可能となる。更に、本発
明に係るシート材給送装置を適用した画像形成装置等の
小型も図れ、省スペース化を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例に係るシート材給送装置
を用いた画像形成装置の概略断面図、第２図及び第３図
は第１図に示すシート材給送装置の要部断面図、第４図
は本発明の第２の実施例に係る画像変形装置におけるシ
ート材給送装置の概略断面図、第５図は本発明の第３の
実施例に係る画像形成装置におけるシート材給送装置の
概略断面図、第６図は本発明の第４の実施例に係る画像
形成装置におけるシート材給送装置の概略断面図、第７
図は本発明の第５の実施例に係る画像形成装置における
シート材給送装置の概略断面図、第８図（Ａ）　、　　
ＣＢ）は第７図に示すシート材カセットの動作状態を示
す図、第９図は従来の画像形成装置におけるシート材給
送装置の一構成例を示す概略断面図である。 符号の説明 １・・・画像形成装置本体 ２．３．４１．４２・・・シート材カセット４・・・摩
擦回動体　　　５，２１・・・変形カム６．３２・・・
トルクリミッタ ５ａ、５ｂ、３２ａ、３２ｂ・・・突起部材２２・・・
切欠き　　　　３１・・・段付ガイド４３・・・支軸

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）シート材を収納するシート材カセットを少なくと
   も１対有し、各シート材カセットから、シート材の給送
   を行うシート材給送装置において、 互いに対向して配置された対のシート材カセット間に位
   置し、シート材カセット内のシート材と接面することに
   よりシート材の給送を行う回動可能な摩擦回動体と、 前記摩擦回動体の回動に応じて、対のシート材カセット
   のうちの一方のシート材カセット内のシート材と前記摩
   擦回動体との接面を分離する分離手段とを設けたことを
   特徴とするシート材給送装置。
2. （２）前記分離手段は前記摩擦回動体と同軸上に設けら
   れた変形カムを有し、該変形カムの回転により一方のシ
   ート材又はシート材カセットを変位させることを特徴と
   する請求項第１項記載のシート材給送装置。
3. （３）前記変形カムは突起部を有し、前記変形カムが所
   定角回転した際、前記突起部がシート材カセットと係止
   することにより前記変形カムを静止状態に保持すること
   を特徴とする請求項第２項記載のシート材給送装置。
4. （４）前記対のシート材カセットは互いに共通の支軸を
   介して回動自在であることを特徴とする請求項第１項記
   載のシート材給送装置。