JPH0455169Y2 - - Google Patents

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JPH0455169Y2
JPH0455169Y2 JP11311186U JP11311186U JPH0455169Y2 JP H0455169 Y2 JPH0455169 Y2 JP H0455169Y2 JP 11311186 U JP11311186 U JP 11311186U JP 11311186 U JP11311186 U JP 11311186U JP H0455169 Y2 JPH0455169 Y2 JP H0455169Y2
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hood
rod
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arm
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エンジンフード、トランクリツド、
バツクドアなど、自動車車体の開口部を開閉自在
に閉鎖する閉鎖体の開閉装置に関するものであ
る。
〔従来技術〕
自動車用閉鎖体(以下、フードという)におい
て、フードヒンジとしては、ピンを回転支点とす
る単純ヒンジ(実開昭58−101874号、実開昭60−
47676号)と、リンク式ヒンジ(実開昭58−
184380号、実開昭60−49077号)の2種類がある。
単純ヒンジでは一般に円弧状のヒンジアームの一
端を車体側に回転自在にピン結合し、他端をフー
ドの後端に固定しており、フード開時にフードの
後端縁はピンを中心として第7図のフード1Aで
示すように真円の軌跡にて移動する。従つて上記
後端縁は車体の開口縁部分10aの上面に近ず
き、ここにワイパなどの部品Wがあるとこれと干
渉する。この干渉を避けるためにはヒンジアーム
のピン結合部を車体10aの後方側(図の右側)
にずらしてヒンジアームを長くする必要がある
が、このようにすると長い円弧状のヒンジアーム
がエンジンルーム内へ突出することになつて設置
スペース上の問題が生じる。
一方、リンク式ヒンジのフード1Bは各リンク
の長さを選定することで図示のように上方へ移動
せしめて回動させることができるが、単純ヒンジ
に比べて構造が複雑であるとともに、設置必要ス
ペースが大きくなる。
〔本考案が解決しようとする問題点〕 本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
従来の単純ヒンジと同程度の設置スペースで、か
つリンク式ヒンジと同様にフード開閉時の回動軌
跡を任意に選定できるフードの開閉装置を提供
し、もつて従来の問題点を解決することを目的と
するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、第1図ないし第5図に示すように
エンジンルーム開口の閉鎖体たるフード1側に一
端を固着したロツド4を、車体10側のブラケツ
ト3に一端をヒンジピン7にて回動自在に支持せ
しめた筒体5内に挿置し、かつロツド4を筒体5
内への挿入方向に付勢する付勢手段6を設けるこ
とによりフード1と車体10とを連結する。上記
ブラケツト3にはカム面31aを形成し、このカ
ム面31aにロツド4の先端を付勢手段6により
押接せしめる。一方、フード1と車体側のブラケ
ツト3との間にはアーム9を架設し、アーム9の
フード1側の端部をフード1に回転自在に枢着
し、ブラケツト3側の端部をブラケツト3に形成
した長穴30に移動可能に掛着する。この開閉装
置はフード1の左右両側に設置される。そして一
方の側のブラケツト3の長穴30には第4図に示
すように上端から屈曲状に延在する屈曲部30a
を設ける。
〔作用効果〕
フード開作動時、フード1に連結されたロツド
4は筒体5とともに回転する。このとき、ロツド
4の先端はブラケツト3のカム面上を移動する。
従つて筒体5の回動支点と、フード1に取付けた
ロツド4の端部との距離はカム面31aに対応し
て変化するから、カム面によりフードの回動軌跡
を任意に決定することができる。従つて、第7図
に示すフード1Bと同様の軌跡とすることもでき
る。
また、アーム9はフード閉時にブラケツト3と
フードの間の距離を固定するからフードのガタツ
キが防止される。更にフード全開時、フードステ
ーとしての作用をなす。屈曲部30aを有する長
穴30に掛着されたアーム9は、フード開時にア
ームを屈曲部30aに位置させることでフード開
状態を安定に保持する。
〔実施例〕
第1図ないし第6図に本考案の実施例を示す。
フード1の端部裏面に設けたリインホースメント
11にはブラケツト2が固着してあり、これにロ
ツド4の基端が溶接してある。一方、車体10に
はブラケツト3が固着してあり、その縦壁には、
二股状とした筒体5の一端がヒンジピン7により
回動自在に支持せしめてある。そして筒体5の他
端から上記ロツド4が挿置してある。筒体5内に
挿置されたロツド4の先端部は大径としてあつて
筒体5内をその軸方向に摺動し得る。筒体5内の
ロツド4の小径部まわりには付勢手段たるスプリ
ング6が設けてあり、これによりロツド4は挿入
方向、即ち車体側のブラケツト3方向に付勢せし
められている。
ブラケツト3の縦壁は山型で、フード1側の端
面は傾斜面をなし頂面はほぼ水平でその中央がゆ
るやかな凹面310aをなすカム面31aとして
ある。
ロツド4の先端は特に第2図に示すように軸方
向の溝4aを有し、これにベアリング8を嵌挿
し、ロツド4の先端は該ベアリング8を介してス
プリング6の付勢力によりカム面31aに押接せ
しめられ、かつカム面31aに沿つて移動可能で
ある。
上記装置はフード1および車体10の左右両側
に設けてある。
車体側のブラケツト3の縦壁には筒体軸支部の
直下位置に長孔30が形成してある。そして、筒
体5に沿つてアーム9が配設してあり、アーム9
の一端はフード側のブラケツト2に回動自在に枢
着してあり、他端は上記長孔30にこれに沿つて
移動可能に掛着してある。長孔30の形状は、左
右の装置のうち一方の車体側のブラケツト3では
第1図および第3図に示すように直線状でカム面
31aに沿う方向に伸びており、他方の装置のブ
ラケツト3では第4図に示すように上端に屈曲部
30aを有する逆L字形としてある。
以上のように構成した開閉装置において、フー
ド開操作時、フード前端のロツク(図示せず)を
はずして持ち上げると筒体5はヒンジピン7によ
る軸支点を中心に回動し、これに伴ないベアリン
グ8を介してカム面31aに押接されたロツド4
の先端はカム面31aに案内されて上方へ移動す
る。このとき、ヒンジピン7とベアリング8の距
離はフード1が開くに伴なつて長くなるから、そ
の分ロツド4はスプリング6の付勢力に抗して筒
体5外へ伸び出し、フード1は開度が増すに従つ
て第7図に示すフード1Bの如く車体10より離
れた位置になる。従つてフード1の後端と、これ
に対向する車体10の開口縁との間の間隔は大き
くなるから、車体10の開口縁にワイパ等の部品
を設置してもフード1の後端がこれ等と干渉する
ことはない。
フード1の開度が増して垂直状態に近づくとベ
アリング8はカム面31aの頂面に至り、その凹
部310aで止まる。一方、アーム9の掛着端は
ベアリング8が移動してフード1の開度が増すに
伴なつて長孔30の底部から上方へ移動する。そ
してベアリング8がカム面の頂面凹部310aに
至つてフード1が全開したとき、屈曲部30aを
有する長穴30に先端が掛着された一方の側のア
ーム9を手で押して掛着端を第4図に示すように
上記屈曲部30aの端部に係止せしめると、フー
ド1は全開位置で安定に保持されるのである。
フード閉作動時には、手で一方のアーム9の掛
着端を長孔屈曲部30aから移動させ、フード1
の前端をおろす。これによりロツド4の先端はカ
ム面31aに沿つてフード開時とは逆方向に移動
し、フード1は閉じられ、前端が車体にロツクさ
れる。この場合、フード1の位置はアーム9によ
り正確に規制されるからロツクは確実に行なわ
れ、かつ車両走行時に振動があつてもスプリング
6が作用してフード1にガタツキが生じるような
ことはない。
しかして本考案の開閉装置では、フードの回動
軌跡をカム面の形状により任意に設定できるとと
もに、その設置スペースは従来のリンク式のもの
よりも!?かに小さくてすむ。なお、屈曲部30a
を左右のブラケツト3の長穴30に設けフード全
開時に両側のアーム9を屈曲部30aに掛着する
ようにしてもよいが、一方のみでフード1は充分
に開状態が保持され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の実施例を示すも
ので、第1図は開閉装置の斜視図、第2図はロツ
ドの先端およびこれに取付けるベアリングを示す
図、第3図および第4図はそれぞれブラケツトに
形成してアームを掛着する長孔の形状を示す図、
第5図は本考案の装置をフードと車体間に設置し
た状態を示す図、第6図は第5図の−線断面
図、第7図は従来の単純ヒンジ式開閉装置と本考
案の開閉装置による場合とでの閉鎖体の回動軌跡
を示す図である。 1……閉鎖体(フード)、10……車体、3…
…車体に固着のブラケツト、30……長孔、30
a……屈曲部、31a……カム面、4……ロツ
ド、5……筒体、6……付勢手段(スプリング)、
7……ヒンジピン、9……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が車体の開口部にヒンジ結合されて開口部
    を開閉自在に閉鎖する自動車用閉鎖体の上記一端
    の左右両側の裏面にはそれぞれロツドの一端を固
    着し、上記ロツドに対応して車体の左右両側にそ
    れぞれ固着したブラケツトには筒体の一端をヒン
    ジピンにて回動自在に支持せしめ、上記ロツドを
    上記筒体内に付勢手段により挿入方向に付勢せし
    めて挿置するとともに、上記ブラケツトには閉鎖
    体開閉時の回動方向を規制するカム面を形成して
    該カム面に上記ロツドの上記筒体内への挿置部先
    端をカム面に沿つて移動可能に押接せしめ、かつ
    閉鎖体と上記ブラケツト間にはアームを架設し、
    該アームの一端を開閉体に回動自在に枢着し他端
    をブラケツトに形成した長穴に移動可能に掛着
    し、左右のブラケツトの少くとも一方の長穴の上
    端には閉鎖体全開時に上記ロツドの他端を掛着せ
    しめる屈曲部を延在せしめたことを特徴とする自
    動車用閉鎖体の開閉装置。
JP11311186U 1986-07-23 1986-07-23 Expired JPH0455169Y2 (ja)

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JP11311186U JPH0455169Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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JP11311186U JPH0455169Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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JPS6319677U JPS6319677U (ja) 1988-02-09
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JP11311186U Expired JPH0455169Y2 (ja) 1986-07-23 1986-07-23

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