JPH0454631Y2 - - Google Patents

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JPH0454631Y2
JPH0454631Y2 JP1985006651U JP665185U JPH0454631Y2 JP H0454631 Y2 JPH0454631 Y2 JP H0454631Y2 JP 1985006651 U JP1985006651 U JP 1985006651U JP 665185 U JP665185 U JP 665185U JP H0454631 Y2 JPH0454631 Y2 JP H0454631Y2
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【考案の詳細な説明】 以下の順序で本考案記録再生用媒体装置の表示
機構を説明する。
A 産業上の利用分野 B 従来技術 C 考案が解決しようとする問題点 D 問題点を解決するための手段 E 作用 F 第1の実施例(第1図及び第2図) G 変形例(第3図) H 第2の実施例(第4図) I 考案の効果 (A 産業上の利用分野) 本考案は新規な記録再生用媒体装置の表示機構
に関する。詳しくは、磁気デイスクカセツト等の
記録再生用媒体装置が未使用であるか否かを表示
することができる新規な記録再生用媒体装置の表
示機構を提供しようとするものである。
(B 従来技術) 磁気デイスク等の記録媒体をケース内に収納し
た記録再生用媒体装置としては、例えば、実開昭
57−195686号公報に示されているように、ケース
内に磁気デイスクを収納し、このデイスク上に複
数の画像の映像信号を環状トラツクを形成するよ
うに磁気記録するようにしたものがある。この種
の媒体装置、即ち、磁気デイスクカセツトは磁気
記録される、あるいは再生される環状トラツクの
番号を表示する表示手段が設けられ、記録ヘツド
あるいは再生ヘツドが走査するトラツクの番号を
その表示手段によつて確認することができるよう
にされている。
ところで、上述した磁気デイスクカセツトのト
ラツク番号表示手段は回転して記録トラツクの番
号を表示する円盤、その円盤の周面に形成された
係合歯に係合して円盤の回転角度を規制するスト
ツパー部材、ストツパー解除部材等からなり、構
造が複雑で、部品点数が多い。従つて、トラツク
番号表示手段の存在が磁気デイスクカセツトの部
品点数及び組立工数の増加、それに伴う高価格化
を招いている。しかも、磁気デイスクカセツトに
おけるトラツク番号表示手段の必要性が急激に少
なくなつており、トラツク番号表示手段を設けな
いようにする試みが為されている。
というのは、磁気デイスクカセツトは当初本願
出願人会社において電子スチールカメラに装着し
てスチール画像を記録するものとして開発された
が、スチール画像以外のデータの記録にも非常に
適している。そして、磁気デイスクカセツトをデ
ータ記録用として用いる場合には磁気デイスクの
記録領域にデイレクトリが設けられ、各データの
アドレスがそのデイレクトリに記録されるように
される。従つて、その場合にはスチール画像用と
して用いる場合とは異なりトラツク番号を表示す
るトラツク番号表示手段は全く不要である。
又、磁気デイスクカセツトを画像記録に用いる
場合においても、トラツクに記録されたRF信号
を検出することによりトラツクの番号をカウント
することが可能であるのでRF信号からトラツク
番号を電気的に検出する方式の採用が可能であ
る。これがトラツク番号表示手段の必要性がなく
なり、それを設けないようにする試みが為された
理由である。
(C 考案が解決しようとする問題点) ところで、磁気デイスクカセツトにトラツク番
号表示手段を設けないようにした場合には次のよ
うな問題に直面する。それは、磁気デイスクカセ
ツトが未使用(バージン)なのか、既に使用され
データが記録されているのか分らないという問題
である。というのは、未使用の磁気デイスクカセ
ツトはデータ記録あるいは画像記録に用いても構
わないが、既に使用されたことのある磁気デイス
クカセツトについては保存すべきデータが記録さ
れているかもしれず、新たに画像記録等をしたり
すると保存すべきデータが消えてしまうことにな
るかもしれない。従つて、未使用の磁気デイスク
カセツトと既使用の磁気デイスクカセツトとで
は、扱ううえで要求される慎重度が全く異なる。
しかるに、磁気デイスクカセツトに画像以外のデ
ータが記録されている場合にはRF信号が存在し
ていないので、RF信号を検出することによりト
ラツクをカウントするという方式では未使用か既
使用かを検出することはできない。そのため、デ
ータが記録されている磁気デイスクカセツトに対
して画像を記録したり、あるいは画像が記録され
ているカセツトに対して画像以外のデータを記録
したりした場合には、それまで記録されていたデ
ータあるいは画像が消滅してしまうということが
生じ得る。これが、トラツク番号表示手段を設け
ないようにした場合に直面する問題点である。
本考案はこの問題点を解決すべく為されたもの
で、磁気デイスクカセツト等の記録再生用媒体装
置が未使用であるか否かを表示することのできる
新規な記録再生用媒体装置の表示機構を提供しよ
うとするものである。
(D 問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、記録媒体
を収納したケースと、該ケースの一部に形成さ
れ、記録再生機器に設けられた位置決めピンが挿
入されるピン挿入孔と、未使用を表示する第1の
位置において、上記ピン挿入孔にその一部が臨む
ように上記ケース内に摺動可能に装着された移動
部材とにより構成され、該移動部材が上記第1の
位置にある時に、ケースを記録再生機器に装着す
る動作に伴つて記録再生機器の位置決めピンがケ
ースのピン挿入孔に挿入されて来ることにより、
位置決めピンの先端部が移動部材と衝合して移動
部材が既使用を表示する第2の位置に移動される
ようにしたものである。
(F 作用) 本考案記録再生用媒体装置の表示機構によれ
ば、記録再生機器に記録再生用媒体装置が装着さ
れ、その機器の位置決めピンが記録媒体収納ケー
スのピン挿入孔に挿入されたときにその位置決め
ピンによつて移動部材が移動せしめられる。従つ
て、移動部材がその移動をしているか否かによつ
て既に使用されたことがあるか未使用であるかを
表示することが可能である。依つて、既使用の記
録再生用媒体装置を未使用と誤認してそれに記録
を行い、その結果、記録再生用媒体装置に記録さ
れていた保存すべきデータが消えてしまうことは
本考案によつて回避できるようになる。
(F 第1の実施例) 以下に、本考案記録再生用媒体装置の表示機構
の詳細を図示実施例に従つて説明する。
第1図及び第2図は本考案記録再生用媒体装置
の表示機構の実施例の一を示すもので、この実施
例は本考案を磁気デイスクカセツトにおけるバー
ジン表示機構、即ち、一旦使用に供されたもので
あるか否かを表示する機構として適用したもので
ある。
1は記録再生用媒体装置の一である磁気デイス
クカセツトであり、ABS樹脂等の合成樹脂から
成るケースであるカセツト筐体2内に記録媒体と
しての磁気デイスク3が回転自在に収納されて成
る。
カセツト筐体2は上ハーフ4と下ハーフ5とか
ら成り、両ハーフ4と5とがそれらの間に磁気デ
イスク3を収納した状態で部分的に超音波溶着に
より結合一体化されて形成される。
6a,6b,6cは上ハーフ4に一体に形成さ
れた位置決め突起であり、7a,7b,7cは下
ハーフ5に形成された位置決め凹部であり、これ
ら位置決め突起6a,6b,6cと位置決め凹部
7a,7b,7cとは、上ハーフ4と下ハーフ5
とが結合されるとき、6aは7aに、6bは7b
に、6cは7cに、それぞれ嵌合され、これによ
つて上ハーフ4と下ハーフ5との間の相対的位置
関係が正しく保たれるようになつている。
下ハーフ5には周縁部を廻る突条8が形成され
ており、上ハーフ4と下ハーフ5とが結合される
とき、この突条8と上ハーフ4の周縁部下面とが
突き合わせられ、そして、突条8がカセツト筐体
2の外周壁とされる。
9は上ハーフ4の略中心部に形成された孔、ま
た、10は下ハーフ5の略中心部に形成された孔
であり、これらの孔9の中心と孔10の中心とは
上ハーフ4と下ハーフ5とが結合されたときに同
軸上にあるようにされている。そして、下ハーフ
5には上記各孔9及び10の中心と同じ位置に中
心をもつ円形の突条11が形成されており、上ハ
ーフ4と下ハーフ5とが結合されたときに、この
突条11と上ハーフ4及び下ハーフ5とよつて磁
気デイスク3が収納される空間が形成される。ま
た、磁気デイスク3の中心部には記録再生機器に
備えられた駆動軸と係合される孔12を有する補
強部材13が取着されており、該補強部材13の
上下の部分は上ハーフ4及び下ハーフ5に形成さ
れた孔9及び10にそれぞれ遊嵌される。
14は上ハーフ4に形成された窓、また、15
は下ハーフ5に形成された窓であり、両窓14と
15とは位置的に対応されている。これら窓14
及び15はこれを通して、記録再生機器の記録ヘ
ツド又は再生ヘツドがカセツト筐体2内に収納さ
れた磁気デイスク3と接触することができるよう
にするためのものである。16は薄い金属板をコ
字状に曲折して形成されたシヤツターであり、該
シヤツター16はカセツト筐体2に一定領域(シ
ヤツター往復移動領域)内で摺動することができ
るように装着される。そして、このシヤツター1
6がその領域内における一方の側いつぱいに寄せ
られた状態にあるときは、磁気デイスク3はカセ
ツト筐体2の窓14,15を通して外部に臨まさ
れて記録又は再生が可能な状態となり、また、他
方の側いつぱいに寄せられると、シヤツター16
によつてカセツト筐体2の窓14,15が閉塞さ
れるようになつている。
次にバージン表示機構17について説明する。
18は上ハーフ4の一側縁の略中央部の稍内側
寄りの位置に形成された位置決め孔、19は下ハ
ーフ5の上記位置決め孔18と対応する位置に形
成された位置決め孔であり、本磁気デイスクカセ
ツト1が記録再生機器に装着されたとき該記録再
生機器の後述する一つの位置決めピンがこの位置
決め孔19及び18に挿通され、その挿通によつ
て記録再生機器に対する磁気デイスクカセツト1
の位置決めが為されるようになつている。20は
位置決め孔18の周縁の約半分の領域に立設され
た半円筒状の突起、21は位置決め孔19の周縁
の約半分の領域に立設された半円筒状の突起で、
上ハーフ4と下ハーフ5とを結合したとき上記突
起20と21との一方例えば20が他方21の外
側面に摺接するところに位置し、両ハーフ4,5
間の位置決めをする役割を担うが、前記記録再生
機器の位置決めピンに対するガイド及び後述する
摺動子に対するストツパーとしての役割が本来の
役割である。
22は板状の摺動子で、通常時は未使用を表示
する位置に保たれ、上記位置決め孔18及び19
に記録再生機器の位置決めピンが挿通されたとき
未使用を表示する位置から既使用を表示する位置
に移動してバージンでないことを示す役割を果
す。該摺動子22の略中央部に前記突起21及び
20が遊嵌される長孔23が形成されている。該
長孔23は摺動子22の摺動方向に長く形成され
ており、その長手方向における一方の側(第1図
における斜め左上側)の半部が方形で、他方の側
(同図における斜め右下側)の半部が半円形にさ
れている。そして、該摺動子22はその長孔23
に突起20及び21が遊嵌された状態で、カセツ
ト筐体2の位置決め孔18,19が形成された側
の側縁に対して平行な方向に沿つて摺動可能に上
下2つのハーフ4,5間に装着されている。摺動
子22が摺動することができるのは、孔23の方
形側の内側面が上記半円筒状突起20及び21の
両端縁と当接する位置、即ち、第1の位置〔第2
図A参照〕から長孔23の半円形側の内側面が半
円筒状の突起20の外周面に当接する位置、即
ち、第2の位置〔第2図B参照〕に至る範囲内で
ある。24及び25は摺動子22に形成された案
内孔で、摺動子22の摺動方向に沿つて長く形成
されており、下ハーフ5に一体に形成された案内
ピン26,27が該案内孔24,25に挿入せし
められて摺動子22の摺動方向を規制するガイド
の役割を果す。尚、下ハーフ5の周縁に形成され
た前記突条8と、円形の突条11の接線方向に延
び且つカセツト筐体2の前記側縁と平行な突条2
8も板状の摺動子22の両側面に摺接して摺動子
22が摺動するとき摺動方向を規制するガイドと
して機能する。
29は摺動子22の上面の一部に形成された既
使用表示部で、摺動子22と異なる色、特に、摺
動子22の色に対してコントラストの強い色を着
色することにより形成されている。尚、既使用表
示部29の色は摺動子22の色と異なることが必
要であるが、更に上ハーフ4の色とも異なつてい
ることが望ましい。従つて、摺動子22をケース
2と同じ色にし、その色に対して強いコントラス
トを有する色を既使用表示部29の色とするよう
にしても良い。
30は上ハーフ4に形成された表示窓であり、
摺動子22が第2図Bに示す状態のとき、(即ち、
第2の位置にいるとき)に上記既使用表示部29
と対応する位置に設けられている。従つて、その
ときは既使用表示部29を窓30越しに見ること
ができ、そして、摺動子22が同図Aに示す状態
のとき(即ち、第1の位置にいるとき)には既使
用表示部29が表示部30と対応する位置からず
れ、既使用表示部29を見ることができなくなる
ようにされている。
尚、既使用表示をより明確にする場合には既使
用表示部29の表示窓30越しに見える大きさが
大きくなるように表示部29の大きさと共に表示
窓30の径を大きくすれば良い。しかし、摺動子
22の移動ストロークに比して表示窓30の径
(そして既使用表示部29)の大きさを徒らに大
きくすると未使用時にも既使用表示部29が表示
窓30下に現われてしまうことになり、かえつて
表示内容が不明確になる。そこで、摺動子22の
移動ストロークを大きくすることなく既使用表示
部29の表示窓30越しに見える大きさを大きく
したい場合には表示窓30を摺動子22の摺動方
向と直角方向に長くすれば良い。
31は摺動子22の一方の側面に形成された表
示内容変更操作用の突起であり、下ハーフ5の突
条8に形成された切欠(該切欠は上ハーフ4との
間で開口を成す。)32内に位置せしめられてお
り、摺動子22が摺動するとき該突起31が切欠
32内を移動する。該突起31はそれを外部から
動かすことによつて摺動子22の位置を変え、既
使用表示から未使用表示に表示内容を変更するこ
とができるようにするために設けられたものであ
る。即ち、本考案によれば既に使用されバージン
とはいえない磁気デイスクカセツトはそれに記録
されている画像その他データを保持する必要がな
くても既使用表示が為され、バージンのカセツト
と別扱いにすることを促してしまう。そこで、画
像、その他データを保持する必要がなくなつた場
合には突起31を操作して摺動子22を第1の位
置へと移動することにより既使用表示から未使用
表示に表示内容を変え、バージンのカセツトと同
じ扱いが促されるようにする。
尚、33及び34は上下両ハーフ4及び5の互
いに対応する位置に形成された位置決め孔で、こ
の磁気デイスクカセツト1を記録再生機器に装着
したとき前記位置決め孔18,19に挿入される
位置決めピンとは別の位置決めピンが挿入され
る。即ち、この磁気デイスクカセツト1は記録再
生機器に設けられた2つの位置決めピンが位置決
め孔18,19及び33,34に挿入されること
によつて位置決めされるようにされている。
この第1図に示した磁気デイスクカセツト1は
組立時には摺動子22のカセツト筐体2に対する
位置が第2図Aに示すように第1の位置にある。
即ち、摺動子22はその孔23の方形側の内側面
が半円状突起20,21の両端縁に当接し、従つ
て記録再生機器の位置決めピンが通る位置決め孔
18,19の略半分を摺動子22自身が遮ぎるよ
うなところに位置される。そして、その位置は摺
動子22の上下両面と上下ハーフ4,5との間の
接触摩擦によつて保持される。
この状態のときは、摺動子22の既使用表示部
29は上ハーフ4の表示窓30下からずれたとこ
ろに位置しており、外部からは見えない。しかし
て、外部から既使用表示部29を見ることができ
ないことをもつてこのカセツト1がバージンであ
ると認識することができる。
ところで、この磁気デイスクカセツト1が図示
しない記録再生機器に装着されたときは、その記
録再生機器の持つ位置決めピン35及び図示しな
いもう一つの位置決めピンが上下両ハーフ4,5
の位置決め孔18,19及び33,34に挿通さ
れてカセツト1の位置決めを行うが、その際に位
置決め孔18,19の略半部を遮ぎつていた摺動
子22の孔23の方形側の内側面と位置決めピン
35の例えば円錐状に形成された先端部とが衝合
して摺動子22を第2図における左方向(第1図
における斜め左上方向)に移動させる。即ち、こ
の位置決めピン35は図面には現われていないが
その先端部が例えば円錐形にされており、位置決
め孔18,19を通る過程で位置決めピン35の
先端部が孔23の内側面に対して斜め方向に衝合
するので摺動子22は第2図における左方向に変
位せしめられる。その結果、摺動子22のカセツ
ト筐体2に対する位置が第2図Bに示すように第
2の位置になる。
この状態のときは、摺動子22の既使用表示部
29は上ハーフ4の表示窓30下に位置してお
り、外部からその表示窓30越しに既使用表示部
29を見ることができる。しかして、表示窓30
下に既使用表示部29が現われ、それを窓30越
しに見ることができることをもつてこのカセツト
1は既に使用されたことがあり、保持すべき記録
が為されている、あるいは、いるかもしれないと
認識することができる。
尚、既に使用されているが、記録されているデ
ータを保存する必要がなく、別のデータの記録に
用いても良いことが確定した磁気デイスクカセツ
トは、バージンの磁気デイスクカセツトと同じよ
うに扱うべきものではあつても記録再生機器に装
着されたことがある以上摺動子22は第2図Bに
示すような状態になつている。そこで、このよう
な場合にはカセツト筐体2の外部から表示内容変
更操作用の突起31を動かして摺動子22を同図
Aに示す状態に戻せば、バージンのカセツトと同
じように扱われるようにすることができる。尚、
外部から突起31に偶発的に指等が接触して変更
操作の意図がないのに表示内容が変つてしまうこ
とを避けるために、突起31の先端面が下ハーフ
5の外側面よりも適宜量内側に位置するように
し、ピン等を用いて意図的に突起31を操作しな
い限り摺動子22を動かすことが出来ないように
することが好ましい。
(G 変形例) 第3図A乃至Cは本考案記録再生用媒体装置の
表示機構の移動部材における変形例を説明するた
めのものである。同図Aは摺動子22aの斜視図
である。この摺動子22aは既使用表示部29a
が上面にではなく側面の表示内容変更用突起31
から一方の側に設けられている点でのみ第1図に
示したバージン表示機構17の摺動子22と異な
つているにすぎず、他の点では全く同じである。
このような摺動子22aを用いる磁気デイスク
カセツトはその上ハーフ5の表示窓30が必要で
はなく、下ハーフ5の外周壁を成す突条8に形成
され上ハーフ4との間で開口を構成する切欠32
が表示窓としての機能を果す。即ち、磁気デイス
クカセツトが未使用のときは第3図Bに示すよう
に既使用表示部29aが突条8の内側に隠れ、磁
気デイスクカセツトが既使用のときは同図Cに示
すように既使用表示部29aが切欠32を通して
外部から見える状態になる。
(H 第2の実施例) 第4図は本考案記録再生用媒体装置の表示機構
の他の実施例を示すものである。
この磁気デイスクカセツト36は、バージン表
示機構37の摺動子38に形成された既使用表示
部39を上ハーフ4、下ハーフ5の肉厚が薄くさ
れたシヤツター往復移動領域40内に設けた表示
窓41越しに見えるようにしたものである。この
ようにするのは、摺動子38の特に既使用表示部
39上方における上ハーフ4の肉厚を薄くするこ
とによつて表示窓41越しに見える既使用表示部
39をより見易くするためである。
即ち、既使用表示部39上方における上ハーフ
4が薄い程既使用表示部39が見易くなり、好ま
しいといえるが、上ハーフ4を徒らに薄くするこ
とは強度等の点から許されない。しかしながら、
磁気デイスクカセツトにおいては一般に上ハーフ
4及び下ハーフ5の外表面を薄く切欠くことによ
つてシヤツター16の側面及び端面と往復移動領
域40内の内側面との係合によつてシヤツター1
6のその移動領域40からの離脱を阻むようにさ
れている。そこで、上ハーフ4がシヤツター移動
領域40において薄肉にされていることを活か
し、その領域40に表示窓41を設け、摺動子3
8をそれが既使用を表示する第2の位置に在ると
き既使用表示部39が表示窓41下に位置するよ
うにすることにより表示窓41越しに見える既使
用表示部39をより見易くするのである。
このバージン表示機構37の摺動子38は図示
しない位置決めピンが挿通される長孔42が第4
図における右斜め下側の端部に設けられ、それと
反対側の端部が往復移動領域40内に位置するよ
うにされている。そして、前記既使用表示部39
は摺動子38のシヤツター往復移動領域40側の
端部寄りの位置であつて摺動子38が既使用を表
示する第2の位置に移動したとき表示窓41越し
に見える位置に設けられている。
尚、本実施例においては表示窓41を摺動子3
8の移動方向と直角の方向に沿つて長くすること
により摺動子38の移動ストロークを大きくする
ことなく表示が大きく見えるようにしている。
本実施例は第1図及び第2図に示した実施例と
は上述した点でのみ相違し、他の点では共通して
いる。
以上に述べたように、本考案記録再生用媒体装
置の表示機構は種々の態様で実施することがで
き、色々な変形例が考えられる。
(I 考案の効果) 以上に述べたように、本考案記録再生用媒体装
置の表示機構は、記録媒体を収納したケースと、
該ケースの一部に形成され、記録再生機器に設け
られた位置決めピンが挿入されるピン挿入孔と、
未使用を表示する第1の位置において、上記ピン
挿入孔にその一部が臨むように上記ケース内に摺
動可能に装着された移動部材とにより構成され、
該移動部材が上記第1の位置にある時に、ケース
を記録再生機器に装着する動作に伴つて記録再生
機器の位置決めピンがケースのピン挿入孔に挿入
されて来ることにより、位置決めピンの先端部が
移動部材と衝合して移動部材が既使用を表示する
第2の位置に移動されるようにしたので、記録再
生機器に装着されその機器の位置決めピンがピン
挿入孔に挿入されたときその位置決めピンによつ
て移動部材が移動せしめられる。従つて、移動部
材がその移動をしているか否かによつて既に使用
されたことがあるか未使用であるかを表示するこ
とが可能である。依つて、既使用の記録再生用媒
体装置を未使用と誤認してそれに記録を行い、そ
の結果、記録再生用媒体装置に記録されていた保
存すべきデータが消えてしまうことは本考案によ
つて回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案記録再生用媒体装置
の表示機構の実施の一例を示すもので、第1図は
全体の分解斜視図、第2図A,Bは移動部材のケ
ースの下ハーフに対する位置関係を示す拡大平面
図で、同図Aは移動部材が第1の位置のときの位
置関係を、同図Bは同じく第2の位置のときの位
置関係を示し、第3図は本考案記録再生用媒体装
置の表示機構の移動部材における変形例を示すも
ので、同図Aは移動部材の斜視図、同図Bは移動
部材の第1の位置のときにおけるケース外側面に
対する位置関係を示すケースの側面図、同図Cは
同じく第2の位置のときにおけるケースの外側面
に対する位置関係を示す側面図、第4図は本考案
記録再生用媒体装置の表示機構の他の実施例を示
す斜視図である。 符号の説明、1……記録再生用媒体装置、2…
…ケース、3……記録媒体、17……表示機構、
18,19……ピン挿入孔、22,22a……移
動部材、35……記録再生機器に設けられた位置
決めピン、36……記録再生用媒体装置、37…
…表示機構、38……移動部材、42……ピン挿
入。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 記録媒体を収納したケースと、 該ケースの一部に形成され、記録再生機器に設
    けられた位置決めピンが挿入されるピン挿入孔
    と、 未使用を表示する第1の位置において、上記ピ
    ン挿入孔にその一部が臨むように上記ケース内に
    摺動可能に装着された移動部材とにより構成さ
    れ、 該移動部材が上記第1の位置にある時に、ケー
    スを記録再生機器に装着する動作に伴つて記録再
    生機器の位置決めピンがケースのピン挿入孔に挿
    入されて来ることにより、位置決めピンの先端部
    が移動部材と衝合して移動部材が既使用を表示す
    る第2の位置に移動されるようにした ことを特徴とする記録再生用媒体装置の表示機
    構。
JP1985006651U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0454631Y2 (ja)

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