JPH045451B2 - - Google Patents

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JPH045451B2
JPH045451B2 JP63136444A JP13644488A JPH045451B2 JP H045451 B2 JPH045451 B2 JP H045451B2 JP 63136444 A JP63136444 A JP 63136444A JP 13644488 A JP13644488 A JP 13644488A JP H045451 B2 JPH045451 B2 JP H045451B2
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waterproof
endoscope
electrical connector
cap
connector
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は内視鏡本体を防水構造とした内視鏡
に関する。
〔従来の技術〕
近年、固体撮像素子を利用して観察視野を撮像
するようにした電子式内視鏡が提供されている
(実開昭59−17837号公報参照)。この形式の内視
鏡にはその固体撮像素子を駆動したり撮像した信
号を外部の画像処理回路に伝送したりするために
電気コネクタが設けられている。この種の内視鏡
は平時において気密防水な状態に維持される。そ
して、この内視鏡全体を洗浄し、さらに、消毒液
中に浸漬して全体を消毒することが行なわれてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、一般に、この種の気密防水構造
の内視鏡でも、内視鏡の挿入部またはライトガイ
ドケーブルを構成する外皮はゴムやプラスチツク
製であるから、比較的長い時間の間には水分が含
浸して浸透する。
したがつて、内視鏡を消毒するような場合のよ
うに長時間、薬液中に浸漬しておくと、水分が密
閉した内視鏡の内部に侵入してその内部の湿度を
一般的な内視鏡検査室内の湿度よりも上昇させ
る。そして、この湿気により内臓物の機能を損わ
せたり耐久性を著しく低下させたりする。たとえ
ばライトガイドフアイバの可撓性を損い、折損を
招いたり、固体撮像素子等の電子素子を損傷させ
たりする。
しかも、内視鏡の内部は密閉されているため、
この内部には一旦水分が侵入すると、自然にはな
かなか抜けない。
この発明は上記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは比較的簡単な構成で
ありながら、密閉された内視鏡の内部にある湿気
を内視鏡外部にすみやかに抜くことができる内視
鏡を提供することにある。
〔課題を解決するための手段および作用〕
上記課題を解決するために、この発明は内視鏡
本体を防水構造とするとともに、外部装置と電気
的接続を行なうための電気コネクタを有し、この
電気コネクタには防水キヤツプを着脱自在に装着
するようにした内視鏡において、上記防水キヤツ
プで遮蔽される電気コネクタの部分で開口し上記
内視鏡本体の内部と外部を連通する連通路を設
け、この連通路には気体は通すが液体は通さない
部材からなり内視鏡本体の内部の湿気を外部に逃
がす防水部材を設けたものである。
しかして、内視鏡の内部に湿気が侵入しても、
この湿気は、気体は通すが液体は通さない防水部
材を設けた連通路を通じて外部へ速やかに逃がす
ことができる。また、内視鏡をたとえば薬液中に
浸漬するような場合は液体に弱い電気コネクタの
部分に防水キヤツプを装着し、このときその防水
キヤツプで電気コネクタの部分に開口する上記連
通路も遮蔽することができる。したがつて、この
ときにその連通路および上記防水部材を通じて内
視鏡本体の内部に液体が侵入することがない。つ
まり、液体浸漬時には液体の侵入を防止できると
ともに、一旦、その内視鏡本体の内部に侵入した
湿気は外部へ速やかに逃がすことができる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図はこの発明の第1の実施例
を示すものである。第2図は内視鏡装置の全体を
概略的に示し、同図中1はその操作部、2は挿入
部である。2は可撓管、湾曲管、先端構成部を直
列に連結してなる挿入部、3は先端にライトガイ
ド・送気送水系のコネクタ3aを備えるユニバー
サルコード、4は先端に電気コネクタ4aを備え
る電気コードである。そして、操作部1の先端側
に挿入部2の基端部が連結され、また、操作部1
の側部にはユニバーサルコード3の基端部が連結
されている。コネクタ3aには電気コード4の基
端部が接続されている。そして、これらにより全
体が防水性を有する内視鏡本体を構成している。
また、挿入部2の先端部には、対物レンズ5およ
び照明窓(図示しない)が設けられる。そして、
対物レンズ5の後段にはその対物レンズ5に対向
してSID、CCDなどの固体撮像素子6が設置され
ている。また、照明窓の後段には出射側の端部を
対向させてライトガイドフアイバ7が配置され
る。固体撮像素子6につながる信号線8は挿入部
2、操作部1、ユニバーサルコード3、コネクタ
3aおよび電気コード4の各内部を順次通じて電
気コネクタ4aに接続されている。また、ライト
ガイドフアイバ7の入射側は、挿入部2、操作部
1およびユニバーサルコード3を順次通じて導か
れてコネクタ3aに接続されるとともに、コネク
タ3aを、送気送水機器(図示しない)を装備し
た光源装置9に接続される。また、電気コネクタ
4aをビデオプロセツサ10に接続することによ
り、固体撮像素子6で捕えた光学像の信号をビデ
オプロセツサ10のビデオプロセス回路11に出
力できるようにしている。なお、ビデオプロセツ
サ10のビデオプロセス回路11には、モニタ1
2が接続されていて、ビデオプロセス回路11で
画像処理した信号にもとづき光学画像を表示する
ようにしている。また、図示はしないが挿入部2
の先端部からコネクタ3aに渡り送気送水チユー
ブが挿通されている他、挿入部2の湾曲部から操
作部1にわたり操作ワイヤが挿通され、この操作
ワイヤを湾曲操作ノブ(図示しない)より操作し
て湾曲部を湾曲できるようになつている。また、
上記コネクタ3aを光源装置9に接続することで
送気送水機能を形成するようになつている。さら
に、操作部1には先の送気送水機能を操作するた
めの送気送水操作ボタン13a、吸引操作ボタン
13b、電気系を操作するための電気スイツチ1
4…等が設けられている。
ここで、電気コネクタ4a廻りの構造について
説明すれば、第1図において、15はたとえば略
筒状に成形された外装部材、16は円板状のイン
シユレータ、17…はそのインシユレータ16に
そのインシユレータ16を貫通するよう突設され
た複数のピン接点、18は外装部材15の開口側
に設けた絶縁性の口金である。そして、口金18
内にインシユレータ16を、ピン接点17…の先
端部を外方に向けて配置する他、外装部材15の
後端部を電気コード4の先端部に連結し、さら
に、固体撮像素子6につながる信号線8…をピン
接点17…を基端部に接続して、ピン接点17…
を通じ固体撮像素子6とビデオプロセス回路11
との間で信号の授受を行なうようにしている。上
記ビデオプロセツサ10には図示はしないが、ビ
デオプロセス回路11と電気的につながる、導電
性の複数のピン受からなる接続部が設けられてい
る。そして電気コネクタ4aのピン接点17…を
ピン受に挿入することで電気的につながるピン接
点17…およびピン受を通じ、内視鏡側とビデオ
プロセツサ10との間で信号のやりとりを行なう
ことができるようになつている。もちろん、各ピ
ン接点17…は良好、かつスムーズな接続を行な
うことができるよう、従来と同様にインシユレー
タ16と各ピン接点17…との固定部に若干のク
リアランス(図示しない)を形成して、ピン接点
17…の各先端側に自由度を持たせている。さら
に、外装部材15の開口側外周面にねじ部19を
形成して電気コネクタ4aの先端部に防水キヤツ
プ20を着脱自在に装着することができるように
している。電気コネクタ4aのインシユレータ1
6の裏面側には外装部材15のデツドスペースを
使つて防水室21が設けられている。すなわち、
防水室21は口金18の内径と対応した外径をも
つ有底筒状の防水壁部材22を用いて防水室21
を構成している。詳しくは、防水壁部材22は底
部側の壁部に信号線挿通孔(図示しない)を有し
て有底筒状に成形されている。この防水壁部材2
2は、その開口を外方に向けた状態で口金18内
に気密をなして設置される。そして、この防水壁
部材22内の開口端部に上記インシユレータ16
を気密をなして取付け、各信号線挿通孔に各信号
線8…を挿通して配線する。そして、各信号線8
…と信号線挿通孔との間にたとえば接着剤23を
充填して信号線8…を接着すると同時にその隙間
を防水して、インシユレータ16の裏面に、空間
が各ピン接点17…の基端に臨む防水室21を構
成している。すなわち、液体はピン接点17…と
インシユレータ16との固定部間のクリアランス
を通じてインシユレータ16の裏面側に侵入する
ものの、気密の防水室21にてそれ以上、内視鏡
側へは液体が侵入することがないようにしてい
る。なお、インシユレータ16の板面には、防水
室21の内外を連通する水抜き孔24が穿設され
ていて、防水室21内に入つてしまつた液体を抜
け易くしている。もちろん、この水抜き孔24は
ピン接点17…の設置に全く影響のない部位に形
成されていることはいうまでもない。また、この
防水構造には、その防水構造を利用して防水キヤ
ツプ装着部の防水チエツクを行なうことができる
防水チエツク構造が設けられている。ここで、防
水チエツク構造につき説明する。上記防水壁部材
22には内外を連通する連通路用孔22aが形成
され、この連通路用孔22aには一方の開口栓部
材26によつて閉塞された、空気は通すが液体は
通さない性能を持つチユーブ形状の多孔質部材
(防水部材)27(たとえば4フツ化エチレン樹
脂等)を連通接続する。さらに、上記外装部材1
5には電気コネクタ4aの内外を連通する口金2
8を設け、口金28に外部から電気コネクタ4a
内に対し流体の流通を許す逆止弁部29を設けて
ある。しかるに、電気コネクタ4aの先端部に防
水キヤツプ20を装着した状態において、口金2
8に加圧源、たとえば空気加圧ポンプ30を接続
して、その状態のまま液体にコネクタ4a全体を
浸漬し、その後、電気コネクタ4a内へ空気を圧
入することにより、防水キヤツプ20と外装部材
15との螺合部から出る気泡の有無で防水チエツ
クを行なうことができるようにしている。
なお、第1図中31は、防水キヤツプ20の内
周面に設けたOリングを示す。
しかして、こうして構成される防水性を有する
内視鏡は、消毒(薬液浸漬、水浸漬)を行なうに
際し、ピン接点17…の腐蝕を防止する等の理由
から、電気コネクタ4aの先端部に防水キヤツプ
20を装着してこの電気コネクタ4a全体を防水
化してから、内視鏡ならびに電気コネクタ4aを
薬液に浸漬するが、こうした際、防水キヤツプ2
0を付け忘れて薬液あるいは水に浸漬することが
懸念され、こうしたことが生じると、ピン接点1
7とインシユレータ16との間に形成されたクリ
アランスを通じ、外装部材15と連通する内視鏡
各部に液体が侵入して内視鏡全体を損傷させてし
まう。
しかし、上記構成によると、インシユレータ1
6の裏面側に防水室21を設けている。このこと
は、ピン接点17…とインシユレータ16との間
に形成されたクリアランスを通じ侵入する液体
(薬液、水)は気密な防水室21に入つて、内視
鏡に対する侵入を阻止することになる。かくし
て、ピン接点17…の接続性能を従来通りそのま
まに、防水キヤツプ20の付け忘れによる内視鏡
の損傷を防止することができる。なお、浸漬によ
り防水室21に薬液が入つてしまつた時には、電
気コネクター4aを良く振つて水抜き孔24から
薬液を外部に排出して、さらに一度水に付けて内
部を洗い、その後、また良く振つて防水室21か
ら排水して速やかに修理に出せば、最小の被害
(ピン接点17…等の腐蝕)に食止めることがで
きるようになる。
また、防水キヤツプ20の装着部の防水チエツ
クを行なうときには、第3図に示すように電気コ
ネクタ4aの先端部に防水キヤツプ20を装着す
る他、口金28に接続チユーブ32を介し空気加
圧ポンプ30を接続し、この状態のまま槽33内
に溜めた液体(水)に、電気コネクタ4aを内視
鏡全体と共に浸漬し、その後、空気加圧ポンプ3
0を使つて内視鏡の内部に電気コネクタ4aを通
じ空気を加圧すればよい。すなわち、防水キヤツ
プ20とねじ部12との間から漏れる空気の有無
にて防水をチエツクすることができるようにな
る。なお、この防水チエツクに際し、第4図に示
すように防水キヤツプ20に接続チユーブ32を
直接、連通接続して、防水キヤツプ20に口金2
8の機能を兼用させて防水をチエツクするように
してもよい。この場合、口金28が不要となるた
めに防水チエツク構造が簡単になるとともに、電
気コネクタ4aが小形となり、さらに、安価とな
るなどの利点をもたらす。
ところで、一般に、この種の気密防水構造の内
視鏡でも、内視鏡の挿入部2またはユニバーサル
コード3等の外皮を構成する部材はゴムやプラス
チツク製であるから、比較的長い時間の間には水
分が含浸して浸透する。
したがつて、上述したように長時間、薬液中に
浸漬しておくと、水分が密閉した内視鏡の内部に
侵入してその内部の湿度を一般的な内視鏡検査室
内の湿度よりも上昇させる。そして、この湿度に
より内臓物の機能を損わせたり耐久性を著しく低
下させたりする。たとえばライトガイドフアイバ
の可撓性を損い、折損を招いたり、電子素子を損
傷させたりする。しかも、内視鏡本体の内部は密
閉されているため、この内部に一旦水分が侵入す
ると、自然にはなかなか抜けない。
しかしながら、上記構成においては防水キヤツ
プ20で遮蔽される電気コネクタ4aの部分で開
口し上記内視鏡本体の内部と外部を連通する連通
路用孔22aに、気体は通すが液体は通さない部
材からなり内視鏡本体の内部の湿気を外部に逃が
す多孔質部材27を設けたものであるから、これ
を通じて内視鏡の内部に侵入した湿気を外部へ速
やかに逃がすことができる。
なお、この内視鏡を洗浄消毒する場合は通常、
上述したように電気コネクタ4aに防水キヤツプ
20を装着して行なうものであり、その際内側の
防水室21には液体が入り込むことがない。した
したがつて、上記連通路用孔22aを通じて多孔
質部材27へ液体が達することもないものであ
る。このため、薬液浸漬中においてこの多孔質部
材27を通じて内視鏡本体内へ水分が浸透するこ
とを防止できるのである。
第5図ないし第14図はこの発明の第2の実施
例を示し、これは筒状の防水壁部材22とPC板
(プリント基板)36と用いて防水室21を構成
するようにしたもので、具体的には先の防水壁部
材に代わつて円筒状の防水壁部材22を設け、こ
の防水壁部材22の電気コード4側の開口にPC
板36を配し、PC板36の電気コード4側の側
面の外周付近に形成されている円形のランド(図
示しない)と防水壁部材21の内周面との間に渡
り半田付けをなして防水化したものである。さら
に述べれば、PC板36の外周側は凹凸が多く防
水しにくいために、そのPC板36の外周部だけ
でなくパータン面を使つて防水化している。加え
て、半田付けにより、防水壁部材22をアース
(GND)し、防水壁部材22をシールドとして使
用することができるようにしている。なお、半田
に代わり導電性接着剤を使つてPC板36を接着
固定するようにしてもよく、さらにPC板36に
あらかじめ第2の防水壁部材(図示しない)を接
着しておき、防水検査した後、防水壁部材22と
第2の防水壁部材と接着したり、さらにはOリン
グを使つて防水するようにしてもよい。なお、第
5図において、37…はピン接点17…とPC板
36とを接続する信号線を示す。
さらに、ピン接点17…と各信号線37…との
接続を電線接続部材を使つて行なうようにしたも
のである。詳しくは、電線接続部材44a,44
bには、芯線42aの周囲に絶縁被覆42bを設
けた電線8a(信号線8を構成するもの)と、絶
縁被覆した芯線43aの周囲にシールド43bを
被覆する他、そのシールド43bに絶縁被覆43
cを施してなる同軸シールド線8b(信号線8を
構成するもの)とを接続するものとの2つがあ
る。
ここで、多孔質部材27の構造について説明す
る前に各部の構造から説明すれば、ビデオプロセ
ツサ10の接続部の構造としては次のようになつ
ている。すなわち、第7図で示すように60aは
ビデオプロセツサ10の外装金属、61aはプラ
スチツクなどの絶縁部材から成形された絶縁筒、
62は口金、63は、ピン接点17…を受けるピ
ン受64…ならびに同軸ピン接点用のピン受65
を配したインシユーレータである。そして、外装
金属60に形成された装着口の開口縁に絶縁筒6
1aの開口側がねじ止め固定され、絶縁筒61を
外装金属60a内に設置している。また、口金6
2の開口側にはインシユレータ63が設置され
る。そして、この口金62の後部側が絶縁筒61
の内底部にねじ止め固定され、口金62を絶縁筒
61a内に同心的に納めている。つまり、各部品
共、絶縁部材を介して取付けられる。なお、66
は各ピン受64,65に接続された信号線で、い
ずれの信号線66共、ビデオプロセス回路11に
接続されている。そして、こうした信号線66の
うち、シールドにつながるピン受65の信号線6
6aは口金62にも接続されていて、口金62に
シールドの働きをなすようにしている。また口金
62の後部の周壁はその開口を塞ぐ方向に傾斜し
ていて、この傾斜部67、さらには口金62の全
体で外部からノイズが侵入しないようにシールド
している。なお、67aは口金62の開口側外周
部に形成された位置決め用の突起部である。他
方、電気コネクタ4a廻りについて説明すれば、
15は先の実施例でも述べたコネクタの外装部材
で、この後部側の端部は電気コード4の外装部材
68に連結される。また、第5図で示すように6
9は外装部材15内に配置された支持筒で、この
支持筒69の先端部に筒状の防水壁部材22が連
設される他、後端部に固定板70が設けられる。
そして、防水壁部材22の先端側にインシユレー
タ16が設置される他、防水壁部材22の後端側
にPC板36が固定用ビス36aを使つて設置さ
れ、インシユレータ16の裏面側に防水室21を
構成している。なお、PC板36には多孔質部材
27が設けられるが、その点については後述す
る。そして、インシユレータ16に先に述べたピ
ン接点17が従来同様に設けられるとともに、合
せて同軸接点用のピン接点17aが設けられる。
そして、さらにピン接点17…,17a間中に、
絶縁部材で形成された絶縁ポスト71がねじ止め
により突設され、電気コネクタ4aのビデオプロ
セツサ10の接続部に対する挿入により、絶縁ポ
スト71をガイドに各ピン受64,65に接続で
きるようにしている。もちろん、接続部側のイン
シユレータ63には絶縁ポスト71と対応してガ
イド孔72が設けられている。なお、絶縁ポスト
71はガイド機能だけでなく、絶縁ポスト71の
設置にて、静電気を帯びた人間がピン接点17
…,17aに触れないようにして、静電気による
固体撮像素子6等の電子部品の破損を防止してい
る。もちろん、絶縁ポスト71は一本に限らず第
11図に示すように複数設けるようにしてもよ
く、その取付けねじ止めでなく第9図に示すよう
に分割したインシユレータ16を使つて固定した
り、第10図に示すようにインシユレータ16と
一体に成形するようにしてもよい。また、インシ
ユレータ16のうちピン接点17aの直下の部分
は第12図に示すように切欠部73が設けられて
いて、防水室21に対する水抜き孔24としてい
る。また、防水壁部材22はその外周面に被覆し
たプラスチツクなどの絶縁部材からなる筒体74
を介して外装部材15に固定され、さらに支持筒
69の外周面には熱収縮性チユーブ75が被覆さ
れている。そして、筒体74の先端側の内周には
先の接続部の口金62と嵌挿自在で、かつ突起部
67aと挿脱自在な溝76aをもつ円形の位置決
め部材76が設けられ、位置決め部材76および
口金62をガイドとして電気コネクタ4aをビデ
オプロセツサ10に接続できるようにしている。
つまり、第8図に示すような嵌合をなして電気コ
ネクタ4aを接続できるようにしている。そし
て、こうして全ての導電体は、絶縁部材を介して
取付ける構造で、感電といつた危険をなくすよう
にしている他、帯電した人間が導電体に触れるこ
とで生じる電子部品の破壊を防止している。な
お、77aはインシユレータ16の不要な回転を
止めるための回転止めである。他方、8は先に述
べた電線8a、同軸シールド線8bを多条に巻回
(より合わせ)した信号線である。そして、電気
コード4の先端側から導出した信号線の先端側
が、固定板70に設けた貫通孔70aを通じ支持
筒69内へ導出してPC板36に接続される。ま
た導出した信号線は固定板70に設けたブツシユ
78、および第14図に示すような、たとえばプ
ラスチツクからなるバインダ79を使つて固定さ
れている。具体的には、第13図に示すようなゴ
ム部材から、一方の端部に支持座80を形成、そ
の支持座80から他方の端部に向うにしたがつて
外形が段階状に小さくした筒状体の外周部に、軸
方向沿いに切欠部79aを設けた筒状のブツシユ
79を用いて、これを固定板70の外面に固定具
81を使つて固定し、このブツシユ79aの内部
に切欠部79aを通じて信号線8を挿入し、ブツ
シユ79aの平滑な先端外周面上に、バインダー
79を2つ巻き付けて締め付けることにより信号
線全体を固定している。なお、締付け固定後、余
つたバインダー79の端部は取除く。こうした電
線のより合せ、ブツシユ78、バインダ79によ
る固定は、ゴム製のブツシユ78にて絶縁被覆を
保護しつつ、バインダ79,79で強固に締付け
ることができる他、ブツシユ78の摩擦抵抗が大
きいために確実に固定することができ、電線8
a、同軸シールド線8bの軸方向の運動がPC板
36との接続部に伝わるのを防止して、接合信頼
性を高める。しかも、信号線群をブツシユ78の
横から挿入して固定すればよく、作業性が良い。
一方、防水壁部材22にはPC板36につながる
アース36aが接続されていて、防水壁部材22
と導通関係にある支持筒69、固定板70などの
部品にシールド性能をもたせていて、電気コネク
タ4a内の電子部品の周囲に形成されるシールド
によつてノイズに対する影響を解消している。
次に、上記多孔質部材27廻りについて説明す
れば、第5図において、85は頭部に凹部形状の
座面を形成してなる管部材である。そして、管部
材85の座面に、シート押え86を使つてシート
状に成形された多孔質部材27が固定される。そ
して、管部材85は多孔質部材27が防水室21
から外部に出るように先端側をPC板36に貫通
させ、これを半田を使つてPC板36に固定して
なる。これにより、先に述べたのへ同様に防水チ
エツクを行なうことができるとともに、内視鏡本
体内に侵入して湿気をこれを通じて除去するよう
にしている。なお、PC板36はその周囲を先に
述べたように半田で防水壁部材22に接合してい
る他、さらに、そのPC板36の裏面全体に接着
剤86を塗布して、防水の点で信頼が低い防水性
を向上させている。
なお、上述したいずれの実施例共、送気送水の
コネクタとは別に設けた電気コネクタにこの発明
を適用したが、第15図に示すような送気送水と
電気的な接続が一緒になつたコネクタ91などに
この発明を適用するようにしてもよい。もちろん
固体撮像素子でない内視鏡についても適用できる
ことはいうまでもない。
〔発明の考果〕
以上説明したようにこの発明は内視鏡本体を防
水構造とするとともに、外部装置と電気的接続を
行なうための電気コネクタを有し、この電気コネ
クタには防水キヤツプを着脱自在に装着するよう
にした内視鏡において、上記防水キヤツプで遮蔽
される電気コネクタの部分で開口し上記内視鏡本
体の内部と外部を連通する連通路を設け、この連
通路には気体は通すが液体は通さない部材からな
り内視鏡本体の内部の湿気を外部に逃がす防水部
材を設けたものである。
したがつて、内視鏡の内部に湿気が侵入して
も、この湿気は、気体は通すが液体は通さない防
水部材を設けた連通路を通じて外部へ速やかに逃
がすことができる。また、内視鏡をたとえば薬液
中に浸漬するような場合は液体に弱い電気コネク
タの部分に防水キヤツプを装着し、このときその
防水キヤツプで電気コネクタの部分に開口する上
記連通路も遮蔽することができる。したがつて、
このときにその連通路および上記防水部材を通じ
て内視鏡本体の内部に液体が侵入することがな
い。つまり、液体浸漬時には液体の侵入を防止で
きるとともに、一旦、その内視鏡本体の内部の湿
気は外部へ速やかに逃がすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の第1の実施例
を示し、第1図は防水室を、コネクタの構造と共
に示す断面図、第2図は内視鏡の全体を示す概略
構成図、第3図は防水構造を使つて防水キヤツプ
の装着部の防水を検査した状態を示す側面図、第
4図はその異なる防水キヤツプの装着部の防水を
検査する構造を検査状態と共に示す側面図、第5
図ないし第14図はこの発明の第2の実施例を示
し、第5図はコネクタの先端部側の構造を示す断
面図、第6図はそれに続くコネクタの後部側の構
造を示す断面図、第7図はコネクタが接続される
外部機器の接続部の構造を示す断面図、第8図は
その接続した状態を示す断面図、第9図および第
10図はそれぞれ異なる絶縁ポストを示す断面
図、第11図は異なる絶縁ポストの配置状態を示
す正面図、第12図はインシユレータに設けた水
抜き孔を示す正面図、第13図は信号線を固定す
るブツシユを示す斜視図、第14図は同じくバイ
ンダーを示す正面図、第15図は異なる内視鏡を
示す概略構成図である。 4a……電気コネクタ(コネクタ)、21……
防水室、22……防水壁部材、27……防水部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内視鏡本体を防水構造とするとともに、外部
    装置と電気的接続を行なうための電気コネクタを
    有し、この電気コネクタには防水キヤツプを着脱
    自在に装着するようにした内視鏡において、 上記防水キヤツプで遮断される電気コネクタ部
    分で開口し上記内視鏡本体の内部と外部を連通す
    る連通路を設け、この連通路には空気は通すが液
    体は通さない防水部材を設けたことを特徴とする
    内視鏡。
JP63136444A 1988-06-02 1988-06-02 内視鏡 Granted JPS63315024A (ja)

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